進路が決まらない高校生は4ステップで解決!先輩95人の進路迷子克服体験談もご紹介
「周りはもう進路が決まってるのに、自分だけ何も決まっていない……」といった焦りや不安を抱えていませんか?
実は、進路が決まらないのはあなただけではありません。今回、社会人100人を対象に「高校生時代、進路選択で悩んだ経験はありますか?」とアンケートを実施したところ、実に95人が「悩んだ経験がある」と回答しました。
さらに悩んだ経験があると答えた人のうち、約7割が、最終的には今の進路に満足していると回答しています。
迷いながらでも動き続けた先輩たちは、どうやって進路を決めたのでしょうか。この記事では、95人のリアルな体験談を交えながら、進路が決まらない原因・経験者が実際にやってよかった行動・後悔しないための選び方を解説します。
今まさに悩んでいる人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
編集部
塾選ジャーナル編集部
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目次
「進路が決まらない」―高校時代に悩んだ経験のある95人に聞いてわかったリアル

「自分だけ進路が決まっていない」と感じていても、実際には同じ悩みを抱えていた人はいます。今回、社会人100人を対象に「高校生時代、進路選択で悩んだ経験はありますか?」とアンケートを実施したところ、実に95人が「悩んだ経験がある」と回答しました。
そこで、悩んだ経験があると答えた95人に、さらに「現在の進路に満足していますか?」と聞いてみました。

結果として、95人中65人が現在の進路に「満足している」と回答しました。また約7割の人が、悩んだ末に自分の道を見つけられています。
まずは、そこに至るまでのリアルな実態を見ていきましょう。
悩んでいた期間は「半年」が最多
進路が決まっていなかった期間については、「半年」と答えた人が最多でした。次いで「3ヶ月未満」、「1年」と続きます。数ヶ月単位で悩み続けるのは、決して珍しいことではありません。
当時の気持ちは「不安」と「焦り」が圧倒的多数
悩んでいた当時の気持ちとして最も多く挙げられたのが「不安」と「焦り」でした。その背景には、「周りはどんどん決まっていくのに自分だけ取り残された気がした」「三者面談でも答えられず、先生や親に心配をかけた」といったリアルな状況がありました。
進路が決まらないと、どうしても「自分だけがダメなんじゃないか」と思いがちです。しかしこのアンケートが示すように、同じような焦りや不安を抱えながら悩んでいた人は、あなたの周りにもいます。
実際の声
- 「周りはどんどん決まっていくのに自分だけ取り残された気がした」
- 「三者面談でも答えられず、先生や親に心配をかけた」
- 「浪人しても希望校に受かる保証がない恐怖を感じた」
進路が決まらないと、どうしても「自分だけがダメなんじゃないか」と思いがちです。でもこのアンケートが示すように、95%の人が同じような焦りや不安を抱えながら悩んでいたのです。
約7割が最終的に進路に満足している
悩み続けた末に選んだ進路でも、後悔している人は少数派です。アンケートでは、95人中65人(約68%)が現在の進路に「満足している」と回答しました。
満足している理由を見ると、「学んだことが今の仕事につながっている」「良い出会いがあった」「資格が取れた」など、進路選びのプロセスで悩んだ分だけ、その後の充実感につながっているケースが目立ちます。
実際に、経験者からはこんな声が寄せられています。
「当時やりたかったこととは違うけど、結果良い出会いがあって自分の糧になっています。ちゃんと決まらなくても焦らなくて良いから、コツコツ情報を集めること」(がみこさん・高3夏から半年間悩む)
「進路の決め方に正解はありません。なんとなく始めたこと、あるいは偶然から決まっていくことがあるので、今決まらなくても深刻に考える必要はありません」(やまぞのさん・高3夏から半年間悩む)
