総合型選抜とは?学校推薦型選抜との違いや仕組み・流れをわかりやすく解説【2026年度入試】

「総合型選抜、名前は聞くけどどういった入試かわからない……」そのような悩みを抱えている人はいませんか?
総合型選抜(旧AO入試)とは、知識・技能、思考力・判断力・表現力から、学びへの意欲や人間性までを総合的に判断して合否を決める大学入試方法の一つです。
学力試験の結果だけではなく「大学のアドミッション・ポリシーに合う人物を選抜する方式」として実施されていたAO入試が、2021年度から文部科学省の方針により名称が「総合型選抜」に変更されました。
この記事では、総合型選抜の制度を基本から解説。ほかの選抜方法との違いや、気になる選考方法や出願条件まで、総合型選抜の仕組みや流れを解説します。

編集部
塾選ジャーナル編集部
塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

監修者
清水信朗
「総合型選抜の個別指導塾 洋々」代表・GM。日本アイ・ビー・エム株式会社にて、海外のエンジニアに対する技術支援を行う。その後、eラーニングを中心とした教材開発に、コンテンツ・システムの両面から携わる。東京大学工学部電子情報工学科卒。ロンドンビジネススクール経営学修士(MBA)。共著書に『採点者の心をつかむ 合格する総合型選抜・学校推薦型選抜』(2023年、洋々 著/かんき出版)。

総合型選抜とは?まずは制度の基本から
総合型選抜とは、大学が定めたアドミッション・ポリシー(求める学生像)に基づき、学力だけではなく、学ぶ意欲や適性、活動実績などを多面的に評価する入試方式です。
一般選抜のような筆記試験よりも、志望理由書・面接・小論文などを通じて、学びへの意欲や思考力、人間性などを重視して選抜されます。
かつて実施されていた「AO入試」を、評価基準や選考方法をより明確にする形で見直し、2021年度から「総合型選抜」として正式に制度化されました。
次章では、総合型選抜で特に重視される評価ポイントを詳しく解説します。
総合型選抜で重視されるポイントは?
ここでは、総合型選抜で重視されるポイントについて考えてみましょう。
選抜内容は大学ごとに異なりますが、共通して重要視されるのがアドミッション・ポリシーです。各大学は独自のアドミッション・ポリシーを持ち、それに基づいて受験生を評価します。
アドミッション・ポリシー
アドミッション・ポリシーとは、大学や学部・学科が「どのような学生に入学してほしいか」を示す指針のことです。受験生は、アドミッション・ポリシーを理解することで、入試に向けてどのような準備をすればよいのかが明確になります。
特に、総合型選抜や学校推薦型選抜ではアドミッション・ポリシーに合致するかどうかが、志望理由書や面接での選抜基準となります。そのため、志望大学や学部のアドミッション・ポリシーをしっかりと読み解き、理解しておくことが重要です。
大学のホームページやパンフレットにはアドミッション・ポリシーのほかに、「カリキュラム・ポリシー」「ディプロマ・ポリシー」を含む「3つのポリシー」が記載されています。
またアドミッション・ポリシーは、総合型選抜や学校推薦型選抜の志望理由書や面接で活用されるため、入試ガイドや入試要項にも詳しく書かれています。
受験生は、自分の志望する大学や学部・学科のアドミッション・ポリシーを熟読し、それに基づいて準備を進めましょう。
総合型選抜のプロが語るポイント「学ぶ意欲や姿勢は『テーマ』を明確にできると良い」 学ぶ意欲や姿勢は、大学で追求していきたいこと(洋々ではこれを「テーマ」と呼んでいます)を明確にできると伝えやすくなります。自分の「テーマ」を決めて、それに対してこれまでどのように取り組んできて、大学ではどのように取り組もうと思っていて、さらに大学卒業後、その学びをどのように活かしていこうと思っているか、を一貫した形で伝えられると説得力が大いに高まります。 「テーマ」を中心に据えることで志望理由を明示しながら同時に学ぶ意欲や姿勢をアピールしていくことが可能になります。 (清水GM) |
国公立大学と私立大学での違いは?
総合型選抜は、国公立大学と私立大学で選考方法や出願条件に違いがあります。それぞれの特徴を確認しておきましょう。
国公立大学の総合型選抜
国公立大学では、共通テストを課す学部・学科が多くあります。ただし、全学で必須というわけではありません。該当する場合は、出願漏れや受験忘れに注意が必要です。
共通テストの得点が極端に低かったり、受験科目に不備があったりすると、面接や書類で合格圏に入っていても最終的に不合格になることもあります。
また、出願時に一定以上の評定平均を求める大学も多く、特に難関の国立大学では4.0~4.3程度の高水準が基準となる場合があります。
さらに、国公立の総合型選抜は「専願」が原則です。併願が認められる場合もあるため、大学ごとの募集要項を細かく確認しておきましょう。
総合型選抜のプロが語るポイント「国公立大学の総合型選抜の攻略法」 国公立大学の総合型選抜では共通テストが課される場合が多いですが、その場合は、その準備に一定の時間をかける必要があるため、他の総合型選抜との併願よりも一般選抜に軸足を置く方が準備しやすくなります。 一方で、共通テストが課されない場合は「専願」であっても私立大学の総合型選抜を押さえとして活用することが可能です。その場合は、科目の勉強よりも書類や面接など総合型選抜の準備に時間をかける方がよい結果につながりやすくなります。 (清水GM) |
私立大学の総合型選抜
私立大学では、選抜方式がより柔軟かつ多様です。プレゼンテーション、課題提出、グループディスカッションなど、個性を重視した選考が行われる傾向にあります。
出願条件として評定を問わない大学も少なくありませんが、一部では3.0以上の評定平均を求められることもあります。特に医学部などはハードルが高めです。
また、私立大学の総合型選抜も「専願」が基本ですが、併願を許可している大学・学部も存在します。
総合型選抜のプロが語るポイント「総合型選抜で耳にする『専願』について」 「専願」について募集要項に明記されていることもありますが、もう少し曖昧な表現がされていることも少なくありません。「合格したら入学を確約する者」「第一志望とする者」等の記述も多く、その場合、併願できるかどうかは、在籍高校・出身高校が調査書を出すかどうかで決まったりします。 総合型選抜をメインで考える場合は複数の大学を受験したいでしょうし、実際、複数大学に出願されている方がほとんどです。併願校をどこにするかは高校の先生とも相談しながら考えていきましょう。 (清水GM) |
AO入試とは何が変わった?
2021年度入試以前は、現在の総合型選抜と類似した入試方法が「AO入試」と呼ばれていました。総合型選抜とAO入試の主な違いは、学力試験の有無と評価基準の明確化にあります。
AO入試は、学力よりも個性や特長を重視する傾向が強い入試方法でした。 一方、総合型選抜では、小論文や面接に加えて、大学や学部によってはプレゼンテーション、口頭試問、実技試験などが実施されることがあります。選考方法は大学ごとに異なるため、志望校・志望学部に応じた適切な入試対策が求められます。
また、大学入学者選抜においては「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」の3要素をすべての入試方式でバランスよく、多面的かつ総合的に評価する方針が示されています。そのため総合型選抜では、評定平均や資格・検定試験の成績を通じて基礎学力が確認されることがあるなど、評価される能力の範囲がこれまでよりも広がっています。
総合型選抜はどんな人に向いている?
総合型選抜に合格しやすい人には共通する特徴があります。例えば、下記の人が該当します。
- 大学のアドミッション・ポリシーにマッチする人
- 学びの探求に取り組んできた人
- 部活や課外活動に取り組んできた人
- 将来やりたいことのために取り組んでいる人
- 自分にしかない強みや自己PRを持っている人
- 深く考え抜く力や問題解決能力に自信がある人
詳しくは、以下の記事で説明していますので、ぜひご覧ください。
総合型選抜のプロが語るポイント「総合型選抜では大学の審査方法を詳しく知っておこう」 2021年度から文部科学省が新たな定義づけをして始まった総合型選抜ですが、実はそのタイミングでそれまでの審査の内容を大きく変更した大学はあまりありませんでした。中にはその後も総合型選抜の位置づけながらAO入試の呼称を使い続けているところもあります。 いずれにしても同じ総合型選抜でも大学学部によってその審査の方法は大きく異なります。一般的な総合型選抜の理解に加えて、自分が受験しようとしている大学学部の審査方法を詳しく知ることが重要になります。 (清水GM) |
一般選抜と総合型選抜の違いは?
一般選抜との違いは、大きく分けて以下の3つです。
- 学力よりも人物評価が中心
- 大学側が独自で出願条件を設定
- 選抜スケジュールが早い
学力よりも人物評価が中心
一般選抜は、筆記試験などの学力評価が中心です。一方、総合型選抜は、面接や小論文、志望理由などを通じて人物面が重視されます。大学によっては学力試験がない場合もあります。
大学側が独自で出願条件を設定
総合型選抜では、評定平均や英語の資格など、大学独自の条件が設けられています。募集要項を確認し、自分が要件を満たしているかを早めに把握することが重要です。
選抜スケジュールが早い
一般選抜が年明けから始まるのに対し、総合型選抜は早ければ9月頃から出願が始まります。大学によっては、11月~12月に合否が決まるため、早めの準備が求められます。
学校推薦型選抜と総合型選抜の違いは?
学校推薦型選抜との違いは、大きく分けて以下の3つです。
- 選抜方法が実践的
- 基本的に高校の推薦は必要ない
- 選抜スケジュールが早い
選抜方法が実践的
学校推薦型選抜と総合型選抜の主な選抜方法は、共通しています。
学校推薦型選抜における具体的な選抜方法は、書類審査、小論文、面接、学科試験などです。総合型選抜では上記の選抜方法に加えて、下記のような実践的な課題を課す大学が一般的です。
- 口頭試問
- プレゼンテーション
- グループディスカッション
- フィールドワーク
- 講義レポート など
基本的に高校の推薦は必要ない
学校推薦型選抜では、高校からの推薦が出願の前提になります。対して、総合型選抜は本人の意思による出願が可能で、高校の推薦書が不要なケースが一般的です。
選抜スケジュールが早い
学校推薦型選抜は11月〜12月にかけて選考が行われ、共通テストを課す大学では1月まで続くことも。
一方で、総合型選抜は9月に出願が始まり、選考は9〜10月に実施される大学が多いのが特徴です。
学校推薦型選抜について詳しく知りたいという方は、以下の記事をご覧ください。
総合型選抜の選考方法は?
