2024/03/26
公開

【中学生】個別指導塾の費用が知りたい!集団塾との比較も紹介

「中学生になったら塾に通わせたい」と考えている、親御さんも多いのではないでしょうか。中学校の授業は小学校と比べてレベルがグンと上がるため、学習塾へ通って勉強している中学生は少なくありません。しかし気になるのが塾の費用。特に学習効果が高いと評判の個別指導塾は、授業料の高さが気になるところです。 今回は中学生向けの個別指導塾を取り上げて、気になる費用や集団塾との比較、そして当サイトおすすめの個別指導塾を紹介します。

目次

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中学生が通う「個別指導塾」と「集団塾」の違いは?

中学生を対象とした塾は大きく個別指導塾と集団塾の2つに分けられます。簡単に説明すると個別指導塾は生徒1人~5人程度に対して、講師が1人付く指導スタイル。子ども一人ひとりの学習課題に沿って指導をしてもらえます。対して集団塾は複数の生徒が一緒に授業を受ける指導スタイルのことです。ちょうど学校の授業のようなイメージですね。
それぞれの指導スタイルで特徴やメリット・デメリット、適している子ども像が異なります。詳細は以下の記事の「個別指導と集団指導の費用を比較」で解説しているので参照してください。

個別指導と集団指導の違いを徹底解説!メリットとデメリットも紹介
個別指導と集団指導の違い!それぞれの特徴とメリット・デメリットとは?
個別指導と集団指導の費用を比較
個別指導・集団指導、それぞれどういう子供が向いている?
個別指導・集団指導を併用する場合の注意点
まとめ

中学生の個別指導塾と集団塾の相場比較

具体的な塾の料金は塾によってさまざま。リーズナブルな価格なところもあれば、一流講師による質の高い学習指導で高額な料金としているところもあります。個別指導塾(マンツーマン、生徒2人以上に対して講師1人)と集団塾の料金相場は次の通りです。

指導形態 月の授業料相場(週2回の授業)
個別指導塾(マンツーマン) 30,000円~70,000円
個別指導塾(生徒2人以上に対して講師1人) 20,000円~60,000円
集団塾 15,000円~40,000円

基本的に個別指導塾は講師1人に必要な人件費が高くなることから、月の授業料は高めに設定されています。また講師は正社員か大学生などのアルバイトのどちらかとしているところが多く、基本的に正社員講師の場合は授業料が割高になると考えて良いでしょう。
また塾によっては授業料以外にも、さまざまな名目で費用を徴収しているところもあります。授業料だけでなく、トータルで必要となる費用がいくらになるかを確認することが大切です。

中学生が通う「個別指導塾」の費用はどのぐらい?

続いては中学生向けの個別指導塾費用に関する詳細を紹介します。

大手個別指導塾の費用相場

多くの中学生が通っている大手個別指導塾は、どのくらいの授業料を設定しているのでしょうか。個別教室のトライと明光義塾、個別指導塾スタンダード、個別指導学院フリーステップ、ITTO個別指導学院、それぞれで中学3年生が週1回・月に4回通った場合の授業料は次の通りです。

塾名 月の授業料 年の授業料
個別教室のトライ 28,620円 343,440円
明光義塾 15,400円 184,800円
個別指導塾スタンダード 13,000円 156,000円
個別指導学院フリーステップ 17,600円 211,200円
ITTO個別指導学院 8,460円  101,520円

※上記は一般的な目安となります

通常授業に各種講座や講習、模擬試験などをプラスで受ける場合はさらに料金が高くなります。

授業料以外も!個別指導塾の費用内訳

先に述べたように個別指導塾によっては授業料以外にも、さまざまな名目で費用が必要となります。それぞれの内容や支払うタイミング、料金相場についてチェックしていきましょう。

授業料

個別指導塾における授業料相場は前述した通りです。毎月塾から請求された金額を支払うことになります。

入会金

塾によっては入会金を徴収しているところがあります。最初に塾へ入会する際に支払うものです。個別指導塾の入会金相場は10,000円~25,000円ほど。一度支払えば、その後支払う必要はありません。塾によっては入会金無料キャンペーンや、半額キャンペーンを実施しているところもあります。新学期がスタート時や夏休み前など、特に子どもが塾通いを考えるタイミングで行われることが多いため、気になる塾があれば情報をチェックしておくと良いでしょう。

教材費

塾で指定された教材や新しく市販の教材を使用する場合、教材費が別に必要です。集団塾では塾指定の教材を使用するケースが多いものの、個別指導塾では学校の教科書や問題集、または自分が持っている市販の教材を自由に選べるところが少なくありません。
教材が指定される場合、1科目あたりの金額相場は3,000円~5,000円ほど。市販の参考書や問題集を使用する場合は、それぞれの購入金額が必要です。支払いが必要となるタイミングは塾によって異なるため、入会前に確認しておくと良いでしょう。

