小学3年生のおすすめ塾10選！月謝や通塾メリットなど紹介

小学3年生の子どもを持つ保護者の中には「中学受験をさせたいけど、3年生から塾に通うのは早いのかな？」「中学受験におすすめの学習塾を知りたい」などと思っている方も多いのではないでしょうか。

小学3年生からの通塾にはメリットとデメリットがあるため、事前に理解しておくことが大切です。

本記事では、小学3年生におすすめの塾を10カ所ご紹介。月謝や通塾するメリットなども一緒に解説するため、塾選びの参考としてください。

中学受験に向けて小学3年生が通塾するのは早い？

「中学受験に向けて、小学3年生が通塾するのは早い」といわれることがありますが、実際にはどうなのでしょうか。

結論から述べると、決して早いことはなく、むしろ適しているといえます。

中学受験専門の学習塾、または専門のコースを設けている学習塾の多くは、3年生の2月から中学受験に向けたカリキュラムが組まれています。新4年生として扱われ、新たに授業がスタートするのです。

4年生以降に入塾した場合、当然のことながら、未修単元が出てくるでしょう。

3年生から入塾した生徒よりも学習内容が遅れているため、後から追いつくのが大変です。

小学3年生におすすめの塾10選リスト

小学3年生の子どもにおすすめの塾は、次の10カ所です。

各塾の詳細をすぐに確認したいときは、塾名をクリックして該当箇所に進んでください。

各塾の詳細は、後ほどご紹介します。

小学3年生から通塾するメリット6つ

小学3年生から通塾すると、いくつかのメリットが生じます。

主なメリットを、全部で6つ見ていきましょう。

• 中学受験に向けて本格的な勉強を始めるための準備ができる
• 塾という新しい環境に早めに慣れることができる
• 基礎力の向上と苦手科目の克服ができる
• 子どもに合う指導方法を見極められる
• 周囲の子どもから新しい刺激を得られる
• 柔軟な思考力を養える

中学受験に向けて本格的な勉強を始めるための準備ができる　

中学受験に向けて、本格的な勉強を始めるための準備ができます。

前述したように、中学受験対策ができる学習塾の多くは、小学3年生の2月からカリキュラムが始まります。本格的なカリキュラムが始まるのは4年生からですが、事前に受験準備として、基礎学力や学習習慣などを身につけられるのがメリットです。

そして、中学受験の適性を見極める期間をつくれるのも利点といえます。すべての子どもに中学受験が適しているわけではなく、また中学受験が必須ではありません。

子どもによっては、中学受験をするよりも公立中学校へ進学して、高校受験から難関高校へ進んだ方がよい場合があります。また中学受験は、労力・時間・費用において大きな負担がかかります。

小学3年生から塾へ通ってみることで、本当に中学受験をするのかどうかを見極められるでしょう。

塾という新しい環境に早めに慣れることができる　

塾という新しい環境に早めに慣れることができるのも、大きなメリットです。

これまで塾へ通った経験がない子どもにとって、学習塾は特別な環境といえます。いつもの学校とは違った環境下で、授業の受け方や内容、勉強の仕方などが異なります。子どもによっては戸惑ったり、ストレスを感じたりするかもしれません。

早い頃から塾という新しい環境に慣れておくと、4年生からの本格的なカリキュラムに臨めます。

基礎力の向上と苦手科目の克服ができる　

小学3年生から塾へ通い始めると、基礎力の向上と苦手科目の克服ができます。

中学受験で出題される問題は、学校の教科書レベルよりも高く、発展的な力を身につけなければいけません。基礎力が身についていない子どもや、苦手科目がある子どもの場合、本格的なカリキュラムが始まる4年生以降で苦労する可能性があります。

3年生のうちに通塾すると、余裕を持って基礎力の向上や苦手科目の克服に取り組めます。

子どもに合う指導方法を見極められる　

4つ目のメリットは、子どもに合った指導方法を見極められることです。

集団指導や個別指導といった指導スタイル、カリキュラム、講師の教え方などは塾によって異なります。どの指導方法が合うかは、子どもの性格や志望校レベルなどによって変わるため、慎重な塾選びが欠かせません。

