金沢大学 英検®利用は何級・何点が必要?対象学部・スコア換算まとめ【2027年度入試】
金沢大学では、一般選抜(前期日程)をはじめ、大学入学共通テストを課す特別選抜でも英検®を利用できます。共通テストの「英語」で利用する場合の最低ラインはCSEスコア1,950点です。一方、KUGS特別入試の総合型選抜Ⅰでは、経済学類・国際学類で英語外部試験のスコアそのものが選考材料になります。この記事では、2027年度入試の入学者選抜要項をもとに、必要な級・スコア、入試方式ごとの違い、提出期限や注意点を整理します。
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目次
金沢大学の入試で英検®は利用できる?

結論からお伝えすると、金沢大学の入試で英検®は利用できます。
一般選抜(前期日程)では、全学域・学類と一括入試が対象です。また、大学入学共通テストを課す特別選抜でも、一定以上の英検®CSEスコアを提出できます。
ただし、入試方式によって英検®の使われ方が異なります。
| 入試方式 | 英検®の使われ方 |
|---|---|
| 一般選抜(前期日程) | CSEスコアを得点化し、共通テスト「英語」と高い方を採用 |
| 大学入学共通テストを課す特別選抜 | CSEスコアを得点化し、共通テスト「英語」と高い方を採用 |
| KUGS特別入試 総合型選抜Ⅰ・経済学類 | 英語外部試験を100点満点で評価 |
| KUGS特別入試 総合型選抜Ⅰ・国際学類 | 英語外部試験のスコアを選考資料として利用 |
| 社会人選抜・融合学域 | 英語外部試験のスコアを選考に利用 |
| 帰国生徒選抜・国際学類 | 英語外部試験のスコアを選考に利用 |
特に一般選抜では、英検®を提出したからといって共通テストの英語が免除されるわけではありません。共通テストの「英語」も受験したうえで、英検®の換算点と比較し、高い方が合否判定に使われます。
一方、KUGS特別入試の総合型選抜Ⅰでは、経済学類と国際学類が大学入学共通テストを課しません。英検®などの英語外部試験のスコア自体が選考材料となります。
【重要】金沢大学で英検®を利用するメリット

金沢大学では、一般選抜から一部の特別選抜まで英検®を活用できます。なかでも注目したいのは、共通テスト「英語」の得点を補う手段として使える点です。
一般選抜では全学域・学類で利用できる
一般選抜(前期日程)では、全学域・学類に加え、文系一括・理系一括でも英語外部試験を利用できます。
特定の学部だけに限定された制度ではないため、金沢大学を一般選抜で目指す受験生にとって利用しやすい制度です。英検®ならCSEスコア1,950点以上から対象になります。
共通テスト本番の英語より高ければ英検®の換算点が使われる
一般選抜や大学入学共通テストを課す特別選抜では、英語外部試験のスコアを金沢大学独自の基準で得点化します。
その得点と共通テスト「英語」を比べ、高いほうを採用する方式です。英検®のスコアを提出したことで、共通テスト本番の英語得点より不利になることはありません。
ただし、具体的に「英検®CSE○点なら共通テスト○点」となる換算基準は公表されていません。
英検®2級に不合格でもCSEスコア次第で利用できる
金沢大学は、英検®について「合否にかかわらず2級以上のCSEスコアにて判定」としています。
一般選抜などで必要な最低スコアは1,950点です。一方、日本英語検定協会による英検®2級の4技能総合の合格基準は1,980点。したがって、2級を受験してCSEスコア1,950~1,979点だった場合、2級に合格していなくても金沢大学のスコア基準は満たせます。
「2級合格」が条件なのではなく、2級以上を受験した際のCSEスコアを見る点がポイントです。
KUGS特別入試では英語力そのものを選考材料にできる
KUGS特別入試の総合型選抜Ⅰでは、経済学類と国際学類で英語外部試験の提出が必要です。
経済学類では、小論文100点・英語外部試験100点・口述試験100点の計300点で評価。英検®などで培った英語力が、入試得点の3分の1を占めます。
国際学類では、第1次選考の出願書類に英語外部試験のスコアが含まれ、最終選考の口述試験でも提出書類の一つとして参照されます。単なる出願資格ではなく、選考資料として扱われる点を押さえておきましょう。
金沢大学の英検®利用は「何級・何点」必要?(スコアの目安)

