中学校では、小学校と比べて授業内容がグンと難しくなるため小学校以上に生徒間で学力の差が生まれがちです。「授業内容に付いていけない」「難関高校受験を考えている」などの理由から、学習塾に通うことを考えている人も多いことでしょう。 ですが、「中学生向けの塾」といってもさまざまな塾が存在し、どの塾を選んでよいのか迷ってしまいますよね。そこで、今回の前半では中学生向け学習塾の選び方を解説。記事の後半では中学生におすすめの塾16選をご紹介し、それぞれの特徴や料金・サポート体制を解説していきます。ぜひ最後まで確認して参考にしてください。
監修者/堀田 潤(ほった じゅん)
新卒でメガバンクに総合職として入社。教育を志して大手予備校に転職し、新規事業部門のマーケティング・編集業務に従事。その後、東京・埼玉・神奈川の集団塾・ 個別指導塾にて講師・教室長を歴任。延べ17年に及ぶ塾業界でのマーケティング・教育現場経験を経て2023年4月に独立。長年現場で多くの生徒や保護者たちと接してきた視点を活かし、1人ひとりに合った塾選びがサポートできるアドバイスを行っている。
塾はいつからでも入ることができますが、学年によって適したタイミングがあります。生徒本人がやる気を出し、学ぶことが最重要事項であるはず。保護者が無理に時期を決め、塾に通わせるといったことはできるだけ避けたいものです。
以下で各学年ごとの塾で学ぶのに適したタイミングを見ていきましょう。
中学1年生の場合、入学前後のやる気に満ちあふれている時期は、塾学習もスタートが切りやすいでしょう。新たな環境に身を置き始めたタイミングで塾に通い出すと、自分なりにペースをつかんでいくことができます。また夏休み前もよいかもしれません。定期テストを2度経験し、自分の実力や現状が把握できるようになってきた頃です。部活動や日常生活など中学校という環境に慣れてくる時期でもあるので、あまりストレスなく新しいことを始められるでしょう。
冬の受験シーズンになると学校全体もなんとなく勉強モードに入るため、塾通いを考えるタイミングとしてはよいかもしれません。
中学2年生は、もっとも学習につまずきやすいタイミングだといえます。部活動でも存在感が増してくるため勉強の優先順位が下がり、わからない部分もそのままにしてしまいがちだからです。この時点で対処するか放置してしまうかで、高校受験の難易度も大きく変わります。
そこで長期休み中の講習を利用してみると、中学2年生は塾学習のスタートが切りやすいでしょう。夏休みや冬休みの時期、友人と一緒に通える環境があれば抵抗なく始められるはずです。また中学1年生と同じで、冬の受験シーズンも狙い目です。中2年生は先輩の姿を見て「来年は自分たちの番だ」という現実味が増すため、さらに真剣に塾通いを考え出すでしょう。
いよいよ受験が現実に迫ってきた中学3年生は、部活動を引退してすぐのタイミングで塾に通い始めるとよいでしょう。日常生活の大半を占めていた部活がなくなれば、新しいことに時間を割きやすいはずです。
やる気を出して勉強に取り組める環境を作ってあげる意味でも、塾に通うことは非常に大きなメリットがあります。部活引退直後のタイミングを逃したとしても、受験生である以上はいつ塾に通いだしてもよいはず。進路を真剣に考える機会を作り、受験に前向きに臨めるよう塾通いをすすめてみましょう。
中学生向けの具体的な塾を選ぶ前に、まずは通う目的を明確にしましょう。一言で「学習塾」といっても対象者や指導科目・カリキュラム、授業形式は全く異なります。例えば「学校の授業理解があやふやなのに、難関高校受験対策を行っているスパルタ式の学習塾に入る」「基礎力はすでに身に付いていて応用問題に取り組みたいのに、基礎学習に力をおいている学習塾に入る」などでは、明らかに子どもが持つ学習ニーズを満たすことはできませんよね。
