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N高等学校の学費はいくら? 年間費用から3年間総額まで徹底シミュレーション

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高校受験
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「N高等学校の学費はいくら?」「その学費に見合う学びはあるの?」

子どもの将来のためなら必要なお金は惜しまない、でも抑えられるところはしっかりと抑えたい。そんな保護者は多いはずです。

N高等学校の学費は、コースや通い方によって3年間で20万円台から300万円近くまでと幅があります。また、N高等学校は高等学校等就学支援金(いわゆる「高校授業料無償化」)の対象で、活用すれば、家庭の負担をさらに軽くできるケースもあります。 この記事では、各コースの費用や実際の負担額を整理し、支援制度を踏まえたシミュレーションを紹介します。後悔しない進路選択のために役立ててください。

塾選ジャーナル編集部

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目次

N高等学校とは?学費を知る前に押さえておきたい特徴

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N高等学校は、2016年にKADOKAWAとドワンゴの共同事業として開校した通信制高校です。現在はN高等学校・S高等学校・R高等学校の3校からなる「N高グループ」として運営されており、グループ全体の生徒数は約35,000名(2025年12月末時点)。日本最大級の通信制高校グループです。

従来の「通信制=仕方なく選ぶ学校・社会的地位が低い」というイメージを大きく覆し、子どもが自ら選び、誇りを持って通える学校として注目されています。

その理由のひとつが、先進的な学習環境です。ドワンゴ独自の学習システム「ZEN Study」で授業や課題を一元管理。VRを使った入学式や体験型授業、オンラインでの双方向学習など、子どもが主体的に取り組める仕組みが整っています。担任やメンターがチャットツールを通じて日常的に相談に乗ってくれるため、通信制高校にありがちな「孤独感」を感じにくいのも安心できるポイントです。

ほかにもN高等学校は「子どものやりたいこと」を尊重しているのが特徴です。たとえば、次の内容が挙げられます。

  • 芸能活動やスポーツと両立したい
  • プログラミングやクリエイティブ分野を伸ばしたい など

自分の興味や得意に沿って学べる、さまざまな個性を持つ子どもに合った学び方を選べる柔軟さが大きな魅力です。N高等学校は、単なる高校卒業資格を得るための場所ではなく、子どもの個性を伸ばし、未来の可能性を広げるための新しい学びのプラットフォームとして注目を集めています。

N高等学校のコースと学費一覧

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N高等学校が用意しているコースと学費について見ていきます。どんなコースがあって、どれくらいかかるのか、イメージがあると選ぶ際の大きな判断材料になるはずです。ここでは2026年度の最新情報をもとに紹介します。

<2026年度 コース別 学費>※単位は円

コース名 通い方 入学金
(初年度)
授業料
(年額)
施設設備費 (年額) セキュリティー
ソフト代 (年額)
初年度
合計
3年間の
合計金額
ネットコース 普通科 10,000 300,000 63,000 373,000 1,099,000
普通科ベーシック 10,000 180,000 63,000 253,000 739,000
コース名 通い方 入学金
(初年度)
授業料
(年額)
施設設備費
(年額)
セキュリティー
ソフト代 (年額)
初年度
合計
3年間の
合計金額
週5コース リアルキャンパス 100,000 600,000 250,000 5,000 955,000 2,655,000
オンラインキャンパス 22,000 600,000 - 5,000 627,000 1,837,000
週3コース リアルキャンパス 100,000 440,000 185,000 5,000 730,000 1,990,000
オンラインキャンパス 22,000 456,000 - 5,000 483,000 1,405,000
週1+コース リアルキャンパス 50,000 160,000 80,000 5,000 295,000 785,000
オンラインキャンパス 22,000 180,000 - 5,000 207,000 577,000

出典:N高等学校 S高等学校 R高等学校 2026年度生徒募集要項を基に塾選ジャーナル編集部で作成。3年間の合計金額はあくまで目安なので、正確な費用はN高グループにお問い合わせください。

