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【2026年度】早慶模試を比較|東進・河合塾・駿台・代ゼミの日程、難易度と選び方

更新日:
大学受験
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「早慶模試を受けたいけれど、東進・河合塾・駿台・代ゼミで何が違うのか分からない」。夏から秋にかけて模試の案内が届き、そう迷っている人は多いでしょう。

早慶志望者向けの模試やテストは1つではありません。予備校ごとに、実施回数や時期、出題形式、受けられる人が異なります。

2026年度は特に注意が必要です。河合塾の一般生向け「早慶レベル模試」は、現在の全統模試ラインアップでは確認できません。塾生向けには「早慶大チャレンジテスト」が実施されました。

また、「早大入試プレ」「慶大入試プレ」は駿台と代ゼミの共催。予備校の数と模試の数は一致しない点を押さえておきましょう。

早慶模試選びの近道は、志望学部・受ける時期・確かめたいことの3点から逆算することです。この記事では、2026年度の公式情報をもとに4予備校の早慶模試を比較します。日程・難易度・科目・判定の違いから、自分に合う模試の選び方、受験後の活用方法まで解説していきます。

塾選ジャーナル編集部

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目次

2026年度の早慶模試を比較|東進・河合塾・駿台・代ゼミの違い

天秤に乗った文字ブロック

まずは、2026年度にどんな早慶模試があるのか全体像を押さえましょう。4予備校を扱いますが、一般生が受けられる公開模試が4種類あるわけではありません。

東進は単独で「早大・慶大レベル模試」を年間複数回実施しています。駿台と代ゼミは、早大入試プレと慶大入試プレを共同で実施する形です。河合塾は、2026年度は一般生向けではなく、塾生向けのテストが確認できる状況となっています。

2026年度の早慶向け模試・テストを、公式情報をもとに項目別に比べると次のとおりです。

項目 東進
早大・慶大レベル模試
河合塾
早慶大チャレンジテスト
駿台・代ゼミ共催
早大入試プレ
駿台・代ゼミ共催
慶大入試プレ
2026年度の実施状況 実施(プレ回+第1〜4回) 塾生向けに実施 実施 実施
対象 受験生 河合塾生(高3生・高卒生) 高3生・高卒生 高3生・高卒生
早稲田/慶應 両大学に対応 両大学の本番レベルを想定 早稲田のみ 慶應のみ
実施時期・回数 2〜11月に計5回 7月に実施(7月5日中心) 10月に1回 11月に1回
出題形式 早大・慶大入試を意識したマーク式・記述式 本番レベルのテスト演習 早大入試に準拠 慶大入試に準拠
判定 志望校判定あり 演習と解説が中心 第1志望学部・学科のみ 第1志望学部・学科のみ
成績返却 試験実施後、中9日で返却開始 公式案内に記載なし 成績表を郵送 成績表を郵送
解説・復習 解説授業(英語・数学・国語)、解答解説、採点基準 映像による解説講義 解説特講 解説特講
受験料 一般生6,500円(税込) 高校グリーンコース生2,000円/大学受験科生無料 一般生8,200円(税込) 一般生8,200円(税込)
一般生の受験 可 不可(塾生専用) 可 可

表から分かるように、東進は年間を通して複数回、駿台・代ゼミは秋に大学別で1回ずつという違いがあります。河合塾は、2026年度は一般公開の模試ではなく、塾生向けテストとして確認できる形です。いつ、どちらの大学を、何回確かめたいかで、候補は自然に絞られていくでしょう。

出典:東進|早大・慶大レベル模試/河合塾|【高校グリーンコース生】早慶大チャレンジテスト<首都圏>/河合塾|【大学受験科生】早慶大チャレンジテスト<首都圏>/代々木ゼミナール|SAPIX YOZEMI GROUP模試 年間模試一覧

早慶模試はいつある?2026年度の日程を年間カレンダーで確認

カレンダーとスケジュール帳

早慶向けの模試は、春から晩秋まで実施時期が分散しています。年間で並べると、それぞれの模試が担う役割の違いが見えてくるはずです。

2026年度の早慶向け模試・テストを、月ごとに並べた年間カレンダーは次のとおりです。

月 東進
早大・慶大レベル模試
河合塾
早慶大チャレンジテスト
※塾生限定
早大入試プレ
(駿台・代ゼミ)
慶大入試プレ
(駿台・代ゼミ)
この時期に確認したいこと
2月 ●プレ回       受験学年に入る前の現在地
5月 ●第1回       基礎の穴と早慶レベルとの距離
7月 ●第2回 ●実施     夏休みに取り組む課題
8月     申込開始   ―
9月 ●第3回     申込開始 過去問演習と並行した到達度
10月     ●実施   本番形式での実戦力
11月 ●第4回     ●実施 直前期に向けた仕上がり
12月     成績表発送 成績表発送 結果を冬の学習に反映

