学校の成績アップや高校受験対策として、塾の夏期講習に通う中学生は少なくありません。特に難関高校をはじめとする、志望校合格に向けての塾通いや夏期講習参加は必須ともいえるでしょう。 昨今は新型コロナウイルスの影響から、オンラインで夏期講習を実施する塾も増えてきました。今回は中学生向けのオンライン夏期講習を取り上げ、メリットや当サイトおすすめの塾を紹介します。
そもそもオンライン講習とはどのようなものなのでしょうか。実際に受講した経験がないと、具体的な特徴や内容が良く分かりませんよね。
簡単に説明すると、インターネットを通した学習スタイルのことです。スマホやタブレット、パソコンなどの通信機器を活用して、オンライン上で授業を受けます。
また、一口にオンライン講習といっても、その指導形式はさまざま。個別指導型と少人数制指導型、映像視聴型、そして個別学習型と大きく4種類に分けられます。それぞれで授業スタイルや特徴、メリット、子どもとの相性は異なるため、受講前に詳細を確認しておきましょう。
ここでは、中学生向けのオンライン夏期講習のメリットについて紹介していきます。主なメリットは、次の3つです。
まずは時間を上手に調整して、効率的に勉強ができることです。中学生になると学校の部活動が本格的にはじまります。子どもによっては夏休み中も、毎日学校へ通って部活動に参加することもあるでしょう。またピアノやスポーツ教室などの習いごとで忙しい子どもも少なくありません。夏期講習に参加したいと思っても塾に通う時間を捻出できず、参加をあきらめるケースも実際に存在します。
でもオンライン夏期講習なら大丈夫。講習スタイルにもよりますが、スマホやタブレットなどの通信機器とインターネット環境さえあれば、自宅にいながら授業を受けられます。
また通塾と帰宅の時間をカットできることから、空いた時間を勉強や余暇などに有効活用できるでしょう。忙しい中学生にとって限られた時間の中で、効率的に勉強できるようになるはずです。
ウイルスの感染リスクが減少するのも、オンライン夏期講習ならではのメリットです。新型コロナウイルス含む風邪などは、人と人との接触によって感染します。特に高校受験学年となる中学3年生の場合、夏休みは志望校合格に向けた重要な時期。万が一新型コロナウイルスに感染してしまった場合、ある程度の期間を病院やホテル、自宅などで療養しなければいけません。
体調が悪いと受験勉強はほとんどできないのは当たり前。例え軽症だったとしても対面式の夏期講習には通えないため、必然的に学習効率は落ちます。自宅で受講できるオンライン夏期講習なら、人との接触頻度が下がり、感染するリスクが減少するでしょう。
最後のメリットが自分のペースで学習できることです。オンライン講習の学習スタイルの一つ、映像視聴型はすでに録画されている授業をスマホやパソコンなどで視聴します。全国屈指の超有名な一流講師による授業を提供していることも多く、高品質の授業を受けられるのが特徴です。映像視聴型のオンライン夏期講習は、自分のペースで勉強を進められます。
「部活に行く前に30分だけ勉強をする」「今週は忙しかったので、週末にまとめて授業を受ける」など、一人ひとりの都合に合わせた学習が可能です。
また映像の中で良く理解できなかったことや、もう一度確認したい箇所はビデオを巻き戻して何度でも視聴できます。さらにすでに分かっている箇所は早送りもできるため、勉強の効率性もアップするでしょう。
たくさんのメリットがある中学生向けのオンライン夏期講習ですが、実際に受講する際にはいくつかの注意点があります。以下もチェックしておきましょう。
1つ目の注意点はスマホやタブレットを使うため、他のものに意識が向きやすいことです。オンライン夏期講習ではどの学習スタイルでも、基本的にスマホやタブレットなどの通信機器を使用します。しかし特に映像視聴型はリアルタイムの授業ではないことから、授業中にスマホやタブレットでゲームをしたり、SNSをチェックしたり、ネットサーフィンをしたりと勉強に集中できなくなる可能性があります。
またいつでも好きなときに学習できることから、ついつい後回しになって勉強が一向に進まない状況も予想されることです。ゲームやSNSなどのアプリが入っているスマホやタブレットは親が預かり、誘惑するものが入っていないパソコンで授業を受けさせる、またリビングといった家族の目が届く場所で勉強をさせることも良いですね。
また勉強が後回しになってしまうケースでは、事前にやるべき学習内容を計画立てておき、小まめに進捗状況を親がチェックするのが有効です。
オンライン夏期講習の場合はその場で質問がしづらく、また子どもが受け身になりやすい特徴があります。特に講師が一方的に授業解説を行う指導スタイルの場合、リアルタイムの授業であってもその場で質問はしにくいものです。
また映像視聴型はリアルタイムの授業ではないため、当然のことながらその場で質問はできません。オンラインでも個別指導型や少人数制指導型なら、比較的質問がしやすいでしょう。
