【2024年最新】高校生におすすめの学習塾19選
編集部
塾選(ジュクセン)編集部
高校生になると勉強内容も一段と難しくなり、ついていくのも大変です。前に習った単元があやふやな理解だったため、新しい単元がまったくわからなったというケースもよくあります。
大学受験のことを考えると、勉強に不安がある場合には早い段階から塾に通うのも選択肢の一つです。
しかし高校生向けの塾はたくさんあり、どこに通ったらいいかわからないという人も多いのではないでしょうか。塾によってカリキュラムや特徴が異なるため、塾との相性が悪いせいで塾に通い始めても成績が伸びないということもよくあります。
子どもが楽しく学び、成績を伸ばせるかどうかは、相性の合う塾選びが重要です。そこで今回は、高校生向けにおすすめの塾・予備校を19カ所ご紹介します。特徴などをくわしく解説するので、子どもにあった塾を見つけるための参考にしてください。
高校生向けの塾にはどんな種類がある?
まずは、高校生向けの塾の種類についてみていきましょう。
塾の種類は指導形式や指導の特徴などによって大きく2種類、さらに細かく分けると6種類あります。
高校生向けの塾の指導形式は個別指導と集団でわかれる
塾には、大きく分けて個別指導塾と集団塾という2種類の指導形式があります。
それぞれの指導形式の特徴は、以下の通りです。
個別指導塾 | 集団塾 | |
---|---|---|
指導方針・カリキュラム | 一人ひとりの学習状況と目標に合わせた個別のカリキュラムで指導 | 科目や学力レベル、志望校などによってクラス分けされ、クラスごとに決まったカリキュラムで指導 |
授業時の人数 | 講師1名に対し生徒1名 (=マンツーマン指導) または、講師1名に対し生徒2〜4名 |
講師1名に対し生徒5〜20名ほど |
授業日・時間 | 好きな曜日・時間を選んで授業を受けられる | 決まった曜日・時間の授業を受ける |
費用 | 比較的高め | 個別指導塾より安め |
向いている人の特徴 | ・自分のペースで学習を進めたい ・わからない部分は時間をかけて丁寧に学習したい ・塾に通える曜日・時間が限られている |
・志望校合格に必要なことを学びたい ・同じ目標をもつ仲間と切磋琢磨したい ・周りと一緒に勉強するほうが勉強が進みやすい |
大まかに分けると、自分の学習ペースや予定に合わせて学習を進めたい人は個別指導塾、学校のような環境でクラスの仲間と一緒に目標に向けて頑張りたい人は集団塾がおすすめと言えます。
また指導形式以外にも、録画された講義映像を視聴して学ぶ「映像授業塾」や、オンラインで個別指導や集団指導が受けられる「オンライン塾」、授業は行わず学習計画の作成や管理指導を行う「自立型塾」などさまざまな形態があります。
近年高校生向けの塾の種類が増えている上、複数の特徴を併せ持つ塾も増えているので、こうした塾の種類があることはぜひおさえておきましょう。
塾の規模による違いを解説!大手、中堅、個人
学習塾は、塾の規模によっても雰囲気が異なります。それぞれの規模の塾の特徴を表にまとめました。
大手塾 | 中規模塾 | 個人経営の塾 | |
---|---|---|---|
塾の数 | 全国各地に多数展開 | 首都圏・大阪など、ある地域に多数展開 | 少ない |
カリキュラム・コース数 | 基礎〜応用まで幅広く用意 | 基礎〜応用まで幅広く用意 | 地域の学習状況に適したコース展開 |
講師の質 | カリスマ講師や名物講師がいることもある | 地域の学力レベルや志望校に合わせた指導ができる講師が在籍 | それぞれの塾に異なる強みがある |
情報量 | 全国各地の生徒データや大学受験に関するデータが豊富 | 地域の生徒データや大学受験に関するデータが豊富 | 塾がある特定の地域の生徒データや、その地域の学校の定期テスト・先生の特徴などのデータが豊富 |
費用 | 個人・小規模塾よりも高め | 塾によって異なる | 比較的安め |
大手塾は、長年蓄積したデータをもとにした指導や教材の質の高さ、幅広いニーズに対応できるカリキュラム・コース展開などが特徴です。
一方、中規模塾や個人経営の塾は、地域密着型でその地域の学習状況や進路選択に適した指導力があることが強みと言えます。
高校生向けの塾はどうやって選べばいい?
