2024/03/29
公開

【中学生】少人数制のおすすめ塾!少人数制のメリット・デメリットも解説

学校の授業レベルが格段にアップする中学生におすすめなのが学習塾です。授業理解や苦手科目の克服だけでなく、高校受験対策にも役立ちます。いくつかある指導スタイルの中で子どもに対するメリットが多いことから、少人数制の学習塾を選択する家庭も少なくありません。今回は中学生向け少人数制の塾の中から、ジュクセンがおすすめする場所を全部で10カ所紹介します。メリットやデメリットも解説するので、塾選びの参考にしてください。

目次

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少人数制の塾とは?メリット・デメリットを整理しよう!

対面式を導入している学習塾の指導スタイルは大きく、集団指導と個別指導の2つです。そして集団指導は1人の講師が教える生徒数によって、さらに大人数と少人数の2種類に分けられます。

一般的に少人数制とは生徒6人~10人ほどに対して講師が1人付き、同じ教室内で同じ授業が行われるものを指します。実際の生徒数は塾によって異なり、10人以上でも少人数制とうたっているところもあるでしょう。近年は多くの学習塾で取り入られている指導スタイルです。
大人数制と少人数制の主な違いは次の通りです。

  1クラスあたりの生徒数目安 月の授業料目安 メリット デメリット 特におすすめの子ども
大人数制 11人~ 1万円~3万円 ・ハイレベルな授業を受けられる
・生徒間の競争心が働く
・授業料が安い
・講師の目が一人ひとりに行き届きにくい ・学力が高い子ども
・競争意識をモチベーションに変えられる子ども
少人数制 6人~10人 1.5万円~4万円 ・講師の目が一人ひとりに行き届きやすい
・費用対効果が高い
・応用力が身につく
・講師との相性がより求められる
・学力が高い子どもには、内がもの足りない可能性
・基礎学力が身についていない子ども

少人数制のメリット

講師1人が教える生徒数が少ないため、生徒一人ひとりに目が行き届きます。授業中は生徒の様子をしっかり観察し、授業内容を理解していない子どもにも声をかけてフォローをしてくれるでしょう。

また一般的に指導スタイルごとの授業料は、「個別指導>少人数制>大人数制」となります。個別指導ほど密な学習指導とはいかないものの、大人数制よりは講師の目が行き届きやすく、さらに費用も抑えられていることから、費用対効果が高い指導スタイルといえるはずです。

さらに講師が生徒につきっきりにならないので、反対に自分で授業内容や問題を考える時間も生まれます。考える習慣をくり返すことで、応用力も身につけられるでしょう。

少人数制のデメリット

少人数制は生徒と講師との距離が近くなる分、講師との相性の良さも求められます。仮に相性が良くない講師が授業を担当する場合、分からないところがあっても積極的に質問できないかもしれません。

またそもそも基礎学力が高い子どもには、授業内容がもの足りない可能性もあります。ハイレベルな授業をおこなう大人数制や、一人ひとりのレベルに合わせてカリキュラムを組んでくれる個別指導の方が向いているかもしれません。

中学生におすすめの少人数制の学習塾

続いては中学生におすすめの少人数制学習塾を、全部で10カ所紹介します。
特徴や費用についても解説するので、どこの塾が子どものニーズに合っているのかを良く検討してみてください。

-開成教育セミナー

まずは開成教育セミナーです。少人数ゼミ式指導を通して、確実な学力アップにつなげます。

塾の概要・特徴

東京都と大阪府、滋賀県、兵庫県に教室を展開しています。授業は少人数ゼミ式指導を採用。講師が生徒それぞれの理解度をチェックしながら授業が進められ、分からないところを分からないまま放置させません。また講師による一方的な解説ではなく、質問をして生徒自身に考えさせ、さらに自分の言葉で説明させることで思考力・判断力・表現力が育まれていきます。

定期テスト直前には通常授業が、「定期テスト対策授業」へチェンジ。土日におこなわれる直結ゼミと合わせて、中学校の定期テストに万全の準備で臨めます。
開成教育セミナーについてはこちらの記事でも解説しているので、ぜひ一読してみてください。

