中学生の子どもを夏期講習に通わせたいと思っても、どの講習が良いのか迷ってしまう人もいるのではないでしょうか。確実に学習成果を出すためには、子どものニーズや状況に合った夏期講習選びが必須です。 そこで今回は中学生が通う主な夏期講習を徹底比較。『ジュクセン』おすすめの塾や塾の選び方も一緒に紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
一般的に夏期講習は塾における通常授業とは、別日程で開催されます。そして一言で夏期講習といっても目的やカリキュラム、指導形態などは塾によってさまざま。以下の記事では夏期講習の概要について解説しているので、「まずは夏期講習について基本的なことを知りたい」という方はぜひ参考にしてみてください。
塾の夏期講習について徹底解説!いつから開始?参加メリットや費用など紹介
・夏期講習とは?
・夏期講習の目的について
・夏期講習のメリット
・夏期講習に参加する際の注意点
・夏期講習の平均費用・相場|学年別に紹介
・夏期講習はいつから?
・夏期講習だけ参加してもOK?
・夏期講習の参加を断りたい場合
・おすすめの夏期講習|学年別に紹介
続いて当サイトがおすすめの夏期講習を開催している塾を見ていきましょう。下記の図は塾別のコースや日程、費用などの一覧です。
塾名 | コース | 日程 | 日数 | 費用 | 問い合わせる |
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SAPIX中学部 | 中学1年生・2年生の5科目 | 2023年7月24日~8月23日 | 20日間 | 112,200円 | |
中学1年生・2年生の3科目 | 2023年7月24日~8月23日 | 16日間 | 89,760円 | ||
中学3年生5科目・3科目 | 2023年7月24日~8月29日 | 24日間 | 168,960円 | ||
栄光ゼミナール |
・高校入試準備コース(中学1年生) ・高校入試対策コース(中学2年生~3年生) |
・前期2023年7月19日~8月6日(東京・神奈川・千葉・埼玉の場合) ・後期2023年8月8日~31日(東京・神奈川・千葉・埼玉の場合) |
1教科4日間から | ・受講料無料 ・教材費として1教科あたり2,200円 |
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進学個別指導のTOMAS | 完全1対1個別夏期講習会 | 2023年7月17日~8月31日 | 受講回数は各自で自由に設定できる | 要問い合わせ | 教室を探して問い合わせる |
ITTO個別指導学院 | 夏個別 | 2023年7月17日~8月31日 | 全8回 | 17,600円 | 教室を探して問い合わせる |
夏マンツーマン | 2023年7月17日~8月31日 | 全8回 | 25,300円 | 教室を探して問い合わせる | |
夏の特訓講座(中学1年生~2年生) | 開校状況は教室によって異なるため、要問い合わせ | 5日間 | 9,900円 | 教室を探して問い合わせる | |
夏の特訓講座(中学3年生) | 開校状況は教室によって異なるため、要問い合わせ | 10日間 | 20,900円 | 教室を探して問い合わせる |
※詳細は各サイトのHPをご確認ください。
SAPIX中学部は志望校合格だけでなく、深い思考力や豊かな表現力の育成にも力を入れている学習塾です。授業は少人数制で行われ、講師と生徒による双方向性のやり取りを重視しています。講師が一方的に解説をすることはなく、子どもに意見を求めたり、講師や他の生徒に対して説明をさせたりと、講師と生徒が一緒に授業を組み立てていくスタイルが特徴です。
カリキュラムには反復と段階的な発展を導入。どの科目もくり返して同じ単元を学び、確かな基礎学力を習得できるでしょう。基礎学力を得た後は同じ学習単元でも視点を変えたり、さらに深く掘り下げたりしながら、ステップを踏みながら発展させていきます。
