偏差値だけで選ばない!志望校選びで差がつくカリキュラムの読み解き方|首都圏公立TOP校の事例で解説


編集部
塾選ジャーナル編集部

ひのき進学教室 三軒茶屋校講師
大山雅司
これから高校選びをする方のなかには、「公立高校ならカリキュラムはどこも同じじゃないの?」と思っている方もいるかもしれません。実は、その答えは“No”なんです。
同じ公立高校でも、カリキュラムは学校によって全く異なります。
本記事では、
1. カリキュラムの基礎知識
2. 見るべきは高校2年生のカリキュラム
3. 首都圏トップ3校の事例
を順に解説します。
高校選びをしている方々、加えて現に高校1・2年生の方々にも参考にしていただける内容です。ぜひご覧ください。
カリキュラムを読み解く前に押さえるべき基本知識
東京都立日比谷高等学校 令和7年度入学生 教科過程表 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
1年次共通必修 | 単位数 | 2年次共通必修 | 単位数 | 3年次文類型必修 | 3年次理類型必修 | 単位数 | |
現代の国語 | 2 | 論理国語 | 2 | 論理国語 | 2 | ||
言語文化 | 3 | 古典探究 | 3 | 政治・経済 | 2 | ||
地理総合 | 2 | 日本史探究 | 2 | 体育 | 3 | ||
歴史総合 | 2 | 世界史探究 | 2 | 英語コミュニケーションⅢ | 4 | ||
公共 | 2 | 数学Ⅱ | 3 | 論理・表現Ⅲ | 2 | ||
数学Ⅰ | 3 | 数学B | 1 | 古典講読 | 5 | 数学Ⅲ 5 数学C 演習 2 |
7 |
数学Ⅱ | 1 | 数学C | 1 | ||||
数学A | 2 | 物理基礎 | 3 | 世界史演習 日本史演習 地理探究 |
4 ※ | ||
生物基礎 | 3 | 化学基礎 | 3 | 物理 化学 生物 |
4 ※ | ||
地学基礎 | 2 | 体育 | 3 | 英語コミュニケーションⅢ | 2 | ||
体育 | 2 | 保健 | 1 | 総合的な探究の時間 | 1 | ||
保健 | 1 | 芸術Ⅱ (音 美 書) |
2 ※ | ↓自由選択科目(0~11) | |||
芸術Ⅰ (音 美 書) |
2 ※ | 英語コミュニケーションⅡ | 4 | 古典演習 日本史演習 世界史演習 地理演習 地理探究 倫理 政経特講 文系数学演習 理系数学演習 |
2 4 4 2 4 2 2 4 2 |
物理 物理基礎演習 化学 化学基礎演習 生物 生物基礎演習 地学基礎演習 理数探究発展 |
4 1 4 1 4 1 1 1 |
英語コミュニケーションⅠ | 3 | 論理・表現Ⅱ | 2 | ||||
論理・表現Ⅰ | 2 | 家庭基礎 | 2 | ||||
情報Ⅰ | 2 | 人間と社会 | ★ | ||||
理数探究基礎 | 1 | ↓自由選択(0~4) | |||||
人間と社会 | ★ | 第2外国語 | 2 | ||||
35単位 | 理数探究 | 2 | |||||
35~39単位 | 25~36単位 |
参照元:東京都立日比谷高等学校 令和7年度版 学校案内パンフレット P.3を参考に作成
・※はそれぞれの枠内で1科目を選択
・「第2外国語」は、ドイツ語、フランス語、中国語、ハングルの中から選択
・★「人間と社会」は、1、2年次の2年間で1単位を履修
・自由選択科目を履修しなくても、卒業に必要な単位を修得可能
上記は、日比谷高校の令和7年度入学生向けカリキュラム表。各高校のカリキュラムは、学校案内パンフレットやホームページに掲載されていることが多いですが、一見すると複雑ですよね。どのような履修プランなのか、ピンとくる方は少ないかもしれません。
ただ、ポイントさえ押さえれば迷うことはありません。まずは、カリキュラムを読み解く前提知識として、「必履修科目」「基礎→発展科目への流れ」「高校ごとのカリキュラム設計のちがい」をおさえましょう。
