保護者が知っておきたい受験・進路情報まるわかり!

お気に入り
メニュー
  1. 塾選(ジュクセン)
  2. 進学
  3. 塾選ジャーナル
  4. 関西大学 英検®利用は何級・何点が必要?対象学部・スコア換算・注意点まとめ【2026年度入試】

関西大学 英検®利用は何級・何点が必要?対象学部・スコア換算・注意点まとめ【2026年度入試】

更新日:
大学受験
アイキャッチ画像

関西大学 英検利用で出願するには、何級・何点が必要?

そんな疑問を持つ受験生や保護者は年々増えています。関西大学では一部の入試方式において、英検®などの英語資格・検定試験を活用することができるからです。

この記事では、関西大学での英検利用の可否や必要なスコア、学部別の条件、スコア提出の期限、合格に役立つ戦略まで、英検®利用受験に直結する情報をわかりやすく解説します。すでに英検®を取得している方も、これから取得を目指す方も、最後まで読んで関西大学の入試に役立ててください。

塾選ジャーナル編集部

編集部

塾選ジャーナル編集部

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

目的や性格について回答するだけ!簡単10秒!ぴったりの塾を診断

目次

関西大学の入試で英検®は利用できる?

image_etc

関西大学の入試では、英検®を利用することができます。ただし英検®を利用する際には、いくつかポイントがあります。

ここでは、関西大学の入試で英検®を利用する際に確認しておきたいポイントを見ていきましょう。

一般選抜と共通テスト利用選抜で英検®が使える

関西大学では、一般選抜と共通テスト利用選抜で英検®が利用できます。一般選抜では、英語外部検定試験利用方式が採用されています。英語外部検定試験利用方式とは、英語外部試験の基準を満たせば、英語の筆記試験が免除されたり、得点が加点されたりする入試制度です。

共通テスト利用選抜では、英語外部試験重視方式と英語外部試験利用方式で英検®を使用することができます。

ただし、すべての学部で英検®が利用できるわけではありません。英検®が使える学部は、事前に確認しておきましょう。

英検®が使える学部・学科一覧

関西大学の入試で英検®が使える学部・学科は以下のとおりです。

学部 学科 備考
法学部 法学政治学科  
文学部 総合人文学科 一般選抜・共通テスト利用選抜どちらも利用可能
経済学部 経済学科  
政策創造学部 政策学科  
国際アジア学科  
外国語学部 外国語学科 試験の免除はなく加点のみ
人間健康学部 人間健康学科  
社会安全学部 安全マネジメント学科  
システム理工学部 数学科 ・共通テスト利用選抜のみ利用可能
・加点はなく試験の免除のみ
物理・応用物理学科
機械工学科
電気電子情報工学科

参照:関西大学 2026年年度 入試ガイド

評価方法の特徴

関西大学では、英検2級以上(CEFR B1相当)が出願資格となり、CSEスコアに応じて英語の試験得点に加点や満点換算される仕組みです。

例えばCSE2300点以上の場合、英語が30点加点される学部もあります。評価方法は学部・入試方式によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

また学科によっては、出願要件を満たしたCSEスコアがある場合、英語の筆記試験を免除する制度も導入されています。

ほかの方式(一般・共通テスト利用型)との違い

関西大学の入試で英検®を利用する場合は、英語の得点に換算したり、英語試験を免除したりできるため、ほかの科目を集中して勉強できるのが特徴です。ほかの選抜方式では、当日の筆記試験の結果がそのまま得点として反映されます。そのため、全科目でバランスよく得点するための対策が必要です。

英語力を事前に証明して得点化できるのが、ほかの方式との大きな違いといえるでしょう。

外部検定利用方式でも不合格になるのはなぜ?

