保護者が知っておきたい受験・進路情報まるわかり!

お気に入り
メニュー
  1. 塾選(ジュクセン)
  2. 進学
  3. 塾選ジャーナル
  4. 【中学生】予習・復習のやり方とコツ|効率の良い勉強方法と科目別の学習方法も解説

【中学生】予習・復習のやり方とコツ|効率の良い勉強方法と科目別の学習方法も解説

更新日:
高校受験
アイキャッチ画像
塾選ジャーナル編集部

編集部

塾選ジャーナル編集部

中学生になって、学校から「毎日の予習と復習が大切です」といわれても、具体的に何をどう進めればよいのかわからないかもしれません。予習と復習には一定のやり方とコツがあるため、正しく理解しておくことが大切です。正しい方法に沿って予習・復習をすることで、学校の成績がどんどん上がっていくことでしょう。 

今回は中学生向けに予習・復習のやり方とコツについて、効率の良い勉強方法、高校受験を想定した科目別の学習方法と一緒に解説します。 

目次

【中学生】授業内容を深められる!予習のやり方やコツ 

中学生2人授業中-1024x682

予習とはその名の通り、あらかじめ次の学習内容を勉強することです。多くの子どもにとって新しい学習項目を一人で勉強することから、予習に対して苦手意識を持っている中学生が多いかもしれません。 

しかし、少しでも予習をして次の授業で何を勉強するのかを理解し、また、疑問点を明確にさせておくことで、授業内容をより深められるようになるでしょう。予習のやり方とコツは次の3つです。 

予習のやり方とコツ①:教科書の次回勉強する範囲を読む 

まずは授業の前日に、次回勉強する教科書の範囲を読みましょう。どのようなことを勉強するのか、どのような用語が出てくるのかなどを、軽く頭の中へ入れます。 

ポイントは深追いしないことです。詳しい内容説明は授業をおこなわれるので、予習の段階で深追いする必要はありません。重要ポイントを中心に3回ほど目を通し、単元の概要を理解できれば大丈夫です。 

教科書を読むだけの作業は、長くても10分ほどで終わるでしょう。たった10分の作業をするだけでも、授業内容の理解に大きな差が生まれます。 

予習のやり方とコツ②:わからない部分にチェックを入れる 

教科書を3回読んだときにわからない部分があればチェックを入れておいてください。チェックを入れた部分が翌日の授業のポイントです。チェックを入れたところの説明を集中して聞くことで、学習効果がグンを上がります。 

また、余裕があれば、わからなかったところを自分で調べてみるとよいでしょう。用語や単語を参考書で調べると、より理解が深まります。 

予習のやり方とコツ③:例題やできそうな問題を解いてみる 

予習は基本的に先で述べた、教科書を読んでわからない部分にチェックを付けるまでで大丈夫です。しかし、予習に慣れている子どもや「予習した内容が簡単」と感じた子どもは、例題やできそうな問題にチャレンジしてみるとよいでしょう。 

特に例題は近くに解答と解説が載っていることが多いので、気軽に取り組めます。 

【中学生】学んだ知識を確実に定着!復習のやり方やコツ 

pixta_68219879_M_中学生_オンライン-1024x682

授業で学んだ知識は、時間とともにどんどん忘れていってしまうもの。授業内容の8割は、次のテストまでに忘れてしまうといわれています。学んだ知識を忘れずに、確実に頭の中へ定着させるために必要なのが復習です。授業を受けた当日中に復習することで、知識が頭の中に残り続けるでしょう。 

また、「わかったつもり」を防ぐ意味も持っています。授業を受けると理解したつもりでも、問題演習をすると問題が解けないことは珍しいことではありません。復習を通して理解したところと理解できていないところを明確にさせ、理解できていないところはもう一度勉強できます。 

復習のやり方とコツは、次の5つです。 

復習のやり方とコツ①:教科書やノートを見て、学んだ内容を思い出す 

学校から帰ったら当日中に教科書やノートを見て、授業で学んだ内容を思い出します。「今日の授業の重要ポイントはどこだったか」「予習でわからなかった部分は解消できたか」などにポイントを置いて、復習をしていきましょう。 

復習のやり方とコツ②:授業で習った単元の問題を解く 

教科書や参考書、問題集などを使って、授業で習った単元の問題を解いてください。実際に問題を解くことで知識が定着するだけでなく、本当に理解できているかどうかをチェックできます。基本問題や標準問題のほか、余力があれば応用問題にチャレンジしてもよいでしょう。 

