神奈川県の難関私立女子高校とは?各学校の特徴や受験情報、進学実績、学費など徹底解説!


編集部
塾選ジャーナル編集部
高校受験に向けて神奈川県の難関私立女子高校について詳しく知りたい方も多いでしょう。
今回は、難関私立女子高校「桐蔭学園高校女子部・日本女子大学附属高等学校・相模女子大学高等部」について各学校ごとの特徴や入試情報、学費などを解説します。またおすすめ塾についても紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
神奈川県の難関私立女子高校3選!受験情報や学校の特徴などを解説
神奈川県の難関私立女子高校として、桐蔭学園高校女子部、日本女子大学附属高等学校、相模女子大学高等部を聞いたことがある方も多いと思います。3校とも偏差値も倍率も高く、狭き門となっています。それだけに、しっかりこれらの高校について知っておくことはとても大切です。
ここでは、上記の3校について、入試日程や、校風、授業の特徴や、学費などについてご紹介していきます。受験校のイメージを明確にし、受験勉強を有利に進めていきましょう。
桐蔭学園高校女子部
まず初めに、偏差値67と、3校の中では最も高い桐蔭学園高校女子部の入試日程や学費などについて見ていきましょう。
受験・入試情報
桐蔭学園高校は、入試は男女ともに同じ日程となっています。2022年度一般入試の日程は、「A方式」(オープン入試)が2/11(金)でした。「B方式」(書類選考)は、試験日はありません。
進学実績
公式HPによると、平成30年の桐蔭学園高校女子部の大学進学実績は、現役で京都大学に1名、東京工業大学に1名、横浜国立大学に2名など、難関の国立大合格者を輩出しています。また、早稲田に19名、慶應に18名、上智に14名など、難関私立大学の合格者も多数います。
学校の特徴
桐蔭学園高校は、「自ら考え判断し行動できる子どもたち」を育てるという教育ビジョンを掲げています。これは一人ひとりが多様な変化の激しい社会にしっかりと適応し、自らの人生を切り開いていける自立的学習能力を育むことを目標としています。学園祭である鸞鳳祭なども生徒が自立的に動いて進めているのも特徴のひとつです。
その精神の通り、教員から生徒への一方通行な講義型授業に、書く・話す・発表する等の活動を取り入れて行うアクティブラーニング型授業を積極的に行っています。成果として国連会議で発表を行うなど、優れた実績を出しています。また、高校1年生では、セブ島への語学研修があるなど、国際交流も盛んです。
概要
次に、桐蔭学園高校女子部の概要をチェックしていきましょう。
住所・最寄駅
最寄り駅は、以下の通りです。
- ・東急田園都市線、東急市営地下鉄「あざみ野駅」下車、バス10分(「もみの木台バス停」から徒歩10分)
- ・東急田園都市線「市が尾駅」下車、バス10分
- ・東急田園都市線「青葉台駅」下車、バス15分
- ・JR横浜線「中山駅」下車、バス35分
- ・小田急線「柿生駅」下車、バス15~20分または、「新百合ヶ丘駅」下車、バス20分(「もみの木台バス停」から徒歩10分)
創立
創立は1964年で、50年以上の歴史をもつ高校です。
生徒数
桐蔭学園高校女子部の生徒数は、2021年のデータによると、1194名が在籍しており、様々なコースに分かれて学んでいます。
学費
桐蔭学園高校の2021年度の学費は、以下の通りです。
入学金 | 200,000円 |
授業料 | 534,000円 |
施設費 | 256,000円 |
その他 | 370,000円 |
合計(年額) | 1,360,000円 |
日本女子大学附属高等学校
参照リンク:日本女子大学附属高等学校
次に、桐蔭学園女子高校と同じくらい難関である偏差値68の日本女子大学附属高等学校の入試日程や学費などについて見ていきましょう。
受験・入試情報
日本女子大学附属高等学校の2022年度の入試日程は、推薦入試が、1/22、一般入試が2/10でした。
進学実績
日本女子大学附属高等学校の生徒は、毎年70~75%が内部推薦で日本女子大学に進学します。2021年度のデータによると、他大学への進学は、東京工業大学に1名、筑波大学に1名、お茶の水女子大学に1名、東京都立大学に2名など難関国立大学への合格者もいます。また、慶應義塾大学に14名、早稲田大学に21名、上智大学に12名など、難関私立大学へも数多く輩出。
学校の特徴
