中高一貫校に通う中学生は、春休みをどのように過ごせば良いのでしょうか?基本的に学校の授業進度は速いため、春休みだからといってダラダラした生活をすると、新学期以降の授業についていけなくなってしまいます。今回は中高一貫校へ通う中学生向けに、春休みの過ごし方や勉強方法、ベスト塾ガイドがおすすめする塾の春期講習情報を解説します。
冒頭でも述べたように、中高一貫校の授業進度は速く、カリキュラムもレベルの高いものとなっています。そのため春休み中も毎日自宅学習をすることで、4月以降の授業もスムーズに受けられるようになるでしょう。
また学校推薦型などで大学受験を目指す場合、学校の定期テストの点数が重要視されます。新学年になって最初の定期テストで高得点を取得するためにも、春休み中もしっかり勉強をしておくことが大切です。
まずは春休みに入る前に、学習計画を立ててください。やるべきことをピックアップして、具体的な学習スケジュールを作ります。ちょうど1学年の終わりにあたるので、復習に力を入れるのがおすすめです。
さらに苦手な科目や単元がある場合、勉強時間を確保できる春休み中にできるだけ克服しておきましょう。学校がスタートすると授業や部活動が忙しく、じっくりと苦手な科目・単元に取り組める時間が取れません。
以下の記事でも春休み中の過ごし方や勉強方法について解説しているので、ぜひご覧ください。
【中学生】春休みの勉強時間はどのぐらい?科目別・学年別の勉強法も紹介
中高一貫校に通う中学生は、春休み中に塾の春期講習へ参加してみてはいかがでしょうか?短い期間でも効率良く勉強を進められ、高い学習成果につながります。続いては春期講習で得られるメリットについて、全部で5つ見ていきましょう。
勉強は一つひとつの単元の積み重ね。学期や学年が進むにつれて、学習内容はどんどん難しくなっていきます。
もしこれまでに学んだ単元の中でつまずいたままの箇所があると、4月以降の授業に付いていけなくなる可能性があるでしょう。特に中高一貫校では顕著です。
春期講習の多くは、これまでの1年間で学んだ学習項目の復習に重点を置いています。そのため春期講習に参加することで、効率的にこれまでの復習ができるようになるでしょう。
メリット①で述べた総復習ができる春期講習へ参加すると、復習をしていく中で自然と自分が苦手とする分野がわかるようになります。
学校によっては春休み中に課題が出されなかったり、出されたとしても少なかったりするため、苦手分野を克服する絶好のチャンス。総復習と苦手分野の克服で、成績アップを目指せます。
新中学1年生にとって、春休み明けの学校は新しい学生生活のスタートです。苦しい受験勉強から離れてホッと一息つきたいところではありますが、これまで培った学習習慣を崩さないためにも、春期講習へ参加をして勉強を続けましょう。
特に中学1年生で習う英語と数学は難易度が高く、1学期で苦手意識を持つ子どもも少なくありません。春期講習でこれまで習った学習項目を復習したり、1学期の先取り学習をしたりすることで、より良い高校生活のスタートをきれるようになるはずです。
4つ目のメリットは、新学年の学習内容を把握できることです。基礎学力が定着し、特に苦手科目や苦手分野がない子どもは予習をしておくと良いでしょう。
多くの春期講習ではこれまでの復習をメインにカリキュラムを組んでいますが、一部の学習塾やコースでは、新学年の予習に取り組むところがあります。また個別指導塾なら生徒に合わせて学習カリキュラムを組んでくれるため、予習をしたい中学生にもピッタリです。
春休みの間に新学年の先取り学習をしておけば、余裕を持って授業に臨めるようになります。授業内容も良くわかり、定期テストで高い得点を取ったり、ほかの同級生と大きな差をつけられたりできるでしょう。
中高一貫校だからといって、必ず中等部から高等部へ進学できるわけではありません。詳細は学校によって異なるものの、定期テストの成績がふるわない子どもは高等部への内部進学が認められないケースも実際にあることです。