周りの雰囲気に流されて何となく学習塾に入る中学生もいますが、明確な目的を持たずに安易に塾を選んでしまうと、入塾してから「こんなはずではなかった」と後悔する可能性が高まります。「基礎学力が身に付いていないので、まずは学校の授業を理解できるようになりたい」「数学だけが苦手なため、数学だけ集中して指導を受けたい」「基礎項目は自分で学習できるので、塾では高校受験を意識した応用問題演習に取り組みたい」など、なぜ塾に通いたいのかの目的をそれぞれ明確にすることから始めましょう。
関連記事:中学生(高校受験)向けのおすすめ学習塾10選!特徴・サポート体制も比較
文部科学省のデータによると、塾で学ぶ中学生の7割が週に1〜2回塾に通っているようです。ただし明確に「中学生は塾に週何回通うべきだ」という指定を行うことは難しく、先ほど述べた通う目的、生徒の学力や学習意欲、部活動などの生活状況によって大きく変わります。
家庭での学習習慣がまったくない場合は、塾に通わせることで勉強時間を確保することから始めてもよいかもしれません。定期テスト前や部活引退後のタイミングで通塾回数を増やすなどの対応も可能なので、まずは教室長や講師に相談してみましょう。
塾に通う目的を明確にしたら、次に具体的な塾を探していきましょう。前述したように中学生向けの塾と一口にいっても、塾によって特徴が大きく異なります。それぞれの塾のどのような要素を見て判断すれば良いのかを、一つずつチェックしていきましょう。
中学生の塾の選び方は以下の7つです。
・①授業形式
・②カリキュラム
・③先生
・④評判
・⑤料金
・⑥場所・周りの環境
・⑦サポート体制
最初の判断項目は授業形式です。どのような授業形式を取っているかは、それぞれの塾によって異なります。また同じ学習塾でも複数の授業形式を採用しており、中学生がニーズや希望に合わせて選べることも。授業形式については大きく、集団型と個別型に分けられます。
集団型と個別型の塾の授業形式にはそれぞれ強み・弱みがありますので、下記でそれぞれの特徴を解説していきます。候補となっている塾の強みと弱みをしっかり整理したうえで、子どもにあった塾選びの検討材料にしましょう。
監修者アドバイス
自分はどのようなスタイルだと頭に入りやすいかを事前に確かめておくと良いでしょう。例えば、授業を一方的に受けたほうが頭に入りやすいのか、周りに人がいたほうが競争意識を持って勉強できるのか、周りに人がいないほうがよくて、会話形式で先生と話していくほうが頭に入りやすいのか。自分の勉強しやすいスタイルを把握しておくと、次に説明する授業形式の中で、どれが自分に合っているか選びやすくなります。
複数の中学生が一緒のクラスで授業を受けるスタイルが「集団型」。学校の授業と同じような雰囲気で、塾の先生が教壇に立って黒板やホワイトボードなどを使って授業を進めていきます。著名な先生やカリスマ講師が在籍しているような学習塾で多く取り入れられていますね。1クラスあたりの生徒数は塾やコースによってさまざま。15人〜20人以下の少人数タイプから、広い教室で30人以上の生徒が一緒に授業を受ける大人数タイプまであります。学力や志望校別などでクラス分けされるのが一般的です。
集団型が持つ大きなメリットは仲間との競争意識が働くこと。同じ学力・目的を持った同級生が一緒のクラスで勉強をするため、「あの友達には負けたくない」といった競争心が高まり、勉強意欲向上につながっていくことでしょう。
さらに塾によっては学力順に席順を決めたり、テストの成績に基づいて定期的にクラス替えが行われたりと、モチベーションアップに向けた工夫もしています。生徒が授業に合わせていくことが求められるため、やる気の高い中学生は自ら進んで勉強をしていくようになるはずです。
関連記事:【中学生】集団指導のおすすめ塾10選!塾ごとの特徴・費用も徹底解説!
