古文単語の覚え方は「3ステップ+スケジュール」が超重要!今日からできる勉強法
「古文単語、どうやって覚えればいいの?」そう悩んでいる中学生や高校生は少なくありません。
古文単語の覚え方としては、単語帳を1冊にし、基本の意味から例文や文脈ごと覚えていく方法が効率的です。単語帳によっては、その最も基本となる意味が赤字で強調されている場合があります。
基本をマスターした後は、
- 音読
- テスト形式
- 弱点ドリル
の3ステップを繰り返して古文単語を自分のものにしていきましょう。
この記事では、古文単語の覚え方を基礎から丁寧に解説します。さらに今日から実践できる3ステップの覚え方や、目的別・時期別の学習スケジュールも紹介します。「何度覚えても忘れてしまう」「どう進めればいいかわからない」という人は、ぜひ参考にしてください。
編集部
塾選ジャーナル編集部
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3ステップの前に!古文単語の基本的な覚え方

古文単語の覚え方としては、単語帳を1冊だけ繰り返し使い、まず基本となる意味を覚え、その後、例文や文脈ごとに定着させる方法が効率的です。
ここでは、古文単語の基本的な覚え方を紹介します。後ほど紹介する3ステップの基礎となるため、ぜひ確認してください。
まずは基本の意味を徹底的に覚える
最優先すべきは、その単語の最も重要な基本の意味だけを先に覚えることです。単語帳によっては、この基本の意味が赤字で強調されている場合もあります。ただし書き方は教材によって異なるため、まず基本の意味を固めることが大切です。
重要な意味を先に固めておけば、2周目・3周目で別の意味や派生的な意味を追加するときにも理解がスムーズになり、記憶の定着が一気に楽になります。
古文単語帳には、1つの語に複数の意味が並んでいることが多く、「全部覚えるのが大変そう……」と感じる人もいるでしょう。
最初の段階で全てを覚えようとするのは非効率です。覚える量が多すぎると負担が大きくなり、途中で嫌になってしまったり、最後まで単語帳をやり切れなかったりすることがよくあります。
ポイントは、完璧を求めず、とにかく1周し終えることです。単語帳を最後まで覚えた経験が、その後の反復を習慣化する土台になります。
例文や文脈ごと覚える
古文単語は、現代語よりも意味の幅が広く、文脈によってニュアンスが大きく変わる単語が多いのが特徴です。そのため、単語の意味だけを丸暗記するよりも、実際に使われる例文や場面ごとをセットで覚えるほうが記憶に残りやすくなります。
例えば「あり」という古文単語は、以下のような意味があります。
- 存在する
- 生きている
- 世に知られている
どの意味で訳すべきかは、本文の状況を見ないと判断ができません。こうした語は、例文と一緒に覚えておくことで「この形で使われているときは、この意味だな」と瞬時に判断でき、読解スピードも大きく向上します。
また、例文を読むことで、助動詞や敬語との組み合わせ、その単語が登場しやすいシチュエーションなども自然と身につくため、単語だけを覚えるより学習効率が高まります。
ポイントは、暗記ではなく使い方を知る意識で取り組むことです。単語と文脈を一緒に理解することで、古文読解の基礎力が一段と安定していきます。
同じ単語帳だけを繰り返し学習する
古文単語を覚えるときは、複数の単語帳に手を出さず、1冊を徹底的に繰り返すことが大切です。どれだけ良い教材でも、途中で別の単語帳に乗り換えると、覚えた内容がバラけてしまい、結局どれも定着しないという状態になりがちです。
まずは、選んだ1冊を最後まで1周しきることを最優先にしましょう。1周目は、もっとも基本的な意味だけで問題ありません。ページを止まらず進めるためにも、音読しながらテンポよく確認していくくらいがちょうど良いです。
2周目・3周目で、例文・文脈・別の意味を少しずつ追加していき、同じ単語帳を周回していくことで記憶がどんどん強化される仕組みができます。
「覚えられない」の多くは、周回数が足りていないだけです。1冊を繰り返して覚えることで、同じ単語に何度も出会い、「見慣れている」「なんとなく覚えている」という状態がつくれるため、定着が一気に早くなります。
古文単語を覚えるときの注意点

ここでは、古文単語を覚えるときの注意点を解説します。