日本女子大学附属高等学校が掲げる「自念自動」の精神は、高等学校において「自ら考え、自ら学び、自ら行動する」という教育目標につながっています。すべての生徒が自治会の一員として話し合いに参加するなど、自立心を育む教育が特徴的です。また、文化祭である「もみじ祭」では、企画から運営まですべて生徒が主体で動きます。
授業では、バランスの取れた知識と教養を身につけさせるため、文系と理系に分けないカリキュラムを採用。夏には「TOEIC講座」が実施されるなど、将来を見据えた授業を展開していることも特徴のひとつです。
概要
次に、日本女子大学附属高等学校の概要をチェックしていきましょう。
住所・最寄駅
最寄り駅は、以下の通りです。
- ・小田急線「読売ランド前駅」徒歩 10分
- ・京王線「京王稲田堤駅」バス 10分(小田急バス 読04 生田折返場行 「女子大前」下車)
- ・京王線「京王よみうりランド駅」バス 15分(小田急バス 読01 寺尾台団地行 「女子大前」下車)
創立
創立は1901年と、非常に長い歴史を持つ高校です。
生徒数
日本女子大学附属高等学校の生徒数は、2021年のデータによると、1130名が在籍しています。1学年370名程度が基本です。
学費
日本女子大学附属高等学校の2022年度の学費は、以下の通りです。
入学金 | 250,000円 |
施設設備費 | 142,000円 |
授業料 | 511,000円 |
施設設備費 | 141,000円 |
実験実習費 | 2,500円 |
諸費 | 85,360円 |
合計 | 1,131,860円 |
相模女子大学高等部
参照リンク:相模女子大学高等部
最後に、偏差値62の相模女子大学高等部の入試日程や学費などについて見ていきましょう。
受験・入試情報
相模女子大学高等部の2022年度の入試日程は、推薦入試が1/22(土)、一般入試が2/10(木)でした。
進学実績
相模女子大学高等部の2021年度の卒業生287名のうち、相模女子大学(短期大学部含む)に進学したのは23%でした。他大学への進学は59.9%で、専門学校が9.4%、他短期大学への進学が2.8%、その他が4.9%となっています。他大学では、慶應大学に1名、GMARCHに合計16名が合格しています。
学校の特徴
相模女子大学高等部の教育目標は、研鑽力、発想力、協働力を中心に据えています。「自ら学ぶ姿勢を探求する生徒」「しなやかに発想し実践する生徒」「個の力を社会の中で発揮する生徒」を教育することを目標としています。
情報化社会の中で、時代を引っ張っていく人材を輩出するために、一人一台、PCまたはキーボード付きタブレットを使い、授業を実施。また「特進」「進学」「グローバル」「ライフサイエンス」「リベラルアーツ」など、様々なコース選択があることも特徴的です。
2022年には、高等部の生徒が有志で立ち上がり、オンラインでの文化祭「白木祭」を実施するなど、生徒主体の取り組みが盛んに行われています。
概要
次に、相模女子大学高等部の概要をチェックしていきましょう。
住所・最寄駅
最寄り駅は、相模大野駅(小田急線・小田原線)・東林間駅(小田急電鉄江ノ島線)・町田駅(小田急線とJR横浜線)の3つになります。
創立
創立は1900年で、とても長い歴史をもつ高校です。
生徒数
相模女子大学高等部の生徒数は公式サイトには記載がありませんが、近年では例年約900名ほどが在籍しています。
学費
相模女子大学高等部の2022年度の学費は、以下の通りです。
入学金 | 220,000円 |
施設費 | 170,000円 |
PTA入会金 | 2,000円 |
PTA会費 | 14,400円 |
授業料 | 444,000円 |
設備費 | 96,000円 |
生徒会費 | 7,200円 |
放課後学習支援費 | 78,000円 |
特別進学指導費 | 24,000円(特別進学コースのみ) |
合計 | 1,031,600〜1,055,600円 |
神奈川県の難関高校受験に向けたおすすめ塾
最後に、神奈川県の難関高校受験を目指す方におすすめの塾をご紹介します。難関高校の受験にも対応できる講師やシステムがそろっていることが重要なのはもちろんですが、受験では情報もとても大切になります。したがって、神奈川県の難関高校に関する受験情報を豊富に持っている塾もご紹介します。
以下の塾情報を参考にすれば、必ずぴったりの塾が見つかるはずです。