<2026年度コース別 特徴>

コース名 通学日数 通い方 特徴 向いている子ども像
ネットコース 通学なし - 自宅で映像授業を受け、課題提出や相談もすべてオンラインで完結。 自宅学習や自己管理が得意/芸能・スポーツ活動と両立したい子
週5
コース
週5日 リアルキャンパス 全日制に近い学び方。教員や仲間と直接交流しながら毎日通学。 高校生活らしい体験や部活動を重視したい子
オンラインキャンパス 自宅からオンライン参加。毎日の学習リズムを保ちながら交流も可能。 通学が難しいが、しっかり学習習慣をつけたい子
週3
コース
週3日 リアルキャンパス 通学と自宅学習を両立。柔軟に学びつつ対面交流も確保。 通学負担を減らしながら交流も大切にしたい子
オンラインキャンパス 自宅から週3回オンライン参加。自由度と安定したリズムの両立が可能。 通学距離や体調を考慮しつつ仲間と関わりたい子
週1+
コース
週1日+ リアルキャンパス 週1回だけ登校。最低限の通学で高校生活を体験できる。 通学が負担だが、対面交流も少しは欲しい子
オンラインキャンパス ほぼ自宅学習。オンラインで最低限のつながりを確保。 不登校経験がある/芸能・スポーツや専門活動を優先したい子

N高等学校の学費の仕組み

N高等学校の学費は「単位制・通信制課程の学費」+「各コースの学費」の合計になります

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通学のない「ネットコース」に限り学費は単位制・通信制課程の学費に含まれ、別途コースの学費が発生しません

また単位制・通信制課程には「普通科」と「普通科ベーシック」があり、それぞれ学費が異なります。

単位制・通信制課程の学費

単位制・通信制課程「普通科」の学費は3年間で1,099,000円です。「普通科ベーシック」では739,000円です。

<単位制・通信制課程の学費の内訳_25単位の場合>

項目 金額
普通科 普通科ベーシック
入学金(初年度) 10,000円 10,000円
授業料(25単位分) 300,000円 180,000円
施設設備費 50,000円 50,000円
教育関連諸費 13,000円 13,000円
初年度合計 373,000円 253,000円
3年間合計 1,099,000円 739,000円

出典:N高等学校 S高等学校 R高等学校 2026年度生徒募集要項を基に作成

なお「普通科」でも「普通科ベーシック」でも、高校卒業資格が取得可能です

高等学校等就学支援金で単位制・通信制課程の学費負担が減る

N高等学校では、単位制・通信制課程において高等学校等就学支援金(いわゆる「高校授業料無償化」)を利用した場合のモデルケースを募集要項で紹介しています。

2026年度からは就学支援金の所得制限撤廃と私立通信制高校の上限額引き上げ(年額29万7,000円→33万7,200円)を盛り込んだ改正法案が閣議決定されています(2026年2月27日)。成立すれば、世帯年収にかかわらず支援金が支給され、N高の授業料負担も軽減される見込みです。

<単位制・通信制課程の学費_高等学校等就学支援金を利用_2026年>

世帯年収の目安 所得制限の撤廃
普通科 普通科ベーシック
実質負担額3年間合計 211,000円 206,200円

出典:N高等学校 S高等学校 R高等学校 2026年度生徒募集要項を基に作成

改正法案が成立すれば、世帯年収にかかわらず単位制・通信制課程の3年間の実質負担額は約20万円まで軽減される見込みです。

3年間の学費をシミュレーション

N高等学校に3年間通うと想定して、いくつかのパターンでかかる学費の目安をシミュレーションします。計算方法は前述した図(N高等学校・学費の基本)のとおりです。

2026年度からは就学支援金の所得制限が撤廃されるため、世帯年収による区分はなくなります。当記事での「3年間の学費」は目安であり、正確な金額は必ず募集要項または学校に問い合わせるなどして確認しましょう。

