【2026年最新】奨学金の申し込み期限が過ぎたらどうする? 今すぐやるべき対処法
「奨学金の申し込み期限を過ぎてしまった」「進学できなくなるかもしれない」と不安に感じていませんか。どうすればいいのかわからず、焦っているのに何も手につかない状態の人も多いのではないでしょうか。
奨学金の期限を過ぎてもまだできることがあります。在学採用や緊急採用など、今からでも利用できる制度が残っている可能性があるからです。ただし、何もしないままだと選択肢は減っていくため、すぐに動くことが大切です。
この記事では、「まだ間に合うのか」を整理しながら、今から利用できる制度や具体的な対処法をわかりやすく解説します。「自分はどうなるのか」「今何をすればいいのか」といった疑問も、この記事一つで解決できます。
編集部
塾選ジャーナル編集部
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目次
奨学金の申し込み期限はいつ? 過ぎたらどうする?

奨学金の申し込み期限を過ぎても、すべてが終わるわけではありません。「期限を過ぎた=もう奨学金はもらえない」は誤解です。実は「奨学金の申し込み期限」は、2種類あります。
- 予約採用:高校在学中に申し込む(高校3年生の春〜秋ごろが期限)
- 在学採用:大学等への進学後に申し込む(春・秋の年2回)
高校3年生のうちに申し込む「予約採用」を逃しても、大学入学後に申請できる「在学採用」があります。在学採用は春(4~5月頃)のほか、秋(10月頃)に募集が行われることもあります。
<春募集と秋募集の違い>
| 春募集(一次) | 秋募集(二次) | |
|---|---|---|
| 申込時期 | 4〜5月頃 | 10月頃 |
| 対象の奨学金 | 給付型・貸与型(第一種・第二種) | 給付型・貸与型(第一種・第二種) |
| 採用決定の時期 | 6〜9月頃 | 11月〜2月頃 |
| 初回振込の時期 | 7月(4月分からまとめて) | 12月(10月分からまとめて) |
| 実施の有無 | 原則すべての学校で実施 | 学校によって実施されない場合あり |
※秋募集の有無は在学校の奨学金窓口で確認してください。
参照:JASSO「在学採用の申込みをしましたが、結果はいつ分かりますか」
秋の募集の有無や時期は学校によって異なるため、必ず在学校の奨学金窓口で確認してください。大学入学前に予約採用で不採用になった人も、在学採用に改めて申し込めます。
ただし、在学採用も逃した場合や、家計が急に苦しくなって奨学金が必要になった場合は、使える制度が限られます。そのため、現況を正確に把握し、すぐ行動することです。

【重要】「いつ申し込んで、いつ貰えるか」の勘違いに注意!
「高校在学中に申し込まないと、もう貰えない」というのは誤解です
- 予約採用:高校在学中(または浪人中)に申し込む
- 在学採用:大学や専門学校などへ進学後に申し込む
どちらも「お金を受け取る」のは、大学等に進学した後で、「振込が始まる時期」が異なります。
- 予約採用:進学届の手続き時期によって4〜6月のいずれかの月から振込開始
- 春の在学採用: 7月から振込開始(4〜7月分をまとめて)
4月分から遡ってまとめて受け取れるため、総額に大きな差はありません。在学採用の場合、初回振込が7月までずれ込むため、入学直後の学費・生活費は別途準備しておく必要があります。
【最優先!】在学採用について大学の奨学金窓口に問い合わせる
利用できる制度は、個々の状況と進学先(大学・専門学校など)によって異なります。そのためまずはすべきことは、進学先の大学の奨学金窓口に問い合わせることです。