おすすめ塾1.創英ゼミナール
創英ゼミナールは、個別指導の形態をとっており、一人ひとりに合わせた指導を徹底しているため、神奈川県の難関高校に絞った対策をしやすくなっています。特徴的なのは、第一志望合格率が92.0%以上であるということ。地域密着型の塾であるということからも、密接にコミュニケーションを取りながら効率的に受験勉強を進めていくことができます。
個別指導では割高になりやすい傾向がありますが、創英ゼミナールは1科目週1回の授業であれば、月謝は5,225円(税込)からということで、比較的リーズナブルなところも魅力のひとつです。
おすすめ塾2.東京個別指導学院
東京個別指導学院は、業界大手のベネッセグループであることが魅力のひとつです。圧倒的な受験情報を持っているため、神奈川県の難関高校を受験するうえでも、正しいルートで進めていくことができるでしょう。
授業スタイルは個別指導の形式で、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの授業を展開。わからないところまで戻って、根本からの理解を促す「戻り学習」と、苦手単元を中心に授業で扱う「ピンポイント学習」が特徴的で、効率よく学習を進めていくことができます。
料金は、入会費や年会費は無料で、具体的な授業料は各教室に問い合わせることで確認できます。
おすすめ塾3.臨海セミナー
臨海セミナー個別指導セレクトでは、個別指導形式の授業で、生徒一人ひとりに合った指導を受けることができます。神奈川県の難関高校受験に向けて、無駄なく受験勉強を進めていくことも可能です。前半50分の授業と、後半50分の確認テストに分かれており、その日の授業内容をしっかり理解できたかどうか毎回確認することが可能。できなかったとしても、徹底した反復指導により、確実な理解を目指すことができます。
また、独自の入試説明会、私立高校入試相談会を開いており、受験に関する情報を豊富に得ることもできますし、自分の志望校にピンポイントの情報を聞くこともできます。
料金は、数学・英語・国語(3科目)¥30、800 / 数学・英語・理科・社会・国語(5科目)¥40、150となっています。
おすすめ塾4.湘南ゼミナール
湘南ゼミナールの授業は、教師が一方的に講義をしていくスタイルではなく、「QE授業」を実施しています。これは、テキストを使わずに生徒に直接問題を出し、やり取りをしながら理解に到達していくという、ライブ感あふれる授業です。積極的にコミュニケーションを取りながら授業を進めていくほうが集中できる生徒さんには特におすすめ。神奈川県の受験にも強い塾ですので、入試説明会などで有益な情報を得ることもできます。
料金は、入会金 16,500円(税込)で、中学3年生の場合、月額費用の例としては、3月~7月は4週月ですと29,920円~、3週月ですと22,440円~です。9月~2月の直前期は、4週月ですと38,720円~、3週月:29,040円~(※週3回授業)となっています。また、その他の費用として、教材・テスト・季節講習費が別途必要です。
おすすめ塾5.国大Qゼミ
国大Qゼミは、集団授業と個別授業から好きな授業スタイルを選べます。集団授業でも1クラスあたり10人前後の習熟度別クラス編成をしているので、ご自身のレベルに合ったクラスで学習を進めていくことが可能。個別指導は完全に1対1のスタイルがとられており、55分間の授業時間を無駄なく使うことができます。
国大Qゼミに通う8割の生徒が運動部に所属しているということもあり、「勉強も運動も両立させたい」と考える生徒にもおすすめできる塾です。授業外のサポートもしっかりしていますので、そういった時間もうまく使って、文武両道で受験勉強を進めていくことができます。料金は、各教室に問い合わせしてください。
まとめ
本記事では、神奈川県の難関私立女子高校のうち、桐蔭学園学校女子部・日本女子大学附属高等学校・相模女子大学高等部についてご紹介してきました。各学校ともにさまざまな特色があり、どの学校も違った魅力があります。
受験に向けての具体的なイメージができたら、すぐに受験勉強をスタートさせましょう。今回紹介した塾は、神奈川県の難関私立受験に強みを持っているので、自分に合いそうな塾の授業をまずは受けてみると良いでしょう。
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