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法政大学 英検®利用は何級・何点が必要?対象学部・スコア換算・注意点まとめ【2026年度入試】

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大学受験
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塾選ジャーナル編集部

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法政大学 英検®利用で出願するには、何級・何点が必要?

そんな疑問を持つ受験生や保護者は年々増えています。法政大学では一部の入試方式において、英検®などの英語資格・検定試験を活用することができるからです。

この記事では、法政大学での英検®利用の可否や必要なスコア、学部別の条件、スコア提出の期限、合格に役立つ戦略まで、英検®利用受験に直結する情報をわかりやすく解説します。すでに英検®を取得している方も、これから取得を目指す方も、最後まで読んで法政大学の入試に役立ててください。

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目次

法政大学の入試で英検®は利用できる?

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法政大学の入試では、ほとんどの学部・学科で英検®を利用できます。ただし、英検®を利用できる入試方式は限られているため、注意が必要です。

この記事では、英検®が利用できる入試方式や学部・学科について詳しく解説します。

英語外部試験が使えるのはどの入試方式?

法政大学で英検®が利用できるのは、T日程の英語外部試験利用入試です。英語外部試験の結果が一定の基準を満たせば、英語の試験が免除になり、1科目のみで受験ができる入試方式です。

英語外部試験利用入試は、すべての学部を対象に実施しており、全国10都市の会場で受験できるため、地方の受験生にもチャンスがあります。

英検®が利用できる学部・学科一覧

ここでは、英検®を入試で利用できる学部・学科を紹介します。

学部 学科
法学部 法律学科
政治学科
国際政治学科
文学部 英文学科
経済学部 国際経済学科
国際文化学部 国際文化学科
社会学部 社会政策科学科
社会学科
メディア社会学科
経営学部 経営学科
経営戦略学科
市場経営学科
人間環境学部 人間環境学科
現代福祉学部 福祉コミュニティ学科
臨床心理学科
キャリアデザイン学部 キャリアデザイン学科
スポーツ健康学部 スポーツ健康学科
情報科学部 コンピュータ科学科
ディジタルメディア学科
デザイン工学部 建築学科
都市環境デザイン工学科
システムデザイン学科
理工学部 機械工学科(機械工学専修)
電気電子工学科
応用情報工学科
経営システム工学科
創生科学科
生命科学部 生命機能学科
環境応用化学科
応用植物科学科
GIS(グローバル教養学部) グローバル教養学科

参照:英語外部試験利用入試|法政大学入試情報サイト

注意点として、文学部と経済学部の一部の学科では、英検®利用型の入試を実施していません。志望する学科が英検®利用に対応しているか、最新の入試情報で必ず確認するようにしましょう。

利用方式の特徴

法政大学の英語外部試験利用入試は、「出願資格型」と「換算型」の2つに分かれています。それぞれの方式について詳しく見ていきましょう。

英語試験が免除される出願資格型とは?

出願資格型とは、英語外部試験の結果が一定以上の基準をクリアしている場合、当日の英語試験が免除される方式です。法政大学では、GIS(グローバル教養学部)以外の学部が出願資格型を採用しています。

出願できる基準は学科によって異なり、英検®2級合格で出願できる学部もあれば、準1級以上の合格が必要な学部もあります。

入試当日は、文系の学部であれば国語または数学の2科目から1科目を選択、理系の学部は数学の筆記試験を受験。1科目のみの受験で合否判定が行われるのが、出願資格型の特徴です。

英語スコアを得点に換算する換算型とは?

換算型とは、英語外部資格のスコアに応じて得点換算する入試方式です。法政大学では、GISのみ換算型の試験を実施しています。

換算型は英語の配点を150点満点で評価。英検CSEのスコアに応じて、130点・140点が換算されます。入試当日は、国語または数学の2科目から1科目選択して筆記試験を受け、試験結果と英語の得点から合否が決定します。

英検®以外の英語外部試験も利用できる?