高校生向けの塾にはさまざまな種類があり、どの指導形式の塾が合うかは、塾に通う目的によって変わってきます。
そこでここからは、塾に通う目的別におすすめの塾タイプを5つご紹介します。
「自分にどの塾が向いているかイメージが湧かない」という場合は、ぜひこちらを参考にしてみてください。
①定期テスト対策なら「個別指導塾」がおすすめ
学校の定期テスト対策をするなら、学校の試験範囲に対応した指導が受けられる個別指導塾がおすすめです。
個別指導塾は、生徒一人ひとりに合わせたカリキュラムで指導をおこなう形式のため、定期テスト時期は現時点の学習状況と試験範囲を照らし合わせて適切な指導をしてもらえます。
集団塾などよりも講師との距離が近く質問しやすいので、学校の授業内容でわからないところも丁寧に学習できます。
個別指導塾の中には、定期テスト対策コースやテスト時期の特別講習、オリジナルのテスト対策教材などを用意しているところもあります。
②大学受験目的なら「集団塾」か「自立型」がおすすめ
大学受験対策のために塾に通うなら、志望校合格のためのカリキュラムが充実した集団塾や学習計画を管理してくれる自立型塾がおすすめです。
大学受験対策に力を入れている集団塾では、志望校別や国公立・私立別、大学のレベル別など細かくコースが分けられていることが多く、自分に最適なカリキュラムで受験対策ができます。
コースごとにクラスで授業を受けるため、同じ志望校を目指す仲間と切磋琢磨できるのも魅力です。
また、自立型塾では、現時点の学習状況と志望校のギャップ、大学受験までの期間を考慮して、志望校合格に必要な学習計画を作成して受験勉強をサポートしてくれます。
「集団塾の決まったカリキュラムでは受験に間に合わない」という場合でも、今やるべき最適な学習計画を立ててくれるので、逆転合格を狙いたい人にもおすすめです。
③自分のペースで進めたい人は「映像授業塾」がおすすめ
映像授業塾は、用意された講義映像を自分で選んで試聴して学んでいく形式のため、自分のペースでどんどん学習を進めたい人におすすめです。
わからないところは繰り返し視聴し、わかるところは倍速再生する、といったように、自分の学習状況に合わせて講義を視聴できます。
好きな曜日・時間に好きな講義を見て学習できるため、「集団塾がいいけど忙しくて時間を確保できない」「集団塾の授業を自分のペースで試聴したい」という人にもおすすめです。
④自宅で授業を受けたい人は「オンライン塾」がおすすめ
通塾時間を短縮したい場合や自宅で学習したい場合には、オンライン塾がおすすめです。
オンライン塾は個別指導はもちろん、映像授業塾や集団塾もあり、自宅で自分に合った形式の授業を受けられます。
近年急速に塾数が増えていて、教室での対面指導を行いながらオンラインコースも開講しているという塾も少なくありません。
自宅など好きな場所で指導が受けられる上、費用も比較的低めなので、手軽に塾を始めてみたい人に向いています。
⑤特定の科目を伸ばしたい場合は「専門塾」がおすすめ
英語や数学、国語など、特定の教科が苦手な人や得意科目に特化してさらに成績を伸ばしたい人は、専門塾を活用するのがおすすめです。
例えば、以下のような専門塾があります。
- 外国人講師からマンツーマン指導が受けられる英語塾
- 数学や理科系科目に特化した数学塾
- 大学受験対策に特化した国語塾
専門塾では、その教科・科目の指導経験が豊富な講師が揃っており、専門で教えているからこそカリキュラムや教材の質も一般的な塾より高いと言えます。
「ずっと苦手な教科がある」「塾に通ってもある教科だけ伸びない」といったお悩みを抱えている場合は、専門塾で一つの教科・科目に特化した指導を受けてみるといいでしょう。
高校生におすすめの塾19選
塾選がおすすめする高校生向けの塾を19個ピックアップしました。
一覧から各塾の説明箇所に移動することもできるのでぜひご活用ください。
塾名 | 授業スタイル |
---|---|
武田塾 | 個別指導(自立学習) |
個別教室のトライ | 個別指導(1対1) |
東進ハイスクール/東進衛星予備校 | 映像授業 |
坪田塾 | 個別指導(自立学習) |
大学受験ディアロ【Z会グループ】 | 個別指導(映像+個別) |
進学個別指導のTOMAS | 個別指導(1対1) |
代々木個別指導学院 | 個別指導(1対1、1対2〜) |
個別指導の明光義塾 | 個別指導・映像授業(1対3〜4) |
市進学院 | 集団指導・映像授業 |