カレンダーで見ると、東進が年間の「定点観測」、入試プレが秋の「本番形式の確認」を担っていると分かります。10月から11月は入試プレと東進の第4回が近いため、復習の時間まで含めて計画を立てることが大切です。

東進「早大・慶大レベル模試」の日程

東進の早大・慶大レベル模試は、2026年度にプレ回を含めて計5回実施されます。時期が春から晩秋まで散らばっており、段階ごとの到達度を追いやすい構成です。

2026年度の実施日と、各回で確認したいことを整理しました。

回 実施日 この時期に確認したいこと
プレ回 2月8日(日) 受験学年に入る前の現在地
第1回 5月24日(日) 基礎の穴と早慶レベルとの距離
第2回 7月20日(月・祝) 夏休みに優先して取り組む課題
第3回 9月20日(日) 過去問演習と並行した到達度
第4回 11月22日(日) 直前期に向けた仕上がり

成績表は、試験実施から中9日で返却が始まります。次の回までに、復習と学習計画の修正に使える時間を確保しやすい間隔といえるでしょう。

ただし、5回すべてを受けなければ意味がないわけではありません。 学習の進み具合や、ほかの模試の日程を見ながら必要な回を選べば十分です。2026年9月28日時点で、今後実施予定なのは11月22日の第4回となっています。

出典:東進|早大・慶大レベル模試

河合塾「早慶レベル模試」と「早慶大チャレンジテスト」の実施状況

最初に押さえたいのは、2026年度の一般生向け全統模試ラインアップでは、「早慶レベル模試」を確認できないという点です。高3生・高卒生対象の模試一覧には、共通テスト模試や記述模試、特定大学の入試オープンが並んでいます。その中に、早慶向けの公開模試は見当たりません。

出典:河合塾|高3生・高卒生対象模試

一方で、河合塾生向けには「早慶大チャレンジテスト」が実施されました。早慶大の入試本番レベルのテスト演習と、映像による解説講義がセットになった講座です。

首都圏の公式案内では、高3生向けは高校グリーンコース生が対象です。高卒生向けは大学受験科生が対象で、いずれも塾生専用となっています。

2026年度は7月5日を中心に実施され、受験料は高校グリーンコース生が2,000円、大学受験科生は無料でした。なお、校舎によってはテスト実施日が7月5日ではない場合もあります。

出典:河合塾|【高校グリーンコース生】早慶大チャレンジテスト<首都圏>/河合塾|【大学受験科生】早慶大チャレンジテスト<首都圏>

なお、チャレンジテストが過去の早慶レベル模試の後継にあたるかどうかは、公式には示されていません。名称も対象も異なる別のものとして捉えておきましょう。

代ゼミ・駿台「早大入試プレ・慶大入試プレ」の日程

早大入試プレと慶大入試プレは、代ゼミと駿台が共同で実施する模試です。どちらの予備校経由で申し込んでも、受けるのは同じ模試になります。

2026年度の基本実施日と、申込開始日・成績表発送日は次のとおりです。

模試名 基本実施日 申込開始日 成績表発送日
早大入試プレ 10月18日(日) 8月18日(火) 12月7日(月)
慶大入試プレ 11月3日(火・祝) 9月3日(木) 12月14日(月)

いずれも「基本実施日」であり、会場によって実施日が異なる場合があります。たとえば早稲田大学早稲田キャンパス会場の早大入試プレは、10月25日の実施です。

申し込む前に、自分が受ける会場の日程と時間割を必ず確認してください。 成績表は試験から6〜7週間ほど先に届くため、年末の学習計画に組み込む前提で考えておくと安心です。

出典:代々木ゼミナール|SAPIX YOZEMI GROUP模試 年間模試一覧/駿台予備学校|2026/2027 駿台模試 年間スケジュール(予定)

