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門限は「ゆるく」スマホは「厳しく」?中学生・高校生の生活ルール調査【2026年最新】

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中学生から高校生へ。
子どもの成長は嬉しい反面、親を悩ませるのが「家庭内のルール作り」です。

門限や遊びの約束、勉強との向き合い方、家事の役割分担―。年齢が上がるにつれて、保護者の関わり方も少しずつ変わっていきます。

塾選ジャーナルでは、中高生の保護者100名を対象に、生活ルールに関する調査を実施。

調査から、中学生から高校生に成長するに従って保護者は生活ルールを変えて「自立」へ向かわせようとしていました。一方で、スマホだけは「管理を強化」せざるを得ない状況も見えてきました。

それぞれの項目ごとに、中高生家庭ではどのような生活ルールを設けているかを詳しく紹介します。

塾選ジャーナル編集部

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目次

【門限】中学生と高校生、ルールはどう変化する?

調査によると、中学生と高校生では門限のルールに違いが見られました。まずは、門限の設定率や具体的な時間を見ていきます。

門限設定率は中学生が72%、高校生は56%

門限設定率は中学生が72%_高校生は56%_調査結果

まず門限については、中学生の家庭では72%が設けていました。一方、高校生では56%と、中学生と比べて門限の設定率が約15%低くなります。

門限の時間は中学生18時、高校生20時が最多

門限の時間は中学生18時_高校生20時が最多_調査結果
※n=62 門限を設定している家庭

中学生の門限は18〜19時が多く、部活動があっても、夜遅くならない時間帯で帰宅することが前提となっているようです。一方、高校生で門限を設けている場合は20時が最多でした。

高校生で門限設定する家庭は減少、ただし連絡は必須

高校生で門限設定する家庭は減少_ただし連絡は必須_調査結果

前述のように、門限を設定している家庭は高校生になると減少します。

しかし、帰宅が遅くなる場合については、メッセージアプリや電話で連絡を入れる約束をしている割合は中学生・高校生ともに94%で変化がありません

高校生では時間そのものを管理するのではなく、状況を共有して見守る段階へ関わり方の変化が読み取れます。

【スマホ・インターネット】高校生のほうが“具体的なルール”が増加

スマホ・インターネットのルールは中高生ともに多数が設定

スマホ・インターネットのルールは中高生ともに多数が設定_調査結果

スマホやインターネットの利用について「ルールを決めている」と回答した割合は、中学生:88%、高校生:72%でした。

高校生になるとルールを設けている家庭がやや減少しますが、それでも7割以上がルールを設けています。

ルール内容は中学生「利用時間」、高校生「個人情報の取り扱い」が最多

ルール内容は中学生「利用時間」_高校生「個人情報の取り扱い」が最多_調査結果

※本アンケートは複数回答形式のため、合計が100%を超える場合があります。(中学生n=44、高校生n=36)

ルール内容ごとの設定率は、すべての項目において高校生の方が中学生を上回る結果となりました。

とくに「個人情報の取り扱い」は中学生31.8%に対し高校生66.7%、「インターネット上でのマナー」は中学生27.3%に対し高校生55.6%と倍以上です。

スマホやインターネットの利用については管理が強くなっていると言えます。

高校生のスマホやインターネットの利用について、なぜ中学生よりもルールが増え、管理が厳しくなるのでしょうか。

保護者のコメントを見てみると、その背景には、主に社会的なニュースを見て我が子がトラブルに巻き込まれる危機感をはじめ、実際に生活への悪影響が出ていることに対する懸念がありました。

理由① SNSトラブルへの危機感が強まるから

「スマートフォンは便利ですが、使い方を間違えるとトラブルに巻き込まれる心配があると感じたのがきっかけです。ニュースでSNSのトラブルや課金問題を見て、早めに家庭内のルールが必要だと思いました。子ども自身が「何がダメか」を理解し、安全に使えるようになってほしいという思いから、話し合ってルールを作りました。」(みかんの季節さん / 静岡県 / 高1男子保護者)
「SNSでの誹謗中傷や高額課金などのニュースを見て、親子で危機感を共有したのが理由です。まだ判断力が未熟な部分もあるため、自由に使わせる反面、責任を持って使うという意識を持たせるために、家庭内での約束事を話し合って決めました。」(ミントさん / 兵庫県 / 高2男子保護者)

高校生になるとSNS利用の幅が広がり、発信する機会も増えていきます。その一方でスマホやインターネットの利用は保護者の目が届きにくく、トラブルに巻き込まれていても、気づくことが難しい。そうした状況もあってか、改めて家庭内でルールを設定していることがうかがえます。

理由② 長時間利用による悪影響が顕在化するから

「高校生になってから、スマホの利用時間が急激に増えて、夜更かしによる寝坊や体調が良くない日が続いたからです。」(たけしさん / 宮城県 / 高2男子保護者)
「夏休みに毎日5時間以上スマホを触っていたので、さすがに使い過ぎだと思ってルールを設定しました。」(nagaさん / 東京都 / 高1男子保護者)
「子どもが帰ってから、スマホばかり触っていて話もしないし、勉強が遅れ成績が下がったからです。」(クロネコタマさん / 山口県 / 高1男子保護者)