一般選抜や大学入学共通テストを課す特別選抜で英検®を利用するなら、2級以上を受験し、CSEスコア1,950点以上が一つの基準です。
ただし、KUGS特別入試の総合型選抜Ⅰなど、共通テストを課さない方式では基準の示し方が異なります。
| 入試方式 | 英検®の目安・条件 |
|---|---|
| 一般選抜(前期日程) | 2級以上を受験・CSEスコア1,950点以上 |
| 大学入学共通テストを課す特別選抜 | 2級以上を受験・CSEスコア1,950点以上 |
| KUGS特別入試 総合型選抜Ⅰ・経済学類 | 2級以上のCSEスコアで判定。最低CSEスコアの記載なし |
| KUGS特別入試 総合型選抜Ⅰ・国際学類 | 2級以上のCSEスコアで判定。最低CSEスコアの記載なし |
一般選抜などでは、英検®CSEスコア1,950点が最低ラインです。英検®2級の合格基準1,980点より30点低いため、必ずしも2級に合格している必要はありません。
一方、KUGS特別入試の総合型選抜Ⅰでは、経済学類・国際学類とも、英検®は合否にかかわらず2級以上のCSEスコアで判定されます。一般選抜などで示されている「CSE1,950点以上」は、大学入学共通テストの「英語」に外部試験を利用する場合の基準です。
英検®S-CBTも利用できる
利用できる英検®は、従来型だけではありません。
金沢大学が対象としているのは、従来型・CBT・S-CBT・S-Interviewです。英検®Jr.と英検®IBAは対象外となっています。提出する証明書には4技能のCSEスコアが表示されている必要があります。
2026年度一般選抜の合格最低点
金沢大学が公表している2026年度一般選抜(前期日程)の結果を見ると、主な学類の合格最低点は次のとおりでした。
| 学類 | 配点 | 合格最低点 | 得点率 |
|---|---|---|---|
| 人文学類 | 1,325点 | 897.0点 | 67.7% |
| 法学類 | 2,450点 | 1,582.3点 | 64.6% |
| 経済学類 | 1,750点 | 1,100.3点 | 62.9% |
| 国際学類 | 2,850点 | 1,852.5点 | 65.0% |
| 医学類 | 3,050点 | 2,311.5点 | 75.8% |
※得点率は「合格最低点÷配点」で算出。
参照:金沢大学「令和8年度合格者 入試成績結果一覧表 前期日程」
これらは一般選抜の合格者全体のデータであり、英検®を利用した受験生だけを集計したものではありません。そのため、「CSEスコア1,950点を取ればこの得点率で合格できる」と結び付けることはできない点に注意しましょう。
英検®を利用しても、最終的な合否は共通テストのほかの科目や個別学力検査を含めた総合点で決まります。
【入試方式別】英検®利用の条件とスコア対応表