迷いながら選んだとしても、その後の行動次第で納得のいく道は開けます。大切なのは完璧な答えを探すことではなく、今できる小さな一歩を踏み出すことです。
進路が決まらない理由は?よくある5つの原因

進路が決まらないとき、「自分だけがおかしいのかも」と感じてしまいがちです。でも実際には、多くの人が似たような理由で立ち止まっています。進路が決まらない理由は、大きく以下の5つのパターンに分けられます。
やりたいことがわからない
「やりたいことが決まってから進路を選ぶべきだ」と思っているうちに、時間だけが過ぎていきます。進路が決まらない理由として、最もよく聞かれるパターンです。
「将来の夢」や「なりたい職業」が明確にある人の方が少数派であるにもかかわらず、やりたいことが見つからない自分はおかしいのではと感じてしまう人もいます。
しかし実際には、高校生の段階でやりたいことが明確に決まっている人はごく一部です。やりたいことがわからないまま進路選びに向き合うのは、決して珍しいことではありません。
実際にアンケートでも、こんな声が寄せられています。
「今まで考えたことがなかったから、いざ考えるとなると自分には何もないなという考えになった」(みさん・高2から半年間悩む)
「趣味を仕事にしている人はひと握りであり、自分はそれに当てはまっていないと思っていた」(史さん・高3夏から3ヶ月間悩む)
やりたいことは、進んだ先で見つかることも多いものです。今の段階では「強い情熱」がなくても構いません。「なんとなく気になる」「これは絶対嫌」という感覚で十分です。まずは日常の中で少しでも興味を持ったことをメモしておく習慣をつけてみましょう。
小さな「気になる」を積み重ねていくうちに、自分の向かいたい方向が少しずつ見えてきます。
自分の強み・適性がわからない
何が得意で、何に向いているのかがわからないと、どの進路を選んでも「本当にこれでいいのか」と不安になってしまいます。やりたいことがわからないという悩みと並んで、多くの人が直面する壁です。
自己分析という言葉は知っていても、いざ自分と向き合おうとすると「特に得意なことなんてない」「好きなことが仕事になるとは思えない」と、考えが止まってしまうケースも少なくありません。
実際にアンケートでも、こんな声が寄せられています。
「自分には何が向いているのか、何をしたいのかなどの自己分析がまだしっかり出来ていなかったからだと感じる」(yriさん・高1から1年間悩む)
「自分に合っているものが分からず、なかなか決断できなかった」(夢子さん・高2から半年間悩む)
「本当にそれをやりたいのかとか、途中で興味がなくなったらどうしようとか考え込んでしまいました」(はむさん・高3春から半年間悩む)
自分の強みは、突然気づくものではなく、書き出すことで見えてくるものです。「好きなこと・嫌いなこと・人より少し楽にできること・絶対やりたくないこと」の4つを紙に書き出してみてください。完璧に埋める必要はありません。「なんとなくこっちの方が好きかも」という程度の感覚で十分です。
書き出した内容を見返すうちに、自分でも気づいていなかった傾向が浮かび上がってくることがあります。
選択肢が多すぎて決められない
調べれば調べるほど候補が増え、どれも良さそうに見えてくる。情報収集が裏目に出て、かえって迷いが深まってしまうパターンです。「失敗したくない」という気持ちが強いほど、どの選択肢も完璧には見えず、決断すること自体が怖くなってしまいます。
完璧な答えを探し続けるうちに、気づけば時間だけが過ぎていた、という経験を持つ人は決して少なくありません。
実際にアンケートでも、こんな声が寄せられています。
「考えれば考えるほど選択肢が増えてしまい、逆に決められなくなっていた。失敗したくないという気持ちが強く、『これでいいのか』と迷い続けてしまった」 (TAKUさん・高3夏から半年間悩む)
「情報を集めても決定的な決め手が見つからず、どの選択肢も中途半端に感じてしまった。失敗したくないという気持ちが強く、選択すること自体に慎重になりすぎていました」 (さくらんぼさん・高2から半年間悩む)