<コース別・年収別に3年間の学費をシミュレーション(2026年度)>

コース 通い方 3年間の合計費用
ネットコース 普通 211,000
ネットコース 普通ベーシック 206,200
週5コース 普通 リアルキャンパス 2,876,000
週3コース 普通ベーシック リアルキャンパス 2,196,200
週1+コース 普通ベーシック オンラインキャンパス 783,200

出典:N高等学校 S高等学校 R高等学校 2026年度生徒募集要項を基に塾選ジャーナル編集部で作成。3年間の合計金額はあくまで目安なので、正確な費用はN高グループにお問い合わせください。

あらためて、通学のない「ネットコース」に限り学費は単位制・通信制課程の学費に含まれ、別途コースの学費が発生しない点に注意しましょう

学費以外にかかる費用

N高等学校でネットコースやオンラインキャンパスを利用する場合は、パソコンやネット環境の整備も必須です。2026年度の募集要項では学習ツールとして「MacBook Air」(約16万円)の購入が必要とされています。

また、年に数日行われるスクーリングでは交通費や宿泊費が発生します。加えて、文化祭やネット部活などのイベント活動費も任意ながら必要になることがあるので、年間数万円〜十数万円の追加費用がかかることを想定しておきましょう。

N高等学校の学費は全日制高校と比べて高い?

N高等学校の学費は、全日制高校と比べて一概に高いとはいえません。

公立高校との比較

N高等学校の「普通科・週5日のオンラインコース」の3年間の負担額は約203万8,000円で、年あたり約68万円です。これは、授業料が無償化された公立高校の年間負担額(20万〜30万円)と比べると高くなります。

私立高校との比較

一方、私立高校の場合、東京都内の学校では初年度平均で約100万円の学費がかかります(下記表を参照)。

<参考:東京都 全日制私立高校の初年度平均学費の内訳と平均>

項目 金額
入学金 254,599円(初年度のみ)
授業料 ※就学支援金未反映の場合 512,882円(年額)
施設費 34,386円(年額)
その他 205,805円(年額)
初年度納付金 1,007,549円

参照:東京都「令和8年度 東京都内私立高等学校(全日制)の学費の状況について」

ただし2026年度からは就学支援金の所得制限撤廃と私立高校への支給上限引き上げ(全日制:年額45万7,200円)が決定しており、東京都独自の助成金と合わせると、授業料は実質無償化されます。これにより、授業料以外の初年度の負担は50万〜60万円程度に軽減されます。

N高等学校の学費をこの金額と比較すると、N高等学校は「普通科・週5日のオンラインコース」で年あたり約68万円の負担となり、コースによっては私立高校より高くなる可能性もあります

以上のことから、N高等学校は「安さ」で選ぶ学校ではなく、子どもの学びの価値をどう評価するかで選ぶべき学校と心得ましょう。

N高等学校の特徴や進学実績

ほかの通信制高校と比べて、N高等学校はどのような特徴があるのでしょうか。以下で主な特徴や進学実績などを紹介します。

N高等学校の概要

項目 内容
種別 通信制高校
住所 N高:沖縄県うるま市与那城伊計224
S高:茨城県つくば市作谷578-2
R高:群馬県桐生市梅田町1-185-1
コース ・ネットコース
・週5コース
・週3コース
・週1+コース
キャンパス数 全国に100カ所以上
生徒数 N高グループ合計 35,744名(2025年12月末時点)
サポート内容 ・進路サポート
・メンターによる相談体制
・保護者通信の発行

N高グループにはN高等学校・S高等学校・R高等学校があり、本校の所在地とスクーリングの日程が違います。2年時に参加必須の本校スクーリングは、在籍する本校で行われます。

「自宅で映像授業だけで勉強したい」「キャンパスへ通って、友達と交流したい」などの希望に合わせて、「オンラインキャンパス」「リアルキャンパス」「ネットコース」「通学コース」などを組み合わせることが可能です。