総合型選抜では、どのようなプロセスで合否が決まるのでしょうか。ここでは主な選考方法について解説します。
志望理由書などの書類選考
一次選考では、志望理由書や調査書などの書類審査が行われます。
志望理由書では、「大学で何を学び、将来どう生かすか」が明確に示されていることが重要です。
調査書では、学業成績や出席状況、部活動など日常の取り組みも含めて評価されます。
学力だけでなく、学校生活全体への姿勢が問われる点に注意が必要です。書類提出前には、誤字脱字の有無や論理的な構成を確認しておくと重要です。
第三者のアドバイスを受けることで、客観性のある内容に仕上げることができます。
総合型選抜の志望理由書について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
小論文・面接
二次選考では、小論文や面接を通じた人物評価が中心になります。
小論文では、与えられたテーマに対して論理的な構成で意見を述べ、思考力や表現力を示すことが求められます。
また面接では、志望理由や学びへの意欲、大学との相性などを総合的に判断されるのが特徴です。内容だけでなく、話し方や態度も評価対象となるため、模擬面接を活用した対策が有効です。
事前準備として、過去の出題例に触れておくことで回答の精度が高まり、自信にもつながります。
プレゼンテーション
二次選考でプレゼンテーションが課される大学も増えています。テーマに沿って自身の意見やビジョンを論理的にまとめ、相手に伝わるように発表できるかが評価されます。
この選考では、課題に対する理解力、構成力、表現力、そして発信力までが総合的に見られます。ただ知識を並べるのではなく、「なぜその結論に至ったのか」という思考プロセスを明示する力が求められるのです。
限られた時間内に要点を整理し、聞き手を意識した話し方やスライドの構成ができているかも重要な評価軸です。
そのためには、事前に制限時間を意識した発表練習、第三者によるフィードバック、模擬プレゼンテーションなどを繰り返すことが効果的です。話す内容だけでなく、視線や声のトーン、ジェスチャーなども含めたトータルな表現力を高めていきましょう。
学力試験があるところも
大学によっては、総合型選抜でも学力試験を課すケースがあります。とくに国公立大学や難関私立大学では、基礎学力の確認を目的とした独自試験を実施することが多く見られます。
出題形式は一般選抜とは異なり、知識の暗記よりも、思考力・読解力・応用力を重視した問題構成になっていることが特徴です。小論文や課題レポートに近い形式のものもあれば、複数の資料を読み取って答えるような総合問題型の出題もあります。
対策としては、高校での学習内容の復習に加え、過去の入試問題や大学が公開しているサンプル問題に取り組むのが有効です。また、学力試験の有無や出題傾向は大学・学部によって異なるため、必ず募集要項や入試ガイドを確認し、早めに対策を始めましょう。
総合型選抜のプロが語るポイント「総合型選抜の審査の軸は書類と面接」 総合型選抜においては書類、小論文、面接、プレゼンテーション、等、多岐にわたる選考項目で総合的に審査されますが軸となるのは書類、面接です。そこで自分の過去、現在、未来のことを伝え、その大学学部で学ぶのに自分がふさわしいことをアピールするのが最重要です。 小論文や学力試験ももちろん重要で大学での学びにふさわしい知的思考力を持っているかどうかを見られますが、一定の水準をクリアしていればOKのところも多いです。入試ごとにどの選考項目が重要かを見極め、優先順位をつけて準備できるとよいでしょう。 (清水GM) |
総合型選抜の出願条件は?大学で違う!
総合型選抜の出願条件は、大学によって異なります。ここでは、総合型選抜の出願条件として目にする項目について解説します。
評定平均のスコア
総合型選抜において、評定平均は合否を左右する重要な要素の一つです。
一定の評定平均値が必要な大学もあります。具体的には「全体の評定平均が3.8以上」「全体の評定平均が3.5以上で、英語の評定が4以上」などのように募集要項に記載されています。
総合型選抜と評定平均についてより詳しく知りたいという方は、以下の記事をご覧ください。
評定平均が不要な大学もある
総合型選抜では、出願条件として「評定平均○以上」など評定平均を必要とする大学もある一方で、評定平均を問わずに出願できる大学や学部も多くあります。「学校の成績に自信をもてないから……」という理由で総合型選抜自体を諦める必要はありません。
評定平均が不要な大学について知りたいという方は、以下の記事をご覧ください。
外部検定・課外活動の実績が評価されることも
総合型選抜では、英検などの外部検定や課外活動の実績が評価対象となる場合があります。
英語検定では、「○年以内に取得したスコアが有効」など、有効期限が設けられていることもあるため要注意です。
スポーツ・芸術・文化活動の入賞実績やボランティア参加歴などを証明書類で提出することが求められる学部もあります。
例えば、県大会入賞や全国大会出場、コンクール入賞などの活動が該当しますが、出願基準のレベルは大学ごとに異なります。
活動実績と出願要件の詳細は、以下の記事でも詳しく紹介しています。
現役・浪人で制限しているところも
総合型選抜では、基本的に浪人生も出願可能です。ただし大学によっては、現役生のみを対象とする場合があります。
実際に「現役限定」「1浪まで」といった出願制限が記載されているケースもあるため、必ず募集要項を確認しましょう。
出願条件に浪人回数の制限がない大学も増えていますが、全ての大学に当てはまるわけではありません。浪人生でも挑戦できる大学を知りたい方は、各大学の選抜方針を比較検討することが大切です。
より詳しい情報は、以下の記事で解説していますので、ぜひご覧ください。
オープンキャンパスの参加が求められることも
大学によっては、オープンキャンパスへの参加が出願条件となる「オープンキャンパス体験型総合型選抜」を採用しています。
この方式では、模擬授業や学部説明、個別面談などに参加した受験生のみがエントリー可能となるケースもあるため、要注意です。
対象イベントは夏〜秋に実施されることが多く、日程を逃すと出願資格を失ってしまうおそれもあります。志望校の入試情報ページで早めにチェックしておきましょう。
特に人気大学では、オープンキャンパスの参加申し込みが早期に締め切られる例も見られます。確実に参加するには、事前予約やスケジュールの確保が重要です。
オープンキャンパスについては、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
総合型選抜のプロが語るポイント「総合型選抜では英語資格に注意」 総合型選抜で求められる要件で最も多いのが英語資格です。「英検®2級以上」というように一定の水準が要求される場合もあれば級やスコアは問わないけれど取得した資格の提出が求められることもあります。 英語資格は英検だけでなく、TEAP、TOEFL、IELTSといった他の資格が認められることも多くなっています。資格によっては英検よりも早く申し込みができて、かつ、結果もすぐに出るものもありますので、出願が迫っている場合は、英検®以外の選択肢を検討してもよいでしょう。 (清水GM) |
総合型選抜のスケジュールは?
総合型選抜のスケジュールはどのように進んでいくのでしょうか。ここでは、総合型選抜のスケジュールを見ていきましょう。
高3の6~8月:入試要項の発表やエントリー
総合型選抜の入試スケジュールは、一般選抜よりも早く動き出します。多くの大学では6月〜8月にかけて募集要項が公表され、「エントリー受付」が始まります。
この「エントリー」は本出願とは異なり、志望理由の登録やオープンキャンパスへの参加、事前課題の提出などが求められることもあります。大学によっては、WEBエントリーのみで完了する場合もあります。
注意したいのは、「出願」と「エントリー」を区別せず表記している大学もある点です。募集要項をよく読み、手続きの流れを正確に把握しましょう。
とくに「総合型選抜を受ける予定だったが、エントリーを見落として出願できなかった」というミスは避けたいところです。志望校のスケジュールは6月中にはチェックを開始するのが安全でしょう。
この時期の行動が、9月以降の出願可否を大きく左右します。後悔のないように、早め早めに準備を始めましょう。
高3の9~10月:出願・第1次選考
総合型選抜の出願は、一般に9月から始まります。一部の大学では10月中旬から、遅いところでは11月以降に出願受付をしていることもあります。
この出願期間は、大学ごとだけでなく、学部や学科によっても異なるため、志望先の入試スケジュールは必ず早めに確認しておきましょう。出願のタイミングを逃すと、その年は受験できなくなってしまいます。
また、出願と同時に第1次選考(書類選考)が行われることが多く、志望理由書や活動報告書、調査書などの提出書類が重要になります。大学によっては課題提出や事前面談が求められるケースもあります。
出願前に必要な準備物や選考内容をしっかり把握し、余裕を持って対応しましょう。
高3の10~11月:第2次選考
総合型選抜では、書類審査による第1次選考の後に、面接・小論文・プレゼンテーションなどの実技的試験を含む第2次選考が行われます。第2次選考の実施時期は、10月~12月が中心です。
大学や学部・学科によって内容は大きく異なります。
- 個別面接や集団面接
- 課題に基づくプレゼンテーション
- 小論文や志望理由に関する記述試験
- 模擬講義+グループディスカッション+レポート提出
など、多様な形式が採用されています。
大学によっては、第2次選考の後に大学入学共通テストや独自の学力検査が課される場合もあるため、出願前に全体の流れを把握しておくことが重要です。
選考内容ごとの対策を早めに始め、想定される形式に慣れておくと安心です。
高3の11月以降:合格発表
総合型選抜の合格発表は、大学や学部によって異なりますが、多くの大学では11月〜12月頃に結果が通知されます。選考の進行が早いため、一般選抜よりも早く進路が確定する受験生も少なくありません。
ただし、大学によっては大学入学共通テストや独自の学力試験を課すケースもあり、その場合は2月以降に合否が発表されることもあります。共通テストの結果を踏まえて最終判断が行われる大学もあるため、試験日程と発表時期の確認は必須です。
総合型選抜(旧AO入試)は、事前エントリーが必要な大学や、学部によって入試時期・選考フローが大きく異なることが特徴です。「気づいたらエントリーが終わっていた」「学部ごとに出願日が違っていた」といった見落としによるミスも少なくありません。
志望校が決まり次第、必ず最新の入試要項を早めに入手し、出願スケジュールを把握しておきましょう。公式サイトの確認はもちろん、印刷してメモしておくと安心です。
総合型選抜のプロが語るポイント「総合型選抜は早めの準備が重要」 最近はWeb出願と郵送での出願の両方が求められることが多いのでそれぞれの期限を把握し、余裕をもって出願を終えられるようにしましょう。志望理由書もWebで入力する場合と手書きの場合があるのであらかじめ確認し、締め切り直前に焦らずにすむようにしましょう。 総合型選抜が不合格だったら、学校推薦型選抜を受ける、という受験生も少なくありません。その場合、総合型選抜の合格発表から学校推薦型選抜の出願締切まで数日間しかない場合もあるので高校とも事前に話し、結果次第ですぐに次のアクションが取れるように準備しておきましょう。 (清水GM) |
総合型選抜のメリットは?