諸経費

小規模の個別指導塾では徴収していないところも多い反面、規模の大きなところや大手が経営しているところでは諸経費を徴収している傾向があります。諸経費には光熱水費や印刷代、施設管理代などが含まれるのが通常です。また塾によっては教室管理代という名目になっているところもあるでしょう。費用相場は月3,000円ほど。毎月の授業料と一緒に支払います。

テスト費

きちんと学習の成果が表れているかどうかをチェックするために、塾によっては定期的なテスト・模擬試験の受験を勧められます。受験料が必要となる場合の相場は、1回あたり5,000円ほどです。
塾によっては1.5カ月の1回のペースで受験を勧められるため、費用も高くなってくるでしょう。

講習費

最後は講習費です。春休みと夏休み、冬休みといった長期休暇中に通常授業とは別の講習を開催している塾が多く、参加する場合は別途講習費が必要となります。

個別指導塾で開催される季節講習の場合、1コマ単位で子どもが自由に授業を受講できるため費用相場は表せません。一つの目安として、通常授業料の2倍程度と思っておくと良いでしょう。ただし塾によっては非常に大きい金額としているところもあります。

個別指導でも費用を抑える方法

一般的に集団塾よりも費用が高くなりがちな個別指導ですが、工夫次第で費用を抑えることができます。主な方法を全部で2つ見ていきましょう。

オンラインコースがある塾を選ぶ

まずはオンラインコースがある塾を選ぶことです。個別指導塾によっては対面式の授業だけでなく、パソコンやスマホを使ったオンライン指導を提供しているとことがあります。パソコンやスマホとインターネット環境があれば、自宅にいながら個別指導を受けられるのが特徴です。

オンライン指導は対面式指導と比べて設備代や人件費を抑えられるため、授業料もリーズナブルに設定している塾が少なくありません。質問や学習相談といったフォロー体制も整った塾も多いため、費用をできるだけセーブしたい人は一度チェックしてみてください。下記の記事ではオンライン授業について詳しく解説していますので、参考にしてください。

学習塾のオンライン授業とは?メリット・デメリットを徹底解説!
学習塾におけるオンライン授業について
オンライン塾のメリット・デメリット
失敗しない!オンライン塾の選び方
おすすめのオンライン塾を徹底比較
まとめ

コマ数や科目数を調整する

受講するコマ数や科目数の調整も、個別指導塾の費用を抑えられるおすすめの方法です。個別指導塾では1コマ当たりで料金を徴収しているため、受講するコマ数や科目数を減らせばトータルの授業料も安く済みます。
得意科目や苦手科目でも自分で勉強できそうな科目は受講を控え、一人では勉強しにくい科目に絞って受講をすると良いでしょう。一般的に数学と英語を苦手とする場合、独学は難しいといわれています。

中学生におすすめの個別指導塾6選

巷には個別指導塾がたくさんあるため、どこが良いのか迷ってしまいます。以下で紹介する6つは、当サイトがおすすめする個別指導塾です。それぞれの特徴を見ていきましょう。

おすすめ塾①:個別教室のトライ

「指導実績120万人」「全国講師登録数22万人」と、高い指導実績と豊富な講師数を誇るのが個別教室のトライです。学習習慣の定着から高校受験対策まで幅広いニーズに対応し、一人ひとりに合った学習プランを作成した上で指導が進められます。

学習プランはAIによる科学的な学習診断結果に基づいて、教室長兼教育プランナーが作成。さらに指導がない日にやるべき勉強内容も細かく記載されており、自学自習の習慣も養えます。授業はマンツーマン指導を取り入れ、習った内容を生徒が講師に説明する「ダイアログ学習法」を活用。自分の口で説明することで、理解度が大幅にアップします。

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個別教室のトライの紹介ページはこちら

おすすめ塾②:ナビ個別指導学院

ナビ個別指導学院は、全国700教室以上の実績を誇る講師1人対生徒2人の個別指導塾です。教科ごとに同じ講師が担当する「複数担当制」で、学習状況の把握や積極的なサポートを実現しています。1対2の指導ならではの「理解」と「実践」の反復学習で、確実な理解の定着と自分で問題を解く力を身につけられます。

また、中学生を対象に「成績保証制度」を用意しており、基準の点数を達成しなければ、翌学期3ヶ月分の授業料を免除という安心の保証制度で生徒の成績アップを全力でサポートしています。

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ナビ個別指導学院の紹介ページはこちら

おすすめ塾③:進学個別指導のTOMAS

進学個別指導のTOMASでは完全マンツーマン指導を実現。生徒1人に対して講師が1人付く指導スタイルで、生徒1人だけのために授業をしてくれます。

80分間の授業は発問と解説が中心。講師が発問して生徒が答え、さらに講師が解説を行います。講師は発問によって生徒の理解度を客観的に理解し、さらに生徒の思考力を高められる効果も期待できるでしょう。

