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【大学受験】日本史の勉強法|入試対策のコツやいつから学習を始めるべきかなど解説

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大学受験
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塾選ジャーナル編集部

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塾選ジャーナル編集部

大学受験に向けて日本史をどのように勉強するのが効果的なのか悩んでいる高校生も多いでしょう。

今回は、いつから学習を始めるべきか、効果的な勉強方法や対策のコツを解説します。また、成績が伸びにくい、やってはいけない勉強法や大学受験に向けておすすめの塾・予備校についても紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。

目次

【大学受験】日本史の勉強はいつから始める?

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大学入試の日本史の勉強は早めに始めるに越したことはありませんが、試験科目のほとんどは英語と数学が必須なことが多いため、英語と数学の基礎が完成していない状況であれば、優先的に英語と数学の学習を進めることをお勧めします。

また、暗記系科目である日本史は早めに学習しても期間が空いてしまうと忘れてしまいやすくなります。学習するにしても復習機会が取れない勉強計画になると覚えたものが抜けていく可能性が高いです。自分の苦手科目の進捗度合いに合わせて、まとまって日本史を学習する時間が取れるようになった頃合いから始めると効果が高くなります。

ただ、どんなに遅くとも受験の天王山である夏頃からは本格的に着手できるようにしておいた方がいいです。

日本史の成績が伸びない|やってはいけない勉強法

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日本史は暗記科目なので、用語を暗記することに目が向きがちです。しかし、大学入試の日本史は正誤問題や年代順の並び替え問題などが出題されます。また、論述する形式もありますので、単なる用語の暗記で留めてしまうと太刀打ちができません

用語だけの暗記や年号を単純に暗記するのは得点が伸びにくい原因となりますので、注意した方がいいです。時代背景や用語の意味、用語と用語の関連性などの学習が必要になります。

また、学習では一問一答式の問題を手始めに学習する人が多いと思います。用語の暗記には最適の学習ですが、一問一答のみに頼った学習では先述の単なる用語暗記となりますので、流れを含めた演習も必要になります。

大学受験に向けた日本史の効果的な勉強法

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用語を単純に暗記するだけでは日本史の得点は伸び悩みます。特に大学受験になると出題される問題は時代背景用語の内容などがメインです。

効果的に日本史の得点を高めるには何をすればいいのでしょうか。日本史学習に必要な3つの方法を説明していきます。

時代の流れを理解する

日本史は縦系列の学習と言われています。簡単に言うと、昔の時代から真っ直ぐ時系列に学習していく科目です。つまり、時系列の並びが理解できていないと事件と政策や人物の関係が読めなくなるのです。

歴史科目は物語やドラマに似ています。ドラマは必ず何かしらの事件から登場人物が動かされていきます。何も事件がないドラマを想像してみてください。何も起きなかったら話も進みませんね。歴史科目も同じで、事件が起きる背景があり、事件に対応する政策や人物が出てくる流れがあります。

そうした流れを無視して用語のみを暗記しても問題はその事件や動きまで問われますから答えようがなくなります。また、用語を単純に暗記するのが苦手な方はこの流れ、もっと言えばストーリーを理解すると用語や年代などの暗記がしやすくなってきます。

用語・年号を暗記する

日本史の基本は用語を覚えておくことが必要です。時代の流れを理解しても登場してくる人物や政策の名称を覚えていないと答えることができません。歴史用語は時代や内容を分類する上で重要な言葉になります。流れを説明するにしても用語があることで詳しく説明できるので、流れとともに用語も暗記する必要があります。

また、年号や時代名も暗記していく必要があります。歴史順を問う問題で関連のある用語の並べ替えならば流れで答えられますが、関連がないものとなると年号が必要になってきます。時代区分が違うものは時代の暗記で済みますが、同じ時代の並び替えでは年号を覚えておくと素早く解くことができます。語呂合わせなどで事件と年号をリンクさせて覚えておきましょう。

文化史を学習する

文化史は通史で学習する政治や経済と分離されていることが多いため、覚えにくいです。ただ、大学受験で文化史は必ず出題されます。また、文化史は政治史や経済史との関連性は非常に高いものになります。