法政大学では、英検®以外の英語外部試験も利用できます。利用できる資格は、以下のとおりです。

【出願資格型】

利用できる資格 備考
GTEC検定版 検定版以外の資格は利用できない
TEAP  
IELTS ペーパー版およびコンピューター版も利用できる
TOEFL iBT ・TOEFL iBT Home EditionおよびTOEFL ITPテストは利用 できない
・Test Dateスコアのみを基準とする

参照:英語外部試験利用入試|法政大学入試情報サイト

【換算型】

利用できる資格 備考
IELTS ペーパー版およびコンピューター版も利用できる
TOEFL iBT ・TOEFL iBT Home EditionおよびTOEFL ITPテストは利用できない
・Test Dateスコアのみを基準とする

参照:英語外部試験利用入試|法政大学入試情報サイト

それぞれの資格ごとに出願できる基準は異なります。詳しくは最新の法政大学の入試ガイドを確認してみてください。

併願制度と通常方式との違い

法政大学では、英検®などの外部検定を活用した「英語外部試験利用入試」と、従来型の「一般選抜(T日程など)」を併願することが可能です。

ただし、同一の試験日・同一方式内で併願する場合、英語外部試験利用方式は英語試験が免除される一方、一般選抜では英語を含む2教科以上の受験が必要となります。そのため、一般選抜も併願で受験する際には、英語の試験に向けた対策も不可欠です。

また、法政大学では併願時に検定料が軽減される制度もあるため、費用面でもメリットがあります。

法政大学の英検®利用では何級・何点が有利?CSEスコアの目安と注意点

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次に法政大学の入試で英検®を活用する場合、有利になる英検CSEスコアと英検®の級を紹介します。

出願基準となる英検®の級とスコア

法政大学の英語外部試験利用入試では、学部ごとに出願基準となる英検®の級が異なります

法学部・文学部英文学科・経済学部国際経済学科では、英検®準1級以上の合格が出願の基準となります。一方、そのほかの出願資格型を採用している学部では、英検®2級以上に合格していれば出願が可能です。

また、換算型のGIS(グローバル教養学部)に出願するには、英検®準1級以上に合格し、かつCSEスコア2500点以上を取得している必要があります。

CEFR基準やCSEスコアの目安は?

法政大学の英語外部試験利用入試では、出願要件を英検®の級と英検CSEスコアで定めていて、CEFR基準では評価されていません

英検CSEスコアの目安としては、英検®2級で2150点前後、準1級で2600点前後が平均的です。英検CSEスコアの得点が高ければ、得点換算するときに高得点になる可能性もあります。

英検®2級と準1級、どちらが狙い目?

法政大学の入試で英検®を利用する場合、志望する学部に合わせて英検®の級を決めることをおすすめします

例えば、社会学部や経営学部、理工学部などでは、英検®2級に合格していれば出願が可能です。一方、法学部や文学部の一部の学科では、出願基準が英検®準1級合格と定められており、2級以下では出願できません。

出願資格型を採用している学部では、英検®の級やスコアに応じて加点はないため、まずは出願要件を満たす級を取得しておきましょう。

また、換算型のGISで英検®を利用したい場合は、準1級合格かつ英検CSEスコア2500点以上を取得する必要があります。英検®1級を取得していると、その分加点があり受験を有利に進められる可能性が高くなるでしょう。

英検®利用方式の合格最低点はどのくらい?

ここでは、2025年度の英検®利用方式の合格最低点を学部・学科ごとに紹介します。

【法学部】

学科 2025年度の合格最低点(満点:100点)
法律学科 70.4点
政治学科 65.5点
国際政治学科 60.5点

【文学部】

学科 2025年度の合格最低点(満点:100点)
英文学科 75.6点

【経済学部】

学科 2025年度の合格最低点(満点:100点)
国際経済学科 65.6点

【国際文化学部】

学科 2025年度の合格最低点(満点:100点)
国際文化学科 75.6点

【社会学部】

学科 2025年度の合格最低点(満点:100点)
社会政策科学科 74.2点
社会学科 75.8点
メディア社会学科 74.2点

【経営学部】

学科 2025年度の合格最低点(満点:100点)
経営学科 78.9点
経営戦略学科 75.6点
市場経営学科 80.5点

【人間環境学部】

学科 2025年度の合格最低点(満点:100点)
人間環境学科 78.7点

【現代福祉学部】

学科 2025年度の合格最低点(満点:100点)
福祉コミュニティ学科 77.5点
臨床心理学科 75.7点

【キャリアデザイン学部】

学科 2025年度の合格最低点(満点:100点)
キャリアデザイン学科 80.8点

【スポーツ健康学部】

学科 2025年度の合格最低点(満点:100点)
スポーツ健康学科 75.4点

【情報科学部】

学科 2025年度の合格最低点(満点:200点)
コンピュータ科学科 140.3点
ディジタルメディア学科 136.2点

【デザイン工学部】

学科 2025年度の合格最低点(満点:200点)
建築学科 132.0点
都市環境デザイン学科 132.0点
システムデザイン学科 131.2点

【理工学部】

学科 2025年度の合格最低点(満点:200点)
機械工学科(機械工学専修) 131.6点
電気電子工学科 131.6点
応用情報工学科 134.4点
経営システム工学科 138.6点
創生科学科 125.9点