総合型選抜には、ほかの入試方式とは異なる多くのメリットがあります。特に、学力だけでなく、自分の強みや意欲を生かして受験できる点が魅力です。受験生にとっては、自分に合った入試方式を選ぶことが大学合格の秘訣となるでしょう。
ここでは、総合型選抜を選ぶことの具体的なメリットについて紹介します。
高校からの推薦がなくても受験できる
総合型選抜のメリットは、高校からの推薦がなくても受験できる点です。学校推薦入試を受けるためには学校側からの推薦が必要ですが、総合型選抜を利用すれば高校からの推薦がなくても受験のチャンスが得られます。
総合型選抜では学校からの推薦がない分、書類選考や面接で自分をしっかり表現することが重要です。自分がこれまで頑張ってきたことを、自信を持って伝えられるように準備しておきましょう。
ただし出願に必要な条件として、評定平均が定められている大学や、高校で履修した科目に制限がある場合もあります。一部の大学では、語学検定の級やスコアを出願条件として求めていることもあります。これらの条件は、必ず事前に確認しておくことが大切です。
一般選抜よりも倍率が低いところが多い
総合型選抜は難関に感じるかもしれませんが、実際には倍率が1倍台の大学もあります。特に、私立大学では、一般選抜よりも倍率が低いところが見うけられます。私立大学志望者にとって総合型選抜は、ぜひ活用したい選抜方法といえるでしょう。
また、国公立大学でも、提出書類や受験資格がそれほど厳しくない学校も多く、ポイントを押さえた対策を行えば、合格の可能性は十分にあります。
総合型選抜は自分の強みを生かし、多様な実績を評価してもらえるチャンスです。倍率が高い大学を志望する場合も、合格を目指す価値は十分にあります。学力試験だけではなく、自分の活動実績や意欲を具体的にアピールしましょう。
総合型選抜で受かりやすい大学については、以下の記事をご覧ください。
併用受験で合格のチャンスが増える
一般入試と総合型選抜は別々の入試方式なので、両方を受験すれば受験機会が増えます。総合型選抜の受験で結果が出なかった場合でも、一般入試の受験機会があるため、受験のチャンスを2回以上持つことが可能です。複数の方法を活用することで、合格の可能性を高めることができます。
また、総合型選抜では学力だけで合否が判断されないため、部活動や課外活動に力を入れている人にとっては、学力が合格ラインに達していない大学でも合格の可能性が生まれます。
対策を通して将来のビジョンが固まる
総合型選抜の対策をする中で、将来の目標をしっかり考え、ビジョンを固めることができます。書類選考や面接対策を通じて、自分の進みたい道や、やりたいことを考える機会が多くなるからです。
どのような大学で学びたいか、将来どんな仕事に就きたいかを具体的に考えることで、自分のビジョンがより明確になります。将来のビジョンが明確になれば、大学生活の目標もはっきりするでしょう。目標がはっきりすることで、受験のモチベーションも高まります。
書類選考や面接では、固まった将来の夢や目標を具体的に伝えることが求められます。対策を通して身につけられる、自分の考えをしっかり伝える力は社会に出た時にも役立つでしょう。
一般選抜より合格が早く決まる
総合型選抜は、一般選抜よりも合格が早く決まる「年内入試」として注目されています。 「年内入試」は、一般選抜が翌年の1月以降に行われるのに対して、年内に結果が出る点を強調するための表現です。
総合型選抜の合格発表は、早ければ11月に行われ、年内に進学先が確定するケースが多いです。一方、一般選抜は1月に大学入学共通テストが実施され、その後2月から3月にかけて個別試験が行われます。
総合型選抜は「年内入試」として合格が早く決まるため、大学入学までの期間をゆとりを持って過ごすことができます。合格後は入学準備に専念でき、新生活の計画も余裕を持って進められるでしょう。
また早く進路が決まることで、受験以外のことにも集中できます。部活動や課外活動にも十分な時間を割くことができ、一般選抜を受験する場合よりも多くの時間を有効に使うことが可能です。
総合型選抜のプロが語るポイント「準備をすることがこれからの人生を考える良い機会になる」 総合型選抜を受験する場合には自身の過去、現在、未来を考えることが必須になるので、これまでやってきたことを振り返り、今これからやろうとすることを考える良い機会になります。 自分がどういう人間で、これからどういう道を進むべきかを真剣に考え、大学に進学することの必要性を実感できると志望校合格への意欲が高まります。総合型選抜の準備をした結果、一般選抜向けの準備のモチベーションが高まった、という声を聞くこともよくあります。 (清水GM) |
総合型選抜のデメリットは?
総合型選抜には多くのメリットがありますが、注意が必要な点もいくつかあります。ここでは、総合型選抜のデメリットを紹介します。
他大学と併願できないケースがある
総合型選抜では、他大学と併願できないケースがあります。専願の場合、合格すると必ずその大学に入学しなければいけません。
総合型選抜を検討する際には、出願予定の大学の入試要項をしっかり調べ、他大学との併願が可能か確認することが大切です。基本的には、合格したら行きたい大学のみを受験することをおすすめします。
中には、併願が可能な大学もあります。早めに情報を集め、志望校選びや併願する大学についてじっくりと検討しましょう。
総合型選抜で併願可能な大学については、以下の記事をご覧ください。
一般入試と並行して勉強するのが難しい
総合型選抜と一般選抜との勉強のバランスを取ることは、想像以上に難しいです。総合型選抜の対策では、書類選考や面接の準備が必要であり、一般選抜の学力試験対策とは異なる内容だからです。
また、一般選抜と総合型選抜の両方を準備する際は、対策する内容のボリュームが大きくなります。場合によっては両方の対策をうまく並行できず、どちらも十分に準備できないこともあるかもしれません。
対策を両立させるには、時間の使い方が非常に重要です。総合型選抜に向けた書類選考や面接対策に取り組みながら、一般選抜の学力試験の勉強時間を確保する必要があるからです。スケジュールをきちんと立てて効率的に勉強を進めることで、自信を持って試験に臨めるでしょう。
出願時期が早めで準備期間が短い
総合型選抜の出願時期は、一般選抜よりも早く設定されています。早ければ6月からエントリーが始まるため、一般入試よりも準備期間が短いです。学力試験とは異なり、書類選考や面接を行うため、しっかりと準備をするためには、早めに対策に着手しなければなりません。
学校の授業や部活動などと対策を並行すると、予想以上に忙しく感じることもあります。そのため、出願時期をしっかりと確認し、余裕を持ったスケジュールを組むことが重要です。
早めに計画を立てて準備を進めることで、無理なく、効率よく対策を進めることができます。忙しい中でも落ち着いて取り組めるよう、情報収集を早めに始めておきましょう。
総合型選抜のプロが語るポイント「夏休みの使い方には要注意」 総合型選抜と一般選抜を並行して準備を進める上で特に悩ましいのが夏休みの時間の使い方です。総合型選抜では出願書類の提出が近くなるにつれて、かける時間が長くなりがちです。9月に出願締切があるところが多いため、どうしても夏休みは書類の準備に追われます。 一方で一般選抜の準備においても夏が天王山と言われるようにそこでキャッチアップしたり差をつけたりすることが重要になります。並行して準備を進める場合は、総合型選抜も一般選抜も早め早めに準備を進め、夏休み前にある程度目途をつけておくことが大切と言えます。 (清水GM) |
総合型選抜を設置している大学は?
総合型選抜を導入している主な学部を、特徴を交えながらあわせて10校紹介します。気になる大学や学部の詳細を調べて、志望校選びの一歩を踏み出しましょう。
総合型選抜を設置している国立大学
大学・学部名 | 都道府県 | 特徴 |
---|---|---|
東北大学 文学部 | 宮城県 | 書類審査、筆記試験、面接を実施。出願時期により大学入学共通テストの結果が必要 |
筑波大学 人文・文化学群 | 茨城県 | 書類審査と面接を実施。書類審査では自己推薦書と志望理由書を重視 |
お茶の水女子大学 文教育学部 | 東京都 | プレゼミナールを受講し、レポートを書類審査で提出。その後グループ討論や面接も実施 |
名古屋大学 理学部 | 愛知県 | 書類審査、小論文、面接を実施。出願時期により大学入学共通テストの結果が必要 |
京都大学 総合人間学部 | 京都府 | 提出書類、能力測定考査、大学入学共通テストの結果を総合的に評価 |
九州大学 共創学部 | 福岡県 | 書類審査、講義レポート、討論、小論文、面接を実施。講義の一部は英語で行われる場合あり |
総合型選抜を設置している私立大学
大学・学部名 | 都道府県 | 特徴 |
---|---|---|
国際基督教大学 教養学部 | 東京都 | 書類選考とオンラインでの個人面接を実施。 |
法政大学 経済学部 | 東京都 | 書類審査と面接を実施。国際バカロレア利用に限り受験が可能 |
慶応義塾大学 総合政策学部 | 神奈川県 | 書類選考と面接を実施。面接は日本語または英語で行われる |
立命館大学 産業社会学部 | 京都府 | 書類、小論文、面接を実施。小論文のテーマは現在社会の諸問題 |
関西大学 法学部 | 大阪府 | 書類選考と面接を実施。英語外部試験の成績提出が必要 |
2026年度から新たに設置するところも
東京電機大学と青山学院大学は、2026年度から新たに総合型選抜を設置します。東京電機大学は「とんがりAO」を実施し、特定分野に情熱を持つ受験生を募集する予定です。出願には「工学部が本当に出会いたい“とがった個性や経験”を持つ受験生像」を明示した「とんがり要件」を満たすことが求められます。
また、青山学院大学は「理工系女子特別入学者選抜」を開始し、女性比率20%以上を目指して積極的な受け入れを行います。選考は書類選考・基礎学力調査・面接です。
これらの新しい制度は、多様な才能や個性を重視しており、大学での学習環境への良い影響が期待されます。
総合型選抜を導入している大学については、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
総合型選抜で合格するには?|合格者の声からわかる共通点と行動パターン
総合型選抜は一般選抜などと比べると「自由度が高い入試」だからこそ、事前の戦略が合否を分けます。実際、総合型選抜で合格した人の体験談には、いくつか共通点がありました。
例えば、「早期からの自主活動」や「周囲からの客観的フィードバックの活用」などです。
ここでは、総合型選抜で合格を勝ち取った人たちの取り組みを紹介します。
長期的な自主活動をしておくべき
2024年度大学受験(総合型選抜)で東京女子大学に合格した人の合格体験記には、「もし受験活動開始時に戻れるとしたら」という問いについて、以下のような記述があります。
長期的な自主活動をしているべきだった。志望理由書を作成する際、行き詰るが、もっと客観視できていたら良かったと思うと思う。 |
志望理由書の作成では、自分の経験や想いを言語化する力が問われます。この合格者は実際に合格をつかんだものの、「もっと自主活動に取り組んでおけばスムーズだった」と振り返っています。
総合型選抜で後悔しないためには、早い段階から探究活動・ボランティア・研究テーマの模索など、自主的な取り組みをスタートしておくのがおすすめです。
この合格体験記を読みたい人は以下をご覧ください。
塾のサポートを使い倒す
2023年度大学受験(総合型選抜)で慶應義塾大学に合格した人の合格インタビューには、「やって良かった受験対策」について、以下のような記述があります。
志望理由書など答えのない課題に取り組んでいると一人孤独になってしまいがちです。そこで私は「塾を使い倒そう」と決めて、塾の用意するさまざまなイベントに積極的に参加しました。結果的に自分の力を伸ばすきっかけになったと思っています。 また、いろいろな人に志望理由書を見てもらうことで、異なる視点からアドバイスを受けることができました。不安な状態で志望理由書を見せて意見をもらうのは、精神的には負担ですが、そこに向き合えたことが結果的に良かったと思っています。 |
塾のイベントや講座は、志望理由書や面接練習などにおいて新たな視点や客観的なアドバイスをもらえる絶好の機会です。第三者の意見を受け入れる姿勢が、内容の深まりと自己理解の深化につながったと振り返ります。
総合型選抜では一人で抱え込まず、塾や先生のサポートを積極的に活用することが合格への鍵となります。
この合格者インタビューを読みたい人は以下をご覧ください。
総合型選抜でよくある質問(FAQ)
ここでは、総合型選抜でよくある質問について解説します。
◾️制度の基本・違いについて
総合型選抜と学校推薦型選抜の違いは何ですか?