臨海セミナー 大学受験科 | 集団指導(平均15人前後の少人数制集団授業) |
モチベーションアカデミア | 個別指導(1対1) |
城南コベッツ | 個別指導(1対2) |
河合塾 | 集団指導・映像授業 |
駿台予備校 | 集団指導 |
四谷学院 | 集団指導 |
大学受験ナビオ | 集団指導・個別指導・映像授業など |
増田塾 | 集団指導 |
代々木ゼミナール | 集団指導・映像授業 |
早稲田アカデミー | 集団指導・個別指導 |
以下からはラインナップした19個の塾を一つずつ解説します。授業スタイルや授業料、主な特徴などを見ていくのでぜひ子どもに合う塾選びの参考にしてください。
-武田塾
自学自習をメインとし、学習計画・管理のサポートをしてもらいたい高校生におすすめなのが武田塾です。
授業スタイル
生徒1人に対して講師が1人付く、個別指導スタイルです。ただし授業はおこないません。オンライン指導にも対応しています。
授業料
自社調べでは高校3年生にかかった月額料金の割合で、最も多かったのは50,001円~100,000円で38.3%でした。その内の中央値は、75,000円です。
詳しくはこちらの記事を参照ください。
塾の特徴
武田塾は他の塾や予備校のような授業はおこないません。代わりにおこなっているのが、学習管理です。
生徒一人ひとりに合わせた個別カリキュラムを作成し、カリキュラムにもとづいて日々の学習を徹底管理。個々のペースや目標に合わせて「宿題」を課し、自宅学習を促します。宿題は「参考書の1ページから10ページまで」など細かく指示がされ、子どもは指示された内容通りに勉強を進めるだけでOKです。
次の通塾日にテストをおこない、宿題をやっているかどうかを確認します。結果が基準に達していなければ次に進みません。武田塾についてはこちらでも解説しているので、ぜひご覧ください。
-個別教室のトライ
個別教室のトライは、完全マンツーマン指導で確かな学力を育ててくれる学習塾です。
授業スタイル
講師1人に対して生徒が1人付く、完全マンツーマンの個別指導です。オンラインの個別指導もおこなっています。
授業料
高校3年生が週1回通塾する場合、月額授業料の目安は約34,668円です。詳細はこちらの記事を参照してください。オンライン個別指導は月額10,000円からとなっています。
塾の特徴
完全マンツーマンの指導を受けられるため、密度の濃い勉強をしたい高校生におすすめ。苦手科目の克服から難関大学の問題演習まで、幅広い学習ニーズを満たします。
120万人もの指導実績から生まれた、「トライ式学習法」も特徴です。生徒自身が学んだことを講師に説明する「ダイアログ学習法」や、学習してから1時間以内に内容を思い出し、記憶への定着を促す「トライ式復習法」など、独自の学習方法を確立しています。
個別教室のトライについてはこちらの記事でも解説しているので、ぜひご覧ください。
-東進ハイスクール/東進衛星予備校
まずは東進ハイスクール/東進衛星予備校です。個性的で、指導実績の高い講師がたくさんいることで知られています。
授業スタイル
授業スタイルは映像授業です。約1万種類も用意されており、一人ひとりの学力や目標に合わせて個別に受講できます。「在宅受講コース」があるので、自宅での受講も可能です。
授業料
単科1講座(90分×20回)の年間受講料は77,000円です。受講料のほか、担任指導費や模試費なども必要となります。自社調べでは、高校3年生にかかった月額料金の割合で、最も多かったのは50,001円~100,000円で38.0%でした。その内の中央値は、75,000円です。
料金の詳細についてはこちらの記事を参照してください。
塾の特徴
講師は全国から厳選された、大学受験のプロフェッショナル集団。数万人にもおよぶ受験生を合格に導いてきた、プロ講師が集まります。授業のわかりやすさは折り紙つきで、合格力を養います。
映像学習がメインとなるため、個々のペースに合わせた受講が可能です。集中すれば1年分の講座カリキュラムを、最短2週間で修了できるでしょう。また「在宅受講コース」なら自宅でも授業を視聴できるので、部活動や習いごととも上手に両立できます。
‐坪田塾
授業スタイル
坪田塾は、塾だけではなく、家庭でも効率よく勉強できる「自習力」を身に付けられる個別指導塾です。
授業料
高校3年生の場合、1時間あたりの授業料の目安は1,512〜2,308円です。
