【高校生】勉強のやる気を出す方法|やる気が出ない原因や親ができること、効率的な学習法も解説


編集部
塾選ジャーナル編集部
高校生の中には「勉強しないといけない」と頭の中ではわかっていても、なかなかやる気が出ない子どもがいるかもしれません。特に大学受験を予定している場合は、できるだけ早くやる気スイッチをオンにして、勉強に対するモチベーションを高めることが大切です。
今回は勉強のやる気を出す方法について、やる気がでない原因や親が子どものためにできること、効率的な学習法と一緒に紹介します。
【高校生】勉強のやる気が出ない原因
ひと口に勉強のやる気が出ないといっても、その原因はケースによって異なります。正しい対策を施すためにも、まずはやる気が起きない原因を特定するところから始めましょう。
考えられる主な原因は、次の6つです。
勉強する目的や志望校が決まっていない
頭の中では勉強が大切なことだとわかっていても、勉強する具体的な目的や志望校が決まっていないと、いつまでたってもやる気は出ません。勉強の先にある明確な目標があれば、モチベーションを高く保ちながら日々の学習に集中できるようになるでしょう。
どのような目標がモチベーションとなるかは、子どもによって異なります。たとえば、高校1年生で志望校を設定しても、入試本番まで期間があることから、子どもによってはモチベーションとして働かないかもしれません。
どのように勉強すればよいかがわからない
勉強方法がわからないことから、やる気が出ない高校生も少なくありません。勉強をする気持ち自体はあっても、何をどのように勉強すればよいかがわからず、最初のスタートを切れないようなケースです。
成績がなかなか上がらない
自分は一所懸命頑張っているつもりでも、成績がなかなか上がらないことは子どもにとって辛いでしょう。勉強に限らず、人間はうまくいっていないことに対するモチベーションは、なかなか上がりません。
「定期テストの成績が伸びない」「模擬試験の順位が、前回よりも下がってしまった」「苦手科目の勉強をしたのに、問題が全然解けなかった」などの経験が重なれば重なるほど、勉強のやる気はどんどん下がっていってしまいます。
周りと比較しすぎている
特に大学受験は自分自身との戦いですが、高校生によっては周りと比べてしまうことが多いかもしれません。たとえば、同じ志望校を目指している友達の方の成績が良かったり、模擬試験でA判定を取ったりすると、落ち込んでしまうこともあるでしょう。
自分よりも先を行く周りが気になって、やるべき勉強に手がつかなくなってしまうケースです。
部活や習いごとなどで疲れている
5つ目は部活や習いごとなどで疲れていることです。高校生の中には学校の部活動や習いごとへ、一所懸命に取り組んでいる子どももいるでしょう。
部活動の種類にもよりますが、高校の部活動は中学校よりも活動時間が長く、帰宅時間が遅くなることも普通です。帰宅する頃には心身ともに疲れており、勉強をする気力は残っていません。勉強しない習慣が身につくと、学習意欲も大きく低下してしまいます。
スマホやゲームなどの、誘惑となるものが多い
スマホやゲーム、マンガといった誘惑となるものが多いことも、勉強に対するやる気が出ない理由のひとつです。
たとえば、自分専用のスマホを持っていると、友達から頻繁にLINEでメッセージが届いたり、TwitterやInstagramなどのSNSを小まめにチェックしたりと、しょっちゅうスマホをいじっていることもあるはず。いつもスマホが気になって勉強に集中できず、やる気も失ってしまいます。
【高校生】勉強のやる気を出す方法
勉強のやる気が出ない理由が明確になったら、それぞれに合った対策を取っていきましょう。やる気を出す方法は、全部で次の9つです。
目標や目的、勉強計画を立てる
勉強をする理由が不明確であることが意欲の低下につながっている場合、目標や目的を立ててみましょう。先で述べたように、何がモチベーションとなるかは子どもによって異なります。
志望校を決めるほか、「次の定期テストで、学年10位以内の成績を目指す」「次の模擬試験の志望校判定で、合格兼愛を目指す」など、それぞれに合った目標・目的を設定してみてください。
目標や目的が定まったら、達成に向けた勉強計画も作ります。「今月中に、苦手な数学の問題集を1冊仕上げる」「夏休み中に、英単語を2,000個覚える」などです。やるべき内容が明確になることで、学習意欲も上がっていくことでしょう。
正しい勉強法を理解する
高校で学ぶ学習内容は、教科・科目ごとに一定の勉強法というものがあります。正しい勉強法を理解すれば成績が目に見えて向上し、子どもによっては一人で黙々と勉強を続けられるようになるでしょう。
自分一人では勉強法がわからない、定まらない場合は、塾へ通う方法があります。子どもの学力や課題、志望校のレベルに合わせて、それぞれに合った勉強法を提示してくれるはずです。
得意な科目や簡単な問題から始める
自分が得意な科目のほか、簡単な問題から勉強を始めてみる方法もあります。特に勉強のエンジンがかかりにくい子どもにおすすめです。
得意な科目や簡単な問題なら、強い抵抗を感じることなく勉強に取りかかれます。エンジンがかかってから、苦手科目や難しい問題などの、普段はなかなか取り組みたくないものへ移っていくとよいでしょう。
周りを気にしない、もしくはライバルを作る
自分と周りを比べ過ぎて、勉強への意欲低下につながっている場合は、必要以上に周りを気にすることを止めましょう。前述したように、大学受験は自分自身との戦いです。たとえば、同じ志望校を目指している子どもでも、学力が高い子どもと低い子どもとでは、やるべき勉強内容が異なります。周りを気にして一喜一憂している時間があったら、自分が抱えている課題に時間を割いてください。