こういうときは「最高の選択肢を探す」のをやめて、「絶対に合わないものを消していく」消去法に切り替えるのが効果的です。
そもそも、大学・専門学校・就職・浪人のそれぞれが自分にとって何を意味するのかが整理できていないと、比べようにも比べられません。以下に各進路の特徴を簡単にまとめました。自分に「合わないもの」を消していく判断材料として活用してみてください。
| 大学 | 専門学校 | 就職 | 浪人 | |
|---|---|---|---|---|
| 期間 | 4年(医歯薬系は6年) | 2〜3年 | すぐに社会へ | 1年以上 |
| 特徴 | 幅広い学問・選択肢の広さ | 特定分野のスキル習得 | 早期自立・実務経験 | 志望校への再挑戦 |
| 向いている人 | やりたいことが未定/選択肢を広く持ちたい | 目指す職業・資格が明確 | 早く働きたい/経済的事情がある | 諦めきれない志望校がある |
| 注意点 | 学費・時間のコストが大きい | 方向転換がしにくい | 大卒が条件の職種に就きにくい | 精神的・経済的負担が大きい |
また、進路は一度決めたら終わりではありません。大学に入ってから学部を変えることも、就職してから転職することも、今の時代では珍しくありません。「この選択で人生が決まる」と思いすぎず、「今の自分が納得できる選択をする」というくらいの気持ちで向き合うと、少し楽になれるはずです。
情報不足で判断できない
進路について調べたいけれど、何をどう調べればいいかわからない。あるいは調べても表面的な情報しか得られず、判断の決め手がつかめない。
そもそも世の中にどんな仕事や進路の選択肢があるのかを知らないまま選ぼうとしても、候補自体が浮かんでこないのは当然のことです。情報が少ないと選択肢も狭くなり、「これしかない」という消極的な決め方になってしまいがちです。
実際にアンケートでも、こんな声が寄せられています。
「当時は今のように簡単に情報を調べられる環境がなく、仕事の内容や将来性について具体的に知る機会が少なかった。また、自分から積極的に先生や周りの大人に相談することもあまりできず、何となく時間だけが過ぎてしまった」(タックさん・高3春から半年間悩む)
「職業に対する情報が少なすぎて、何かに対する興味を持てないまま時間が過ぎて行ってしまっていた」(やまぞのさん・高3夏から半年間悩む)
「世の中の職業を、あまり知らなかったからです」(くまちゃんさん・高3秋から1年間悩む)
情報収集で大切なのは、ネットだけで完結させないことです。パンフレットやウェブサイトでわかることには限界があります。実際にオープンキャンパスに足を運んだり、先生や先輩にリアルな話を聞いたりすることで、文字情報だけでは得られない「空気感」や「リアルな実態」が見えてきます。
今はSNSやYouTubeでも様々な職業のリアルな情報を得られる時代です。まずは気になる分野を一つだけ深掘りしてみるところから始めてみましょう。
学力・親の意見など現実的な制約
行きたい進路はあるけれど、学力が届かない。あるいは親の意見と自分の希望がぶつかって身動きが取れない。こうした現実的な制約は、自分の気持ちだけではどうにもならない部分があるため、特につらく感じやすい悩みです。
「やりたいことはわかっているのに、前に進めない」というもどかしさを抱えながら、出口の見えない状態が続いてしまうケースも少なくありません。
実際にアンケートでも、こんな声が寄せられています。
「親や先生は大学進学を勧めてきて、自分の就職する意見を全く取り入れてくれなかったため、なかなか進路が決まりませんでした」(なかたぶちさん・高3夏から半年間悩む)
「学費を親に出してもらう以上親の意見を無視できず、自分のやりたいことを主張しきれなかった」(yukiさん・高3冬から3ヶ月間悩む)
「言い出す勇気がなかった」(ぺろさん・高3夏から半年間悩む)
「過去問を解いても点数が上がらなかった」(ウラさん・高3夏から半年間悩む)
「持病の喘息で試験期間思うように力を発揮できなかったこと、また滑り止めすら落ちたことで焦っていた」(いずみさん・高3冬から3ヶ月間悩む)