総合型選抜と学校推薦型選抜との違いは、大きく分けて以下の3つです。
- 選抜方法が実践的
- 基本的に高校の推薦は必要ない
- 選抜スケジュールが早い
選考方式、必要な準備が異なるため、自分に合ったスタイルを見極めて対策を進めることが重要です。
総合型選抜は誰でも受けられますか?
総合型選抜は、基本的に「高校からの推薦がなくても出願できる入試方式」です。
学校長の推薦が必要な学校推薦型選抜とは異なり、出願条件を満たしていれば誰でも応募することが可能です。
ただし、出願に際しては各大学・学部が定めた要件をクリアする必要があります。繰り返しにはなりますが、主な出願条件の一例として、以下のようなものがあります。
- 評定平均(例:3.8以上など)
- 英検®やTOEICなどの外部英語検定スコア
- 課外活動やボランティア経験の実績
- オープンキャンパスや事前課題への参加
これらは大学・学部によって内容もレベルも異なるため、「誰でも出せる」といっても、事前準備が必要なのが現実です。
出願資格を見落とすと「エントリーすらできない」という事態も起こりうるため、志望校の募集要項を細かく確認することが最優先です。
総合型選抜は評定平均が足りないと出願できませんか?
総合型選抜では、評定平均は無視できない評価項目です。しかし、評定平均が高いからといって必ず合格するとは限りません。逆に、評定平均がやや低くても、ほかの要素で補えるケースもあります。
総合型選抜とは、知識・技能だけでなく、思考力・判断力・表現力、さらに学ぶ意欲や人間性(学生像)までも含めて評価する入試方式です。つまり、学力だけで判断されるわけではありません。
とはいえ、総合型選抜においては、多くの大学で学力を確認する課題や基準を設けるようになっています。その一環として、評定平均が重視される傾向にあるというのもまた事実です。
総合型選抜では、大学によって出願に必要な評定平均の基準が定められていることがあります。一定以上の評定平均を満たしていなければ、そもそも出願できない大学も存在しますので、出願前には、必ず志望大学の最新の募集要項を確認しましょう。
総合型選抜と評定平均については、以下の記事をご覧ください。
総合型選抜は活動実績がないと出願できませんか?
総合型選抜の合否は、単に活動実績の有無で決まるわけではありません。
最も重視されるのは、受験生がその大学の「アドミッション・ポリシー(求める学生像)」とどれだけマッチしているかです。活動実績がなくても、自分の想いや適性を丁寧に伝えることで合格する可能性は十分にあります。
つまり、「実績がないから無理」と諦めるのではなく、自分自身の強みをどうアピールするかが、総合型選抜で合格を勝ち取るカギになるのです。
総合型選抜と活動実績については、以下の記事をご覧ください。
◾️出願・対策準備について
総合型選抜対策として高1・高2から何を準備しておけばいいですか?
総合型選抜は、「人物重視・過程重視」の入試であるため、高校1年生・2年生の早い段階からの準備が合否を大きく左右します。以下の4つのポイントを意識して取り組みましょう。
① 評定平均の維持
多くの大学では「評定平均〇以上」を出願条件に設けているため、定期テストや提出物に真剣に取り組み、評定平均4.0以上を目指すのが理想です。
② 英検®や各種資格の取得
英検®やTOEICなどの外部検定も出願時のアピール材料として有利に働く場合があります。特に英語資格は出願条件や加点対象になるケースが多いため、高1・高2のうちに段階的に取得しておくのがおすすめです。
③ 探究活動・部活動・生徒会・ボランティアなどの実績づくり
総合型選抜では、学びへの意欲や主体性、社会貢献活動などの姿勢が重視されます。探究学習・課題研究・ボランティア・インターンシップ・部活動のリーダー経験など実績を積んでおくことが重要です。
④ 志望校は高2の終わりまでに決めておく
出願書類の作成や自己分析には時間がかかるため、遅くとも高校2年生の終わりまでに志望大学・学部を決めておくことが望ましいです。オープンキャンパスへの参加や大学のアドミッション・ポリシーの確認を通じて、自分に合った大学を選びましょう。
総合型選抜で重視されることは何ですか?
総合型選抜で重視されることは、受験生の個性や熱意です。特に部活動やボランティア、趣味、アルバイトなどに積極的に取り組んできたことが評価されます。大学側は、受験生が自分の興味や目標に向けてどれだけ努力してきたかを、書類や面接で確認します。
そのため学業だけでなく、これまでの活動から得たスキルや経験、価値観をしっかり伝えることが大切です。
総合型選抜でアピールすべきことは何ですか?
総合型選抜では、自己PRや課外活動での経験が大きな評価対象です。自分の強みやこれまでの経験を具体的に伝え、将来どのように活躍したいかを示すことが重要です。特に、ほかの受験生と差別化できる部分を明確にし、自分の意欲や将来のビジョンをアピールしましょう。
また、大学側が求める学生像と自分のビジョンがどれだけ合致しているかを伝えることも重要です。アピール内容に自信を持つためにも、早めに準備をしておきましょう。
◾️面接・当日の実戦について
総合型選抜の面接でよく聞かれる質問は?
総合型選抜の面接では、自己紹介や志望動機がよく聞かれます。加えて、これまでに取り組んだ活動や、将来の目標もよく聞かれる質問です。面接官は、受験生が自分の考えをしっかりと伝えられるかを見ています。
面接に向けて、自分の考えや具体的な経験をわかりやすく話せるように準備をしておきましょう。また、素直で前向きな姿勢も評価されるので、無理に背伸びをすることなく自分を表現することが大切です。
面接で「貴学」という言葉は使ってはいけないですか?
面接で「貴学」という表現を使うこと自体に問題はありません。面接官との会話では、丁寧で敬意を持った言葉遣いが重要です。しかし「貴学」を使うと、少し堅苦しく感じられる場合があります。代わりに「御校」や「貴校」を使うとよいでしょう。
過度に形式的になることなく、熱意を込めて自分の志望理由を伝えてください。自分らしく話し、リラックスした態度を見せることが、面接官に好印象を与えます。
◾️合格率・大学選びについて
総合型選抜で落ちる確率はどれくらいですか?
総合型選抜(旧AO入試)の合格率は大学や学部によって大きく異なるため、一概に「何%」とは言い切れません。
ただし、「推薦なしで出せる=受かりやすい」とは限らないのが現実です。
実際、国公立大学の総合型選抜は、私立大学に比べて合格率が低めとなる傾向があります。難関の国立大学では、数十倍の倍率になることもあり、狭き門となるケースも少なくありません。
一方、私立大学では比較的合格者数が多い大学もありますが、それでも提出書類の完成度や面接での対応力が求められます。
つまり、総合型選抜は「受かりやすい入試」ではなく、しっかりとした対策が必要な選抜方式です。志望理由書や面接、小論文での説得力が合否を左右します。
なお、具体的な大学ごとの合格率や志願者数・倍率については、以下の記事で詳しく解説しています。
総合型選抜に受かる人の特徴は?
総合型選抜に合格しやすい人には共通する特徴があります。例えば、下記の人が該当します。
- 大学のアドミッション・ポリシーにマッチする人
- 学びの探求に取り組んできた人
- 部活や課外活動に取り組んできた人
- 将来やりたいことのために取り組んでいる人
- 自分にしかない強みや自己PRを持っている人
- 深く考え抜く力や問題解決能力に自信がある人
詳しくは、以下の記事で説明していますので、ぜひご覧ください。
総合型選抜で受かりやすい大学はありますか?
総合型選抜(旧AO入試)は、大学ごとに選考方法が大きく異なるため、「受かりやすい大学」かどうかは、受験生の適性や準備状況によっても左右されます。
ただ選考方法が多様なので、希望者が少なくて倍率が低かったり、評定平均が不要だったりと、比較的受かりやすい大学があるのも事実です。
例えば、以下のような点で受かりやすい大学があります。
- 倍率が低めの大学
- 評定平均がいらない大学
- 提出書類の難易度が低い大学
実際に倍率が低い大学や、出願条件が緩やかな大学の一覧を知りたい場合は、以下の記事で詳しく解説しています。
◾️入学後について
総合型選抜で入学すると、一般入試組と差が出るのは本当ですか?
