大学受験の塾にはいつから通う?学力や志望校に応じた入塾時期を解説
編集部
塾選(ジュクセン)編集部
大学受験塾に通い始める時期は、志望校や現在の学力によって異なります。推薦を狙うなら高校1年から、受験科目が少ない私立文系なら高校3年からでも間に合うかもしれません。この記事では、目的別の塾の通い始め時期や、今すぐ通うべき人の特徴、塾に通い始めるタイミングの判断基準などを解説しています。
「大学受験で失敗したくないから、大学受験塾に通おうと思っているが、いつからいくべきか?」
「高校3年生になったら大学受験塾にいくつもりでいたが、塾に通う友達が増えている。高校3年生になる前に大学受験塾にいくべきなの?」
このように考えて、大学受験の塾に通うべき時期を調べるために検索をしたのではないでしょうか?
「大学受験の塾にいつからいくべきか?」の答えは目的や現在の学力によるため、一概にはいえません。
推薦で大学に合格したい人は、高校1年生から大学受験塾にいくべきでしょう。
一方で、私立文系など受験科目が比較的少ない大学にいきたい人は、高校3年生から大学受験塾にいっても合格できるかもしれません。
では、自分はいつから大学受験塾にいくべきか?という疑問が解消できるように、本記事では以下の内容について解説します。
この記事のまとめ
大学受験の塾に行くべきタイミングを目的別に解説
大学受験に通い始める人が多い時期
大学受験塾に今すぐ通うべき人の特徴
大学受験の塾にいつから通い始めるべきか迷ったときの判断基準
この記事を読めば、大学受験の塾にいつから行くべきか、わかります。
「もっと早く大学受験の塾に行っておけば良かった……」と後悔した人のリアルな声も紹介しているので、本記事の「大学受験の塾にいつから通い始めるべきか迷ったときの判断基準」と一緒に、塾に通うべきタイミングを決める際に参考にしてください。
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大学受験の塾はいつから通うべきかの目安を目的別に解説
大学受験の塾に通い始めるべき時期は、通塾する目的や自分の学力、志望校の偏差値などを総合的に判断する必要があるため、一概にはいえません。
そこで、大学受験塾に通い始める目安の時期を決める際に、判断材料となるのが通塾する目的です。
今回は、下記の目的別にいつから大学受験の塾に通うべきかを解説します。
- 推薦入試で早めに合格したい人
- 国公立大学や難関私大に一般選抜で合格したい人
- 医学部合格を目指す人
- 私立文系や受験科目が小論文のみの大学・学部に合格したい人
自分がいつから大学受験塾に通い始めるべきなのかをしっかりと判断できるような内容となっているので、通塾時期を決める参考にしてください。
推薦入試で早めに大学に合格をしたい人は高校1年生から通うべき
推薦入試で早めに大学に合格したい人は、高校1年生から大学受験の塾に通うべきです。
指定校推薦や公募推薦など、大学受験における推薦試験では、評定平均が合否を決める、鍵を握っています。
公募推薦では、大学が「評定平均4.0以上」などと出願条件を設けている場合もあります。
指定校推薦で同じ大学・学部の志望者が高校の推薦枠より多くいる場合には、評定平均で出願できる生徒を決める高校がほとんどでしょう。
このように大学受験の推薦試験では、自分の評定平均値によっては出願すらできない可能性があります。
つまり、大学受験を推薦で受験したい人は、評定平均が高いに越したことはありません。
高い評定平均を取るためには、高校1年生の1学期の定期テストから好成績を修めることが必要不可欠です。
大学受験に推薦入試で合格したい人は、高校1年生から塾に通うほうがよいでしょう。
また、評定平均を上げたい人は、個別指導塾に通うことをおすすめします。
大学受験指導を行う集団指導塾は、一般入試の学力を上げるためのカリキュラムで授業が進められるため、定期テストで得点を上げられるような授業は受けられないでしょう。
個別指導塾であれば「推薦入試で大学に合格するために、定期テストで高得点が取れるように指導してほしい」という二ーズに柔軟に対応してもらえます。
指定校推薦や公募推薦狙いの高校生は、大学受験の塾として個別指導を選び、高校1年生から通塾するのが望ましいです。
国公立大学や難関私大に合格したい人は高校1・2年生から通うべき
国公立大学や難関私大に合格したい人は高校1・2年生のうちに大学受験の塾に通うべきといえます。
ダイヤモンド社教育情報がまとめた「国公立大合格率ランキング1~10位(2023年度)」で、第1位、第2位にランクインしている「甲陽学院」と「灘高校」は、どちらも中高一貫教育を行う私立高校です。