以下でも、中学生が通うおすすめの集団指導塾をご紹介しています。特徴や費用について解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
監修者アドバイス
集団型の場合は、講師に質問できる体制がしっかりしているかをよく確認しておく必要があります。塾のサイトやパンフレットに質問できる体制が載っているか確認するのはもちろんのこと、入塾面談の際に教室責任者に、実際に自分が質問するイメージができるまで確認しておきましょう。
もう一つの授業形式が個別型です。生徒1人〜5人ほどに対して先生が1人付いて、それぞれ個別に指導をしてくれます。1対1の完全マンツーマン指導では、授業時間中は先生を独占できるのが魅力ですね。常に付きっきりで学習指導をしてくれるので、特に苦手科目の克服におすすめです。
生徒2人以上に先生が1人付くスタイルでも、生徒全員が同じ授業を受けるわけではありません。一人の生徒が先生から解説を受けている間、他の生徒はそれぞれで問題演習に取り組みます。解説と問題演習のバランスが取れており、学んだ知識をすぐに活性化できるのが特徴です。
生徒の数に限らず、基本的には生徒一人ひとりにオーダーメイドカリキュラムが組まれます。それぞれの学力や希望に合わせて勉強できるのは優れたメリットと言えるでしょう。
関連記事:【中学生】個別指導塾おすすめ10選!塾の特徴・費用も徹底解説!
以下のリンクからも、中学生が通うおすすめの個別指導塾をご覧いただけます。各塾の特徴や費用の詳細について知りたい方はぜひご覧ください。
監修者アドバイス
個別型で体験授業を受けたときは、入塾後も体験授業で教わった先生が個別指導してくれるのかを確認しておく必要があります。教室によっては、入塾させるために体験授業だけはエース級の講師に授業をさせて、入塾後は別の講師を付けるところもあります。
塾が提供しているカリキュラムもしっかり確認しておきましょう。
まず塾によって指導してくれる教科は異なります。中学生向けの多くの塾では数学と英語は指導教科に入っていますが、国語と社会、そして理科は指導していない塾もあるので注意してください。また5教科指導とうたっていても通常は数学と英語のみの指導で、他3教科は定期テスト前の対策としてだけ行っているところもあります。5教科をバランス良く勉強したい人、難関高校受験を予定している人はしっかりチェックしておきましょう。
学習塾、そして同じ学習塾でもコースや講座によって対象となる生徒は異なります。基礎学力養成を目的としているのか、公立高校受験対策を目的としているのか、それとも難関高校受験対策を目的としているのかなど、自分のニーズと照らし合わせてみてください。またどのように授業が進んで行くのかも要チェックポイントですね。塾の中には家庭での予習を前提として授業が進んで行くところもあり、部活動が忙しくて予習時間を確保できない子どもにとっては負担となります。いまの生活スタイルで無理なく通塾できるかどうかを検討してみてください。
授業形式やカリキュラムと同じくらい学力向上に大切なのが、塾で教えてくれる先生です。先生にもさまざまなタイプがあり、また一般的な学習塾では専任の先生の他にアルバイトの先生がいます。それぞれの特徴について見ていきましょう。
集団型で難関高校受験対策を目的としているような学習塾では、厳しいスパルタタイプの先生が少なくありません。豊富な指導実績と知識を兼ね備え、志望校合格に向けた学力アップのために熱心な指導をしてくれます。
一方で基礎学力理解を目的としている学習塾や、個別型の学習塾では優しく子どものペースに合わせて指導をしてくれる先生の在籍が特徴です。「勉強が苦手」「勉強が嫌い」と感じている生徒が無理なく学習を継続できるように、じっくりと信頼関係を構築しながら学習指導を行ってくれます。
それぞれのお子さまの特性やキャラクターを見て、どのようなタイプの先生が合っているのかを検討してみましょう。
通おうと思っている塾の先生が塾専任なのか、それとも大学生などのアルバイトなのかも確認してください。専任の先生は正社員として雇われていることも多く、毎日のように教壇に立って授業をしています。必然的に指導経験が豊富に蓄積されており、生徒が理解しやすく、また学習意欲を向上できるような授業をしてくれるでしょう。また高校受験に関する情報やノウハウも多く持っていることから、効果的な受験指導も期待できます。
