【プロ解説】中学生の受験勉強は何からすればいい?高校受験生へ勉強方法を伝授
編集部
塾選(ジュクセン)編集部
「高校受験を控えているものの、中学生の受験勉強は何からすればいいのか分からない」
このような悩みをお持ちの方もいるでしょう。
高校受験は、情報戦です。各地域ごとにテスト傾向を把握し、そのうえで自分の性格・能力にあった勉強方法を見つけ出すことが合格の鍵となります。
たとえ勉強の能力値が優れていても、高校受験に必要な情報を入手できていなければ、自分よりも能力値が劣る学生に合格枠を奪われる可能性もあるのです。
そこで今回は中学生の受験勉強は何から始めればよいのか?を具体的に解説します。
本記事を読むことで、高校受験の全体像を理解し、熾烈な高校受験を勝ち抜くための術を知ることができます。ぜひ最後までご覧ください。
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中学生の受験勉強は何からすればいい?
中学生の受験勉強は何からすればよいのか、結論からまとめると以下の通りです。
- 高校受験の仕組みを理解する
- 受験する高校(志望校)を決める
- 志望校の合格条件を詳細に調べる
- 過去問を解いて自分の現在地を確かめる
- 合格に足りない部分を言語化していく
それぞれ詳細を解説します。
ステップ①:高校受験の仕組みを理解する
まずは高校受験の仕組みを理解する必要があります。
具体的に「何を成果として残せば合格するのか?」を言語化できていないと、誤った方向で勉強量を積み上げてしまうリスクがあるためです。
高校受験の仕組みをざっくり理解するために、以下の三つの観点を押えておくことが重要です。
- 高校受験のカレンダー表
- 公立受検と私立受験の違い
- 一般入試と推薦入試の違い
それぞれ詳細を解説します。
高校受験のカレンダー表
高校受験がどのようなスケジュールで進行するのか、全体像を把握しましょう。
「具体的に各フェーズで何をするべきか?」については後述しますが、高校受験のカレンダーをざっくりとまとめると以下の通りになります。
時期 | やること |
---|---|
中学1年~中学2年 | 志望校決めと勉強 |
中学2年~中学3年 | オープンキャンパス等で情報収集 |
中学3年 4月~12月 | 本格的な受験勉強の演習 |
中学3年 12月~1月 | 志望校へ出願 |
中学3年 1月~2月 | 高校入試 |
中学3年 2月~3月 | 高校入試の合格発表 |
中学3年 3月 | 高校の入学準備 |
高校受験への合格を目指すにあたり「今、何を優先して行うべきか?」を常に考えることが重要です。しっかり、頭に叩き込んでおきましょう。
公立受検と私立受験の違い
高校受験は、大きく分けて公立受検と私立受験の二種類が存在します。
公立高校は、都道府県や市区町村などの自治体が運営しており、学費が安いのが最大の特徴です。入試問題は、ほとんどの都道府県で統一されています。
一方、私立高校は、学校法人や宗教団体などが運営しており、学費は公立高校よりも高額です。学校ごとに特色が大きく異なり、入試問題は、同じ都道府県内でも内容が異なる場合があります。
私立高校は、大学までエスカレーターで進学できるケースもあり、内申点や一定の試験が求められることがあります。行きたい大学がすでにある場合は、その大学の付属の高校を受験するのも一つの手です。
一般入試と推薦入試の違い
高校受験には、主に一般入試と推薦入試、二つの入試方法があります。
一般入試は、基本的には「国語・数学・英語・理科・社会」の五教科に基づく学力試験の点数によって合格が決まります。この試験結果に加えて、内申点や面接、取得している資格などを加味して、総合的に合格者を決める流れです。
推薦入試は、学校ごとに評価基準は異なりますが、主に「面接・作文・内申点・その他の功績」が合格の判断材料となります。また、一般入試よりも、実施時期が早いため、合格発表のタイミングが早いのも特徴です。
ステップ②:受験する高校(志望校)を決める