これらの高校をはじめ、国公立大学や難関私大の合格率が高い高校では、遅くとも高校2年生までに高校の学習範囲の授業を終了し、高校3年生の1年間は大学受験勉強に専念します。
つまり、一般的に難関といわれる大学に合格するためには、高校3年生になったら本格的な受験勉強ができる状態になっていることが理想的です。
また、国公立大学の受験には、大学別の入試の対策だけでなく、5教科7科目の共通テストの勉強も必要となるため、長期的かつ計画的な大学受験の勉強が合格には欠かせません。
難関私立大学の受験問題は大学ごとに特色があり、応用力を試す問題も多く出題されます。高校2年生ぐらいまでに基礎をしっかり固めた上で、高校3年生では応用力を磨いたり、大学の傾向を押さえた試験対策をしたりするほうが合格にぐっと近づけるでしょう。
国公立大学や難関私大に合格したい人には、高校1年生や2年生の早い時期から大学受験塾に通い、長期的かつ計画的に大学受験の勉強を進めることをおすすめします。
医学部合格を目指す人は中学生から準備を始める人もいる
医学部合格を目指す人の中には、中学生から医学部専門の塾に通って大学受験の準備を始める人もいます。
医学部の試験では、難易度の高い学力テストだけでなく、医師になるに値するヒューマンスキルがある人物かを図るために、必ず面接試験があります。
医学部に合格できるだけの学力はもちろん、将来医師として命に向き合うことに自覚をもち、人間的な素養も高めるためには、長い時間が必要です。
実際に医学部専門予備校・富士学院では、医学部を目指す中学生に個別指導をするコースを設けています。
医学部受験に精通した講師から思考力を鍛える授業を受けられるだけでなく、医師になる自覚や覚悟を促す接し方をしてもらえるのが特徴です。
受験に合格できる学力だけでなく、医師として多くの人の役に立ちたいと思って勉学に励む人のなかには、中学生から医学部受験の勉強を始める人もいます。
とはいえ、高校生になってから受験勉強を始めても、合格できないわけではありません。
ただし、医学部の受験倍率や試験問題の難易度は高いため、医学部合格を目指す人はすぐに大学受験の塾に通い始めるほうがよいでしょう。
医学部の予備校について、もう少し詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
私立文系や小論文のみなど必要科目数が少ない人は高3から通って間に合う人も
私立文系や小論文のみなど、大学受験に必要な科目数が少ない学部を受験する人は、高校3年生から大学受験塾に通っても受験に間に合う可能性がほかのパターンより高くなります。
私立文系では、英語と国語などの2科目や、小論文で受験できる大学があります。
中央大学の総合政策学部や国際情報学部の2024年度入試は、国語(近代以降の文章)と英語が受験科目です。
同じく2024年度の慶応義塾大学の環境情報学部の入試では、数学・情報・英語のいずれか1科目と小論文だけで受験可能です。
また、私立文系の受験では国語や英語に加え、地理や歴史などの社会科目が課され、合計3科目での受験となる大学・学部もあります。
とはいえ、文系学部で課される科目は、知識があれば解答できる問題も多く、勉強した成果が得点に結びつきやすいのが特徴です。
一方で、同じ私立大学でも、理系学部の志望者は高校2年生から大学受験塾に通うことをおすすめします。
理系学部の試験科目である、数学や理科では覚えた知識を使って問題を解かなければいけないため、勉強の成果が結果に出るまで時間がかかるからです。
私立文系や小論文だけで受験ができる大学・学部を目指している人は、高校3年生からの通塾でも本人の努力次第で合格できるチャンスはあると考えて問題ないでしょう。
大学受験の塾に通い始める人が最も多い時期は4月
高校1年生~高校3年生と既卒生の大学受験塾に通い始めた時期を塾選で調査したところ、全ての学年で4月に大学受験塾に通い始めた人が最も多い結果となりました。
各学年の大学受験塾に通い始めた人の割合が大きい時期を、1位~3位までまとめた結果が下表です。
学年 | 1位 | 2位 | 3位 | |
---|---|---|---|---|
高校1年生 |
大学受験塾に 通い始めた時期 |
4月 | 3月 | 8月 |
割合 | 52.9% | 9.2% | 6.2% | |
高校2年生 |
大学受験塾に 通い始めた時期 |
4月 | 8月 | 7月 |
割合 | 28.5% | 11.6% | 9.5% | |
高校3年生 |
大学受験塾に 通い始めた時期 |
4月 | 7月 | 3月 ※高校2年生の3月 |
割合 | 39.1% | 10.5% | 9.2% | |
既卒生 |
大学受験塾に 通い始めた時期 |