わからなかった問題や解けなかった問題は解説をよく読み、それでもわからなければチェックを入れておきます。後日、学校の先生や塾の講師に質問し、すぐに疑問点を解消してください。 

復習のやり方とコツ③:重要な用語や公式、単語を暗記する 

授業の中で出てきた重要な用語や公式、英語の単語などは、その日のうちに暗記してしまいましょう。暗記すべきものは量が多くなればなるほど、後からまとめて暗記するのは大変です。 

声に出して読んだり、ノートに書き出したりと、それぞれが覚えやすい方法で効率的にインプットしてください。 

復習のやり方とコツ④:時間を空けて、数回復習する 

より頭の中へ知識が定着し続けるためには、時間を空けて何回か復習することが欠かせません。授業を受けた当日だけでなく、週末の土日、さらに定期テスト前にもう一度復習すると効果的です。 

復習する回数が後になればなるほど知識は定着しているので、復習にかかる負担も少なくて済みます。 

復習のやり方とコツ⑤:英語・数学はできれば毎日復習する 

主要5教科の中でも特に英語と数学は、できれば毎日復習するのがおすすめです。英語と数学は積み上げ式の教科で、これまでに習った学習項目がベースとなって、後の単元が理解できるようになっています。そのため、一度つまずきが生じてしまうと、その後の授業内容がわからなくなってしまうでしょう。わからない部分が多くなればなるほど、後から挽回するのは大変です。 

英語と数学は公立高校入試だけでなく、基本的には私立高校入試でも課される重要な教科。出来・不出来で他の受験生と差が大きく開きやすいため、遅れが生じないように毎日復習してください。 

【中学生】効率の良い勉強方法 

女子3_中学生-1024x682

委員会活動や部活動、習いごと、友達との交流など、多くの中学生は勉強以外にもやるべきことがたくさんあります。限りある時間の中で成績アップ、志望校合格を目指すためには、効率性を意識して勉強を進めることが大切です。 

以下のような、効率の良い勉強方法を取り入れてみるとよいでしょう。 

目標と計画を立てる 

明確な目標を作ることで向かっている方向が定まり、学習意欲が高まります。志望校を設定するほか、「次の定期テストで、全教科9割以上の得点を目指す」「夏休み中に、苦手な数学を克服する」などの内容もよいでしょう。 

目標が定まったら、達成に向けた具体的な学習計画を立てます。目標から逆算して、日ごとに取り組むべき学習内容を細かく設定してください。 

基礎固めをおろそかにしない 

高い学力を身につけたり、難関高校に合格したりするためには、基礎固めをおろそかにしないことも大切です。中学校で学ぶ学習項目は、一つひとつの積み重ね。難しい問題や応用問題は、基礎が身についていないと太刀打ちできません。また、一見難しい問題でも、基礎知識の組み合わせで解けるものもあります。 

しっかりと時間をかけて、5教科の基礎を固めてください。遠回りに思えても、基礎固めに時間をかけることが、学力アップへの近道です。 

スキマ時間を活用する 

スキマ時間の活用も、勉強の効率性アップに有効です。もちろん2時間や3時間など、まとまった学習時間を確保できることに越したことはありません。しかし、部活動や習いごとなどで忙しい中学生は、自宅でまとまって時間の勉強時間を持ちにくいでしょう。 

起床後の10分間、通学途中のバスや電車の中、学校の休憩時間、お風呂に入っている時間、就寝前の10分間など、短い時間でも勉強に活用できないかどうかを考えてみてください。スキマ時間の学習は特に英単語や用語の暗記、一問一答式の問題集などが合っています。 

その他の効率が良い勉強法については下記の記事で解説しているので、ぜひご覧ください。 

【中学生】効率の良い勉強法|高校受験に向けた科目別の勉強法や効率が悪い学習法など解説 

高校受験に向けた科目別の勉強方法 

女子中学生-1-1024x682

中学校で学ぶ主要5教科は、教科ごとに勉強方法が異なります。それぞれに適した勉強方法を用いることで、効果的な成績アップが期待できるでしょう。 

英語の勉強方法 

英語は最初に単語と文法の基礎を固めます。どちらも長文読解とリスニングのベースとなるため、時間をかけて覚えてください。単語は単語帳をメインにコツコツと覚え、文法は参考書で概要を理解した後、問題集で問題演習をしましょう。 

