【大学受験】夏休みまでにやるべきことや勉強計画の立て方|おすすめ塾も紹介
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塾選(ジュクセン)編集部
大学受験生にとって、夏休みは非常に大切な時期。有意義に過ごすためには、夏休みまでにやるべきことを済ましておくことが大切です。今回は高校生が夏までにやるべきことについて、勉強計画の立て方やジュクセンがおすすめする塾情報と一緒に解説します。夏休みの過ごし方の参考にしてください。
【大学受験】高校生が夏までにやるべきこと
大学受験を予定している高校生が、夏までにやるべきことは主に次の5つです。受験学年となる高校3年生を主な対象としていますが、中には高校1年生~2年生に該当するものも少なくありません。それぞれの詳細を一つずつ見ていきましょう。
志望校を決め、情報収集する
高校3年生にとって夏休みまでに必ずしておきたいのが、志望校を決めることです。
受験勉強とは志望校の入試問題を想定して、現在の学力との差を埋める作業ともいえます。夏休み以降は一般的に、志望校の入試問題傾向に沿った形で受験勉強を進めていくこととなるため、夏までに志望校を決めておきましょう。
さらに志望校ごとに課される入試科目や、試験の傾向をチェックすることも欠かせません。同じ入試科目でも、試験内容は大学や学部、学科によって異なるためです。志望校の入試問題の傾向に沿った上で勉強を進めることが、合格をつかむ最短距離となります。
高校1年生~2年生の場合、まだ具体的な志望校は決まっていないかもしれません。学力差が大きいところでも構わないので、通いたい大学を目標に立ててみましょう。理想とする大学を持つことで、勉強へのモチベーション向上に役立ちます。
志望校の過去問を解く
前述したように受験勉強とは、志望校の入試問題レベルと現在の学力を埋めていく作業のこと。入試傾向に沿って効率的に勉強を進めていくためには、志望校の過去問を解いてみるのが最適です。
まだ実力が十分についていない夏休み前に過去問にチャレンジしても、ほとんど解けない子どももいるかもしれません。しかし満足できる点数が取れなかったとしても大丈夫です。
過去問にチャレンジする上で大切なのは、どのような問題が出題されるのかを理解すること。合格に向けて解くべき問題を理解しておくことで、今後何をどのくらい勉強すればよいのかがわかるようになります。数年分を解いてみると、大まかな入試傾向もつかめるでしょう。
勉強習慣を定着させる
3つ目は勉強習慣を定着させることです。現在の学力と志望校とのレベル差にもよりますが、一般的に大学受験では長時間の勉強が求められます。特に高校3年生の夏休み以降は追い込みの時期となり、毎日10時間以上も勉強している子どもも珍しくはありません。
しかしこれまでに長時間勉強する習慣がないと、いきなり1日10時間も机に向かうのは困難なこと。最初は勢いで取り組めたとしても、すぐにモチベーションが下がってしまうのは目に見えています。
そのため夏休みまでに、できるだけ長い時間勉強をする習慣をつけておきましょう。高校1年生~2年生も同じです。部活動や習いごとなどで忙しい高校生は、隙間時間を活用する習慣をつけてください。5分や10分といったわずかな時間でも、一つずつ積み重なっていくと大きな成果となります。
予習を終わらせる
理科と社会が受験科目に含まれている場合、状況によっては予習をしておく必要があります。なぜなら学校によっては、理科と社会の授業が終わるのが遅くなっているためです。たとえば、「受験直前の12月に、ようやく理科や社会の授業が終わった」といったケースも実際にあるでしょう。
学校の授業スピードに沿って勉強を進めていては、志望校によって準備が間に合いません。入試直前は英語や数学といった主要教科の追い込みで忙しくなるため、できるだけ早く理科と社会の学習に区切りをつけておくことが大切です。
夏休みまでに先取り学習を取り入れ、用語の暗記や基本的な公式・法則の理解までは終わらせておきましょう。夏休み以降は実践問題に取り組めるようになります。
基礎を固めておく
最後にやるべきことが基礎を固めておくことです。
入試で合格点をマークするためには、基礎的な問題を取りこぼすわけにはいきません。また国公立大学の二次試験や難関私立大学の一般入試では応用問題がたくさん出題され、基礎力がないと太刀打ちできないでしょう。一見難しい問題でも、基礎知識の組み合わせで解けるものも多いので、基礎を固めておくことは大切です。
特に高校3年生の夏休み以降は、より実践的な問題演習へ移っていく必要があるため、夏までに基礎固めを終わらせておきましょう。高校1年生~2年生は、これまでに習った学習項目を復習してください。学校の授業内容や定期テストの内容を復習することで、基礎固めに役立ちます。
基礎固めのやり方や、取り組むべき範囲については下記の記事で解説しています。ぜひご覧ください。
・【大学受験】夏休みの基礎固めのやり方|いつまでにどこまでやればいい?