アルバイトの先生の特徴は、生徒との年齢が近いこと。多くの先生は10代後半から20代前半と若く、中学生にとってお兄さんやお姉さんのような存在です。話しがしやすいことからすぐに塾に馴染み、特に初めて塾通いで緊張しているような子どもにとって大きなメリットとなるでしょう。
監修者アドバイス
●先生だけでなく、教室責任者がどんな人かもよく知っておきましょう。面談で教室責任者とよく話すことが大切です。授業をするのは先生ですが、普段よく話したり、進路指導などで相談するのは教室責任者だからです。合う・合わないもあると思いますが、信頼できる人なのかを入塾前に見極めることが重要です。ポイントの1つは入塾面談の時に、自分の話をちゃんと聞いてくれるかどうかですね。
●大学生の先生は年齢も近くて話しやすいというメリットがある一方で、友達感覚になりすぎてしまうというデメリットもあります。特に優しい大学生の先生にありがちですが、宿題をあまり出さなかったり、宿題をやっていかなくても特に何も言わなかったりすることがあります。厳しい指導を求めている場合は、事前に教室責任者に伝えておくとよいでしょう。
●特に個別指導塾の場合は先生との相性も重要になりますので、合わないと感じた場合に担当の先生を変更できるのか、変更できるのであればどのような方法で変更依頼をするのか事前に確認しておきましょう。
入塾を考えている塾に実際に通ったことがある人、そして現在進行形で通っている人の評判は塾選びの参考になります。もしクラスメイトや同級生、近所の子どもなどで通っていた人・通っている人がいれば、どのような学習塾なのかを聞いてみましょう。授業形式やカリキュラム、先生、成績が伸びたかどうかなどについて聞いてみてください。
またある程度規模のある学習塾や老舗の学習塾の場合、インターネット上に評判や口コミが掲載されている可能性がありますので、チェックしてみてもよいですね。ただし評判は絶対ではありません。評判が良くてもどうしても合わない、逆に評判が悪くても自分の子どもにはピッタリ合っていたというのは、十分に考えられること。評判は参考材料の一つとして理解し、最終的には自分の目で確認をしてから判断しましょう。
塾へ通うためには、当然ですがお金が必要です。授業料は塾によって差があるので、入塾する前に確認しておきましょう。一般的に個別型の学習塾は人件費がかかることから、集団型よりも高くなります。いくら質の高いカリキュラムを提供しているからといって、家計に大きな負担となるほどの授業料では大変です。
これからどのくらいの期間通うことになるのかを考えて、家計に大きな負担とならずに払える範囲の授業料なのか見極めましょう。塾の中には授業料を明確に提示していないところもあります。また提示されている授業料以外にも講習会費や教材費などがプラスされていく塾もあるので、入塾前にはっきりとさせておきましょう。
監修者アドバイス
目標と現状の学力差や、学力UPさせたい科目数によって通う回数が変わってくるので、週1回だけでなく自分に必要な週回数で料金を確認・比較したほうがよいでしょう。
場所は塾周りの環境も大切な判断要素の一つ。例えば塾が学校や自宅から遠く離れているような場合、通塾すること自体が中学生にとって負担となってしまいます。
また夜遅くに塾の授業が終わって中学生が一人で帰宅するとなると、塾周りの環境もチェックしておきたいところ。遠すぎず、安全に通えるロケーションかどうかも確認しておきましょう。
監修者アドバイス
学習環境も大切ですので、自習スペースを使えるかも確認しておきましょう。そして、使えるとして、自習スペースはうるさくないか、快適かもよく確認しておきましょう。個別指導塾にありがちですが、入塾して自習スペースに行ってみたら、うるさくて集中できなかったというケースもあります。
最後はサポート体制です。通常の学習指導だけでなく、子どもの成績アップや適切な進学に向けてどのようなサポートをしてくれるのかを調べてください。個別相談や保護者面談だけでなく、塾によっては担任制を採用して一人ひとりの生徒にきめ細かいフォローをしているところもあります。
また特に高校受験を目指している人にとって重要なのが、進路相談ができるかどうかです。子どもの学力と照らし合わせて、志望校選びや合格に向けた進路相談に乗ってくれる塾は頼りになるでしょう。
監修者アドバイス
振替ルールや休んでしまった場合のサポート体制についてもよく確認しておきましょう。塾によって内容がかなり異なるところです。
