赤本ノートとは?使い方から値段、必要性やメリットまでわかりやすく解説
「赤本ノートって、普通のノートと何が違う?」「わざわざ買ったほうがいいの?」と気になる受験生も多いはずです。
赤本ノートは、赤本の過去問を解いた結果や弱点、次の対策まで記録できる過去問演習専用のノートです。現在は「赤本ノートプラス」という商品名で、共通テスト用と二次・私大用が販売されています。ただし、すべての受験生に必要というわけではなく、普通のノートやルーズリーフで代用する方法もあります。
この記事では、赤本ノートの中身や値段、使い方、メリット、向いている人、自作方法までわかりやすく解説します。自分に必要か迷っている人は参考にしてください。
編集部
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目次
赤本ノートとは?特徴・種類・値段をわかりやすく解説

赤本ノートとは、赤本を使った過去問演習の結果や弱点、次に取り組むべき対策を記録するための専用ノートです。現在の商品名は「赤本ノートプラス」で、定価は1冊363円(本体330円+税)です。全国の主要書店のほか、セブンネットショッピングなどの大手ネット通販でも購入できます。

赤本ノートには「共通テスト用」と「二次・私大用」がある
赤本ノートには、共通テスト用と二次・私大用の2種類があります。サイズや枚数は共通ですが、誌面の作りは試験形式に合わせて異なります。
赤本ノートプラスの共通テスト用と二次・私大用の違い
| 項目 | 共通テスト用 | 二次・私大用 |
|---|---|---|
| サイズ | 179mm×252mm | 179mm×252mm |
| 枚数 | 30枚(60ページ) | 30枚(60ページ) |
| 誌面の構成 | 1ページにマークシート小問60問分+分析シート | 左ページはドットつき罫線、右ページは方眼+分析欄 |
| 向いている用途 | マークシート形式の共通テスト対策 | 記述式が中心の二次試験・私立大学入試対策 |
共通テストの対策をするなら共通テスト用、国公立大学の二次試験や私立大学の入試対策をするなら二次・私大用を選ぶとよいでしょう。
赤本ノートは普通のノートと何が違う?
赤本ノートには、過去問演習の記録に特化した工夫があります。二次・私大用は、1行20字を数えられるドットつき罫線で文字数をカウントしやすく、方眼スペースでグラフや図も書き込めます。
さらに、どちらにも弱点を洗い出す分析シートがついています。二次・私大用には、志望校の出願締切日や合格最低点をまとめる志望校プロフィール欄もあります。普通のノートには、こうした欄はありません。過去問演習の記録や分析を仕組み化したい人にとっては、その分だけ使いやすさが変わってきます。
赤本ノートの中身と使い方

赤本ノートの使い方は、「解く→採点→分析→復習→解き直す」の5ステップに沿って進めます。順番に沿って記録していくことで、過去問を解いて終わりにせず、弱点の発見から対策までを一連の流れとして続けられます。ここでは、各ステップで書き込む内容を具体的に解説します。
※掲載している写真・図はイメージです。現行の赤本ノートプラスとはフォーマットが異なる場合があります。
STEP1 過去問を本番と同じ時間で解く
まずは、実際の試験時間と同じ制限時間で過去問を解きます。時間を計らずに解いてしまうと、本番での時間配分の感覚が身につきません。共通テスト用であればマークシート形式で、二次・私大用であれば記述式で、本番に近い環境を意識して取り組みましょう。

STEP2 採点して得点・所要時間を記録する
解き終えたら採点し、得点や実際にかかった時間を書き込みます。赤本ノートの分析シートに沿って記録すれば、感覚だけに頼らず、過去問演習のたびに同じ形式で振り返れるようになります。

STEP3 間違えた原因や弱点を分析する
採点結果をもとに、間違えた問題の原因を分析します。「知識不足」「読み間違い」「時間不足」など、原因ごとに整理すると、自分の弱点が見えやすくなります。分析シートを活用すれば、弱点をその場で言語化しやすくなります。


STEP4 復習する内容と次回の対策を決める
弱点が見えてきたら、次に何を復習するか、次回の過去問演習までにどう対策するかを具体的に書き出します。「単語を覚え直す」「時間配分を見直す」など、次の行動につながる形で言語化しておくと、対策を実行に移しやすくなります。