必履修科目とは
文部科学省が定め、高校で必ず履修する科目です。
▼高校の必履修科目一覧
分類 | 科目 |
---|---|
国語 | 現代の国語 / 言語文化 |
地歴 | 地歴総合 / 歴史総合 |
公民 | 公共 |
数学 | 数学Ⅰ ※2単位まで減可 |
理科 | 科学と人間生活 / 物理基礎 / 化学基礎 / 生物基礎 / 地学基礎 ※「科学と人間生活」を含む2科目または基礎を付した科目を3科目 |
保健体育 | 体育 / 保健 |
芸術 | 音楽Ⅰ / 芸術Ⅰ / 工芸Ⅰ / 書道Ⅰ ※4つのうちから、ひとつ選択 |
外国語 | 英語コミュニケーションⅠ |
家庭 | 家庭基礎 / 家庭総合 ※いずれかを選択 |
情報 | 情報Ⅰ |
総合的な探究の時間 |
基礎から発展科目への流れ
高校では、必履修科目で「基礎」を履修した後、次年度以降に「発展科目」(日本史探究・世界史探究・数ⅡB・数C・理科発展など)へ進みます。
- 例:化学基礎 → 化学
- 例:歴史総合 → 日本史探究/世界史探究
高校ごとのカリキュラム設計のちがい
ー 高校のカリキュラム ー
・必履修科目+高校の目的
・公立進学校 ⇒ 共通テストを意識
※国公立受験に必要
高校のカリキュラムは、必履修科目に加えて、高校の目的ごとに異なります。
公立進学校ならば、上位校であればあるほど、国公立の共通テストを意識したカリキュラムが組まれています。どのタイミングで、どの科目を履修していくのかを見ることで、高校ごとの大学入試戦略の違いを確認することができます。
見るべきは高校2年生のカリキュラム
では、どこを見れば、高校ごとの違いが分かるのかというと「高校2年生のカリキュラム」です。
高校2年生のカリキュラムが重要な理由
なぜ高校2年生のカリキュラムを見るべきなのか。それは、学校ごとの大学入試戦略の違いが最も鮮明に表れるからです。
というのも、そもそも高校2年生までに、大学入試に必要な科目のすべてを、生徒全員に履修させるカリキュラム作成はほぼ不可能です。
▼例:国立大学の共通テスト科目
加えて、上記のように2022年の学習指導要領改定で共通テストの科目数が「5教科7科目」から「6教科8科目」に増えました。
(※実際には大学や学部によって、必要な科目数が異なりますが、フルラインナップの場合は上記となります。)
高校2年生の段階で「何を履修し終え、何を3年次に残すか」の配分は、高校によって異なります。この時期に自分の大学受験に必要な科目を把握し、学校に頼らず自分で勉強を進める科目を見定めることで、3年次の学習負荷を適切にコントロールし、効率的に共通テストおよび二次試験対策を進められるのです。
また、志望校選びの時点では、高校2年生のカリキュラムを押さえれば、その高校が「何を重視し」、大学受験に向けた戦略をどのように持っているのかを理解できます。
共通テストについて、さらに詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
チェックしたい3つのポイント
まずはパンフレットの「高校2年生」欄を開き、以下3点をチェックしてみましょう。そこに、その高校の“大学入試への合格戦略”が凝縮されています。
チェックしたい 3つのポイント |
内容 |
---|---|
①文理選択の有無 | 2年次に文系・理系で科目を分けるか否か。主に文系にとっての数ⅡBの扱い、理系にとっての古典探究の扱いがどうなるかをチェックしましょう。 |
②数学の進度 | 数Ⅰ→数Ⅱ→数ⅡB→数C→数Ⅲ…という順序で、どこまで2年生で履修するかを見ます。早く進めるほど共通テスト対策に余裕が生まれます。 |
③理社の履修科目 | 2年生までに何を終え、3年生に何を回すかを把握します。 |
日比谷高校など首都圏トップ3校のカリキュラム
