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大学受験直前期の勉強法と学習時間|やるべきことや入試前日・当日の過ごし方なども解説

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大学受験
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塾選ジャーナル編集部

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大学受験の直前期は気持ちが焦ってしまい、「何を勉強すればわからない」と混乱する高校生が少なくありません。子どもの学力や志望校のレベル、入試科目数などにもよりますが、入試直前期には効果的な勉強法というものがあります。 

今回は受験直前期におすすめの勉強法や目標としたい勉強時間について、やるべきこと、入試前日・当日の過ごし方などと一緒に解説します。これから大学入試を控える高校生やその親は、ぜひ参考にしてください。 

目次

志望校合格に近づく!大学受験直前期の勉強法

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大学受験の直前期は不安や焦る気持ちから、「あれもこれも」とさまざまなことに目が移るかもしれません。しかし、直前期だからこそ腰をすえて、やるべきことに取り組むことが大切です。 

冒頭でも述べたように、直前期に適した勉強法はケースによって異なります。以下で一般的におすすめの勉強法を5つ解説するので、参考としてください。 

勉強法①:基礎を固める 

受験直前期でも基礎ができていない子どもは、基礎固めに十分な時間をかけましょう。志望校のレベルにもよりますが、大学受験では基礎固めが重要です。応用問題や難しい問題が出題されたとしても、基礎ができていなければ対応はできません。基礎力がない状態でいくら応用問題の演習を重ねても、一向に実力は身につかないでしょう。 

焦る気持ちを抑えて、各教科・科目の基礎固めに専念してください。 

勉強法②:苦手科目を克服する 

入試科目の中で苦手な科目があるときは、可能な限り克服できるように努めてください。たとえば、合格点まで10点足りない場合、得意科目で10点埋めるのと、苦手科目で10点埋めるのとでは、一般的には後者の方が簡単です。苦手科目の伸びしろの方が大きく、得意科目を伸ばすよりも少ない労力で済みます。 

特に古文や漢文、生物、地学、地理歴史、公民は暗記的な要素が大きく、用語や知識を覚えれば覚えるほど、点数アップにつながるでしょう。 

ただし、あまりにも苦手意識が強かったり、努力をしてもどうにもならないと判断したりする場合は、思いきって捨ててしまうのもひとつの方法です。さまざまな観点から、どうするのがベストなのかを考えてください。 

勉強法③:過去問を解いて復習・分析をする 

3つ目は過去問を解いて、復習と分析をすることです。ほとんどの受験生は入試の直前期に、過去問演習を取り組むことでしょう。過去問演習を通して出題傾向を知るだけでなく、本番を想定した時間配分もできるようになります。 

ただし、過去問は解きっぱなしにせず、必ず復習と分析をしてください。特に間違えた問題やわからなかった問題は、解説を読んで内容の理解に努めます。必要に応じて教科書や参考書に戻って、該当箇所の内容を一つひとつ細かく確認しましょう。そして、時間を置いてから同じ問題に取り組み、すんなりと解けるようになっていれば大丈夫です。 

また、「いまの苦手な分野はどこだろう」「全体の中で、何を優先して取り組むべきか」などを分析し、学習計画を作っていくことも欠かせません。 

勉強法④:優先順位をつけて学習する 

特に受験科目が多い場合は、優先順位をつけて学習することを心がけてください。たとえば、受験科目が大学入学共通テストを含めて5教科7科目あったとしても、それぞれの重要度はケースによって異なるはず。得意な科目や苦手な科目のほか、配点割合によっても、重要度は変わってくることでしょう。 

そのため、それぞれの状況に合わせて、学習内容に優先順位をつけることが大切です。 

勉強法⑤:新しく、より難しい参考書や問題集は使わない 

受験直前期に新しく、より難しい参考書や問題集は使わない方がよいでしょう残された短い時間の中で、いま学習しているものよりも難しいレベルの教材を完全に理解するのは大変です。勉強する時間に見合った、学習成果は得られません。また、解けない問題が多ければ多いほど、自信を失うきっかけにもなります。 

