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中学生の塾にかかる平均費用はいくら?学年別や個別・集団塾ごとの料金表など紹介

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編集部

塾選(ジュクセン)編集部

「中学生の塾の費用はどれくらいなのだろうか?」

「塾の月謝の相場を知りたい」

中学生が通塾する塾を選ぶとき、このような疑問を最初に抱く保護者も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、中学生の塾代の平均費用や塾代の金額を左右する通塾開始時期・通塾頻度も含め、下記の内容について解説します。

大手の集団塾と個別指導塾の費用相場や、塾代をお得にする7つのコツも紹介します。本記事を読めば、中学生の塾を決めるときに判断基準の1つである「塾代」について詳しく理解できるので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

中学生の平均的な塾代は年間いくら?

文部科学省が実施した「令和3年度子供の学習費調査」(※1)によると、中学生の保護者が塾に払う年間費用の平均は下表のとおりです。

  公立中学校 私立中学校
塾代の平均費用 250,196円 175,435円

※1 出典:「令和3年度子供の学習費調査」(文部科学省)

公立中学校に通う中学生のほうが、私立中学校に通う中学生の塾代の平均額よりも約75,000円高いことがわかります。塾代の平均費用の差は「高校受験を目的としているかどうか」の違いだと、イメージがつく人もいるでしょう。

高校受験のために塾に通う場合、中学3年間で100万円ほどかかると言われています。そのため、上記の金額を見て、違和感を覚えた人もいるのではないでしょうか。

実は上記は、学習塾の費用を全く支出していない人も含んだ平均の塾代です。この塾代は公立中学校において、調査対象の29.6%に(※1)あたる非通塾者も含めた年間費用の平均値です。

実際に通塾している人だけを対象に塾代を算出すると、上記金額よりも高額になると予想がつくでしょう。

まずは、塾に通った場合にかかる塾代の平均費用の実態を、中学校3年間の合計と中学校の各学年に分けて紹介します。

※1 出典:「学校基本調査」17ページ、表8-2より(文部科学省)(2024年9月12日に利用)

中学3年間でかかかる塾代の平均費用

「令和3年度子供の学習費調査」(※2)の結果をもとにすると、子どもを通塾させた保護者が中学3年間で支出した塾代の平均金額は、下表のようになると予想できます。

  公立中学校 私立中学校
塾代の平均費用 約1,028,000円 約973,000円

※2 出典:政府統計の総合窓口「令和3年度子供の学習費調査」(文部科学省) 「令和3年度子供の学習費調査」(文部科学省)をもとに塾選が算出・作成

公立中学校に通う子どもの保護者が1年間に塾に支出した費用の平均金額は、下記で解説します。

大半の生徒が高校受験を必要としない私立中学生も、授業の補習や大学受験の対策を目的にして塾に通うと、約100万円ほどの塾代がかかる結果となりました。

大学受験を見据えて塾に通う中高一貫の私立中学生は、塾で勉強すべき内容が異なります。そして、公立中学生とは通うべき塾の種類が異なり、塾の費用にも若干の違いが生じています。

大学受験対策や補習のために通塾したい中高一貫校の中学生には、おすすめの塾や塾代の費用相場がわかる、こちらの記事がおすすめです。

【2024年最新】中高一貫校生の大学受験におすすめの塾12選!いつから通塾するべき?

中学1年生でかかかる塾代の平均費用

「令和3年度子供の学習費調査」(※1)によると、中学1年生にかかる年間の塾代の平均費用は下表の結果となりました。

中学1年生でかかる塾代の平均費用
約270,000円

出典:中学1年生において月額の塾代に換算すると、約22,500円(※3)です。

(※3)公立中学校に通う中学生の塾代の平均費用÷12ヶ月で算出。小数点第1位は切り捨て。

※1 出典:「学校基本調査」15ページ、学年別にみた「補助学習費」 より(文部科学省)(2024年9月12日に利用)

中学2年生でかかかる塾代の平均費用

「令和3年度子供の学習費調査」(※2)によると、中学2年生にかかる年間の塾代の平均費用は下表の結果となりました。

中学2年生でかかる塾代の平均費用
約294,000円

中学2年生にかかる年間の塾代の平均費用は、中学1年生よりも約24,000円高くなります。理由の1つには、受講教科の増加が考えられるでしょう。

中学1年生のコースでは英語・数学・国語の3教科のみの指導だった塾も、中学2年生からは理科・社会を加えた5教科のコースを設置するところも珍しくありません。学年が上がると学習内容も難しくなるため、授業料自体を値上げする塾もあります。