坪田塾の授業料は科目数に関わらず時間単位で設定され、受講時間が長いほど1時間あたりの料金が安くなります。ただし、週6時間以上の受講が必須です。夏季講習等の特別講習であれば、全て受講する場合、授業料は1時間あたり約890円になります。詳細はこちらの記事を参照してください。
塾の特徴
生徒の自立を支え、成績を的確に伸ばす坪田塾独自の個別指導は、ベストセラー小説である「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」(通称「ビリギャル」)のモデルにもなりました。
成績を上げるための指導のみにとどまらず、市販教材の選定から、豊富な学校・入試情報に基づいた志望校選びのサポートも実施しています。
坪田塾では、生徒が自分でインプットを行い、教室でアウトプットを行う「反転学習」を実施。塾でインプット、宿題でアウトプット、といった従来型の学習とは異なり、この反転学習は、必要な知識を効率よく正しく定着させ、さらには勉強の自走力を付けることも可能になります。
指導では、教育心理学を活用し、生徒の性格に合わせた声掛け、アプローチを実施しています。勉強面でのメンタルサポートを行い、学習のモチベーションを維持向上させるため、勉強が苦手な生徒でも、楽しく、確実に成績アップを目指すことが可能です。坪田塾については、こちらでも解説しています。
‐大学受験ディアロ【Z会グループ】
大学受験ディアロは、第一志望校合格に向けて高校生と中高一貫校の中学生をサポートする大学受験専門塾です。少人数定員制にこだわり、徹底したサポートで受験生一人ひとりの学力アップをサポートしています。
授業スタイル
高校生と中高一貫校の中学生を対象としたZ会グループの大学受験専門の個別指導塾です。
授業料
授業料については、こちらの記事で詳細に解説しているので参考にしてください。
塾の特徴
大学受験ディアロでは、国公立大学カリキュラム・私立大カリキュラム・定期テスト対策カリキュラムが用意されており、一般受験から学校推薦型選抜や総合型選抜、内部進学といった様々な受験方式に対応しています。
また、志望校が明確になっていない場合でも個別カウンセリングを行っているため、プロにじっくり相談しながら自分に合った志望校を決めることができるので安心です。
さらに大学受験ディアロ【Z会グループ】では、一方的に知識を教え込むスタイルではなく、学習した内容を自分の言葉でアウトプットすることに重点を置いています。トレーナーとの対話を通して新たな発見や気付きを得ることができ、知識をより深い理解へと定着に繋げていく指導が特徴です。インプットとアウトプットを繰り返すことで、確かな学力を身につけ合格へと導きます。大学受験ディアロについては、こちらでも解説しています。
‐進学個別指導のTOMAS
進学個別指導のTOMAS(トーマス)は現時点の偏差値にとらわれず、本当に行きたい「夢の志望校」を設定するTOMASの志望校対策で、難関校突破へのアドバンテージを作ります。
授業スタイル
完全1対1の個別指導で、生徒一人ひとりの志望校合格から逆算した個人別カリキュラムできめ細かい受験指導を行っています。
授業料
授業料については、こちらの記事で詳細に解説しているので参考にしてください。
塾の特徴
進学個別指導のTOMASでは、一人ひとりの志望校に向けた「オーダーメイドカリキュラム」を作成して指導するため、自分の志望校だけに的を絞って効率的な対策を行うことができます。
カリキュラムは進捗状況に合わせて毎月修正される「合格逆算型カリキュラム」を採用しています。ホワイトボード付きの個室で完全マンツーマンで授業を行うため、緊張感を持ちながら学習を進めることが可能です。また、実際に授業を担当する講師のほかに教務担任が学習計画の進捗を管理しており、講師と連携しながらダブルサポート体制で志望校合格へ導きます。進学個別指導のTOMASについては、こちらでも解説しています。
‐代々木個別指導学院
「認める、ほめる、励ます指導」をモットーにサポートしているのが代々木個別指導学院です。
授業スタイル
代々木個別指導学院は、「ワンランク上のめんどうみ」を掲げる個別指導塾です。
授業料
授業料については、こちらの記事で詳細に解説しているので参考にしてください。
塾の特徴
代々木個別指導学院では、科目数や学習進度、時間割など生徒に合わせたカリキュラムで指導を実施。できるまで指導する「反復学習」や、わからない箇所まで戻って学習する「リターン学習」など現状に合わせて勉強を進めることが可能です。
成功体験こそが、成長の糧になると考えており、自分で考える力をつけながら学力を定着させる独自の「成績アップ方程式」を採用。学力向上はもちろん、勉強や受験に向けたモチベーションアップにも繋げています。