4月 | 3月 | ー |
割合 | 70.5% | 16.9% | ー |
(塾選調べ:全国の高校生2,413人を対象にアンケートを実施)
※既卒生は、3月・4月以外に大学受験塾に通い始めた人の割合がほぼ変わらないため、3番目は省略。
上表の結果から、4月に大学受験塾に通い始める人が多いことは明白ですが、3月や7月・8月の季節講習をきっかけに大学受験塾に通い始める人が多いこともわかりました。
各学年の調査対象の人数が異なるため、本調査では大学受験に通い始める人が多い学年は把握できませんでしたが、一般的には高校1年生の4月に大学受験の塾に通い始める人が多いといわれています。
大学受験の塾に今すぐ通うべき人の特徴
ここからは、大学受験の塾に今すぐ通うべき人の特徴を解説します。
次の4つの項目のどれかにあてはまる人は、すぐに自分に合う大学受験塾を探し、入塾を検討をするようにしましょう。
- 志望大学がまだ決まっていない人
- 志望大学の選抜方法や評価基準など受験情報が知りたい人
- 志望大学のレベルと現状の学力の差が大きい人
- 面接や小論文対策など学校では個別で対応してもらえない人
志望大学がまだ決まっていない人
志望大学がまだ決まっていない人は、大学受験の塾に今すぐ行ったほうがよいでしょう。
「志望校が決まっていないのに、塾に行って意味があるの?」と疑問に思う人もいるかもしれません。
大学受験の塾には、大学の情報が豊富にあります。また、面談で好きな科目や理想とする将来像を訊いた結果をもとに、生徒に合いそうな大学のオープンキャンパスを紹介してくれることもあります。
大学受験のチャンスは、ほとんどの人にとって1年に1回だけです。大学受験に合格するためには、まずは目標となる「志望大学」をきちんと決めることが大切なので、志望大学がまだ決まっていない人は志望校選びのサポートをしてくれる大学受験塾に早めに通うべきです。
志望大学の選抜方法や評価基準など受験情報が知りたい人
志望大学の選抜方法や評価基準など受験情報をしっかりと知りたい人も、早めに大学受験の塾に通うべきです。
大学受験では、各大学によって選抜方法や評価基準、受験科目、配点などが異なります。高校の進路指導では、全国にある大学の情報を網羅できていないケースもあります。
大学受験では、「推薦入試と一般入試のどちらで受験するのか?」や「合否を決める際に、何を評価基準にするのか?」によって、勉強方法が変わります。
MARCHを志望する高校生が、一般入試で受験をする予定にもかかわらず、高校の先生に言われるままに共通テストの勉強を頑張るのは効果的な勉強方法とはいえません。
大学受験では、志望大学の入試方法を理解して、適切な方法で受験勉強をする必要があります。
「志望大学の情報を集められる自信がない」など、受験情報を知りたい人もなるべく早い段階で塾に通い始めるとよいでしょう。
志望大学のレベルと現状の学力の差が大きい人
模試の結果で、志望大学の合格可能性が20%以下となっている人など、志望大学のレベルと現状の学力の差が大きい人も、今すぐに大学受験塾に通ったほうが良い人です。
実際に、大学受験塾に通ったほうが良い生徒の例を確認してみましょう。
横浜国立大学理工学部化学・生命系学科を志望するY君は、高校2年生の2月に行った共通テストの模試の点数が564点でした。
ある予備校の合格判定基準を確認したところ、714点以上がAランクとなるため、Y君は受験までに150点ほど得点を上げなければ、合格が難しい状況です。
高校3年生の共通テストにおける1年間の伸び幅は平均100点なので、150点アップさせるためにY君は他の人よりも懸命に勉強する必要があります。
Y君のように、平均の伸び率以上に学力をアップさせて、偏差値を上げなければいけない場合、他の人と同じがんばり方では偏差値は変わりません。
他の受験生と比較して算出される偏差値を上げるためには、他の人よりも多くの勉強量をこなしたり、効率的に勉強を進めたりする必要があります。
勉強量をこなしながら効率よく勉強し、志望大学の合格レベルに近づくためには、勉強方法についてもサポートしてくれる大学受験塾に通うほうがよいでしょう。
面接や小論文対策など学校では個別で対応してもらえない人
総合型選抜や医療系学部の入試では、面接や小論文が選抜基準になっている場合も多くあります。
高校では、面接や小論文の対策を個別に対応してもらえない人は、すぐに大学受験塾に通って対策できる環境を作りましょう。
特に総合型選抜では、事前に提出するエントリーシートと、試験当日に行う面接・小論文で合否が決める大学も少なくありません。
面接や小論文が合否に直結する選抜方式や学部を志望している人は、今すぐに専門塾で対策してもらうのがおすすめです。
