中学生がやってはいけない勉強法|効率的な勉強のやり方や高校受験に向けた学習法など解説


編集部
塾選ジャーナル編集部
中学生で勉強のやり方について悩んでいる方も多いでしょう。
今回は中学生がやってはいけないNGな勉強法や効率の良い学習法を解説します。また、高校受験に向けた科目別の勉強法やおすすめ塾についても紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
中学生がやってはいけない勉強法
中学生がやってはいけない勉強法を一言で言えば、身につかない勉強です。身につかない勉強ばかりをやる中学生の中には、あれだけたくさん勉強をやったのに、全然成績が上がらないと嘆き、自分は勉強に向いていないのだと勉強することをやめてしまったり、自己嫌悪ばかりを増幅させてしまったりする子どももいます。
ここでは中学生が陥りがちな誤った勉強法を紹介することにより、効率の良い勉強法を体得するための一助にしたいと思います。
基礎を固めず応用問題ばかり解く
基礎的な項目を複数組み合わせて解いていくのが応用問題です。そのため応用問題を解く際の学びとは、基礎そのものではなく、基礎の組み合わせ方を学ぶことにあります。
応用問題にチャレンジする学びは、知識の活用方法であって、知識そのものの習得ではありません。そのため基礎がしっかりマスターできない段階で、応用問題ばかりを手がけると、基礎的項目と基礎の組み合わせ双方を学ばなければならず、結果としてどちらの学びも中途半端なものになってしまいます。
また新たな学びがないにもかかわらず、応用問題を手掛けたことに対するプライドが残る一方で、応用問題に手も足もでなかったという劣等感も強く残ります。段階を踏んで基礎固めからしっかりして応用問題に取り組めば、自分の知識を駆使する知的慶びを感じることができ、そのことがもっと難しい問題へチャレンジしようとする挑戦心も刺激してくれます。
ノートまとめばかりする
知識整理をする上でノートまとめは非常に有効な手段です。ノートまとめがなぜ有効なのかは、自ら考えながらまとめを行うことで、論理的考察をまとめ上げることができるからです。また様々な情報を1つのノートに集約するのも、考察を進めていく上で非常に効果的です。しかし少なくとも中学校の日常の5教科の勉強において、ノートをまとめる必要のあるものはありません。
むしろ問題演習をやったほうが知識の定着には効果的です。またノートにまとめる際に、果たして自分の思考を用いてまとめる作業に集中できず、考えるよりも筆写することに気が取られてしまっている子どもも多いでしょう。
ノートまとめにはかなりの時間と労力がかかります。完成したノートを見るのは気分がいいですし、大きな達成感に包まれるのも事実ですが、かけた時間と労力に比べて、得るものがあまりにも少ない点で、効率の悪い勉強法と言えるでしょう。
問題の答えを写す
問題を解くことの意義を考えてみます。問題を解くことの最大の目的は、自分が学んだ公式や知識がしっかり自分のものとして身についているかどうかをチェックすることです。正解できなかった問題があるのであれば、そこがあやふやであれば、理解できていない部分、復習すべき部分ということになります。自分の間違いを検証することは問題を解く際の最大の意義なのです。この作業を抜かして、答えを写す作業に終始してしまっては時間を無駄に使ったことになります。
また問題を読む作業よりも答えを写す作業に意識が向かってしまいがちな点からも、時間を無駄にしてしまう勉強法だといえます。たとえ正解を導くことができなくても、問題を解くにあたってああでもないこうでもないと思考を巡らせるのは非常に重要なプロセスです。効果的な復習と組み合わせると知識の定着にはとても効果的だからです。このプロセスを省いてしまい、答えを写してばかりの勉強法は、あまりに無駄の多い勉強法と言えます。
間違った問題の復習をしない
せっかく問題を解いたのに、マルバツだけをつけて次へ進むという問題の解き方をしている人は非常に多いです。そして同じ問題に再度挑戦すると、また前回と同じ問題を間違えます。
ここで考えたいのは、一体何のために問題を解いているのかということです。上述のやり方を続ける限りは、毎回、同じ間違いをすることを確認するために問題を解いていることになります。これでは学力は向上しません。