例えば、室町時代の北山文化の中心は金閣になりますが、金閣は足利義満が立てたものです。金閣を建てた義満は自身の権力を中国に見せて、勘合貿易をするに至りました。文化は時代の政治や経済が影響してできあがるものです。

通史を捉える中で、文化との関連性も見ていくと効率よく学習を進めることができ、得点も取りやすくなってきます。文化史を後回しにして学習していっても大丈夫ですが、必ず文化史を学習するのを忘れないこと通史の復習もしながら文化史を学ぶようにすることが重要です。

【大学受験】日本史対策のコツ

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効果的に日本史の得点を伸ばすにはどのようにすればいいのでしょうか。こちらでは大学受験に向けて日本史を覚えやすく、確実に得点できる方法をここから説明していきます。

苦手な人は漫画でざっくりとした流れを理解する

日本史の学習で流れを掴むことは重要です。しかし、教科書や参考書ではなかなか覚えられないという方もいらっしゃると思います。流れを掴むのであれば、歴史漫画を見ると効率よく通史を理解することができるでしょう。

先にも述べたように歴史科目はドラマのようなもので、必ずストーリーが存在します。歴史漫画はそのストーリーを視覚的に理解することができるので、効果的に学習をすることが可能です。

ただ、あくまで流れを理解するものであって、用語や背景を覚えることもしないと得点には結びつきません。漫画だけに頼ってしまって流れだけを把握しても実際の問題には対応することができません。全体の流れを掴むきっかけを漫画から得るのがベストな学習になります。

計画的に学習する

日本史は受験する学校によって出題の仕方や知識の深さが違います。論述系の日本史を出題する学校では歴史的意義などを問う場合もあります。受験する学校に合わせて暗記するレベルを高めていく必要があります。

受験日から逆算して、暗記自体は夏から秋頃にかけて完成していると演習がスムーズに進むでしょう。また、暗記の量は先述の通り、受験する大学で違うため、過去問演習などを通じて、覚えきれていないものを選別しながら、知識量を高めていくようにすると良いです。

教科書のコラムや欄外の記述などを出題する大学もあり、暗記しても暗記しきれないのが日本史です。暗記に時間をかけすぎるのもあまりよくありません。他の科目とのバランスを見ながら演習して、暗記の沼に入らないことも重要です。

学校の授業進度に合わせない

日本史の学習が学校で全て終わるのは早くても12月ごろになります。一概には言えませんが、12月よりも早い学校もあれば遅い学校もあります。共通テストは1月ですので、試験までの期間が短くなってしまいます。

受験に向けて学習をするのであれば学校の進度に合わせてしまうと間に合わない可能性があります。予習にもなるので、教科書を早めに読んだり、漫画で先の内容を確認するなどは行っておくといいかと思います。また、学校の授業時に覚えているかの確認をしていくことも効率的な学習になります。

学校よりも先に一度内容を完成させることも演習に入りやすい一因になりますので、早期の完成を目指した学習を進めることは重要です。ただ、学校の授業を疎かにするのもよくないので、早期暗記から確認作業に入れるような体制を築くことが重要です。

多くの問題を解く

日本史は暗記科目なので、覚えても使わなければ忘れていきます。また、受験する大学で日本史の出題の仕方は大きく違います。いろいろな問題に触れることで、暗記できていない部分を把握しながら演習と再暗記を繰り返していくことが、日本史攻略の鍵になります。

暗記したものをアウトプットするのが問題演習です。また、暗記したことが必ず出題されているわけではありません。そうしたことから、より多くの問題を解くことでさまざまなパターンの問題に慣れたり、色々な語句に触れることが可能になります。暗記した用語もより確実に使うことができます。

同じパターンの問題ばかりではなく、さまざまな角度から学習を進めていくことが重要になってくるのが日本史です。暗記した用語を確実に使いこなせるように多くの問題に触れていくことが重要です。