「学力も足りず、やりたいことがはっきりとしないため、目標に向かってガツガツ頑張ることができなかった」(はなさん・高3秋から半年間悩む)
制約がある中での進路選びは、自分一人で抱え込まず、まず信頼できる先生や第三者に相談してみることをおすすめします。親でも先生でも、話してみることで思いがけないヒントや選択肢が見つかることがあります。
学力の壁についても、今の時点での成績がすべてではありません。志望する進路が明確になることで勉強へのモチベーションが上がり、そこから成績が伸びるケースも多くあります。
まずは「今の自分が動ける範囲で、何ができるか」を一つずつ確認していくことが大切です。
進路の決め方|迷ったときの4ステップ

「何から手をつければいいかわからない」という人は、まず思考のプロセスを整理することが大切です。やみくもに情報を集めたり、周りに流されて決めようとしたりしても、納得感のある進路にはなかなかたどり着けません。以下の4ステップを、考え方の道筋として活用してみてください。
なお、このステップは順番通りに進める必要はありません。自分が今どこで詰まっているかを確認しながら、該当するステップから始めてみましょう。
STEP1:自分の「好き・嫌い・得意・苦手」を書き出す
まず取り組んでほしいのが、自分の内側を言語化することです。「将来の夢」や「明確にやりたいこと」がなくても構いません。「好きなこと・嫌いなこと・得意なこと・苦手なこと」の4つを、思いつくままに紙に書き出してみましょう。
完璧に埋めようとする必要はありません。「なんとなくこっちの方が好きかも」という程度の感覚で十分です。書き出した内容を眺めているうちに、自分でも気づいていなかった傾向や方向性が少しずつ見えてきます。
こんな声も寄せられています。
「自分の興味や得意なことを紙に書き出し整理していくうちに、自分がどの分野に向いているか少しずつ明確になりました」 (ゆうこさん・高3夏から半年間悩む)
「改めて自分の中の棚卸しをして夢を思い出せた」 (マージンさん・高3夏から3ヶ月間悩む)
STEP2:「気になる」を1つだけ深掘りする
STEP1で書き出した内容をもとに、「なんとなく気になる」と感じるものを1つだけ選んで深掘りしてみましょう。強い興味や情熱がなくても大丈夫です。大学や専門学校の公式サイトを見る、関連する職業をYouTubeで調べる、SNSでその分野の情報を集めるなど、30分もあればできることから始めてみてください。
いきなりすべての選択肢を調べようとすると、情報量に圧倒されて動けなくなってしまいます。1つに絞って深掘りすることで、そこから派生して興味の幅が広がっていくことも多くあります。「気になる」という感覚は、進路選びの立派な出発点です。
こんな声も寄せられています。
「好きなことを学べる大学はどんなところがあるのか検索してホームページを見ることで、自分が楽しい大学生活を送るイメージをしました」 (うとさん・高1から半年間悩む)
STEP3:誰かに今の状態を話す
答えが出ていなくても、まとまっていなくても構いません。進路の悩みを誰かに話してみましょう。
「まだ何も決まっていないのに相談するのは恥ずかしい」と思う必要はありません。何も決まっていない状態だからこそ、早めに話してみることに意味があります。自分の口で言葉にすることで、頭の中でぼんやりしていた気持ちが整理され、一人で考えていたときには気づけなかった方向性が見えてくることがあります。
相談相手としておすすめなのは、担任の先生や進路指導の先生です。毎年多くの生徒の進路を見ている分、あなたの状況に合った具体的なアドバイスをもらいやすいです。アンケートでも「先生への相談」が、進路を決めるためにやってよかった行動の中で最も多く挙がっていました。
友人への相談も気持ちを整理するうえでは有効ですが、友人の選択に引っ張られすぎないよう、あくまで参考程度に留めておくことも意識しておきましょう。
こんな声も寄せられています。
「先生との相談で、自分は何が向いているかこの先の方向性などをじっくり話し合いをしました」 (ちさと。さん・高3春から半年間悩む)