4予備校の早慶模試を詳しく解説|難易度・科目・判定・返却

大学受験の文字と赤ペン

ここからは、それぞれの模試の中身を掘り下げます。対象・形式・科目・難易度・判定・返却・復習の観点をそろえて見ると、違いを比べやすくなるでしょう。

東進「早大・慶大レベル模試」

東進の早大・慶大レベル模試は、早稲田・慶應志望者向けに年間複数回実施されるレベル模試です。東進はこの模試を「難関」レベルに位置づけています。掲げているのは、早大・慶大入試で求められる論理力・思考力の養成です。

出典:東進|早稲田大学 模試

科目は、志望大学・学部によって使う問題冊子が分かれています。小論文と国語は両方を受けられず、地歴公民も1科目のみの選択です。

時間割どおりに受けないと、受験しても採点されない科目が出る場合があると公式に案内されています。申し込みの際は、志望学部に合った科目と時間割を必ず確かめましょう。

難易度は、本番との比較ではなく、公式の位置づけから捉えるのが確実です。公式が示しているのは「難関」というレベル表示と、早慶入試を意識した出題方針。早慶志望者向けの高い水準を想定した模試、と理解しておくのが適切でしょう。

判定では、相対評価に加えて絶対評価も行われます。志望校のレベルとの差や前回からの伸びを、具体的な点数でつかめるでしょう。一般生は、返却開始日から1か月の間に紙の個人成績表を受験校舎で受け取る形です。受験料は、一般生で6,500円(税込)。

英語・数学・国語は、受験後に東進講師による解説授業を映像で受講できます。自己採点だけでは分からなかった解き方の筋道を、講師の解説で確かめられる仕組みです。

出典:東進|早大・慶大レベル模試/東進模試|大学受験の模試

河合塾「早慶レベル模試」

河合塾の一般生向け「早慶レベル模試」は、2026年度の全統模試ラインアップでは確認できません。 実施状況は前章で整理したとおりなので、ここでは受験生にとっての意味を考えます。

2025年度には、一般生も受けられる早慶向けの記述・論述式模試として実施されていました。そのため、学校の先生や先輩から「河合の早慶模試」を勧められることもあるでしょう。ただし、過年度の科目や判定の仕組みを、2026年度の情報として扱うことはできません。

早慶大チャレンジテストは、河合塾生向けに実施されるテストです。一般生が自分で申し込んで受ける公開模試とは、位置づけが異なります。

この記事で扱う2026年度の一般生向け早慶模試では、東進の早大・慶大レベル模試か、駿台・代ゼミ共催の入試プレが候補になります。河合塾の全統記述模試は一般生も受験できるので、全国での位置を知る手段として別に活用するとよいでしょう。

駿台・代ゼミ共催「早大入試プレ」

早大入試プレは、早稲田大学の入試形式に準拠した、駿台・代ゼミ共催の大学別模試です。最大の特徴は、志望学部ごとに受験型が分かれている点にあります。「早稲田の模試だから全員が同じ問題を解く」わけではありません。

2026年度の主な受験型を、学部の系統ごとにまとめました。

系統 受験型の例 出題の特徴
文系学部 B型[法]、C型[文]、D型[文化構想]、H型・I型[商]、K型[人間科学] 英語・国語に地歴公民や数学を組み合わせる
独自形式の学部 A型[政治経済]、G型[社会科学]、J型[国際教養]、L型[スポーツ科学] 総合問題や英語ライティングなど学部独自の形式
教育学部 E型[教育〈A方式〉]、F型[教育〈B方式〉] A方式は文系型、B方式は数学・理科を含む
理工系 M型[基幹理工・創造理工(建築を除く)・先進理工] 英語・数学・理科2科目
建築 N型[創造理工(建築)] 空間表現(鉛筆デッサンなど)の実技あり

型によって、試験時間や科目数は大きく変わります。建築志望のN型では、空間表現を受けないと合格判定が出ない点にも注意が必要です。

判定は、各型とも第1志望学部・学科のみが対象になります。受験料は一般生で8,200円(税込)です。試験後には解説特講も開かれ、講師による解説と学習アドバイスを受けられます。

