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【2026年最新版!】数学受験できる私立文系大学26選!入試方式と合格戦略を解説

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大学受験
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「自分は文系だけど数学が得意。数学受験できる私立大学はあるのだろうか?」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

結論からいえば、多くの私立文系大学では数学受験を導入しています。 特に文系の中では数学が比較的得意な人や、文転した人にとってはおすすめの受験方法といえます。

この記事では、数学受験できる有名私立大学を紹介します。あわせて、私立文系における数学受験のメリット・デメリットや、実際に数学受験で合格した受験生の体験談も掲載しているので、志望校選びや勉強戦略の参考にしてください。

塾選ジャーナル編集部

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目次

文系でも数学受験できる有名な私立大学一覧

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文系でも数学受験できる大学は比較的多いです。ここでは、文系でも数学受験できる有名な私立大学を関東・関西に分けて解説します。

文系でも数学受験できる有名な私立大学【関東】

関東にある文系でも数学受験できる有名な私立大学は以下のとおりです。

大学名 学部 偏差値目安
早稲田大学 政治経済学部、法学部、商学部、社会科学部、国際教養学部、人間科学部、スポーツ科学部 60.0~70.0
慶應義塾大学 経済学部、商学部、総合政策学部、環境情報学部 65.0~70.0
上智大学 文学部哲学科、総合人間科学部、法学部、外国語学部、総合グローバル学部、経済学部経済学科(文系)、経済学部経営学科 52.5~70.0
東京理科大学 経営学部(B方式) 57.5
学習院大学 文学部、国際社会科学部、法学部、経済学部 55.0~57.5
明治大学 文学部、国際日本学部、法学部、政治経済学部、経営学部、商学部、情報コミュニケーション学部 57.5~67.5
青山学院大学 文学部、教育人間科学部、経済学部、法学部、経営学部、国際政治経済学部、総合文化政策学部、社会情報学部、地球社会共生学部、コミュニティ人間科学部 55.0〜65.0
立教大学 文学部、異文化コミュニケーション学部、経済学部、経営学部、社会学部、法学部、観光学部、コミュニティ福祉学部、現代心理学部 57.5〜65.0
中央大学 法学部、経済学部、商学部、文学部、総合文化政策学部、国際経営学部、国際情報学部 52.5~62.5
法政大学 法学部、文学部哲学科・英文学科・史学科・心理学科、経済学部、社会学部、経営学部、国際文化学部、キャリアデザイン学部 55.0~62.5
日本大学 全文系学部 37.5~52.5
東洋大学 全文系学部 40.0~57.5
駒澤大学 全文系学部 40.0~55.0
専修大学 全文系学部 42.5~55.0

参考:2025年度入学試験要項|早稲田大学2025年度入学試験要項|慶應義塾大学2025年度入学試験要項|上智大学2025年度入学試験要項|東京理科大学2025年度入学試験要項|学習院大学2025年度入学試験要項|明治大学2025年度入学試験要項|青山学院大学2026年度入学試験要項|立教大学2025年度入学試験要項|中央大学2025年度入学試験要項|法政大学2025年度入学試験要項|日本大学2026年度入学試験要項|東洋大学2025年度入学試験要項|駒澤大学2026年度入学試験要項|専修大学

偏差値目安の引用:河合塾の大学入試情報サイト Kei-Net

こちらに記載している大学群については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

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文系でも数学受験できる有名な私立大学【関西】

関西にある文系でも数学受験できる有名な私立大学は以下のとおりです。

大学名 学部 偏差値目安
関西大学 全文系学部 50.0~60.0
関西学院大学 全文系学部 50.0~70.0
同志社大学 全文系学部 55.0~62.5
立命館大学 全文系学部 52.5~67.5
京都産業大学 全文系学部 40.0~47.5
近畿大学 全文系学部 45.0~57.5
甲南大学 全文系学部 47.5~55.0
龍谷大学 全文系学部 40.0~55.0
摂南大学 全文系学部 40.0~45.0
神戸学院大学 全文系学部 35.0~45.0
追手門学院大学 全文系学部 40.0~50.0
桃山学院大学 全文系学部 37.5~42.5

参考:入試ガイド2026|関西大学2025年度入学試験要項|関西学院大学2026年度入試ガイド|同志社大学2025年度入学試験要項|立命館大学2026年度入学試験要項|京都産業大学2026年度入学試験要項|近畿大学2026年度入学試験要項|甲南大学2026年度入学試験要項|龍谷大学2026年度入学試験要項|摂南大学一般選抜入試(前期日程)|神戸学院大学入試ガイド2026|追手門学院大学入試ガイド2026|桃山学院大学