夏期講習は学年を問わず5科目、または3科目の受講から選択可能。さらに「フォローアップ動画」や「夏期講習ポイント動画」とった家庭学習ツールもあり、子どもたちの日常学習もサポートしてくれます。受講するためには事前に入室テストを受験し、基準点に達する必要があります。
栄光ゼミナールは首都圏を中心に約250もの教室を持つ学習塾。トータル6万人以上の生徒が教室へ通い、志望校合格を目指して日々受験勉強に励んでいます。授業は少人数制を採用。学力や目的別に1クラス10名程度で編成され、他のクラスメイトと切磋琢磨し合いながら勉強を進めていけます。一人ひとりの生徒に講師の目が行き届きやすく、授業中は各々の様子をチェックしながら適時声がけを実施。その都度質問にも答えてもらえるので、分からない箇所は放置せず、その場で解消して次に進めます。
初めて利用する場合は夏期講習の受講料は無料です。教材費として1教科につき2,200円が必要となりますが、それでもかなり低価格で夏期講習を受けられるのはうれしいポイントですね。中学1年生向けの高校入試準備コースと、中学2年生~3年生向けの高校入試対策コースがあります。開催日程は地域によって異なるため、それぞれで詳細を確認してください。
高校入試準備コースで受講できる科目は数学と英語、そして国語の3つです。高校受験で求められる基礎学力の定着を目的として授業が行われます。
中学1年生の場合は高校受験までまだ日にちはありますが、できるだけ早い段階から目標を持つことで、自学自習の習慣も身に付けられるでしょう。
中学2年生~3年生を対象とする高校入試対策コースでは、数学と英語、国語、理科、社会の5科目を受けられます。少人数制クラスと反復学習を通して、高校入試対策だけでなく数学と英語はさらに学校の定期テスト対策も可能です。
高校入試は地域によって出題傾向が異なるため、それぞれ教室がある地域で入試傾向を分析し、傾向に沿った形で指導を行っています。
TOMASは東京と神奈川、千葉、埼玉に教室を持つ個別指導塾です。生徒1人に対して講師が1人付く完全マンツーマン指導を取り入れており、一人ひとりに設定された合格逆算カリキュラムに沿って授業が行われます。発問と解説を中心とした80分授業で、講師が生徒に質問をして生徒が答え、さらに講師が解説をするスタイル。生徒の理解度をしっかり確認しながら授業が進んでいくため、着実に学力を身に付けられるでしょう。
カリキュラムは完全オーダーメイドです。志望校や弱点に絞った内容のため、確実に子どもが抱える課題を解決できます。夏休み明けには2~3ランクも上の志望校を目指せる実力養成も、決して夢ではありません。週1回・1科目からの受講ができるため、学校の部活動や習いごとなどで忙しい子どもにもピッタリです。カリキュラムの相談は無料のため、気になった人は気軽に相談してください。
最後はITTO個別指導学院です。個別指導をひとすじに27年もの運営実績を持ち、全国に1,100もの教室を持っています。「オリコン日本顧客満足度ランキング」や「イード・アワード」といった、外部調査団体による顧客満足度調査において毎年高い評価を受けるなど、生徒や保護者の満足度向上に向けて多大な取り組みをしている学習塾です。
豊富なノウハウときめ細かい指導を通して、子どもの学ぶ気持ちを育み、さらに分かる感動を教えてもらえるでしょう。夏期講習では「夏個別」と「夏マンツーマン」、「重要単元総復習ゼミ(中学1年生~2年生)」、「超夏特訓(中学3年生)」の4つのコースが準備されています。
夏個別は生徒3人に対して講師が1人付く指導スタイル。中学生は主要5教科から受講科目を選択できます。講師から直接指導を受ける時間の他に、「一人で考える時間」「一人で問題に取り組む時間」も確保されているため、問題を解く実践力も身に付けられるでしょう。授業は1回50分。合計8回の受講が可能です。