費用

中学3年生が週3回通塾する場合、月の授業料目安は約25,245円です。
詳細はこちらの記事を参照してください。

おすすめポイント

冬のお得なキャンペーンとして、2021年12月22日から開催される冬期講習の授業料が、中学1年生と2年生は半額になります。さらに冬期講習前の入塾申し込みで受講スタート月の授業料が無料に、冬期講習受講後の通常授業継続で、受講スタート月の授業料が無料になります。

-KEC近畿教育学院

平均12人のクラス編成で、自ら勉強する習慣を身につけられるのがKEC近畿教育学院です。

塾の概要・特徴

大阪府と滋賀県で教室を運営しています。中学部における1クラスあたりの生徒数は、平均15人ほど。講師の目が個々の生徒へしっかり行き届きやすく、それぞれの学習状況や理解度、演習問題の様子などを把握します。学力別・志望校別に編成されたクラスで、学習効率もさらにアップします。

授業は双方向でおこなわれ、講師が指名して生徒が回答。適度な緊張感をキープしながら、集中して授業に取り組めます。「授業→演習・宿題→復習テスト・宿題解説」の学習サイクルと、定期的な小テスト・確認テストをくり返し、知識の定着を促せるのも特徴です。
詳細はこちらの記事をチェックしてみてください。

費用

KEC個別指導メビウスによると、中学2年生が週2日通う場合、月の授業料目安は2科目受講で約22,500円、3科目受講で約26,500円です。

おすすめポイント

「難関私立高校受験コース」や「トップ公立高校受験コース」、「中堅公立高校受験コース」など多彩なコースを設定しており、あらゆる中学生のニーズに応えます。高校受験情報に精通した実力派講師陣が、志望校が合格へと導いてくれるはずです。

お近くの教室を選択し、お問合せください。
無料 料金を知りたい
KEC近畿教育学院の紹介ページはこちら

関塾

「わかる授業」で、志望校合格を目指すのが関塾です。

塾の概要・特徴

北海道から沖縄県まで、全国各地に教室を持っています。関塾には1クラスあたり4人の「特進コース」と、1クラスあたり12人の「進学コース」の2つがあります。特進コースは有名私国立や公立トップ校を目指す中学生を対象とし、少人数で高レベルの授業を実施。進学コースは基礎学力の定着と先取り学習をメインとし、さらに共通テストなどを用いて個々の生徒をサポートします。

過去40年以上の指導実績の中から体系化させた「パターン授業法」と、学年や教科ごとに本部が作成したオリジナル教材「関塾図書」と活用して、最新の出題傾向に沿った上で指導がおこなわれるため、志望校合格にもグンと近づくはずです。

費用

関塾島校のホームページによると、中学3年生が通塾する場合、月の授業料は33,000円となっていました。

おすすめポイント

普段の授業以外にも定期的な模擬テストや学力検定テストなどが開催され、客観的に子どもの実力をチェックできます。テストの結果をもとに講師がアドバイスをしてくれるので、その後の学習計画構築・修正にも役立つでしょう。

-栄光ゼミナール

少人数制と多彩なコース設定で、学習目的に合った指導を受けられるのが栄光ゼミナールです。

塾の概要・特徴

東京都を中心に神奈川県、千葉県、埼玉県、宮城県、京都府などに教室を展開しています。授業は講師と生徒がじっくりと対話できる、少人数制を採用。講師は生徒一人ひとりの学力や理解度を把握しており、活発な意見交換をしながら学力を育んでいきます。中学生向けには「高校入試準備コース」や「難関高校入試対策コース」など、多彩なコースが開講されているため、学習目的に合わせて勉強を進められるのも特徴です。

また学校ごとの特徴に沿った上で定期テスト対策がおこなわれ、内申点アップも大いに期待できます。栄光ゼミナールについてはこちらの記事も解説しているので、ぜひ一読してみてください。