では、具体例として、首都圏トップ3校(日比谷高校・横浜翠嵐高校・県立浦和高校)のカリキュラムを例として見てみましょう。トップ校ほど“いつ何を履修するか”に特徴があり、その違いが大学入試での勝敗を分けます。
チェックポイント① 文理選択の有無
まずは、文理選択の有無と、「文系にとっての数学」「理系にとっての古典」の扱いを見ます。
古典や数学は、理系文系を問わず、国公立大学を受験するために必要な科目だからです。
学校名 | 2年次の文理選択 | 古典探究・数ⅡBの扱い |
---|---|---|
日比谷高校 | なし | 全員が同一時間数で履修 |
横浜翠嵐高校 | あり | 文理とも必履修。時間数にのみ差 |
県立浦和高校 | 単位制・自由選択 | パンフ上は必ず組み込める設計 |
日比谷高校
2年次には文理を分けていません。理系であっても古典探究を履修、文系であっても、理系と同じ時間数だけ数Ⅱ、数Ⅲ、数Cを履修するカリキュラムです。
日比谷高校を含め、都立高校の上位校は2年次の文理選択を「なし」としていることが多いです。都立高校の上位校はおしなべて「文系理系問わず、横断的に広く学んでほしい」という全科目教養主義のスタンスが強く、カリキュラムにも強く影響しています。
横浜翠嵐高校
文理分岐を設けるものの、古典探究・数ⅡBは文理いずれにも必ず割り当て、国公立大学受験に必要な入試科目を保障しています。
県立浦和高校
単位制で生徒自身が履修を組み立てる仕組みですが、古典探究・数ⅡBを必ず含めるよう設計されています。
今回紹介した3校では、高校2年生の段階で、文系・理系を問わずに古典探究・数ⅡBを履修できるカリキュラム設定になっていますが、都立の中堅校になってくると、理系選択の場合の古典、文系選択の場合の数Bなどが選択制になっていたり、カットされていることもあります。そういった高校では、国公立大学ではなく、私立大学を受験する生徒が大半であり、必要な科目に絞る形でカリキュラムを構築している可能性があります。
チェックポイント② 数学の進度
数学の進度をチェックしたい理由は、国公立大学を一般選抜で目指す場合、文系でも「数C」が必要になるためです。
2022年度の学習指導要領改定によって、これまで数学Bに含まれていたベクトルが数学Cへ移行しました。それに伴い、共通テストの数学は「数Ⅱ・B」から「数Ⅱ・B・C」へ拡大(試験時間+10分)。数学Bの「数列・統計的推測」と数学Cの「ベクトル・平面上の曲線と複素数平面」計4分野から3分野を選択する方式となりました。
ここで問題になるのが国公立文系志望者で、共通テストで数学が必要な場合は、数学Bのみならず数学Cまで履修する必要が生じます。ただし、数学Cの単元のすべての履修が必要なわけではなく、文系で共通テスト数学を選ぶ場合、多くの学生が数学Bの2単元+数学Cのベクトルで選択すると想定されます。
加えて、改訂以前の年度の過去問においては「数学B」にベクトルが含まれているため、国公立文系志望者であっても過去問に取り組むためには、最低でも「数Cのベクトル」まで履修を進める必要がでてきます。
首都圏トップ3校の「数学の進度」を詳しく見てみましょう。
学校名 | 1年次 | 2年次 | 3年次 |
---|---|---|---|
日比谷高校 | 数Ⅰ+数Ⅱ | 数ⅡB+数C | 文系:なし/理系:数Ⅲ |
横浜翠嵐高校 | 数Ⅰ+数Ⅱ | 数ⅡB | 文系:数C/理系:数Ⅲ+数C |
県立浦和高校 | 数Ⅰ | 数ⅠA+数ⅡB | 文系:数C/理系:数Ⅲ+数C |
日比谷高校
1年次から数Ⅱを導入し、2年次では数ⅡB・数C、3年次には理系のみ数Ⅲを履修します。
文系・理系を問わず、1年次から数学のペースが早め。共通テストを意識したカリキュラム設計となっています。これは、日比谷高校だけではなく、都立高校のトップ校に共通して見られる傾向です。