学力が向上していくイメージを考えてみます。目指すべきレベルが10だとし、初見のレベルが5だとします。問題演習を行い、間違った部分を二度と間違えないようにする作業を通じて、レベルが5から7へという具合に、演習や復習の質と量に比例してレベルは徐々に上がっていきます。もし間違った問題の復習をしなければ、レベルは5にとどまり続けます。知識の穴を埋めることにより、レベルを上げていくことを常に意識して間違った問題の復習をするようにしましょう。
勉強時間に重点を置いている
日々の勉強時間は、どれだけ勉強したかを測る上で非常に重要な指標になります。しかし勉強時間ばかりを重視するのは誤った認識です。例えばボンヤリと教科書を眺める1時間も、集中して過去問に取り組む1時間のいずれも勉強時間としては1時間です。すなわち勉強時間だけを目安にするのではなく、どれだけ集中して勉強に取り組むことができたか、あるいはどれだけ自分で考える時間を確保できたかといった要素も勉強した指標に加えるべきなのです。
また当然のことながら、漫然と過ごした時間がながければ、成績は伸びていかず、結果としてあんなに長時間勉強したのに成績が上がらなかったという劣等感ばかりを感じるようになってしまいます。集中した勉強時間を過ごした日には、今日は頑張ったという充足感を強く感じ、翌日も頑張ろうというモチベーションに繋がります。
勉強時間ばかりに気を取られている人は、この充足感を味わえるような一日を過ごす、あるいはそのための工夫をしてみることからはじめましょう。
適当に参考書を選ぶ
本屋で参考書をながめていると、難問ばかりが掲載されていたり、非常に専門的な部分にまで詳細に説明したりする参考書を見かけますよね。帯には数多くの中学生を難関高校合格に導いたことが誇らしげに書かれています。
確かにこうした参考書は難関高校に合格するには十分なレベルと豊富な問題数が入っています。しかしそれが子ども一人ひとりに合うかどうかは別問題なのです。いきなり背伸びして難しい参考書にチャレンジしても、わからないことだらけでその参考書を放り出してしまうでしょう。
言い換えると、参考書は自身のレベルに合ったものを選ぶべきであり、レベルに合わない参考書に手をつけるよりは、自分に合う参考書をこなしていくほうが学力の伸びは早いです。
参考書を選ぶときは、実際に手に取ってみて、解説がしっくり頭に入ってくるかどうかをチェックしてから購入するようにしましょう。また塾に通っていて、十分な問題量をこなし、わかりやすい解説を受けることができる環境にあるのであれば、参考書はあくまで参考にする程度にし、塾の勉強の妨げにならないような使い方をすることを心がけましょう。
過度に周りと比較する
中学校の勉強は、高校入試という狭き門を他人と競争するという点で、自分の学力を他人と比較せざるをえない側面を持っています。しかし純粋に志望校合格のために自分が何をどれだけ努力すべきかに関しては、到達すべき目標が定まっているため、他人との比較は無意味なものとなります。
例えば模擬試験を例に取って考えると、模擬試験の偏差値や順位などは自分が受験生という中でどのくらいの位置にいるのかを測定する点で意味を持ちます。しかし学力を向上させるために何を勉強すべきかは、得点や偏差値ではなく、どこを間違ったかを特定しなくてはならず、ここに他人の成績は関係ありません。
友人がこれだけの点数をとった、あるいは友人が〇〇という塾の難関校コースに通っているといった情報は確かに気にはなります。しかしそればかりを気にしたところで自分の学力は向上しませんので、耳に入ってくる情報に右往左往や過度に周りと比較するのはやめましょう。
中学生向けの効率の良い勉強法
日々の忙しい生活を送るなかで、順調に学力を伸ばしていくためには、効率を追求していかなければ時間が足りなくなってしまいます。ただし、効率というのはただ時短を目指すものではありません。限られた時間を有効に使い、時間あたりの勉強の質を高めることも意味します。
効率の良い勉強法を実現するためには日々の生活と勉強法それぞれ意識すべきことがあります。まず日々の生活面において意識すべき点は、自分の目標を設定しそれを実現するための学習計画を作成してみることです。目標を考えたり学習計画を立てたりすることで勉強に対するモチベーションを上げてくれます。
また、スキマ時間を有効活用することもおすすめです。忙しい中学生活のなかで、10分、20分といった時間を有効に活用することが求められます。また逆に限られた時間であるからこそ集中力が高まる効果もあります。
