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高校2年生でやるべきこととは?科目別の勉強方法や勉強時間、長期休みのスケジュールの立て方なども解説

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大学受験
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塾選ジャーナル編集部

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塾選ジャーナル編集部

「大学受験に向けて、高校2年生のうちにやるべきことは何だろう?」「いまから受験勉強を始めた方がよいのかな?」などと思っている高校生はいませんか?高校2年生は大学受験まで期間があること、また、学校のカリキュラムがまだ終わっていないことなどから、受験に対して漠然とした不安を抱きがちです。 

志望校のレベルにもよりますが、高校2年生のうちにやるべきことをしておくことで、高校3年生になってからのスタートダッシュをスムーズに切れるようになるでしょう。 

今回は志望校合格に向けて高校2年生がやっておくべきことについて、科目別の勉強方法や勉強時間、長期休みのスケジュールの立て方などと一緒に解説します。 

目次

大学受験に向けて高校2年生でやるべきこと

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高校3年生のスタートダッシュを切り、志望校合格を目指すためには、高校2年生のうちにやるべきことがいくつかあります。以下で主なものを7つ見ていきましょう。 

文系か理系かを決める 

進学校の中には高校2年生から文系・理系に分かれるところがある一方、高校3年間を通して分かれないところもあります。文系・理系に分かれない学校の場合は、選択科目を多く配置していることが多いでしょう。 

文系と理系のそれぞれで必要となる受験教科・科目が異なるため、できれば高校2年生のうちにどちらを目指すのかを決めておきましょう。勉強すべき教科・科目が絞られるので、学習計画が立てやすくなります。 

志望校を決める 

興味を感じられる大学の情報収集をおこない、志望校を決めることも大切です。心の底から行きたいと思える大学を目標にすることで、普段の勉強に対するモチベーションが高まります。また、国公立大学と私立大学、どちらを目指すのかも絞っておくとよいでしょう。必要となる受験教科・科目数が異なるため、取り組むべき学習内容が明確となります。 

高校2年生の段階では学力や偏差値などにとらわれず、純粋に行きたい大学を志望校に設定してください。レベルの高い大学でも今後の頑張り次第で、十分合格圏内に入る可能性があります。現実に沿った志望校の設定は、高校3年生に進級してからで大丈夫です。 

学習習慣と正しい勉強法を身につける 

本格的な受験勉強に備えて、高校2年生のうちに学習習慣と正しい勉強法を身につけておくことも大切です。 

学習習慣とは毎日コツコツと勉強する力のこと。学力は日々の努力の積み重ねで、一長一短で身につくものではありません。高い学力を得るためだけでなく、高校3年生以降の長時間学習に耐えられるようになるためにも、基本的な学習習慣を身につけておきましょう。理想的な学習時間については、後で解説します。 

また、正しい勉強法を身につけることも重要です。「毎日時間をかけて勉強しているのに、一向に成績が伸びない」といった場合、勉強法が間違っているのかもしれません。教科・科目ごとに一定の勉強法というものがあるので、高校2年生の段階から習慣化させておきましょう。 

これまでの復習をして、苦手な部分を克服する 

これまでに習った単元を復習して、苦手なところがあれば克服に努めましょう。 

「まだ高校2年生だし、時間があるから大丈夫」と思い、苦手な科目や分野を放置する子どもがいるかもしれません。しかし、受験勉強が本格化する高校3年生以降はやるべきことが多く、特に国公立大学志望者は受験教科・科目数が多いため、苦手科目・分野の克服に十分な時間を確保できない可能性があります。 

高校2年生のうちに苦手科目・分野がはっきりしている場合、克服しておくと後が楽です。 

英語・数学は毎日勉強して、早めに入試レベルに持っていく 

すでに私立大学を志望している文系学生を除き、英語と数学は毎日勉強して、できるだけ早めに入試レベルに持っていってください。 

英語と数学はどちらも積み上げ式の教科で、習得までに時間がかかります。高校3年生になると理科や社会にも学習時間を割く必要があるため、高校2年生のうちに英語と数学は入試レベルまで高めておくと安心です。 