費用

中学3年生が週3回通う場合、月の授業料目安は約40,920円です。
詳細はこちらの記事も参照してください。

おすすめポイント

生徒一人ひとりに担任がつき、子どもの成績や学習状況を徹底管理。教科指導を担当する講師と連携を取りながら、双方から子どもに対して効果的な対応をしてくれます。また保護者との情報共有にも重点を置き、進路相談から家庭学習のアドバイスまで、幅広い対応を通して子どもと保護者をサポートしてくれる学習塾です。

-国大セミナー

1クラス6人限定の少人数制を導入しているのが、国大セミナーです。

塾の概要・特徴

東京都や埼玉県、神奈川県といった関東エリアの他に、中部エリアと近畿エリアでも教室を運営しています。最大の特徴の一つが、1クラスあたりの生徒数を6人に限定していること。授業中は6人の生徒に対して講師が質問をくり返し、生徒と対話を重ねながら進んでいきます。一人ひとりが自分で考え、積極的に参加できる空間です。

問題演習では生徒が作成する答案を、講師が追いかけるようにどんどん添削をしていきます。間違いやつまずきをすぐに発見し、その場ですぐにフィードバックを実施。子どもの自己解決力を養います。中学生向けには「特進コース」と「本科コース」の2種類があり、目的に合わせて選択可能です。
国大セミナーについてはこちらの記事でも解説しています。

費用

中学3年生が週2回通塾する場合、月の授業料目安は約29,700円となっています。
費用についてはこちらの記事でも紹介しているので、参考にしてください。

おすすめポイント

授業を欠席したときや遅刻をした際の補習、理解不足があった場合の特訓補習など、「わかるまで、できるまで。」をとことん徹底しています。また定期的な電話面談や、年2回の直接面談の機会を設けるなど、生徒と保護者へのフォロー体制も万全です。

-市進学院

市進学院は少人数制クラスによる生徒と講師の「共演授業」で、特に千葉県内の難関高校合格に強い学習塾です。

塾の概要・特徴

千葉県や東京都、埼玉県、神奈川県などに多数の教室を展開しています。授業は少人数でおこなわれ、生徒一人ひとりへきめ細かい指導を実施。発言の機会を増やすことで、子どもの積極性も高めていきます。

問題に対して「なぜ?」と抱く疑問を大切にし、クラス全体で共有。生徒と講師による共演授業で、子どもも主体的に授業に参加します。また自立学習につなげるためには、家庭学習の習慣を身につけることが欠かせません。市進学院ではオリジナルの学習計画表に沿って勉強を進めることで、自然と家庭学習の習慣も身につけられます。専用テキストを使用し、授業で勉強した類題を自宅でも復習。学習効果を最大限に高められます。
市進学院についてはこちらの記事でも詳細を解説しているので、ぜひご覧ください。

費用

中学3年生が週3回通塾する場合、月の授業料目安は約35,420円となっています。
こちらの記事で料金について解説しているので、チェックしてみてください。

おすすめポイント

分からないところを授業の前後に質問できる時間を設けていたり、定着しにくい分野の補講をおこなっていたりと、学習サポート体制が整っています。また保護者面談や保護連絡会が定期的に開催され、家庭との連携も大切にしている学習塾です。

-WIP

横浜駅近隣の学校へ通っている中学生で、少人数制の授業を希望する子どもにおすすめなのがWIPです。

塾の概要・特徴

神奈川県の横浜駅近くに教室を持っています。1クラスあたりの生徒数は5人~6人と少人数。アットホームで質問がしやすく、勉強へのモチベーションがしっかり上がる授業空間です。

横浜駅近隣の中学校に完全対応し、予習型授業と定期テスト対策で内申点アップを目指します。公立・私立は問いません。定期テスト前に不安がある場合は、特定科目のテスト対策を好きなだけ増やせるので、苦手を克服した上でテストへ臨めます。中学3年生では高校入試対策を実施。志望校の傾向に合わせた入試対策とリスニング対策で、第一志望校合格を目指します。

費用

WIPのホームページによると中学生が週1回通う場合、月の授業料は15,200円です(設備費2,000円を含む)。

おすすめポイント

授業は学生講師ではなく、専任のプロ講師が担当。指導実績豊富で分かりやすい授業を展開する講師陣によるサポートで、「勉強が苦手」「勉強の方法が分からない」といった悩みを持つ子どもも安心です。