「親に自分の気持ちをしっかりと伝えることで進路を応援してもらえた」 (ミナさん・高3春から半年間悩む)
STEP4:興味が湧いた進路を1つ、体験して確かめる
頭の中だけで「合う・合わない」を判断しようとしても、なかなか答えは出ません。オープンキャンパスへの参加、気になる職種のイベント、体験授業など、実際に足を運んで自分の目と感覚で確かめることが、進路選びを一気に具体化してくれます。
「まだ志望校が決まっていないのにオープンキャンパスに行っていいのか」と思う必要はありません。むしろ決まる前だからこそ、気軽に複数の場所を見て回れる絶好のタイミングです。参加して「なんか違うな」と感じることも、立派な収穫です。「合わない」を一つ消せたということは、「合う場所」に一歩近づいたということでもあります。
まずは興味のある学校や職種のイベントを一つだけ探して、予約してみるところから始めてみましょう。
こんな声も寄せられています。
「友人といっしょに、大学の学祭などに遊びに行ったことです。それぞれの大学の雰囲気がわかったことで、志望校が少しずつ見えてきました」 (くらげさん・高2から1年間悩む)
「実際に大学の雰囲気を見たり、授業内容の説明を聞いたりすることで、パンフレットだけでは分からない具体的なイメージを持つことができました」 (さくらんぼさん・高2から半年間悩む)
進路が決まらないと悩んでいた先輩たちが実際にやってよかった行動

「何から始めればいいかわからない」と感じたとき、頭の中で考え続けるだけでは状況はなかなか変わりません。実際に進路を決めた先輩たちに共通しているのは、小さくても「外に向かって動いた」ということです。ここでは、アンケートで多く挙がった行動をもとに、特に効果的だったものを紹介します。
先生・親に相談する
一人で抱え込んでいる悩みも、誰かに話すだけで整理されることがあります。特に先生は、毎年多くの生徒の進路相談に乗っており、自分では気づけなかった適性や現実的な選択肢を教えてくれる心強い存在です。「こんなことを相談していいのか」と思わず、まずは気軽に話しかけてみましょう。
「進路指導の先生につまらない仕事はしたくないと素直に、そしてしつこく相談しにいったことです。そのおかげで、変わった求人が来た時に私のことを思い出してくれました」(お鶴さん・高3春から半年間悩む)
「先生から教えてもらった幅広いものの見方は効果があった」(猫丸さん・高3春から半年間悩む)
親への相談も、気持ちの整理に役立ちます。意見が食い違うこともあるかもしれませんが、まずは自分の気持ちを素直に打ち明けてみることで、思わぬヒントが見つかることがあります。
「親に相談して自分が決めたことなら応援すると言ってくれて、決断することができた。相談するという行動は大事だと思った」(yrn85さん・高3夏から3ヶ月間悩む)
オープンキャンパスに行く
パンフレットやネットだけではわからない「空気感」や「リアルなイメージ」を掴むのに、オープンキャンパスへの参加は非常に効果的です。実際に足を運ぶことで、自分の中の「合う・合わない」の感覚が磨かれ、頭の中だけで考えていたときには見えなかった判断材料が増えます。「なんとなく気になる」くらいの気持ちで参加してOKです。
「実際に大学の雰囲気を見たり、授業内容の説明を聞いたりすることで、パンフレットだけでは分からない具体的なイメージを持つことができました。在学生の話を聞くことで、自分がその環境で学んでいる姿を想像しやすくなりました」(さくらんぼさん・高2から半年間悩む)
「それぞれジャンルの違う学校に3箇所ほど参加してみましたが、ここは面白そうだなと思った所があって、結局そこに決めました」(ノノノさん・高3秋から半年間悩む)
自己分析をする
自己分析というと難しく聞こえますが、「好きなこと・嫌いなこと・得意なこと・苦手なこと」を紙に書き出すだけでも十分です。自分の内側を整理することで、漠然としていた方向性が少しずつ見えてきます。完璧に埋めようとせず、思いついたことをメモする感覚で始めてみましょう。
