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【大学受験】夏休みの失敗を取り返す!秋から挽回する方法・ポイントを紹介

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編集部

塾選(ジュクセン)編集部

大学受験を予定している高校生の中には、「夏休みの勉強で失敗してしまった」「夏休みを有意義に過ごせなかった」などと、後悔している子どもがいるかもしれません。確かに志望校合格に向けて、夏休みは非常に大切な時期です。過ごし方によって合否に大きな影響を与えるといっても過言ではありません。しかし過ぎてしまったことをいつまでも後悔している時間はありません。気持ちを切り替えて、秋からの挽回を目指しましょう。今回は夏休みの失敗を取り戻したい高校生に向けて、秋から逆転する方法やポイント、秋以降に伸びる子どもの特徴などについて紹介します。

目次

【大学受験】夏休みの失敗を秋から挽回する方法

夏休みの過ごし方を失敗したと感じる内容は、子どもによってさまざま。「勉強計画を立てたけれども、予定通りに進まなかった」「つい友達と遊んでしまって、ほとんど勉強しなかった」など、いろいろな理由が考えられます。

冒頭でも述べたように、過ぎてしまったことをクヨクヨと考えても生産性がありません。大切なのは、どうしたら秋以降に挽回できるかを考えることです。主に以下で解説する方法に沿って、秋以降の勉強を仕切り直していきましょう。

夏休みをふり返り、失敗した原因を考える

失敗したと感じるなら、失敗した原因を考えなければいけません。原因を突き止めないまま秋以降の勉強に臨んでも、また同じ失敗をくり返す可能性があるためです。

原因を突き止めるために、まずは夏休みの生活をふり返ってみましょう。そして、具体的に何が失敗だったのかを考えて、紙に書き出していきます。

たとえば「勉強時間を確保できなかった」を失敗した内容に挙げた場合、勉強時間を確保できなかった細かい理由は人それぞれのはず。「部活動が忙しくて、勉強時間を確保できなかった」場合は隙間時間を活用したり、オンライン形式の学習塾へ通ったりすることで、勉強時間確保の悩みを解消できるでしょう。

一方で「ゲームをしたり、マンガに夢中になったりして、勉強時間を確保できなかった」場合は誘惑となるようなものを、あらかじめ遠ざけておく方法が有効かもしれません。失敗した原因を細かく分析してみることで、具体的な解決策が見えてきます。

志望校合格に何が必要なのか分析する

子どもの学年によって入試本番までの日数は異なりますが、志望校合格から逆算して、いま何が必要なのかを分析することは重要です。志望校が決まっている場合は合格点や偏差値といった数値を参考にして、達成までに必要となることを考えてみましょう。

たとえば「数学の点数が足りていないので、点数アップを目指す」といった場合、点数アップに向けて何に取り組むべきかを考えます。どのような参考書や問題集を使い、いつまでに、どのように取り組んでいくのかを細かく検討してみてください。

夏休み明けからの勉強計画を立てる

志望校合格までにやるべきことがわかってきたら、夏休み明けからの勉強計画を立てます。勉強計画を作る際は、やるべきことに優先順位を付けましょう。課題がたくさんあったとしても、必ず優先順位があるはずです。

たとえば入試科目に国語と英語、社会が課されていたとします。国語と英語の配点はそれぞれ200点、社会が100点だった場合、明らかに国語と英語の優先順位が高くなるでしょう。また国語よりも英語が苦手だった場合は、さらに英語の優先順位が上になるはずです。優先順位を付けることで効率性がアップし、最短距離で志望校合格に近づけるようになります。

そしていつまでに何を終わらせ、いつから何を始めるのかも計画に入れておいてください。高校3年生の秋の段階で基礎力が身についていない場合、どれだけ遅くても12月からは過去問演習に取り組みたいところです。

取り組む参考書の数を増やしすぎない

気持ちが焦ると、つい新しい参考書や問題集に手を出す高校生がいるかもしれません。しかし取り組む参考書の数は、できるだけ増やさないように注意してください。中途半端な状態でさまざまな参考書へ手を出しても、実力は身につきません。