【高校生】夏休みの勉強計画を立てる際のポイント
夏休み中の受験勉強をスムーズにおこなうためには、勉強計画を立ててください。できれば夏休み前に立てておくことで、初日からより良いスタートを切れるようになります。
計画を立てる際、まずは現在の学力を正しく把握しましょう。これまでに受けた模擬試験などの結果をふり返り、どこができて、どこができていないかをチェックしてみてください。
また夏休みが終わる頃に、どのようになっていたいのかをイメージしてみることも効果的です。「英語の単語と文法学習を終わらせる」「苦手な数学は、標準問題まで解けるようにしておく」など、理想となる姿を設定しておくことで、進むべき方向性がわかってきます。
夏休み中の勉強計画については、下記の記事で詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてください。
・【大学受験】夏休みのスケジュールの立て方|勉強計画表を作るメリットなど紹介
大学受験に強いおすすめ塾|授業形式・入試形態別に紹介
これまでに解説してきたように、受験生が夏休みまでにやるべきことはたくさんあります。効率的に勉強を進めていくためには、塾に通う方法もあるでしょう。最後にジュクセンがおすすめする学習塾情報を、授業形式・入試形態別に紹介します。
【高校生】おすすめの個別指導塾
個別指導塾が持つ大きな魅力の一つが、生徒一人ひとりのニーズに合わせて指導してくれること。基本的には個別に学習カリキュラムが作成され、個々の希望や課題に沿った上で勉強を教えてくれます。
また受講日時を自由に調整できるため、部活動や習いごとで忙しい子どもにもピッタリ。上手に勉強と両立できるでしょう。高校生向けでおすすめなのは、以下の2つです。
・東京個別指導学院
・進学個別指導塾のTOMAS
東京個別指導学院は、受験業界大手のベネッセグループに所属している学習塾。最新の受験情報をキャッチし、日々の学習指導に生かしています。学習カリキュラムは完全オーダーメイドで、事前のカウンセリングにもとづいて作成。学力や志望校のレベル、課題などを細かく分析して作られており、最短距離で合格に必要な実力を身につけられます。
進学個別指導塾のTOMASの特徴は、夢の志望校選びから指導がスタートすること。偏差値だけに捉われず、子ども自身が行きたいと思う大学を志望校に設定します。本当に行きたい大学だからこそ、勉強のモチベーションもしっかり上がります。授業は1対1の完全マンツーマン指導。ホワイトボードが設置されている個室で指導が行われ、学校の授業のように適度な緊張感を持って勉強に臨めます。
高校生向けのおすすめ個別指導塾については、以下の記事で解説しています。ぜひ一読してみてください。
・【高校生】おすすめ個別塾|料金相場や個別塾のメリットを紹介
【高校生】おすすめの集団指導塾
集団指導塾は複数の生徒が、同じ教室で授業を受ける指導スタイルのこと。自分と同じ学力や目的を持った生徒と勉強することで、切磋琢磨し合えるのが特徴です。
また難関大学受験向けのコースや講座を開設している塾も多く、ハイレベルな勉強をしたい高校生にもおすすめ。授業レベルは高いものの、授業に付いていければ大きく学力アップが見込めるはずです。集団指導塾でおすすめなのは、次の2つになります。
・河合塾
・駿台予備校
河合塾は全国各地に教室を持つ、大手の学習塾。第一志望大学への現役合格を目指す「高校グリーンコース」を始め、さまざまなコースを開設しています。講座の数も多く、またさまざまなレベルにも対応。東京大学や京都大学といった、最難関大学受験を考えている高校生にも適しています。
駿台予備校の授業は、1回あたり50分。学校の授業と同じ時間にすることで、最後まで集中力を欠かさずに取り組めるようになっています。「スーパーαレベル」や「スーパーレベル」など、レベル別に講座がそろっており、あらゆる受験生に対応可能です。