現代語訳を丸暗記しようとしない
古文単語を覚えるときに、現代語訳をそのまま丸暗記する方法はおすすめできません。
古文の現代語訳は、実はニュアンスが曖昧だったり、文脈によって大きく意味が変わったりする単語が多いのが特徴です。そのため、訳語だけを覚えると、別の文章に出てきたときに「この場合はどの意味で訳すの?」と判断できなくなることがあります。
例えば「心」という語ひとつをとっても、
- 気持ち
- 思いやり
- 本心
など、文脈によってまったく意味が変わるのはよくあることです。大切なのは、単語そのものが持つイメージや使われ方を理解して覚えることです。訳語だけに頼らず、例文や文脈と一緒に覚えることで、どんな場面でも正しい訳を選べる応用力が身につきます。
一夜漬けは難しい
古文単語は、一夜漬けで覚えるのが非常に難しいといえます。というのも、古文単語は文脈によって意味が変わりやすいものが多く、単語帳の訳を一気に詰め込んでも、文章中で正しく意味を判断できなくなってしまうからです。
また、短期間で大量に詰め込んだ記憶は、翌日すぐに抜けやすく、テスト中に「あれ、なんだったっけ?」と考え込む原因にもなります。
古文単語は、短時間でもよいため、毎日くり返し触れることが重要です。
一夜漬けに頼るのではなく、少しずつ積み重ねる学習サイクルのほうが、結果的に短期間で覚えられるようになります。
自分の語彙で意味を説明できるようにする
古文単語を覚えるときは、自分の言葉で意味を説明できる状態にすることが非常に重要です。
単語帳に載っている現代語訳は、普段あまり使わない堅い表現で書かれていることが多く、そのまま覚えても文章を読むときに思い出せないことがあります。
そこで、覚えた古文単語を、自分ならどう説明するか、どのような言葉に置きかえるかを考えてみましょう。
例えば単語帳に「情け=思いやり・風情」と書いてあっても、自分の中では「人を気遣う気持ち」「いい感じの雰囲気」といった表現がピンとくるなら、その語で理解しておくと読解がスムーズになります。
単語帳の語彙をそのまま覚えるのではなく、自分が理解しやすい言葉に変換するだけでも、記憶の定着や本文の読解力が大きく伸びます。
今日から始められる古文単語の覚え方ステップ

ここでは、古文単語を今日から無理なく始められて、着実に定着させるための3つのステップを紹介します。
どんな単語帳を使っていても、覚える順番を意識することで学習がぐっと進めやすくなるため、参考にしながら取り組んでください。
ステップ1:まずは音読して基本の意味を確保
1周目の目的は、単語帳を最後まで通しで確認することです。完璧に覚える必要はなく、まずは 「赤字の基本義だけを高速でインプットする」 ことに集中しましょう。
おすすめなのは、声に出して音読しながら進める方法です。音読すると視覚と聴覚が同時に働くため、単語の形と意味が結びつきやすく、記憶への残り方が段違いに良くなります。
進め方の例は以下の通りです。
- 単語を見る
- 基本の意味だけサッと確認
- そのまま軽く音読
- 深追いせず、どんどん次のページへ進む
1語ずつ立ち止まって覚えようとすると、時間ばかりかかり、途中で気力が尽きてしまいます。1周目はスピード重視で構いません。「なんとなく見た」「聞いたことある」という感覚をつくるだけで十分です。
ステップ2:テスト形式で使える形に変換
2周目では、1周目でざっくり確認した単語を、実際に訳せる状態へと変えていく段階に入ります。
ここで意識したいのは、単に見るだけではなく、テスト形式でアウトプットすることです。
例えば次のような方法があります。
- 単語を隠して意味を思い出す
- 意味を見て単語を思い出す
- 赤シートで隠して確認する
- 小テスト形式で10語ずつチェックする
どの方法でも構いませんが、「自分の頭で答えを出す」瞬間をつくることが非常に大切です。
アウトプットするたびに記憶の結びつきが強くなり、自然と“使える古文単語”へ変わっていきます。
また、2周目では赤字の基本義に加えて、頻出の別義や、例文中の使い方も少しずつ拾っていくと良いでしょう。1周目で見慣れているため、初めて覚えるときよりも抵抗なく頭に入ります。
ポイントは、完璧を目指しすぎず「6〜7割くらい思い出せればOK」という気持ちで、テンポよく進めるのがおすすめです。
ステップ3:ランダム・弱点ドリルで仕上げ