大学受験に向けた対策から定期テスト対策、学校の補習など目的に合わせて学習プランを選べます。これまでのデータを基に、専門の総合学習アドバイザーが志望校合格に向けたアドバイスを行っています。こちらでも代々木個別指導学院についてレポートしているので、ぜひ一読してみてください。
-個別指導の明光義塾
授業スタイル
講師1人に対して生徒が数人付く、個別指導スタイルです。一人ひとりの学習課題に合った指導を受けられます。「MEIKO MUSE」では映像授業の受講も可能です。またオンラインにも対応しています。
授業料
高校3年生が週1回通塾する場合、月額授業料の目安は約17,600円です。詳細はこちらの記事を参照してください。
塾の特徴
高校生向けの大学受験対策では、志望校に合わせた学習プランを作成。一般選抜だけでなく、学校推薦型選抜や総合型選抜といった推薦入試対策もできます。
個別指導のため、子どもの学力や理解度に合わせて、スピーディーに学習計画を見直し。修正を細かく重ねながら、最短距離で志望校合格を目指します。
また受講日時を選べるので、部活動や習いごとと両立させたい高校生にもピッタリ。自分のスケジュールと相談しながら、受験勉強を進めていけるでしょう。個別指導の明光義塾についてはこちらの記事でも解説しています。
-市進学院
めんどうみ合格主義をかかげ、難関大学への現役合格を目指すのが市進学院です。
授業スタイル
集団指導のほか、映像授業もおこなっています。一部のコースはオンライン授業にも対応可能です。
授業料
市進学院のホームページによると、高校2年生の「全教科学習」の授業料は30,000円です。
塾の特徴
高校生向けに「大学受験コース」を設置。高校1年生から難関大学や、国公立大学合格を目指します。
東京大学や京都大学受験を目指す「スーパーウイング」や最難関国公立大学・早慶上智を目指す「学研プライムゼミ」、難関国公立大・GMARCHレベルの難関私立大を目指す「アドバンスウイング」など、多様なコースを設定。志望校のレベルに合わせて勉強できます。
教科指導のプロフェッショナルの講師、スケジュール管理やモチベーションを上げてくれるチューター、進路相談・学習相談を担当するカンフェリーの3者がタッグを組み、合格に向けて強力にバックアップをしてくれるのも特徴です。
-臨海セミナー 大学受験科
少人数の共演授業を看板にかかげているのが、臨海セミナー 大学受験科です。
授業スタイル
集団指導もしくは少人数制の集団指導から選べます。
授業料
授業料は1講座9,900円です。講座数は増やせば増やすほど、料金がお得になります。無料体験もおこなっているので、気軽にご利用ください。こちらの記事で詳細に解説しているので参考にしてください。
塾の特徴
集団指導の授業は少人数制で、緊張感あふれる共演授業。講師が積極的に生徒へ質問し、生徒は質問に対して回答します。いつ指名されるかわからないため、適度な緊張感と高い集中力を保ちながら、また常に授業内容を考えながら勉強に臨めます。
難関大学の現役学生がティーチングアシスタントとして在籍し、子どもたちの学習を徹底フォロー。わからないところの質問だけでなく、学習の悩みや進路についての相談も可能です。臨海セミナー 大学受験科については、こちらでも解説しています。
‐モチベーションアカデミア
勉強方法や学習習慣を徹底的に指導しており、やる気タイプ診断を用いて生徒一人ひとりのやる気アップをサポートしているのが、モチベーションアカデミアです。
授業スタイル
モチベーションアカデミアでは、一般入試から総合型選抜・推薦入試対策まで一括した対策が可能で、オーダーメイドの完全個別指導を行っています。
授業料
授業料については、こちらの記事で詳細に解説しているので参考にしてください。
塾の特徴
担任面談を毎週行っており、やる気タイプに合わせて目標や課題を明確化。その上で、生徒に合わせた勉強法を指導しながら着実に学力向上できるようサポートしています。
また、将来社会に出てからも活躍できるために、自立して学習に取り組めるよう面談や授業を設計。合格する上で必要な知識・解答力の育成にも注力しています。1ヶ月間返金保証があり、入塾後に期待以上の成果が得られなかった場合返金される制度を設けています。また、自習室はいつでも利用でき、授業の振替は無料で行うことが可能です。モチベーションアカデミアについてはこちらでもレポートしていますので、ぜひご一読ください!