関連記事:中学生(高校受験)向けのおすすめ学習塾10選!特徴・サポート体制も比較
中学生にとって、塾は以下のような役割があります。
・高校受験対策のために必要な場所
・中学校では足りない勉強量を補う場所
・同じ目標を持った仲間と切磋琢磨できる場所
それぞれの役割がどのようなものか、以下で詳しく解説していきます。
高校受験を考えている生徒にとって、塾に通うことは「情報収集」の点で圧倒的に有利です。塾の講師は毎年、各高校の入試傾向を分析し対策を行っています。志望校に特化した情報は、生徒だけでなく保護者にとっても非常に有意義なものとなるでしょう。
また塾には入試を乗り越えるためのノウハウが十分に蓄積されているので、学校とは比べ物にならないほど効率よく勉強ができます。5教科の総合得点で勝負するのが高校入試。闇雲に勉強するのではなく、それぞれの生徒に合った成績の伸ばし方を提案してくれるでしょう。
計画的に効率よく受験対策ができるのは、塾ならではといえます。
学校の授業でわからなかった部分をそのままにしたり、完全に理解するまでの演習量が足りなかったりといったことはよくあります。理解不足を補う場合に、塾は大きな役割を果たしてくれるでしょう。なぜなら一方通行の授業ではなく、「わからない」ところを丁寧にヒアリングし、重点的に教えてくれる場所が塾であるからです。
さらに学校の授業ではなかなか深い部分まで触れられない、プログラミングや英会話などの専門的な知識を身につけたい場合にも、塾は大いに役立つでしょう。
塾に通うと、「成績を伸ばしたい」「第一志望に合格したい」といった学習意欲の高い仲間と共に学ぶことができます。周囲の影響を受けやすい多感な時期の中学生にとって、仲間と切磋琢磨できる環境に身を置くことはとても大切です。
学校にはさまざまな生徒が集まります。勉強したい生徒、部活動を頑張りたい生徒、ただなんとなく学校に通っている生徒など、学校に来る目的は皆一様ではありません。社会性を身につけるには必要な場ですが、悪い方向に流されてしまう可能性を考えると学習面では不安要素も出てきます。
塾という集団に属すれば、周りを見て「勉強しなければならないんだ」と自分を律するタイミングが生まれるため、メリットは非常に大きいでしょう。
さらに中学生向けの塾選びで注意したいことを4つご紹介します。
中学生向けの塾選びで注意したいこと
・①友達が通っているだけの理由で選ばない
・②料金の安さだけで選ばない
・③親子で話し合いを重ねる
・④いくつかの塾を比較する
仲の良い友達が通っているだけの理由で、安易に塾を選んではいけません。友達が通っていると安心感がありますが、塾通いの目的や最適な塾は一人ひとり異なります。学力向上や志望校合格といった目的達成のために通う場所と捉え、目的に合った塾を選ぶようにしましょう。
料金の安さは確かに魅力です。しかし極端な料金の安さには、安いなりの理由があると考えましょう。人件費を削っているため先生の質が高くない、教材を使い回ししている、サポート体制が整っていないなどの可能性が考えられます。
ただし塾の中には広告費を抑えることでリーズナブルな授業料を実現しているところもあるため、しっかりと中身を見ることが大切です。
親が思っている塾への希望と、子どもが思っている塾への希望が異なるケースは多々あること。お金を出す親と塾に通う子ども、双方が気持ちよく塾学習をスタートできるように、親子で話し合いを重ねましょう。それぞれの希望や譲れない部分をリスト化して、リストを元に話し合うとスムーズですね。
最後はいくつかの塾を比較することです。
複数の塾を比較することで、それぞれの強みや弱み、特徴が明らかになってきます。強みと弱みをピックアップしてみましょう。さらに子どもの目的に合わせて比較してみると、最適な塾が分かってくるはずです。
関連記事:中学生(高校受験)向けのおすすめ学習塾10選!特徴・サポート体制も比較
中学生向けにおすすめの個別指導塾を、全部で15校ご紹介していきます。各学習塾によって、特徴や料金がもちろん違います。お子さまに合った学習塾に出会えるきっかけとなれば幸いです。
塾名 | 料金目安(税抜) | 特徴 | 近くの教室を見る |
---|---|---|---|
個別教室のトライ | 28,600円 | トライ式学習法で完全マンツーマン指導 | 料金を知りたい |
