小学生のオンライン冬期講習とは?メリットやおすすめ塾も紹介
編集部
塾選(ジュクセン)編集部
冬は風邪や感染症などが流行する時期。冬休みに小学生の子どもを冬期講習に通わせたいと思っていても、ウィルスが気になって不安を感じている親御さんも多いのではないでしょうか。最近はオンラインで冬期講習を受けられる塾が増えてきており、感染症を心配する家庭にピッタリです。今回は小学生向けのオンライン冬期講習を取り上げて、メリットや当サイトおすすめの塾情報も紹介します。
小学生が通うオンライン冬期講習の受講スタイルは?
まずは小学生向けオンライン冬期講習の概要を確認していきましょう。オンライン冬期講習とはその名前の通り、オンライン、つまりインターネットを活用した講習のことです。スマホやタブレット、パソコンといった通信機器の他に、インターネット環境があれば、どこにいても受講できます。
自宅で受講するケースが最も多く、日常的な生活環境の中で授業を受けられるのが大きな特徴といえるでしょう。オンライン冬期講習と一口にいっても、受講スタイルや種類はさまざま。主な受講スタイルは次の3つです。
映像授業スタイル
まずは映像授業スタイルです。すでに塾の講師が実施した授業がビデオに録画されており、受講生はインターネットを介してビデオを視聴します。塾によっては非常に多くのビデオを提供しており、基礎理解から応用力養成、中学受験対策など、子ども一人ひとりのニーズや希望に合わせて選べるようにもなっているでしょう。
ビデオなので分からなかった箇所や、聞き逃した箇所は巻き戻したり、一時停止したりすることも簡単にできます。確実に理解できるまで、何度もくり返して視聴できるのは大きなメリットです。映像授業は基本的に、自宅で子ども一人で勉強を進めていきます。そのため、「映像授業で分からない箇所があったらどうしよう」「講師に質問できないのは不安が残る」と思うことがあるかもしれません。
塾の中にはメールやインターネット上で、生徒からの質問を受け付けているところもあります。質問できるサポート体制が整った塾であれば、映像授業スタイルの冬期講習でも安心して受講できるでしょう。
双方向型オンライン授業スタイル
2つ目は双方向型オンライン授業スタイルです。塾で行われる対面式授業を、そのままオンラインで提供するものを指します。講師1人に対する生徒数は塾によってさまざま。1対1の完全マンツーマンのところもあれば、学校のように複数の生徒が一緒に授業をうけるところもあるでしょう。
塾によってはタッチペンを導入して、子どもが書いた内容を講師も同時に共有できるようにするなど、オンラインでも生徒一人ひとりの様子をリアルタイムで理解できるように配慮をしています。
対面式とオンラインの切り替えができるスタイル
一般的な対面式の授業と、オンラインの授業を希望に合わせて切り替えられるスタイルもあります。普段は塾に通って対面式の授業を受け、外出自粛期間中はオンラインに切り替えるなど、柔軟な対応を取ってくれる学習塾も見られるようになってきました。社会状況や子ども一人ひとりの状況に合わせて、学びを続けていけるように配慮をしてくれます。
オンライン冬期講習を受けるメリット・デメリット
オンライン冬期講習は他の受講スタイルと比べて、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。客観的なメリットとデメリットを理解することで、本当に自分の子どもに適しているかどうかが分かるようになります。
オンライン冬期講習のメリット4つ
まずはオンライン冬期講習のメリットについてです。
体調を崩すリスクを軽減できる