N高等学校はインターネット高校の利点を生かした、幅広い課外活動があるのも魅力です映像・バーチャル空間で学べる課外授業や、ネットで学ぶ・リアルで体験職業体験・ワークショップ、同じ興味を持つ仲間とつながるネット部活・同好会などがあります。

進路サポートやメンターによる相談体制など、安心して通える支援体制も整っています。

学費分の価値はある?N高等学校の進学実績

また2024年度(2025年3月卒業生)の大学受験合格実績は、次のとおりです。

<N高等学校 2024年度 大学受験合格実績>

項目 合格者数
国公立大学 189名
私立大学 3,598名
海外大学 203名

参照:N高等学校 S高等学校 R高等学校 大学合格実績

東京大学には過去最多の7名が合格し、京都大学、早稲田大学、慶應義塾大学といった難関大学にも合格者が出ています。通学コース生やオンライン通学コース生の合格のうち36%が総合型選抜入試による合格という点も特徴です。

N高等学校に向いているのはどんな子?Image Etc (9)

次に紹介する特徴に当てはまる子どもが、N高等学校に向いています。

自宅学習や自己管理が得意

まずは自宅学習や自己管理が得意な子どもです。

特に自宅学習がメインとなる「ネットコース」では、子ども自身で勉強を進めていく力が求められます。「自宅学習の習慣が身についている」「計画を立てて、毎日コツコツと勉強できる」といった子どもは、無理なく卒業までに必要な勉強を進められるでしょう。

不登校・学校生活にストレスを感じやすい

不登校の子どもや、学校生活にストレスを感じやすい子どもにも向いています。

全日制の高校は毎日通学する必要があり、一定の時間をほかの同級生たちと一緒に過ごさなければいけません。特に他者とのコミュニケーションに不安を抱えている場合は、不安やストレスを誘発する可能性が高まります。

しかし、N高等学校には自宅学習をメインに進められるコースがあるため、不登校や学校生活にストレスを感じやすい子どもも安心です。

起業・IT・専門分野に強い興味がある

起業やIT、専門分野に強い興味がある子どもにもおすすめです。

たとえば「ネット部活・同好会」の投資部や企業部、政治部では特別顧問による直接指導を実施。リアルな声や話を聞きながら、それぞれの興味・関心を高めていけます。

またIT業界で活躍できる人材育成を目的に、現役エンジニアがコーチとなって専門的なプログラミングを勉強できます。在校生が、22歳以下を対象にしたプログラミングコンテスト「U-22 プログラミング・コンテスト2022」で一般社団法人ソフトウェア協会賞を受賞した実績もあります。

N高等学校の学費に関してよくある質問

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通信制高校で1番学費が安いのは?

通信制高校で最も学費が安いのは、公立の学校です。具体的な金額は都道府県や学校ごとに異なりますが、たとえば都立の通信制高校の学費は、年間5万円ほどで済みます(スクーリング時の交通費含む)。

しかし、通信制高校を選ぶときは費用だけでなく、学習スタイルやサポート体制も含めて総合的に検討することが大切です。

 N高等学校はどんな人が行くのですか?

N高等学校には、さまざまなバックボーンを持つ生徒が集まっています。

「スポーツ競技に力を入れており、自分のペースで勉強しながら練習時間を確保したい」「体調面に不安を抱えているため、サポート体制が充実しているところにしたい」など、多様な学び方を求めている生徒が利用しています。

まとめ 学費だけで判断せず、目的に合う学びを選ぶことが大切

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N高等学校の学費は、コースや通い方によって3年間で20万円台から300万円近くまでと大きな幅があり、就学支援金を利用すれば負担を大きく軽減できます。

通信制高校を選ぶ際に大切なのは、学費だけではありません。公立の通信制高校と比べると学費は高いものの、複数の学習スタイルから選べたり、サポート体制が整っていたり、相応のメリットもあります。

今回紹介した情報をもとに、子どもに合った志望校選びを検討してください。

執筆者プロフィール

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