2024/03/30
公開

【大学受験】大手塾・予備校の費用を徹底比較|おすすめ塾の料金情報も紹介

高校生が大学受験へ向けて塾や予備校へ通う場合、最も気になることの一つが費用ではないでしょうか。それぞれで具体的な授業料が異なるため、事前に金額を細かくチェックしておくことが大切です。今回は全国的にも有名な大手塾や予備校を取り上げ、それぞれの費用を徹底比較してご紹介。授業形式別の料金相場や季節講習の料金も紹介するので、塾選びの参考にしてください。

目次

目次を全て表示 
目次を一部非表示 

【高校生】塾・予備校の料金相場を授業形式別に比較

高校生向けの塾は大きく集団指導型と個別指導型、オンライン型の3つに分けられます。それぞれの料金相場は次の通りです。

授業形式 月の授業料相場
集団指導型 約4万円~10万円(5講座受講の場合)
個別指導型 約2万円(1科目受講の場合)
オンライン型 約5,000円~1万5,000円

上記の表では集団指導型が個別指導型よりも金額が高くなっていますが、集団指導型は5講座受講した場合の料金のためです。基本的に同じ科目数・コマ数を受講した場合、集団指導型は個別指導型よりもリーズナブルとなります。

またオンライン型には対面式のようなリアルタイムの指導スタイルだけでなく、映像授業も含まれていることから、金額にばらつきが発生しています。高校生向け学習塾や予備校の料金相場については、こちらの記事でも解説しているのでご覧ください。

大学受験の塾・予備校の平均費用|授業形式や国公立・私立コース別の料金相場比較など紹介

また大学受験におすすめの塾についてはこちらの記事で解説しています。

【2024年最新】大学受験塾のおすすめ22選!いつから通うべき?費用まで紹介

【大学受験】高校生が通う塾・予備校の費用は?

大学受験で全国の高校生に特に人気のある塾・予備校は、東進ハイスクール・東進衛星予備校と河合塾、駿台、代々木ゼミナール、四谷学院の5つ。それぞれ1科目、もしくは週1で授業を受けた場合の年間授業料が以下の通りです。

塾・予備校 年間費用の目安
東進ハイスクール・東進衛星予備校 約10~13万
河合塾 約18~21万
駿台 約16~20万
代々木ゼミナール 約8~10万
四谷学院 約11~17万

下記では塾・予備校ごとの授業形式や特徴を見ていきましょう。

-東進ハイスクール・東進衛星予備校

東進ハイスクール・東進衛星予備校の授業形式は映像授業です。ベストセラーの参考書や問題集を出している全国的に超有名な講師が在籍し、一流の授業を映像から受講可能。何万人もの生徒を合格に導いた一流講師が、「なぜ、そうなるのか」「どのように問題を解けばよいのか」にこだわり、つまずきやすいポイントや攻略法を細かく指導してくれます。

通期講座は1講座あたり90分×20回。映像授業のため、子どものペースに合わせて受講できます。対面式の授業では週1回のペースで授業がおこなわれますが、東進ハイスクール・東進衛星予備校なら短期間で終わらせることも十分可能。1講座を最短2週間で修了できます。

指導のメインは映像授業ですが、映像授業をカバーできるように担任指導制度を採用。担任による合格指導面談や、担任助手による日々の学習管理などを通して、学習モチベーションを大きく高められます。

-河合塾

河合塾では高校生向けに志望大学への現役合格を目指す「高校グリーンコース」や、東京大学への現役合格を目指す「MEPLO」、無学年制・少人数できめ細かい指導を受けられる「K会」など、さまざまなコースが設定されています。

授業は集団指導で、レベル別に実施。講師は全員がプロ講師で、難関大学への合格実績も豊富です。子どものやる気と学力をしっかり引き上げてくれる授業で、最短距離で志望校合格につながる力が身に付きます。