高校受験の全体像を理解したら、次に志望校を決めていきましょう。
志望校の決め方は自由です。大学への進学実績、校風、家庭の経済問題、大学への進学有無、実家からの距離、将来的になりたい職業、などさまざまな決め方があるでしょう。
今の自分の学力や受験までの期間を考慮し、無理のない範囲で決めるのも大切です。授業についていけず逆に学力が落ちてしまうといった話は珍しくありません。
難関校に入学したからといって難関大学に入れるとは限りませんし、平均的な偏差値の高校から難関大学に合格する人もいます。
先生や塾の講師などとも相談しながら、
ステップ③:志望校の合格条件を詳細に調べる
次に、志望校の合格条件を詳細に調べていきましょう。
公立高校の一般入試を受験する場合、毎年どの程度の点数と内申点で合格できるのかは、事前に調査しておくことが成功の鍵となります。
高校によっては資格も重要です。例えば、英検をもっていると内申点や英語の点数が加算される、英語の試験自体が免除される高校もあります。
ステップ④:過去問を解いて自分の現在地を確かめる
志望校の過去問を解くことは受験勉強において非常に有効です。
過去問を解くことで、理想とする数値と現状の数値を比較することができます。
例えば、志望校の合格基準点が350点で、現在の点数が250点だったとします。つまり、入試までの残り期間で100点以上は点数を上げていかないといけません。
自分の現在地と理想とする場所を具体的に把握することではじめて「そもそも残り期間で100点以上を伸ばせるのか?志望校を高望みしすぎていないか?」を建設的に考えることができますよ。
ステップ⑤:合格に足りない部分を言語化していく
最後は、理想とする数値に到達するために「何が足りない部分なのか?」を確認しましょう。
実際に過去問を解いた中で、ダメだった部分を言語化していくと、次に何を対策していけばよいかもわかります。
- 英文を全く読めなかった→英単語の暗記から固める
- 時間が足りず回答しきれなかった→基礎を固めつつ、時間内で効率的に回答を行うことを習慣化する
- 数学の解ける問題が少なかった→入試への出現率が高い公式や定理をリストアップして、まずは暗記から始める
以上が「中学生の受験勉強は何からすればいいのか?」への回答です。合格までのロードマップを敷く自信がない場合は、早めに学習塾を活用するのがおすすめです。
【時期別】高校受験の勉強ってなにをするの?
時期別に、高校受験の勉強はなにをすればよいのかを解説していきます。
- 中学1年生:基礎固め
- 中学2年生:基礎固めと徹底的な暗記
- 中学3年生:実践経験をひたすら積み上げる
それぞれ詳細を見ていきましょう。
中学1年生の受験勉強
中学1年生は基礎固めです。
中学1年生の段階では、小学校では習わない新しい分野を勉強し始めます。中学1年生で習う分野が欠けていると、受験勉強に影響を及ぼす可能性があります。習った分野は何度も復習して定着させていきましょう。
高校受験の前に、慌てて中学1年生の内容から学び始める学生も多く見られますが、中学1年生の段階で今習っていることをしっかりと理解しているだけでも、大きなアドバンテージとなります。
中学2年生の受験勉強
中学2年生は基礎固めと徹底的な暗記に取り組む大切な時期です。
中学2年生の段階では、中学1年生と同様にまだまだ新しい分野を習っている状態であるため、基礎固めをしつつ、余裕があれば徹底的に暗記する時間も確保しましょう。
習っていない分野は独力で進めるのは難しいかもしれませんが、暗記であればいつでも行うことができます。例えば、英単語や漢字、日本地図、理科の公式、など暗記項目は多岐にわたります。
入試問題を解く際は、最低限の基礎と暗記が不可欠です。そのため、中学2年生の段階で周りよりも暗記が進んでいると、受験においておおきなアドバンテージを得ることができます。
中学3年生の受験勉強
中学3年生は実践経験をひたすら積み上げる時期です。
学習内容や勉強方法は期間ごとに異なるため、各期間における具体的な取り組みを紹介します。
中学3年生 ~夏休み