大学受験の塾にもっと早く通えばよかったと後悔した人の失敗談
本項では、塾選の調査で寄せられた「もっと早く大学受験の塾に通えばよかった」と後悔した声を紹介します。
志望校に合格できましたので。今思えばもう少し早く入ればさらに上を目指せたとまで思えます。入試日程が合わなかったので、受講していませんが早稲田慶応も受ければ受かったと思います。模試の判定では悪くてもB判定でした。(高2・東進ハイスクール/東進衛星予備校東進衛星予備校・名古屋大学への合格体験記)
大学受験のために通いました。個人的に1年限定という期限があり志望校の志望学類には合格しませんでしたが、成績はぐんと伸びましたし、勉強を楽しく感じ集中してできましたので、もっと早く出会っていればと思います。(既卒生・駿台個別教育センター四谷ルーム・東京大学への合格体験記)
このように志望大学に合格した人のなかにも「もっと早く大学受験塾に通えばよかった」と後悔している人はいます。
後悔しないためには、「大学受験の塾に通ったほうがよいのか?」と考え始めたときに、大学受験塾を比較・検討して自分に合っている塾を探して入塾するのがよいでしょう。
大学受験の塾にいつから通うべきか迷った時の判断基準
ここまでで、自分が大学受験塾に通う必要があるのかどうかの判断はできたのではないでしょうか。
しかし、実際にいつから通うべきなのか?と疑問に思っている人もいるでしょう。
最後に、大学受験の塾にいつから通うべきかの判断基準を解説します。
判断基準は、次の3つです。
・評定が必要な選抜方式か
・部活動や学校行事が忙しくないか
・外部模試の判定が良いか
それぞれの判断基準について、チェックしてみましょう。
評定が必要か一般入試のみか
一つ目の判断基準は、「評定が必要な選抜方式か」、「学力試験のみか」です。
評定が必要な選抜方式には、指定校推薦・公募型推薦・総合型選抜(一部)があります。
高校1年生~高校3年生1学期までの評定平均が合否を決める材料になります。
つまり、評定平均で合否が決まる試験で大学に合格したい人は、なるべく早いうちに定期テスト対策ができる塾に通うほうが無難です。
早めに大学受験の塾に通うことで、高校の授業でわからなかった単元の復習や定期テスト対策の授業が受けられるます。
また、自習室を使えるため、集中して定期テストの勉強に打ち込めます。
個別指導の大学受験塾では、定期テスト前に受講教科以外の質問に対応するケースもあります。
このように早いうちから大学受験塾に通えば、授業以外にも勉強に集中できる環境が得られたり、テスト勉強をサポートしてもらえたりします。
一方で、学力試験のみで合否が決まる人は、遅くとも高校3年生の春から大学受験塾に通うとよいでしょう。
とはいえ、国公立大学や難関私立大学を志望する人は、高校3年生からの通塾では受験までに間に合わない可能性もあります。志望校のレベルが高い人は、早いうちに大学受験塾に通えば、十分に対策する時間が持てるでしょう。
部活動や学校行事が忙しい場合
2つ目の判断基準は、部活動や学校行事の忙しさです。
部活動や学校行事など、学校生活が忙しいなかで無理に大学受験塾に通うと、疲れて授業中に居眠りをしてしまったり、宿題をこなせなかったりする人がいます。
勉強以外に忙しい高校1年生~2年生は、まずは自宅学習をする習慣をつけることを第一優先にすると良いでしょう。
部活動・学校行事と勉強を両立できるくらいの、時間的余裕や体力的余裕ができたときが通塾すべき時期です。
とはいえ、大学受験塾に通って入試情報を収集したい人や、自宅ではまったく勉強しないため塾に通わせたいと考える保護者もいるでしょう。
こういったケースの場合、まずは1講座の受講をおすすめします。
外部模試の判定が良いかどうか
3つ目の判断基準は、「外部模試の判定が良いかどうか」です。
大学進学を目指す高校では、高校1年生から外部模試をするケースが多いです。
実施した外部模試で、志望大学の合格可能性が低い人は、なるべく早めに大学受験塾に通うべきです。
反対に、志望大学の合格可能性が50%以上の高校1・2年生は、すぐに大学受験塾に通う必要はないでしょう。
とはいえ、高校の学習内容は一度躓いてしまうと、挽回するのが難しいです。
合格可能性が高い人でも、高校の授業のスピードについていくのが大変だと感じている人や、早いうちに大学受験の対策を始めたい人は、判定の内容にかかわらず大学受験塾へ通い始めることをおすすめします。
大学受験におすすめの塾10選
最後に、塾選がおすすめする大学受験の塾をご紹介します。
大学に入学できれば、高校以上に高い授業料が必要となる可能性を考えて、少しでも大学受験の塾の費用を抑えたいと思っている人もいるのではないでしょうか?