-城南コベッツ
AIやICTを活用して合格力を身につけられるのが、城南コベッツです。
授業スタイル
講師1人に対して生徒が2人付く、個別指導スタイルです。講師による解説と生徒自身による問題演習をくり返し、解答力を高めていけます。オンライン個別指導にも対応しています。
授業料
高校3年生が週1回通塾する場合、月額費用の目安は約21,600円です。料金についてはこちらの記事でも解説しています。
塾の特徴
城南コベッツはAIやICTを活用した個別指導塾。「atama+(アタマプラス)」と呼ばれる、人工知能を活用したタブレット学習システムを使います。これまでの学習状況や成績、得意・不得意といった子どものデータをAIが分析し、必要とする学習教材を自動で作成。最短ルートで基礎固めができます。
普段の学習指導は「大学入学共通テスト対策」や「国公立大学別入試対策」など、目的別に展開。大学入試に精通したプロ講師が授業を担当し、オリジナル教材をベースにして学力アップを目指します。
詳細はこちらの記事もチェックしてみてください。
-河合塾
入試逆算型のオリジナルテキストで、難関大学合格者をたくさん輩出しているのが河合塾です。
授業スタイル
複数の生徒が一緒に授業を受ける集団指導と、映像授業の2つがあります。「河合塾マナビス」はオンラインで自宅での受講も可能です。
授業料
河合塾のホームページによると、「国公立大英語」の年間授業料は121,200円となっています。河合塾マナビスの受講料は、60分×1講座で2,550円です。
塾の特徴
最大の特徴の一つは、入試逆算型のオリジナルテキストの導入です。講師が全国にある120の大学の入試問題を実際に解き、内容や傾向を徹底分析した上で作成。入試本番からいま学ぶべき学習項目がピックアップされており、カリキュラムに沿って勉強を進めていくだけで、合格力を身につけられます。
生徒一人ひとりに担当チューターが付き、日々の受験勉強を多方面からサポート。入試情報や模擬試験の活用法を教えてくれたり、個人面談で勉強の進捗状況をチェックしてくれたりします。
-駿台予備校
毎年安定して大学受験合格者を輩出し、三大予備校の一つとなっているのが駿台予備校です。
授業スタイル
複数の生徒が一緒に授業を受ける、集団指導スタイルです。「スーパーαレベル」「スーパーレベル」「スタンダードレベル」「ベーシックレベル」と、子どもの学力に合わせて講座を受講できます。オンライン授業の受講も可能です。
授業料
駿台予備校のホームページによると、スーパーレベルの「英語総合」を受講する場合、年間授業料は182,000円となっています。
オンライン授業の「大学別実戦演習講座<演習プラス>」の授業料は、1講座につき21,000円です。
塾の特徴
授業は1回50分。他の塾や予備校では1回90分としているところもありますが、特に現役の高校生にとっては50分授業が無理なく集中できる学習時間です。一つの授業にしっかり集中し、体系的な理解を深められます。
部活動や体調不良で欠席しても、受講している授業の録画の視聴が可能。自宅からも視聴できるのはうれしいポイントです。
さらに進路アドバイザーによる進路指導や最新入試情報の提供、駿台OB・OGの現役大学生による学習コーチングといった、サポート体制も充実しています。
-四谷学院
首都圏を中心に70の教室を持っているのが、四谷学院です。
授業スタイル
複数の生徒が一緒に授業を受ける、集団指導スタイルです。オンライン受講もできます。
授業料
四谷学院のホームページによると、高校1年生~2年生の年間授業料は週1コマで30,800円です。
塾の特徴
四谷学院の強みは「科目別能力別授業」と「55段階個別指導」の2つ。両者を効果的に組み合わせることで、理解力と解答力を伸ばしていきます。
「科目別能力別授業」は54種類もの豊富なクラスを編成し、科目ごとに自分の学力に合った授業を受けられるのが特徴です。「苦手な現代文は基礎クラスで」「得意な古文は選抜クラスで」など、細かく対応します。
「55段階個別指導」では中1レベルから東京大学レベルまで、スモールステップで学力を上げられる仕組みです。習熟度をテストでチェックしながら、段階を一つひとつ追って無理なく学力をアップしていけます。
-大学受験ナビオ
大学受験ナビオは、栄光ゼミナールが提供している大学受験に特化した学習塾です。
授業スタイル
集団指導や個別指導、映像指導など、多彩な指導スタイルがあります。オンライン授業にも対応可能です。
授業料
高校3年生が週1回通塾する場合、月の授業料目安は約17,050円です。詳細はこちらの記事を参照してください。無料の授業体験もおこなっています。
塾の特徴
大学受験ナビオでは、生徒一人ひとりに専任でナビゲーターが付きます。志望校選択や学習プランの提案、効果的な学習法のアドバイスなど、大学受験に関わるあらゆる悩みに対応してくれます。
大学受験専門塾のため、講師全員が大学受験に特化した人材ばかり。受験に特化した高レベルの授業を受けられるでしょう。志望校別のクラスでは長年志望校の入試を研究してきた講師も在籍し、効果的に入試へつながる指導がおこなわれます。
-増田塾
増田塾は早慶上智や、難関私大文系受験を目指す高校生向けの予備校です。
授業スタイル