英語外部検定試験利用方式は、試験が免除または得点換算されるため、一見すると非常に有利に思えます。しかし、この方式でも不合格になるケースは少なくありません。その主な理由は以下の3つです。

  • 英語以外の科目で得点がとれなかった
  • 英検®のCSEスコアでの加点が満点ではなかった
  • 英検®のCSEスコアでの加点条件が満たされていなかった

外部検定試験利用方式では、英語の筆記試験が免除される学科もありますが、ほかの科目の筆記試験は受けなければなりません。そのため、ほかの科目の筆記試験で点数がとれないと、不合格になる可能性があるでしょう。

また英検®のCSEスコアが基準に満たなかった場合は、加点が受けられなかったり、加点が満点でなかったりします。英語の加点が少ないと、入試に不利になるケースもあるのです。

英検®以外の英語外部試験も利用可能

英語外部検定試験利用方式では、英検®以外の外部試験の結果も入試に利用できます。関西大学で利用できる外部試験の種類は以下のとおりです。

ケンブリッジ英語検定
GTEC(ジーテック)
IELTS(アイエルツ)
TEAP(ティープ)
TEAP CBT(ティープ シービーティ―)
TOEFL iBT®(トフル アイビーティー)
TOEIC(トーイック)

外国語学部の「英語+1教科選択方式」では、IELTSとTOEFL iBT®のみ入試で利用可能です。

それぞれの外部試験によって、入試に使用できる基準や加点の基準が異なります。関西大学で使用する場合は、事前に入試ガイドを確認しておきましょう。

英検®が利用できるほかの大学が知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

大学受験で英検®が利用できる大学一覧|出願資格・試験免除の仕組みも解説【2026年入試】大学受験で英検®が利用できる大学一覧|出願資格・試験免除の仕組みも解説【2026年入試】

関西大学の英検®利用では何級・何点が有利?CSEスコアの目安と注意点

Image Etc

次に、関西大学の入試で英検®を利用する際に、有利になるスコアと級を紹介します。

出願資格として必要なスコア・級

関西大学の英語外部検定試験利用方式に出願するには、英検®2級以上かつCSEスコア1950点以上を取得する必要があります。準2級以下またはCSEスコア1950点未満の生徒は、出願要件を満たしていないため、英語外部検定試験利用方式を受験できません。

また外国語学部の2教科型入試で英検®を使用するには、準1級以上でスコア2300点以上が基準になります。

学部ごとのスコア基準の違いと注意点

関西大学の入試で英検®を使用する場合は、学部ごとのスコア基準の違いを確認しておくことが大切です。

外国語学部を受験する場合、CSEスコアは2300点以上で得点が加算されます。加算される得点は、120点・135点・150点と高得点なのが特徴です。

一方でほかの学部では、CSEスコアが2125点未満の場合、点数が加算されません。2125点以上のスコアがある場合は、得点によって15点や30点で加点されます。

また共通テスト利用入試で英検®を使用できるシステム理工学部では、CSEスコアによる加点はなく、外国語の筆記試験が免除されます。

CEFRやCSEスコア換算の目安

関西大学の入試で英検®を使用した際の評価基準の目安となるのが、CEFRとCSEスコアです。CEFRとは、世界共通の英語力を示す基準です。

多くの学部では、英検2級相当である「CEFR B1」および「CSEスコア1950点以上」が出願資格となっています。CSEスコアが2300点を超えると、学部によっては英語が満点扱いとなるなど、有利に評価されることもあります。

外国語学部では、出願に英検準1級相当の「CEFR B2」および「CSEスコア2300点以上」が必要です。CSEスコア2630点以上になると、英語が満点として扱われます。

ただし評価の基準や取り扱いは学部・入試方式によって異なるため、必ず各学部の最新の募集要項を確認しましょう。自分のスコアがどのように活用できるかを正しく把握すると、入試を有利に進められるようになります。

英検2級・準1級どちらが狙い目か?