文系にとって、3年次にあがったタイミングでベクトルまで完了しているとすれば、良いペースです。また理系にとっても、2年次に数Cまで履修ができていることで、過去問演習がやりやすくなります。
横浜翠嵐高校
文系・理系ともに2年次までに数ⅡBを共通で学び、3年次に文理別の選択(文系は数C、理系は数Ⅲ+数C)へ進みます。あくまでカリキュラム上から読み取れる内容ですので、実際には、高校2年生の段階でベクトルを学習しているという可能性もあります。
県立浦和高校
文系・理系ともに2年次までに数ⅡBを共通で学び、3年次に文理別の選択(文系は数C、理系は数Ⅲ+数C)へ進みます。
以上のように、特に日比谷高校を含む都立の上位校においては、国立文系においても数学の進度が十分間に合うように意識されたカリキュラムであるといえるでしょう。数学の進度を見ると、その高校が大学入試において何を想定しているかが見えてきます。
数学の進度 | 補足 |
---|---|
2年次までに文理問わず数Ⅱ・Bまで履修(なかには数Cを履修するケースもある) →国公立大学(共通テスト)を想定 |
中上位校以上の高校で多い |
2年次の文系は数Ⅱ・B履修が選択 →私立大学を想定 |
中堅校付近~下位の高校で見られる |
1年次は数Aのみ、2年次に数Iを履修 →大学入試で数学を使わないことを想定 |
専門高校や英語系の高校に見られる |
チェックポイント③ 理科・社会(地歴公民)の履修科目
理解・社会は少し複雑になるので、先ほど紹介した「①必履修科目(基礎)⇒発展科目への流れ」と「②共通テスト科目」のおさらいから始めます。
①必履修科目(基礎)⇒発展科目への流れ
先述のとおり、高校では、必履修科目で基礎を固めた後、次年度以降に発展科目へ進みます。
理科・社会(地歴公民)の流れは以下のとおりです。
教科 | 必履修科目(基礎) | 必履修の条件 | 発展科目への流れ |
---|---|---|---|
理科 | 科学と人間生活 | 「科学と人間生活」+「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」のうち1科目 または、「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」のうちから3科目 |
➡「基礎」が付いた科目を履修することや、「基礎」が付いた科目との関連を図りながら並行して履修することは可能 |
物理基礎 | ➡「物理」 | ||
化学基礎 | ➡「化学」 | ||
生物基礎 | ➡「生物」 | ||
地学基礎 | ➡「地学」 | ||
地理歴史 | 地理総合 | ➡「地理探究」 | |
歴史総合 | ➡「日本史探究」「 世界史探究」 | ||
公民 | 公共 | ➡「倫理」「政治・経済」 |
参照元:令和4年3月発行 東京都教育庁指導部高等学校教育指導課発行 リーフレットを加工して作成
②共通テスト科目
主な国公立文系受験生は、以下を選択します。
- 理科基礎(物理基礎 / 化学基礎 / 生物基礎/ 地学基礎のうち2科目を選択)
- 地歴公民(共通テストで用意されている6科目(※)のうち2科目を選択)
主な国公立理系受験生は、以下を選択します。
- 理科発展(4科目のうちから2科目を選択)
- 地歴公民(共通テストで用意されている6科目(※)のうち1科目を選択)
※共通テストで用意されている地歴公民の6科目:「地理総合・地理探究」「地理総合・歴史総合・公共」「歴史総合・日本史探究」「公共・倫理」「歴史総合・世界史探究」「公共・政治経済」
少し複雑なのが、地歴公民です。
地歴公民の共通テストでは、上記の図のように6つのテスト「地理総合・地理探究」「地理総合・歴史総合・公共」「歴史総合・日本史探究」「公共・論理」「歴史総合・世界史探究」「公共・政治経済」が用意されています。
文系は上記から2科目、理系は1科目を選択することになります。
