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小学生の春期講習はどのぐらいかかる?費用・平均相場・メリットについても解説! 

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編集部

塾選(ジュクセン)編集部

小学生の子どもを持つ親御さんの中には、塾の春期講習に興味を持っている人もいるのではないでしょうか。「春休みの間、少しでも勉強させたい」「新しい学年を迎える前に、これまでの学習範囲を復習させたい」など、さまざまな理由があることでしょう。  しかし春期講習を利用した経験がないと、具体的にどのくらいの費用が必要なのか分かりませんよね。そこで今回は小学生向けの春期講習の費用・平均相場について、講習に通わせるメリットと一緒に解説します。 

目次

小学生向けの「春期講習」費用について 

塾で開催される春期講習は、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。まずは費用相場について、春期講習に通う目的と合わせて見ていきましょう。 

春期講習に通う目的は?目的によって異なる 

一口に春期講習といっても、講習に通う目的は子どもによって異なります。そして目的に応じて講習費用も変わってくるのが一般的です。 

春期講習に通う目的は大きく、「中学受験に向けた対策」と「学校の授業の復習・補習」の2つに分けられます。それぞれの目的の詳細は次の通りです。 

中学受験に向けた対策の場合 

小学生の中には私立中学受験や、公立中高一貫校受験を予定している子どももいます。中学受験では小学校の授業だけでは解けない問題が出題されるため、受験をする子どもは塾に通って専門的な対策をするのが通常です。 

春期講習でどのような中学受験対策をするのかは、学年や志望校、塾などによって異なります。「受験対策を本格的に始める学年になったので、まずは春期講習をきっかけに勉強をスタートさせたい」「志望校の出題傾向に合わせた問題演習をしたい」などさまざまです。 

学校の授業の復習・補習の場合 

2つ目の目的が学校の授業の復習や補習です。 

中学受験をする予定はないけれど、勉強の基礎力を身に付ける目的で春期講習に通う子どももいます。「1学期と2学期に習った内容を復習しておきたい」「春休みの間に苦手科目を克服して、新学年進級に備えたい」などです。また余裕のある子どもの中には、新しい学年で習う学習項目の予習を目的とするケースもあるでしょう。 

小学校で習う学習項目は、中学校・高校でも基礎となる部分。春期講習で土台をしっかり作っておくことで、公立中学校へ進学した後も成績が伸びやすくなるメリットがあります。 

春期講習の料金は?学年別と目的別、指導スタイル別の相場 

春期講習の料金は実際に開催している講習によって異なります。 

しかし学年別や目的別、そして指導スタイル別でだいたいの費用相場があるのでチェックしていきましょう。 

<目的別>

中学受験のために進学塾に通う場合の相場 

中学受験のために進学塾で開催されている春期講習に通う場合、費用相場は以下の通りです。 

学年  費用相場 
新4年生~5年生  20,000円~50,000円 
新6年生  40,000円~60,000円 

受験学年となる新6年生の場合、他の学年と比べて費用相場は高くなる傾向があります。カリキュラムが密になることから、テキスト代や模擬試験代などがかかってくるためです。 

また受講科目数を選べる場合、科目数が多くなればなるほど費用は高くなっていきます。 

学校の授業の予習・復習のために補習塾に通う場合の相場 

続いては学校の授業の予習や復習のために、主に補習塾で開催される春期講習に通う場合の費用相場です。 

学年  費用相場 
新4年生~6年生  20,000円~40,000円 

学年によって費用が変わることはあまりありません。受講する科目数が多くなればなるほど費用が高くなります。 

<指導スタイル別 >

集団塾の場合 

複数の生徒が一緒に同じ授業を受けるのが集団塾です。集団塾で開催される春期講習の費用相場は次のようになっています。 

学年  費用相場 
新4年生~6年生  20,000円~30,000円 

個別指導塾の場合 

個別指導塾は生徒1人~3人ほどに対して、講師が1人付くタイプの授業を行います。一人ひとりの課題や希望に合わせて指導してくれるのが特徴です。 

学年  費用相場 
新4年生~6年生  30,000円~60,000円 

講師1人に対する人件費がかさむことから、集団塾と比べて費用は割高です。 

「1コマ2,000円」などと設定しているところが多いため、受講するコマ数が多くなればなるほど料金も高くなります。 

授業内容や通うメリットなど、春期講習のいろいろ 

春期講習を検討している親にとって気になるのは、料金だけではありません。授業内容や通うメリットなど、いろいろと気になることもあることでしょう。 

続いては春期講習で気になるさまざまなことを紹介します。 

春期講習に通うメリット 

小学生が春期講習に通うメリットはどこにあるのでしょうか。 

主なメリット全部で5つ紹介します。 

メリット1:総復習をして新学年進級の準備ができる 

まずはこれまでの総復習をして、新学年進級の準備ができることです。勉強は一つひとつの積み重ねでできています。これまでに習った学習項目で理解できていない箇所があると、新しい学年で学ぶ内容も理解できません。当然のことながら成績アップも難しいでしょう。 

春期講習で総復習をすることで、理解できていないところを無くして新学年の勉強に備えられます。 

メリット:2学習習慣をキープできる 

一般的に春休みの期間は10日~14日間程度です。夏休みと比べると期間が短いものの、子どもによってはこれまで身に付いていた学習習慣が失われてしまうこともあります。春休みは他の長期休みと違って宿題を課さない学校もあることから、全く勉強をしなくなる子供も少なくありません。 

春期講習に通うことで「講習に足を運んで授業を受ける」「講習で課された宿題を自宅でやる」といったように、子どもは必然的に勉強をする状況に置かれます。これまでに身に付いた学習習慣を維持できるのは大きなメリットです。 