大学の奨学金窓口は、訪問に限らず電話やメールでも問い合わせが可能です。「在学採用の申し込みをしたいのですが、まだ間に合いますか?」と聞くだけで、担当者が状況に合わせた制度を案内してくれます。
入学前の予約採用を逃した場合は、在学採用を検討する
在学採用とは、大学に入学した後に申し込むJASSOの奨学金制度です。
予約採用(高校在学中に申し込むもの)を逃した場合でも、在学採用であれば1年生から申し込めます。給付型(返還不要)と貸与型(返還必要)の両方が対象です。
<在学採用の概要>
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 大学・短大・専門学校などに在学中の人 |
| 申込時期 | 春(4〜5月頃)・秋(10月頃)の年2回 |
| 申込先 | 在学する学校の奨学金窓口 |
| 予約採用との関係 | 予約採用に申し込まなかった人・不採用だった人も申込が可能 |
なお希望すれば必ず採用されるわけではなく、家計状況・学業成績などによる選考がある点は留意が必要です。
急に家計が苦しくなった場合は、緊急採用・応急採用を検討する
緊急採用・応急採用は、家計が突然苦しくなった場合に使える制度です。
参照:JASSO「被災・家計急変時の申込み手続き(家計急変採用、緊急・応急採用)」
- 緊急採用:第一種奨学金(無利子)の申し込み
- 応急採用:第二種奨学金(有利子)の申し込み
通常の募集時期とは別に、年間を通じて随時申し込みを受け付けています。
| 対象となる主な事由:保護者の失業・破産・病気・死亡、火災・水害などの災害など |
|---|
ただし、この制度は「急に家計が苦しくなった人への応急措置」です。もともと家計が苦しかったという理由では申し込めません。
また、家計急変の事由が進学前に発生していた場合は、進学後3か月以内に申し込む必要があります。期限があるため、思い当たる事情がある場合はすぐに大学の奨学金窓口へ相談に行きましょう。
他にも大学独自・自治体奨学金という選択肢もある
JASSOの奨学金で申し込み期限を逃した場合、他にも選択肢はあります。
大学独自の奨学金は、各大学が独自に設けている制度です。給付型も多く、募集時期や条件は大学ごとに異なります。進学先の大学のWebサイトや奨学金窓口で確認してください。
自治体・民間の奨学金は、都道府県や市区町村、民間財団などが運営するものです。JASSOとの併用が可能なケースもあります。条件や締切はそれぞれ異なるため、「都道府県名+奨学金」などで検索して確認しましょう。
これらは「JASSOに採用されなかった場合の補完」として活用できる制度です。一つの制度にこだわらず、複数の選択肢を同時に調べることをおすすめします。
\奨学金の併用について、詳しくはこちら!/
「私の場合どうなるの?」 次の動き方をケース別に確認
自分のケースを確認したら、後述の「具体的な動き方」から該当する動き方を確認してください。
| ケース | 対応 | ➡具体的な動き方 |
|---|---|---|
| 高校の予約採用を逃した | 在学採用で申し込める | 【在学採用】をチェック! |
| 大学入学後の申請も逃した | 在学採用の次回募集を待つか、大学・自治体・民間の奨学金を探す | ➡【在学採用】+【大学・自治体・民間奨学金】をチェック! |
| 家計が急変した | 緊急採用・応急採用の対象になる可能性あり | ➡【緊急採用】をチェック! |
| 奨学金の存在を知らなかった | 在学採用で申し込める | 【在学採用】をチェック! |
まだ間に合う奨学金制度と具体的な動き方