-あすなろトップゼミ

あすなろトップゼミは横浜市港北ニュータウンや、川崎市周辺に密着した学習塾です。

塾の概要・特徴

神奈川県の横浜市内に、全部で7つの校舎を持っています。それぞれの校舎で中学校1校のみに限定し、特定の中学校へ通う子どもの成績向上にだけこだわっているのが特徴です。

授業内容や定期テストの範囲・日程などは、通っている学校によって異なります。あすなろトップゼミは1つの中学校に限定しているため、テスト範囲や単元がずれることはありません。ポイントを絞った授業対策・テスト対策で、確実な成績アップを目指せるでしょう。1クラスあたりの生徒数は5人~15人。授業の3大原則となる「効果・楽しさ・思いやり」を持って、全講師が活気あふれる授業を展開します。

費用

あすなろトップゼミのホームページによると、中学生3年生が通う場合の月額授業料は24,000円となっています。

おすすめポイント

あすなろトップゼミでは授業料を減額できる、お得な特待生制度があります。条件に該当すれば授業料や季節講習費が無料となり、子どものモチベーションアップにも役立ちます。

-スクールNEO

スクールNEOは心を伸ばすアプローチで、勉強効率・成績アップを目指す学習塾です。

塾の概要・特徴

神奈川県横浜市の岩井町に教室を持っています。生徒数は1クラス6人に限定。少人数制の授業で講師の目が一人ひとりに行き届きやすく、また生徒同士の団結力も強いのが特徴です。

毎回の授業でプレゼンテーションタイムを設け、子どもは当日印象に残ったことや、授業で学んだ
内容を踏まえた発問、最近気になる出来事などを発表します。「人に伝える」「問題を作る」といったアウトプットをくり返すことで、主体的な学習効果を得られるでしょう。また定期テスト後には目標達成シートを、講師のフォローを受けながら作成。次のテストに向けた学習スケジュールを立てながら、将来にわたって活用できる計画力も身につけられます。

費用

スクールNEOのホームページによると、週3回・月10回通塾した場合、月の授業料は4,290円となっています。

おすすめポイント

少人数でクラス内の団結力が強く、主体的に勉強へ取り組める学習塾です。プレゼンテーションタイムといった表現をする機会が多く設けられており、子どもの心を伸ばしながら同時に、学力向上も目指せます。

-進学塾タイズ

最後は岡山県内に教室を持つ、進学塾タイズです。

塾の概要・特徴

岡山県岡山市内に、全部で2つの教室を展開しています。最大10人で授業がおこなわれる中学生コースはさらに、先取り学習をメインとするクラスと、県立高校普通科上位の合格を目指すクラスに分かれており、子どもの学力に合わせて勉強できるようになっています。「定期テストの得点をアップさせたい」「普通科に進学後した後も、困ることがない応用力を身につけたい」といった子どもにおすすめです。

中学3年生向けには入試対策ゼミや、入試問題対策講座などが開催。特別講座も豊富に実施され、公立高校受験対策が充実しています。

費用

進学塾タイズのホームページによると、中学3年生向けの「県立高校受験 【特進S】」に週3回通う場合、月の授業料は27,500円となっています。

おすすめポイント

定期テスト対策勉強会では講師がいつでも、すべての科目の質問に対応。分からないところをその場ですぐに解消できるので、テスト勉強の能率も上がります。また塾生の通塾年数が平均4.6年、最長10年と長く、評判の高さが伺えます。

まとめ

少人数制の大きな魅力は、講師の目が生徒一人ひとりに行き届きやすいこと。一般的に個別指導より費用も安く、コストパフォーマンスに優れた指導スタイルといえます。
塾によって特徴やカリキュラムは大きく異なるため、今回紹介した塾情報も参考にして、中学生に合った場所を見つけてください。
 

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塾選(ジュクセン)編集部

この記事を執筆した執筆者

塾選(ジュクセン)編集部です。実際に学習塾の運営経験がある者や大手メディアの編集経験がある者などで構成されています。塾選びにお悩みの保護者や学生の方に向けて有益な情報をお届けします。

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