高校生になって「体調不良」や「学業への影響」など事象として、すでに悪影響が出ているものを是正するべく、ルールを設けることになったケースが見られました。

スマホは“見えない空間”だからこそ、高校生でも管理が続く

門限の場合は、高校生になると「時間で管理」する形から「状況を共有する」形へと変化していました。帰宅時刻を固定しなくても、連絡や報告によって見守ることが可能だからです。

しかし、スマホの利用は性質が異なります。オンライン上のやりとりや課金行為は、事後に把握することが難しい場合もあります。個人情報の扱いや誹謗中傷、金銭トラブルなどについて具体的なルールを設ける家庭が多いのは、その特性を踏まえた対応といえるでしょう。

【勉強・成績】高校生になるとルール設定率が12%減少

調査によると、中学生と高校生では勉強・成績のルール設定率に違いが見られました。高校生になると設定率が低くなる背景を見ていきます。

勉強・成績のルール設定率は中学生48%、高校生36%

勉強・成績のルール設定率は中学生48%_高校生36%_調査結果

勉強や成績について、中学生では約半数の家庭が何らかのルールを設定しているのに対し、高校生では36%まで減少しています。年齢が上がるにつれ、保護者の管理から子どもに任せようとする家庭が増える傾向にあるのかもしれません。

ルール内容は中学生は「習慣づけ」、高校生は「自己管理」へ移行

ルール内容は中学生は「習慣づけ」_高校生は「自己管理」へ移行_調査結果

※本アンケートは複数回答形式のため、合計が100%を超える場合があります。(中学生n=24、高校生n=18)

中学生と高校生では勉強や成績についてのルールの内容はどのように変わるのでしょうか。

1日の勉強時間について約束している割合が高校生で減っている一方、テストの目標や成績について約束している割合が増加している点は注目すべきポイントです。

保護者のコメントを見てみると、中学生は勉強習慣を整える段階。高校生は保護者の管理から自分で管理できるように支援する段階へと移行しようとする様子がうかがえました。

中学生の保護者のコメント

中学生の保護者のコメントからは、勉強の「取り組み方」を重視して約束事を設けているという声があがっていました。

「中学生になって勉強の量が増え、本人任せにしていると宿題を後回しにしがちだと感じたのがきっかけです。提出物が遅れると評価にも影響するため、まずは『やるべきことをきちんとやる』習慣を身につけてほしいと思いました。成績そのものよりも、毎日コツコツ取り組む姿勢を大切にしたくて、無理のない約束を決めました。」(リンゴ大好きさん / 静岡県 / 中2男子保護者)
「小学校高学年の頃から、テスト前でもあまり勉強せずにその場しのぎで乗り切ろうとする様子があって、このままでは中学生になってからつまずいてしまうのではないかと心配になったのがきっかけです。成績の良し悪しだけでなくて、自分で目標を立てて努力する経験をして欲しいと思って、勉強時間や宿題の取り組み方、テスト前の過ごし方について親子で話し合ってルールを決めました。」(あおいさん / 兵庫県 / 中2男子保護者)

高校生の保護者のコメント

高校生になると、子どもの自主性を育てようという考えから、あえて約束事を設けないという声があがっていました。

「勉強は自発的に頑張ってやっているので特に約束をする必要性を感じない」(かなかなさん / 神奈川県 / 高2女子保護者)
「自分自身である程度この辺の成績を取っていれば大丈夫というラインを設けて守っているので、特に約束はしていない」(しぃさん / 栃木県 / 高2男子保護者)
「高校では自己管理がより重要になると感じたため、最低限の約束だけを決めました。親が細かく管理するのではなく、本人が責任を持って学習に向き合えるよう促すことを目的としています。」(チューリップさん / 愛知県 / 高2女子保護者)

【家事・手伝い】中学生・高校生のルール設定率はほぼ同じ

家事や手伝いのルール設定率は、中学生から高校生にかけて数値の大きな変化は見られませんでした。しかし、ルールを設定している高校生の家庭では、ルール設定の背景に中学生の頃には見られなかった変化がありました。

家事・手伝いのルール設定率は中学生42%、高校生46%

家事・手伝いのルール設定率は中学生42%_高校生46%_調査結果

家事やお手伝いについて「約束事を設けている」割合は、中学生で42%、高校生で46%となりました。

勉強や成績とは異なり、家事については中学生と高校生で変化はあまり見られませんでした。成長段階よりも、各家庭の価値観が影響しやすい項目と言えます。

高校生の家事・手伝いは「自立準備」への意識強化

家事やお手伝いについてのルール設定率は中学生と高校生で割合の大きな変化はありませんが、ルールを設定している家庭においては高校生になると意識の変化が生じていました。