学校によっては、英語は高校2年生の段階で、受験範囲のカリキュラムを終えているかもしれません。単語と文法の知識を身につけた上で、英文解釈や長文読解に取り組んでおくとよいでしょう。 

模擬試験を受けて、現状の学力を把握する 

高校や塾などで模擬試験を受けるチャンスがある場合、積極的に受験するのがおすすめです。模擬試験を受けると志望校の合格判定だけでなく、苦手な教科・科目や分野などもわかります。志望校合格に向けて何が足りないのかを客観的に理解し、今後の学習計画作成の良い材料となるでしょう。 

また、受けた模擬試験は必ず復習してください。答え合わせだけでなく、間違えたところは解説をしっかり読んで、必要に応じて教科書や参考書へ戻って復習しましょう。 

過去問を解き、傾向を把握する 

すでに志望校が定まっている場合は、志望校の過去問にチャレンジしてみましょう。高校2年生の段階では、ほとんどの問題が解けないかもしれません。しかし、大切なのは過去問を通して、どのような問題が出題されるのかを知ることです。 

問題の難易度や量、記述式なのかマーク式なのか、どのような分野・単元から出題されるのかなど、大まかな傾向がわかります。傾向を知ることで、具体的にどのような勉強をすればよいのかが見えてくるでしょう。 

【科目別】大学受験に向けた高校2年生の勉強法

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続いては大学受験に向けた高校2年生の勉強法を、科目別に紹介します。 

英語の勉強法 

英語は高校1年生と同じように、単語と文法の知識を固めることが最優先です。大学受験で必要となる単語数の目安は、「大学入学共通テストレベルで約4,000語~6,000語ほど」「難関大学受験レベルで約6,000語7,000語ほど」といわれています。志望校のレベルに合わせて単語帳を選び、毎日コツコツと暗記していきましょう。 

単語学習にはサイクル法がおすすめです。サイクル法とは「1日20個を、完璧に覚える」といった方法ではなく、「1日に100個や200個の単語を、どんどん眺めていく」学習法のこと。1語1語を軽く流すように見ていき、一通り終わったら、また最初に戻ります。2回目以降は記憶に残っている単語が徐々に増えるので、無理なく覚えられるはずです。 

文法は参考書で基礎知識をインプットしたら、問題集で問題演習をしましょう。文法の問題集も難易度で分かれているので、現在の学力や志望校のレベルに合わせて選んでください。 

単語と文法の基礎が固まったら、英文解釈に移ります。英文解釈とは、英文の1文1文を正確に訳すための方法のこと。英文解釈の力を付けておくと、長文読解の勉強へスムーズに進めます。英文解釈用の参考書を1冊~2冊、高校2年生のうちに終わらせておくとよいでしょう。 

数学の勉強法 

多くの進学校では高校2年生で、数学Ⅱと数学Bを履修することでしょう。数学Ⅱと数学Bが受験科目となっている場合、高校2年生の段階ではまだカリキュラムが終わっていないため、無理に先取り学習する必要はありません。授業進度に合わせて復習し、取りこぼしがないようにしてください。 

高校1年生で習った数学Ⅰと数学Aは内容を忘れてしまっている可能性があるため、復習しましょう。数学が得意な子ども、苦手な子どものどちらも、高校2年生のうちは難しい問題に取り組まなくても大丈夫です。教科書傍用問題集や、市販されている標準レベルの問題集が解けるレベルを目指してください。問題集の8割ほどを理解できるようになっていれば安心です。 

国語の勉強法 

国語の優先順位は英語・数学と比べて低いものの、特に難関大学を受験する場合は、高校2年生のうちから対策を始めておくとよいでしょう。また、英語と数学の基礎固めが一通り終わっている子どもも同じです。 

特に現代文は短期間で読解力を身につけることが難しいため、国語の中では最優先に取り組みたい科目。「何となく読んでいる」と自覚がある生徒は、文章読解に特化した参考書を読んでください。基本的な文章の読み方、問題の解き方を理解したら、演習問題に取り組みます。 