大切なのは、同じ参考書や問題集を何度もくり返すこと。何回もくり返して取り組むことで、基礎力が固まっていきます。「完璧にマスターできた」という状態になってから、他の参考書や問題集へ移るようにしましょう。

ただし参考書が現在の学力と志望校のレベルに合っているかどうかは要チェック。たとえば現在の学力を大きく上回るレベルの参考書を用いると、内容をまったく理解できずに時間の無駄となってしまいます。また志望校のレベルよりも難しいものを使用した場合、あきらかに非効率的です。

取り組む参考書の数を絞り、さらに現在の学力や志望校のレベルに合ったものを選ぶようにしましょう。

模試の結果を気にしすぎない

秋以降に模擬試験を受ける子どももいることでしょう。夏休み中に思ったように勉強ができなかった場合、模擬試験の結果が予想より悪いかもしれません。しかし結果を気にしすぎないようにしましょう。

模擬試験の結果は、これからの勉強に役立てるツールとして活用します。結果を一つひとつチェックして、どの科目のどの単元ができていないのか、志望校合格に向けた課題はどこにあるのかを分析してください。

またできていない箇所だけでなく、できている部分や以前と比べて成長したところにも目を向けてください。上手くいっている部分を客観的に知ることで、勉強のモチベーションがアップするはずです。

アウトプットも意識的におこなう

アウトプットとは、知識として頭の中に入れたものを、問題演習などで実際に活用する作業のこと。知識を取り入れるインプットだけでは、試験本番で問題を解く力が不十分になってしまいます。入試はアウトプットの作業となるため、秋以降も積極的に取り入れていきましょう。

参考書で覚えた公式や法則を、その日のうちに問題集を使って演習する。インプットとアウトプットをバランスよくおこなうことで、合格力を高められます。

焦らず、とにかく行動に移す

最後の方法は焦らずに、とにかく行動へ移すことです。「勉強で遅れをとってしまった」「このままで入試本番に間に合うだろうか」などと、気持ちばかりがどんどん焦るかもしれません。

しかし頭の中であれこれと考えている時間があったら、とにかく行動へ移しましょう。失敗をふり返って明確化されたやるべきことを実践し、やっていく中で修正を重ねていけばよいだけです。

【大学受験】秋から逆転合格!成績が伸びる高校生の特徴

秋からの頑張りで成績がグンと伸び、逆転合格できる高校生にはどのような特徴があるのでしょうか?主なものを全部で3つ紹介します。

基礎固めができている

1つ目は基礎固めができている高校生です。基礎とはあらゆる科目のベースとなるもの。基礎ができていないと基礎的な知識を問われる問題だけでなく、当然のことながら、応用問題やハイレベルな問題も解けません。一見すると難しい問題でも、実は基礎知識の組み合わせで解けるものもあるので、大学受験において基礎固めは必須です。

志望校のレベルにもよりますが、できれば基礎固めは高校3年生の夏休みまでには終わらせておきたいところ。しかし出遅れてしまった場合は、10月末までには何とか終わらせるようにしましょう。

基礎固めの方法や内容は、科目によって大きく異なります。何をもって基礎とするのかを正しく理解することで、取り組むべきことがわかってくるでしょう。下記の記事では科目別の基礎固めの方法や、やるべき範囲などについて解説しています。ぜひご覧ください。

【大学受験】夏休みの基礎固めのやり方|いつまでにどこまでやればいい?

第一志望校が決まっている

第一志望校が決まっている子どもも、秋以降に挽回しやすい特徴を持っています。

まず志望校が明確に定まっていると、勉強へのモチベーションが上がります。絶対に行きたい大学や、合格した後のキャンパスライフを想像するだけで、勉強に取り組む姿勢も変わってくるはずです。

また志望校別の入試傾向に沿って勉強ができるので、効率性も上がるでしょう。取り組むべき科目を絞り、出題されやすい範囲や形式に合わせて、受験勉強を進められるようになります。

生活リズムが良く、勉強習慣が身についている

最後は生活リズムが良く、すでに勉強習慣が身についている高校生です。受験勉強が本格化する秋以降は、体調不良を避けることが欠かせません。体調を崩すと勉強時間も短くなり、他の受験生に差を付けられてしまうでしょう。

普段から規則正しい生活リズムを意識している子どもは体調をくずしにくく、秋以降もペースをくずさずに勉強を続けられます。また毎日長時間の勉強や、隙間時間を生かした勉強に慣れている場合も、コツコツと勉強を継続して高い成果を得られます。

【大学受験】秋から塾・予備校に参加するのはアリ?