中学3年生の夏休みまでの期間で、基礎は固め終わっているのが理想です。
特に中学1年生や中学2年生に習う範囲の中に苦手分野がある場合は、夏休みまでに復習をしておきましょう。
しかし、中学3年生の夏休みまでは部活が忙しい時期でもあります。後悔しないためにも、まずは部活に集中して、引退後に受験に打ち込むのもよいでしょう。
中学3年生 ~冬休み
中学3年生の夏休みから冬休みまでの期間は、予行演習と苦手分野の対策を徹底しましょう。
基礎が固まっていれば、後は実践形式でどこまで点数を確保できるかの勝負です。しかし、実践形式で取り組んでみると、毎回何かしらの課題感が出てくるはずです。
予行演習を行い、その都度ミスした問題をピックアップし、苦手を1つずつ潰していきましょう。
また、暗記も同時に強化していくべきです。これは見落としがちな観点ですが、過去に暗記した単語や公式でも、徐々に薄れていってしまいます。単語や公式などを脳に定着させるためには、暗記の回数が鍵になりますので、暗記の強化は常に同時進行で行ないましょう。
中学3年生 ~冬休み後
中学3年生の冬休み後の期間は、過去問をひたすら解く時期です。
過去問は本番同様の準備で取り組みましょう。時間配分や集中力の維持など、点数アップする上では必須の要素は、本番同様に取り組まないと磨かれません。
小テストでは良い点数を取れるものの、実際に本番同様に過去問を解くと、そこまで点数が伸びないケースはよくあることです。
また、健康管理も大切な要素です。特に冬季は毎年インフルエンザが流行するため、手洗いうがいを徹底し、病気にかからないようにしましょう。
【教科別】高校受験の勉強方法を徹底解説
ここまでは、受験勉強は何からすればよいのか、学年ごとにどのような勉強を進めていけばよいのか、をざっくり解説してきました。
次に国語・数学・英語・理科・社会ごとに、高校受験の勉強方法を徹底解説します。
- 国語:暗記と読解
- 数学:暗記と応用力の強化
- 英語:暗記と読解とリスニング
- 理科:暗記と応用力の強化
- 社会:暗記と分析力の強化
それぞれ順番に見ていきましょう。
勉強方法①:国語
国語の学習において暗記と読解は重要な要素です。
特に漢字、古文単語、漢文句法などの暗記は、試験の得点に直結します。暗記のコツはシンプルで、何度も復習するだけです。
エビングハウスの忘却曲線によれば、一度暗記した情報でも、復習をしないと全体の80%ほどは忘れてしまうそうです。一方で、定期的に復習を繰り返すと、徐々に定着していくことを示しています。
忘れてしまうのは、能力が他人より劣っている証拠などではありません。人は誰でも忘れるため、繰り返し学ぶことが重要です。
また、読解はいかにも抽象的な問題と思われがちですが、具体的な方法で学力を向上させることが可能です。四択問題において、正解を一つ選ぶ問題の場合であれば、それぞれの正答率にグラデーションがあります。
- 回答①:90%合ってる
- 回答②:70%合ってる
- 回答③:30%合ってる
- 回答④:1%も合ってない
四択の中で、最も正答率が高いものを消去法で選ぶのが点数アップのコツといえます。
加えて、四択の中で矛盾を探すのもおすすめです。四択になると、回答①と回答③が逆のことをいっているケースがあります。つまり、回答に二つの方向性があるため「ほかの二つの回答はどちらの方向性になるのか?」を確かめれば、文章を一切読まずとも三択に絞ることが可能(もちろん例外あり)です。
このように読解は、四択から一つの正解を見つけ出すのではなく、消去法で最善の一つを探す方が得点率が高くなる傾向にあります。
勉強方法②:数学
数学は暗記と応用力の強化です。
まず公式の暗記ですね。加法・乗法の交換法則、1次関数、比例・反比例、証明手順などの基本的なフレームワークを完璧に暗記しましょう。
そのうえで、多様な問題への応用力を身につけていきます。どんな問題でも、いずれかの公式もしくは複数の公式を組み合わせることで解けるようになっています。
パッと見で分からない問題が出てきた時に「どの公式を使えばよいのか?」を理解できる応用力が鍵です。