「自分の興味や得意なことを紙に書き出し整理していくうちに、自分がどの分野に向いているか少しずつ明確になりました。具体的な学校や職種の選択肢を考えやすくなり、迷いが減って進路決定の手助けになりました」(ゆうこさん・高3夏から半年間悩む)
「改めて自分の中の棚卸しをして夢を思い出せた」(マージンさん・高3夏から3ヶ月間悩む)
ネット・SNSで情報収集する
時間や場所を選ばず手軽に情報収集できるのが、ネットやSNSの強みです。大学や専門学校の公式サイトはもちろん、在校生・卒業生のリアルな声や、さまざまな職業についての情報も得られます。ただし、ネットの情報だけで判断するのは禁物です。あくまで「興味の入り口」として活用し、気になったものは実際に足を運んで確かめるようにしましょう。
「好きなことを学べる大学はどんなところがあるのか検索してホームページを見ることで、自分が楽しい大学生活を送るイメージをしました」(うとさん・高1から半年間悩む)
進路選びで後悔しないためのNG行動

進路選びで後悔している先輩たちの声を聞くと、「決め方」に共通したパターンが見えてきます。内容よりも「どう決めたか」が、後悔につながりやすいのです。以下の4つのNG行動に当てはまっていないか、確認してみてください。
なんとなくで決める
「周りもみんな大学に行くから」「とりあえず就職しておけばいいか」という消極的な理由で進路を決めてしまうパターンです。決めた瞬間は楽になったように感じても、進んだ先で「本当にこれでよかったのか」という迷いが出てきやすくなります。
「決定打ではなく、なんとなく決めた」(やまぞのさん・高3夏から半年間悩む)
「適当に有名な大学を受けて最初に受かったところに決めた」(あかさたなさん・高3冬から1年間悩む)
「なんとなく」を防ぐためにまず取り組みたいのが自己分析です。自分の好き・嫌い・得意・苦手を紙に書き出すだけでも、消極的な選択から抜け出すきっかけになります。また、「なぜその進路を選ぶのか」を一言で説明できる状態を目指すことも大切です。誰かに話して説明できるくらい自分の言葉になっていれば、「なんとなく」ではなく「自分なりの理由がある選択」になります。
周りに流される
友人が決めたから、親に勧められたから、という理由だけで進路を選んでしまうパターンです。周囲の意見を参考にすること自体は悪いことではありませんが、最終的な決断の軸が「自分」ではなく「他人」になると、後悔につながりやすくなります。特に、周りが次々と進路を決めていく時期は焦りを感じやすく、その焦りのまま決断してしまいがちです。
「知名度やネットの評判で選んだが、実際は興味のない分野で4年間が苦行だった。もっと自分自身の感覚を信じるべきだった」(社会人・高3秋から半年間悩む)
「周りの意見に流されすぎず、自分の考えを大切にしながら行動することを意識したかった」(さくらんぼさん・高2から半年間悩む)
周りの意見はあくまで「参考情報」として活用しつつ、最後は「自分がどうしたいか」を基準に判断することが大切です。迷ったときは「5年後の自分がどちらの選択をしていてよかったと思うか」という視点で考えてみましょう。他人の選択は他人の人生に合ったものであり、あなたの人生に合っているかどうかはまた別の話です。
偏差値や知名度だけで選ぶ
「この偏差値なら、この大学が妥当かな」「有名な大学に行けば間違いない」という理由だけで進路を決めてしまうパターンです。偏差値や知名度はあくまで参考情報のひとつに過ぎず、「自分に合うかどうか」とは別の話です。入れる場所といたい場所は、必ずしも一致しません。興味のない分野の授業を4年間受け続けることの苦しさは、入学前には想像しにくいものです。
「もっと幅広く職業選択できる学部にすれば良かった」(くまちゃんさん・高3秋から1年間悩む)
「学部的には満足しているが、もっと偏差値の高い大学を目指すべきだったと思うことが多い」(もこさん・高3春から3ヶ月間悩む)
偏差値や知名度はあくまで選択肢を絞る際の一つの基準として使うにとどめましょう。それよりも大切なのは、「そこで何を学ぶか」「卒業後にどんな選択肢が広がるか」「自分の興味や将来の方向性と合っているか」という視点です。実際にシラバスや卒業生の進路実績を調べてみると、知名度だけでは見えてこなかった大学や学部の魅力が見つかることもあります。