中学2年生の塾代を月額の平均費用に換算すると、約24,500円(※3)。中学1年生の月々の塾代の平均

金額と比べると、約2,000円高い結果となりました。

中学3年生でかかかる塾代の平均費用

「令和3年度子供の学習費調査」(※2)によると、中学3年生にかかる年間の塾代の平均費用は下表の結果となりました。

中学3年生でかかる塾代の平均費用
約464,000円

注目すべきポイントは、中学2年生の塾代の平均費用よりも約1.5倍の金額になる点です。学習内容が難しくなることに加え、季節講習や受験直前期の特別講習など高校受験を意識した授業内容になることが大きな要因でしょう。

中学3年生の塾代を月額の平均費用に換算すると、約38,666円です(※3)。高校受験を控えた中学3年生がいる家庭では、毎月40,000円近い支出が発生することになります。

中学生はいつから塾に通っているの?

弊社が中学1年生~中学3年生の子どもがいる保護者を対象にして行ったアンケートの結果(※4)では、73%の中学生が中学1年生の時点で通塾をしていることがわかりました。

塾に通わせようと思ったきっかけを調査したところ、次のような結果となりました。

全体の半数以上の保護者が、高校受験の対策を目的に塾に通わせようと思ったと回答しています。学校の成績や内申点の向上も将来的に高校受験につながることを踏まえると、調査対象者の77%は高校受験に向けて子どもを塾に通わせ始めたといえるでしょう。

アンケートの結果からは、塾に子供を通わせた人の8割近くが何らかの高校受験対策のために通塾をスタートさせているといえるでしょう。また調査対象者の約7割の人が、中学1年生の時点で子どもを塾に通わせていたともいえます。

(※4)塾選調べ

調査期間:2024年8月20日~8月30日

対象:中学生の子どもを持つ保護者200人を対象にアンケート調査を実施

中学生は週何回塾に通っている?

中学生の塾代には、通塾頻度も大きく関わります。弊社独自のアンケート(※4)の結果、中学生は週2回塾に通う人が最も多く、次いで多いのは週3回塾に通っている中学生です。

通塾頻度のほかに、授業形式も塾代を左右する要素です。週1回~週3回までの通塾頻度における、集団塾と個別指導塾の通塾割合は下表のとおりです。

通塾頻度 集団塾 個別指導塾
週1回 9% 91%
週2回 50% 50%
週3回(※5) 64.2% 21.4%

(※5)週3回通塾させていると回答した人の14.4%が、通塾している塾名を未回答

1週間あたりの通塾頻度が増えるほど、個別指導塾に通う中学生の割合が小さく集団塾に通う中学生の割合が大きくなる結果となりました。一般的に、個別指導塾のほうが授業料は高めの金額です。そのため、個別指導を受ける中学生は通塾頻度が少ない傾向にあると考えられます。集団塾では授業料を抑えながら、通塾頻度を増やせるでしょう。

中学生の大手塾の費用相場を授業形式別に紹介

中学生を対象とした学習塾の費用相場は、集団指導か個別指導かによって大きく異なります。

集団塾と個別指導塾に分けて、それぞれの大手塾の費用相場をチェックしていきましょう。

大手集団塾の費用相場|学年別に紹介

まずは集団塾です。弊社が「週1回の受講」を想定して、各塾の費用相場をまとめました。

塾名(授業時間) 中学1年(月額) 中学2年(月額) 中学3年(月額) 年間の平均授業料
臨海セミナー(100分) 月額14,500円 月額14,500円 月額14,500円 年間174,000円
湘南ゼミナール(80分) 月額10,065円 月額14,960円 月額14,960円 年間159,940円
国大セミナー(120分) 月額13,200円 月額13,750円 月額14,850円 年間167,200円
栄光ゼミナール(50分) 月額7,957円 月額10,157円 月額13,640円 年間127,013円
創研学院(90分) 月額8,140円 月額8,140円 月額11,000円 年間109,120円
開成教育セミナー(55分) 月額7,425円 月額7,865円 月額8,415円 年間94,820円
第一ゼミナール(120分) 月額5,500円 月額5,500円 月額6,050円 年間68,200円
早稲田アカデミー(120分) 月額9,240円 月額11,000円 月額11,990円 年間128,920円
成基学園(75分) 月額5,500円 月額5,500円 月額8,000円 年間76,000円