さらに、学習環境を整えることも重要です。せっかく勉強する気になっても、スマホのような集中を妨げるものが視界に入ってしまっては、元も子もありません。集中できる環境を作り出すことも効率の良い勉強法の1つです。
次に勉強法で意識すべきことをみてみます。1つ目は暗記科目は早めに始めコツコツ覚えることです。暗記は、効果的な暗記方法をマスターするのも時間がかかりますし、暗記作業そのものも時間がかかります。そのため後回しにしないで、早い段階から少しずつ暗記することが重要です。
2つ目は、基礎固めをしっかりやることです。入試レベルの応用度が高い問題を正解するための大前提として、基礎力がついていなくてはなりません。基礎事項を学びながら応用問題を解いていくことはできないため基礎固めは早いうちにしっかりと固めておかなくてはならないのです。
3つ目は、予習・復習をして授業・テストを効果的に使うことです。予習を通じてわからない部分を発見し、授業でそれを解決する、さらに復習ではそれらを知識として定着させる、このプロセスをリズム良くこなしていけるようになれば、驚くほど短期間で学力は伸びていきます。わからない部分を抽出し、それを理解し定着させるプロセスが確立するからです。わからない部分を抽出するという点で、テストも同様の効果を発揮します。これらを活用して、学力向上のサイクルに乗ることを目指しましょう。
最後は、わからない・苦手な教科や分野は早めに克服することです。苦手を後回しにておくと、結果的に入試直前期になっても手がついていないケースが非常に多いため、早い段階でこれらの苦手教科や科目を克服しておくことは大切です。時期を決めて意識的に苦手に取り組むようにしましょう。
効率の良い勉強法については、次の記事でより詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。
・【中学生】効率の良い勉強法|高校受験に向けた科目別の勉強法や効率が悪い学習法など解説
高校受験に向けた科目別の勉強法
公立高校では英語・数学・国語・理科・社会の5教科が、私立高校では英語・数学・国語の3教科が入試科目であることが一般的です。教科ごとの学習において、それぞれ教科の特性を把握し、効果的な勉強法を実践することを心がけてください。各教科の特性と効果的な勉強法は次の通りです。
英語は単熟語の暗記、文法事項の理解、そしてそれらを元にした長文読解や英作文、リスニングで構成されています。どの要素に取り組むときも音読することを忘れてはいけません。音読することにより英語ネイティヴの人と同じ思考で英語が理解できるようになることを目指します。
数学は公式と基本事項の理解をしたうえで入試レベルの応用問題へ取り組んでいくというプロセスで学びます。公式と基本事項の理解においては数多くの例題を解くことで理解を深め、応用問題に取り組む際には、公式や基本事項がどのように組み合わされているのかを理解できることを目指しましょう。
国語は漢字や古文単語のような暗記項目、文法や古典文法のような、内容を理解した上で暗記しなくてはならない項目、さらに現代文や古文・漢文の読解から構成されています。漢字や古文単語のような暗記項目は定期的に練習する時間を設ける、文法や古典文法は問題演習を繰り返してマスターする、さらに現代文や古文・漢文の読解も問題演習中心の勉強を通じて学力アップを目指します。
理科は物理・化学・生物・地学の4分野から構成されています。物理・化学では計算演習が多く、生物・地学では暗記項目が多いです。そのため物理・化学の勉強では計算中心の問題演習をこなすことを意識し、生物・地学は知識を問う問題を解くことで暗記作業を行うようにしていきます。
社会は歴史・地理・公民から構成されていますが、暗記が中心の学習となります。全体を眺めて因果関係を理解・暗記するのが最初の課題です。次いで暗記の対象を細部にまで広げていくことで、徐々に知識量を増やしていくことを目指しましょう。
高校受験に向けた科目別の勉強法については下記の記事でも解説していますので、参考にしてみてください。
・高校受験に向けた5教科の勉強法|いつ・何から始めるべきかや平均的な勉強時間など解説
【中学生】高校受験におすすめの塾