後半に出題される証明問題は時間がかかるので、特に前半部分の小問題パートは数をこなして、スピーディーかつ精度高く解けるように訓練しておくのがおすすめです。
勉強方法③:英語
英語は暗記と読解とリスニングです。
まず英単語・熟語・文法の暗記です。基礎ができていないと、長文をそもそも読むことすら困難になるため、暗記を徹底しましょう。
リスニングや英語の長文問題は、英語脳をつくるのが最善です。英語を聞いて日本語に直して理解していると、追いつけなくなるので、英語をそのまま抽象的なイメージとして理解できるように訓練することになります。物量をこなすことでしか英語脳は作れないので、毎日英語を聞くようにしましょう。
「早すぎて何言ってるか分からない」という場合は、英語を2倍速で聞いてみてください。次に、通常速度に戻して聞くと、非常にくっきりと英語を聞くことができますよ。入試前などに2倍速で英文を聞いておくと、驚くほどスローにくっきり英語が聞こえるようになります。
英単語・熟語・文法を暗記することは、リスニング力を向上させるための基礎です。これらの基礎知識がみについていないと、リスニング問題を解く際に理解が難しくなります。ぜひ、英語を勉強する際は暗記の重要性を理解して臨みましょう。
勉強方法④:理科
理科は暗記と応用力の強化です。
理科は「物理・化学・生物・地学」と4分野にわかれています。これらの学習には暗記がたいへん重要です。多くの用語や概念を覚える必要があります。例えば生物であれば、植物や動物の構造などです。
さらに科学や物理では計算問題も出題されますので、基本的な公式を覚える必要があります。
4分野あるので、あえて苦手な分野ではなく得意な分野にフォーカスし、その分野の問題だけは満点をとるぐらいの意気込みで勉強するのも一つのやり方です。
勉強方法⑤:社会
社会科は暗記と分析力の強化です。
社会科は「歴史・地理・公民」の3分野から構成されています。どの分野も基本は暗記ですが、暗記だけでは解けない問題もあります。
特に歴史は暗記だけと思われがちですが、なぜその出来事が起こったのか、出来事の内容、その結果までをセットで整理して覚えることが大切です。一連の出来事をストーリーとして理解することで、自然と暗記も捗ります。歴史の参考書に漫画タイプのものが多いのは、そのためです。
地理や公民の分野では、地図やグラフから正解を読み解く問題が出題されることが多いです。過去問を解くことで、さまざまなパターンに対応できるようにしておきましょう。
高校受験の合格率を上げる勉強のコツ
ここまで基礎的な勉強方法を解説したので、次に高校受験の合格率を上げる勉強のコツを解説していきます。
- 効率的な学習スケジュールを組む
- 集中して勉強できる環境を作りあげる
- あえてうるさい環境で過去問を解いておく
- 合格点から逆算して捨ててよい部分を決めておく
- 本番環境に近い状況でテスト経験をなるべく積む
それぞれ順番に見ていきましょう。
勉強のコツ①:効率的な学習スケジュールを組む
まず高校受験の全体像を把握したうえで、効率的な学習スケジュールを組むことです。
部活やクラブ活動に力を入れている場合、暗記力が弱い場合、逆に暗記力が強い場合など、子どもごとに学習スケジュールは変わります。
中学3年生の夏休みまで一切受験勉強をしていないが、あっさり志望校に受かる子どもがいます。このケースは、短期集中型でやり切るのが得意なタイプです。部活をやり切って完全燃焼した後に、1日の勉強量を他人の2倍程度にして追い込むと、急速に伸びるケースといえるでしょう。
一方で、中学2年生からコツコツ勉強していても、志望校に落ちてしまう子どももいます。
このケースは、ゴールが遠いがゆえに、無意識下に日々の勉強に手を抜きがちなタイプなのです。毎日の勉強時間を区切ってメリハリを付けたり、モチベーションニングをしたりする必要があります。
自分の性格や能力にあった学習スケジュールを確立し、志望校に合格するために最適な取り組みを見つけることが重要です。