また講師とは別にチューターが各生徒に付き、日々の学習マネジメントを提供。学習進捗を確認しながら、状況に合わせて学習プランの見直しもおこなっていきます。

-駿台

駿台は大学受験を専門とする予備校。東京大学や京都大学、医学部などへ数多の合格者を輩出しています。

授業形式は集団指導型とオンラインによる映像型。集団指導型では「選抜」「難関」「標準」「基礎」とレベル分けがなされ、子どもの学力や志望校レベルに合わせた学習指導を受けられます。「東大英語」や「医系英語」「国公立大英語」「私大英語」など、講座の種類もバラエティ豊かで、さまざまな学習ニーズへ対応可能です。

講師は志望校合格に特化した授業を実施。同じような目的を持った仲間たちと競い合い、励まし合いながら勉強を進めていけるでしょう。また模擬試験や季節講習も定期的に開催されており、徹底した学習サポート体制で合格へ導きます。

-代々木ゼミナール

代々木ゼミナールは対面式の集団指導と映像授業を提供する予備校。レベルや目的に応じた多彩な講座ラインアップで、それぞれの子どもが抱える学習ニーズに応えます。

対面式授業は1回90分。大学入試本番は長時間にわたるため、普段から集中力を維持する目的でも90分に設定しています。迫力と緊張感あふれるライブ授業で、講師やライバルたちの熱を肌で感じながら勉強を進めていけるでしょう。

映像授業は各校舎の個別ブース、またはスマホを使って自宅などで受講可能です。一人ひとりのスケジュールに合わせて受講できるので、部活動で忙しい子どもでも無理なく取り組めます。

-四谷学院

最後は四谷学院です。授業は複数の生徒が一緒に受ける、集団指導型となっています。最も大きな特徴となるのが、「科目別能力別授業」の導入です。

他の学習塾の中にはハイレベルや標準、基礎などとコース分けがされていると、すべての科目を同じコース内で受講する必要があるところも少なくありません。得意科目と苦手科目に差があっても、すべての科目を同じレベルで受講する必要があるということです。

四谷学院の「科目別能力別授業」では、科目ごとの得意・苦手に合わせて自由にレベルの調整ができます。「苦手な現代文は基礎クラスで」「得意な古文は選抜クラスで」といったように、細かくニーズに合わせて受講できるのが特徴です。

大手塾・予備校の季節講習の費用比較

塾や予備校の多くは春期講習や夏期講習、冬期講習といった季節講習を開催しています。通常授業とは別に開催されるため、別途料金が必要となるのが通常です。

続いては春期講習・夏期講習・冬期講習ごとに、大手塾や予備校の費用を見ていきましょう。

春期講習

春期講習の主な費用は次の通りです。

塾・予備校 費用
東進ハイスクール・東進衛星予備校 1万9,250円(1講座あたり)
河合塾 1万4,500円 (塾生料金 1万4,100円)(基礎英語(対面/映像))
代々木ゼミナール  ・新高校1年生は1万6,000円(1講座あたり)
・新高校2年生~3年は1万4,000円(1講座あたり)

春期講習は学校の春休み期間、または春休みの前後に合わせて開催しているところが多いです。

具体的な学習内容は講習によって異なるものの、最も多いのが前学年の総復習。ちょうど1学年の終わりにあたる時期のため、1年間の総復習を主カリキュラムとしているところが少なくありません。その他では苦手科目の克服や、新学年に向けた先取り学習などを取り入れているところもあるでしょう。

春休みは学校によっては課題がでません。そのため、高校生の中には春休み中にまったく勉強しない子どももいることでしょう。春期講習へ通うことで、長期休暇中も勉強習慣をしっかり維持できるようになります。

また1年間の総復習を通して理解不十分な箇所をつぶし、4月以降の新しい単元学習へスムーズに移れるメリットも生まれるはずです。

夏期講習

続いては夏期講習です。

塾・予備校 費用
東進ハイスクール・東進衛星予備校 1万8,900円(1講座あたり)
河合塾 1万8,400円 (塾生料金 1万7,900円)(ハイレベル長文読解総合英語)
駿台 2万7,500円(塾生料金2万6,400円)(1講座あたり)

