講師陣の特徴
最終的に、主に2人の先生にお世話になりました。
苦手だった算数を見てくださったのは、指導経験が豊富な社会人のプロの先生でした。少し厳しい面もありましたが、なぜこの問題が解けないのか、息子の思考の癖まで見抜いて、根本から粘り強く教えてくださいました。息子も「先生の解説は魔法みたいに分かりやすい」と全幅の信頼を寄せていましたね。
もう一人は、国語と理科をお願いした大学生の先生でした。こちらは年の近いお兄さんのような存在で、息子の好きなゲームの話なども交えながら、勉強の楽しさや効率的な暗記法などを教えてくれました。息子にとっては、良い意味での息抜きにもなり、勉強へのモチベーションをうまく引き出してくれたと感じています。
お二方とも、授業の最後には必ずその日の進捗や息子の様子をまとめた報告書をくださいますし、面談の際には親からの相談にも親身に乗ってくれました。講師任せにせず、教室長が全体をしっかりと把握し、講師の方々と密に連携を取ってくれているという安心感も、トライの大きな魅力だと思います。
生徒からの質問に対する対応の有無
なし
1日あたりの授業時間について
2〜3時間
授業の形式・流れ・雰囲気
息子の場合は、先生と1対1の完全マンツーマン形式で、1回の授業は90分でした。科目や目標によって、先生1人に生徒2人までの形式も選べるようでしたが、うちは苦手克服が目的だったのでマンツーマンでお願いしました。
授業の流れは、毎回ほぼ決まった形で進められていたようです。
まず授業の最初に、前回出された宿題の答え合わせと、内容がしっかり定着しているかの確認から始まります。
次にどこを理解していて、どこでつまずいているのかを先生が正確に把握するんですね。これが「ダイアログ学習法」というものだそうで、理解が曖昧な部分が浮き彫りになるので非常に効果的だったようです。
先生がすぐ隣にいるので、問題を解く過程で手が止まったり、間違えたりすると、その場で「どうしてこの式になると思った?」「あ、その計算ミスはよくある癖だね」と的確に指摘・修正してくれました。
テキスト・教材について
学習の土台を作る基礎固めの段階では、主にトライさん独自のテキストを使いました。これは「トライ式学習法」に基づいて作られているそうで、各単元の要点が非常に分かりやすくまとめられており、息子も「学校の教科書より理解しやすい」と言っていましたね。
そして、応用力を養う段階や、志望校の対策が本格化してくると、担当の先生が「今の息子さんのレベルなら、この問題集が一番力がつきますよ」「〇〇中学校の対策には、このテキストが最適です」といった形で、市販の教材の中から最適なものを厳選してカリキュラムに組み込んでくれました。親が本屋でやみくもに教材を探すのとは違い、プロの目で選んでもらえるので、非常に信頼感がありましたね。