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2021/07/01
公開

大学付属校のメリット・デメリットは?進学校との違いを解説!

志望校選びでは、ある程度、方向性を決めておくとスムーズです。大学付属校か進学校か、男女共学校か別学校かなど、いくつかポイントがあります。中でも、大学付属校は近年人気を集めています。有名私立大学の付属校ともなれば、応募者数は増加し、狭き門となっているようです。今回は、そんな大学付属校の人気の背景やメリット・デメリット、進学校との違いなどについて紹介していきます。ぜひ学校選びの参考にしてみてください!

大学付属って、どんな学校のこと? 

大学付属校とは、大学や学部に付属する小・中・高等学校のこと。中学受験生にとっては、中学から大学まで10年間の一貫教育を受けられる学校となります。「○○大学付属中学」といった名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。ただ、大学付属と言っても、内情は学校によって異なります。詳細を見ていきましょう。

偏差値などのレベルや規模は、さまざま

大学付属だからといって、必ずしも難易度が高いというわけではありません。多くの場合は、「付属大学のレベル=付属校のレベル」と考えて良いでしょう。学力については、上から下まで幅広いです。また、大学が全国にある場合は、付属校も全国規模で存在します。日本大学などは、各地にありますよね。

系列大学への進学率は、さまざま

入学したら系列大学へ進学するものと思われがちですが、実際は学校によります。付属高校からそのまま大学へ進学する生徒が7割を超えるような学校もあれば、およそ4~6割程度の学校、中には1割程度の学校もあります。系列大学があるとはいえ、進学率が1割ほどとなれば、外部受験を目標とした「進学校」と言えるでしょう。

大学付属校が人気の背景

冒頭でもお伝えしたとおり、近年、大学付属校の人気は上昇しています。その理由として挙げられるのが、大学入試改革です。2020年度(2021年1月の実施)から「センター試験」が廃止され、「大学入学共通テスト」に変更となりました。過去の実績がないことから、大学入試に関して不透明な部分も多く、多くの受験生が不安を感じることに。こういった状況から、将来的に大学入学を保証される付属中学を志望する層が増えているというわけです。

また、2016年以降、私立大学の入試では、定員を大きく超えた合格者を出しにくくなりました。国からの指導ではありますが、大学に受かりづらい傾向に。これを踏まえて、中学からエスカレーター式で大学まで通える付属校に人気が集まっていると考えられます。

大学付属校を選ぶメリット 

大学付属校と言っても、学校によって系列大学へ進学する割合は異なると前述しました。より具体的なメリットを紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。

※ここでは、内部進学率が7割を超える純粋な大学付属校にフォーカスしています。ほとんどの生徒がそのまま系列大学に入学するケースです。

大学進学がスムーズ

一番のメリットは、「大学受験なしで進学できること」です。入試形式が不透明な時代だからこそ、大きな安心感を得られますよね。もちろん中学・高校に真面目に通う必要はありますが、よほど大きな問題がない限り、系列大学にエスカレーター式に入学できることが多いです。

やりたいことに集中できる

内部進学を前提とした学習カリキュラムを組んでいる大学付属校も多数あります。カリキュラムをきちんとこなしておけば、自分の時間を作ることができる環境です。そのため、部活動に打ち込む生徒もたくさんいます。強豪と呼ばれる部活を持つ大学付属校がありますが、課外活動にしっかり時間を費やすことができるのも、要因のひとつかもしれません。

また、学校によっては、中高生でも大学の施設を使用できるケースがあります。中学校、高校にはない整った施設環境は魅力的です。大学・中高間の交流がある場合は、教授の授業を受けたり、大学生から専門的な話を聞いたり。これらも付属校ならではのメリットでしょう。

深い人間関係が築ける

中学から大学まで通えば、10年です。一緒に学び、学校生活を過ごした10年来の友人は、かけがえのない存在になります。部活動や委員会などでは、先輩・後輩といった上下とのつながりも築くことが可能です。社会人になってからも交流の途絶えない仲間を得られます。

絆が深まる理由は、過ごした時間の長さだけではありません。系列大学が歴史のある学校であるほど、教育理念を大切にしています。その理念を共有し、同じ志を掲げるわけです。仲間意識が芽生え、信頼を深めることができるでしょう。加えて、大学入学後も顔見知りの友人が多いです。キャンパスで疎外感を覚えることなく、リラックスして大学生活を始められます

コストパフォーマンスが高い

大学付属校の学費は、通常の私立中学に比べるとやや高めです。ただ、大学進学が保証されている場合は、予備校など通塾の必要がありません。予備校費用、受験料などを合わせると、それなりの費用がかかりますよね。ですから、通塾費用がかからない場合は、コストパフォーマンスは概ね高いと言えるでしょう。ただ、付属校に通っていても通塾する子供もいるため、ケースバイケースとも言えます。

大学付属校を選ぶデメリット 

さまざまなメリットのある大学付属校。しかし、長所があれば短所もあります。大学受験への不安を軽減できるのはありがたいことですが、大切なのはお子さんがどんな6年間を送りたいかですよね。ここでデメリットについても理解しておきましょう。

※メリットと同様に、今回も内部進学率が7割を超える大学付属校にフォーカスしています。

進路が限定される

系列の大学に進学するということは、その大学にある学部にしか進学できないということです。中学入学時に、大学で希望する学部まで明確になっているお子さんは少ないでしょう。自身の進路が明確になったとき、希望に沿う学部がないということもあり得ます。