金沢大学では、共通テストの「英語」に利用するケースと、英語外部試験そのものを選考材料にするケースがあります。入試方式ごとに分けて確認しましょう。
一般選抜(前期日程)・大学入学共通テストを課す特別選抜
一般選抜では全学域・学類と一括入試、特別選抜では大学入学共通テストを課すすべての選抜が対象です。
一定以上のスコアを提出すると、大学側がそのスコアを得点化。共通テスト「英語」と比較し、高い方が採用されます。
対象試験と最低スコアは次のとおりです。
| 英語外部試験 | 最低スコア |
|---|---|
| ケンブリッジ英語検定(リンガスキル含む) | 140 |
| 英検® | CSE 1,950 |
| GTEC(CBT) | 960 |
| GTEC検定版(Advanced) | 960 |
| IELTS | 4.0 |
| TEAP(4技能) | 225 |
| TOEFL iBT®(Home Edition含む) | 42 |
なお、金沢大学は具体的な得点換算表を公開していません。
KUGS特別入試 総合型選抜Ⅰ・経済学類
経済学類の総合型選抜Ⅰでは、大学入学共通テストと個別テストを免除し、次の300点満点で選考します。
| 選考項目 | 配点 |
|---|---|
| 小論文 | 100点 |
| 英語外部試験 | 100点 |
| 口述試験 | 100点 |
| 合計 | 300点 |
英語外部試験は、ケンブリッジ英語検定、英検®、GTEC、IELTS、TEAP、TOEFL iBT®が対象です。英検®は合否にかかわらず、2級以上を受験した際のCSEスコアで評価されます。
ただし、各試験のスコアを100点満点にどのように換算するかは、入学者選抜要項では公表されていません。「英検®1,950点なら○点」といった独自の換算はできないため、スコアが高いほど有利になる可能性を踏まえ、できるだけ上を目指しておくとよいでしょう。
KUGS特別入試 総合型選抜Ⅰ・国際学類
国際学類も大学入学共通テストと個別テストを免除します。ただし、経済学類とは選考方法が異なります。
| 選考段階 | 英語外部試験の扱い |
|---|---|
| 第1次選考 | 英語外部試験スコアを含む出願書類などで100点評価 |
| 最終選考 | 英語外部試験スコアを含む出願書類などを参考に口述試験を実施 |
英検®を含む対象試験の種類は、経済学類と同じです。英検®については、2級以上を受験した際のCSEスコアが判定に使われます。
経済学類のように「英語外部試験だけで100点」とする方式ではありません。国際学類では、英語スコアを含む複数の出願資料をまとめて評価する点が大きな違いです。
KUGS特別入試 学校推薦型選抜Ⅰ・経済学類は英検®ではなくTOEIC®
間違えやすいのが、経済学類の学校推薦型選抜Ⅰです。
同じ経済学類でも、こちらで判定資料として指定されている英語外部試験はTOEIC® L&R。総合型選抜Ⅰで利用できる英検®を、そのまま学校推薦型選抜Ⅰでも使えるわけではありません。
「経済学類なら英検®が使える」と学類名だけで判断せず、必ず入試方式まで確認してください。
英検®を使う場合の注意点・有効期限

金沢大学で英検®を利用する場合は、スコアだけでなく取得時期や提出書類にも条件があります。
2024年4月以降に取得したスコアが対象
2027年度入試で利用できるのは、2024年4月以降に取得したスコアです。
ただし、金沢大学の選抜期日時点で、各試験実施団体が定める有効期限を過ぎているスコアは利用できません。2日にわたって試験を行う場合は、初日が基準日となります。
4技能のCSEスコアが確認できる証明書を提出する
英検®では、4技能のCSEスコアが記載された合格証明書または個人成績表を提出します。
級の合否だけがわかる資料ではなく、CSEスコアを確認できる書類が必要です。出願時にはスコアの写しを提出し、原本を提出した場合も返却されません。
一般選抜では共通テスト「英語」の受験が必要
英検®CSEスコア1,950点以上を持っていても、大学入学共通テストの「英語」を受けなくてよいわけではありません。
金沢大学は、英語外部試験を提出する場合でも共通テスト「英語」の受験が必要と明記しています。英検®は共通テスト英語の「免除」ではなく、「より高い得点を採用してもらうための選択肢」と考えるとわかりやすいでしょう。
一般選抜の学生募集要項は2026年11月掲載予定
金沢大学公式サイトでは、2027年度一般選抜(前期日程)の学生募集要項を2026年11月に掲載予定としています。出願書類の詳細や手続きは、公開後の学生募集要項でもう一度確認してください。
一般選抜(前期日程)の出願期間は、2027年1月25日~2月3日の予定です。
金沢大学 英検®利用に向けた受験戦略