受験直前はこれまで使っていた参考書や問題集を中心に取り組み、内容を完璧に押さえることが基本です。 

大学受験直前期の勉強時間

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大学受験直前期は、1日あたりどのくらいの勉強時間を確保すればよいのでしょうか?具体的に求められる時間は子どもによって異なるものの、ひとつの目安となるのが平日は5時間、休日は10時間以上です。 

起きている時間はできるだけ、勉強にあてている受験生が少なくありません。もちろん勉強時間だけでなく質も大切ですが、相当量の勉強時間を確保しなければ、ライバルとの競争に負けてしまうでしょう。 

ただし、何時間も続けて勉強するのは止めてください。途中で集中力が途切れてしまい、集中力がない状態で勉強を続けても、学習内容が頭の中へ入ってきません。適度に休憩時間をはさみながら、1日の中でまとまった学習時間を確保することが大切です。 

勉強だけではない!大学受験直前期にやるべきこと

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大学受験の直前にやるべきことは、勉強だけではありません。特に配慮してほしいのは、次の2つです。 

体調管理を徹底する 

入試直前は体調管理を徹底させましょう。体調をくずすと、残り少ない学習時間を療養に費やすこととなります。また、入試本番まで引きずってしまうと、受験自体を断念したり、本来の実力を出せなかったりするかもしれません。 

最優先に配慮したいのが、冬の季節に流行る風邪やインフルエンザの予防です。こまめに手洗いとうがいをおこない、暖房器具を使うときは加湿も心がけましょう。必要以上に人混みへ行くことを避けて、どうしても外出する必要があるときは、マスクを着用します。アレルギーがなければ、インフルエンザの予防接種を受けるのも効果的です。 

また、栄養のバランスが整った食事を摂取しましょう。第2の脳と呼ばれている腸の働きが悪くなると、イライラしやすくなります。腸内環境を整えるために野菜のほか、ヨーグルトや納豆、キムチといった乳酸菌が多く含まれた食品がおすすめです。さらに食事をするときは、腹八分目までに抑えてください。満腹になるまで食べると血糖値が上昇し、眠気を誘発します。 

入試時間に合わせて、朝型の生活にする 

高校生によっては夜遅くまで勉強をしていたり、昼夜逆転した生活になっていたりするかもしれません。夜型の生活スタイルの子どもは入試本番の2週間~3週間前から、朝方の生活スタイルにシフトしていきましょう。 

多くの大学では、入試が午前中からおこなわれます。入試本番で脳がフル回転できるように、本番までに朝方の生活習慣に戻すことが大切です。 

起床してから脳がしっかり働き始めるまでには、一般的に3時間~4時間かかるといわれています。そのため、本番を想定して、朝6時の起床を目指しましょう。8時間睡眠を確保することを考えると、夜は22時ごろに就寝したいところです。 

大学受験前日・当日の過ごし方

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続いては大学受験の前日と、当日の過ごし方の例を紹介します。 

大学入試前日の過ごし方 

入試本番の前日はソワソワして落ち着かないかもしれません。「勉強しなければ」と思って参考書を開いても、読んだ内容が頭の中に入りにくいでしょう。 

入試前日のおすすめの過ごし方は、次の4つです。 

ポイントを絞って軽く復習する 

前日に勉強する場合は、ポイントを絞って軽く復習する程度に留めましょう。難しい問題や新しい問題へ手を出すと、うまく解けないことが自信の喪失につながりかねません。自分で作ったまとめノートを見返したり、理科や社会の一問一答に取り組んだりと、ポイントを絞った勉強がおすすめです。 

どうしても頭の中に入ってこない場合は、思いきって勉強するのを止めてしまいましょう。前日に勉強しなかったからといって、結果に影響はもたらしません。 

リラックスして過ごす 

緊張をほぐして翌日の入試に挑めるように、前日はリラックスして過ごす方法があります。勉強をいつもより早く切り上げて、テレビや映画を観たり、マンガを読んだりと、それぞれが思い思いの時間を過ごしましょう。夜は翌日に備えて、早めの就寝を心がけてください。 

