保護者が知っておきたい受験・進路情報まるわかり!

保護者が知っておきたい受験・進路情報まるわかり!

メニュー

いつまで『片づけなさい』って言えばいいの?高校生の親でも3人に1人は で叱る【保護者調査】

更新日:
アイキャッチ画像

子育てでは「叱るより、褒めて伸ばしたい」と考える保護者も多いのではないでしょうか。一方、子どもが約束を守らなかったり、何度注意しても同じことを繰り返したりすれば、叱らずにはいられない場面もあります。

では実際の家庭では、どのような場面で子どもを叱っているのでしょうか。

塾選ジャーナルでは、小中高校生の子どもを持つ保護者を対象に、子どもを褒める・叱ることについて調査。子どもを叱る内容を見ると、「片づけ」は小学生から高校生まで上位に挙がり、高校生の親でも3人に1人が回答しています。

今回は、保護者が子どもを叱る理由や、注意から「強く叱る」状態へ変わるきっかけ、叱り方への悩みや家庭での工夫を紹介します。

塾選ジャーナル編集部

編集部

塾選ジャーナル編集部

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

目的や性格について回答するだけ!簡単10秒!ぴったりの塾を診断
目次

「褒めて伸ばす」を意識する保護者が8割超も、“叱らない”家庭は少数派

まずは、保護者が「褒めて伸ばす」ことをどの程度意識しているのか、実際に子どもを褒めたり叱ったりする頻度とあわせて見ていきます。

「褒めて伸ばす」を意識する保護者は83%

67978 1

※n=148 小数点以下は四捨五入

「とても意識している」が22%、「やや意識している」が61%で、合わせると83%でした。また、「意識していない」と回答した保護者は0%です。

程度に差はあるものの、今回の調査では、すべての保護者が少なくとも「褒めて伸ばす」ことを意識していることが分かります。

「ほとんど・まったく叱らない」は11%-家庭では「褒める」と「叱る」が併存

では、実際に子どもを褒める・叱る頻度はそれぞれどのくらいなのでしょうか。

67978 2

※n=148 小数点以下は四捨五入

叱ることについて「ほとんどない」は10%、「まったく叱らない」は1%で、合わせて11%と少数派です。

また、週に1回以上子どもを褒める保護者は88%、叱る保護者は64%でした。全体としては褒める頻度のほうが高い傾向にあるものの、一方で叱ることも日常的に行われていることが分かります。

では、「褒めて伸ばす」ことを意識しながらも、保護者はどのような場面で叱るのでしょうか。

できれば褒めたい、でも…子どもを叱るのはどんなとき?

「褒めて伸ばしたい」と考えていても、子どもの行動によっては叱るべき場面もあります。ここでは、保護者が実際にどのようなことで子どもを叱っているのか、その実態を見ていきましょう。

叱る内容の最多は「片づけない」、日常生活に関する注意が上位

67978 3

※n=148 上位10項目を表示 / 複数回答形式のため合計が100%を超えます / 小数点以下は四捨五入

ここ1年以内に子どもを叱ったことがある内容を尋ねた結果、最多は「片づけない・物をなくす・物を雑に扱う」の47%でした。そのほか、家庭内のルール、生活リズムなど、日々の暮らしに関わる内容が上位に並びます。

叱る内容は学年別に変化する傾向-高校生でも3人に1人は「片づけ」で叱る

67978 4

※小学生n=50、中学生n=50、高校生n=48 / 複数回答形式のため合計が100%を超えます / 小数点以下は四捨五入

学年別で見ると、叱る内容の傾向にも違いが見られます。

小学生では「片づけない・物をなくす・物を雑に扱う」が66%で最も多く、「挨拶・言葉遣いなどの礼儀やマナー」が56%で続きました。

中学生になると「スマホの利用時間」が52%で最多となり、次いで「家庭内の約束やルール」が50%です。小学生では上位3位に入らなかった「スマホの利用時間」が中学生では過半数まで上昇しています。

高校生では「片づけない・物をなくす・物を雑に扱う」と「夜更かし・食事・入浴など生活リズム」がともに35%で最多でした。ただし、小中学生と比べて特定の項目に回答が集中しておらず、「宿題・勉強」「スマホ」「帰宅時間」「成績・進路」など、叱る内容が分散傾向にあります。