※上記は一般的な目安となります。

塾によって授業料が大きく違うことは一目瞭然でしょう。中学1年生の料金で比較すると、最も高い臨海セミナー(14,500円)と最も安い第一ゼミナールと成基学園では、3倍近い料金差があります。しかし授業時間も塾によって異なるため、表面上の料金の高い・安いだけでは比較はできません。例えば国大セミナーの1回の授業時間は120分と、栄光ゼミナールの50分よりも倍以上です。

また学年が上がるにつれて、授業料が高くなる塾もあります。高校受験対策のために受講教科が増えたり、カリキュラムの内容の充実度が上がっていたりすることも、授業料に影響を与えています。

集団塾のメリット

集団塾に通う主なメリットはいくつかあります。まずは費用が個別指導塾と比べてリーズナブルなことです。講師1人が1~3人の生徒に対して授業をする個別指導塾では、生徒一人あたりにかかる講師の人件費が高いため、必然的に授業料が割高になります。上記で紹介したなかで最も授業料の高かった臨海セミナーは、下表の個別指導塾のなかで最も授業料が高いZ会進学教室と比較すると、半分以下の金額で授業が受けられます。

集団塾では、質の高い指導を受けられる可能性が高いのも大きなメリットの1つです。集団塾には、正社員講師や指導実績の高い有名講師が在籍している場合もあります。指導実績のある講師から授業を受けられれば、知的好奇心を刺激される授業内容であることをきっかけに、意欲的に勉強に取り組むようになるかもしれません。

また自分と同じような目標や学力を持つ生徒が集まることから、自然と仲間意識が芽生えやすいのも集団塾の特徴です。仲間と切磋琢磨し合いながら、日々の学習を進めていけます。

集団塾の特徴やメリットをもっと詳しく知りたい人には、こちらの記事もおすすめです。志望校のタイプ別におすすめの塾も紹介しているので、志望校が決まっている人やさまざまな集団塾の特徴を知りたい人はぜひご覧ください。

【2024年最新】中学生向けのおすすめ集団塾11選!特徴や費用を踏まえた選び方を解説

月額授業料が2万円以下の学習塾おすすめランキング

集団塾のデメリット

集団塾のデメリットは、複数人で勉強するからこそ起きる環境や負担の問題です。ほかの生徒がいると集中できない中学生や、積極的に講師に質問するのが苦手な中学生にとっては、勉強しにくい環境と感じるかもしれません。

学校の授業内容が難しかったり、授業のスピードが速いと感じていたりする中学生も、自分のペースで勉強できない集団塾では勉強に苦戦してしまうでしょう。学力レベルや性格によっては、集団指導の環境をストレスに感じ、学習効果が出ない中学生もいることがデメリットです。

大手個別指導塾の費用相場|学年別に紹介

続いては個別指導塾の費用相場です。集団塾と同じように、弊社が「週1回の受講」を想定して、各塾の費用相場をまとめました。

塾名(授業時間) 中学1年(月額) 中学2年(月額) 中学3年(月額) 年間の平均授業料
創英ゼミナール(60分) 月額5,450円 月額5,450円 月額5,850円 年間65,000円
個別指導塾スタンダード(75分) 月額11,800円 月額13,000円 月額13,000円 年間151,200円
対話式進学塾 1対1ネッツ(50分) 月額19,400円 月額19,400円 月額20,000円 年間235,200円
ITTO個別指導学院(50分) 月額7,750円 月額8,160円 月額8,460円 年間97,480円
東京個別指導学院(80分) 月額23,112円 月額23,112円 月額24,840円 年間284,256円
栄光の個別ビザビ(80分) 月額22,000円 月額22,000円 月額23,100円 年間268,400円
明光義塾(90分) 月額14,300円 月額14,300円 月額15,400円 年間176,000円
スクールIE(90分) 月額15,010円 月額15,010円 月額15,505円 年間182,100円
個別教室のトライ(120分) 月額28,620円 月額28,620円 月額28,620円 年間343,440円
フリーステップ(80分) 月額15,950円 月額15,950円 月額17,600円 年間198,000円
Z会進学教室(80分) 月額33,200円 月額33,200円 月額36,400円 年間411,200円