必要な持ち物を準備する 

受験当日の朝にバタバタしながら持ち物を準備すると、「受験票を忘れた」といった状況が生まれかねません。余裕のある前日に、必要な持ち物を準備してしまいましょう。 

以下のリストは持ち物の例です。 

・受験票 
・筆記用具 
・腕時計 
・身分証明書(生徒手帳など) 
・事前チェック用の参考書や問題集 
・現金 
・交通系のICカード 
・マスク 
・防寒グッズ(カイロ、ひざ掛け、カーディガンなど) 
・スマホ 
・昼食(午後にも試験がある場合) 

その他に頭痛薬や下痢止めなどの薬、雨具、モバイルバッテリーなどを、必要に応じて準備しましょう。 

翌日の流れをシミュレーションしておく 

前日のうちに、翌日の流れをシミュレーションしておくと安心です。朝起きてから自宅を出て、どのような経路で試験会場まで向かうのかを確認します。電車やバスといった公共交通機関を利用する場合は、遅延などを考慮して、少し早めの移動を意識してください。 

大学入試当日の過ごし方 

いよいよ大学入試の本番当日。これまで頑張った努力が実るように、朝から余裕を持って行動しましょう。 

朝食に炭水化物とビタミンB1を取り入れる 

試験中に脳がしっかり働くように、必ず朝食を食べてください。脳のエネルギー源となる炭水化物のほか、炭水化物を効率的にエネルギーに変換するビタミンB1の摂取もおすすめです。ビタミンB1は納豆や卵、海苔、豚肉などに豊富に含まれています。 

持ち物をもう一度チェックする 

前日に準備した持ち物を、もう一度チェックしておきましょう。持って行くものを事前にリスト化しておくと、確認がしやすくなります。 

終わった試験科目のことは考えない 

同日中に複数の試験科目が課される場合、終わってしまった試験科目のことを考えるのは止めましょう。特に解けない問題が多かったり、うまくいかなかったりすると、大きなショックを受けて次の入試科目に影響を与えてしまうかもしれません。 

終わってしまったことをクヨクヨと考えず、気持ちを切り替えて次の試験に臨むことが大切です。 

大学受験前日・当日に親がやるべきこと

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受験をするのは子ども本人ですが、親ができるサポートもあります。 

いつも通り過ごせるような雰囲気を作る 

受験前日は緊張や重圧から、ほとんどの子どもは不安な気持ちでいっぱいになります。不安な気持ちを解消できるように、いつも通り過ごせるような雰囲気を作ってあげましょう。 

笑顔で接することを心がけ、また、ポジティブになるような言葉をかけてあげてください。 

当日は子どもよりも早く起床する 

子どもが自分で起床する予定だったとしても、もしかすると起きられないかもしれません。たとえ5分の寝坊でも焦りの気持ちが生まれて、入試の成果に影響を与えるかもしれません。確実に起床できるように、親が子どもよりも早く起きましょう。 

笑顔で子どもを送り出す 

最後は笑顔で子どもを送り出すことです。親が不安な気持ちを抱えていると、不安が子どもに伝染します。入試当日は笑顔で「自信を持って、頑張ってきなさい」と送り出してあげましょう。 

まとめ 

大学受験直前にやるべきことは、子どもによって異なります。基礎固めや苦手科目の克服など、それぞれの状況に合わせた勉強法を取り入れてください。全体の中での優先順位を決めて、限られた時間を有効に活用することが大切です。 

勉強時間の目安は平日が5時間、休日が10時間です。体調管理が最優先ですが、できるだけ起きている時間は勉強に費やせるように頑張りましょう。辛く苦しい直前期を乗り越えた先に、志望校合格が待っているはずです。 

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