複数の生徒が一緒に授業を受ける、集団指導スタイルです。
授業料
増田塾のホームページによると、高校3年生の年間授業料は825,000円となっています。季節講習費なども含まれた金額です。
塾の特徴
増田塾では難関私立大学合格に必要な要素として、「授業+課題による合格学習量の明示」「チェックテスト補講・課題管理」「強制自習制度による学習習慣の形成」の3つをかかげています。
英単語や古文単語など、授業ではまかないきれない学習を課題として提示。年間のカリキュラムに組み込み、合格に必要な学習量を確保します。毎週のチェックテストを通して、理解度を数値化。目標となる点数が明確となり、子どもにとって日々の学習の指標となります。
また週6日間、塾で自習時間を強制。休憩以外の私語や外出は禁止となり、個人では疎かになりがちな自学自習の時間も効率よくとれます。
-代々木ゼミナール
おすすめ塾の11カ所目は、代々木ゼミナールです。
授業スタイル
対面式の集団指導と、「フレックス・サテライン」と呼ばれる映像授業があります。
授業料
代々木ゼミナールのホームページによると、高3・受験対策「学期+講習会パック」の授業料は1講座コースで131,000円となっています。
塾の特徴
代々木ゼミナールの特徴は、入試問題の的中率が高いオリジナルテキストです。各大学の過去から最新の入試問題を膨大に分析し、大学ごとに対応したオリジナルテキストを作成。実際の入試問題の的中率が高いと好評で、効率的に受験勉強を進められます。
授業は1回90分。入学試験は長時間にわたることから、普段から長時間の授業でも集中できる力を身につけておくことが大切です。レベルや目的別に多彩な講座が開設されており、幅広いニーズに対応します。
-早稲田アカデミー
首都圏を中心に160以上の校舎を展開する、名門進学塾の一つが早稲田アカデミーです。
授業スタイル
集団指導と個別指導のほか、オンライン授業にも対応しています。
授業料
高校3年生向けの講座費用目安は、1講座あたり月額13,750円です。詳細はこちらの記事で解説しているので参照ください。
塾の特徴
授業クラスは学力別・志望校別に編成。標準レベルからハイレベルまでカバーし、学期ごとにおこなわれるテストの結果で変わります。
こだわりの一つが、講師が生徒に発問をする「ライブ授業」です。生徒は質問に意識を集中し、常に考えながら授業を受けられます。1クラスあたりの生徒数は15人と少なく、講師は一人ひとりの顔や名前、学力、志望校などを細かく把握しています。
また毎回の授業後の確認テストや月ごとの月例テスト、3カ月ごとの必修テストなどがあり、学習の定着度を小まめに確認して次に進むのも特徴です。
高校生向けの塾の費用相場はどれくらい?
具体的に塾を紹介してきましたが、いざ塾通いを始めるとなると費用のことも気になりますね。ここでは、高校生向けの塾の費用相場について解説します。
高校生向けの個別指導塾と集団塾の費用相場
高校生の塾にかかる費用は塾の指導形式や授業回数、学年などさまざまな要素によって異なりますが、指導形式ごとの費用相場としてはこのようになっています。
高校1年生〜高校2年生 | 高校3年生 | |
---|---|---|
集団指導塾 | 50万円〜60万円 | 70万円〜90万円 |
生徒2人〜4人 | 生徒1人 | |
---|---|---|
個別指導塾 | 60万円〜70万円 | 80万円〜100万円 |
集団塾は高校1〜2年生が年間50〜60万円、高校3年生が年間70〜90万円です。
一方個別指導塾は、マンツーマン指導か1対2〜4指導かによって費用が異なります。
講師1名に対し生徒2〜4名指導の場合は年間60〜70万円、マンツーマン指導の場合はさらに上がって年間80〜100万円です。
このように、塾費用は高校1〜2年生よりも3年生のほうが比較的高く、さらに個別指導では講師1名に対する生徒人数が少ないほど高くなります。
高校生向けの塾費用の抑え方
塾費用を少しでも抑えるための方法としては、主にこの5つが挙げられます。
- 教えてもらいたい科目を厳選して受講する
- 科目によって塾や学習サービスを使い分ける
- 塾のキャンペーンを活用する
- 塾の特待生制度を活用する
- 自治体の塾代貸付事業を活用する
まず一番塾費用を抑えられる方法として挙げられるのが、そもそも受講科目を少なくすることです。
高校の授業は科目数が多いのでたくさん受講したくなりがちですが、特に苦手な1〜2科目に絞って受講すれば塾費用の大部分を占める授業料を低く抑えられます。
自分で勉強できそうな科目については、映像授業塾やスタディサプリなどの学習サービスを活用して、集団塾・個別指導塾よりも低価格で勉強できるようにするのもおすすめです。
また、塾の入会費無料や季節講習無料といったキャンペーンを活用したり、成績が良い場合は特待生制度にチャレンジしたりしてみるのもいいでしょう。
さらに、自治体によっては塾費用を支援する事業をおこなっていることもあります。
参考▶︎東京都「受験生チャレンジ支援貸付事業」(最大20万円貸付)
ここで挙げた方法を有効活用すれば、かさみがちな塾費用を少しでも抑えることができるでしょう。
高校生はいつから塾に通い始める?週に何回通っている?