結論から言えば、入学直後に学力の差を感じるケースはあります。総合型選抜(旧AO入試)は、筆記試験の有無や科目数の少なさから、「偏差値より上の大学に合格できるチャンスがある入試方式」といわれています。
しかし、一般選抜で入学した学生と比べると、学力面でギャップを感じやすいのも事実です。
合格して終わりではなく、「入学後の学びに備える姿勢」が非常に大切です。例えば以下のような準備をしておきましょう。
- 高校範囲の英語・数学・現代文など、基礎科目の復習
- 志望学部の専門分野の入門書にふれておく
- 大学で使用予定のテキストやシラバスを確認する
「受かったから何もしなくていい」と思うのはNGです。大学入学後にスタートダッシュを切るためにも、学力面の下地を整えておくことが重要です。
総合型選抜のプロが語るポイント「自分の土俵で勝負することが重要」 総合型選抜と一口に言ってもその内容は多種多様で大学学部によって大きく異なります。評定を重視するところもあればそれほどでもないところもあり、英語の資格が大事なところもあればそうでないところもあります。入試によって出願時期も異なるし、試験の内容も様々です。 総合型選抜受験にあたって、どのような活動をすればよいですか、と聞かれることも多いですが、大学学部によるとしか答えられません。活動実績がほとんど問われない総合型選抜もあります。自分に合った入試を見つけ、自分の土俵で勝負する、ということが重要になります。 (清水GM) |
総合型選抜に強い塾17選(旧AO入試)
塾名 | 一言で紹介 | 専門塾 | 指導形式 | 対面/オンライン | 料金 | 大学選びのサポート | 書類作成のサポート | 小論文対策 | 面接対策 | グループディスカッション | 講師の質 | 一般受験対策 | 総合型選抜の合格実績 | 教室の展開エリア | ブランドの成り立ち | 問い合わせ先 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
総合型選抜の個別指導塾 洋々 | ビジネス最前線の プロによる1対1指導で 実績豊富な老舗専門塾 |
★ | ◎ 個別 1:1 |
対面/ オンライン (通塾不要) |
高1・高2向け 総合型選抜 定期コース 入会金(共通): 27,500円 (税込)など |
◎ 無料個別相談 |
◎ 専属のプロ 2名体制で指導 |
◎ 過去問中心に 解説、添削など |
◎ プロが 1対1指導 |
◯ | ◎ プロ講師 |
◯ | ◎ 早慶上智GMARCHに強い |
渋谷本校/オンライン | コンサルファーム出身 | 料金を知りたい |
総合型選抜専門塾ホワイトアカデミー | 他塾にはない 合格保証とサポートで 何から手をつけて良いか わからない人でも安心 |
★ | ◎ 個別 1:1 |
対面/ オンライン (通塾不要) |
料金非公開 | ◎ 確実に手が届く 大学リスト提示 |
◎ 回数無制限で 添削 |
◎ 回数無制限で 添削 |
◎ プロ講師が マンツーマン指導 |
◯ | ◯ プロ講師 (学生バイトなし) |
◯ | ◯ 特に上智の公募推薦が得意 |
新宿本校/ オンライン |
コンサルファーム出身 | 料金を知りたい |
全国オンライン総合型選抜専門塾yours | 志望大学に特化した総合型選抜対策を専門講師が指導 | ★ | ◎ 個別 1:1~ |
対面/ オンライン (通塾不要) |
1コマ約17,000円~ | ◎ 大学選びから受験計画まで個別に相談・提案 |
◯ | ◯ 考え方から実践までマンツーマンで徹底指導 |
◯ | ◯ | ◎ プロ講師 |
△ 対面校(yours武蔵浦和校)で実施 |
◯ 合格率94%以上 |
武蔵浦和校/オンライン校 | 総合型専門 EISENグループ学習塾 |
料金を知りたい |
個別指導学院フリーステップ | 関西中心200教室以上。 大学受験にも強い 個別指導塾で 総合型選抜対策も可能に |
- | 〇 個別 |
対面/ オンライン (通塾不要) |
小論文 基礎コース: 月額26,400円 (税込) 志望理由書 対策コース: 52,800円 (税込) など |
〇 | ◎ オンラインのマンツーマン指導 |
◎ 専門的なスキルを身につけるオンラインコース |
〇面接対策コース | - | 〇 | ◎ 映像と個別のハイブリッド指導 |
不明 | 全国260教室以上 | 開成教育グループの 個別指導塾 |
料金を知りたい |
Loohcs志塾 | 慶應大をはじめ豊富な 合格実績と校舎数 仲間と共に楽しく 受験に挑みたい人向け |
★ | ◎ 個別 |
対面/ オンライン (通塾不要) |
月4コマ: ¥54,780(税込) 月6コマ : ¥76,780(税込) 月8コマ : ¥87,780(税込) 月10コマ : ¥98,780(税込) など |
◎ 自己探求講座や 対話 |
◯ | ◯ | ◯ | ◎ 頻繁に仲間たちと対話機会あり |
△ | ◯ | ◯ 慶應大、早稲田大、上智大など |
東京12教室、神奈川4教室、 千葉2教室、宮城、 愛知、大阪、京都、 兵庫、福岡、沖縄、 オンライン校の 全26教室 |
総合型専門 学生中心 |
料金を知りたい |
総合型選抜専門塾AOI | 有名私大に強い、 仲間と切磋琢磨できる 関西発の専門塾 |
★ | ◎ 個別/映像 |
対面/ オンライン (通塾不要) |
入会金:33,000円 高1・高2:44,000円~ 高3・既卒:48,750円~ |
◎ メンターや 生徒同士で 会話し決定 |
◎ 基礎から指導 独自の映像授業 |
◯ | ◯ | ◎ 生徒同士少人数で対策 |
△ 8割が現役大学生 |
- | ◯ 合格率97.5% |
オンライン校/渋谷校/ 大阪校/京都校/西宮北口香/ 大分校/沖縄校 |
総合型選抜専門 学生中心 |
料金を知りたい |
総合型選抜入試専門塾 EQAO | 上智大学、有名私立に 現役合格目指すならここ |
★ | ◯ 個別/映像 |
対面/ オンライン (通塾不要) |
入塾金 35,000円 授業料 50,000円〜 など |
◯ メタ認知から 志望校、 併願校を選定 |
◯ 個別指導と 合宿など イベントあり |
◯ | ◯ | △ | △ 8割が上智大生 |
◯ | ◯ 合格率94.55% |
浜松校/オンライン | 総合型選抜専門 社長は上智大 |
料金を知りたい |
武田塾「KOSKOSサテライト校コース」 | 武田塾×総合型選抜専門塾 | - | ◯ 個別/映像 |
対面のみ | 料金は 非公開のため 要問い合わせ |
◯ | ◯ | ◯ | △ | △ | ◎ プロ講師 |
◎ 逆転合格に定評あり |
◯ 慶應/上智/立命館アジア太平洋 |
全国の武田塾 300校以上 |
KOSSUN教育ラボを運営する 小杉氏が手がけるkoskos |
料金を知りたい |
モチベーションアカデミア | やる気に特化した 人材コンサル会社発の塾 |
- | ◎ 個別 |
対面/ オンライン (通塾不要) |
入塾金:27500円 月額料金は 内容により 異なる |
◯ | ◯ | △ | △ | ◯ | ◯ コーチングスキルのある専門講師 |
◯ | ◯ 東大、一橋、早稲田、慶応など |
オンライン校/渋谷校/ 自由が丘校/下北沢校/ 白金台校/横浜校/ 成城学園前校/ 大阪谷町校/西宮北口校/明石校 |
人材コンサル会社発 | 料金を知りたい |
東進衛星予備校 | 一般選抜との両立 旧帝大への合格実績が豊富 |
- | △ 映像 |
対面のみ (通塾必要) |
料金は 非公開のため 要問い合わせ |
◯ | △ | ◯ | △ | - | ◯ | ◎ 東大など難関大合格に定評 |
◯ 東大、国公立医・医、旧7帝大に強い |
全国 1,000校舎以上 |
有名講師による ハイクオリティ映像授業 |
料金を知りたい |
大学受験ディアロ【Z会グループ】 | ディアロ独自の プレゼンと対話重視の 指導で総合型選抜対策に強い |
- | △ 個別/映像 |
対面/ オンライン (通塾不要) |
入会金 33,000円 授業料は 問い合わせ |
◯ | ◯ | △ | ◯ | ◎ 普段からアウトプットのトレーニング |
△ | ◎ Z会グループの大学受験塾 |
◯ 東京外国語大学 東京学芸大学 お茶の水女子大学 など |
東京、埼玉、神奈川、 千葉、栃木、静岡、オンライン |
Z会から生まれた 独自の指導法の 大学受験塾 |
料金を知りたい |
坪田塾 | 一般入試から総合型選抜・ 学校推薦型選抜入試などの 対策が可能 |
- | ◎ 個別 1:1 |
対面/ オンライン (通塾不要) |
1時間あたりの 授業料の目安 1,530〜2,736円 |
△ | △ | △ | △ | - | △ | ◎ ビリから逆転合格可能 |
不明 | 関東、関西、 名古屋、オンライン |
心理学を応用した 学習塾 |
料金を知りたい |
進学個別指導のTOMAS(トーマス) | マンツーマン指導だから どんな受験方法、 志望校でも対応可 |
- | ◎ 個別 1:1 |
対面のみ | 料金は 非公開のため 要問い合わせ |
△ | △ | △ | △ | - | △ | ◎ 1対1で戦略的に指導 |
不明 | 首都圏駅前103校 | リソー教育グループの 1対1個別塾 |
料金を知りたい |
東大毎日塾 | 厳しい選考を突破した東大生講師が指導 | - | 〇 オンライン個別 1:1 |
オンラインのみ (通塾不要) |
サポートプラン:43,780円(税込)~ | ◎ 本当にやりたいことを深堀り |
◯ | ◯ | ◎ 実践練習 |
◯ 人間力や実践的スキルを鍛える |
◯ | ◎ 小論文や英語以外も必要に応じて追加料金なしで対応 |
◯ 東大、弘前大学、青山学院大学など |
オンライン校のみ | 独学で東大合格した内田氏が、在学中に創設した学習塾 | 料金を知りたい |
早稲田塾 | 過去21,000人以上の 総合型選抜・ 学校推薦型選抜の 合格者を輩出 |
★ | ◯ 集団 |
対面のみ | 入塾金 32,400円 (税込) スタンダードコース (10単位) 高校2年生 276,480円(税込) 高校3年生 798,120円(税込) など |
◎ 講師、受講生同士で ディスカッション |
◯ | ◎ 専門の講師に よる講評 |
◎ 表現力 開発講座 |
◎ 表現力開発講座 |
◯ | ◯ | ◎ 慶應大、早稲田大、上智大など |
東京、神奈川、千葉、 オンライン |
東進や四谷大塚などを 展開するナガセが運営 |
塾選からは 問い合わせできません |
KOSSUN教育ラボ | 7,400人を指導。 5年連続合格率100% |
★ | ◎ 個別 1:1 |
対面/ オンライン (通塾不要) |
仕上げコース (一次対策) 440,000円 (税込) 仕上げコース (二次対策) 440,000円 (税込) などコース多数 |
◎ 併願校含め 最適な受験校を 決定 |
◯ | ◎ 設問理解から 添削まで |
◎ 話し方解説から 模擬面接まで |
◯ | ◎ 採用率1%未満 全員プロ講師 |
- | ◯ 東京大学/筑波大学/横浜国立大学など |
品川 | 総合型専門 | 塾選からは 問い合わせできません |
トフルゼミナール | とにかく英語を 伸ばしたいなら |
★ | ◯ 集団 |
対面のみ | 料金は 非公開のため 要問い合わせ |
◯ | - | △ | △ | ◯ | ◯ | - | ◯ 2023年度の合格者は741名 |
東京、東北、東海、 関西、中国、福岡、 オンライン |
英語塾 | 塾選からは 問い合わせできません |
総合型選抜の個別指導塾 洋々
ビジネス最前線のプロによる1対1指導で実績豊富な老舗専門塾です。
塾の特徴
東京都の渋谷に教室を持っています。授業は1対1の完全マンツーマンスタイルです。さまざまなバックグラウンドを持つ生徒に個別対応し、志望校合格に必要なギャップを埋めるための指導を展開。生徒と綿密なコミュニケーションを重ねながら、一人ひとりに合ったサービスを実施します。
講師は大手企業の外部講師やMBA(経営学修士)保持者、トップレベルの予備校講師など、そうそうたるメンバーです。さまざまな分野のプロフェッショナルが集まり、総合型選抜(旧AO入試)・推薦入試指導をおこないます。「書類総合コース」や「面接総合コース」「小論文・学科講座」などが開設され、個々のニーズに合わせて受講できるのも特徴です。