そこで、比較的リーズナブルな授業料で通える大学受験塾をピックアップしました。
またこちらで紹介している大学受験塾以外にももっと詳しく知りたい人は、ぜひこちらの記事をご覧ください。
【2024年】大学受験対策が有名なおすすめの学習塾20選を徹底解説
塾名 | 料金目安 | 特徴 | お問い合わせ先 |
---|---|---|---|
武田塾 | 50,000円 | 自学自習習慣が身に付く。 | 詳しく料金を知りたい |
東進ハイスクール 東進衛星予備校 |
40,000円 | 有名講師によるハイクオリティな授業。 | 詳しく料金を知りたい |
東京個別指導学院 | 要問い合わせ | 一人ひとりに合わせたコーチング指導。 | 詳しく料金を知りたい |
大学受験ディアロ【Z会グループ】 | 要問い合わせ | Z会グループならではの高品質な教材で さまざまな受験方式に対応できる、 生徒プレゼン形式の塾。 |
詳しく料金を知りたい |
坪田塾 | 1,512~2,308円 (1時間あたり) |
自宅でインプット、塾で アウトプットの反転学習。 |
詳しく料金を知りたい |
個別教室のトライ | 公式サイトに記載なし | 30年以上にわたり、120万人を超える 生徒をサポートしたデータをもとにした 指導法「トライ式学習法」で 勉強をバックアップ。 |
詳しく料金を知りたい |
湘南ゼミナール | 月11,100円(集団指導) 月20,000円(個別指導) |
思考力と思考スピードを鍛えられる QE(Quick Exercise)授業で、 実践力を育む。 |
詳しく料金を知りたい |
個別指導の明光義塾 | 公式サイトに記載なし | 生徒一人ひとりの目標・目的に合わせた 学習プランを作成。 習った知識を整理する、 対話型授業で学力をアップさせる。 |
詳しく料金を知りたい |
臨海セミナー 大学受験科 | 月11,100円 | 学年ごとのカリキュラムがあるため 「何から大学受験勉強を始めたらよいか わからない人」も 安心して通える大学受験塾。 |
詳しく料金を知りたい |
個別指導WAM | 要問い合わせ | 学習指導にAIを活用しており、 効率的に苦手を見つけられるため、 1年以内の定期テストで 1教科20点アップの成績を保証。 |
詳しく料金を知りたい |
武田塾
武田塾は自学自習の習慣を身に付けたい人におすすめです。講師が解説をする授業よりも高校生が自分で勉強する自学自習を重要視しており、自ら勉強を続けていく仕組みを作っています。
【特徴】
義務自習や365日課題指定、帰宅前の宿題チェックなど、武田塾では高校生の自学自習管理を徹底しています。
さぼれない状況をつくり出すことで、子どもが自ずと勉強に取り組むようになる仕組みがあります。また、4日進んで2日復習といったカリキュラムを採用しており、全ての学習項目を完璧に定着させることも可能です。
【料金】
授業料は最も安いコースで月20,000円からとなっています。こちらの記事でも料金について解説していますので、参照してください。
【参考記事】『武田塾』の授業料を徹底解説!他塾と比べて料金は?
【サポート体制】
武田塾では動画で「夏休みの勉強のモチベーション維持の方法」「大学受験の歩き方」「教科別勉強方法」などの動画をアップしています。また、各教室には自習室が設置されており、開校時間であればいつでも利用可能です。
【武田塾の口コミを一部ご紹介】
志望大学に合格させてくれたのは、塾のサポートがあったからです。それは娘からの評価でもあります。独りでは対応出来ない受験勉強を、一緒に考え、対策を示してくれる塾があったからこそ、集中して勉強ができました。ありがとうございます。(保護者・北海道・会社員) 【口コミを詳しく見る】
最高の塾、今まで自分が通った塾を含めそれが武田塾です。先ほども述べましたが、なんだこの塾はから始まったのですが、塾を辞める時にはこのまま続けたいと親が勝手に思いました。自主性がたいせつなのだなと親の勉強にもなりました。今まで子供に対し、勉強せいとせかすことばかりだったのですが、自主性が身につくと勝手にやりだしました。キーワードは自主性。(保護者・愛知県・会社員) 【口コミを詳しく見る】
東進ハイスクール/東進衛星予備校
映像塾パイオニアの東進です。業界大手の映像塾として知られており、実力派の講師陣によるハイクオリティの授業と担当チューターとの二人三脚で難関大学合格を目指します。
【特徴】
CMでもおなじみの有名講師陣による映像授業が特徴です。
東進ハイスクール・東進衛星予備校の講師は、日本全国から選りすぐられた大学受験のプロフェッショナルであり、何万人もの受験生を志望校へ合格してきた実績があります。特に授業のクオリティにこだわる人、第一志望が明確に決まっている人、受験に対して強い意欲がある人におすすめです。