次に、制度ごとに「何を・どこで・どう動くか」を整理します。自分に当てはまる制度を確認して、今日から動き出してください。
【在学採用】大学入学後に申し込みできる
在学採用の申し込みは、大学の奨学金窓口を通じて行います。JASSOに直接連絡する必要はありません。
動き方は次のとおりです。
- 進学先(在学中)の大学の奨学金窓口に連絡する
- 「在学採用に申し込みたい」と伝え、次の募集時期と必要書類を確認する
- 大学の奨学金窓口から「スカラネット入力下書き用紙」と申込IDを受け取る
- 必要書類を揃えて、大学が定める期限までに提出する
- インターネット(スカラネット)から申込情報を入力・送信する
手順③以降は大学の奨学金窓口が案内してくれます。まずは「申し込みたい」と伝えることだけ意識してください。
準備しておくと動きやすいもの
| ▢ マイナンバー(本人・保護者) ▢ 保護者の収入証明書(課税証明書など) ▢ 本人の身元確認書類(学生証など) |
おおよそこの3つの書類が必要になります。詳細は大学によって異なるので、他にも必要なものがないか、各大学の奨学金窓口で確認してください。
なお在学採用には学力基準があります。奨学金の種類(給付型・貸与型一種・二種)や学年によって基準が異なるため、詳細は在学校の奨学金窓口で確認してください。
参照:JASSO「進学後(在学採用)の給付奨学金の学力基準」「進学後(在学採用)の第一種奨学金の学力基準」「進学後(在学採用)の第二種奨学金の学力基準」
【緊急採用】応急採用の条件に当てはまるか確認する
家計急変に当てはまる事情がある場合、一刻も早く動きましょう。この制度は年間を通じて、申し込みを受け付けています。
動き方は次のとおりです。
- 在学中の大学の奨学金窓口に今日中に連絡する
- 「家計が急変したので緊急採用・応急採用の相談がしたい」と伝える
- 窓口から必要書類の案内を受け取る
- 書類を読んで条件に当てはまるか確認する
- 条件が合えば家計急変の事由を証明する書類を揃えて提出する
必要になる証明書類の例
| ▢ 失業の場合:離職票・解雇通知書 ▢ 病気・入院の場合:診断書・入院証明書 ▢ 死亡の場合:死亡診断書 ▢ 災害の場合:り災証明書 |
事由によって必要な書類が異なる点に注意してください。あとは大学からJASSOへの申し込みには最大1か月程度かかる場合があるので、早く相談することが重要です。
【大学独自の奨学金】大学サイトの「奨学金」ページをすぐ確認
大学独自の奨学金は、JASSOとは別に各大学が独自に設けている制度です。給付型(返還不要)のものも多く、JASSOの採用を待たずに申し込める場合があります。
進学先の大学の公式サイトで「奨学金」ページを開き、以下を確認してください。
- 募集時期(すでに始まっているか・これから始まるか)
- 対象条件(学年・成績・家計状況など)
- 申込方法と必要書類
JASSOの在学採用と並行して申し込める場合がほとんどです。見落としがちですが、まとめて確認しておくのがおすすめです。
【自治体・民間奨学金】「都道府県名+奨学金」で今すぐ検索
都道府県・市区町村・民間財団などが運営する奨学金は、JASSOとの併用が可能なケースもあります。
「都道府県名 奨学金 大学生」などでインターネット検索し、条件・締切・申込方法を確認してください。民間財団の奨学金は、特定の地域出身者や特定の学部を対象にしているものもありますが、条件が合うなら積極的に応募しましょう。
民間奨学金は情報が分散しているので、まとめて探せるサイトも活用してください。
参照:JASSO「大学・地方公共団体等が行う奨学金制度」
奨学金の申し込みがダメだったらどうする?

期限を過ぎても申し込める奨学金はありますが、採用されないケースや、次の募集まで時間がかかるケースもあることは覚えておきましょう。その場合、別の方法で学費を工面する必要があります。
このあと紹介する4つの代替手段は、保護者との連携が必要なものも含まれます。早めに状況を共有したうえで、一緒に確認してください。どれか一つで解決しようとせず、組み合わせて対応することが現実的です。
【授業料減免制度】授業料が免除されるかもしれない
優先的に確認したいのが「高等教育の修学支援新制度」による授業料減免です。これは給付奨学金とセットになった国の制度で、家計基準を満たせば授業料・入学金の一部または全額が免除されます。
学力審査もありますが、成績だけで判断せず、しっかりとした学ぶ意欲があれば支援を受けることができます。申込時期は年2回(春・秋)で、在学採用と同じ窓口で手続きできます。
対象になりやすい条件
- 世帯年収がおおむね600万円程度以下(※目安です家族構成によって異なります)
- 扶養する子どもが3人以上いる多子世帯は、所得制限なしで支援の対象
入学金の減免については入学後3か月以内の申請が必要です。該当する可能性がある場合は、入学直後に在学採用と同じ窓口で確認してください。
【授業料の分納・延納】支払いを待ってもらえる場合がある
在学採用の採用結果が出るまでには、申し込みから数か月かかる場合があります。その間も授業料の支払いは待ってくれないため、結果を待たずに早めに動くことが重要です。
多くの大学では、分納(複数回に分けて支払う)や延納(支払期限を延ばす)の相談に応じています。なかには奨学金の採用結果が出るまでの間、授業料の徴収を猶予してくれる大学もあります。
また、奨学金の申し込みが通らなかった場合も、分納・延納を活用することで学費の支払いを乗り切れる可能性があります。「払えないから退学」と諦める前に、まず大学の窓口に相談してください。
なお分納・延納は大学ごとに対応が異なります。認められない場合もあるため、早めに確認することが重要です。
【教育ローン】どうしても足りないときの選択肢
奨学金が通らない、奨学金だけでは足りない、奨学金の採用結果を待てない場合の補完手段として、教育ローンがあります。
代表的なのは日本政策金融公庫の「国の教育ローン」です。上限350万円まで借入可能で、固定金利は年3.55%です(2026年2月時点)。金利は時期により変動するため、必ず日本政策金融公庫の公式サイトで最新情報を確認してください。
参照:日本政策金融公庫「教育一般貸付(国の教育ローン)」
国の教育ローンの特徴
- 申込者は保護者(世帯年収に上限あり)
- 在学期間中は利息のみの返済も可能
- 審査結果は申込から通常10日前後(時期によって異なる場合あり)
JASSOの貸与型奨学金もそうですが、教育ローンは借金です。将来の返済計画を必ず確認してから申し込んでください。給付型奨学金と違い、利息がかかります。
また金利の高い学生ローン(消費者金融)は返済リスクが大きいので、くれぐれも注意してください。
【アルバイト・親への相談】一人で抱え込まず、まずは保護者に話す
アルバイトは学費の穴埋めになりますが、学業との両立が前提です。週20時間を超えると学業への影響が出やすいとされています。無理なペースで働いて留年すると、かえって費用がかさむリスクがあります。
親への相談は、すぐにするのがおすすめです。その際、以下を整理してから話すと伝わりやすくなります。
- 今の状況(何の期限をいつ逃したか)
- 今から使える制度と動き方
- 自分が動ける部分(アルバイトなど)
「迷惑をかける」と思って一人で抱え込むより、早めに共有するほうが選択肢が広がります。
奨学金の申し込み期限について、よくある誤解と失敗パターン