※上記は一般的な目安となります。

個別指導塾も塾によって費用相場は大きく異なります。金額に影響を与えているのは授業時間の長さだけでなく、講師1人が担当する生徒数や講師の雇用体系(正社員かアルバイト)などです。集団塾では正社員のプロ講師が指導する塾もあります。しかし、個別指導塾の場合は正社員講師やアルバイト講師などとさまざまです。また講師1人に対する生徒数が少なくなればなるほど、授業料は割高となります。

個別指導塾のメリット

個別指導塾が持つ最も大きいメリットの1つが、自分だけのカリキュラムとペースで勉強できることです。塾が一人ひとりに合わせて作成した学習カリキュラムに沿って指導します。「数学が苦手なので、前の学年にさかのぼって復習をする」「英語は得意なので、高校入試問題にチャレンジする」といったように、それぞれが持つ課題やニーズに合わせて勉強できるのは、個別指導塾の大きなメリットといえるでしょう。

また子どものスケジュールに合わせて通塾できるのもメリットです。集団塾の場合は時間割で決まっている曜日や時間に通塾する必要があります。しかし、個別指導塾は子どもの希望に合わせて日時を決められます。部活や習いごとと勉強を両立させたい中学生にもおすすめです。

個別指導塾の特徴やメリットをもっと詳しく知りたい人には、こちらの記事もおすすめです。さまざまな個別指導塾の授業形式や指導の特徴を知りたい人は、ぜひご覧ください。

【2024年最新】中学生向けおすすめの個別指導塾13選!塾の費用や特徴も徹底解説!

個別指導塾のデメリット

個別指導塾のデメリットでは、指導スピードの遅さ講師との相性の問題などがデメリットとしてあげられます。個別指導では、生徒一人ひとりに合わせた授業を受けられるのは魅力的なポイントです。しかし、生徒の理解度に合わせて指導をするため、勉強のペースが遅くなる恐れがあります。また講師1人あたりが担当する生徒が3人以上いる場合、質問に答えてもらうだけの授業になる塾もあるでしょう。

集団指導よりも生徒と講師の距離感が近いため、講師の教え方や性格面での相性も学習効果に大きく影響を与えます。講師との相性が悪い場合、学習効果が出ないだけでなく勉強に前向きに取り組めなくなるおそれもあることが、個別指導塾のデメリットといえるでしょう。

塾代は授業形式ごとに違う!相場を知ろう

塾代の相場は授業形式や通塾頻度によって、異なります。弊社では集団塾と個別指導塾の塾代の実態を知るために、通塾頻度ごとの塾代を調査しました。

本項では通塾頻度と授業形式の組み合わせのうち、次の4つのパターンに分けて塾代の相場を解説します。

  • 週2回、集団塾に通う場合の塾代
  • 週3回、集団塾に通う場合の塾代
  • 週1回、個別指導塾に通う場合の塾代
  • 週2回、個別指導塾に通う場合の塾代

週2回集団塾の塾代の相場は?

弊社の独自調査にでわかった、集団塾に週2回通う中学生の塾代の相場は下表のとおりです。

集団塾に週2回通う中学生の塾代の相場
約20,000円

相場よりもやや高い金額を支払っていると回答した人のなかには、大手集団塾に子どもを通わせている人がいました。大手集団塾では、相場よりも授業料が高いケースもあるでしょう。

週2回集団塾に通っている中学生の塾代の平均値は20,467円、中央値は19,000円。週2回、中学生が集団塾に通う場合の塾代は、20,000円前後の費用が相場といえるでしょう。

週3回集団塾の塾代の相場は?

弊社の独自調査でわかった、集団塾に週3回通う中学生の塾代の相場は下表のとおりです。

集団塾に週3回通う中学生の塾代の相場
約30,000円

週3回集団塾に通っている中学生の塾代の平均値は29,923円、中央値は30,000円です。週3回、中学生が集団塾に通う場合の塾代は、30,000円前後の費用が相場といえるでしょう。

週1回個別指導の塾代の相場は?