偏差値目安の引用:河合塾の大学入試情報サイト Kei-Net

こちらに記載している大学群については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

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数学の配点が高い!私立文系の学部

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文系でも数学を利用できる大学があることを紹介してきましたが、なかには数学の配点が高く、数学が得意な受験生にとって特に有利になる学部もあります。

ここでは、2025年度入試要項をもとに、数学の配点が高い代表的な文系学部をまとめました。

数学の配点が高い文系学部(2025年度入試を参考)

大学名 学部 数学の配点が占める割合
慶應義塾大学 総合政策学部・環境情報学部 50%
明治大学 経営学部(学部別英語4技能試験活用方式) 50%
青山学院大学 社会情報学部(B方式) 62.5%
中央大学 文学部(英語外部試験利用方式) 50%
法政大学 全文系学部の英語外部試験利用入試(一般入試) 100%

参考:2025年度入学試験要項|慶應義塾大学2025年度入学試験要項|明治大学2025年度入学試験要項|青山学院大学2025年度入学試験要項|中央大学2025年度入学試験要項|法政大学

このように、数学の配点が高い学部を狙うことで、数学が得意な受験生はより大きなアドバンテージを得られます。

特に青山学院大学社会情報学部や法政大学のように、数学の得点が合否に直結する入試方式もあるため、出願戦略を立てるうえでチェックしておきましょう。

私立文系で数学受験するメリット

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ここでは、私立文系で数学受験をするメリットについて解説します。

合格に必要な得点を取りやすいこともある

私立文系の場合、数学は必須科目ではないため、理系学部で出題されるような高度な数学Ⅲは含まれません。範囲は多くの場合「数学Ⅰ・A・Ⅱ・B」に限られ、一部では「数学Ⅰ・Aのみ」とさらにコンパクトになります。したがって、社会科目を一から覚えるよりも、短期間で得点源にしやすいケースがあります。

さらに、数学は受験生全体で点数が伸びにくいため、平均点が低くなりがちです。そのため大学側が公平性を保つために得点調整を行い、結果的に数学選択者が有利になることもあります。例えば平均点が社会より10点低ければ、素点に加点が入る可能性もあるのです。

「国語や社会が苦手だけど数学は得意」という受験生にとっては、合格の可能性を大きく広げる武器になります。

受験する大学の選択肢が増える

数学を受験科目として利用できると、受験可能な大学や学部の選択肢がぐっと広がります。私立大学の場合、一般入試だけでなく、共通テスト利用入試などでも数学を選択できる方式が用意されているケースがあります。

つまり、数学を選べるかどうかで「受験そのものが可能になる大学」が出てくるのです。数学を武器にすることで「受験校の幅を広げられる」というのが強みの一つです。

学部によっては入学後リードできることも

大学受験対策としてしっかり数学を学んでおくことは、入学後にも大きなメリットになります。特に経済学部や商学部では、統計学やミクロ経済学の授業で数学的思考が欠かせません。また、経営学部や心理学部などでも統計を扱うことがあり、高校時代に数学を避けてきた学生は苦労するケースが少なくないのです。

一方で、受験段階から数学を継続的に学んでいた人は、入学後もスムーズに授業を理解しやすく、成績面でも周囲より一歩リードできます。さらに、統計やデータ分析の知識は社会に出てからも役立つため、早い段階で数学を身につけておくことは将来的にも強みになります。

私立文系で数学受験は不利になる?知っておきたい落とし穴

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私立文系の学部を第一志望としている学生が数学受験した場合、考えられるデメリットを解説します。

数学以外の教科にかける勉強時間が短くなることも

数学は積み上げ型の科目なので、基礎から丁寧に理解していかないと得点につながりにくく、苦手分野を克服するのに時間がかかることもあります。

私立文系入試では英語の配点が大きく設定されている大学が多く、数学に時間を割きすぎて英語などほかの教科の勉強が疎かになると、かえって不利になってしまうことも考えられます。

このリスクを避けるためには、受験科目ごとの配点や自分の得意不得意を踏まえて、学習時間のバランスを意識することが大切です。

性質上ミスをすると失点が大きくなる

数学は問題の性質上、ちょっとした計算ミスや公式の使い間違いが大きな失点につながりやすい科目です。

特に私立文系の入試では、限られた時間で確実に点を積み重ねる必要があります。計算問題や図形問題で一つのミスをしてしまうと、数問分まとめて点数を落としてしまい、合否に直結するリスクがあります。