【総合型選抜の個別指導塾 洋々の口コミの一部をご紹介】
塾の費用
授業料については各自でお問い合わせください。
総合型選抜の個別指導塾 洋々 | |
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塾タイプ | 総合型選抜専門塾 |
指導形式 | 個別(完全マンツーマン) 対面/オンライン(通塾不要) |
大学選びのサポート | 無料個別相談をはじめ、 サポートブースターの一貫でも 志望大学・学部選びについて 相談可 |
書類作成サポート | 1人の受講生にプロ・ メンターの2名の講師が 専属でつき完全個別指導 |
小論文対策 | 過去の合格答案を参考に、 小論文の基本技術を習得した上で、 志望校の過去問を中心に 演習、解説、添削、リライトを繰り返す |
面接対策 | プロ(社会人講師)が1対1で 模擬面接と回答の内容にまで 踏み込んだ本質的な フィードバックを受けられる |
講師 | プロ講師 |
合格実績 | 〜2024年度〜 慶應、早稲田、 上智など難関大学に強い |
展開エリア | 渋谷本校/オンライン |
総合型選抜専門塾ホワイトアカデミー高等部
総合型選抜専門塾ホワイトアカデミー高等部は、新宿の校舎での対面指導と全国どこでも受けられるオンライン指導を実施している総合型選抜と推薦入試対策の専門塾です。
塾の特徴
ホワイトアカデミー高等部では、社会人のプロ講師がマンツーマン形式で指導してくれます。志望校に現役合格するためのカリキュラムを一人ひとりに合わせて作成。授業以外の時間もメールやチャットで質問することが可能です。授業はオンライン受講もできるので、部活との両立もしやすいでしょう。
また、小論文や出願書類の添削も無制限に行っており、面接・口頭試問の練習も繰り返し納得いくまで付き合ってくれます。もちろん出願書類の作成方法や小論文の書き方についても0から教えてもらえるので安心です。
総合型選抜と推薦入試に特化した対策塾なので、一般選抜ではない、受験形式で大学進学を目指す受験生との相性が良いでしょう。塾の合格実績は一般受験では日東駒専ランクの大学に受からない生徒が中央大学や同志社大学や上智大学といった難関私大に合格した事例も。特に上智大学に関しては、創業以来、推薦入試で上智大学の合格者を出し続けており、上智大学の推薦入試対策に特化したコースもあります。
【ホワイトアカデミー高等部の口コミの一部をご紹介】
塾の費用
授業料はホームページ上で公表されていませんが、ホワイトアカデミー高等部に確認したところ月謝制ではなく定額料金。入学する時期が早ければ早いほどお得となっています。
最新の授業料については、各自でお問い合わせください。初回の体験授業を無料で行っていたり、無料の受験相談も開催したりしているので、まずは利用してみると良いでしょう。料金については以下の記事も参考にしてください。
総合型選抜専門塾ホワイトアカデミー高等部 | |
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塾タイプ | 総合型選抜専門塾 |
指導形式 | 個別(完全マンツーマン) 対面/オンライン(通塾不要) |
大学選びのサポート | ・約半数は志望校が決まっていない生徒 ・評定平均や将来の夢と相性が抜群の大学と 確実に手が届く大学リストを提示 |
書類作成サポート | ・志望理由書や自己推薦書を はじめとした出願書類のサポート ・生徒のこれまでの経験をもとに、 志望する大学や学部から 高評価を受けるテーマ設定や文章校正を提案 ・添削は回数無制限 |
小論文対策 | 回数無制限で添削、指導 |
面接対策 | プロの担当講師が マンツーマンで面接練習を行う |
講師 | 社会人プロ講師 学生バイトなし |
合格実績 | ※特に上智大学の公募推薦の対策が得意 上智大学、慶應大学、同志社大学、 新潟大学、中央大学、日本大学、 専修大学、武蔵大学、帝京大学 |
展開エリア | 新宿本校/オンライン |
全国オンライン総合型選抜専門塾yours
総合型選抜に特化したマンツーマンの完全オンライン塾。地域格差を超え、プロ講師が個別に合格と自立をサポート。
塾の特徴
全国オンライン総合型選抜専門塾「yours」は、総合型選抜(旧AO入試)・学校推薦型選抜に特化した完全オンラインの個別指導塾です。Zoomを活用した双方向の対話型授業により、志望理由書や自己推薦書、小論文、面接対策まで、志望大学に合わせたオーダーメイドの指導を提供します。講師は総合型選抜を熟知した専門性の高いプロフェッショナルで、生徒一人ひとりの強みや課題に寄り添い、合格へと導きます。
授業はすべてオンラインで完結するため、地方や海外在住の生徒でも高品質な指導が自宅で受けられます。また、授業外でもチャットによるサポートがあり、いつでも気軽に相談が可能です。さらに、授業と連携した見放題の映像授業を併用することで、復習や発展学習にも柔軟に対応できます。
yoursの最大の特徴は、単なる知識の伝達ではなく、生徒の「自立」を育てる指導方針です。地域間の教育格差をなくし、夢の実現と将来の社会貢献を見据えた人材の育成を目指しています。
なお、関東圏の人は武蔵浦和本部校にて対面指導を受けることができ、自習室も開講時間内はいつでも利用可能です。武蔵浦和校では一般選抜の対策も併せて受講することができます。
塾の費用
授業料は公式サイトで公開されていませんが、1コマ約17,000円~、出願・試験対策全般指導の場合は約45万円~の費用相場となっています。無料オンライン相談でカウンセリングが受けられます。
全国オンライン総合型選抜専門塾yours | |
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塾タイプ | 総合型選抜専門塾 |
指導形式 | 完全個別指導(1対1) 個別指導(1対2~3) グループ指導(4~10名未満) |
大学選びのサポート |
大学選びから併願・受験スケジュールまで |
書類作成サポート | 志望理由書などの書類をゼロからマンツーマンで作成支援。 内容設計や探究活動のサポートまで丁寧に実施。 |
小論文対策 | 小論文を課題提出し、授業で添削・指導。 考え方や背景知識も学べ、 志望校に応じた演習を無制限に行うことが可能。 |
面接対策 | 面接練習と回答添削をマンツーマン指導。 |
講師 | プロ講師 |
合格実績 | お茶の水女子大学、神戸大学、上智大学、早稲田大学、立教大学など。 |
展開エリア | オンライン校、武蔵浦和校 |
個別指導学院フリーステップ
関西中心200教室以上。
大学受験にも強い個別指導学院フリーステップが「総合型選抜対策 オンラインコース」を2024年に開講。
塾の特徴
フリーステップでは、講師1名に対して生徒2名を原則としているため、小さなつまずきも見逃しません。
分からないところをその都度、徹底的に解消できるのが最大のメリットです。また、学習プランナーが講師とは別で存在し、生徒の目標達成を最短距離で駆け抜けられる学習プランを作成します。
塾の費用(総合型選抜コースの費用)
コース | 月額費用(税込) |
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小論文基礎コース | 26,400円 |
小論文実践コース | 29,700円 |
志望理由書対策コース | 52,800円 |
面接対策コース | 26,400円 |
※入塾金や教材費、通常授業料などは別途必要の可能性があるので詳しくは教室までお問い合わせください。
その他の一般的な指導に関する料金について知りたい方はこちらの記事を参照してください。
個別指導学院フリーステップ | |
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塾タイプ | 小中高対象の個別指導塾 |
指導形式 | 個別(マンツーマン) 対面/オンライン(通塾不要) |
指導内容 | 志望理由書対策コース 小論文対策の基礎/実践コース 面接対策コースなど |
一般選抜対策 | 総合型選抜だけなく、 国公立大学2次試験対策もできる |
展開エリア | 全国260教室以上 |
Loohcs志塾(ルークス志塾)
難関大学の総合型選抜(旧AO入試)や推薦入試対策に特化しているのが、Loohcs志塾(ルークス志塾)です。
塾の特徴
Loohcs志塾(ルークス志塾)は東京都を中心に千葉県や神奈川県、宮城県、兵庫県、大阪府などに教室を持っています。
志望大学の傾向に合わせて、生徒一人ひとりに合ったオリジナルの計画を作成。得意なことや苦手なこと、過去の活動などをふまえて作成し、合格に必要となる取り組みが記載されています。
志望理由書の書き方や自由記述の作成方法、パソコンを使った見た目にも優れた資料の作成、小論文、グループディスカッションなどを徹底指導。講師の多くは総合型選抜の合格者で、自らの体験ももとにして、子どもたちの志や魅力を引き出してくれます。
東京大学へ5年間で50名、慶應義塾大学へ10年間で1030名の合格者を輩出し、難関校進学率は86.1%と高い数値を誇っている学習塾です。
塾の費用
高校3年生向けの月極めコースは、月6コマで月額76,780円です。月4コマ、8コマ、10コマコースのほか、1コマ単位で受講できるコースもあります。
無料体験授業や相談会もおこなっているので、気軽に利用してみてください。
Loohcs志塾(ルークス志塾) | |
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塾タイプ | 総合型選抜専門塾 |
指導形式 | 個別/集団 対面/オンライン(通塾不要) |
大学選びのサポート | 「将来やりたいことがわからない」という生徒の悩みに対して、 自己分析ツールや講師との丁寧な対話を通じて一緒に考える。 実績や海外経験がなくても問題ない。 その他大学探求講座や活動計画講座など |
書類作成サポート | 個別または少人数指導で丁寧に書類作成。 自分の力である程度書けるようになってきた後は、 講師による添削を行い、自分の志望理由に何が足りないのか、 どのように改善していけるなのかを ディスカッション形式で深めていく |
小論文・面接対策 | 小論対策講座や面接対策講座あり |
グループディスカッション | Loohcs志塾では他の仲間たちと一緒に グループディスカッションの 経験を積むことが可能 |
合格実績 | 2022年 慶應124名、早稲田11名、上智31名、 中央26名、明治11名、青山学院14名、 立教16名、法政10名、関関同立33名、 東大3名、九州大11名 |
展開エリア | 東京12教室、神奈川4教室、千葉2教室、 宮城、愛知、大阪、京都、 兵庫、福岡、沖縄、 オンライン校の全26教室 |
総合型選抜専門塾AOI
人づくりをベースとしたカリキュラムで、総合型選抜(旧AO入試)・推薦入試合格を目指せるのが総合型選抜専門塾AOIです。
塾の特徴
総合型選抜専門塾AOIは東京都(渋谷校)と大阪府、京都府、兵庫県にそれぞれ1つずつ教室を持っています。またオンラインにも対応可能です。
カリキュラムは人づくりをベースとしており、学年ごとに細かく設定。高校1年生では「自由に考えてみる」をテーマにかかげ、課外活動や自由研究活動、プレゼンテーション、読書などに取り組みます。
受験学年となる高校3年生では志望校の選定や大学別の提出書類作成、面接練習などを実施。濃密なカリキュラムで総合型選抜(旧AO入試)・推薦入試で合格を目指します。
総合型選抜(旧AO入試)や推薦入試で合格を勝ち取るためには、コミュニティの形成が不可欠です。有名大学に通っている大学生の講師や個性的な講師、同じような目標を持つ仲間たちが集まり、コミュニケーション力を高めながら受験対策ができます。
塾の費用
総合型選抜専門塾AOIの授業料は入会金が33,000円、高校1~2年生が44,000円~、高校3年生・高卒生が48,750円~となっています。
一人ひとりに合った最適な学習プランを提案してくれます。無料カウンセリングをおこなっており、気軽に利用できるのもうれしいポイントです。料金についてはこちらの記事でも解説しています。