常日頃の自分の勉強方法が果たして正しいのかどうか、自分は効率的な勉強ができているのかどうかは、とても気になりますよね。そうした問題について的確なアドバイスを与えてくれる点で塾は非常に心強い味方になってくれます。ここではそうした塾を、その特徴とともにいくつか紹介していきます。
おすすめの塾1.開成教育セミナー
開成教育セミナーは「少人数教育」に基づき、生徒と講師の対を重視していることを大きな特徴としています。講師から積極的に生徒へ質問を投げかけ、生徒の理解度を見ると同時に、生徒の確実な理解実現を目指します。また授業以外にもフォローアップが行われる、映像授業が用意されているなど、わからないままにしない教育が実践されています。
開成教育セミナーについては、こちらでも詳しく紹介しています。「成績を上げる仕組み」「こんな人におすすめ」「口コミ」なども記載していますので、あわせてチェックしてみてください。授業料は、地域・学年によって異なります。詳しくは直接校舎までお問い合わせください。
おすすめの塾2.Z会進学教室
通史添削で有名なZ会の中学生向けの教室です。集団指導型の塾で、授業は全てプロ講師が担当します。プロ講師ゆえの鋭い観察眼で生徒一人ひとりの学力や弱点を見極め、学力アップに向けた指導を行います。また伝統あるZ会の指導実績に裏付けられたオリジナルテキストもZ会の大きな特徴です。授業のみならず自学自習の際にもオリジナルテキストは効果を発揮します。
Z会進学教室については、こちらでも詳しく紹介しています。「成績を上げる仕組み」「こんな人におすすめ」「口コミ」なども記載していますので、あわせてチェックしてみてください。受講料は、地域・学年・志望などによって異なります。詳しくは直接校舎までお問い合わせください。
おすすめの塾3.個別指導WAM
できない分野を特定していくのにAIを活用していくのが個別指導WAMの大きな特徴です。学習歴から苦手分野や弱点をAIが分析し、短期間で成果を出すことを目指します。またオーダーメイドのカリキュラムによる個別指導が行われており、不十分な箇所は何学年もさかのぼって学習し直します。定期テスト対策から高校入試対策まで幅広いニーズに対応可能な個別指導塾です。
個別指導WAMについては、こちらでも詳しく紹介しています。「成績を上げる仕組み」「こんな人におすすめ」「口コミ」なども記載していますので、あわせてチェックしてみてください。受講料は、カリキュラムによって異なります。詳しくは直接校舎までお問い合わせください。
おすすめの塾4. 対話式進学塾1対1ネッツ
対話式の授業で生徒の理解を深めていくことを目指すのが対話式進学塾1対1ネッツです。授業は完全マンツーマンのスタイルです。生徒との対話が重視され、生徒自身の言葉で学んだ内容を伝えさせることで生徒の学習内容に対する理解を深めさせます。また完全マンツーマンなので、苦手の克服から難関高校受験までの幅広いニーズに対応しています。
対話式進学塾1対1ネッツについては、こちらでも詳しく紹介しています。「成績を上げる仕組み」「こんな人におすすめ」「口コミ」なども記載していますので、あわせてチェックしてみてください。受講料は掲載されていませんので直接校舎へお問い合わせください。
その他、おすすめの学習塾については以下で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
・【中学生】集団指導のおすすめ塾10選!塾ごとの特徴・費用も徹底解説!
・【中学生】個別指導塾おすすめ11選!塾の特徴・費用も徹底解説!
・中学生向け(高校受験)のおすすめ学習塾13選!特徴・サポート体制も比較
・都立高校に強いおすすめ塾紹介|受験対策、通う時期についても解説
・私立高校受験に強いおすすめ塾10選|選び方、私立高校受験の対策方法も解説
まとめ
中学生が陥りがちな効率の悪い勉強方法を中心に見てきました。自分にもあてはまる部分があると感じた人もいると思います。
勉強をした気にはさせてくれるけれども学力が伸びない勉強方法ではなく、勉強を頑張ったという充足感と学力の向上を体感させてくれる勉強法を身につけましょう。
効率のよい勉強法を身につけることは、独学では中々難しいです。塾に通うことを通じて自分の勉強法について経験豊富な講師からアドバイスを受けることも勉強の効率を高める1つの手段です。
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