メリット3:苦手科目を克服できる 

苦手科目があっても学校のある時期は日々の授業や宿題、習いごとなどで忙しく、意識的に克服に向けた勉強ができない子どもも多いのではないでしょうか。しかし苦手科目をそのまま放置しておくのは危険です。 

中学受験をする場合は他の科目の足を引っ張り、また公立中学へ進学する場合も高校入試用の内申点にマイナスの影響を与える可能性が生じるでしょう。春期講習で苦手科目に取り組むことで、克服ができるようになるはずです。 

メリット4:中学受験対策に向けたスタートをきれる 

中学受験を目指す子どもの場合、本格的な受験対策に向けたスタートをきれるメリットもあります。中学受験対策を始める時期は志望校のレベルや、子どもの学力などによってさまざまです。本格的な中学受験対策を始める学年は子どもそれぞれですが、いずれにしても新しい学年に変わるタイミングでスタートさせる人が少なくありません。春期講習への参加をきっかけとして、本格的な受験勉強モードに入る子どももいます。 

メリット5:自分の勉強方法をチェックできる 

効果的・効率的に成績を上げるためには、正しい勉強方法に沿って学習をしなければいけません。しかし普段は塾に通わず自宅で勉強している子どもの場合、間違った方法で勉強をしていたり、間違った問題の解き方を身に付けていたりすることもあります。 

「違っているよ」と指摘をしてくれる人が周りにいないためです。春期講習ではプロの講師が学習指導をしてくれるため、自分の勉強方法をチェックして正しい勉強方法を身に付けられるようになります。 

メリット6:通塾のお試しとして利用できる 

最後は通塾のお試しとして利用できることです。塾によっては塾生を集める目的でも春期講習を開催しており、通常よりもお得な料金プランで提供しているところもあります。中には無料で開催しているところもあるほどです。 

まずは春期講習に参加をして塾の様子をチェックして、本格的に通塾するかどうかを決めることもできます。 

春期講習の授業内容 

春期講習で行われる授業内容は講習会ごとに異なります。 

大きく次の4タイプに分けられるでしょう。 

「基礎力養成」を目的にした授業 

1つ目は基礎力養成タイプです。 

「これまでに学校で習った授業内容を理解できていない」「基本的な学習習慣が身に付いていない」といったように、基礎力や学習習慣が身に付いていない子どもに向けた内容です。基礎理解や学習習慣の確立を目的としているため、発展問題や応用問題に取り組む講習は少ないでしょう。 

「総復習」を目的にした授業 

2つ目はこれまでに学校で習った授業内容の総復習をするタイプです。基礎的な内容から応用問題まで、幅広く復習できる内容となっています。ただし取り扱う範囲が広いことから、授業はやや駆け足になる可能性もあるでしょう。 

ザっと復習をしていく中で、自分でも気づかなかった取りこぼしに気付けるメリットがあります。 

「一通りの学習理解はできているけど、念のために総復習をしておきたい」と思っている子どもにおすすめです。 

「苦手科目克服」を目的にした授業 

特定の科目や単元だけ集中して取り組みたい人におすすめなのが、苦手科目克服タイプです。主に個別指導塾で開催しています。 

生徒一人ひとりのペースや理解度に合わせて学習指導をしてくれるため、効率的に苦手科目の克服ができるはずです。 

「中学受験対策」を目的にした授業 

詳細は塾やコースによって異なりますが、「中学受験に向けた最初の準備」「志望校別の問題演習」「公立中高一貫校で課される適性検査対策」などがあります。 

春期講習の期間・日程 

春期講習の期間や日程は、主に次の2パターンに分けられます。 

春休み期間中に開催 

一番多いのが学校の春休み期間に合わせて開催されるパターンです。毎年3月の中旬・下旬~4月上旬に合わせて開催されます。 

変則的に開催 

2つ目は変則的に開催されるパターンです。 

1月~4月上旬までや3月~6月下旬までといったように、春休みとは関係ない期間にもわたって開催されます。 

春期講習だけ申し込みことは可能?  

最後に春期講習にだけ申し込めるのかについて、申し込み時期と一緒に見ていきましょう。 

春期講習にだけ申し込むことはできる 

結論から述べると塾の多くは春期講習のみの参加を受け付けているため、普段塾に通っていない子どもも申し込めます。普段は家庭の教育方針や家計の事情から塾に通っていない子どもも、春期講習にだけ通うことが可能です。 

ただし塾によっては通常授業の延長として春期講習を行っていることもあるため、注意してください。通所授業の内容をベースとして講習が行われることから、講習にだけ参加すると授業に付いていけない可能性もあります。 

春期講習のみでカリキュラムが完結されているのか、それとも通常授業と連動しているのかどうかを申し込み前に確認しておくと安心です。 

また進学塾の春期講習は基本的にレベルが高いため、高い学力がないと授業に取り残されてしまう可能性があります。授業レベルが子どもの学力や目的に合っているかどうかも、合わせてチェックしておきましょう。 

春期講習の主な申し込み時期 

春期講習の主な申し込み開始時期は、講習開始2ヶ月前の12月~2月ごろです。 

2月下旬~3月上旬には申し込みを締め切るところもあるため、早めに情報を集めておきましょう。 

まとめ 

小学生向けの春期講習の費用相場は、大きく中学受験対策向けか学校の授業の復習・補習かによって異なります。 

中学受験対策向けの場合は、2万~6万、学校の授業の復習・補習向けの場合は2万~4万円を見ておくと良いでしょう。春期講習について知ることで、お子さんにぴったりの塾を見つけてみてください。 

 

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塾選(ジュクセン)編集部です。実際に学習塾の運営経験がある者や大手メディアの編集経験がある者などで構成されています。塾選びにお悩みの保護者や学生の方に向けて有益な情報をお届けします。

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