3周目は、これまで覚えてきた単語を実戦レベルで定着させる仕上げの段階です。ここでは、順番通りに単語帳をなぞるのではなく、ランダムに取り出してチェックする方法が効果的です。
順番が決まっているままだと、前後の流れで思い出してしまいがちです。しかしランダム形式にすると「本当に頭に入っているか」「意味を単語そのものから想起できるか」を確認できます。
方法としては、
- 単語帳をぱっと開いたページからテストする
- アプリや模擬テストのランダム機能を使う
- 友達や家族に読み上げてもらう
- 前日に間違えた単語だけをまとめてドリル化する
特に効果が高いのは、弱点だけを集中的にやるドリルを自分でつくることです。2周目までで間違えた単語・あいまいだった単語をリスト化し、毎日5〜10分で確認するだけでも、定着スピードは一気に上がります。
3周目の目標は、「どこから出されても答えられる状態をつくること」です。ここまで来ると、定期テストや入試の古文でも意味がスッと頭に浮かぶようになり、読解の負担が大幅に減ります。
目的別・時期別に取り組む古文単語スケジュール

古文単語は、覚える量が多い一方で、正しい順序とペースで進めれば確実に定着します。
ここでは、勉強を始めたばかりの人や、少し余裕のある人、テストが迫っている人など、状況に合わせて取り組めるスケジュールを紹介します。
自分の学習ペースや目標に合うものを選び、無理のない範囲で取り入れてください。
1ヶ月で基礎を作るスケジュール
古文単語をこれから本格的に覚える場合は、 1ヶ月で3周することを目標にすると、無理なく基礎を固められます。
1〜2週目は基本的な意味だけをテンポよく確認し、3週目ではテスト形式でアウトプット中心に切り替え、4週目にランダム確認と弱点ドリルで仕上げていく流れです。
1周ごとに目的を変えることで、「見たことがある」→「思い出せる」→「どこからでも答えられる」という段階的な定着が自然に進みます。
1ヶ月で基礎を作るスケジュール
| 週 | 学習ステップ | 内容 | 目的 |
|---|---|---|---|
| 1週目 | 1周目(導入) | 赤字の意味だけを高速で確認/音読でテンポ良く進める | 単語に触れる段階。とにかく最後まで進む |
| 2週目 | 1周目(続き) | 赤字の意味を繰り返し確認しつつ単語帳を完走 | 1冊を最後まで見きり見慣れた状態をつくる |
| 3週目 | 2周目(定着) | 赤シート・小テスト形式で思い出す練習/例文も少し拾う | 自分の頭で答える力=アウトプット力をつける |
| 4週目 | 3周目(仕上げ) | ランダム出題/弱点語をまとめてドリル化/実戦形式 | ランダムでも即答できる“本物の定着”をつくる |
2〜3ヶ月で安定させるスケジュール
1ヶ月で基礎が固まったら、次の2〜3ヶ月は安定して「単語を使える状態」をつくる期間です。この段階では新しい単語を追加するより、すでに覚えた語を繰り返し確認しながら精度を上げることが目的になります。
古文単語は、反復が途切れるとすぐに忘れてしまいます。そのため、2〜3ヶ月目は「軽い復習 × 週単位の総復習」を組み合わせ、忘れにくい記憶に育てていくことがポイントです。
2〜3ヶ月で安定させるスケジュール
| 月・週 | 学習ステップ | 内容 | 狙い |
|---|---|---|---|
| 2ヶ月目(週1〜4) | 総復習期① | 毎日10〜15分、前月覚えた単語を確認・週の終わりにランダム100語テスト | 定着度を高める/弱点を可視化する |
| 3ヶ月目(週1〜2) | 総復習期② | 弱点語を中心に再テスト・例文で複数の意味を判断する練習 | 文脈判断力を伸ばす |
| 3ヶ月目(週3〜4) | 実戦演習期 | 模擬問題や本文中での単語確認・読解演習と並行して意味を即答 | 実際の読解で“使える単語”へ昇格 |
テスト1週間前の追い込みスケジュール
テスト1週間前は、暗記の質を一気に底上げする仕上げ期間です。この段階では、新しい単語を増やすより、すでに覚えた語をどれだけ素早く思い出せるかが点数に直結します。
1日の負担はやや増えますが、短期集中で取り組めば、得点源として安定しやすいのが古文単語です。ここでは「7日間で古文単語を総仕上げする」ための具体的なスケジュールを紹介します。
テスト1週間前の追い込みスケジュール
| 日数 | 学習内容 | 目的 |