出典:代々木ゼミナール|早大入試プレ【代ゼミ・駿台共催】

駿台・代ゼミ共催「慶大入試プレ」

慶大入試プレは、慶應義塾大学の入試に準拠した、駿台・代ゼミ共催の大学別模試です。早大入試プレと同じく、志望学部に合わせてA型からJ型の受験型を選びます。

2026年度の受験型と、主な出題科目は次のとおりです。

受験型 学部 主な科目
A型 文 地理歴史・英語・小論文
B型 法 地理歴史・英語・小論文
C型 経済〈A方式/B方式〉 数学または地理歴史・英語
D型 商〈A方式/B方式〉 地理歴史・英語・数学または論文テスト
E型/F型 総合政策/環境情報 英語・数学・「英語・数学」から選択、小論文
G型 理工 数学・英語・理科2科目
H型 医 数学・英語・理科2科目・小論文
I型 薬 数学・英語・化学
J型 看護医療 英語・数学または生物・小論文

同じ慶應でも、学部によって小論文の有無や数学・理科の扱いが大きく違うと分かります。判定は、各型とも第1志望学部・学科のみが対象です。

1つの模試で申し込めるのは、1日程・1会場・1受験型に限られます。第1志望学部に合わせて型を決めることが、慶大入試プレを受ける前提になります。

受験料は早大入試プレと同じく、一般生で8,200円(税込)。試験後には、慶大対策に精通した講師による解説特講も用意されています。

出典:代々木ゼミナール|慶大入試プレ【代ゼミ・駿台共催】

早慶模試はどれを受ける?志望校・目的・時期から選ぼう

木の人形とカラフルなはてなマーク

ここまでの情報をもとに、自分が受ける模試を決めていきましょう。どの模試が優れているかではなく、「今の自分が何を確かめたいか」から考えるのがポイントです。

年間を通して実力の伸びを確認したい

春から秋にかけての変化を追いたいなら、同じシリーズの模試を複数回受ける方法が向いています。同じシリーズを続けて受けると、判定の上下だけでなく「どこが改善したか」を比べやすくなります。

2026年度であれば、年5回実施される東進の早大・慶大レベル模試が代表例です。出題のレベルや形式がそろっているため、前回との差を科目ごとに見比べられます。

見るポイントは、得点の推移、科目ごとの弱点、時間配分、志望者の中での位置など。たとえば英語長文の時間不足が回を追うごとに解消しているかを確かめると、学習の成果が具体的に見えてくるでしょう。

夏に本番レベルの問題で課題を確認したい

夏休み前後は、本番レベルの問題を解いて「夏に何をやるか」を決めたい時期です。河合塾生であれば、早慶大チャレンジテストがこの目的に合う選択肢になります。

河合塾の案内でも、夏期学習で取り組むべき課題を見つけることがねらいとして示されています。 結果を今後の学習計画に反映させる前提で受けると、効果を得やすくなるはずです。

河合塾に通っていない場合は、一般生が受けられる7月の模試に同じ役割を持たせましょう。東進の第2回がその一例です。大事なのは、結果から夏休みの優先順位を決めることにあります。

出典:河合塾|【高校グリーンコース生】早慶大チャレンジテスト<首都圏>

秋に早稲田・慶應の本番形式を経験したい

10月から11月は、過去問演習が本格化する時期と重なります。この時期の模試は、判定を知るためだけでなく、本番の作戦を試す場として使いましょう。

代表的なのが、10月の早大入試プレと11月の慶大入試プレです。どちらも学部別の受験型と時間割が用意されています。

秋の模試では、解答順や時間配分をあらかじめ決めておき、それが通用したかを確かめる意識が大切です。 自宅で過去問を解くのとは違い、会場の緊張感の中で作戦を試せる点は模試ならではの利点といえます。

早稲田志望は学部・入試方式まで見て選ぶ

早稲田志望といっても、学部によって必要な科目や形式は大きく異なります。模試選びでは「早稲田向けかどうか」だけでなく、志望学部に対応する型があるかを確認しましょう。

たとえば政治経済・国際教養・スポーツ科学は、学部独自の試験形式をとっています。早大入試プレでも、これらの学部は独自試験で課す教科のみで判定する仕組みです。

共通テスト利用方式や英語4技能テスト利用方式で出願する予定なら、早大入試プレでは判定が出ない点に注意が必要です。 数学選抜方式や得意科目選考も判定の対象外なので、自分の受験方式と照らし合わせてください。