弊社の独自調査でわかった、個別指導塾に週1回通う中学生の塾代の相場は下表のとおりです。

個別指導塾に週1回通う中学生の塾代の相場
約15,000円

個別指導塾に子どもを通わせている人のなかには、相場の倍近い金額を月謝として払っていると回答したい人もいました。完全マンツーマン指導やオリジナルカリキュラムを特徴として掲げている塾は、相場よりも月謝が高い傾向です。個別指導塾を選ぶときには費用と一緒に、各塾の指導の特徴もチェックするとよいでしょう。

週1回個別指導塾に通っている中学生の塾代の平均値は14,868円、中央値は15,415円でした。週1回、中学生が個別指導塾に通う場合の塾代は、15,000円前後の費用が相場といえるでしょう。

週2回個別指導の塾代の相場は?

弊社の独自調査でわかった、個別指導塾に週2回通う中学生の塾代の相場は下表のとおりです。

個別指導塾に週2回通う中学生の塾代の相場
約25,000円

通塾頻度が週1回の場合と同様に、相場の倍近い金額を月謝として払う人は完全マンツーマンの塾に子どもを通わせていると回答しています。

週2回個別指導塾に通っている中学生の塾代の平均値は25,963円、中央値は26,000円でした。週2回、中学生が個別指導塾に通う場合の塾代は、25,000円前後の費用が相場といえるでしょう。

授業料以外でかかる費用は?

中学生が塾に通うと、月々の授業料以外にも費用が発生します。

授業料以外にかかる塾の費用のうち、代表的なものは次の4つです。

  • 入会金
  • 模試などのテスト費用
  • 季節講習費や特別講座費
  • 教材費

そのほかにも、諸経費登録料設備費などがかかる塾もあります。

本項では、授業以外にかかる費用の支払いをするタイミングや相場などを紹介します。

入会金

入会金は塾に入るときにかかる費用です。支払いをするタイミングは入塾するときですが、退会した後にもう一度入会するときに再入会金の支払いが必要な塾もあります。

入会金の金額は塾や授業形式、学年によって大きく異なります。

下表は、一部の学習塾の入会金をまとめたものです。

学習塾名 入会金の金額
高校受験ステップ 中学生20,000円 ※小学生の入会金は
10,000円
湘南ゼミナール 16,500円
スクールIE 23,100円
※小学4年生までの
入会金は11,500円
個別指導塾スタンダード 0円

各塾で設けた条件にあてはまると、入会金が無料になったり、割引になったりすることがあります。入塾時の一度だけかかる費用ですが、少しでもお得に塾に入れるように該当するキャンペーンがないかをチェックするとよいでしょう。

模試などのテスト費用

授業料とは別に、模試や学力テストなどの費用がかかる塾もあります。塾生全員に受験必須としているテストの場合、テスト費用が授業料に含まれていることもあります。高校受験対策の模試難関校志望者向けの特別模試などは、受験するたびに模試代として費用がかかる場合があるでしょう。

受験費用は1回4,000~5,000円ほどです。難関国私立高校や公立TOP校を目指す生徒向けに、独自の模試が開催される塾もあるため、難関校を目指す生徒ほどテスト費用は高額となる傾向にあるでしょう。

季節講習費(特別講座など)

中学生の塾代において、授業料以外にかかる費用のなかで最も大きな割合を占めるのは季節講習費です。

季節講習は夏期講習・冬期講習・春期講習の3つを開講する塾が大多数です。

開講期間の長さや、集団指導か個別指導かによって、季節講習ごとの相場は異なります。

授業形式ごとの各季節講習費用と相場は、下表のとおりです。

講習名 夏期講習
(7~8月)
冬期講習
(12~1月)
春期講習
(3月末~4月初旬)
集団塾 30,000~100,000円 20,000~70,000円 ~30,000円
個別指導塾 60,000~250,000円 40,000~150,000円 ~50,000円

※上記は一般的な目安となります

授業料と同様に、季節講習費も集団塾よりも個別指導塾のほうが高い傾向にあります。また、通常授業料に追加で支払う塾や、季節講習費として支払う塾など料金体系もさまざまです。