しかし、実際に通ってみないとわからない部分もあるのも事実です。本格的な中学受験対策が始まる4年生の前に通うと、塾の指導方法が子どもに合っているかを見極められるでしょう。

周囲の子どもから新しい刺激を得られる　

周囲の子どもから新しい刺激を得られるのも、メリットとして挙げられます。

中学受験向けの学習塾には、同じ目標を持った仲間が集まります。中には高い学力を持った子どももいるでしょう。

学校とは違った環境の中で新しい刺激を受けることで、受験勉強に対するモチベーションアップが期待できます。

柔軟な思考力を養える

最後のメリットは、柔軟な思考力を養えることです。

特に難関中学校の入試問題では、思考力を必要とする問題が出題されています。知識量や演習量のみでは対応できず、自分の頭の中で「どの解法を用いればよいのか」「どのプロセスで解答を導くのか」といった思考力が必須です。

3年生のうちに通塾すると、子どもの勉強に対する興味や関心を高められます。興味や関心が高まっていると、わからない問題に出会ったときも、自分で調べたり、考えたりします。「自分で調べる」「自分で考える」といった経験を重ねることで、柔軟な思考力を養えるのです。

小学3年生から通塾するデメリット3つ

小学3年生の通塾にはメリットだけでなく、デメリットもあります。

デメリットも理解したうえで、通塾するかどうかを判断するとよいでしょう。

• 子どもが自由に過ごせる時間が減る
• 成績や偏差値を気にしたり周囲と比較したりしてしまう
• 金銭面やサポート面など保護者の負担が増える

子どもが自由に過ごせる時間が減る　

通塾すると、当然のことながら、子どもが自由に過ごせる時間が減ってしまいます。

学校が終わった後や土日に通塾することになるため、友達と遊んだり、家でテレビを観たりする時間が制限されるでしょう。

これまであった自由な時間が減ってしまい、子どもによっては勉強が嫌いになってしまう可能性があります。

成績や偏差値を気にしたり周囲と比較したりしてしまう　

成績や偏差値を気にしたり、周囲と比較したりしてしまうのも、デメリットとして考えられます。

塾内のテストや模擬試験などを受ける機会があり、成績や偏差値が悪いと、気にしてしまう子どももいるでしょう。またほかの子どもと自分を比較して、落ち込んでしまう可能性もあります。

3年生はまだ十分に挽回できる時期ではあるものの、勉強に対するモチベーションが下がるなど、マイナスの影響が及ぶリスクを理解しておく必要があります。

金銭面やサポート面など保護者の負担が増える　

最後は、金銭面やサポート面といった保護者の負担が増えることです。

通塾には授業料といった費用がかかるため、通った分だけの費用負担が増えます。

また塾や子どもによっては、宿題管理やスケジュール調整、往復の送迎などが必要となるかもしれません。

小学3年生の塾の月謝は？中学受験までにかかる費用も紹介

小学3年生向けの塾の月謝は、中学受験専門塾の場合で、20,000円～30,000円です。

塾によっては教材費や諸経費、テスト代といった費用がかかるところもあるでしょう。

また3年生から6年生の受験終了まで通塾した場合、合計で130万～250万円ほどかかります。ただし、月謝と合計金額のどちらも、指導スタイルや週の受講コマ数などによって変動します。

事前に年間の費用や小学6年生まで通った際の料金を塾に聞いておくとよいでしょう。

小学3年生におすすめの学習塾10選！　

以下で、小学3年生におすすめの学習塾を全部で10カ所ご紹介します。

個別教室のトライ

個別教室のトライは、専任講師によるマンツーマン授業を受けられる学習塾です。

中学受験対策では、最新の受験情報や学校情報に精通した教育プランナー兼教室長が、一人ひとりに合わせて専用カリキュラムを作成。通塾経験がない子どもも、無理なく中学受験に向けた準備をスタートできます。

授業は1：1のマンツーマンスタイルのため、授業時間中は講師がいつも隣にいます。わからない部分は周りを気にせずに質問でき、学習内容を確実に理解してから次のステップに進めるのがポイントです。