【料金】
授業料は学年や受講する科目、科目数によって異なります。そのため、具体的な料金が知りたい人は教室にお問い合わせください。
【参考記事】『東進ハイスクール/東進衛星予備校』の料金を徹底解説!他塾と比べて授業料は?』
【サポート体制】
東進ハイスクール・東進衛星予備校ではモチベーションを維持してくれる担任制度や、志望校合格に向けた「合格設計作成図」、自宅にいても学習履歴が一目で分かる「学力POSシステム」など、独自のサポート体制で受験生を支援します。
【東進ハイスクール・東進衛星予備校の口コミを一部ご紹介】
やはり個人授業で自分のペースで勉強を進められたことが、結果的に良かったと思います。苦手な問題を繰り返し行うことで、本質的に理解できるようになり、知らず知らずのうちに自分の実力につながっていく勉強のスタイルが良かったと思います。(保護者・三重県・会社員) 【口コミを詳しく見る】
一番のメリットはオンラインでの映像授業なので生徒のスケジュールに合わせて通塾をすることができること。また、合格実績が多くあるので過去のデータを分析がされ、生徒の志望校に合格させるための近道を誘導してくれること。その他、実績のある有名な講師陣の映像授業が魅力的である。(保護者・神奈川県・会社員) 【口コミを詳しく見る】
東京個別指導学院
東京個別指導学院では、生徒に合わせて担当講師を選べます。受験に向けて併走する講師との相性は非常に重要で、一人ひとりに合わせたコーチング指導で効果的な受験対策が可能です。
【特徴】
東京個別指導学院では、ベネッセグループの情報力を基に、志望校合格へ向けて一人ひとりに合わせた個別指導を実施している上、生徒と相性の良い講師をマッチングし、学習により集中できる環境を整えています。
また、生徒の状況・目標に合わせてオーダーメイドカリキュラムを作成し、効率よく学習を進められるようサポートしています。そのため、受講曜日や時間帯、科目も柔軟に決められ、部活動などとの両立も可能です。
一般的な大学受験対策はもちろん、総合型選抜・推薦対策、小論文・面接対策などさまざまなニーズに対応しているのも特徴です。
【料金】
東京個別指導学院の料金は公式ホームページには記載がありませんでした。オーダーカリキュラムで生徒によって料金も異なるため、気になる人は近くの教室に問い合わせてください。
【参考記事】東京個別指導学院の料金を徹底解説!他塾と比べて授業料は?
【サポート体制】
東京個別指導学院では、家庭学習も生徒に合わせてサポートしてくれます。授業前に連絡をすれば当日でも無料で授業の振替が可能です。また、授業のない日でも自習室はいつでも利用でき、講師の手が空いていれば質問もできるため、効率よく学習を進められます。
【東京個別指導学院の口コミを一部ご紹介】
かなり料金は高い方だと思う。しかし、2対1とはいえ丁寧に教えてくれたのと、ただ成績を上げるだけではなく、今後の将来の進路についても一緒に考えてくれた上で計画を立ててくれた。また授業以外でも自習に行けば教えてもらえたし、日曜日に補修もしてくれたので、総合すれば安いくらいかもしれない。(高校生・生徒)【口コミを詳しく見る】
大学受験ディアロ【Z会グループ】
大学受験ディアロ【Z会グループ】は、第一志望校合格に向けて高校生と中高一貫校の中学生をサポートする大学受験専門塾です。少人数定員制にこだわり、徹底したサポートで受験生一人ひとりの学力アップをサポートしています。
【特徴】
大学受験ディアロ【Z会グループ】では、国公立大学カリキュラム・私立大カリキュラム・定期テスト対策カリキュラムが用意されており、一般受験から学校推薦型選抜や総合型選抜、内部進学といったさまざまな受験方式に対応しています。
また、志望校が明確になっていない場合でも個別カウンセリングを行っているため、プロにじっくり相談しながら自分に合った志望校を決められるので安心です。
さらに大学受験ディアロ【Z会グループ】では、一方的に知識を教え込むスタイルではなく、学習した内容を自分の言葉でアウトプットすることに重点を置いています。トレーナーとの対話を通して新たな発見や気付きを得られ、知識をより深い理解へと定着につなげていく指導が特徴です。インプットとアウトプットを繰り返すことで、確かな学力を身に付け合格へと導きます。
【料金】
具体的な授業料などの費用についてはホームページで公開されていませんでした。
週1回1科目から通うことができますが、コースによって料金が異なるため、気になる人は直接近くの教室に問い合わせてください。
【参考記事】大学受験ディアロ【Z会グループ】の料金を徹底解説!他塾と比べて授業料は?