これまで学習塾や予備校に通っていなかった子どもが、秋から通い始めることはできるのでしょうか?詳細を見ていきましょう。

そもそも9月からでも通塾できるの?

高校3年生の9月からも、塾や予備校に通うことはできます。ただし場所によっては受験直前となることから、受け入れていないところもあるでしょう。

全体的な傾向としては大手塾や大手予備校では、授業に付いていけない可能性があることから、高校3年生の9月以降の入塾を認めていないところが多くなっています。

秋から塾・予備校に参加するメリット

高校1年生や2年生の場合、秋から塾・予備校へ通うと、さまざまなメリットが生まれます。塾によってカリキュラムが異なり、勉強習慣の確立や苦手科目の克服、基礎力養成など、それぞれのニーズに合わせて勉強ができるでしょう。

高校3年生にもメリットがあります。たとえば、個別指導塾なら一人ひとりに合わせてカリキュラムを作ってくれるため、集中的に苦手科目に取り組めるはずです。また志望校別の問題演習を通して、合格につながる得点アップが期待できます。

おすすめの塾・予備校

ジュクセンがおすすめする、大学受験に強い塾や予備校は次の通りです。

  • 河合塾
  • 代々木ゼミナール
  • 東京個別指導学院
  • 個別教室のトライ


ただし高校3年生の9月から通えるかどうかについては、個別にそれぞれの塾・予備校へ問い合わせてください。

おすすめの塾・予備校については、下記の記事で解説しています。

【大学受験】夏休みの過ごし方の失敗例と挽回例

最後に夏休みの過ごし方で失敗した例と、挽回した例を、それぞれ3つずつ紹介します。

失敗例

失敗例の1つ目は、生活リズムが乱れてしまったケース。よくあるのが、昼夜逆転です。学校がないので朝早く起きる必要がなく、自然と夜型の生活になっていきます。夜に勉強しても本来寝ているべき時間帯に起きていると、集中力が低下してしまいますので注意が必要。

2つ目は苦手科目の克服や、基礎固めを疎かにしたケースです。苦手だからといって後回しにして結局取り組まなかったり、基礎ができていないにも関わらず、ハイレベルの参考書や入試問題演習に取り組んだりすると、思ったような学習効果が出ません。

また勉強計画をあらかじめ立ててはみたけれども、予定通りに勉強が進まず、だんだんとモチベーションが下がって行ってしまったパターンも考えられるでしょう。

挽回方法

休日であっても勉強は夜型にしてはいけません。普段生活している時間と同じ時間帯に、勉強することが大切です。

スムーズに入眠できるように、22時以降はテレビやスマホを見るのを止めましょう。画面が発するブルーライトが、覚醒を促してしまうためです。また日中に適度な運動を取り入れることで、疲れて眠りやすくなります。

苦手科目や基礎固めは、できるだけ早い段階で取り組むことが重要です。何ができていなくて、何が必要なのかをしっかり分析して、コツコツと対策を始めていきましょう。いつまでに終わらせるのかを計画立てることで、効率的に進めていけるようになるはずです。

勉強計画通りに上手く進まない場合、計画自体に問題がないかどうかをふり返ってみてください。無理のある計画になっている可能性があります。予備日を設けておくと、予定通りに進まなかったときの調整として役立ちます。

まとめ

夏休みの勉強や過ごし方で失敗してしまった高校生も、秋以降に挽回できるチャンスはあります。まずは失敗してしまった原因をふり返るところから始め、同じ失敗をくり返さないようにしてください。

そして、これから入試本番に向けて何が必要なのかを分析し、勉強計画を立てます。今回紹介した記事も参考にして、秋以降の受験勉強を進めていきましょう。

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塾選(ジュクセン)編集部です。実際に学習塾の運営経験がある者や大手メディアの編集経験がある者などで構成されています。塾選びにお悩みの保護者や学生の方に向けて有益な情報をお届けします。

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