おすすめ塾④:個別指導塾スタンダード

全国に480もの教室を持ち、低価格ながら高品質の学習指導を提供しているのが個別指導塾スタンダードです。オーダーメイドのカリキュラム作成だけでなく、心理学の理論に基づいたやる気アッププログラムで生徒の学習モチベーションをしっかり引き出します。
また通常の高校入試だけでなく、推薦入試や内部進学対策にも対応。作文や小論文対策もしてくれます。

おすすめ塾⑤:個別指導学院フリーステップ

関東や関西、四国に教室を持っているのが個別指導学院フリーステップです。生徒2人に対して講師が1人付き、1人が講師から解説を受けている間は他の生徒は自分で問題演習に取り組みます。インプットとアウトプットのバランスに優れており、学んだことをしっかり定着できるのが特徴です。

「入試やテストから逆算して、いまから何をするべきかカリキュラムを立てる逆算型授業」「授業開始前に目標と内容を宣言する、宣言型授業」「授業中に重要ポイントを講師が生徒に質問する、発問型授業」の3つを軸として、子どもの成績アップを目指します。

おすすめ塾⑥:毎日個別塾5-Days(ファイブデイズ)

最後は毎日個別塾5-Daysです。広島県を中心に福岡県や香川県、大阪府、愛知県などに多数の教室を持っています。最大の特徴が定額月謝で毎日通えること。同じ授業料で週5日しっかり通えるため、高い学習効果が期待できます。

最大で生徒6人に対して講師が1人付く授業スタイルで、子ども一人ひとりの状況や課題に合わせて戦略的な指導を実施。解説と問題演習のくり返しで、成績アップを目指します。

個別指導塾のメリット・デメリット

個別指導塾にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。それぞれの詳細は次のようになっています。

メリット

最も大きなメリットの一つが、生徒一人ひとりに合わせたカリキュラムになっていることです。個別指導塾では基本的に生徒個々に、学習カリキュラムや学習プランが作成されます。目標から逆算して何が必要なのか、何が課題となっているのか、いま何に取り組むべきなのかを明確化。カリキュラムに沿って学習指導が進められるため、効率的な成績アップが目指せます。
2つ目はすぐに質問ができることです。近くに講師がいるため、分からない箇所はその場ですぐに質問できるでしょう。消極的で集団塾ではなかなか質問がしにくい子どもにもおすすめです。

デメリット

集団塾と比べると、どうしても費用が高くなりがちです。受講コマ数や科目数を増やせば増やすほど、ひと月あたりの出費は大きくなってしまうでしょう。
また子ども同士の競争心が働かないデメリットもあります。集団塾の場合は同じような目的や学力を持った生徒と一緒に授業を受けるため、「負けられない!」といったライバル意識がプラスに働く子どもが少なくありません。しかし個別指導塾は一人で授業を受けるため、競争心が働きにくい特徴があります。

個別指導塾に向いている人

最後に個別指導塾に向いている人について見ていきましょう。

自分のペースで学習を進めたい人

まずは自分のペースで学習を進めたい人です。集団塾は所定のカリキュラムに沿って授業が行われるため、子どもが授業内容や進度に付いて行かなければいけません。しかし子どもによっては学力が不足し、授業に付いていけなくなることもあるでしょう。
個別指導塾なら自分だけのペースで勉強ができます。「分からない箇所は理解できるまで、時間をかけて解説してもらえる」「前学期で習った箇所があやふやなので、前に戻って復習をする」といったことも可能です。

部活動や習いごとと勉強を両立させたい人

中学生の中には学校の部活動や習いごとで忙しい子どももいることでしょう。勉強と両立させようと思っても、集団塾の場合はあらかじめ授業時間が決まっているため、部活動や習いごとと重なってしまうことも少なくありません。
しかし個別指導塾は授業を受ける日時を柔軟に決められるため、部活動や習いごとがない時間帯に設定できます。勉強と両立させたい子どもにおすすめです。

集団の中で質問するのが苦手な人

最後は集団の中にいると消極的になってしまう子どもの場合です。特に、大勢の前で質問をするのは苦手というお子さんもいるでしょう。ですが、個別指導ならすぐ近くに講師がいるため、集団塾と比べて質問がしやすい環境といえます。

まとめ

個別指導塾は人件費が高くなる分、集団塾と比べると授業料が高めに設定されています。ただし一人ひとりのニーズに合わせた学習指導をしてもらえるのは大きな魅力です。費用だけでなくコストパフォーマンスのバランスを見て、通うかどうかを判断するようにしてくださいね。また記事の中でも紹介したように、工夫次第で費用も抑えられるはずです。

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塾選(ジュクセン)編集部

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塾選(ジュクセン)編集部です。実際に学習塾の運営経験がある者や大手メディアの編集経験がある者などで構成されています。塾選びにお悩みの保護者や学生の方に向けて有益な情報をお届けします。

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