塾を検討している人の中には、「いつから塾に通ったほうがいいんだろう?」「週何回くらい通えばいいの?」といった疑問を抱いている人も多いのではないでしょうか。
ここでは、高校生が塾に通い始める時期や通塾頻度についてみていきましょう。
高校生の塾にはいつから通うべき?
通塾開始時期は、現時点の学力レベルや塾に通う目的によって異なりますが、大学受験を目指すなら基本的に高校1年生から通うのがおすすめです。
早い時期から塾に通うと、高校生活に合った学習習慣が身につきやすく、高校1〜2年で習う基礎固めに時間をかけることができます。
大学受験では、受験勉強を始めるときに基礎学力がしっかり付いている人ほど選べる志望校のレベルが広がるので、基礎固めはとても重要です。
塾に行かなくても自分で高校の学習内容を理解できる人を除いて、学校の勉強に少しでもつまづきがある人は早いうちから塾に通ったほうがいいでしょう。
こちらの記事では、大学受験をした学生やその保護者を対象におこなった塾選独自アンケートの結果をもとに通塾開始時期について解説しています。興味があればこちらもぜひご一読ください。
▶︎【2024年最新】大学受験におすすめの学習塾22選を徹底解説
高校生の塾の通塾頻度は?
高校生の通塾頻度は、一般的に週2〜3回が多いです。
しかし、部活動や課外活動が忙しい場合は少なめだったり、大学受験間近の高校3年生ならもっと多かったりと、各々の状況によって通塾頻度は異なります。
週2〜3回通うのが一般的だからといってそうするのではなく、塾に通う目的や受講科目、塾にかかる時間や費用とのバランスをしっかり考えて授業数を決めるようにしましょう。
高校生が塾に通うメリットとデメリットはある?
高校生になると、大学受験を見据えて塾に入ろうか考える人や学校の勉強についていくために塾を検討する人がだんだん周りに増えてくることでしょう。
しかし、「周りが通っているから」といった受け身の理由で通うのはおすすめできません。
まずは高校生が塾に通うメリットとデメリットを理解した上で、自分には塾が合っているのか慎重に検討する必要があります。
高校生が塾に通うメリット・デメリットは、以下の通りです。
高校生が塾に通うメリット | 高校生が塾に通うデメリット |
---|---|
・大学受験に関する情報が手に入りやすい ・学校以外の勉強場所ができる ・学習習慣が身につきやすい ・同レベルの目標をもつ仲間と切磋琢磨できる ・一人ひとりのレベルや目標・志望校に合った勉強ができる |
・放課後や休日の多くの時間がとられる ・塾費用がかかる ・塾が合わないと、学習効果が上がらないこともある |
メリットとしては、主に学校以外に定期的に勉強する場所ができることと学習習慣が身につきやすいことが挙げられます。
集団塾に通うなら、大学受験や定期テストの点数アップなど、共通の目標をもつ仲間との出会いもあるでしょう。
個別指導塾なら、一人ひとりのレベルや目標・志望校に合った勉強ができるので、学校の授業進度と自分の学力がマッチしない場合でも自分のペースで学習できます。
一方デメリットとしては、時間やお金がかかることが挙げられます。
高校生はただでさえ学校の時間が長いため、塾の授業は夜の時間帯に設定されていることが多いです。
学校が終わったら夜9〜10時まで塾にいるという高校生も珍しくありません。
また、学年が上がって授業時間が増えるほど、それに比例して塾費用も高くなっていきます。
このように時間とお金がかなりかかる可能性があるのは、塾に通う上でのデメリットと言えるでしょう。
そして、多くの時間とお金をかけても、塾との相性が悪いと学習効果がなかなか上がらないという事態も起こり得ます。
塾に通うかどうか検討する際には、ここで挙げた通塾のメリット・デメリットを踏まえた上で慎重に検討しましょう。
執筆者プロフィール
塾選(ジュクセン)編集部です。実際に学習塾の運営経験がある者や大手メディアの編集経験がある者などで構成されています。塾選びにお悩みの保護者や学生の方に向けて有益な情報をお届けします。