また難関校を目指す中学生や、英検(実用英語技能検定)や日本漢字能力検定のような外部検定の対策講座を開講している学習塾もあります。希望制の講座として開設されており、授業料とは別に受講費用が発生するケースが一般的です。

季節講習や特別講習の費用は、入塾前に金額を確認しておくと安心できるでしょう。

教材費

指定のテキストで授業をする塾では、授業料とは別に教材費が発生する場合もあります。授業料に教材費が含まれている塾もあれば、そうではない塾もあるため、入塾前に確認をするとよいでしょう。

教材費を支払うタイミングも、塾によって異なります。支払いのタイミングや金額などは、あらかじめチェックしておくと安心です。

また、数年間通塾しようと考えている中学生は、進級をするごとに教材費がかかることを念頭に置くようにしましょう。

その他(維持費・年会費・諸経費・設備費・登録料など)

ここまで紹介した費用のほかにも、塾に支払う費用があります。

例えば、設備費。教室を利用するにあたって発生する光熱費や水道代などが設備費です。登録料が発生する塾もあります。在籍している生徒の教材の管理や模試の受験登録など、在籍生徒分のさまざまな事務作業が塾ではつきものです。在籍に伴って発生する事務作業に対して、登録料という名称で集金する塾もあります。

設備費や登録料などの費用は授業料とは別に集金する塾もある一方で、これらの費用を加味した金額を授業料として徴収する塾など、塾によって集金方法はさまざまです。支払いのタイミングも塾によって異なり、毎月集金する塾や半年に1回の集金頻度の塾もあります。

入会金や模試などのテスト代、季節講習費、教材費以外にかかる費用の有無を入塾前に必ず確認しましょう。費用が発生する場合には、支払いのタイミングも確認するとよいでしょう。

塾代をお得にするコツ7選

中学生の塾代には、想像以上の金額が必要だと感じた人もいるでしょう。そこで、本項では塾代を少しでもお得にするコツを7つ紹介します。

  • コマ数や受講教科を調整する
  • 国や自治体などの助成金・補助金を利用する
  • 兄弟割引を利用する
  • お得なキャンペーンを利用
  • 友達紹介割り
  • 塾比較サイトを利用する
  • 特待生制度を利用する

少しでも塾代をお得にするために、7つのコツをチェックしましょう。

制度の内容についても、解説しますので、ぜひ参考にしてください。

コマ数や受講教科を調整する

コマ数や受講教科を調整することは、塾代を抑えるために効果的な方法です。個別指導塾の場合、受講コマ数や受講教科を自分で選択できます

集団塾では、コースによって受講教科が決まっている塾もあります。その場合には、コマ数や受講教科を自分で調整するのは難しいでしょう。一方で個別指導塾の月額の授業料は「1教科あたり〇円」と設定されていることが一般的であるため、受講教科を減らせば必然的に授業料を抑えられます。

苦手な教科のなかでも日々の学習の積み上げが必要な数学や英語、国語は、塾で受講することで効率的に勉強できるでしょう。

個別指導塾のようなカリキュラムの自由度が高い学習塾では、コマ数や受講教科の数を調整して、塾代を抑える方法は有効です。

国や自治体などの助成金・補助金を利用する

国や自治体などの助成金・補助金制度を利用し、塾代に充てる方法もあります。

塾代として利用可能な補助金や助成金制度を2つ紹介します。

  • 東京都受験生チャレンジ支援貸付事業

受験生チャレンジ支援貸付事業は、東京都社会福祉協議会が実施している支援金の貸付事業です。貸付とはいえ、高校に入学した場合には返済免除の申請が可能です。実際に利用した人の99%が返済を免除されています。

東京都内の中学3年生や高校3年生、またはこれに準ずる人が支援の対象です。学習塾や各種受験対策講座、通信講座等の受講料などを上限20万円まで無利子で貸付してくれます。

  • 大阪府 大阪市習い事・塾代助成事業

大阪市習い事・塾代助成事業は、学習塾や家庭教師、習い事などの学校外教育にかかる費用を助成する事業です。

対象は市内在住の小学5年生~中学3年生で、1人あたり月額1万円まで利用できます。塾の運営実態に合わせた、臨機応変な対応も魅力的です。例えば塾の冬期講習にあたる12月・1月には、各月1万ではなく2か月分まとめて合計2万円分として支援を実施するなど、家計の負担が少しでも軽くなるように工夫されています。