【サポート体制】
大学受験ディアロ【Z会グループ】では、授業の前に自分で知識をインプットすることを推奨しています。Z会グループだからこそ提供できる良質な教材とAI教材を活用することで、効率的な自宅学習が可能です。
また、授業以外にも学習プラン設計や進捗管理、質問対応などの授業内容に関するサポートも実施。さらに進路相談・学習相談にも対応できるサポート体制が整っています。トレーナーとスクールマネージャーが一人ひとりに寄り添って合格まで支援してくれます。
【大学受験ディアロ(Z会グループ)の口コミを一部ご紹介】
親として進路指導の場面で講師の方とお話しする機会がありました。息子の学力と希望に合わせて様々な志望校を提示していただきました。情報量の豊富さにプロフェッショナルな一面を感じました。息子も親も納得の進路指導であり、感謝しています。(高校生・保護者)【口コミを詳しく見る】
坪田塾
坪田塾は、塾だけではなく、家庭でも効率よく勉強できる「自習力」を身に付けられる個別指導塾です。生徒の自立を支え、成績を的確に伸ばす坪田塾独自の個別指導は、ベストセラー小説である「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」(通称「ビリギャル」)のモデルにもなりました。
成績を上げるための指導のみにとどまらず、市販教材の選定から、豊富な学校・入試情報に基づいた志望校選びのサポートも実施しています。
【特徴】
坪田塾では、生徒が自分でインプットを行い、教室でアウトプットを行う「反転学習」を実施しています。塾でインプット、宿題でアウトプット、といった従来型の学習とは異なり、この反転学習は、必要な知識を効率よく正しく定着させ、さらには勉強の自走力を付けることも可能になります。
指導では、教育心理学を活用し、生徒の性格に合わせた声がけ、アプローチを実施しています。勉強面でのメンタルサポートを行い、学習のモチベーションを維持向上させるため、勉強が苦手な生徒でも、楽しく、確実に成績アップを目指すことが可能です。
【料金】
高校3年生の場合、1時間あたりの授業料の目安は1,512〜2,308円です。
坪田塾の授業料は科目数にかかわらず、時間単位で設定され、受講時間が長いほど、1時間あたりの料金が安くなります。ただし、週6時間以上の受講が必須です。夏季講習などの特別講習であれば、全て受講する場合、授業料は1時間あたり約890円になります。
【サポート体制】
全国・海外各地から受講できるオンライン個別指導も選択できます。オンライン指導であっても、生徒と1対1の対話式指導を行うことで、学習効果を落としません。また、オンライン・対面にかかわらず、欠席した場合は、当日であっても振替が可能です。
指導は、英語、数学などといった通常科目に限らず、英検・TOEIC・TOEFL・GTECなどの各種検定対策や、総合型選抜・学校推薦型選抜入試の対策も実施しています。
【坪田塾の口コミを一部ご紹介】
親身で、塾生の性格を良く把握してくれていた。インプットは主に自宅等で行い、塾では主にアウトプットを行っていた様子。担当講師とは気が合って良く家でも、面白そうに話してくれていた。楽しそうに話す様子から、合っている事は見えていました。(保護者・東京都・会社員) 【口コミを詳しく見る】
ビリギャルの元になった塾で娘は入塾前に試験があり、できてないところと、できているところがはっきりわかりました。担当の先生も親切にしてくださり、無事合格出来ました。 また、駅からのアクセスもよく学校の帰りなどに寄れるようで娘は部活帰りに通っておりました。(保護者・東京都・会社員) 【口コミを詳しく見る】
個別教室のトライ
次におすすめ塾は個別教室のトライです。全国に直営教室を607カ所持っています。
【特徴】
「高校生のコース」では大学受験対策や内部進学対策、苦手科目克服など、高校生が持つさまざまなニーズに対応しています。オーダーメイドのカリキュラムを作成し、完全マンツーマン指導で勉強を進めていきます。
授業内容を講師が毎回レポートし、学期末などには教室長兼教育プランナーが面談を実施し、授業内容や授業の成果をふり返りながら、必要に応じてカリキュラムを修正することが可能です。
個別教室のトライについてはこちらの記事でも解説しているので、ぜひご覧ください。
【料金】
高校3年生が週1回通塾する場合、月の授業料目安は約34,668円です。料金についてはこちらの記事でも解説しています。無料体験授業を開催しているので、お試し感覚でご利用ください。
湘南ゼミナール
湘南ゼミナールは、生徒も講師も楽しく学べる環境を提供し、刺激し合いながら学力向上を目指す学習塾です。
【特徴】
湘南ゼミナールは、神奈川県・千葉県・埼玉県・東京都に教室を展開しているトップ校合格の実績が豊富な進学塾です。