冒頭でも述べたように乾燥する冬の季節は、風邪やインフルエンザに罹患するリスクがグンと上がります。また現在流行している新型コロナウイルスも同様です。基本的には人との接触によって感染リスクが向上するため、多くの子どもや講師で密となる学習塾へ通う必要がないのは、体調管理に不安を抱える子どもに適しています。特に中学受験を目前に控えた小学6年生にとって、オンライン冬期講習は大きなメリットとなるでしょう。
限られた時間を有効に活用できる
2つ目のメリットが、限られた時間を有効に活用できることです。多くの自治体や学校では冬休みを2週間程度としており、決して長い期間ではありません。しかし冬休み期間中はクリスマスや年末年始など、イベントや行事が盛りだくさん。特に学校のクラブ活動や習いごともある子どもにとっては、非常にあわただしく過ぎていってしまうでしょう。
忙しい中で、さらに塾の冬期講習に通うとなると大変です。塾がある場所によっては、往復の通塾だけで多大な時間を消費してしまうかもしれません。子どもによっては通塾時間を捻出できず、冬期講習への参加自体をあきらめることもあるでしょう。
しかしオンラインなら大丈夫。スマホやパソコンなどの通信機器とインターネット環境さえあれば、自宅にいながら講習を受けられます。限られた時間を有効に活用し、冬期講習へも参加して成績アップを目指せるはずです。
自宅から遠い場所にある冬期講習も受けられる
自宅から遠い場所にある冬期講習を受けられるメリットもあります。自宅近くに冬期講習を開催している塾がなかったり、あったとしてもカリキュラムが子どもに合っていなかったりするケースもあるかもしれません。
オンラインなら塾の場所を問わないため、自宅から遠い場所にある冬期講習も受けられます。また塾によっては質の高い有名講師によるオンライン冬期講習を開催しているため、レベルの高い授業を受けたい子どもにもピッタリです。
状況や希望に合わせて、対面式とオンラインを切り替えられる
最後は状況や希望に合わせて、対面式とオンラインを切り替えられることです。前述したように塾によっては、対面式とオンラインの2種類の学習スタイルを提供し、2つを切り替えられるところがあります。
「対面式の授業を受けていたけれど、感染症が心配になって自宅学習に切り替えたい」といった場合も、スムーズに受講スタイルを変更できるのは安心です。
オンライン冬期講習のデメリット2つ
メリットがあるということは、当然デメリットもあるということ。どのようなデメリットがあるのかを見ていきましょう。
授業に集中できない可能性がある
自宅で講習を受ける場合、授業に集中できなくなる可能性があります。普段の生活環境の中でリラックスして授業を受けられるメリットがある反面、適度な緊張感を得られずにダラダラしてしまうケースも考えられるでしょう。
特に映像授業スタイルの場合、リアルタイムで授業がおこなわれないため、子どもによってはより授業に集中できなくなる可能性が高まります。使っているスマホやパソコンでネットサーフィンをしたり、動画を見たりするかもしれません。保護者が進捗状況をその都度確認する、家族の目が届くリビングなどでオンライン講習を受けさせるなどの対策が有効です。
インターネット環境が悪いと勉強効率が落ちる
2つ目のデメリットが、インターネット環境が悪いと勉強効率が落ちることです。動画を視聴したり、ビデオ通話をしたりするため、常に安定したインターネット環境が求められます。環境が不安定だと映像や音声が途中で途切れてしまい、勉強に集中できません。受講前にインターネット環境が整っているか、通信が安定しているかどうかをチェックしてください。
小学生が通うオンライン冬期講習の申込み時期は?