また学校推薦型の大学受験を目指す場合も、定期テストの成績が大きな影響を与えます。先取り学習をカリキュラムに組んでいる春期講習や個別指導塾なら、春休みの段階から定期テスト対策に取り組めるでしょう。
最後にベスト塾ガイドがおすすめする、中高一貫校へ通う中学生におすすめの、塾の春期講習情報を5つ紹介します。
まずは個別教室のトライです。北海道から沖縄県まで数多くの教室を持ち、テレビCMでおなじみの学習塾です。
個別教室のトライでは、「中学生のコース」が設置されています。学習習慣の定着や苦手科目克服、定期テスト対策など、生徒一人ひとりのニーズに合わせて学習指導を受けられるのが特徴です。
中学3年生が4回の授業を受けた場合、料金の目安は約28,620 円です。詳細はこちらの記事をご覧ください。
個別教室のトライの特徴や、おすすめポイントは次の3つです。
これまでの豊富な指導実績にもとづいて作られたのが、トライ式学習法です。生徒が学んだ内容を講師へ口頭説明する「ダイアログ学習法」や、同じ内容を何度もくり返す「エピソード反復法」など、学習効率がアップする秘訣がたくさん用意されています。
同じ学年の子どもでも、一人ひとり性格や特徴などはさまざまです。個々に合わせた指導法を取ることで、成績アップが目指せるようになります。
個別教室のトライでは性格別学習法を取り入れ、子どもの性格を全部で9つのタイプに分類。長所や短所、価値観などを大切にしながら、それぞれに合った学習指導を展開していきます。
個別教室のトライの講師は、全員がプロ講師。厳しい学力試験と面接を経て、22万人の中から選び抜かれた精鋭です。春期講習では教室長兼教育プランナーが、生徒一人ひとりの性格や目的、受講科目、スケジュールなどを考慮しながら担当講師を決めてくれます。
城南コベッツは全国各地に教室を持ち、子どもの学習効果を最大限に引き出してくれる個別指導塾です。
「中高一貫校対策」のコースが設置されています。中高一貫校生の専用カリキュラムで、先取り学習や定期テスト対策、内部進学対策などが可能です。
中学3年生が4回通った場合、料金の目安は約18,306円となっています。費用の詳細はこちらの記事を参照してください。
主な特徴やおすすめポイントは、全部で次の3つです。
中高一貫校の授業進度や生徒それぞれの弱点などに合わせて、個人別学習カリキュラムを作成します。学校ごとの指導方針や定期テスト情報などもふまえて作られるので、効率的な学習が可能です。
理解不足を防ぐために、授業中の問題演習量を豊富に確保。学んだ内容を実践して理解できるため、取りこぼしを防げます。
城南コベッツでは、過去の入試情報や最新の受験情報をたくさん有しています。豊富な情報をフル活用しながら高等部への内部進学だけでなく、希望する大学受験対策を見据えた勉強もできるでしょう。
東京都や千葉県といった関東エリアのほかに、大阪府や京都府などの関西エリアにも教室を展開しているのが、個別指導学院フリーステップです。
個別指導学院フリーステップでは、中高一貫校生向けにも学習指導をおこなっています。「目標を明確にすること」「達成までの細かなゴール設定をすること」「PDCAを回せる仕組みをととのえること」の3つを基本に捉え、勉強を進めていくのが特徴です。
中学3年生が4回通う場合、費用の目安は約17,600円です。詳細はこちらの記事でも解説しています。
個別指導学院フリーステップの特徴やおすすめポイントは、次の3つです。
速い授業進度についていくためには、スピード感を持ちながらPDCAサイクルを回す必要があります。個別指導学院フリーステップではシミュレーションシートや授業後の確認テストなどを用いて、良質なPDCAサイクルで指導を進めていきます。
授業は講師1人に対して生徒が2人つく、個別指導スタイル。講師による解説と生徒自身による問題演習をバランス良くおこない、学んだ知識を理解にまでしっかり落とし込める内容です。
講習がスタートする前に学習相談がおこなわれ、学力や目的、弱点などに合わせて学習プランナーが学習カリキュラムを作成。カリキュラムに沿って指導がおこなわれるため、ムダのない学習指導を受けられます。