基礎が身についてから、入試でも配点が高い長文読解やリスニングの勉強に移るのが鉄則です。詳細は下記の記事で解説しているので、ぜひ目を通してみてください。 

【高校受験】英語の勉強方法|学習する際のコツや入試までのスケジュールなど解説 

国語の勉強方法 

国語の高校入試問題は大きく「漢字」「文法」「長文読解」「古文、または漢文」に分けられ、都道府県や学校ごとで出題分野が異なります。しかし、多くのケースで特に長文読解の配点割合が高いため、時間をかけて対策することが欠かせません。 

論説文・説明文では筆者の論点を読み取るために、まずは段落ごとの要点を捉える練習から始めましょう。小説文・随筆文では文章の状況をどれだけイメージできるかが、攻略のカギ。時間や場所、登場人物を表す言葉に意識を払いながら、文章を読み進めていくとよいでしょう。 

国語の勉強方法については、下記の記事で解説しています。 

高校受験に向けた国語の勉強方法|解き方のコツや入試までの効果的な対策など解説 

数学の勉強方法 

中学数学では方程式や図形、関数などのさまざまな単元がありますが、全単元の攻略に共通しているのが計算力を身につけることです。安定した計算力を身につけるためには、できるだけ多くの計算問題を解きましょう。計算が苦手な子どもは、小学校で習う四則計算に抜けがあるのかもしれません。 

各単元の公式や解法を覚えたら、問題演習に取りかかります。まずは基礎問題に取り組み、完璧に解けるようになってから、ニーズに合わせてさらに難しい問題に移っていきましょう。 

下記の記事で詳しい勉強法を解説しているので、ぜひご覧ください。 

【高校受験】数学の効率の良い勉強法|出題範囲や対策法、おすすめ塾など紹介 

社会の勉強方法 

社会は歴史・地理・公民と3つの分野に分けられ、公立高校入試ではどの都道府県でも、3つの分野からバランスよく問題が出題されます。苦手な分野を作らないよう、すべてを満遍なく勉強することを心がけてください。 

暗記だけでも得点アップが期待できるものの、受験直前では英語や数学の問題演習などで、暗記にかける時間を十分確保できないかもしれません。余裕を持って、計画的に暗記を進めていくことが大切です。 

社会の勉強方法は下記の記事で解説しています。 

【高校受験】社会の勉強法や覚え方のコツ|出題範囲や効果的な対策法、おすすめ塾を紹介 

理科の勉強方法 

理科は物理・化学・生物・地学の4分野から構成されており、多くの公立高校入試ではそれぞれ25%ほどの割合で問題が出題されます。苦手な分野があると大きな失点につながるため、すべての分野で得点できるようにバランスよく勉強してください。分野や単元によっては、イラスト・図・表を自分で描くことで理解が深まります。 

また、中学1年生と2年生のうちに苦手な分野と単元をなくし、用語や公式といった暗記も済ませておきましょう。受験勉強が本格化する中学3年生で、余裕を持って理科や他の教科の学習に取りかかれます。 

理科の勉強法については下記の記事で解説しているので、ぜひチェックしてみてください。 

【高校受験】理科の勉強法|出題範囲やよく出る単元、時期別の対策法、おすすめ塾など解説 

まとめ 

授業の難易度が上がり、また、学習スピードも速くなる中学校では、日々の予習・復習が欠かせません。それぞれにかける時間はさほど長くはないため、一度習慣さえ作ってしまえば無理なく継続できるはずです。積み上げ式の教科である英語と数学は、できるだけ毎日勉強しましょう。 

今回紹介した予習・復習のやり方とコツ、科目別の勉強方法を参考にしながら、成績アップや志望校合格を目指してください。 

・関連記事 ~この記事を読んだ方は、こちらの記事も読んでいます。

【中学生】効率の良い勉強法|高校受験に向けた科目別の勉強法や効率が悪い学習法など解説

【学年別】中学生の効果的な勉強方法|学習のコツややるべきこと、平均的な勉強時間など解説

高校受験に向けた5教科の勉強法|いつ・何から始めるべきかや平均的な勉強時間など解説

【高校受験】塾なしでも合格できる?通塾していない割合や勉強法、独学のコツなど解説

中学生がやってはいけない勉強法|効率的な勉強のやり方や高校受験に向けた学習法など解説

執筆者プロフィール

塾選ジャーナル編集部
編集部
塾選ジャーナル編集部

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

関連記事

が選ばれる 3

掲載をお考えの学習塾様へ

初期費用無料で掲載可能 
お気軽にお問い合わせください

塾選で塾を探す