金沢大学を目指すなら、「とりあえず英検®を取る」よりも、志望する入試方式から逆算して目標スコアを決めることが大切です。
まずは英検®2級・CSE1,950点以上を確保する
一般選抜を考えているなら、最初の目標は2級以上を受験し、CSE1,950点以上を取ることです。
2級の合格基準は1,980点なので、2級合格を目標に勉強すれば、金沢大学の最低スコアも同時にクリアしやすくなります。すでに2級を受験している場合は、合否だけでなくCSEスコアも確認しておきましょう。
1,950点を取っても英語対策を止めない
CSE1,950点は、あくまで「スコアを提出できる最低ライン」です。
金沢大学は換算基準を公表していないため、1,950点で共通テスト英語の何点相当になるかはわかりません。さらに、共通テスト「英語」の受験自体も必要です。英検®の基準を満たしたあとも、共通テスト対策を並行して進める必要があります。
KUGS特別入試を狙うなら、より高いスコアを目指す
KUGS特別入試の総合型選抜Ⅰ・経済学類では、英語外部試験だけで100点が配点されています。
国際学類でも英語外部試験のスコアは出願書類の一部として評価対象です。どちらも「最低基準さえ超えれば同じ評価」とは書かれていないため、総合型選抜Ⅰを考えるなら、出願までスコアを伸ばしておく意味は大きいでしょう。
なお、KUGS特別入試には英検®とは別に、KUGS高大接続プログラムなど所定の出願資格があります。英検®のスコアだけで出願できる入試ではありません。
併願校でも英検®を活用できるか確認する
金沢大学を第一志望とする場合、併願先でも同じ英検®スコアを使えると、取得した資格を無駄なく活用できます。
国公立大学では富山大学、新潟大学、信州大学など、私立大学ではMARCHや関関同立などが候補です。大学・学部ごとに英語外部試験の利用条件を確認するとよいでしょう。ただし、必要な級やCSEスコア、利用方法は大学ごとに異なるため、必ず各大学の最新要項を確認してください。
金沢大学入試の英検®利用でよくある質問(FAQ)

金沢大学の英検®利用について、受験生が迷いやすいポイントをまとめました。
金沢大学で利用できる英検®は何級ですか?
英検®は2級以上を受験した際のCSEスコアが対象です。一般選抜や大学入学共通テストを課す特別選抜では、CSE1,950点以上から提出できます。級の合否だけで利用可否が決まるわけではありません。
英検®2級に不合格でも利用できますか?
利用できる場合があります。金沢大学は合否にかかわらずCSEスコアで判定しており、一般選抜では1,950点以上が基準です。2級の合格基準1,980点に届かなかった場合でも、1,950点以上なら条件を満たします。
英検®S-CBTは利用できますか?
はい。金沢大学では従来型のほか、CBT、S-CBT、S-Interviewを利用できます。英検®Jr.と英検®IBAは対象外です。提出する証明書には、4技能のCSEスコアが表示されている必要があります。
英検®を提出すれば共通テストの英語は免除されますか?
免除されません。一般選抜や大学入学共通テストを課す特別選抜では、英検®を提出していても共通テスト「英語」の受験が必要です。大学が換算した外部試験の得点と比較し、高い方が採用されます。
CSEスコア1,950点は共通テスト英語の何点に換算されますか?
具体的な点数は公表されていません。金沢大学は独自の基準で英語外部試験を得点化していますが、換算基準や基準点は非公表です。
英検®スコアに有効期限はありますか?
2027年度入試では、2024年4月以降に取得したスコアが対象です。ただし、金沢大学の選抜期日に各試験実施団体が定める有効期限を過ぎている場合は利用できないため、取得時期も確認しておきましょう。
KUGS特別入試でもCSE1,950点以上が必要ですか?
大学入学共通テストを課すKUGS特別入試では、英検®CSE1,950点以上が外部試験利用の基準です。一方、総合型選抜Ⅰの経済学類・国際学類は「2級以上のCSEスコア」で判定するとされ、別途1,950点以上という最低基準は示されていません。
まとめ 金沢大学の英検®利用はCSE1,950点を目安に対策を
金沢大学では、一般選抜(前期日程)の全学域・学類と一括入試、大学入学共通テストを課す特別選抜で英検®を利用できます。
この場合の最低ラインは、2級以上を受験し、CSEスコア1,950点以上です。英検®の合否そのものは問われないため、2級不合格でもCSEスコアによっては利用できます。
また、KUGS特別入試の総合型選抜Ⅰでは、経済学類・国際学類で英語外部試験を直接選考に利用。特に経済学類では100点が配点されるため、英語資格のスコアが合否に与える影響も小さくありません。
一般選抜では、英検®を提出しても共通テスト「英語」を受験する必要があります。まずはCSE1,950点以上を確保し、その後も英検®と共通テストの両方で英語力を伸ばしていきましょう。
※本記事の情報は2026年9月時点のものです。最新の入試情報は、金沢大学公式サイト・入学試験要項および英検®公式サイトをご確認ください。2027年度入試の確定情報(出願資格・出願期間・利用できる英語資格検定試験など)は、大学が公開する最新の学生募集要項で必ずご確認ください。一般選抜(前期日程)の2027年度学生募集要項は、2026年11月に掲載予定です。
執筆者プロフィール
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