明光義塾 | 13,000円 | 「分かったつもり」を防ぐ、無駄のない学習指導 | 料金を知りたい |
創英ゼミナール | 5,200円 | 生徒3~4人に講師1人の個別指導スタイル | 料金を知りたい |
ITTO個別指導学院 | 10,000円 | 万全のテスト対策と高い講師クオリティ | 料金を知りたい |
スクールIE | 15,505円 | フルオーダーメイドカリキュラムでやる気スイッチをオン | 料金を知りたい |
ナビ個別指導学院 | 16,800円 | 「理解」と「実践」の反復学習でやる気アップ | 料金を知りたい |
個別指導WAM(ワム) | 7,300円 | 定期テスト2週間前から対策授業 | 料金を知りたい |
個別指導学院Hero’s(ヒーローズ) | 1,000円(1コマ) | 段階別学習指導の導入 | 料金を知りたい |
個別指導塾スタンダード | 11,800円 | スモールステップで目標設定して個別カリキュラムも作成 | 料金を知りたい |
進学個別指導のTOMAS(トーマス) | 38,000円 | 学習ニーズや目的に合わせて個人別カリキュラム作成 | 料金を知りたい |
対話式進学塾1対1ネッツ | 19,400円 | 授業開始前の確認テストで理解漏れを防ぐ | 料金を知りたい |
スクール21 | 26,000円 | 科学に基づいた450段階システムを導入 | 料金を知りたい |
個別指導塾サクラサクセス | 8,400円 | カウンセリングに基づいた学習カリキュラム作成 | 料金を知りたい |
個別指導アップ学習会 | 8,800円 | 授業時間内であれば何教科でも受講可能 | 料金を知りたい |
英才個別学院 | 14,600円 | 1科目成績20点以上の成績保証制度 | 料金を知りたい |
個別指導なら森塾 | 18,600円 | 関東圏を中心に展開する1対2の予習型個別指導塾 | 料金を知りたい |
個別指導と「トライ式学習法」で、確かな学力を身に付けられるのが個別教室のトライ。120万人の指導実績に基づいて体系立てられたトライ式学習法は、これまで多くの子どもたちを志望校合格や目標達成に導いてきました。ムリ・ムダなく、自分に合った授業を受けたいとお考えのお子様におすすめです。
日本全国に607の直営教室を運営しており、授業は完全マンツーマン指導。生徒との双方向性のやり取りを重視しています。特徴の一つは、120万人もの指導実績によって作られた、「トライ式学習法」を取り入れていること。生徒自身が講師に学習項目を説明する「ダイアログ学習法」、毎回の授業で反復をおこなう「エピソード反復法」、勉強してから1時間以内に復習をする「トライ式復習法」などを通して、確実な学力を身に付けます。
また無料の映像授業「TryIT(トライイット)」もおすすめ。1回の授業は15分と短いので、スキマ時間を有効活用できます。
中学3年生が週1回通う場合、月の授業料目安は約28,620 円です。こちらの記事でも料金について解説していますので、参考にしてみてください。
参考記事:『個別教室のトライ』の授業料を徹底解説!他塾と比べて料金は?
AIによる科学的な分析と教室長兼教育プランナーが作成する学習プランには、授業以外の日にやるべきことも細かく記載。自主学習までしっかりカバーします。
MEIKO式コーチングと呼ばれる、独自の学習プロセスで成績アップを目指せるのが明光義塾です。つきっきりではない個別指導、対話式の授業、そしてカウンセリングから作成された学習プランを通して、子どもの分かったつもりを徹底解消します。
授業は個別指導スタイルです。中学生一人ひとりの課題やニーズ、ペースに合わせて勉強を進められます。講師は常に側にいるものの、つきっきりで指導はしません。子どもが自分で考えて問題を解く時間を確保し、分からない場合はヒントを与えます。考える習慣を身に付けることで、テスト本番でも解答できる力を身に付けられるのですね。
また対話式の授業で「分かったつもり」を防ぎ、さらにカウンセリング結果から作られた学習プランを元にした授業など、無駄のない学習指導で成績アップを目指します。
授業料は中学1・2年生が週1回の通塾で、月13,000円です。中学3年生の場合は月14,000円となります。こちらの記事でも料金について解説していますので、参考にしてみてください。
参考記事:『明光義塾』の授業料を徹底解説!他塾と比べて料金は?