古文と漢文は短期間でもマスターできますが、余裕があれば高校2年生のうちに取り組んでおきましょう。古文は基本単語と文法を、漢文は句型と漢字の知識を最低限身につけておくと、後の勉強がスムーズです。時間があれば読解問題にも取り組んでください。 

理科の勉強法 

生物や地学を選択している高校生の場合、高校2年生の段階で無理に勉強時間を割く必要はありません。どちらの科目も暗記が中心で、短期間での成績アップが可能なためです。しかし、化学や物理を選択する場合は対策を始めておきましょう。 

化学は理論化学の基礎をマスターしてください。有機化学と無機化学の基礎となるもので、高2年生のうちに基礎を固めておくことが大切です。 

物理は公式のパターン暗記だけでなく、「なぜこの公式が導き出されるのか」まで理解するところまで深めます。化学と物理のどちらも、教科書レベルの問題を解けるようにするのが目標です。 

社会の勉強法 

地理歴史が受験に必要な場合、基礎的な用語や意味をインプットしましょう。特に日本史と世界史は覚える知識量が膨大なため、高校2年生のうちから少しずつ暗記しておくと後が楽です。 

一方で、倫理や政治・経済といった公民は暗記量が少ないため、高校3年生に進級してからの勉強でも問題はありません。 

高校2年生の平均的な勉強時間

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高校2年生に必要な勉強時間は、ケースによって異なります。たとえば、現在の学力が低い子どもが難関大学を目指す場合、平日と休日を問わず長時間の勉強が求められるでしょう。 

ひとつの目安が平日は2時間~3時間、休日が5時間以上です。子どもによっては長く感じるかもしれませんが、まとまった時間で勉強する体質に慣れておくと、高校3年生以降の勉強がスムーズに進みます。 

【高校2年生】長期休みの学習スケジュールの立て方

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夏休みと冬休み、春休みといった長期休暇は、集中して勉強に取り組むチャンスです。長期休みの過ごし方次第で、志望校合格の可能性が変わってくるでしょう。有意義に休みを迎えるためには、学習スケジュールの作成が欠かせません。 

学習スケジュールを立てる際は、まず、現在の学力や課題を客観的に分析しましょう。過去に受けた定期テストや模擬試験の結果を参考にするのがおすすめです。 

課題が見つかったら、休み明けにどうなっていたいのか、目標を設定します。そして、目標達成のために取り組むべき参考書や問題集を決めて、どのようなペースで学習を進めていくのかを考えてみましょう。 

大学受験に向けたおすすめの塾

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通塾の必要性は子どもの状況ごとで異なるものの、一般的には塾に通うことでさまざまなメリットが生まれます。 

たとえば、定期的に塾で勉強することで基本的な学習習慣を身につけられるでしょう。また、指導実績豊富な講師による授業を通して、教科・科目ごとの正しい勉強法も理解できます。 

一口に塾といっても、集団型・個別型・映像型などの指導スタイル、文系と理系のどちらに強いのか、カリキュラム、費用、サポート体制などは多種多様です。以下の記事で高校生向けの学習塾を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。 

【高校生】おすすめ集団塾|向いている子どもの特徴や費用相場も紹介 

【大学受験】文系に強いおすすめ塾5選|文系塾の選び方や必要科目など紹介 

【大学受験】理系に強いおすすめ塾・予備校10選|理系科目や塾の選び方など紹介 

まとめ 

高校2年生は大学受験まで日があるものの、やるべきことをやっておくことで、高校3年生進級後のスタートダッシュをスムーズに切れるようになります。私立文系以外の生徒は、特に英語と数学の2教科を優先的に勉強しましょう。高校2年生のうちに入試レベルまで高められると、後から他の教科・科目にも余裕を持って取り組めます。 

1人では勉強方法がわからない子ども、よりレベルの高い学習指導を受けたい子どもは、塾や予備校へ通って勉強する方法がおすすめです。無料体験をおこなっているところもあるので、上手に活用してみてはいかがでしょうか。 

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