STEP5 解き直してできるようになったか確認する
最後に、同じ問題や類似問題を解き直し、対策した内容が身についたかを確認します。できるようになっていれば次の過去問に進み、まだ弱点が残っていれば、再度STEP3・4に戻って分析し直しましょう。
この振り返りを繰り返すことで、過去問演習の効果を積み重ねやすくなります。
過去問分析を成果につなげる赤本ノートの書き方

STEP3・4で原因分析や対策を書き出せるようになったら、次はその中身の質を上げていきましょう。赤本ノートの分析シートを最大限に活用し、次の過去問演習で点数を伸ばすための、具体的な書き方のコツを3つ紹介します。
失点原因は「手持ちの参考書レベル」まで分解して書く
STEP3で原因を分析するときは、「単語力不足」「文法がわからなかった」といった曖昧な言葉で終わらせないことがポイントです。復習の精度を上げるには、
(例)
- 「システム英単語の多義語の章にある単語の意味を取り違えていた」
- 「Vintageの仮定法の単元が定着していない」
など、自分が普段使っている参考書や問題集のレベルまで原因を具体的に特定してメモしましょう。どこに戻って復習すべきかが明確になります。
「対策欄」を明日からの具体行動(ToDoリスト)にする
STEP4で対策を書き出すときも、分析シートの対策欄を「明日から取り組むToDoリスト(やることリスト)」として活用すると効果的です。
「もっと英語を頑張る」ではなく、
(例)
- 「明日からシステム英単語の多義語の章を毎日50語ずつ見直す」
- 「Vintageの仮定法のページを解き直す」
など、具体的な行動に落とし込んでください。これにより、過去問演習の分析結果が、そのまま明日からの学習計画に変わります。
「課題・原因・改善策」を可視化して解きっぱなしを防ぐ
このように分析シートを活用する最大の目的は、頭の中のモヤモヤを言語化し、過去問を「解きっぱなし」にしないことです。
「できなかった問題(課題)」に対し、「なぜ間違えたのか(原因)」を分析し、「どうすれば解けるようになるか(改善策)」を書き出す。この思考サイクルを可視化することで、弱点を一つずつ潰しやすくなり、次に同じような問題を解いたときの得点アップにつながります。
赤本ノートのメリットは?必要な人・いらない人の違い

赤本ノートは、過去問演習を「解きっぱなし」にせず、弱点の発見や対策の言語化を仕組み化できる点が大きなメリットです。ただし、フォーマットに縛られたくない人や、すでに自分なりの分析方法を持っている人にとっては、必ずしも必要とは限りません。
ここでは、赤本ノートを使うメリットと、向いている人・普通のノートで十分な人の違いを解説します。
赤本ノートを使うメリット
過去問演習は、解いて終わりにしてしまうと、弱点の発見や対策につながりにくくなります。赤本ノートを使うと、得点や所要時間、間違えた原因を記録欄に沿って整理でき、感覚的な振り返りにとどまらず、次にやるべきことを言語化できます。分析結果を書き出す作業が習慣になれば、過去問演習のたびに同じ視点で振り返りができ、弱点の変化にも気づきやすくなります。
また、二次・私大用には志望校プロフィール欄があり、出願締切日や合格最低点をまとめておけば、直前になって慌てずに済みます。
赤本ノートがおすすめな人
赤本ノートは、特に次のような人におすすめです。
- 過去問を解いた後、何を復習すればよいか自分では整理しにくい人
- 弱点や対策を書き出す習慣がなく、感覚的な振り返りで終わってしまっている人
- 初めて本格的に過去問演習に取り組む受験生
- 記述式の答案作成に慣れておらず、文字数を数えながら書く練習をしたい人(二次・私大用)
- マークシート形式の解答に慣れていない人(共通テスト用)
こうした人は、赤本ノートのフォーマットに沿って書き込むだけで、分析の視点が身につきやすくなります。
普通のノートで十分な人
一方で、次のような人は、無理に赤本ノートを使わなくても普通のノートやルーズリーフで十分対応できます。
- すでに自分なりの振り返り方法が確立している人
- フォーマットに縛られず、自由にノートを使いたい人
- 費用をかけずに過去問演習の記録を続けたい人
赤本ノートの機能は、あくまで振り返りを仕組み化するための手段です。同じような分析ができるのであれば、ノートの種類にこだわる必要はありません。
赤本ノートは自作できる?普通のノート・ルーズリーフとの比較