令和6年度からは所得制限も撤廃されたため、大阪市内に住んでいる中学生は活用しない手はないでしょう。

これらのほかにも、助成金や補助金を支給している自治体があるので、自治体のHPなどを確認してみてください。

兄弟割りを利用する

兄弟・姉妹で通塾する人は、兄弟姉妹割引制度がある塾を選択肢に入れてもよいでしょう。

兄弟姉妹割引のある塾の例と割引内容は、下表のとおりです。

塾名 割引内容
個別指導の森塾 ・低額のほうの授業料が20%引き
・入会金無料
臨海セミナー ・2番目以降の子どもの授業料が2,000円引き
※季節講習は対象外

そのほかにも個別指導塾スタンダードや、高校受験ステップなどでも兄弟姉妹割引制度を導入しています。

1~3歳差の兄弟姉妹がいると、受験をする年が重なったり、毎年のように受験が続いたりとまとまった金額の学習塾費用が必要となるでしょう。数年先を見据えたときに兄弟姉妹での受講が必要となる人は、兄弟姉妹割引がある塾への入塾を検討するのもおすすめです。

お得なキャンペーンを利用

お得なキャンペーンを有効活用できれば、入塾時の初期費用を抑えられます

季節講習を体験した生徒を対象に、入会金無料のキャンペーンを実施している学習塾は少なくなりません。少しでも初期費用を抑えたい人は、季節講習の体験後の入塾を検討するとよいでしょう。

季節講習以外にも、独自のキャンペーンを行っている学習塾もあります。

明光義塾は期間中の入会で、4回分の90分と入会金が無料になるキャンペーンを実施しています。森塾で実施しているキャンペーンは、Webからの問い合わせで入塾に至った中学生の入会金が2万円から半額となる内容です。

キャンペーンの期間や条件、内容はさまざまです。少しでもお得に入会するために、入塾したい塾のキャンペーンについても事前にチェックしておくようにしましょう。

友達紹介のキャンペーンを実施している

兄弟姉妹だけでなく、友達紹介のキャンペーンを実施している学習塾もあります。

個別指導塾スタンダードでは、友達を紹介をした中学生の授業料が毎回100円引きになる友達紹介キャンペーンを実施しています。

夏期講習特典のためすでに終了していますが、友達の紹介で臨海セミナーの夏期講習に申込をした中学生は夏期講習の体験諸費が半額で受講できるキャンペーンを実施していました。()

通いたい塾に友達が通っていれば、お得に入会できるかもしれません。友達紹介キャンペーンを行っていないかを確認しておくことをおすすめします。

塾比較サイトを利用する

塾比較サイトの利用も、塾代をお得にできる方法の1つです。

塾選では、塾選のサイトから塾に体験授業の問い合わせをして入塾した中学生を対象に、最大10,000円分をAmazonギフトカードとしてキャッシュバックしています。10,000円分のAmazonギフトカードがあれば、少しでも家計の足しにしたり、子どもの参考書の購入に充てたりできるのではないでしょうか?

塾選のサイトでは通塾目的や成績、住所などから、それぞれの中学生にぴったりの塾を紹介しています。塾選のサイトにはこちらからアクセスできるので、子どもに合う塾を探すためにご活用ください。

塾選(ジュクセン) _ 日本最大級の塾・学習塾検索サイト

特待生制度を利用する

塾のなかには、特待生制度を設けているところもあります。

成績上位の中学生を対象に特待生として認定。特待生は入会金や毎月の授業料の免除・返金が受けられる制度です。

湘南ゼミナールでは、4種類の模範特待生制度を導入。特殊模範特待生に認定されると、対象期間中の授業料から1ヶ月あたり20,000円分が返金されます。

「模擬試験で偏差値〇〇以上取得」「学校の成績が〇〇以上」など、認定条件は塾によってさまざまです。特待生制度を設けていない塾もあるため、事前に制度の有無や内容をチェックしておくとよいでしょう。

中学生の塾代に関するよくある質問

最後に中学生の塾代に関するよくある3つの質問について、回答します。

  • 中学生の塾の授業料を比較して1番安い塾はどこでしょうか?
  • 中学生の塾代がきつい場合はどうすればよいでしょうか?
  • 行きたい塾があるのですが、月謝が払えるか心配です。どうすればよいでしょうか

中学生の塾代のことで少しでも不安がある人は、ぜひチェックしてください。

中学生の塾の授業料を比較して1番安い塾はどこでしょうか?