このリスクを軽減するためには、基礎問題を繰り返し演習して「ケアレスミスをしない力」をつけることや、試験中に検算する時間を確保するなどの工夫が重要です。

数学が完成するまで時間がかかる

数学は積み上げ型の科目であり、基礎から段階的に理解していく必要があります。数Ⅰの内容が理解できていないと数Ⅱに進めなかったり、数Aの基礎が弱いと数Bでつまずいたりと、前の単元の理解度がそのまま次の単元に影響します。そのため、成果が出るまでにどうしても時間がかかるのです。

社会科などの暗記科目は、直前期でも知識を集中的に覚えれば得点を伸ばしやすいのに対し、数学は直前の詰め込みが効きにくいという特徴があります。

したがって、数学受験を考える場合は、できるだけ早い段階から基礎固めを始め、演習量を確保することが大切です。

私立文系で数学受験する前に確認すべきポイント

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ここでは、私立文系で数学受験をしようと決断する前に、確認しておくべきポイントを解説します。

受験で必要な数学の範囲をチェックしておく

まず確認しておきたいのは、志望校の入試科目に数学がそもそも含まれているかどうかです。各大学の入試要項や赤本を必ず確認しましょう。

さらに、大学や学部によって出題範囲にも差があります。「数学Ⅰ・Aのみ」と比較的コンパクトな範囲のところもあれば、「数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・C」まですべて含まれる場合もあります。特に数学Cが範囲に入ると学習量が増え、短期間で仕上げるのは難しくなります。

もし範囲が広く、学力や勉強時間から逆算して間に合わないと判断される場合は、無理に数学を選択せず、社会科を選んだ方が戦略的に有利になることもあります。

現状の自分の数学の実力

次に確認したいのは、現状の自分の数学の実力です。模試の成績や過去問演習の結果をもとに、客観的に判断しましょう。

例えば、模試での偏差値が高い場合は、十分に武器として生かせる可能性があります。一方で、成績が極端に低く、今後の伸びしろも小さいと判断される場合は、無理に数学を選択するメリットはあまりありません。

また、数学は仕上げに時間がかかる科目です。高2の段階なら伸ばす余地がありますが、高3の夏以降にゼロから始める場合はリスクが高く、社会科に切り替えた方が合格可能性を高められることもあります。

このように、今の実力と残り時間を冷静に見極めることが、戦略的な受験科目選択には欠かせません。

志望大学の過去問

最後に、志望大学の過去問を確認しておくことが欠かせません。実際の出題範囲や難易度、数学と他教科の配点比率を知ることで、自分にとってどちらが有利かを判断できます。

ときには「数学で挑戦するつもりだったけれど、過去問を見たら社会科の方が点を取りやすそうだ」と気づくこともあります。逆に「数学は出題範囲が狭く、基礎ができていれば得点源にしやすい」とわかるケースもあるでしょう。

迷った場合は、学校の先生や塾の講師に客観的な意見をもらうのもおすすめです。赤本や大学公式サイトの入試要項を早めにチェックして、自分に合った戦略を立てましょう。

実際に数学で合格した人の合格体験談

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ここでは、数学受験で私立文系大学合格を目指すための勉強法・戦略について、実際の合格者の声を交えて解説します。

追手門学院大学に合格した受験生の中には、自分の得意分野を伸ばす方向で対策を進めた人もいます。

中3から学習開始時の偏差値43の受験生の保護者の合格体験記には、以下のような記述があります。

ニックネーム:父親(50代)

このように、志望校ごとの出題範囲をよく調べ、自分の得意分野を最大限活かせる大学を選ぶのが合格への近道です。

まとめ 私立文系でも数学受験できる!自分の得意を生かして戦略的に選ぼう

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私立文系の入試では、英語や国語、社会が中心と思われがちですが、数学を選択できる大学や学部も数多くあります。

数学を武器にすれば、受験できる大学の幅が広がるだけでなく、配点や得点調整によって有利に働くケースもあります。さらに、入学後も経済・経営・商学部などで学ぶ際に、数学の知識が大きな強みになることもあるのです。

一方で、数学は積み上げ型の科目であり、成果が出るまでに時間がかかるという側面もあります。英語や社会とのバランスを意識しながら、早い段階で基礎を固めることが大切です。

志望校の出題範囲や入試方式をしっかり調べ、「自分の得意を最大限に活かせる戦略」 を立てることが合格への近道です。

執筆者プロフィール

塾選ジャーナル編集部
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塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

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