また、付属大学に魅力を感じられない場合、他大学の受験を視野に入れることになります。そうなると、付属校に入学した意味がなくなってしまいますよね。また、学校によっては外部受験へのサポートが手薄なケースも。予備校など、外部に頼る必要性が生じます。

希望する学部に入学できる保証はない

カリキュラムが整っているからと学習面の手を抜いてしまうと、希望する進路を選べなくなることがあります。志望者が多い学部では、定期テストなどの成績をもとに選抜されることが多いからです。この点を意識して、日ごろから地道な努力が求められます。

なお、大多数の生徒が系列の大学に進む中、何かしらの事情で外部受験を目指す場合、周囲との距離感を覚えることがあります。勉強に集中しづらい環境かもしれません。内部進学を前提としている学校であるほど、受験対策や対応ノウハウといった面では期待できません。

安心感から、学習意欲が下がることも

一般の大学受験をするケースとは異なり、がむしゃらに勉強しなくても大学に進学できます。裏を返せば、安心感から「そこまでやらなくても大丈夫」というスタンスになってしまうお子さんもいるようです。中学・高校6年間で打ち込みたいことが見つけられれば、有意義な時間となります。この点を本人が意識し、時間を無駄にすることのないよう自立した精神が求められると言えます。保護者としても、うまくフォローしたいところです。これを踏まえて、中学時代からお子さんが打ち込めることを見つけられるようフォローできると良いですね。

進学校との違いは?

大学付属校と相反する位置づけにあるのが、「進学校」です。進学校と聞くと、東大や国立大学を目指すエリートという印象があるかもしれません。ただ、全ての進学校がそうとは限りません。いくつかタイプがありますので、チェックしておきましょう。具体的な特徴、メリットとデメリットを紹介します。最終的にお子さんにピッタリな環境を選ぶためにも、さまざまな角度から学校をチェックしてくださいね。

進学校って、どんな学校?

「進学校」とは、大学受験を目指す学校を指します。その代表となるのが、全員が国立大学や有名私立大学を目指すような“超”進学校です。中高一貫校であることがほとんどで、6年かけて、目標実現のために励むことのできる環境があります。偏差値も高く、優秀な生徒が多いです。

もちろん、標準的なレベルで大学進学を目指す進学校もたくさんあります。また、大学付属校でも内部進学率が1割をきるような学校もあると前述しました。そういった学校は形態こそ大学付属ですが、他大学への受験を応援し、フォロー体制を整えている学校が多いです。実態は、ほぼ進学校と言えるでしょう。

進学校のメリット

【進路を自由に選択できる】
エスカレーター式の大学付属校とは異なり、自分の志望する大学・学部を全国から自由に選ぶことができます。努力次第で、可能性を広げていける環境です。

【勉強に集中できる】
友達の多くが大学受験を目標としています。目指す学校は違えど、同じ明確な目標がある。そんな仲間がそばにいるからこそ、お互いに切磋琢磨し、勉強に励むことができます。また、子供は周りからの影響を受けやすいものです。クラスメイトが必死に勉強をしているのを目にすると、「自分も頑張らなくては」と感化され、やる気につながります。

【学校のサポートが手厚い】
生徒の夢を叶えることはもちろんですが、学校としては合格実績をあげることも重視しています。そのため、大学受験へのサポートが手厚いです。進路指導の先生が経験豊富だったり、志望校合格に向けた補講があったり。学校によって内容は異なりますので、しっかり確認しましょう。

進学校のデメリット

【成績の差が大きい】
成績上位層と下位層の差が大きいケースがあります。とくに、一流大学を目指す“超”進学校では、基本的なレベルが高く、その中で上位層に食い込むことは簡単なことではありません。進学校に入学したからといって、目指す大学の合格が約束されたわけではありませんので、並々ならぬ努力が必要とも言えます。

【コストがかかる】
大学受験を目指す場合、学校のサポートだけでは準備が足りず、予備校を利用する家庭も多いです。早いと高校1年生から通塾することも。学費、通塾費用、受験料などをトータルすると、それなりのコストがかかります。ある程度の出費を覚悟しておく必要があります。

【じつは、実績が今ひとつ…なことも】
進学校を選ぶときには、必ず大学合格実績をチェックしますよね。ただ、合格実績の数に現役合格者以外が入っているケースもあります。進学校と謳っていても、実績が伴わない場合もあるため、現役合格者のみの数を確認するなど、詳細まで調べることをおすすめします。

まとめ

お伝えしたとおり、大学付属と言っても、系列大学に受験なしで入学する生徒の割合は学校によって異なります。大学付属校の受験を検討する場合は、希望する学校がどのタイプなのかを把握することが大切です。また、系列大学への推薦枠、推薦されるための条件なども確認できると良いですね。

なお、学校によっては、系列大学への入学権利を保持しながら他大学を受験できるケースもあります。この場合、言葉は良くありませんが内部進学を保険にできるということ。一方で、外部の大学を受験すると、入学権利が無くなってしまう学校もあります。注意しておきたいポイントですので、しっかり確認してくださいね。

最後になりますが、どのような学校を選ぶにしても、お子さんに合っているかどうかが重要です。実際の授業風景などを見ると、雰囲気や指導方針が見えてきます。ですから、見学のチャンスがありましたら、積極的に活用しましょう。大学付属校と進学校のリアルな様子を見て、比較検討してみると良いですよ。

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