総合型選抜専門塾AOI | |
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塾タイプ | 総合型選抜専門塾 |
指導形式 | 個別(完全マンツーマン) 対面/オンライン(通塾不要) |
大学選びのサポート | 将来の夢から逆算した 独自のカリキュラムを設計。 自分の夢を見つけるための 自己分析をメンターや 生徒同士の会話で行う |
書類作成サポート | 自己分析や志望理由書作成を基礎から指導し、 生徒の個性を活かした熱意あふれる 志望理由書作成をサポート。 AOI独自の映像授業も充実。 |
小論文・面接対策 | 1コマずつ総合型選抜の受験に必要な 志望理由書、小論文、面接の 対策を行っている |
グループディスカッション | 生徒同士2〜5人程度で、 さまざまな社会問題などについて ディスカッション。 フィールドワーク等も実施 |
講師 | 約80%が実際に総合型選抜で 合格をつかんだ現役大学生 |
合格実績 | 合格率97.5%(2023年3月時点) 早稲田、慶応、上智、 明治、法政、青山学院、 中央、立教、東京工業 |
展開エリア | オンライン校/渋谷校/大阪校/ 京都校/西宮北口香/大分校/ 沖縄校 |
総合型選抜入試専門塾 EQAO
EQAOは、生徒の個性や志望校、レベルに合わせてオーダーメイドで指導する総合型入試専門塾です。
塾の特徴
EQAOは、「すきを見つけて、すきを伸ばす。」を教育理念としており、生徒一人ひとりの将来を見据えた人間的成長に重きを置く総合型選抜入試専門塾です。独自のEQAO式の対策メソッドで生徒に合わせたフルオーダーメイドにて指導を実施。オンラインにも対応しています。
塾生の2人に1人が上智大学志望で、講師の8割が上智生であるため、実績・情報が豊富です。自己分析や面接対策、学習計画や小論文など様々な対策も行っており、これまでの合格率は94%以上を誇っています。
教室は浜松町にあり、仕切りがなく、生徒間でのコミュニケーションが図りやすく、アットホームな空間です。自習室も9〜23時まで365日利用可能で、チャットでも相談することができます。保護者へ3ヶ月に1回、報告書を共有しているため安心です。無料体験授業も行っているため、気になる方はぜひ参加してみてください。
塾の費用
面接から志望理由書など全ての対策が可能で月5万円〜。入塾金は35,000円で、母子家庭申告・紹介での入塾で20,000円となっています。また、在籍基本料金として、オンライン/ハイブリッドで7,700円、完全オンラインで6,600円、母子家庭申告で4,400円です。その他教材費として3,000円(英検準1級保有者は2,500円)、講師指名料は1コマにつき1,000円となっています。予算に合わせてフルオーダーメイドしているため、まずは気軽に相談してみると良いでしょう。
総合型選抜入試専門塾 EQAO | |
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塾タイプ | 総合型選抜専門塾 |
指導形式 | 個別(完全マンツーマン) 対面/オンライン(通塾不要) |
大学選びのサポート | 個性発掘、強み弱みのメタ認知から志望校選定、 併願校対策を行う オンライン上で全国の学生とつながり 情報交換ができるコミュニティあり |
書類作成サポート | 生徒の価値観を引き出し、 熱意溢れる志望動機の作成を支援。 夏休み2泊3日で書類作りを仕上げる 勉強合宿などイベントも用意 |
小論文対策 | 1対2~3で指導 基礎から応用までの問題を取り扱い、 志望分野の理解や文章構成能力と知識習得を促進。 添削も可能。 |
講師 | 講師の8割が上智生。 その他2割は早慶以上。 プロ講師陣(社会人)も。無料で交代可能。 |
合格実績 | 合格率94.55% 上智大学、國學院大學、明治学院大学、 立命館大学、中央大学、順天堂大学、 青山学院大学、東洋大学、関西学院大学、 武蔵大学、フェリス女学院大学、駒澤大学 |
展開エリア | 浜松校/オンライン |
割引制度 | ・入塾金35,000円 ※母子家庭申告で入塾金20,000円(残額は塾負担) ※紹介による入塾の場合は入塾金20,000円(残額は塾負担) ・授業料50,000円〜※受講者のレベルや状況等により異なる。 ・在籍基本料 (オフライン/ハイブリット) 7,700円 (完全オンライン) 6,600円 ※母子家庭申告で在籍基本料が4,400円(税込) ・教材費 3,000円 |
武田塾「KOSKOSサテライト校コース」
武田塾は自学自習の習慣を身に付けたい人におすすめです。
塾の特徴
武田塾は大学受験専門塾。授業をしない学習塾として知られています。北海道から九州まで教室を広く持ち、オンラインにも対応可能です。講師は生徒の学習を徹底管理。自宅でおこなうべき勉強内容を細かく指示し、次の通塾日で学習内容をチェックします。
さらに学校推薦・総合型選抜専門塾のKOSKOSと連携し、武田塾ではサテライトコースとしてKOSKOSの指導を受けられるのも特徴です。インターネット通話を通して、「自己分析&志望校研究」講座や「志望理由書」対策講座、「小論文・作文」対策講座などを受講できます。
塾の費用
料金についてはこちらの記事で解説しています。
武田塾「KOSKOSサテライト校コース」 | |
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塾タイプ | 大学受験塾 |
指導形式 | 個別/映像あり |
大学選びのサポート | オリジナルワークシートとディスカッションを通じて、 自身の魅力を効果的にアピールできるよう練習。 「志望校研究」では、 アドミッション・ポリシーなどを整理し、 「その大学・学部でなければならない理由」を探る |
書類作成サポート | 「出願書類」対策講座 出願書類作成をプロ講師が徹底サポート。 書き方指導から推敲、志望理由書のストーリー構築まで |
小論文対策 | 小論文の概要解説から具体的な書き方指導、 基本演習、志望校別演習まで。 本番で時間内に合格水準に達する書き方を身につける |
一般受験対策 | 武田塾で一般入試の対策をしながら、 KOSKOSのオンラインでの総合型選抜対策講座が受講できる |
展開エリア | 全国の武田塾300校以上 |
モチベーションアカデミア
モチベーションアカデミアは、東京や神奈川、大阪、兵庫に教室を構え、オンラインにも対応している一般入試から総合型選抜まで対策できる塾です。
塾の特徴
モチベーションアカデミアは、総合型選抜・学校推薦対策から科目別対策までバランスよく一括して学べる塾です。1:1の個別指導で生徒に合わせたオーダーメイドカリキュラムで指導を実施。独自の診断ツール「やる気タイプ診断」でやる気を引き出すようサポートしています。
また、毎週担任講師による面談を行っており、モチベーションの維持・向上から学習計画・習慣作りまで徹底サポート。月1回、保護者へ現状や今後の方針なども行っています。
さらに独自システムであるオンラインコミュニティ「未来カレッジ」では、塾生同士、ペアワークやプレゼンワークを行い、受験に向けた刺激やモチベーションをアップさせる仕組みも特徴の一つです。無料学習相談・体験授業も行っているので、気になる方は参加してみてください。
塾の費用
入塾金27,500円で授業料に関しては生徒によって異なるため、問い合わせてみてください。また、料金についてはこちらの記事でも解説しています。
モチベーションアカデミア | |
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塾タイプ | 中学生、高校生対象の学習塾 |
指導形式 | 個別(完全マンツーマン) 対面/オンライン(通塾不要) |
大学選びのサポート | 312万人以上を支援したノウハウで、 やる気タイプ診断を実施し、自己分析や進路選択をサポート。 偏差値や大学イメージに頼らない 自分に合った大学選びを実現 |
書類作成サポート | 自分史のワークシート作成を通して 自身の価値観や興味分野を明確化し 本質的な志望理由書を作成。 |
一般選抜対策 | 成績アップや志望校合格への学習プランニング、 学習習慣創りなどを通して 思考力や勉強の仕方などを指導 |
講師 | コーチングスキルのある総合型・ 学校推薦型選抜専門講師 |
合格実績 | 2024年度 東大、一橋、早稲田、 慶応、関西、関西学院、上智 |
展開エリア | オンライン校/渋谷校/自由が丘校/ 下北沢校/白金台校/横浜校/ 成城学園前校/ 大阪谷町校/西宮北口校/明石校 |
東進ハイスクール/東進衛星予備校
東大・旧帝大を目指せる総合型選抜対策があります。
塾の特徴
CMでもお馴染みの有名講師陣による映像授業が特徴です。
東進ハイスクール・東進衛星予備校の講師は、日本全国から選りすぐられた大学受験のプロフェッショナルであり、何万人もの受験生を志望校へ合格してきた実績があります。特に授業のクオリティにこだわる方、第一志望が明確に決まっている方、受験に対して強い意欲がある方におすすめです。
塾の費用
授業料は学年や受講する科目、科目数によって異なります。そのため、具体的な料金が知りたい方は教室にお問い合わせください。
東進ハイスクール/東進衛星予備校 | |
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塾タイプ | 大学受験塾 |
指導形式 | 映像授業、対面のみ |
指導内容 | 旧帝大・東工大・一橋大などをはじめとする 国公立大学志望者向けに 「総合型選抜・学校推薦型選抜対策講座」あり |
一般選抜対策 | 特に東大をはじめとした 難関大学の指導に定評あり |
合格実績 | 2023年度 東大31名(東大推薦現役合格者の36.4%) 国公立医・医316名 旧7帝大 442名 全国公立大学 2055名 |
展開エリア | 全国1,000校舎以上 |
大学受験ディアロ【Z会グループ】
大学受験ディアロは東京・神奈川・千葉・埼玉・栃木・静岡に教室を展開している大学受験専門の個別指導塾です。
塾の特徴
大学受験ディアロは独自のメソッドである「対話式トレーニング」を用いて授業を提供しています。生徒は学習する内容を事前にAI教材やZ会グループの映像授業・テキストを活用してインプットし、その後ディアロのトレーナーとマンツーマンで学んだ内容をアウトプット。自分の言葉でトレーナーに向かって解説することで、理解しきれていない曖昧な箇所にも気付くことができ、本質的な学習をすることができるのが特徴です。
また、アウトプットする機会を多く設けることで、傾聴力や思考力、表現力を鍛えることにも繋がり、総合型選抜・学校推薦型選抜での面接やプレゼンなどで活用できます。さらに、少人数定員制の学習塾だからこそ、きめ細やかなサポートを受けられるのも大学受験ディアロの特徴の一つです。
個別に実施される進路相談では、将来の目標から逆算して志望校を決定し、一人ひとりに合った入試方式のアドバイスを受けることが可能。最新の入試情報が豊富に取り揃えられているのも、Z会グループの学習塾だからこその強みと言えるでしょう。
通塾できる範囲に教室がない場合にもオンライン校で指導を受けることができます。一般受験だけでなく、学校推薦型選抜・総合型選抜・内部進学を目指した対策もでき、総合的なサポートが受けられる塾です。
【大学受験ディアロ【Z会グループ】の口コミの一部をご紹介】
塾の費用
授業料の具体的な金額についてはホームページでは公開されていませんでした。週1回1科目から通塾可能ですが、コースによって料金が異なるので教室に問い合わせてみてください。
料金についてはこちらの記事でも解説しています。
大学受験ディアロ【Z会グループ】 | |
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塾タイプ | 大学受験塾 |
指導形式 | 個別/映像 対面/オンライン(通塾不要) |
指導内容 | 「学校推薦型選抜・総合型選抜対策講座」での 書類作成、小論文、面接対策を実施 |