【生命科学部】

学科 2025年度の合格最低点(満点:200点)
生命機能学科 131.5点
環境応用化学科 132.7点
応用植物科学科 130.2点

【GIS(グローバル教養学部)】

学科 2025年度の合格最低点(満点:250点)
グローバル教養学科 208.0点

参考:2025年度一般選抜データ|法政大学

英検®級の換算方式

法政大学では、GIS(グローバル教養学部)のみ英検®の級に応じて、得点を換算する方式です。換算基準は、以下のとおりです。

英検®の級 得点換算
準1級合格かつCSEスコア2500点以上 130点に換算
1級合格 140点に換算

参照:英語外部試験利用入試|法政大学入試情報サイト

英語の得点は150点満点ですが、英検®の場合は1級を取得しても満点に換算されません。150点満点を狙っている生徒は、IELTSやTOEFL iBTの受験を検討してください。

経営学部・文学部など学部別の評価の違い

法政大学では、英検®の評価基準が学部ごとに異なるため、出願前に確認が必要です。

例えば、法学部・文学部英文学科・経済学部国際経済学科では英検®準1級以上の合格が出願要件として定められています。それ以外の学部は2級以上に合格していると出願が可能です。

また、GISでは英検®の級に応じて英語の得点に換算される仕組みです。自分が志望する学部が、英検®をどのように評価するかを入試要項で確認しましょう。

英検®スコアの提出時期・有効期限・注意点まとめ

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英検®を利用して法政大学を受験する場合、いくつか注意点があります。英検®の有効期限や提出期日を間違えると、英検®利用の入試が受験できなくなる恐れもあるため、十分に注意しましょう。

英検®スコアの提出時期や方法について詳しく解説します。

提出対象となる試験回・スコアの有効期限

法政大学では、英検®の有効期限を原則2年以内と定めています

2026年度入試の場合、2024年2月以降に受験した英検®の結果のみが提出可能です。。具体的には、2023年度の第3回以降に取得した英検®の結果が対象となります。

また、2022年度第3回以降に一次試験のみ合格し、2023年度第3回以降に二次試験を受験して合格した場合も、英検®利用での出願が可能です。

提出方法と必要書類

英検利用方式に出願する際には、以下のいずれかの書類の提出が必要です。

  • 合格証明書
  • 英検CSEスコア証明書

書類は、コピーやデジタル証明書を印刷したものでも提出できます。

併願時のスコアの取扱いルール

法政大学では、英語外部試験利用方式の出願要件を満たしていれば、受験科目と出題範囲が同一の複数学部への併願ができます。ただし、併願する場合、英語の筆記試験を受ける必要があります

英検®を利用しないT日程入試では、英検®の結果ではなく、英語の筆記試験の点数が合否に影響します。そのため、英検®でよい結果を残していても、当日の試験がうまくいかなければ不合格になる可能性があります。

併願を検討している生徒は、英語の筆記試験の対策も不可欠といえるでしょう。

英検®スコアの用意が間に合わない場合はどうする?

英検®のスコアを活用して法政大学に出願する場合、スコア証明書の提出が必要です。インターネット出願は書類が未提出でも登録できますが、書類の郵送が期限に間に合わないと、英検®利用での受験が無効になる可能性があります。

英検®証明書の再発行には1週間〜10日ほどかかり、繁忙期はさらに時間がかかる場合があります。万一、提出が間に合わないと判断したら、速やかに法政大学の入試課への相談がおすすめです。

また、英検®を使わない一般方式や共通テスト利用型に切り替えるなど、別の出願手段もあわせて検討しておくとよいでしょう。

出願前に必ず最新の入試要項を確認しよう

法政大学の英検®利用入試制度は、毎年内容が更新される可能性があります。特に、必要とされる英検®の級や英検CSEスコア、有効期限、提出書類の様式などが年度によって変更される場合があるため、注意が必要です。

2026年度の要項では、対象となる試験回が「2024年2月以降」となっており、証明書の提出形式も指定されています。

正確な情報を把握しミスを防ぐためにも、出願前には必ず法政大学の公式サイトで最新の入試要項を確認し、スケジュールや書類準備に余裕をもって行動しましょう。

法政大学で英検®利用するメリット

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法政大学の入試で英検®を活用すると、以下のような4つのメリットがあります。