英検2級と準1級どちらを取得するか迷っているときには、受験する学部に合わせて選びましょう

英検2級が出願の基準となる法学部や経済学部などを受験する場合は、2級の取得がおすすめです。加点の基準となるのは、英検®の級ではなくCSEスコアです。そのため、2級より上の級を取得しなくても、CSEスコアで高得点を目指すと、関西大学の入試に有利に働くでしょう。

ただし外国語学部は、出願の基準を準1級に定めています。2級では出願ができないため、外国語学部の受験を視野に入れている方は、準1級の取得を目指すとよいでしょう。

利用方式での得点換算

ここでは、それぞれの学部の入試で英検®を利用した際に、加点される得点を表にまとめました。

【一般入試・英語外部検定試験利用方式】

対象学部:法学部・文学部・経済学部・政策創造学部・人間健康学部・社会安全学部)

英検®CSEスコア 加算得点
1950~2124点 加点なし
2125~2299点 15点
2300点以上 30点

【一般入試・英語+1教科選択方式】

対象学部:外国語学部

英検®CSEスコア 加算得点
2300~2539点 120点
2540~2629点 135点
2630点以上 150点

【共通テスト利用入試・英語外部試験重視方式】

対象学部:文学部

英検®CSEスコア 加算得点
1950~2124点 160点
2125~2299点 180点
2300点以上 200点

【共通テスト利用入試・英語外部試験選択方式】

対象学部:システム理工学部

加点なし

参照:関西大学 2026年年度 入試ガイド

英検®S-CBT・S-Interviewなども有効

関西大学の入試では、受験会場で筆記試験を受けて合否を判定する従来型の英検®以外にも、英検®S-CBTや英検S-Interviewの試験結果も使用できます

英検®S-CBTはコンピューターを活用して、1日に4技能すべて測定できる試験です。従来型の試験は年3回しかないのに比べ、英検®S-CBTは原則毎週土日に実施しており、スケジュールに合わせて受験しやすいのが特徴です。

英検®S-Interviewは、障がいがあり、英検®S-CBT方式での受験が難しい方が挑戦できる受験方式です。従来型と同様に、1日目にリーディング・リスニング・ライティングの試験を行い、2日目にスピーキングの試験を実施します。1日目の合否に関わらず、2日目のスピーキング試験を実施するのが従来型との違いです。

合格最低点はどれくらいか?

ここでは、関西大学の入試で英検®を使用した際の2025年度の合格最低点を学部ごとに紹介します。英検®の利用を考えている方は、ぜひ参考にしてください。なお満点の点数は、英語以外の受験科目の合計点を示しています。

【法学部】一般入試

学科 合格最低点(満点:280点)
法学政治学科 159点

【文学部】一般入試

学科 合格最低点(満点:280点)
総合人文学科 195~196点

【文学科】共通テスト利用入試

学科 合格最低点(満点:400点)
総合人文学科 348点

【経済学部】一般入試

学科 合格最低点(満点:280点)
経済学科 158点

【政策創造学部】一般入試

学科 合格最低点(満点:280点)
政策学科 165~172点
国際アジア学科 164~172点

【人間健康学部】一般入試

学科 合格最低点(満点:280点)
人間健康学科 158~160点

【社会安全学部】一般入試

学科 合格最低点(満点:280点)
安全マネジメント学科 149点

【外国語学部】一般入試

学科 合格最低点(満点:250点)
外国語学科 173~184点

【システム理工学部】共通テスト利用入試

学科 合格最低点(満点:500点)
数学科 407点
物理・応用物理学科 403点
機械工学科 380点
電気電子情報工学科 403点

参考:入試結果2025年度|関西大学

英検®スコアの提出時期・注意点・有効期限

Image Etc

関西大学の入試で英検®を使用するには、いくつか注意点があります。詳しく見ていきましょう。

スコアの有効期限

関西大学では、英検®の資格取得の有効期限が定められています。

原則、出願の年から2年以内に取得した英検®の結果を入試に使用できます。例えば2026年度入試の場合、2024年1月以降に取得した英検®スコアが有効です。それ以前のスコアは使えないため注意しましょう。