塾選が独自に調査したアンケート結果をもとに月謝の中央値を算出したところ、最も月謝が安い塾はナビ個別指導学院で、金額は15,000円でした。しかし、各塾の1コマあたりの授業時間や授業内容を踏まえると、ナビ個別指導学院が最も安いとは言い切れません。

中学生の塾選びで重要なのは、費用に対する学習効果が得られるかを見極めることです。勉強が苦手なのに、費用が安いことを理由にして塾を選ぶと、せっかく塾に通っているのに全く成績が伸びないという状況になりかねません。

費用に対する学習効果を得るためには、それぞれの塾の授業形式や特徴を理解して、子どもに合った塾に通わせることが重要です。

こちらの記事では、授業料が安い学習塾をピックアップし、それぞれの塾の特徴を解説しています。少しでも

授業料を抑えたいと考えている人はぜひこちらの記事もご覧ください。

【2024年最新】中学生向け授業料金が安いおすすめ学習塾21選!塾ごとの費用や特徴も比較

中学生の塾代がきつい場合はどうすればよいでしょうか?

塾代がきついと感じたら、無理のない生活を目指してください。塾代によって家計に負担がかかると、保護者の精神的な不安が子どもに伝わり、勉強以外の悩みが生まれてしまいます。無理をして塾に通わせているときは、良好な学習環境をつくれないでしょう。

塾代を少しでも減らすために、塾では苦手教科に絞って学習し、ほかの教科はオンライン学習サービスを利用することも1つの手段です。オンライン学習サービスの利用で、学習にかかる費用負担の軽減が見込めます。

最近ではアプリやYouTubeなど、ほとんどお金をかけずに勉強できるツールも増えました。例えば、中学生から大学生までのノート30万冊を無料でチェックできるノート共有アプリのClear(クリア)は、ノート学習の参考になるでしょう。

受講教科やコースは変更せずに塾に通わせたいと考えている人は、通信費や光熱費を安くするために契約を変えたり、保険を見直したりすると節約につながります。

行きたい塾があるのですが、月謝が払えるか心配です。どうすればよいでしょうか

子どもが行きたい塾への入塾を決めたものの、塾の月謝が払えるか不安になる人は一定数いるでしょう。結論から言えば、月謝の支払いができる範囲の塾に通わせることが大切です。万が一月謝が払えなくなると、強制退塾になったり、裁判所からの督促がきたりする場合もあります。そうならないためにも、用意できる資金内で通える塾を探すことをおすすめします。

しかし、進学したい高校によっては、どうしてもほかの塾では替えが利かないというケースもあるかもしれません。その場合には、助成金や補助金を上手に利用したり、家族に相談したりしましょう。助成金や補助金の申請条件に当てはまらなかったり、パートナーや両親も含めて資金の用意が難しい場合には、教育ローンを利用する方法もあります。

まとめ

一般的に3年間で約100万円かかるといわれている中学生の塾代ですが、本記事のなかでも公立中学・私立中学問わず100万円前後を支出しているデータを紹介しました。

実際に中学生を塾に通わせるとき「塾代の支払いができるか不安」「少しでも塾代を抑えたい」と考える人もいるでしょう。塾代の支払いのためには、通塾頻度や授業形式ごとの授業料相場を理解したうえでの塾選びや、年間でかかる授業料以外の費用のチェックが欠かせません。

少しでも塾代を抑えるためには、塾代をお得にするキャンペーンや補助金を上手に活用する必要があるでしょう。中学生の塾選びにおいて、費用面での後悔を少なくできるように、本記事を参考にして塾選びをしてください。

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塾選(ジュクセン)編集部
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塾選(ジュクセン)編集部です。実際に学習塾の運営経験がある者や大手メディアの編集経験がある者などで構成されています。塾選びにお悩みの保護者や学生の方に向けて有益な情報をお届けします。

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