明光義塾ではオンライン教材が豊富です。中学リスニングや理社クイッパーなど、インターネット環境があれば自宅でも受講できます。また定期的に生徒と保護者を対象としたカウンセリングが開催され、学習や進路に関する相談が可能です。
創英ゼミナールは神奈川県密着型の学習塾。神奈川県内にたくさんの教室を持ち、アットホームな雰囲気が特徴です。特に地元の高校入試に関わる情報量が豊富なので、高校受験対策をしたい人にピッタリですね。
創英ゼミナールでは生徒3~4人に対して講師が1人付く、個別指導スタイルを採用しています。それぞれの理解力や学習状況、課題、目的に合わせて指導をしてくれるので、効率的に成績アップを目指せるでしょう。
一人ひとりの現状を入念に分析した上で授業計画が作成されるため、無駄がいっさいありません。さらに宿題指導や家庭学習指導を行うなど、トータルで中学生の勉強を見てくれます。
授業料は1科目週1回の通塾で、月額5,225円(税込)からとなっています。個別指導の中ではリーズナブルな価格設定ですね。こちらの記事でも料金について解説していますので、参考にしてみてください。
参考記事:『創英ゼミナール』の授業料を徹底解説!他塾と比べて料金は?
年に3回、保護者面談が実施されます。塾における学習状況や理解度、子どもの様子について情報交換が可能です。また進路相談は随時受け付けているため、気になったらすぐに相談できるのは助かりますね。
ITTO個別指導学院は、日本最大級の全国1218校舎を展開している個別指導塾です。高校受験対策はもちろん、高校入試を左右する内申点のための定期テスト対策にも力を入れています。
個別指導であることへのこだわりも、ITTO個別指導学院の特長の1つ。独自の研修制度を通過したハイクオリティな講師と塾生専用の無料自習室、生徒一人ひとりに合った授業プランで中学生の勉強を徹底的にサポートします。
中学生コースでは教科書準拠の予習授業を中心として、定期テスト対策から高校入試対策までを個別で指導します。定期テスト3週間前からは、集中特訓「テストターボ」で得点アップの秘訣を習得可能。通常授業で未受講の教科も受講できます。
ITTO個別指導学院オリジナルの無料月例模試「ITTO模試」では、各単元の重要表現をピックアップしているため、基礎学力の定着をより効率よく行うことが可能です。苦手な単元がある場合には、通常授業にプラスして授業を受けることができる「マンツーマン+plus10」で、苦手を残さず解消することができます。
中学3年生がスタンダードプラン(50分、1:3)で週1回通う場合、月の授業料目安は約11,000円(税込)です。80分の場合は21,010円となります。入会金・年会費・教材費が別途必要です。
その他、フリープラン(カリキュラム自由、50分)の場合、1:1は16,280円、1:2は12,320円、1:3は10,670円となります。授業の回数や時間、地域によって料金は変動する可能性があります。
参考記事:『ITTO個別指導学院』塾の授業料金を他塾と徹底比較!口コミや評判も紹介
ITTO個別指導学院は、生徒の入退出時刻をメールで通知する「ほっとメール」サービスや、事業本部への「保護者WEBアンケート」、防犯カメラを完備しています。保護者専用サイト「スクレポMYページ」では、授業日報だけではなく、学校の成績や、宿題提出状況等、様々な情報を閲覧可能です。授業予約や講習申込もできます。
生徒の学習状況や塾での様子を報告する定期的な面談も実施。定期テストの結果や、模試の結果から、新たな授業プランの提案や、プランの見直し、長期休暇中の学習計画についても相談することができます。
個別指導の学習塾 スクールIEは、子どもの性格や個性に合わせて指導方法を工夫する学習塾です。自発的に勉強する姿勢を生徒に身に付けさせ、確実な志望校合格や苦手克服、成績アップを実現します。
生徒一人ひとりの学力はもちろん、性格にも対応した個別指導システムで無理なく効率の良い高校受験対策を行うことが可能です。
教室は全国47都道府県に多数開設されています。オンライン授業システムも完備されているため、近くに教室がなくても、どこでもスクールIEのきめ細やかな個別指導を受講することが可能です。