期限を過ぎてから動けなくなる人には、共通したパターンがあります。自分が当てはまっていないか確認してください。
「もう無理」と思って何もしない
これは最も注意がいるパターンです。期限を過ぎた時点で「終わった」と思い込み、調べることも相談することもやめてしまうケースです。
実際には、在学採用・緊急採用・大学独自の奨学金など、動ける手段はまだ残っています。「奨学金の申請、もう詰んだかも……」と感じたときこそ、まず大学の奨学金窓口に足を運びましょう。
何もしないまま時間が過ぎることこそが、「本当に詰む」パターンです。
ネット情報だけで判断して動かない
「調べたけどよくわからなかった」で止まってしまうケースも多いです。ネット上の情報は古い場合や、自分の学校・状況に当てはまらない場合があります。
制度の細かい条件や締切は、大学によって異なります。最終的な判断は必ず在学校の奨学金窓口で確認してください。もちろん、ネットで調べることはきっかけとして有効ですが、窓口に赴いて話を聞いて完結させることが重要です。
担任に「もう終わり」と言われても、諦めなくていい場合がある
通っている高校の担任に「予約採用の締切は過ぎた」と言われて、奨学金を諦めるケースがあります。しかし、担任が把握しているのは「高校側の提出期限」であることも多く、JASSOが定める最終的な締切とは異なることがあります。
「もう終わり」と言われて諦める前に、もう一度進路指導担当や学校の事務局に直接確認してください。
- 「予約採用の最終締切はまだ過ぎていませんか?」
- 「校内締切は過ぎたが、JASSOへの申し込みはまだ可能ですか?」
と聞くだけで、状況が変わる可能性があります。
まとめ 期限を過ぎても諦めない!今すぐ動けば結果は変わる

奨学金の申し込み期限を過ぎても、完全に終わりではありません。在学採用・緊急採用・授業料減免制度など、今からでも使える手段はまだ残っています。このとき大切なのは、「もう無理」と思って調べることを止めないことです。
どの手段が使えるかは、あなたの状況と大学によって異なりますが、自分で全部調べて判断しようとする必要はありません。大学の奨学金窓口に聞けば、担当者が状況に合わせた制度を教えてくれます。
まずは今日やること、一つ決めて動きましょう。
- 在学中の大学の奨学金窓口に連絡して、「今から申し込める制度を教えてほしい」と伝える
そうすれば「次にどうすればいいか?」が、確実にわかります。
執筆者プロフィール
塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。
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