学習塾の中には子どもの特性を見て、効果的な学習計画を立てるサポートをしてくれるところもあります。
勉強のコツ②:集中して勉強できる環境をつくりあげる
集中して勉強できる環境をつくりあげることも大切です。
現代はゲームにスマートフォンにと、どうしても集中力を妨げてしまう要因が多いです。いかに集中できる環境を用意するかは中長期的に非常に大切な観点です。例えば保護者が子どものスマートフォンをロックすることは、一見効果的なように思えます。
受験勉強は、陸上に例えるなら短距離走ではなく長距離マラソンです。息抜きの阻害は、逆効果に働くケースもあることを覚えておきましょう。
勉強をする環境を整えるのであれば、学習塾で解放されている自習スペースを活用することも効果的です。図書館もおすすめですが、夜遅くまでは開いていないことや、分からない問題をすぐに質問できる体制がないことがデメリットです。
講師がいてすぐに質問できる体制が整っている自習室を利用することは、効率的に学習を進めることができるよい環境といえるでしょう。
勉強のコツ③:あえてうるさい環境で過去問を解いておく
意外かもしれませんが、あえてうるさい環境で過去問を解いておくのも効果的です。
本番は個室ではなく教室です。周りには30人単位で受験生がいるため、物音が気になるケースがあります。
例えば、ペンの音がうるさい学生もいれば、鼻水をずっとすすっている学生、貧乏ゆすりのひどい学生など、さまざまななイレギュラーパターンが出てきます。
ずっと静かな環境で勉強していたため、本番の雑音で集中力をそがれてしまうケースは少なくありません。本番を想定し、あえて自宅のリビングやカフェなどで過去問を解いてみると、より本番に強くなれます。
勉強のコツ④:合格点から逆算して捨てて良い部分を決めておく
合格点から逆算して、捨てて良い部分を決めておくのも合格の鍵です。
仮に偏差値70の高校でも、全体で450点ほどあれば、十分に合格の可能性はあります。要するに、偏差値70の高校でも50点は落として問題ありません。
すべての科目や分野を得意にする必要はありません。特に中学3年生の秋なのにどうしても点数が伸びない分野があるという場合は、あえて苦手のままにしておき、他の分野の学習に集中するのも有効です。
満点を取る必要はないので、変に気負わず、得意分野でカバーすることも視野に入れましょう。
勉強のコツ⑤:本番環境に近い状況でテスト経験をなるべく積む
最後は、本番環境に近い状況でテスト経験をなるべく積むことです。
特に緊張感です。本番で緊張してしまい、点数がガクッと下がる子どもは多いため、いかに本番に近い環境で実践を詰めるかも大切な観点になってきます。
学習塾で実施される予行演習テストはおすすめの一つです。中学3年生になると、毎週のように実践形式で予行演習テストが実施される塾もあるくらいです。
緊張してコンディションが悪い時の「下限の点数」を認識することは、受験生にとって有益です。
何をすればよいかわからない中学生には通塾が最適解
ここまで高校受験に向けて、スケジュール感や勉強方法を解説してきましたが、何をすればいいか分からない中学生には、やはり通塾が最適解となります。
学習塾に頼ることは、学力向上のための選択肢の一つです。専門的な指導を受けることで、効率的に学習を進めることができるでしょう。
全国区で通いやすい高校受験向けの学習塾を3つに厳選してご紹介します。
- 臨海セミナー 小中学部:定期テスト対策まで万全な集団授業
- 創英ゼミナール:一人ひとりの能力に合わせた個別指導塾
- 個別指導学院フリーステップ:高品質な講師×データ活用の個別指導塾
それぞれ特徴を見ていきましょう。
高校受験におすすめの塾①:臨海セミナー 小中学部
臨海セミナー 小中学部は、地域密着型で高校受験と学校のテスト対策をしてくれる学習塾です。
臨海セミナー 小中学部の大きな特徴は、地域ごとのテスト対策が無料で受けられることです。学校の先生ごとにテスト内容は異なりますが、生徒から過去問やプリントを収集することで、学校の定期テスト対策が可能となっています。