授業では、豊富な合格実績と指導実績に基づいて作られた「湘ゼミ合格逆算カリキュラム」を用いた指導が行われています。授業を担当する講師は厳しい基準をクリアした講師のみなので、安心して任せられるでしょう。
また、合格から逆算された塾内テストを定期的に実施することで、現状を常に分析し、着実に実力が伸ばせるようにサポートしています。細かな現状把握と繰り返しの学習により、合格へ近づいていることを実感できるので高いモチベーションを保ちながら受験勉強に励めます。
塾の詳細はこちらの記事でも解説しているので、ぜひご覧ください。
【塾の費用】
入塾時には16,500円の入会金が発生します。ただし、兄弟姉妹が在籍または過去に在籍していた場合には無料です。
高校生が週1回通塾する場合の授業料の目安は、集団指導であれば月額11,000円~、個別指導であれば20,000円~となっています。また、個別指導の場合には授業料以外に諸経費がかかります。
料金についてはこちらの記事でも解説しています。
個別指導の明光義塾
個別指導の明光義塾は、一人ひとりに合わせた独自のメソッドで指導を行っています。
【特徴】
明光義塾では、個別指導のパイオニアとして長年の指導を基に培った経験とノウハウを活かした授業を行っています。授業では生徒と講師の対話を重視しており、わからないところがあっても遠慮することなく何度も質問できるのが特徴です。
授業の最後にはその日に学んだ内容を講師に説明して振り返りを行います。自分の言葉で表現することで、理解度の確認と深い定着につなげ、学びへの自主性を育んでいます。
また、授業内容は一人ひとりの悩みや課題に合わせて、オーダーメイドでの作成が可能です。個々の目標達成に向けて、学習状況を綿密にチェックしながらサポートしてくれます。
塾の詳細はこちらの記事でも解説しているので、ぜひご覧ください。
【料金】
月々の授業料は通塾回数や科目、受講するコースによって異なります。授業料以外に別途教材費・諸経費がかかります。
公式ホームページには授業料の具体的な金額に関する記載がないので、詳しくは近くの教室に問い合わせてください。
料金についてはこちらの記事でも解説しています。
臨海セミナー 大学受験科
臨海セミナー 大学受験科は、志望校合格に向けて生徒一人ひとりに丁寧に学習面談を行い、サポートしています。
【特徴】
臨海セミナー 大学受験科では、大学受験対策はもちろん、学校別の定期テスト対策も行える学習塾です。過去の定期テストの出題傾向の分析結果を基にして、最大限の効果が出る対策を行っています。
さらに、個別にティーチングアシスタントがつき、苦手科目や分野への個別フォローも実施しています。徹底したバックアップ体制が仕組み化されているので、苦手意識の強い単元でも安心です。
また、20:20~21:40という遅い時間帯の授業も設置されているので、部活動との両立がしやすいのも特徴です。部活をがんばりたいけれど、勉強にも力を入れたいという高校生にもおすすめできます。
塾の詳細はこちらの記事でも解説しているので、ぜひご覧ください。
【料金】
高校3年生が1講座を受講する場合、月額料金は11,000円です。受講する講座数が増えるごとに、料金には割引が適用されます。
例えば、6講座受講すると月額料金は54,450円となり、11,500円割引で受講できます。また、授業料以外に別途教材費・模擬試験代・維持費・登録手数料がかかります。
料金についてはこちらの記事でも解説しています。
個別指導WAM
個別指導WAMは、北海道から沖縄まで幅広く教室を展開している学習塾です。(一部地域除く)
【特徴】
個別指導WAMでは、一般選抜入試だけでなく、総合型選抜や学校推薦型選抜の対応も行っているので、希望する入試方式に合わせた対策が可能です。
また、日本全国の受験情報はもちろん、海外の大学の情報も熟知しています。豊富な大学受験情報を用いて、第一志望校合格を目指す上で最適な対策を提案しています。
学習計画を一人ひとりの学力や目標に合わせて作成してくれるので、志望大学の入試で頻出の内容から優先的に学習することも可能です。そのため、短期間で合格力を養える仕組みとなっています。
「志望校は決まっているけれど、何から勉強したらよいかわからない」という人におすすめの学習塾です。
塾の詳細はこちらの記事でも解説しているので、ぜひご覧ください。
【料金】
通塾回数や科目、受講するコースによって料金は異なります。個別指導WAMの公式ホームページには授業料の具体的な金額に関する記載がないので、詳しくは近くの教室に問い合わせてください。
料金についてはこちらの記事でも解説しています。
執筆者プロフィール
塾選(ジュクセン)編集部です。実際に学習塾の運営経験がある者や大手メディアの編集経験がある者などで構成されています。塾選びにお悩みの保護者や学生の方に向けて有益な情報をお届けします。