文系で「公共・倫理」と「公共・政治経済」を同時に選ぶことはできません。
また、上位国立大を目指す場合、「地理総合+歴史総合+公民」では出願できない学部も多く存在するため、志望大学の受験科目を事前に確認が必要です。
共通テストの選択が少し複雑なことに加えて、必履修科目(基礎)から発展科目への流れは高校ごとに違いが出やすい部分です。
公立トップ校の2年次までのカリキュラムも、以下のような違いがあります。
学校名 | 理科履修(2年次まで) | 社会履修(2年次まで) |
---|---|---|
日比谷高校 | 基礎系4科目を全て履修 | 日本史探究+世界史探究 |
横浜翠嵐高校 | 理系:発展2科目 | 文系:世界史探究・日本史探究・地理総合 理系:必履修3科目のみ |
県立浦和高校 | 単位制:自分の選択次第 | 単位制:自分の選択次第 |
高校ごとに詳しく見ていきましょう。
日比谷高校
理科
2年次までは文系・理系ともに基礎科目のみ(物理・化学・生物・地学の4科目)で、発展科目は3年次に履修します。
※ただし、物理・科学・生物は単位数が標準より1単位多いため、基礎科目の中で発展科目の内容に触れていることも考えられます。
社会
2年次に文系・理系ともに日本史探究と世界史探究を履修します。
横浜翠嵐高校
理科
理系は2年次で理科発展2科目を履修、3年次も発展科目を継続します。かなり理科発展科目に時間を確保している印象です。また、文系も、一年次に理科基礎科目(物理基礎・生物基礎・化学基礎)を履修するため、2年次に履修する必要がありません。
社会
1年次は共通で歴史総合・公共を履修し、理系は2年次に地理総合を履修します。文系は2年次に日本史探究・世界史探究・地理総合を履修します。
県立浦和高校
県立浦和高校では理科・社会は類型選択科目という位置づけで、進路に合わせたカリキュラムの組み立てができるようになっています。組み合わせ方によっては、大学入試に向けて、かなり合理的なカリキュラムにできる可能性があります。
まとめ:大学入試を見据えてカリキュラムを確認しよう!
この記事で紹介したように、公立トップ校を見比べてもカリキュラムには違いがあります。
高校選びの際は、その先の大学入試も見据えて、カリキュラムを確認するようにしましょう。
例えば、私立大学附属高校への進学を希望しつつ、場合によってはそのまま附属大学に上がるのではなく他大学受験の可能性も視野に入れている場合、カリキュラムの「進度のゆるさ」が高校生活や大学受験戦略にどう影響するかを忘れずに。私立大学附属高校のなかには、進学校と比べてカリキュラムが遅めに設定されている高校もあります。もし、附属大学ではなく、別の大学を受験しようとする場合は、進学校の学習ペースを意識する必要があるでしょう。
また、高校1・2年生の皆さんは、自校のカリキュラム進度と志望大学の入試科目を照らし合わせ、
- どの科目を「自学で進めるか」
- どの科目は「定期テスト重視」でよいか
- 指定校推薦など志望ルートに合わせた履修配分
を今のうちにシミュレーションしておきましょう。必要な場合は、早い段階で予備校や塾に通い、高校のペース以上に進めた方がいい場合もあります。
※参考動画:公立トップ校(首都圏内)のカリキュラムを比較して解説
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執筆者プロフィール

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。
監修者プロフィール

塾講師として中学・高校・大学受験指導を行っている。2020年にYou Tubeチャンネル「ひのき三軒茶屋」を開設し、主に高校受験に関する内容を配信中。2024年8月には都立高校の口コミ・データサイト「都立合格.com(ドットコム)」の運用を開始。“受験を少しでも面白く乗り越える”手助けを行うことを目標に動画制作を行っている。