高校受験に大切な内申点の向上にも力を入れてくれるので、早いうちから入塾しておくと、より周りと差をつけることができるでしょう。
◎臨海セミナー 小中学部に通った人の口コミ
教師の種別はプロだと思いました。見た目はベテランだと思いました。わからない事はいつも質問していましたが、とても丁寧に指導されていたと思います。体調崩して休んだ時は後日手の空いている日に個別で補習授業を追加料金無しで対応していただきました。送迎時間を気にしてくださいました。たまに電車を使う日がありましたので10時には必ず終わるように、退出するように指導してくださいました(塾選 臨海セミナー 小中学部 口コミ一覧より)
丁寧で優しい先生が多く、室長は若いが優秀な方だと感じました。フレンドリーで話しやすい雰囲気であり、勉強以外の悩みを聞いてくれたり、アフターフォローがしっかりしていました。問題が発生した場合には常に親身になって聞いてくださり、電話を定期的にかけてくれるので不安解消が出来ました。(塾選 臨海セミナー 小中学部 口コミ一覧より)
高校受験におすすめの塾②:創英ゼミナール
創英ゼミナールは、子ども一人ひとりの能力に合わせた授業を実施する個別指導塾です。
集団形式と異なり、通塾スケジュールが柔軟で、授業の振替等にも対応しています。 子どもごとにオーダーメイド式で学習計画を組めるのが最大の特徴といえるでしょう。
また、臨海セミナーと同様に、創英ゼミナールでも定期テスト前にテスト対策を無料で受講することが可能です。
◎創英ゼミナールに通った人の口コミ
塾での学習態度や、教科ごとの評価、苦手な算数が少しずつ克服できていった時には、その細かい様子についても教えていただいていたようです。(塾選 創英ゼミナール 口コミ一覧より)
内容のレベルは生徒さん一人ひとりに合わせて指導されていると思うのですが、難易度は普通レベルではないかと思います。ただ、教科書の内容をしっかり理解できる力をつけるのはもちろん、応用力を養えるカリキュラムも揃っています。(塾選 創英ゼミナール 口コミ一覧より)
高校受験におすすめの塾③:個別指導学院フリーステップ
個別指導学院フリーステップは、採用率約30%以下の厳選された講師が「講師:生徒=1:2」で個別指導する学習塾です。
過去のテストデータから分析して「S-CUBE」という生徒の点数アップを実現するシステムを構築していたり、授業のテスト結果がデータ化されていたりなど、IT技術を駆使しているのが最大の特徴です。
また、点数アップの指導だけではなく、学習意欲のマネジメントにも力を入れていることも特徴といえるでしょう。
◎個別指導学院フリーステップに通った人の口コミ
先生も子供に寄り添い分からない事を分かるまで、じっくり教えてくれ分からないままで帰って来る事なく教えてくれました。 テストテストじゃなく何か良かったです 本当に良かったです 先生たちには、感謝しかないです(塾選 フリーステップ 口コミ一覧より)
サポート出来る科目については、学校のテスト前などに、問題用紙を作ったり、暗記の練習相手になったり、途中で諦めないように、見守ったり声かけもしていました。(塾選 フリーステップ 口コミ一覧より)
中学生の受験勉強は何からすればいい?:まとめ
中学生の受験勉強は、単に勉強するだけではなく、合格を目指して学習スケジュールを逆算して組むことや、モチベーションを管理するなど、複合的な要因が関わります、
すべてを子ども自身や保護者が理解し、マネジメントできるのであれば問題ありません。しかし、困難という場合は通塾をおすすめします。
本記事で紹介した学習塾は、月2万円~3万円ほどで通塾ができます。高校受験に不安のある方は、まずは詳細をお問い合わせしてみるとよいでしょう。
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執筆者プロフィール
塾選(ジュクセン)編集部です。実際に学習塾の運営経験がある者や大手メディアの編集経験がある者などで構成されています。塾選びにお悩みの保護者や学生の方に向けて有益な情報をお届けします。