東進の早大・慶大レベル模試でも、志望学部によって問題冊子や時間割が分かれます。どの模試を選ぶ場合も、申込画面で型や科目を確かめてから申し込むのが確実でしょう。

出典:代々木ゼミナール|早大入試プレ【代ゼミ・駿台共催】

慶應志望は志望学部の科目・形式を確認する

慶應は、学部ごとに試験科目の差が大きい大学です。同じ文系でも、小論文を課す学部と数学を選べる方式が並んでいます。

まず確認したいのは、自分が出願する方式が模試で再現されているかどうか。経済学部と商学部はA方式とB方式で科目が変わるため、出願予定の方式に合わせて型を選ぶ必要があります。

総合政策・環境情報で「情報および数学」を使う予定の人は、慶大入試プレではその科目が出題されない点を知っておきましょう。 看護医療学部の化学も、慶大入試プレでは出題がありません。

判定の読み方にも注意が必要です。医学部と看護医療学部の小論文は判定に使われず、4段階評価で返ってきます。

東進の早大・慶大レベル模試では、慶大の小論文が学部に応じて6種類用意されています。受けられるのは1種類のみなので、志望学部に対応するものを選んでください。

出典:代々木ゼミナール|慶大入試プレ【代ゼミ・駿台共催】/東進|早大・慶大レベル模試

国公立第一志望で早慶を併願する場合

国公立大を第一志望とし、早慶を併願する人もいるでしょう。この場合、早慶模試を何回も受けることがベストとは限りません。

秋は国公立の冠模試、共通テスト模試、記述模試が集中する時期です。そこに早慶模試まで重ねると、模試の受験と復習だけで週末が埋まり、学習時間を削りすぎるおそれがあります。

判断の軸は、早慶をどの程度重視するかと、本番形式を事前に確かめる必要があるかの2点です。早慶の独自形式に不安があるなら、秋に1回だけ入試プレで本番形式を体験する方法があります。過去問演習で形式に慣れているなら、国公立対策を優先するのも十分に合理的な判断でしょう。

早慶模試の結果はどう見る?平均点・判定を次の勉強につなげる

電卓とグラフ、書類が並ぶデスク

模試の価値は、受けた後の使い方で大きく変わります。ここでは平均点や判定の見方と、結果を次の勉強につなげる手順を解説します。

平均点だけで「できた・できなかった」を判断しない

自己採点をすると、平均点より上か下かが気になる人は多いはずです。ただ、平均点は実施回や科目、問題の難しさ、受験者層によって毎回変わります。

平均点を上回ったからといって、合格圏に入ったとは言い切れません。 平均点は参考値の一つとして見て、判定や志望者内での順位、科目別の成績と組み合わせて読み取りましょう。

東進のように絶対評価を行う模試なら、「志望校の基準まであと何点か」に注目するのも有効です。平均との比較より、次に何点積み上げればよいかが具体的になります。

判定だけでなく科目・大問ごとの失点を見る

成績表が返ってきたら、確認する順番を決めておくと要点を押さえやすくなります。

成績表を見るときの基本的な順番は、次のとおりです。

順番 見るもの 確かめたいこと
1 判定 志望学部との距離の大まかな目安
2 科目別成績 足を引っ張っている科目はどれか
3 大問別成績 科目の中のどの分野・形式で失点したか
4 失点の理由 なぜその問題を落としたのか

上から順に絞り込んでいくと、最後に「失点の理由」までたどり着きます。この理由の分類こそが、次の学習内容を決める手がかりです。

失点の理由は、主に次の5つに分けられます。

失点の理由 具体例 次の対策の方向
知識不足 単語や年号を覚えていなかった 暗記の範囲と方法を見直す
解法が分からない 数学で解き方の方針が立たなかった 類題演習で解法を定着させる
読解に時間がかかった 長文を読み終える前に時間切れになった 速読・精読の練習量を増やす
時間配分のミス 前半の大問に時間をかけすぎた 解答順と目安時間を決め直す
ケアレスミス 計算ミスやマークのずれ 見直しの手順を決めておく

同じ20点の失点でも、理由が違えば対策はまったく変わります。E判定だったとしても、何点をどこで失ったかが分かれば、それは次の学習計画の材料になります。

判定の文字だけを見て落ち込むより、取り返せる失点を数えるほうが前向きでしょう。

模試の結果を過去問と照らして復習内容を決める

模試の復習で効果が高いのは、過去問でも同じ弱点が出ていないかを照らし合わせる作業です。

たとえば、模試でも過去問でも英語長文で時間切れになるなら、本番でも起こりうる弱点といえます。世界史で同じ時代の知識を繰り返し落としている場合や、小論文で論点整理に時間がかかる場合も同様です。