赤本ノートは、普通のノートやルーズリーフでも自作できます。分析シートの項目を自分でノートに書き写せば、市販の赤本ノートに近い形で振り返りができます。ここでは、自作する場合の具体的な方法と、記録しておきたい項目、市販の赤本ノートとの違いを解説します。
赤本ノートは普通のノートでも自作できる
普通のノートに、得点・所要時間・間違えた原因・次回の対策を書く欄を自分で作れば、赤本ノートと同じような振り返りができます。方眼ノートを選べば、グラフや図が必要な科目にも対応しやすくなります。ノートのレイアウトを一度決めてしまえば、毎回同じ形式で記録を続けられます。
ルーズリーフで作る方法
ルーズリーフを使う場合は、科目や大学ごとに用紙を分けて管理できる点がメリットです。
教学社からは共通テスト用の「赤本ルーズリーフプラス」も販売されていますが、市販のルーズリーフに自分で項目を書き込む形でも代用できます。バインダーにとじておけば、あとから並べ替えて見返しやすくなります。
自作する場合に記録しておきたい項目
自作する場合は、最低限、次の項目を記録しておくと、市販の赤本ノートに近い振り返りができます。
- 実施日・大学名・年度
- 得点・所要時間
- 間違えた問題と原因
- 次回までの対策
- 志望校の出願締切日・合格最低点
これらの項目を毎回同じフォーマットで記録すれば、自己流でも過去問演習の振り返りを仕組み化できます。
赤本ノート・普通のノート・ルーズリーフを比較
赤本ノート、普通のノート、ルーズリーフには、それぞれ次のような違いがあります。
赤本ノート・普通のノート・ルーズリーフの比較
| 項目 | 赤本ノート | 普通のノート | ルーズリーフ |
|---|---|---|---|
| 費用 | 1冊363円 | ノートによって異なる | 用紙代のみで比較的安価 |
| 記録欄の準備 | あらかじめ用意されている | 自分で欄を作る必要がある | 自分で欄を作る必要がある |
| 自由度 | フォーマットが決まっている | 自由に使える | 自由に使える |
| 管理のしやすさ | 1冊にまとまる | 1冊にまとまる | 科目・大学ごとに並べ替えられる |
フォーマットを用意する手間を省きたい人は赤本ノート、費用を抑えたい人や自由に使いたい人は普通のノートやルーズリーフが向いています。
赤本ノートについてよくある質問

ここでは、赤本ノートに関してよくある質問に答えます。
赤本ノートをダウンロードすることはできる?
できません。同じような記録欄を使いたい場合は、普通のノートやルーズリーフに自分で項目を書き写して自作する方法があります。
赤本ノートはどこで買えますか?
赤本ノートは、全国の主要書店のほか、セブンネットショッピングや、Amazon・楽天市場などの大手ネット通販でも購入できます。ただし、ネット通販ではショップによって、定価(363円)より高い価格での販売や旧版の「赤本ノート」の出品が見られます。購入前には、商品名が「赤本ノートプラス」か、価格が定価に近いかを確認しましょう。時期や店舗によっては品切れになることもあるため、受験シーズンが近づいてきたら早めに確保しておくと安心です。
赤本ノートは何冊用意すればいい?
決まった冊数はなく、受験する科目数や過去問演習の回数に応じて用意する必要があります。共通テストと二次・私大の両方を受験する場合は、それぞれ専用のノートを1冊ずつ用意しておくと、記録が混ざらず管理しやすくなります。
赤本に直接答えを書き込んでもいい?
赤本に直接書き込むと、繰り返し解き直したいときに使えなくなってしまいます。入試直前期は赤本が品薄になることもあるため、解答は赤本ノートや別紙に書き、赤本本体はきれいな状態で保管しておくのがおすすめです。
まとめ 赤本ノートを活用して過去問を解きっぱなしにしない

赤本ノートは、過去問演習の得点や弱点、対策を記録し、振り返りを仕組み化できる専用ノートです。共通テスト用と二次・私大用があり、フォーマットに沿って書き込むだけで分析の視点が身につきやすくなります。
一方で、すでに自分なりの振り返り方法がある人や、自由にノートを使いたい人は、普通のノートやルーズリーフでも十分対応できます。大切なのは、ノートの種類にかかわらず、過去問を解いた後の振り返りを毎回続けることです。
この記事を参考に、自分に合った方法で過去問演習の効果を高めていきましょう。
執筆者プロフィール
塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。
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