できる限り早く英検®を取得したいと考えている方もいるかもしれませんが、有効期限切れにならないように、あらかじめ大学の入試要項を確認しておきましょう。

出願時に必要な書類

英検®利用の出願には、下記のいずれかの書類のコピーが必要です。

  • 合格証明書(和文または英文)
  • 英検CSEスコア証明書(和文)
  • 個人成績書

英検®の合格証書では出願ができないため注意が必要です。合格証書は、合格証明書と名前は似ていますが、形式がまったく異なる書類です。合格証明書は、CSEスコアなどが記載された合格を証明する書類ですが、合格証書は合格者全員に発行している賞状です。

合格証書を誤って送らないように注意しましょう。

併願時のスコア取り扱いルール

一般入試の英語外部検定試験利用方式を受験する場合、通常の3教科方式にも併願できます。

それぞれの入試方式は、異なる評価基準で評価されています。そのため3教科型を受験した際には、当日の英語の試験結果で合否が判定され、英検®のCSEスコアによる加点対象にはなりません

合格証・スコアレポートは早めに準備

関西大学の入試で英検®の使用を考えている方は、早めに合格証やスコア証明書を準備しておきましょう。

出願時には、必要書類を郵送しなければなりません。書類を郵送しようとした際に、合格証やスコア証明書がない場合は、日本英語検定協会に書類の再発行を依頼しなければなりません。

日本英語検定協会での再発行は、再発行の手数料を入金してから1週間~10日ほどかかります。特に再発行の申し込みが集中する11~1月は通常より時間がかかる場合もあり、出願に間に合わない事態も想定されます。

関西大学の出願期日を確認したうえで、必要書類は余裕を持ってそろえておくことが大切です。

参考:合格証明書|日本英語検定協会

英検®スコアの用意が間に合わない場合はどうする?

関西大学では、インターネットによる出願期間と必要書類の郵送期間(消印有効)が設けられています。インターネットで出願登録する際には、必要書類がそろっていなくても手続き可能です。ただし出願には受験級・受験CSEスコア・試験日程・個人番号の入力が必要になるため、事前の確認が不可欠です。

万が一、英語外部検定試験利用方式に必要な書類の用意が間に合わなかった場合は、早めに関西大学に問い合わせましょう。

必要書類がそろっていないときの対応は、大学によって異なります。速やかに書類を提出できれば、英語外部検定試験利用方式を受験できるケースも少なくありません。

ただし大学によっては、英語外部検定試験利用方式で受験できない場合もあります。その際には、通常の3教科型の入試への切り替えも検討してみてください。

出願前に必ず最新の入試要項を確認しよう

関西大学の英検®利用ができる入試は、年によってスコア基準や評価方法、提出書類のルールが見直される可能性があります

例えば昨年まではCSE1950点以上で出願できた学部でも、翌年は2000点以上が求められるなど、年度によって基準が変更されることがあります。

また英検スコアの評価方法も学部によって異なり、ある学部では加点対象、別の学部では満点換算されるなど、扱いが大きく変わる点にも注意が必要です。必要書類の提出方法や期限、必要な付随書類もすべて最新の要項で確認できます。

過去の情報や他人の体験談だけで判断せず、必ず関西大学の公式サイトに掲載されている最新の入試要項・募集要項をチェックしましょう

共通テストで英検®が利用できる大学が知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

共通テストで英検®利用できる大学一覧と免除・加点の仕組みを徹底解説【2026年度入試】共通テストで英検®利用できる大学一覧と免除・加点の仕組みを徹底解説【2026年度入試】

関西大学入試で英検®利用するメリット

Image Etc

関西大学の入試で英検®を使うと、以下のような5つのメリットがあります。

  • 英語試験が免除される
  • 他教科の対策に時間を割ける
  • 自分の強み(英語)を生かして合格を狙える
  • 共通テスト型より自由度が高い入試設計が可能
  • 高スコアなら合格可能性が大きく上がる

それぞれのメリットについて詳しく解説します。

英語試験が免除される

外国語学部以外の英検®が利用できる入試方式では、英検®のスコアを提出すると英語試験が免除されます

CSEスコアが2300点以上の場合は、満点の30点が加算され、入試を有利に進めることができます。これは英語が得意な方にとって、大きなアドバンテージとなるでしょう。