模試と過去問の両方に出ている弱点から優先して復習すると、限られた時間を本番の得点に結びつけやすくなります。

反対に、模試だけで出た失点は、出題形式の違いによるものかもしれません。志望学部の過去問で出題されない形式なら、深追いしすぎない判断も必要です。

次に何を勉強するかまで決めて、初めて模試を活用したことになります。

早慶模試に関するよくある質問

FAQの木製ブロックと観葉植物

最後に、早慶模試について受験生が抱きやすい疑問に答えます。本文で扱いきれなかった補足的な内容を中心にまとめました。

高2でも早慶模試を受けられる?

模試ごとに対象が異なるため、「高2ならどれでも受けられる」わけではありません。東進の早大・慶大レベル模試は、公式の実施概要で対象が「受験生」。早大入試プレと慶大入試プレも、代ゼミの年間模試一覧では高3・高卒生向けに掲載されています。

高2のうちに早慶レベルの問題に触れたいなら、高1・高2生向けのイベントを探すのが近道です。 たとえば河合塾は2026年10月から、高1・2生と中高一貫校の中3生を対象に「難関大入試トライアル」を実施します。早慶大志望者も対象に含まれ、参加は無料です。

対象条件は年度によって変わる可能性があります。申し込む前に、必ず公式ページで確認してください。

出典:東進|早大・慶大レベル模試/河合塾|難関大入試トライアル(ニュースリリース)/代々木ゼミナール|SAPIX YOZEMI GROUP模試 年間模試一覧

高卒生(浪人生)でも早慶模試を受けられる?

高卒生も受験できますが、扱いは模試によって異なります。東進の早大・慶大レベル模試は、東進ハイスクール・東進衛星予備校の校舎では高卒1年目までが受け入れ対象です。

早大入試プレと慶大入試プレは高3生・高卒生向けの模試で、代ゼミの高卒メイト会員には7,700円(税込)の受験料が設定されています。河合塾の早慶大チャレンジテストも、大学受験科生(高卒生)向けに実施されました。

出典:東進|早大・慶大レベル模試/代々木ゼミナール|早大入試プレ【代ゼミ・駿台共催】/河合塾|【大学受験科生】早慶大チャレンジテスト<首都圏>

早慶模試の過去問・解答は見られる?

「過去問」といっても、見られるものは模試によって違います。問題冊子、解答解説、採点基準、解説授業に分けて考えると整理しやすいでしょう。

東進の早大・慶大レベル模試では、解答解説が試験当日から、採点基準が試験実施10日後から東進ドットコムで公開されます。公開には閲覧期限が設けられているため、見たい場合は早めに確認する必要があります。

駿台・代ゼミの入試プレは、試験後の解説特講で出題のポイントを学べる形です。一方で、過去の問題冊子を誰でも入手できるという案内は、各社の公式ページでは確認できません。

出典:東進|早大・慶大レベル模試

早慶模試と全統記述模試・駿台全国模試などは何が違う?

一言でいえば、目的が異なります。全統記述模試や駿台全国模試のような全国型の模試は、幅広い大学の判定と全国での位置を知るのに向いています。

早慶向けの模試は、早稲田・慶應の形式やレベルを意識した問題で実戦力を測るもの。どちらか一方で十分というより、確かめたいことに応じて使い分けるのが基本です。

まとめ 早慶模試は志望学部・目的・受ける時期から選ぼう

カラフルなPOINTの文字タイル

2026年度の早慶模試は、予備校ごとに実施状況が大きく異なります。東進は早大・慶大レベル模試を年間複数回、駿台と代ゼミは秋に早大入試プレと慶大入試プレを共催で実施しています。

河合塾については、一般生向けの早慶レベル模試は現在のラインアップで確認できません。塾生向けには、早慶大チャレンジテストが実施されました。

模試を選ぶときは、予備校名よりも志望学部・受ける時期・確かめたいことを基準にしましょう。受けた後は平均点や判定だけで終わらせず、弱点を次の勉強につなげることが大切です。

まずは2026年度の実施日と対象を確認し、今の時期に何を確かめたいのかを考えて、受験する模試を選びましょう。

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