反対に、競争意識が有利に働く場合は、ライバルを作るのがおすすめです。同じような学力を持つ子どもや、同じ志望校を目指している子どもを見つけられれば、切磋琢磨しながら勉強を進めていけるでしょう。
スキマ時間を活用する
部活や習いごとなどで疲れて、まとまった学習時間を取れない子どもは、スキマ時間の活用がおすすめです。通学途中のバスや電車の中、部活動が始まる前、ソファで横になっているとき、入浴中など、生活の中で短い勉強時間を確保できないかどうかをふり返ってみてください。
スマホやゲームなどの、誘惑となるものを管理する
スマホやゲーム、マンガといった誘惑となるものが勉強の妨げになっている場合は、上手に管理することを考えましょう。生活の中から完全になくしてしまうと、大きなストレスになってしまう可能性があります。
「勉強時間中は、誘惑となるものをすべて部屋の外へ出しておく」「勉強時間中はスマホの電源をオフにする」「スマホやゲームができる時間を決めておく」など、それぞれの事情に合わせた方法を考えてみてください。
リフレッシュする時間を作る
勉強を続けていると、どうしてもやる気が出てこないときもあるはずです。やる気がない状態で無理に勉強をしても、思ったような学習成果は生まれません。思いきって勉強を中断し、リフレッシュする時間を作ってみましょう。
1時間や2時間、半日、1日など、それぞれの状況に合わせて時間を設定します。勉強から離れる時間を作ることで、また学習意欲も生まれてくるはずです。
勉強する場所を変える
いつも同じ場所で勉強をしていると環境に慣れて、次第に集中力が下がってしまうことがあります。そのようなときは勉強する場所を変えてみましょう。気分が一新して、また勉強に集中できるようになります。
自分の部屋やリビングのほか、図書館、学校や塾の自習室など、あらかじめ勉強できる場所を見つけておくとよいでしょう。
勉強に関連するドラマや映画を見る
最後の方法は、勉強に関するドラマや映画を見ることです。大学受験や勉強をテーマにしたドラマや映画を見ることで、登場人物に自分自身の姿を重ね合わせて、やる気を引き出すきっかけとなるかもしれません。
高校生の子どもをやる気にさせるために親ができること
学校の定期テストや大学受験に向けた勉強をするのは、子ども自身です。しかし、いつも近くにいる親がやる気をさせるためにできることはあります。
親ができる主なものは次の3つです。
結果や過程を褒めてあげる
いくつになっても、他人から褒められるとうれしいもの。高校生の勉強も同じです。しかし、小さい頃と異なり、高校生は「できて当たり前」「やって当然」と思われて、褒める機会が少なくなっているかもしれません。
子どもが勉強している様子や学校の成績、模擬試験の結果などをチェックして、うまくいった結果や頑張った過程を褒めてあげましょう。親に褒められたことが勉強に対するモチベーションにつながり、さらに勉強を続けるサイクルを生み出します。
次第に親が褒めなくても、子ども自身で勉強できる気持ちを引き出せるようになるはずです。
干渉し過ぎず、見守ってあげる
子どもが勉強しなかったり、学校の成績が大きく下がったりすると、心配する気持ちからあれこれと口をはさみたくなるものです。しかし、過度な干渉は高校生にとってわずらわしく、逆効果となるケースが多いでしょう。反発して、ますます勉強しなくなるかもしれません。
細かく口をはさむのは止めて、思いきって温かい気持ちで見守るのもひとつの方法です。どうしても気になることを伝えたいときは、ポイントをひとつに絞って話しましょう。
子どもの状況に合わせて通塾を検討する
まだ塾に通っていない場合は、子どもの状況に合わせて通塾を検討してみるのもよいでしょう。もちろん、子どもの方から希望があれば、家計と相談しながら積極的に通塾させることが大切です。
ただし、親が通わせたいと思っても、子ども自身に通う気持ちがなければ、無理に通わせることは止めてください。無理に通塾させるとますますやる気が失われ、思ったように学習効果も上がりません。塾に通った方がよい理由や通うことで得られるメリットなどを、子どもと時間をかけて話し合いましょう。
大学受験対策におすすめ!高校生の効率的な学習法
3年間という限られた時間の中で志望校合格を実現させるためには、効率的な学習法を用いることが欠かせません。効率性に欠けた勉強法では、時間と労力が無駄となるだけでなく、志望校へ合格する可能性も低くなってしまうでしょう。
大学のレベルに関わらず、すべてのケースに共通しているのが基礎固めを徹底させることです。基礎固めができていなければ、さらに難しい問題は絶対に解けません。どの教科・科目でも最初は基礎固めを徹底させて、基礎ができた上で応用力を身につける勉強に移ってください。
また、できるだけ授業の予習・復習もしましょう。短時間でも構わないので予習をすれば、授業内容がよく理解できます。そして、復習によって授業で学んだ知識が定着するだけでなく、わからない部分の解消にもつながります。
その他の効率的な学習法については下記の記事で解説しているので、ぜひご覧ください。
・【高校生】効率の良い勉強法|やっておくべきことや平均的な学習時間、受験に向けたおすすめ塾を紹介
まとめ
高校生の勉強へのやる気が出ない理由はさまざまです。理由によって対処法が異なるため、まずは原因を特定するところから始めましょう。
親が過度に干渉すると、子どもは反対に勉強する意欲を失うため注意してください。基本的には子どもの様子を見守り、必要なときにサポートをしていきましょう。また、様子を見ながら塾を勧めるのもひとつの方法です。
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