・個別教室のトライの料金は実際いくら？学年ごとの費用を徹底解説！

臨海セミナー 小中学部

臨海セミナー 小中学部では、小学3年生向けに「国立・私立中学受験コース」を設置しています。

授業は集団指導スタイルで、少人数制を導入。講師と生徒との距離が近く、常に集中力と緊張感を与える共演授業が実現します。

子どもの学力と集中力を飛躍的にアップできるよう、独自の「臨海方式AQuA×中学受験専用カリキュラム」を作成するのが特徴です。

1週間でひとつの単元を学習し、土曜日の週テストや翌週の確認テストで定着度をチェック。5週目にはこれまでの学習内容を再度復習し、さらに各季節講習にて前学期の復習と次学期の予習をするなど、成績アップへ向けたカリキュラムが整っています。

・臨海セミナーの料金を徹底解説！他塾と比べて授業料は？

個別指導なら森塾

小学3年生から通える個別指導塾が、個別指導なら森塾です。

授業は1：2の個別指導スタイルで、一人の生徒が講師から解説を受けている間、もう一人の生徒は問題演習に臨みます。解説と問題演習を交互にくり返すことで、確実な知識の定着を促せるのが特徴です。

1回あたりの授業時間は45分。決して長くないため、まだ勉強に慣れていない子どもも無理なく集中して、学習習慣を身につけられます。

・個別指導なら森塾の料金を徹底解説！他塾と比べて授業料は？

個別指導 スクールIE

個別指導 スクールIEは、完全担任制で最後まで徹底伴走する個別指導塾です。

授業は個別指導スタイルで、完全担任制を採用。入塾から志望校合格まで同じ担当講師が授業をするため、途中で指導方法が変わって子どもに負担がかかる心配がいりません。深い信頼関係を構築し、メンタル面もしっかりとサポートします。

個別指導のため、受講曜日や時間は状況に応じて調整可能です。まだ通塾に慣れていない子どもも、プライベートの時間を大切にしながら、無理なく受験勉強をスタートできます。

・スクールIEの料金を徹底解説！他塾と比べて授業料は？

個別指導の明光義塾

※上記は東京都新宿区の教室へ通った場合の料金です。

個別指導の明光義塾では、思考力と学力を伸ばす中学受験対策ができます。

「中学受験対策コース」の対象は小学4年生以上ですが、通常の個別指導は3年生からの受講が可能です。

授業は生徒と講師が会話をしながら進んでいき、わからない箇所はすぐに何度でも質問できます。聞きやすく、話しやすい対話型授業で、考える力がしっかりと身につきます。

また保護者へのフォローが手厚いのも魅力です。定期的なカウンセリングや学習状況の報告など、家庭ときめ細かい連携で情報を共有します。

・明光義塾の料金を徹底解説！他塾と比べて授業料は？

個別指導塾 トライプラス

一人ひとりに合わせた学習プランと個別指導で学力アップを図れるのが、個別指導塾 トライプラスです。

まずは「トライ式性格診断」の結果などを踏まえて、それぞれに最適な担当講師を選定。同じ講師が授業をする担当制を取り入れており、子どもの理解度や苦手なポイント、メンタル面などに合わせて、ペースを調整しながら指導してもらえます。

中学受験対策では、最新の受験情報や志望校情報に精通した講師が、傾向に沿った授業を実施。3年生のうちから効率良く対策を進めていけます。

・個別指導塾 トライプラスの料金を徹底解説！他塾と比べて授業料は？

代々木個別指導学院

代々木個別指導学院は「認める」「ほめる」「励ます」指導で、思考力や自信を培える学習塾です。

カリキュラムは自分専用で、一人ひとりの学力や学習習慣などに合わせて作成。わかるまで、できるまで徹底的に指導し、学習内容の習得をサポートします。受講曜日と時間は選べるため、少しずつ通塾に慣れていきたい3年生にもおすすめです。

講師は様々なタイプの人材がそろっており、総合学習アドバイザーが子どもの個性や目標に合った担当者を提案します。

・代々木個別指導学院の料金は実際いくら？塾生116名に聞いてみた

進学個別指導塾TOMAS（トーマス）

進学個別指導塾TOMAS（トーマス）は、1：1のマンツーマン個別指導を行っている学習塾です。

3年生向けの個別指導では、思考力と表現力の土台を構築。単に問題の解法を暗記するのではなく、解答の道筋を子ども自身で考え、内容を自分の言葉で表現できるように指導します。