グループディスカッション | 1対1の個別学習に「プレゼン」と「対話」をプラスした 対話式トレーニングで、アウトプット学習を徹底。 「なぜそう考えたか」を対話を通して繰り返し考え、 自ら言葉にしていくことで“気づき”が起きるプロセス" |
一般選抜対策 | 豊富な受験情報をもとに志望校に合わせた対策が可能 「学校推薦型・総合型選抜」「一般選抜」の両立も可能 国公立大カリキュラム、私立大カリキュラム |
合格実績 | 2024年度 お茶の水女子大学 文教育学部 千葉大学 教育学部 東京都立大学 人文社会学部 横浜市立大学 国際商学部 早稲田大学 基幹理工学部 上智大学 文学部 東京理科大学 経営学部 国際基督教大学 教養学部 中央大学 経済学部 法政大学 文学部 同志社大学 文学部 立命館大学 国際関係学部 …ほか多数 |
展開エリア | 東京、埼玉、神奈川、 千葉、栃木、静岡、オンライン |
坪田塾
坪田塾は、首都圏や関西、名古屋に教室を構え、オンラインにも対応しています。一般入試から総合型選抜・学校推薦型選抜入試などの対策も可能です。
塾の特徴
坪田塾では、通常科目に限らず、総合型選抜・学校推薦型選抜入試の対策や英検・TOEIC・TOEFL・GTEC等の各種検定の対策も実施しています。また、小論文、面接、志望理由書作成にも対応。「子」別指導が特徴で、学習指導のみならず、志望校の選定や受験校の決定、進学先の相談までを経験豊富なプロ講師がサポートしています。
また、生徒が自分でインプットを行い、教室でアウトプットを行う「反転学習」を実施。必要な知識を効率よく定着させることが可能です。さらに、心理学を活用し、生徒の特性に合わせて指導法を柔軟に変更し、講師としっかり連携をとりながら志望校合格まで徹底的にサポート。無料診断会も行っています。
塾の費用
1時間あたりの授業料目安は1,530〜2,736円となっています。また、料金についてはこちらの記事でも解説しています。
坪田塾 | |
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塾タイプ | 中学、高校生対象の個別指導塾 |
指導形式 | 個別 対面/オンライン(通塾不要) |
指導内容 | 受験校の決定や進学先の相談までを 経験豊富なプロ講師がサポート |
一般選抜対策 | 一般選抜、推薦入試 あらゆる受験に対応 |
講師 | 講師全員が、心理学:9種類すべての性格タイプに合わせて 指導できるようにトレーニングを受講。 性格タイプに合わせて、声掛けの仕方や接し方を変えることで、 生徒のやる気を引き出し、勉強へのモチベーションを継続 |
展開エリア | 関東、関西、名古屋、オンライン |
進学個別指導のTOMAS
進学個別指導のTOMASは東京都を中心に埼玉県、神奈川県、千葉県に教室を持つ個別指導塾です。
塾の特徴
授業は1対1の完全マンツーマンスタイルで、合格逆算カリキュラムを設定。受験までに必要な力を、計画的に身につけられるようになっています。
個別指導のため、総合型選抜(旧AO入試)・推薦入試対策にもしっかり対応。一般入試対策と同時に進めていけるので、志望校合格のチャンスが広がるはずです。
塾の費用
料金の詳細についてはこちらの記事もご覧ください。
個別指導TOMAS | |
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塾タイプ | 小中高対象の個別指導塾 |
指導形式 | 個別(マンツーマン) 対面のみ |
指導内容 | 1人の生徒につき2人の指導者が マンツーマンで志望理由書などの対策を行う |
一般選抜対策 | 個別1対1で一人ひとりに 合わせて戦略的に指導 |
合格実績 | 早稲田、慶応、医学部医学科 |
展開エリア | 首都圏駅前103校 |
東大毎日塾
東大毎日塾は、東京大学に在籍している学生から個別指導を受けることができるオンライン学習塾です。
塾の特徴
東大毎日塾は他の予備校や塾、家庭教師サービスとは異なり、個別の質問対応は24時間365日、専門のメンターによる学習のプランニング・毎日のコーチングといった、個人に対する圧倒的なサポートを特徴の1つとしています。無駄なく、必要な勉強のみを効率よく行うことが可能です。
Zoomによるオンライン自習室も完備。いつでも開放されているので1人では勉強に集中できないときや、周囲が勉強している環境の中でモチベーションをあげたいときに自由に参加することができます。人気東大生Youtuberが主催する勉強会も随時開催されています。その他、チャットでの声かけや質問、勉強情報サイトの閲覧、勉強法相談がし放題となっています。
【東大毎日塾の口コミの一部をご紹介】
総合的な満足度
5
塾長の人柄、熱意に惹かれた。 誠実で信頼できる塾である。 オンラインは、集団や個別指導の塾と違って 効率が良い。 学校で授業は受けているので、さらに授業は必要ではなく、いかに自学自習ができるかであるので 管理型塾は非常に理にかなっている。 しかも、東大生、全科目、毎日質問し放題で、明朗な料金設定で良心的である。 入塾して1ヶ月位経った。 早速良い変化があり驚いている。 まず、よく自室で勉強するようになった。また、起床も私の出番がなくなった。これだけでも本当に快挙。 やはり、やるべき事が明確になり、的確なタイミングで声かけをしてくれることが本人のやる気につながったのだと思う。 自己管理ができるようになり、本当に嬉しい限りである。 今後も安心してお任せできると思っている。
通塾期間:2025年1月〜通塾中
オンライン校/保護者・高校2年生 (大学受験)/週1日/志望校: 早稲田大学
塾の費用
東大毎日塾の費用は43,780円(税込)~となっています。その他、スタンダードプラン(全ての機能利用可)を利用した場合、月額料金は65,780円(税込)、合格プレミアムプラン(週120分の面談)は87,780円(税込)となります。また、別途入会金40,000円(税込)が必要ですがキャッシュバック特典があり、条件を満たすと全額免除になります。詳細は以下からお問い合わせください。
東大毎日塾 | |
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塾タイプ | 個別指導塾 |
指導形式 | 完全個別指導(1対1) 完全オンライン |
大学選びのサポート | 専属メンターとプロ講師が 生徒のやりたいことを対話で見つけ、 最適な進路を提案する。 |
書類作成サポート | 経験を対話で深掘りし、 大学の人物像に合う物語として書類化。 心に響く志望理由書を丁寧に作成。 |
小論文対策 | 正確な読解力、論理的構成、 説得力ある表現を段階的に指導。 志望校の過去問を分析し、出題傾向に応じた演習と、 個別答案への丁寧な添削を繰り返す。 |
面接対策 | あらゆる面接形式に対応し、 個別課題を克服する実践指導。 |
講師 | 現役東大生 |
合格実績 | 東京大学、弘前大学、東京科学大学、 福井県立大学、福山大学、聖徳大学、 防衛大学校、青山学院大学、筑波大学、 千葉工業大学。 |
展開エリア | オンライン校、武蔵浦和校 |
早稲田塾
早稲田塾は東進ネットワークに所属する学習塾です。
塾の特徴
東京都と千葉県、神奈川県に多くの教室を運営しています。「総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)特別指導」コースが設置されており、総合型選抜(旧AO入試)や推薦入試対策が可能です。
これまでの指導実績から蓄積されたデータをもとに、一人ひとりにオリジナルの出願戦略を提案。早稲田大学や慶應義塾大学などの難関大学のほか、立教大学の英語、中央大学法学部のグループ討論といった多種多様な入試形態にも対応しています。
また「早稲田大学(政治経済学部・社会科学部)グローバル入試〈論文審査〉対策講座」「慶應義塾大学(法学部)FIT入試〈A方式〉二次試験対策講座」「総合型・学校推薦型選抜特別指導〈提出書類作成〉」といった特別指導も充実しています。
論文系カリキュラムは必修です。文章力は小論文だけでなく、志望理由書や自己PRにも必要な力。論理的思考力を向上させ、文章力を磨いていきます。
塾の費用
入塾金 | 32,400円(税込) |
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総合指導・模試費用 | 52,920円(税込) |
諸経費 | 12,960円(税込) |
プレミアムコース(27単位) | 高校2年生 ¥478,440(税込) 高校3年生 ¥1,196,640(税込) |
スタンダードコース(10単位) | 高校2年生 ¥276,480(税込) 高校3年生 ¥798,120(税込) |
ベーシックコースI(3単位) | 高校2年生 ¥207,360(税込) 高校3年生 398,520(税込) |
KOSSUN教育ラボ
プロ講師が1対1で総合型選抜(旧AO入試)・推薦入試指導をしてくれるのが、KOSSUN教育ラボです。
塾の特徴
東京都のJR山手線「大崎」駅に教室を持っています。指導は1対1の完全マンツーマンスタイル。総合型選抜(旧AO入試)や推薦入試では、選抜方法や研究テーマ、自己分析などは子どもによって異なるため、1対1のマンツーマン指導をおこなっています。
入塾後に生徒と保護者、プロ講師の3者が共同で完全オーダーメイドの合格プロジェクトを立ち上げ。プロジェクトは担任と副担任の2名で徹底管理され、日々の指導が進んでいきます。
「AO・推薦入試大学合格PJ」のほか、「早稲田大学政治経済学部合格PJ」「慶應義塾大学法学部(FIT入試)合格PJ」「MARCH合格PJ」といった、大学別の合格プロジェクトも充実。志望校に合わせた総合型選抜(旧AO入試)・推薦入試対策をおこなえます。
塾の費用
料金は講座別に設定されており、KOSSUN教育ラボのホームページによると「自己分析&志望校研究」講座は50分×5コマで15万円です。
トフルゼミナール
トフルゼミナールは英語のTOEFL® TESTだけでなく、国内の総合型選抜(旧AO入試)・推薦入試、一般入試、海外留学対策などもおこなっている学習塾です。
塾の特徴
北海道から九州まで、全国に教室を展開。オンライン校もあります。総合型選抜(旧AO入試)・推薦入試で長年の実績を誇り、2021年度の合格者数は820名にもおよびます。また早稲田大学と上智大学国際教養学部における合格者占有率は、80%を超えているほどです。
各大学の特色を徹底的に研究し、それぞれに対応するオリジナルカリキュラムを設置。「英語面接対策講座」や小論文・志望理由書・面接対策をカバーする「人間力養成講座」などを通して、合格力を養成します。
授業を担当するのは長年、総合型選抜(旧AO入試)・推薦入試の指導をしているプロ講師です。さらに生徒一人ひとりの専属のカウンセラーが付き、定期的なカウンセリングを実施。志望校選びや入試へのアドバイスなどをおこない、受験対策をサポートしてくれます。
塾の費用
トフルゼミナールのホームページ上で料金は公表されていません。無料個別相談をおこなっているので、各自でお問い合わせください。
まとめ|総合型選抜をうまく活用して志望校を狙おう!
総合型選抜(旧AO入試)は、学力だけでなく意欲や人柄、将来への展望も評価対象となる入試方式として注目を集めています。学力試験だけでは測れない自分の強みを生かせるのが、大きなメリットです。
一方で、出願条件や選考方法は大学・学部ごとに異なるため、スケジュールや準備の流れを早めに把握しておくことが合格への第一歩となります。
総合型選抜の特徴や他の入試方式との違いをしっかり理解し、自分に合った戦略で受験対策を進めていきましょう。
情報収集と計画的な準備が、志望校合格のカギを握ります。
執筆者プロフィール

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。
監修者プロフィール

「総合型選抜の個別指導塾 洋々」代表・GM。日本アイ・ビー・エム株式会社にて、海外のエンジニアに対する技術支援を行う。その後、eラーニングを中心とした教材開発に、コンテンツ・システムの両面から携わる。東京大学工学部電子情報工学科卒。ロンドンビジネススクール経営学修士(MBA)。共著書に『採点者の心をつかむ 合格する総合型選抜・学校推薦型選抜』(2023年、洋々 著/かんき出版)。