得意な英語で早めに成果を出せれば、その分ほかの科目に集中でき、全体的な得点力アップにもつながります。早い段階から英検対策を進めておくと、受験時に有利なポジションを確保できます。

他教科の対策に時間を割ける

上記でも紹介したとおり、英検®で一定のスコアがあれば、英語の筆記試験が免除されます。試験当日に英語の試験を受ける必要がないため、受験勉強の時間を他教科に集中して使えるのがメリットの一つです。

特に数学や国語など苦手な科目がある方にとっては、時間の使い方に大きな余裕が生まれます。通常の入試ではすべての教科をバランスよく対策する必要がありますが、英語を先にクリアできていれば、その分だけ戦略的に学習配分を調整できるでしょう。

自分の強み(英語)を生かして合格を狙える

英語が得意な方にとって、英検利用入試は自分の強みを直接合格に結びつけられるチャンスです。

英検®は、ただの「参考資料」ではなく、合否判定にしっかりと影響します。学部によっては英語の得点が満点換算されたり、大幅な加点を受けられたりするため、高いスコアを獲得している受験生にとっては非常に有利に働きます。

得意な英語で加点や試験免除を狙えることで、ほかの科目や志望校対策に自信を持って取り組めるでしょう。

共通テスト型より自由度が高い入試設計が可能

英検利用型の入試を選択すると、自由度の高い戦略を立てることができます

例えば英語のスコアが確保できていれば、英語の学習にかける時間を減らし、他教科の勉強時間を確保できます。また関西大学では、外部検定利用型と通常の一般入試の併願も可能なので、出願時の選択肢が広がるのも大きなメリットです。

共通テスト利用選抜は科目数が多く、準備の負担が大きくなりがちです。英検スコアを活用できる入試方式であれば、より効率的に自分に合った科目選択が可能になります。

高スコアなら合格可能性が大きく上がる

英検®で高スコアを取得している場合、関西大学の一部学部では加点が得られ、合格可能性を大きく引き上げることができます。

例えばCSEスコアが2300点以上あれば、英語が満点扱いになったり、30点加点されたりするケースもあります。得意な英語で高得点を取っておくと、総合得点でほかの生徒よりも受験を有利に進められるでしょう。

また試験当日に他教科で少し失点した場合でも、英語の加点がその分を補ってくれる可能性もあります。今のうちから英検対策に力を入れて高スコアを目指せば、受験の選択肢が広がるだけでなく、合格に近づきます。

関西大学 英検®利用の受験戦略|併願パターンやスコア不足対策も紹介

Image Etc

ここでは、英検®を活用した関西大学の受験戦略を解説します。関西大学への受験を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

自分のスコアで出願できる学部・方式を確認する

英検®を活用して関西大学を受験するには、まず自分のスコアでどの学部・入試方式に出願できるのかを確認することが大切です。

関西大学では学部ごとに英検®スコアの評価方法が異なり、一定のCSEスコア以上で出願資格を得られるものや、スコアに応じて加点や満点換算が行われる方式もあります。例えば文学部や法学部の一般入試ではCSEスコア2300点以上、外国語学部はCSEスコア2630点以上で満点の扱いになります。

スコアによっては英検®利用ができない場合もあるため、公式の入試要項や学部別の情報をしっかり確認しましょう。

共通テスト利用型・一般選抜との併願戦略

英検®スコアを活用する方式だけでなく、共通テスト利用型や一般選抜との併願も視野に入れると、合格の可能性が大きく広がります

例えば英語が得意な受験生なら、「英語外部試験利用方式」と、すべての科目を共通テストで受ける「共通テスト利用型」を併願すると、合格する可能性が増えます。

また一般選抜に挑みつつ、英語外部試験利用方式も併願で受けておくこともできます。スケジュールや出願条件を早めに確認し、併願を活用した戦略を立てましょう。

スコアが足りない場合の対策

現在の英検®スコアが出願基準に届いていないときは、英検®を再受験すると出願できる可能性があります。

英検®は複数回受験が可能で、年度内のスコアであれば提出が可能です。英検®を早く取得したい受験生には、原則毎週末試験を実施している英検S-CBTの利用がおすすめです。1日で4技能の試験を行っており、出願までにCSEスコアを獲得できる可能性が高くなります。