高校生保護者のコメントを見てみると、ルールを設ける理由として、中学生の保護者には見られなかった「自立準備」という意識の声があがっていました。

高校生保護者のコメント

高校生は進学や就職を控え、生活力そのものが将来に直結します。家事の約束は、家庭内ルールであると同時に、社会へ出る準備としてもとらえられているようです。

「高校生ということもあり、将来一人暮らしをしても困らないよう、自分の食べた食器を洗うことと、自分の部屋の掃除は責任を持って自分で行うよう約束しています。」(タフパパさん / 愛知県 / 高1男子保護者)
「高校生なので自立に向けて家事を覚えてほしいと思っています。なので、休日のみですがお掃除や料理など積極的にお手伝いをするように伝えています。」(さくらさん / 北海道 / 高2女子保護者)
「高校を卒業して一人暮らしを始める可能性も考え、自分の身の回りのことを一通りこなせるようになってほしいと考えたのがきっかけです。家族の一員として、誰かがやってくれるのを待つのではなく、協力して生活を支える意識を持ってほしいため、最低限の役割を分担することにしました。」(ミントさん / 兵庫県 / 高2男子保護者)

【家族時間】高校生になると具体的なルールが急増

家族時間に関するルールは、高校生で増加する傾向が見られました。なぜそのような変化が起きるのでしょうか。その背景をみていきます。

家族時間のルール設定率は中学生32%、高校生44%

家族との時間やコミュニケーションについて「ルールを決めている」割合は、中学生で32%、高校生で44%となりました。

中学生よりも高校生のほうがルールを決める割合が高くなっています。生活の自由度が増す高校生で、あえて家族との関わりをルール化しようとする様子がうかがえます。

家族時間のルール設定率は中学生32%_高校生44%_調査結果

高校生は「時間の確保」と「関係の質」のためにルールを具体化

家族時間について決めているルール_調査結果

※本アンケートは複数回答形式のため、合計が100%を超える場合があります。(中学生n=16、高校生n=22)

高校生になると、中学生以上に部活動で忙しくなったり友人関係が広がるなかで、家族と向き合う時間が自然に減っていく傾向にあります。その変化を受けて、家族間のコミュニケーションに関する具体的なルールを設定している家庭が約7割にまで増加する点が特徴的です。

高校生の保護者のコメントで具体的なルールの内容を見てみましょう。

高校生保護者のコメント

「平日の夕食はできるだけ家族そろって食べることを基本にしていて、どうしても部活や塾で難しい日は事前に一言伝えるように約束しています。朝と帰宅時には必ず挨拶をすることもルールにしており、忙しい日でも最低限のコミュニケーションは欠かさないようにしています。また、家族旅行や親戚の集まりなどのイベントごとは、よほどの事情がない限り「参加すること」を前提に予定を調整しようと話しています。」(ミナトさん / 福岡県 / 高2男子保護者)

「家族のコミュニケーションを維持するため、食事の時間はできるだけ顔を合わせ、その際はスマートフォンを操作せずに学校での出来事などを話すように約束しています。また、外出時や帰宅時の挨拶、感謝の言葉などは親しき仲にも礼儀として欠かさないように決めています。週末の予定については、部活動や友人との約束を優先させてはいますが、月に一度は家族で夕食を囲んだり、連休には家族旅行やイベントに参加したりするなど、家族全員で過ごす時間をあらかじめカレンダーで共有して確保するように話し合っています。」(タフパパさん / 愛知県 / 高1男子保護者)

「どんなに忙しくても、おはようとおやすみの挨拶と、食事のときのいただきます、ごちそうさまは必ず言うことです。また、週に一度は必ず、家族全員で夕食をするようにしています。」(たけしさん / 宮城県 / 高2男子保護者)

【まとめ】生活ルールは一律に緩めない-中学生と高校生で異なる関わり方

今回の調査では、中学生と高校生で生活ルールの在り方に明確な違いが見られました。

門限や勉強については、中学生では「細かく決めて管理する傾向」がある一方で、高校生では「共有や本人に任せる関わり方」へと変化しています。

一方で、スマートフォンについては高校生のほうが利用内容に関する約束がより具体化しており、家族時間についても高校生のほうがルールを設ける割合が高いなど、項目ごとに異なる動きが確認されました。

生活ルールは中学生から高校生にかけて一律に緩めるものではなく、項目ごとに関わり方を見直していくことが重要です。

いまのわが家のルールは、子どもの成長段階に合っているか-この機会に一度、親子で話し合ってみてはいかがでしょうか。

 

アンケート調査概要
調査対象:中学生と高校生の子どもを持つ保護者(有効回答数100名)
調査時期:2026年2月
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:「中高生の生活ルール」に関する実態調査
※本調査レポートの内容(グラフ・データ・本文など)の無断転載・改変を禁じます。掲載しているグラフや内容を引用する場合は、出典「塾選ジャーナル調べ:『中高生の生活ルール』に関する実態調査」と明記し、『塾選ジャーナル』の記事(https://bestjuku.com/shingaku/s-article/50004/)へのリンク設置をお願いします。

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