志望校の過去問を解き傾向を掴む

日本史の問題は受験する学校で出題の仕方が違います。用語を答えることが中心になる問題もあれば論述して歴史背景や事件後の様子、歴史的な意義まで問う問題と色々な形式があります。

問題演習の中でも過去問演習で出題の仕方に慣れていくことは重要です。傾向を掴むことで、暗記する範囲や方針などを決めることができます。基本的な用語の暗記は当然ではありますが、詳細をどこまで掘り下げるかは出題傾向から決めることができるかと思います。

例えば、史料からの出題が多いのであれば学習の中で多くの史料に当たることが必要になってきます。学習を進める上で、出題傾向を掴むことで暗記の方向性や深度を決めることができて、効率の良い学習を進めることができます。

大学受験に向けたおすすめの塾・予備校5選

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大学受験に向けて全てを自学自習で行っていくことは難しいと思います。また、学校の先生も受験だけでなく部活動など忙しい場合があり、個別的に質問もしにくいかと思います。ここで頼りになるのが、塾や予備校の存在です。自分の学習をサポートしてもらえる塾で効率よく成績を伸ばしてみましょう。

おすすめ塾1.河合塾

河合塾は大学受験の名門塾です。河合塾の全統模試は高校で行う模試の一つでもあり、大学受験に対するデータとノウハウは群を抜いています。また、レベル別の複数の講座を実力派講師が担当しているので、受験に向けて万全の体制を整えています。

河合塾はマナビスを導入してオンラインでの学習を確立しています。マナビスはスクーリングが必要ですが、自宅受講もできます。忙しい高校生の生活に合わせた学習ができるようになっています。

おすすめ塾2.駿台予備校

駿台予備校は大学受験専門の名門塾です。難関大学への進学数はトップクラスになります。駿台予備校ではスクーリングを重視した対面授業とフォローに力を入れています。プロ講師による専門授業と学習サポートを行い、合格に向けた学習を進めていきます。

駿大予備校ではオンラインのサポートツールとしてAI学習ツールのatama+を導入しています。また、質問アプリmanaboを使用していつでも質問に答えられる体制を整えています。

おすすめ塾3.東進ハイスクール

全国に展開する東進ハイスクールはオンライン授業専門の予備校になります。テレビにも出演する実力派精鋭講師の授業をいつでもどこでもみられるようになっています。スクーリングで担任指導を受けつつ、自宅学習もできるようになっています。

東進ハイスクールは学習コンテンツが充実しています。英単語や用語暗記などの学習ツールである高速マスターは基礎学習を徹底して行うことができます。季節講習期にある特別招待講習は無料受講ができ、多くの講座を体験することができます。

おすすめ塾4.武田塾

「授業をしない」で有名な武田塾は参考書を徹底的にマスターするまで学習する方式で確実に実力を伸ばしていきます。武田塾は生徒個人に合った参考書を使用して、学習を管理していきます。また、できるまで同じところを繰り返すことで確実に力を高めていきます。

自習も義務化し、テストを行って合格するまで学習を行っていく徹底性があります。学習自体を管理することで実力を高めていきますが、わからないところは個別指導で解決していきます。

おすすめ塾5.四谷学院

四谷学院はクラス編成テストと毎月行うレベル診断テストをもとに自分に合った科目別能力別授業を受講していきます。四谷学院は豊富な科目別能力別授業を受講することで教科に対する理解力を高めていきます。

また、55段階の個別指導で現時点で必要になる指導を明確化し、プロ講師の個別指導を受講して自力で解答する力を高めていきます。

プロの教育コンサルタントが受験生のフォローを行い、着実に合格に近づけていきます。

まとめ

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大学受験の日本史の学習はどうしても暗記が中心になってしまいます。単純に暗記するだけでなく、時代の流れを把握しながら用語と用語の関係性やその時の背景などを理解することで、得点に結びついていきます。

覚えたから安心ではなく、問題を多くこなす中で確実に用語を暗記して説明できるように進めることが、大学受験の日本史を攻略する最善の方法になります。覚えればいい科目ではなく、覚えてから使いこなすまでを意識した学習が必要です。

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