一人ひとりの希望や学力に合わせた個人別カリキュラムを用いるため、3年生から中学受験の先取り学習が可能です。すでに基礎力が身についている子どもは、自分のペースに沿ってどんどん勉強を進めていけます。

・進学個別指導のTOMAS（トーマス）の授業料を徹底解説！他塾と比べて料金は？

SAPIX 小学部

SAPIX 小学部は、毎年中学受験で多くの合格者を出している学習塾です。

授業は集団指導スタイルで行われ、表現力と記述力の養成に主眼を置いています。自分の頭で試行錯誤する経験を重ねていき、中学受験合格に必要な力と、人間的な成長につなげていきます。

3年生向けのカリキュラムでは、勉強の喜びや発見する驚きなどを体験しながら「自分で考え、工夫する」学習態度を形成。「学力の定着→学力の確認→フィードバック」をひとつのサイクルとし、4年生以降の受験勉強に備えます。

日能研

中学受験合格を目標に、小学1年生から通えるのが日能研です。

授業は集団指導スタイルで、1クラスあたりの生徒数は約25名です。自由に発表し合える環境下で、自分とは違った考えや発想、感想に出会えます。

3年生を9歳の大転換期と捉え、学びの本質とじっくりと向き合えるような学習指導を展開。予科教室では国語と算数の学習を通じて、まっすぐな学習意欲を育てます。また保護者からの電話相談や面談にも応じているなど、サポート体制が整っているのも安心できるポイントです。

小学3年生から通塾を検討している方のよくある質問

小学3年生からの通塾を検討している方からのよくある質問を、以下でまとめました。

小学3年生の塾の選び方は？　

小学3年生が通う塾を選ぶときは、子どもの興味や関心を引き出してもらえる指導かどうかをチェックしましょう。

先で述べたように、中学受験を意識した3年生で大切なのは、思考力育成につながる興味や関心を高めることです。勉強に対する興味や関心が高まることで、4年生以降にスタートする本格的な受験勉強がスムーズに進みます。

また費用も確認しておきたいポイントです。6年生の受験終了まで通うことになるため、継続して払える金額かどうかも確認しておきましょう。

・小学生の塾選びで失敗しないための選び方を徹底解説

小学3年生向けの塾の授業内容は？　

具体的な授業内容は、指導スタイルや塾によって異なります。

中学受験専門の集団指導塾の場合、学習習慣や学習意欲、勉強に対する喜びを身につけられるようなカリキュラムを導入しているところが少なくありません。

一方の個別指導では、子どもの希望や学力に応じてカリキュラムを調整します。学校の授業内容が理解できていない場合は基礎力の育成に力を入れ、すでに基礎力がある場合は発展的な問題にチャレンジすることもあるでしょう。

小学3年生で中学受験成功失敗はわかる？　

小学3年生で中学受験が成功するか、それとも失敗するかはわかりません。志望校のレベルにもよりますが、まだ入試本番まで時間があるため、本人の努力次第で結果が変わります。

ただし、ある程度の向き・不向きはわかります。落ち着いた精神的に成熟している子ども、算数が得意な子ども、保護者が適度な距離で関わっている子どもは、中学受験に向いているといえるでしょう。

メリットの項目でも述べましたが、中学受験の適性を見極める期間としても、3年生から通ってみるのは効果的です。

・中学受験に向いている・向いていない子はどんな子？気をつけておきたいことなど紹介

まとめ

中学受験に向けて、小学3年生から塾へ通い始めるのは、決して早くはありません。

中学受験の専門塾や専門コースを設けている塾の多くは、3年生の2月からカリキュラムが始まります。子どもの適性を見極める意味でも、3年生からの通塾には意味があるといえるでしょう。

指導スタイルやカリキュラムなどは、塾によって大きく異なります。本記事で紹介したおすすめの塾情報を参考にしながら、それぞれに合った塾選びを進めてください。