  • 英語の個別試験が免除されることで時間節約
  • 得点換算方式では高スコアが直接合否に影響
  • 英語が得意な人はアドバンテージを得やすい
  • 試験当日の英語試験リスクを回避できる

それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

英語の個別試験が免除されることで時間節約

法政大学では、英検®スコアの提出により英語の筆記試験が免除される入試方式が用意されています。英語の個別試験が不要になるため、試験当日の負担が軽減され、ほかの科目により多くの時間とエネルギーを割くことが可能です。

特に英語が得意な受験生にとっては、英語試験の対策時間を削減できるため、他の科目に集中し、効率的な学習戦略を立てやすくなります

得点換算方式では高スコアが直接合否に影響

得点換算式を採用しているGISでは、高スコアの英検®を活用すると、受験を有利に進められる可能性があります。

GISは、英検®の級に応じて英語の得点を換算します。英検®準1級よりも1級を所持していたほうが、10点高く換算されるため、合格に近づくといえるでしょう。

英語が得意な人はアドバンテージを得やすい

英語が得意な受験生にとって、法政大学の英検®利用入試はアドバンテージを得やすいでしょう。

英検CSEスコアは、単なる出願資格にとどまらず、学部によって合否判定に直接関わるケースもあります。例えば、GISの入試で英検®を活用する場合、一定以上の級に合格していれば、英語の得点が自動的に高評価となることもあり、実力がそのまま入試結果に反映される点が魅力です。

英語で優位に立てると、他教科の対策に集中する余裕も生まれ、全体的な学力向上につながります。自分の得意分野を最大限に生かしたい受験生にとって、英検®利用は非常にメリットが大きいといえます。

試験当日の英語試験リスクを回避できる

法政大学で英検®を使用する場合、試験当日の英語の筆記試験は免除されます。筆記試験の免除は、英語が得意な受験生にとって大きなメリットです。なぜなら、どれだけ準備をしていても、当日の体調不良や緊張、不測のトラブルなどで本来の実力を発揮できないリスクを回避できるためです。

英検CSEスコアをあらかじめ提出すると、安定した評価を得ることができ、入試本番の予測不能な事態をある程度避けられます。特に本番に弱いタイプの受験生や、英語で高スコアを取っており他教科に力を入れたい人は、英検®の活用がおすすめです。

法政大学 英検®利用の受験戦略|併願パターンやスコア不足対策も紹介

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法政大学の入試で、英検®をうまく活用するには、受験の戦略を立てることが大切です。事前に戦略を立てておくと、受験を有利に進められたり、不合格のリスクを分散させたりできます。

ここからは、英検®を活用した法政大学の受験戦略を紹介します。

自分のスコアで出願できる方式・学部を把握

法政大学で英検®を活用して受験するには、まず自分の英検®スコアでどの学部に出願できるかを正確に把握しましょう

法政大学では、学部によって英検®の評価基準が異なり、英語試験が免除されたり得点換算されたりする方式があります。例えば、経営学部では、出願要件に英検®2級以上の合格が必要ですが、ほかの学部では出願資格を得るためにより高い級が求められる場合もあります。

英検CSEスコアや英検®の級に応じて出願可能な方式が変わるため、最新の入試要項を確認し、自分の英検CSEスコアを最大限に生かせる学部や方式を見極めておくと、合格に近づくでしょう。

共通テスト併用や通常T日程との戦略的併願

法政大学では、英検CSEスコアを利用する方式だけでなく、共通テスト利用型やT日程(通常の一般入試)といった多様な入試方式が用意されています。

英語が得意な人は、英検®利用型を受験しつつ、共通テスト併用型や通常のT日程入試に併願すると、合格する可能性が高くなります。また、T日程は科目数が少ないため、得意分野に絞って準備できるメリットもあります。

複数方式を組み合わせて併願すると、万が一の失敗リスクを減らしながら合格のチャンスを広げることが可能です。自分の得意科目やスケジュール、直近の模試結果などをふまえて、最適な併願方法を検討してください。

スコアが足りないときにできる対策

英検®を利用して法政大学を受験したいと考えていても、英検CSEスコアが出願締切に間に合わないケースもあります。その場合は、まず英検S-CBTの受験を検討しましょう。S-CBT方式は週末ごとに実施されており、出願期限までにスコア取得できる可能性があります。受験日や結果通知のスケジュールを確認し、可能であれば早めに申し込みましょう。

一方で、英検CSEスコアが間に合わない、あるいは再受験が難しい場合は、英検®を使わずに受験できる一般方式や共通テスト利用型の入試を視野に入れるのも一つの方法です。英検®にこだわらず、自分の現状や学習の進み具合に応じて、柔軟に戦略を立てましょう。

