エース講師ファイル 2023/05/16

インタビュー

• ——今回、安藤塾長から大変熱いメッセージとともにエース講師にご推薦いただきました。ご自身では、どのように受けとめられていますか？

  私のことをよく見ていただけていて嬉しいですね。「京大出身」というと、すごく優秀だったと思われるかもしれませんが、実は私は学生時代そんなに勉強ができる方ではなくて。でも、そんな私でも自分で作戦を立てたり、やり方を考えたりして試行錯誤を繰り返すことで、苦手科目を克服し、目標達成することできました。
  
  「やり方次第で結果が変わる！」ということを身をもって知った実体験があるからこそ、生徒にも伝えていきたい。最初から勉強が得意だった訳ではない自分には、勉強ができない子の気持ちがよくわかります。だからこそ寄り添いながら指導することができる。これが、私の強みだと思います。

• ——ご自身の経験が今の指導に活かされているんですね。先生はいつ頃から勉強を頑張るようになられたんですか？

  小学校２年生の時、とてもショックなことがありました。毎朝起きると片足に激痛が走るようになり、動かなくなってしまったんです。病院に行くと「股関節脱臼」と診断され、手術しても治らないかもしれないと言われました。片足を引きずって歩く様子から、いじめにあったことも…。その時点で「自分はスポーツ選手のように体を使う何かは望めない、馬鹿にされないためには頭脳で勝負するしかないんだ」という思いが芽生えていた気がします。

• ——そんなお辛い過去がきっかけだったんですね。

  それが有難いことに、足は小学6年の時に快復しました。中学に入り、成長するにつれて表れてきたのが、「自分は頭脳で勝負するだけでなく、その結果何かしらの爪跡を残したい、名誉とか称賛を得たい」という強い欲求。そこから、自分は勤め人ではなく、何かを研究する学者になりたいと思うようになりました。数ある大学の中で最も魅力を感じたのは、個人を尊重する学風を持つ京都大学。ただ、現役の時にはそこまで学力が及ばず、滑り止めで合格した関西学院大学に進学しました。

• ——ということは、その後、再度京都大学を目指されたということなんですね？

  はい。そうなんです。関西学院は環境も良くて素晴らしい大学だったのですが、自分には合ってなくて。新聞奨学生だったので朝３時から稼働して終わったら学校の授業というハードな生活に体もついていかず、親に伝える前に退学しました。そこで改めて京大にチャレンジしようと決めたんです。
  
  兵庫から大阪に引っ越してアパートを借り、バイトをしながらの一人籠城浪人生活がスタート。お金もないので塾には行かず、Z会の通信講座と模試だけを受けて、後は独学で受験勉強。勉強のやり方にはかなり試行錯誤しました。失敗した作戦もたくさんありましたが、それでも無事合格することができ、憧れの京都大学へ入学。その後「京大吉田寮」で過ごした4年間は、仲間にも恵まれ、やりたい研究もでき、自分史上最高に幸せなひと時でした。

• ——それは苦労した甲斐がありましたね！ご卒業後は、研究者になられたのでしょうか？

  はい。大学院に進み、遺伝子研究で博士号も取ることができました。さらにその後、幼いころから目指してきた、研究で爪跡を残すという夢も実現することができたので、45歳の時、今の塾講師に転身しました。自分は夢を叶えられた。今度は子どもたちが夢を叶えるサポートをしていきたい！そんな思いで歩んできて、今９年目になります。

• ——先生は苦手意識を克服させることに長けておられるということですが、生徒の方は苦手科目に対してどのようにアプローチするとよいでしょうか？

  私がお勧めするのは、苦手科目の勉強は学習時間の一番頭にもってくるということ、そして短い時間であっても毎日必ずやるということです。私の場合、中３時点での苦手科目が数学だったので、毎日必ず数学から勉強を始めて、30分頑張ったら次は自分が好きな教科を学習する、というやり方にした結果、数学の成績を大きく伸ばすことができました。誰だってやりたくないことに対しては忌避感があるので、苦手科目を後回しにしがち。その気持ちはよくわかりますし、慣れるまではちょっと大変かもしれません。
  
  「数学」や「英語」は苦手科目にあげられることが多い科目ですが、いずれも大切なのは毎日の積み重ね学習。教えてもらってわかったとしても、わかる＝できる（解ける）にはなりません。わかっても、解けるようにならないと成績は上がらない。解けるようになるには反復学習が必須です。スポーツ選手が練習を一日も欠かさないのと同じことですね。

▲受験はゴールではなく通過点。大切なのはその先の大きな目標や夢を見失わないことと話す新濱先生。

エース講師 新濱先生がいる塾はコチラ

安藤塾

対象学年

小学生 / 中学生 / 高校生 / 浪人生

授業形式

集団指導 / 個別指導 / 完全個別指導 / 通信教育

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• ——先生が普段から塾での指導やコミュニケーションにおいて、心がけていること、大切になさっていることはどういったことでしょうか？

  生徒一人一人の学力・性格に合わせた「適切なハードルの設定」を心がけています。ハードルは高すぎると自信を失って挫けてしまい、低すぎると張り合いがありません。これまで何百人と生徒を見てきた経験から、教科ごとにそれぞれ「つまずき」が発生するポイントはわかっていて、全て頭に入っています。この学力レベルの子が、このポイントでつまずく場合は、どの教材のどのページに戻ることが一番効果的なのか？ということもわかっているので、最適なハードルを設定できていると思います。

• ——現在、先生が指導について感じている課題感＆今後の目標についてお聞かせください

  勉強が苦手で自己肯定感の低い生徒への対応に課題を感じています。そういった子供たちに勉強の楽しさを知ってもらえるようにしていきたいですね。自己肯定感が低いと、何事においても諦めやすくなってしまいます。成績の良し悪しに関わらず、どんな子でも何かしらの壁にはぶつかるものですが、自己肯定感が低い場合は「ダメに決まっている、無理に決まっている」とやる前から自分の可能性を信じられない。
  
  その根深い自己肯定感の低さを覆すために必要なのが成功体験です。成功体験が積めるような「適切なハードル」を設定し、できた時には心の底から褒めてあげること。適当に褒めるのではありません。できない人間ができるようになるというのは、ものすごくエネルギーが必要なこと。そのしんどさを知っているだけに全力で褒めます。そうすることで、生徒は少しずつ自分に自信が持てるようになっていくんです。

• ——これから入塾されてくる方、入塾を検討している方に対してメッセージをお願いします

  みなさんには、今の成績の如何に関わらず、とにかく自分の可能性を信じて諦めないということを大切にしてほしいです。ですから、私たち「安藤塾」の講師もみなさんの力を、可能性を心底信じ、全ての生徒に「愛」をもって指導にあたります。この教室で楽しく学び、成績をUPさせて、「なりたい自分」を目指して成長していきましょう！ぜひ一度体験授業にいらしてください。