夏マンツーマンは生徒1人に対して講師1人が付く、完全マンツーマンスタイルの夏期講習です。中学生は主要5教科から受講科目を選べます。授業時間中は講師が付きっきりで学習指導をしてくれるため、「苦手な科目に重点的に取り組み、夏休みの間に克服したい」「志望校の入試傾向に合わせて、実践的な問題演習をしたい」など、より密な学習指導を受けたい子どもにおすすめです。授業は1回50分。合計8回の受講が可能です。
重要単元総復習ゼミは上記で紹介した個別指導授業に、プラスで受講できます。集団指導スタイルの授業で、英語・数学、または理科・社会からの選択が可能です。授業時間は1回80分で、4日間にわたって行われます。
超夏特訓も個別指導授業にプラスできるメニューです。主要5教科を集団指導の授業で学び、基礎力を徹底的に養成します。授業は1回100分で、期間は全部で10日間です。
最後に中学生が通う夏期講習を開催している塾の選び方について見ていきましょう。塾には主に集団指導塾と個別指導塾の2つのタイプがあります。また塾ではありませんが、家庭教師も中学生の学習サポート環境の一つです。それぞれの特徴から、どのような子どもに合っているのかについて解説します。
まずは集団指導塾です。複数の生徒が同じ教室に集まって、1人の講師から授業を受けます。学校の授業のようなイメージで、あらかじめ決まったカリキュラムに沿って授業が行われるため、子どもたちが授業に付いていく必要があるでしょう。
ある程度は子どもの学力によってコース分けやクラス分けがされているものの、ある程度の基礎学力は求められます。カリキュラムに合わせて勉強をしていかなければいけないため、どんどん積極的に勉強を進めたい子どもにピッタリです。
また他の指導スタイルと比べると、指導実績や合格実績が豊富なプロ講師が授業を担当しているところが少なくありません。応用問題や発展問題に取り組んだり、難関高校の入試対策をしたりしたい子どもにも向いている授業スタイルといえるでしょう。
個別指導塾は集団指導塾と異なり、生徒一人ひとりのニーズや学力に合わせて講師が指導してくれるスタイルです。講師1人に対する生徒数は塾やコースによってさまざま。1対1の完全マンツーマンの他、生徒2人~3人に対して講師が1人付く形態もあります。
オーダーメイドの学習カリキュラムを作成して指導をしてくれるため、個々のニーズに直接沿った形で勉強を進められます。特に苦手科目を克服したい子ども、応用問題や高校入試問題などに特化して勉強したい子どもなどにおすすめです。
また集団指導塾では授業日程があらかじめ決まっていますが、個別指導塾は決まっていません。子どもの都合に合わせて日程を調整できるため、夏休み中は部活動や習いごとなどで忙しい子どもにも合っているでしょう。
最後は家庭教師です。自宅に講師が来て学習指導をしてくれます。普段生活している場所で学習指導を受けられることから、自然と自分の机で勉強する習慣を身に付けられるでしょう。基本的な学習習慣が身に付いていない子どもに適しています。
また通塾する必要がないことも大きなメリットですね。自宅から塾が離れていると、夏期講習期間中だけでも通塾で疲れてしまいます。また塾では他の子どもや担当外の講師とも顔を合わせることになるため、子どもによっては大きなストレスを感じるかもしれません。家庭教師なら通塾する必要がないので、上記で挙げたような不安な面も解消できるはずです。
多くの塾で中学生向けの夏期講習が開催されており、その特徴やカリキュラムは塾によってさまざまです。それぞれ適している子どもの特性が異なるため、子どもに合っている講習を選ぶとよいでしょう。
今回の記事で紹介した夏期講習情報は、当サイトがおすすめの塾ばかり。ニーズや目的に合わせて、子ども一人ひとりに適した夏期講習を見つけてください。
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塾選(ジュクセン)編集部です。実際に学習塾の運営経験がある者や大手メディアの編集経験がある者などで構成されています。塾選びにお悩みの保護者や学生の方に向けて有益な情報をお届けします。
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