また塾によっては授業終了後にメールやチャットなどを介したフォロー体制があるため、事前に確認しておくのがおすすめです。
最後はインターネット環境によって視聴が左右されることです。オンライン夏期講習はインターネットを介するため、当然のことながらインターネット環境の良し悪しが視聴に影響を与えます。通信速度が遅かったり、電波がブツブツと切れてしまったりする場合、スムーズに授業を受けられなくなるでしょう。自宅で受講する場合、Wi-Fiなどのインターネット環境が整っているかどうかをチェックしてください。
最後にサイトがおすすめする、中学生向けのオンライン夏期講習を全部で4つ紹介します。
中学生だけでなく幼児や社会人といった、非常に幅広い年齢層への学習指導を行っています。レベルの高い授業が特徴で、集団授業や個別指導、通信教育、映像授業など指導スタイルも豊富です。中学生向けのオンライン講習として、「映像授業とオンラインサポート」と「オンライン個別指導」といった2種類のスタイルを提供しています。
映像授業とオンラインサポート
映像授業とオンラインサポートは、Z会所属で難関校への合格実勢をたくさん有する、実力派講師による授業を映像で視聴します。白熱した授業展開で子どもを飽きさせず、毎年卒業生から高評価を受けています。すでに録画されている授業のため、オンライン上で24時間視聴可能です。子どものスケジュールや都合に合わせて、いつでもどこででも勉強を進められるでしょう。またオンラインで質問ができるサポート体制も整っているので、一人で勉強をする子どもも安心です。
オンライン個別指導
2つ目はオンライン個別指導です。有名大学の大学生や大学院生が講師となって、オンラインでリアルタイムの個別指導を行います。完全マンツーマンのため子ども一人ひとりのペースに沿って学習ができる他、オーダーメイドで学習レベルや進度を調整してもらえるのも特徴です。定期的な面談などのサポート体制も充実しています。
3つ目はトライのオンライン夏期講習です。トライで最高峰に君臨するトッププロ講師によるライブ授業を、インターネットを介して受講します。学年別・科目別・レベル別に豊富な種類に授業が準備されているため、それぞれの学力や目的に合わせて勉強を進めていけるでしょう。ライブ授業は終了後にアーカイブとして残されるので、くり返し視聴することも可能です。
トライのオンラインの夏期講習 基本情報 | |
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夏期講習の日程・期間 | 2024年6月1日(土)〜2024年8月31日(土) |
夏期講習の申込締切 | 各教室にお問い合わせください。 |
対象学年 | 小学生・中学生・高校生 |
授業形式 | 個別指導 |
料金 | 各教室にお問い合わせください |
お得なキャンペーン情報 | 【7/31まで】入会金(11,000円税込み)が0円 |
早稲田アカデミーでは対面式の他に、オンラインの夏期講習も開催しています。オンラインは双方向性のウェブ授業。講師の声や姿だけでなく、一緒に授業を受けている他の子どもの声もしっかり届き、対面式と同じ臨場感の中で勉強ができます。夏期講習の主なカリキュラムは1学期の復習と、2学期以降の先取り学習です。復習と先取りのダブル学習で、中学生の学力を一気に伸ばします。授業は講師による解説の後に、十分な時間をかけて問題演習を実施。着実な理解と定着を目指します。
帰国生向けのオンライン夏期講習を開催しているのがJOBAです。主に帰国生向けの高校受験対策となっており、夏休みの帰国するタイミングに合わせて受講できます。夏期講習は個別指導コースと集団指導コースの2種類です。
個別指導コース
カウンセリングの結果から個別学習プランを作成し、プランに沿った上で指導が行われます。国語や数学、英語、英語エッセイ、日本語作文など選べる科目はさまざまです。1ターム3日間で、1日の授業コマ数は3つです。複数のタームを申し込めるため、滞在日程や学力などに合わせてターム数を調整すると良いでしょう。
集団授業コース
集団授業コースは「中学3年生 難関高校受験対策 英数国コース」や「中学1年生~高校2年生 東京学芸大附属国際中等(ISS)編入直前対策講座」、「帰国生入試 日本語面接オリエンテーション」など複数のコースから選べます。日程はコースによって異なるため、それぞれで詳細を確認してください。
中学生向けのオンライン夏期講習にはウイルスの感染リスクが下がるだけでなく、時間を調整して効率的に勉強ができる、自分のペースで学習を進められるなどのメリットがあります。指導スタイルや塾によって特徴は異なるため、一人ひとりのニーズや目的に合わせてチョイスすると良いでしょう。
この記事を執筆した執筆者
塾選(ジュクセン)編集部です。実際に学習塾の運営経験がある者や大手メディアの編集経験がある者などで構成されています。塾選びにお悩みの保護者や学生の方に向けて有益な情報をお届けします。
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