また入試直前までに十分なスコアが取れていない方は、ほかの入試方式での出願も検討しましょう。

入試で英検®を使用する場合でも、ほかの教科の筆記試験の対策も不可欠です。英検®の勉強に時間を費やすよりも、当日の筆記試験に向けた対策に力を入れたほうが合格を目指せる可能性もあります。

倍率の高い方式でのリスク管理

関西大学の英検利用型入試は受験者に人気があり、倍率が高くなる傾向があります。そのため英検スコアが基準を満たしている場合でも、油断は禁物です。英語以外の科目でしっかり得点できるように対策を継続することが大切です。

また英検利用型だけに絞るのではなく、共通テスト利用型や一般選抜も併願すると、万が一のリスクを回避できます。出願先の倍率や過去の合格最低点を分析し、自分の得意不得意を踏まえた現実的な受験プランを立てましょう。

関西大学入試の英検®利用でよくある質問(FAQ)

Image_etc

最後に関西大学の入試で英検®の使用をする際によくある疑問に答えていきます。

関西大学 英検利用 何級?

関西大学では、外国語学部は準1級、それ以外の学部では2級を取得していれば出願できます

ただし英検®の級だけでなく、CSEスコアにも基準があります。外国語学部では2300点以上、ほかの学部では1950点以上がスコアの基準です。級だけでなく、CSEスコアも確認しておくことが大切です。

英検®2級の利用で優遇される大学が知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

英検®2級が大学受験で優遇される大学一覧|出願・得点換算・免除の最新情報【2025年入試】英検®2級が大学受験で優遇される大学一覧|出願・得点換算・免除の最新情報【2025年入試】

関大に英検で入学できますか?

英検®を使用して関大に入学できるかどうかは、どの程度加点されたか、ほかの教科の筆記試験が何点とれたかによって異なります

英語外部検定試験利用方式では、英検®の結果とほか2教科の筆記試験の点数によって合否が決定します。英検®で満点の加点がとれても、ほかの教科でよい点がとれなければ不合格です。またほかの教科でよい点数がとれても、英検®のスコアで加点が得られない場合も不合格になる可能性があるでしょう。

英検を利用すると、2025年度に関西大学はどうなる?

これまで一般入試の英語外部検定試験利用方式では、所定の基準を満たしていれば、一律に得点が加算されるシステムでした。2025年度からは、英検®のCSEスコアに応じて、「30点加点」「15点加点」「加点なし」の3種類に分けて加点される方式を採用しています。

英検®を活用する場合は、CSEスコアを確認しておくことがポイントです。CSEスコアによっては加点されないため、ほかの受験方式を選んだほうが合格を狙える可能性があります。

関西大学の最新の入試情報を見て、加点を狙えるスコアをチェックしておきましょう。

まとめ|関西大学では英検®利用が可能。要件が毎年見直されるので、最新の入試要項チェックを忘れずに

Image Etc

関西大学では、英検®のスコアを活用すると英語試験の免除や加点が受けられるなど、受験を有利に進められる入試方式が用意されています。特に英語が得意な受験生にとっては、大きなアドバンテージとなるでしょう。

ただしスコアの評価基準や利用できる学部、提出期限などは毎年見直されるため、最新の入試要項を確認することが不可欠です。

自分のスコアに合った学部・方式を見極め、英検®を最大限に活用して合格を目指しましょう。

執筆者プロフィール

塾選ジャーナル編集部
編集部
塾選ジャーナル編集部

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

この記事を読んだ方におすすめ

関連記事

が選ばれる 3

掲載をお考えの学習塾様へ

初期費用無料で掲載可能 
お気軽にお問い合わせください

塾選で塾を探す