代々木個別指導学院は東京都と埼玉県、神奈川県に教室を持っています。
私立・国立中学校や、中高一貫校に通っている中学生を対象に個別指導がおこわなれています。学校別の個別対策が可能です。
中学3年生が4回通う場合、料金目安は約9,900円です。費用についてはこちらの記事もチェックしてみてください。
続いては特徴やおすすめポイントを、全部で3つ見ていきましょう。
代々木個別指導学院ではカリキュラムや受講科目、受講ペース、時間割などを自由自在に組める、専用カリキュラムを設定。中高一貫校の教科書や授業進度にも対応します。
一部の学校で取り入れられているプログレスやトレジャー、体系数学といった難しい教科書にもしっかり対応。個別指導なので、一人ひとりの理解力に合わせて勉強を進められます。
その場では理解したつもりでも、時間が経つにつれて忘れてしまうことは珍しいことではありません。代々木個別指導学院では反復カリキュラムを導入し、一度学習した項目も出題パターンや難易度を変えて出題。くり返し学習で記憶への定着を促します。
河合塾の中高一貫校向けの春期講習は東京・神奈川・千葉・埼玉の教室で実施しています。
新中学3年生向けの「中学グリーンコース 中高一貫(速習)コース」1つとなっています。難関大学入試に向けて早い段階から土台を作るのが特徴で少人数制の対面授業となっています。
河合塾のホームページによると、塾生が14,100円、一般生が14,500円となっています。費用についてはこちらの記事もぜひチェックしてみてください。
河合塾の特徴やおすすめポイントは次の通りです。
河合塾は90年近くの歴史があり、教科ごとに対する知識はもちろん、高い指導力が持ち味の厳選された指導者のみが担当をしてくれます。授業もマニュアル化されたものではなく、中高一貫ならではの学習状況に対して柔軟な対応をした内容となっているのも特徴。
河合塾では1クラス10〜20名の少人数制の授業形態を取っています。講師が生徒一人ひとりの理解度をしっかり把握できるようコミュニケーションを取りながら授業を進めてくれます。また、周りの子どもとも切磋琢磨しながら学習ができる環境も少人数制ならではの特徴です。
河合塾は毎年難関大学の合格者を多数輩出しています。歴史も実績あることから、今まで蓄積したデータやプロ講師が分析したデータをもとに、さまざまな入試情報を得ることが可能です。早い段階から対策することで今後やるべきことが明確になり周りと差をつけられるでしょう。
「校風が合わない」「勉強についていけない」「もっとレベルの高い学校へ進学したい」などの理由で、中高一貫校から高校受験をする子どもも少なからず存在します。
外部の高校を受験する場合、まずは内申点に注意しましょう。定期テストや授業態度などが内申点として表れ、高校受験にも大きな影響を与えます。
また基本的に中高一貫校では、6年間で大学受験を目指すカリキュラムが組まれています。そのため3年目に高校受験をすることは、カリキュラムとして想定されていません。
学校の授業とは別に受験情報を自分で収集し、学習スケジュールもしっかり立てる必要があるでしょう。
高校受験に特化した春期講習がたくさん開催されているので、上手に活用することで受験勉強のバロメーターになるはずです。高校受験におすすめの塾については、以下の記事で解説しています。
中高一貫校では授業進度が速いため、春休みも復習を中心とした勉強に取り組まなければいけません。塾の春期講習へ参加することで、子どもの学習ニーズに合った勉強を進められるようになります。
今回紹介した学習塾の情報も参考にして、子どもに適した春期講習を探してください。
・関連記事 ~この記事を読んだ方は、こちらの記事も読んでいます。
【中高一貫校生】夏期講習の選び方・おすすめ塾について!勉強法もご紹介
【中学生】個別指導塾おすすめ10選!塾の特徴・費用も徹底解説!
【中学生】集団指導のおすすめ塾10選!塾ごとの特徴・費用も徹底解説!
【中学生】リーズナブル・安く通えるおすすめ塾10選!塾ごとの費用・特徴も解説