何度言っても繰り返すと強く叱る―保護者が感じる「叱る必要性」

子どもを強く叱るのは、どのような場面なのでしょうか。ここでは、保護者が強く叱った理由と、その決定打になった出来事を見ていきます。

保護者が強く叱る理由は「悪い習慣が身についてしまうこと」が最多

67978 5

※有効回答数n=140(「1年以内に強く叱ったことがある」と回答した保護者) / 小数点以下は四捨五入

保護者が強く叱る理由の最多は「悪い習慣が身についてしまうこと」で42%でした。

片づけや生活リズム、家庭内のルールなどについて強く注意する背景には、「今その行動をやめさせたい」というだけでなく、このまま繰り返して習慣になってほしくないという考えもあることがうかがえます。

強く叱る決定打は「以前にも注意したことを繰り返された」が最多

では、普段の注意から「強く叱る」に変わるきっかけは何だったのでしょうか。

67978 6

※上位5項目を表示 / 有効回答数n=140(「1年以内に強く叱ったことがある」と回答した保護者)/ 小数点以下は四捨五入

最多は「以前にも注意したことを繰り返された」の33%で、「注意しても行動をやめなかった」が19%で続きました。

「悪い習慣にしたくない」と考えて注意しても、同じことを繰り返したり、行動をやめなかったりすることが、さらに強く叱るきっかけになっているようです。

強く叱った後に残る迷い―保護者の7割超が「叱り方」に悩む

必要があって叱ったとしても、その言い方や伝え方まで適切だったのかは別の問題です。ここでは、強く叱った場面への振り返りと、保護者が日頃抱えている悩みを見ていきます。

「叱る必要もあり、伝え方も適切だった」は37%にとどまる

では、保護者自身は強く叱った場面を後からどう捉えているのでしょうか。

67978 7

※有効回答数n=140(「1年以内に強く叱ったことがある」と回答した保護者) / 小数点以下は四捨五入

強く叱った場面について、「叱る必要があり、伝え方も適切だった」と振り返った保護者は37%でした。

一方、「言い方や態度が強すぎた」は37%、「叱る以外の方法をとるほうがよかった」は9%、「叱る前に事情を聞くべきだった」は8%となっています。

強く叱った対応をそのまま「適切だった」と考える保護者は4割弱にとどまり、半数以上は言い方や伝え方、叱る前の対応などに何らかの反省点を感じていました。

7割超の保護者が「叱り方」に悩んだ経験がある

日頃、子どもの叱り方について悩んだ経験があるかを聞いた結果は、次の通りです。

67978 8

※n=148 小数点以下は四捨五入

保護者の74%が、子どもの叱り方について悩んだ経験があると回答しています。

「感情的に怒ってしまうこと」への悩みが過半数

では、叱り方に悩んだ経験がある保護者は、具体的にどのようなことに難しさを感じているのでしょうか。

67978 9

※n=109(「叱り方について悩んだことがある」と回答した保護者のうち本設問の有効回答) / 複数回答形式のため合計が100%を超えます / 小数点以下は四捨五入

最多は「感情的に怒ってしまう」の56%で、「必要以上に強い言い方をしてしまう」が50%で続きました。また、「何度言っても同じことを繰り返される」も47%にのぼります。

前章で、強く叱る決定打として「以前にも注意したことを繰り返された」が最多だったことと重なり、何度も注意するなかで感情的になったり、言い方が強くなったりすることに悩む保護者の様子がうかがえます。

「感情的に怒る」からの脱却―叱り方を変えた家庭の工夫

保護者からは、叱り方を変えたことで、子どもの反応や親子のコミュニケーションに変化があったという声も寄せられました。回答を内容別に見ると、主に次のような工夫が見られます。

① いったん落ち着いてから伝える

感情のまま叱るのではなく、その場を離れたり、深呼吸したりしてから話すようにしたという声です。

「いったんその場を離れて、心を落ち着かせてから、ゆっくり話しかけるように叱ると対応してくれる」(ちくわさん / 兵庫県 / 小学2年生・女子 / 保護者)

「深呼吸をして冷静に伝えるようにしてからは、子どもも素直に謝るようになり、お互いに落ち着いて話し合えるようになりました」(hanaさん / 長崎県 / 小学2年生・女子 / 保護者)