情報不足のまま決める
十分な情報を集めないまま、イメージだけで進路を決めてしまうパターンです。
「国際系の学部に行けば英語が話せるようになる」「心理学部に行けばカウンセラーになれる」といった思い込みで選ぶと、入学後に「思っていたのと違う」というミスマッチが起きやすくなります。
また、焦りから「早く決めなければ」と情報収集を省くことも、後悔の原因になりがちです。
「情報収集が遅かったことが一番の後悔です。もっと早くから動いていれば、選択肢も広がり、自分に合う進路をより納得して選べたと思います」(みずほさん・高3夏から1年以上悩む)
「もっと早い段階から情報収集や自己分析をしておけばよかったと感じています」(さくらんぼさん・高2から半年間悩む)
情報収集で意識してほしいのは、ネットやパンフレットだけで完結させないことです。文字情報からは「雰囲気」や「リアルな実態」は伝わりにくいです。オープンキャンパスに参加して在学生の話を聞いたり、気になる学部のシラバス(授業計画)を一つだけ開いてみたりするだけでも、イメージと現実のギャップを大きく減らせます。
「まだ時間がある」と思って後回しにしがちですが、早めに動くほど比較できる選択肢が増え、納得感のある決断につながります。
今、進路が決まらない高校生へ。経験者からのアドバイス

進路が決まらず、毎日モヤモヤしている人たちに対して、かつて同じように悩んでいた先輩たちから、当時の自分に伝えたかった言葉を集めました。テクニックや方法論ではなく、気持ちの持ち方について、先輩たちのリアルな言葉をお届けします。
決断は焦らなくていい。あなたのペースで大丈夫
「周りが決まっていくのに自分だけ取り残されている」という焦りは、多くの先輩が経験しています。でも、焦って決めた進路が必ずしも正解とは限りません。先輩たちは口をそろえて「焦らなくていい」と言っています。
「焦らずに自分の興味や得意なことを見つめ直すことが大切です。相談できる相手に話を聞いてもらうだけでも視野が広がります」(ゆうこさん・高3夏から半年間悩む)
「あっという間に過ぎ去るので、少しでも自分を高める努力をすること。焦らなくていいから、自分のペースで考えてみて」(MMさん・高3春から半年間悩む)
「今、決めなくても社会人になってからでも間に合います」(くまちゃんさん・高3秋から1年間悩む)
周りと自分を比べて焦る気持ちはよくわかります。でも進路は、誰かと競うものではありません。自分のペースで、じっくり考えていいのです。
完璧な答えを探さなくていい。まず一歩動いてみて
「完璧な進路を選ばなければ」という気持ちが、逆に身動きが取れなくなることがあります。先輩たちの多くが、「完璧じゃなくていいから、とにかく動いてみて」と口をそろえています。動いてみることで、初めて見えてくるものがあるのです。
「完璧な答えを求めすぎず、まずは一歩踏み出すことが大切だと伝えたいです。情報を集めるだけでなく、実際に見て体験することで見えてくるものも多いので、積極的に行動してほしいと思います」(さくらんぼさん・高2から半年間悩む)
「置かれた場所で咲くのではなく、自分が咲きたいと思える方に進んで欲しい。間違いなどないです!」(たぴおかさん・高3夏から半年間悩む)
「完璧な進路」は、最初から存在しません。まずは気になることをひとつ調べてみる、誰かに話してみるなどから始めてみましょう。小さな一歩が、進路を決めるきっかけになることがあります。
一人で抱え込まず、誰かに話してみて
進路の悩みを「自分だけで解決しなければ」と思い込んでいませんか?先輩たちの多くが、誰かに話すことで気持ちが楽になったり、思わぬヒントをもらえたりした経験を語っています。
「周りに相談したり自分と向き合う貴重な時間なのでしんどいが悔いないように過ごしてください」(おはるどんさん・高3秋から3ヶ月間悩む)
「めんどくさいかもしれないけど、ちゃんと考えて大人に相談してやりたいことをやった方がいいです」(nananaさん・高3春から1年間悩む)