おすすめの集団指導塾については、下記の記事で解説しています。
・【高校生】おすすめ集団塾|向いている子どもの特徴や費用相場も紹介
【高校生】おすすめのオンライン塾
オンライン塾とはパソコンやスマホといった通信機器と、インターネットを活用して受講する指導スタイルのこと。自宅で受講できる学習塾も多く、部活動で忙しい子ども、隙間時間も無駄にしたくない子どもなどに適しています。おすすめのオンライン塾は次の2つです。
・スタディサプリ
・Fitオンラインゼミ
スタディサプリは映像授業を視聴して勉強を進める学習塾。5教科18科目40,000本にもおよぶ映像授業の中から、自由に選んで視聴できます。定額制でいくつ受講してもOKなのは、特にうれしいポイントです。
Fitオンラインゼミは、個別WEB指導とライブ授業を組み合わせた学習塾。希望やニーズに合わせて、授業形式を選べます。
オンライン塾の詳細については、以下の記事を参考にしてください。
・【高校生】おすすめのオンライン塾|選ぶ時のポイントや費用相場
【高校生】文系に強いおすすめ塾
大学受験は大きく、文系と理系とに分けられます。塾の中には文系・理系、それぞれに強いところがあるため、特化した学習指導を受けたい子どもにとっておすすめです。以下のような塾は、文系に強いといわれています。
・増田塾
・東進衛星予備校
増田塾は難関文系私立大学入試に特化した学習塾。早稲田大学や慶応義塾大学などに、たくさんの合格者を輩出しています。
東進衛星予備校は映像授業の学習塾です。「最難関国公立大(文系)コース」や「難関国公立大(文系)コース」「上位国公立大(文系)コース」など、文系に特化したコースを設置しており、文系受験に必要な入試対策を進めていけるでしょう。
詳細は以下の記事をご覧ください。
・【大学受験】文系に強いおすすめ塾5選|文系塾の選び方や必要科目など紹介
【高校生】理系に強いおすすめ塾
理解に強いおすすめ塾は、次の2つです。
・駿台予備校
・代々木ゼミナール
駿台予備校は「理系の駿台」と呼ばれることも多く、実際に国公立大学の医学部へたくさんの合格者を輩出しています。
代々木ゼミナールでは「ハイレベル物理問題演習」や「高3特進理系数学」など、理系受験生に合った講座は数多く開催。対面式と映像授業の2つがあり、都合に合わせて受講スタイルを選べます。
理系に強いその他のおすすめ塾は、以下の記事で解説しています。
・【大学受験】理系に強いおすすめ塾・予備校10選|理系科目や塾の選び方など紹介
【高校生】AO・推薦入試に強いおすすめ塾
従来のAO入試を推薦入試は2021年度から、それぞれ総合型選抜と推薦型選抜に名称が変更になりました。大学ごとの出願傾向に合わせて、普段から対策をしていく必要があります。おすすめの学習塾は次の2つです。
・Loohcs志塾
・早稲田塾
Loohcs志塾では総合型選抜や推薦型選抜に向けて、志望理由書の書き方・自由記述の作成方法・小論文・グループディスカッション対策などを実施。東京大学や慶応義塾大学といった、難関大学にも合格実績を持っています。
早稲田塾では「総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)特別指導」コースが設置されており、総合型選抜と推薦型選抜の対策が可能です。一人ひとりにオリジナルの出願戦略を提案し、大学ごとの入試傾向に沿った対策を進めていけます。
AO・推薦入試に強いおすすめ塾は以下の記事でも解説しています。ぜひ目を通してみてください。
まとめ
大学受験に向けて夏休みまでに志望校を決めたり、志望校の過去問を解いたり、勉強習慣を定着させたりと、やるべきことがたくさんあります。
今回紹介した内容を一つずつ計画的に進めていくことで、夏休み以降の勉強も焦らずに取り組めるようになるでしょう。
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