|---|---|---|
| 1日目 | 1冊を高速に通読(赤字・基本中心) | 全体を思い出し抜けを把握 |
| 2日目 | 赤シートで基本の意味を集中チェック | 最重要語を確実にする |
| 3日目 | 間違えた語だけを抽出して弱点リスト化 | 効率よく復習箇所を絞る |
| 4日目 | 弱点リストを集中的に反復/音読 | “苦手語”を克服 |
| 5日目 | ランダム100語テスト(アプリ・単語帳) | 実戦形式で即答力を養う |
| 6日目 | 読解問題で文脈確認 | 読解力と単語力をセットで鍛える |
| 7日目 | 仕上げ:総復習(弱点→基本の意味→ランダム) | 点数に直結する最終調整 |
テスト1週間前は、古文単語を総仕上げする期間です。最初の2日間で単語帳を全体的に見直し、基本義の抜けを確認します。3〜4日目は、間違えた単語だけを集めた弱点リストを重点的に反復し、短期間で効率よく精度を上げていきましょう。
5日目にはランダム形式でテストし、どの語が本当に定着しているかを確認します。6日目は軽い読解問題で、文脈に応じた意味の選び方をチェックしましょう。
7日目の総復習で弱点と基本の意味をまとめて確認すれば、テスト当日でも単語がスムーズに思い出せるようになります。
1日のモデルケース(平日・休日)
古文単語は、短い時間でも毎日触れることが一番の近道です。特に平日は部活や塾で時間が取りにくいため、「少しずつ分散して覚える」ことが効果的です。一方で休日は、まとまった時間を使って弱点の補強や総復習をするのがよいでしょう。
ここでは、無理なく続けられて、かつ効果が出やすい1日の学習モデルを紹介します。
1日の学習モデル(平日)
| 時間帯 | 内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 朝 5〜10分 | 前日の復習(基本的な意味だけ) | 朝の記憶定着は効果大。短時間でOK |
| 通学・移動中 10分 | 音読/アプリでランダムチェック | 暗記は“ながら学習”が強い |
| 放課後・帰宅後 10〜15分 | 小テスト形式でアウトプット | 思い出す練習を軽く挟む |
| 寝る前 5分 | 間違えた単語だけチェック | 睡眠前は記憶が一番残りやすい |
1日の学習モデル(休日)
| 時間帯 | 内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 午前 20〜30分 | 1週間の復習(ランダム100語) | 精度チェックに最適 |
| 午後 20〜30分 | 弱点語のドリル化&反復 | 点数につながる部分を集中補強 |
| 夜 10〜15分 | 読解問題で文脈確認 | 読解力と単語力をセットで鍛える |
平日は、まとまった時間を確保するのが難しい人が多いため、細かく分けて何度も触れる学習スタイルがおすすめです。朝や通学時間に軽く確認し、帰宅後に10分だけテスト形式を挟み、寝る前に弱点語を見返すだけでも、1日30〜40分の学習量になります。
一方で休日は、比較的時間に余裕があるため、1週間分の復習や弱点補強に時間を使うと効果的です。
午前にランダム100語テストで実力を測り、午後に弱点を集中的にドリル化して、夜には読解で文脈確認をするという流れをつくるだけで、単語力と読解力が同時に伸びます。
日々の積み重ねが古文単語の定着に直結するため、「細切れでも毎日触れる」+「休日にまとめて補強する」という2つのスタイルを意識すると、無理なく継続できます。
まとめ 古文単語は反復と継続がすべて!

古文単語は、一度に完璧に覚えようとするより、軽い学習を何度も繰り返すことで確実に定着します。
赤字のところや基本的な意味を押さえる → 例文や文脈で理解する → ランダムや弱点ドリルで仕上げる、という流れを続ければ、どのレベルの人でも力がつくでしょう。
また、1ヶ月・2〜3ヶ月・テスト前と、時期に合ったスケジュールで反復することで、忘れにくい記憶が育ち、読解の負担も大きく減ります。
今日から少しずつでも続けていけば、古文単語は必ず覚えられるようになります。無理のないペースで反復を重ね、自分のものにしていきましょう。
執筆者プロフィール
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