「自己分析をして自分の向き不向きや好きなことを明確にしたほうがいい。相談できる場所があったほうがいい。身近にいなければSNSやAIでもいいし、自分で調べて大丈夫そうな所を見つけておくといいです」(ふでぺんさん・高2から半年間悩む)
先生でも親でも友人でも、誰かに話すだけで、自分の中でも考えが整理されていきます。一人で抱え込まず、まずは身近な人に声をかけてみましょう。
進路は一度決めて終わりじゃない
「この選択で人生が決まってしまう」と思うと、どうしても慎重になりすぎてしまいます。でも先輩たちが口をそろえて言うのは、「進路は一度決めたら終わりじゃない」ということです。進んだ先でいくらでも軌道修正できます。
「進路は一度決めたら終わりではなく、その後もいくらでも方向転換できます。大切なのは完璧な答えを探すことではなく、自分なりに納得できる一歩を踏み出すことだと思います」(タックさん・高3春から半年間悩む)
「広い視野で、チャレンジ。後悔しても、あとからいくらでも取り戻せるから」(希空さん・高3夏から半年間悩む)
「どんな道を選んでも結局自分の事なので後悔しないようにしてほしい」(はなさんさん・高2からそれ以上悩む)
今選んだ進路が、あなたの人生のすべてを決めるわけではありません。進んだ先で新しいやりたいことが見つかることもありますし、方向を変えることだってできます。まずは今の自分にできる選択を、精一杯考えてみてください。
まとめ 「進路が決まらない」と迷うのは普通。大切なのはその後の行動

進路が決まらずに悩んでいた先輩たちの約7割が、今の自分の進路に満足しています。完璧な状態でスタートできた人などほとんどいません。みんな悩みながら、迷いながら、それでも自分なりの答えを見つけてきたのです。
「あの頃こんなに悩んでいたのに、なんとかなった」という先輩たちの言葉を、最後にいくつかご紹介します。
「大学で学びたい分野の知識を深められ将来の目標に近づいている実感があります。授業や課外活動を通じて自分の興味に合ったスキルも少しずつ身についてきています」(ゆうこさん・高3夏から半年間悩む)
「実際に大学生活がすごく楽しかった。友人関係はもちろん、いい先生にもたくさん恵まれて、いろんなことを経験することができたから」(AKIRAさん・高2から半年間悩む)
「専門学校と実習先が提携しており、就職時慣れている環境で働けた」(kinoaさん・高2から半年間悩む)
進路が決まらないことは、決して恥ずかしいことでも、特別なことでもありません。同じように悩んでいた先輩たちがたくさんいて、そのほとんどが最終的に自分なりの答えを見つけています。
大切なのは、悩んでいる時間を無駄にしないことです。焦らなくていいけれど、少しずつでも動き続けましょう。完璧な答えを探すのではなく、今の自分にできる小さな一歩を踏み出すことです。
進路に迷っている今のあなたは、決して一人じゃありません。悩んでいること自体、それだけ真剣に自分の未来と向き合っている証拠です。まずは今日、小さな一歩を踏み出してみてください。
【調査概要】
調査対象:高校生時代に進路選択(進学・就職など)において「なかなか決められなかった」「迷いがあった」経験がある方(現役高校生および進路決定を経験した大学生・社会人)
調査時期:2026年4月
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:「進路が決まらない」に関する実態調査
※本調査レポートの内容(グラフ・データ・本文など)の無断転載・改変を禁じます。掲載しているグラフや内容を引用する場合は、出典「塾選ジャーナル調べ:『進路が決まらない』に関する実態調査」と明記し、『塾選ジャーナル』の記事へのリンク設置をお願いします。
執筆者プロフィール
塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。
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