小学生向けのオンライン冬期講習は、いつから申し込みが始まるのでしょうか。
一般的な冬期講習は、10月中旬~11月上旬の間に申し込み受付がスタート。ただしオンライン冬期講習の場合は、受付期間に幅があります。
オンライン冬期講習を開催している「Z会の教室」の場合、2023年度の冬期講習申し込み期間は次の通りです。
・冬期講習の映像授業受講可能期間:2023年12月19日~2024年1月6日
詳細は各塾によって異なるため、できるだけ早く情報を収集しておくことが大切です。
複数の生徒が一緒に授業を受けるスタイルの場合、カリキュラムが決まっていることから、申し込み可能期間は講習スタート前に設定されています。一方で映像型授業や個別指導の場合、冬期講習期間中はいつからでも参加可能としているケースが多いでしょう。
2023年度 小学生におすすめのオンライン冬期講習
当サイトがおすすめする、小学生向けオンライン冬期講習を全部で3つ紹介します。
Z会の教室(2023年度の情報)
一流のプロ講師によるハイクオリティな授業を、自宅でも受講できるのがZ会の教室です。オンライン冬期講習の対象は小学4年生~6年生となっています。
Z会が誇る精鋭講師陣による、高品質でハイレベルの授業を映像配信。自宅で好きな時間に、子どもの都合に合わせて視聴できます。また授業の中で分からなかった箇所をWebで質問ができるだけでなく、映像授業のサポート解説をするオンライン双方向型指導も提供。自宅学習をサポートする体制も整っているといえるでしょう。
冬期講習の開講コースは「完全1対1個別指導コース」と「AI基礎完成コース」の2パターン。2023年12月19日~2024年1月6日のあいだで受講できます。
「完全1対1個別指導コース」では小学5年生と6年生を対象に、学校の先取りや、中学受験を見据えた対策を行なうことができます。「AI基礎完成コース」は小学4年生~6年生まで、AI学習教材「atama+(アタマプラス)」を使用し、中学受験に必要な基礎学力の効率的な定着を目指します。「必要なポイントだけを効率的に学習したい」「入試の基礎学力を早期に完成させたい」といった子どもにおすすめです。
栄光ゼミナール(2023年度の情報)
最後は栄光ゼミナールです。一人ひとりの学習課題や目標に合わせて多様なコースが用意され、無駄のない合理的な受験対策を提供しています。
蓄積された膨大な受験データを活用して、生徒一人ひとりに最適な受験戦略を提案。子どもの強みを生かした、効果的・効率的な学習を進められるのが特徴です。授業スタイルは生徒10名程度の「少人数グループ指導」か、「個別指導」を選べます。「少人数グループ指導」のクラスは目的別に編成されており、仲間と切磋琢磨し合いながら中学入試に向けた実戦演習に取り組みます。「個別指導」のクラスは戦略的なオーダーメイド学習プランで、生徒の目標に向かって取り組みます。
オンライン冬期講習は2023年12月21日~2024年1月7日までのあいだでI期~Ⅲ期(I期:12/21~12/24 Ⅱ期:12/26~12/29 Ⅲ期:1/4~1/7)に分けて開催されます。1教科4日間から受講可能です。1教科あたりの通常費用は、グループ指導2,200円~、個別指導4,400円~となりますが、初めて参加する場合には冬トクキャンペーンが適用され、かなりお得に受講することができます。2023年12月20日までの入塾限定で、グループ指導の場合は入塾金33,000円・12月受講料・教材費が全て無料に、個別指導の場合は入塾金33,000円が無料・12月受講料も回数に応じた割引が適用されます。
「私国立中受験対策コース」や「中学受験準備コース」など、コースが細かく分かれているため、目的に合わせて選べるでしょう。
一般的な冬期講習が気になる方はこちら!
オンラインに限らず、一般的な冬期講習の目的や内容はさまざま。中学受験対策として志望校の入試問題演習をしたり、学校の授業理解を目的として1学期・2学期に勉強した内容の総復習をしたりします。
また費用も目的や内容、指導スタイルなどによって変わってくるでしょう。
詳細は以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
小学生の冬期講習について解説!小4・小5・小6の学年別費用やおすすめ塾も紹介
・小学生向け冬期講習の概要や費用は?
・おすすめ塾の2023年度 冬期講習情報を指導型式別にご紹介
・小学生が「冬期講習」に通うメリット・授業内容は?
具体的な費用は学年や指導スタイルによって異なるものの、オンライン冬期講習の場合はさらに、映像授業スタイルと双方向型授業スタイルによっても異なってきます。
まとめ
体調を崩すリスクを軽減できる、時間を有効に活用できるなど、オンライン冬期講習が持つメリットは多岐に渡ります。塾によってはサポート体制も充実しているため、対面式と変わらないクオリティで受講できるでしょう。申し込み時期は塾によって異なるので、小まめに情報をチェックしておくのがおすすめです。「申し込もうと思ったら、定員がいっぱいで断られてしまった」といった状況におちいらないように、気を付けてください。
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塾選(ジュクセン)編集部です。実際に学習塾の運営経験がある者や大手メディアの編集経験がある者などで構成されています。塾選びにお悩みの保護者や学生の方に向けて有益な情報をお届けします。