② 叱る前に、子どもの理由や意見を聞く

一方的に注意するのではなく、まず子どもの考えや事情を聞くようにしたことで、反発や言い合いが減ったという回答もありました。

「怒鳴るのをやめて、冷静に何が困っているかを尋ねるようにしたことで、子どもも理由を話してくれるようになり、会話が増えました」(うのさん / 東京都 / 中学2年生・女子 / 保護者)

「まず、娘の話を中断したり遮ったりせずに最後までちゃんと聞いてから注意するようにしました。すると、娘もそれに答えて素直に自分の気持ちを話してくれるようになったので、以前よりも親子で落ち着いて話し合える時間が増えて良かったです」(みい子さん / 埼玉県 / 高校1年生・女子 / 保護者)

③ 一方的に指示せず、子どもに考えさせる

「一方的に怒るのをやめ、『今どういう状況?』と理由を聞くようにしたら、子供が素直に言い訳せずに状況を話して、自分から片づけを始めるようになりました」(はなこさん / 兵庫県 / 小学5年生・男子 / 保護者)

「『片づけなさい!』と怒鳴るのをやめて、『あと何分したらプリント出す?』と本人の意志で時間を決めさせるようにしたら、反発せずに動いてくれる事が増えました」(みちさん / 兵庫県 / 中学2年生・男子 / 保護者)

④ 叱った後のフォローや「褒める」ことも意識する

「強く言い過ぎた時は後で謝るようにしたら、子どもも『さっきはごめんね』と謝ってくれるようになり少し親子関係が良くなったように思います」
(たぬきいろさん / 宮城県 / 小学5年生・女子 / 保護者)

「叱った後に子供が反省して改善した時はちゃんとほめるようにしました。」(あおさん / 石川県 / 小学6年生・女子 / 保護者)

保護者の回答からは、単に「叱らないようにする」のではなく、感情を落ち着かせる、子どもの話を聞く、本人に考えさせる、叱った後にフォローするなど、伝え方や接し方を変えようとする保護者の工夫が見られました。

まとめ:褒めて伸ばし、必要なときは叱る―課題は叱るときの伝え方

今回の調査では、「褒めて伸ばす」ことを意識する保護者が83%にのぼる一方、「ほとんど叱らない・まったく叱らない」家庭は11%にとどまりました。多くの家庭では、褒めることを大切にしながらも、必要な場面では子どもをしっかりと叱っていることが分かります。

叱る内容として目立ったのは、「片づけ」などの生活習慣です。「片づけ」で叱る保護者の割合は、小学生から中学生、高校生へと成長するにつれて減っていくものの、高校生でも3人に1人にのぼりました。子どもが成長しても、「片づけなさい」と注意する場面が続く家庭もあることがうかがえます。

強く叱る背景として最も多かったのは、「悪い習慣が身についてしまうこと」への心配でした。さらに、強く叱る決定打として「以前にも注意したことを繰り返された」が最多となっており、同じことを何度も注意するなかで、言い方が強くなってしまうケースもあるようです。

ただし、強く叱った場面を振り返り、「叱る必要があり、伝え方も適切だった」と答えた保護者は37%にとどまりました。実際に74%が叱り方に悩んだ経験があり、「感情的に怒ってしまう」「必要以上に強い言い方をしてしまう」といった悩みが上位に挙がっています。

褒めることを大切にしながら、必要な場面では叱る。そのなかで、感情的にならずにどう伝えるかを模索する保護者の姿が調査から見えてきました。 今まさに「感情的に怒ってしまう」ことで悩んでいる場合には、今回紹介した保護者の声が参考になるかもしれません。

 

アンケート調査概要

調査対象:小・中・高校生の保護者(有効回答数148名)
調査時期:2026年8月
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:「子どもを褒めること・叱ること」に関する調査

※本調査レポートの内容(グラフ・データ・本文など)の無断転載・改変を禁じます。
掲載しているグラフや内容を引用する場合は、出典「塾選ジャーナル調べ:『子どもを褒めること・叱ること』に関する調査」と明記し、『塾選ジャーナル』の記事(https://bestjuku.com/shingaku/s-article/67978)へのリンク設置をお願いします。

執筆者プロフィール

塾選ジャーナル編集部のサムネイル画像
編集部
塾選ジャーナル編集部

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

最大12,000円分プレゼント
目的や性格について回答するだけ!簡単10秒!ぴったりの塾を診断
塾選で塾を探す