高校生向けの夏期講習は、主に学校の夏休み期間に合わせて開催されます。日数は講習やコースによってさまざまです。

内容は春期講習と同じように塾によって異なりますが、受験学年となる高校3年生向けには、志望校別の入試傾向に合わせたカリキュラムを開催しているところもたくさんあります。大学入試は同じ受験科目でも、大学や学部・学科によって傾向や出題内容が大きく違うため、入試傾向に合ったカリキュラムで効率良く合格力を高められるでしょう。

また自習室を完備している塾や予備校の場合、夏期講習のみの受講生でも自由に使えるところがほとんど。エアコンが効いた快適な空間で、暑さを気にすることなく勉強に集中できます。

冬期講習

最後は冬期講習です。

塾・予備校 費用
東進ハイスクール・東進衛星予備校 1万8,900円(1講座あたり)
河合塾 7,000円 (塾生料金 6,700円)(共通テスト本番必勝英語テスト(リーディング・リスニング)(対面/映像))
駿台 2万8,800円(塾生料金2万8,300円)(ハイグレード(HG)徹底強化講座)

冬期講習は学校の冬休み期間に合わせて、または12月上旬から1月下旬にかけて開催されます。

高校3年生の場合は大学入学共通テストや、私立大学入試の直前に開催されるため、試験対策として受講する子どもがほとんど。自分が必要とする受験科目に沿って受講科目を選択し、問題演習を中心として直前対策をおこないます。

また受験学年以外の場合、現役で志望校合格をつかむためには、高校2年生までに基礎を固めておくことが大切です。そのため高校2年生が冬期講習へ通うことをきっかけとして、大学受験を意識した本格的な準備に取りかかれるようにもなります。

大学受験におすすめの塾・予備校の料金比較

以下で紹介する塾は大学受験において、ジュクセンがおすすめするところばかり。集団指導と個別指導、そして映像授業を提供しているため、子どもの生活スタイルや性格、特性、得意・不得意などに合わせて選べます。

塾・予備校 授業形式 費用目安
東進ハイスクール・東進衛星予備校 映像授業 7万7,000円~(1講座90分、24回)
河合塾 集団指導 12万1,200円(高校グリーンコース、90分24講)
東京個別指導学院 個別指導 月額2万7,432円(週1回の通塾)
個別指導学院フリーステップ 個別指導 月額2万900円(週1回の通塾)

それぞれの塾の詳細は、下記の記事で解説しています。ぜひチェックしてみてください。
【高校生】おすすめ集団塾|向いている子どもの特徴や費用相場も紹介
【高校生】おすすめ個別塾|料金相場や個別塾のメリットを紹介

まとめ

学習塾や予備校の費用はそれぞれで大きく異なるため、気になった箇所をいくつか比較検討してみるとよいでしょう。また授業料以外にも入会金や教材費、模擬試験代、季節講習代、設備費などを徴収しているところもあるので、年間あたりのトータル金額で比較することが大切です。

今回紹介した費用情報も参考にして、子どもに合った塾・予備校を見つけてください。

・関連記事 ~この記事を読んだ方は、こちらの記事も読んでいます。

【大学受験】塾の平均年間費用は?授業形式ごとの料金相場も紹介

【高校生】大学受験対策の安いおすすめ塾|費用相場や塾に通うメリットも解説

【大学入試】受験料はいくら?国公立・私立大学別に入学後の費用なども紹介

注目記事

すべての注目記事を見る

新着記事

すべての新着記事を見る

塾選(ジュクセン)編集部

この記事を執筆した執筆者

塾選(ジュクセン)編集部です。実際に学習塾の運営経験がある者や大手メディアの編集経験がある者などで構成されています。塾選びにお悩みの保護者や学生の方に向けて有益な情報をお届けします。

塾選(ジュクセン)編集部の記事一覧を見る