倍率の高い学部・方式と対策の違い

法政大学では、学部によって英語外部試験利用方式の倍率が一般入試よりも高くなるケースもあります。

2025年の英語外部試験利用方式の倍率が高い学科を3つ紹介します。

学部 学科 2025年度の倍率
キャリアデザイン学部 キャリアデザイン学科 48.2倍
人間環境学部 人間環境学科 28.7倍
経営学部 経営戦略学科 28.2倍

参考:2025年度一般選抜データ│法政大学

キャリアデザイン学部・人間環境学部・経営学部・社会学部は、どの学科も外部試験利用方式の倍率が10倍を超えており、競争率が高いといえます。倍率が高い学部を受験する場合は、英語以外の科目でしっかり点が取れるように対策をすることが不可欠です。

法政大学入試の英検®利用でよくある質問(FAQ)

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最後に、法政大学の入試で英検®の利用を考えている生徒によくある疑問に回答します。

法政大学は英検®使えますか?

法政大学では、T日程の英語外部試験利用入試で英検®を使用できます

ただし、英検®を利用できる入試に出願するには、学部ごとの英検®級の基準を満たしている必要があります。法学部・文学部英文学科・経済学部国際経済学科は、英検®準1級以上の合格、それ以外の学部では、2級以上の合格が出願資格です。

法政大学 英検利用 何点?

法政大学は、GISのみ英検®の級に応じて英語の得点に換算するシステムを採用しています。英検®準1級合格かつ英検CSEスコア2500点以上で130点、1級以上合格で140点に換算され、合否に影響します。

一方、ほかの学部では、英検®による加点はありません。

MARCHで英検®2級は使えますか?

MARCH(明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)の入試では、英検®2級が使える可能性がありますが、大学や学部によって条件が異なります。

英検®2級の合格が出願資格の場合もあれば、英検®準1級合格を最低条件として設定している場合もあります。

また、英検®の級だけでなく、英検CSEスコアの最低点を定めている大学・学部もあるため、事前に各大学の出願要項を確認しておくことが大切です。

マーチ大学は英検®何級レベルですか?

MARCHの英語試験の難易度は、英検®の2級〜準1級レベルとされています。

英単語・英文法・長文の難易度がすべて標準的で、一部難しい問題が出る可能性があります。全体的に難しい問題ではないからこそ、多くの受験生が高得点を取ります。そのため、合格するには満点を狙うつもりで勉強に力を入れる必要があるでしょう。

法政大学で英検®利用の受かりやすい学部は?

法政大学では、英検®2級の取得で出願可能な学部が多くあります。

具体的には、社会学部、経営学部、国際文化学部、人間環境学部、現代福祉学部、キャリアデザイン学部、スポーツ健康学部、情報科学部、デザイン工学部、理工学部、生命科学部などです。

法学部や文学部英文学科、経済学部国際経済学科のように英検®準1級が必要な学部と比べ、英検®2級で出願できるこれらの学部は、英語の負担を軽減できるため、戦略的に対応しやすい選択肢と言えます。

法政大学の英語外部試験利用入試は難しい?

英語の筆記試験が免除される英語外部試験利用入試は、出願しやすい一方で倍率が高く、決して簡単な入試ではありません。2025年度はキャリアデザイン学部が48.2倍、人間環境学部が28.7倍、経営学部の一部学科も28倍超と、いずれも高い倍率になっています。

文系は国語または数学、理系は数学1科目で合否が決まるため、試験の負担は少なくても高得点が必須です。また、GIS(グローバル教養学部)では英検®準1級や1級のCSEスコアにより英語得点が換算され、出願者間で差が出る可能性もあります。制度上のハードルは低く見えても、実際は得点力と戦略が求められる入試といえるでしょう。

まとめ|英検®スコアで出願できる学部を早めに確認して法政大学合格を目指そう

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法政大学では、英検®を活用できる入試方式が整備されており、出願資格の獲得や得点換算によって合格のチャンスが広がります。学部によって評価方法が異なるため、自分の英検®スコアでどの学部に出願できるかを早めに確認しておくことが重要です。

英検®利用は試験当日のリスクを回避できるうえ、他教科への対策にも時間を割けるため、特に英語に自信がある受験生にとって、大きなメリットがあります。

すでに英検®を取得している人も、これから受験する人も、法政大学の入試制度を正しく理解し、自分に合った戦略で最大限に活用していきましょう。

執筆者プロフィール

塾選ジャーナル編集部
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