授業は1対1の完全マンツーマン、または講師1名に対して生徒が2名つくスタイルです。生徒一人ひとりの理想を現実にするオーダーメイドカリキュラムに基づいて行われます。つまずきの原因がわかる学力診断テストのほか、子どもの個性や性格から効果的な学習方法を見つける個性診断テストも実施。テストの結果に沿ってカリキュラムを作成し、指導方法を一人ひとり工夫します。
また担任制個別指導のもと、入試対策と共に大事なモチベーション管理もしっかりとサポートしてくれます。
中学3年生が週1回通塾する場合、月の授業料目安は約月15,505円です。入会金や維持管理費、基礎教材費が別途必要になります。こちらの記事でも料金について解説していますので、参照してみてください。
【参考記事】『スクールIE』の料金を徹底解説!他塾との比較や口コミ、アンケート結果もご紹介
年3回保護者面談がおこなわれ、教室長と意見交換ができます。普段の勉強のことや進路のことなどを相談できる、貴重な機会となるはずです。また講師変更の相談が可能で、基本的には授業を開始する前に担当講師についての要望を伝えることができます。
ナビ個別指導学院は、全国700教室の実績を誇る講師1人対生徒2人の個別指導塾です。教科ごとに同じ講師が担当する「複数担当制」で、学習状況の把握や積極的なサポートを実現しています。1対2の指導ならではの「理解」と「実践」の反復学習で、確実な理解の定着と自分で問題を解く力を身につけられます。
ナビ個別指導学院の1対2の個別指導では、一人の生徒が問題に取り組む間もう一人の生徒にアドバイスする、「理解」と「実践」の反復学習を行なっています。この反復学習のサイクルが、生徒たちのやる気・理解力のアップにつながります。
また、ナビ個別指導学院の個別授業は「先取り学習」となっており、予習方式で授業の授業を受けることで、「学校の授業についていける」「授業中に分からないところでつまずかない!」などの効果が期待できます。高校受験対策も万全で、内申点アップと得点力アップを同時にかなえる指導方法で高校受験をサポート致します。
中学3年生が週1回通う場合、月の授業料目安は約16,800 円です。こちらの記事でも料金について解説していますので、参考にしてみてください。
参考記事:『ナビ個別指導学院』の授業料を徹底解説!他塾と比べて料金は?
中学生を対象に「成績保証制度」を用意しており、基準の点数を達成しなければ、翌学期3ヶ月分の授業料を免除という安心の保証制度で生徒の成績アップを全力でサポートしています。また、定期的な三者面談や、欠席連絡・入退室管理などができる専用アプリなど、授業以外のサポートも万全です。
個別指導WAMはAIを学習指導に活用している学習塾です。AIがこれまでの学習歴から苦手分野や弱点を徹底分析。データに基づいた学習指導で、なるべく短期間で成果を出したい中学生にピッタリです。
AIによる分析、そしてオーダーメイドの学習カリキュラムに基づいて個別指導が行われます。不十分な箇所は何学年もさかのぼって学習し直すので、確実に成績が上がっていくことでしょう。
個別指導のため学校の授業理解から定期テスト対策、そして高校受験対策まで幅広い学習ニーズに対応可能です。定期テスト2週間前からは対策授業がスタート。過去問をベースにして反復学習を行い、テスト本番に備えられます。
中学3年生が週1回通う場合、月の授業料目安は約7,315円となっています。こちらの記事でも料金について解説していますので、参考にしてみてください。
参考記事:『個別指導WAM』の授業料を徹底解説!他塾と比べて料金は?
定期的に個別面談が実施されます。学習状況や勉強方法の他、進路相談もできるのは助かりますね。また何かしらの理由で授業を欠席する場合、振替もしてもらえます。
「勉強のやり方が分からない」と悩んでいる中学生におすすめなのが、個別指導学院Hero’sです。学力を向上させるためには、やみくもに勉強を続けても意味はありません。正しい勉強のやり方を理解した上で、勉強を続ける必要があるのです。個別指導学院Hero’sでは勉強のやり方を徹底指導。適切な勉強法を身に付けた上で、個別指導も受けられます。
授業は生徒5人に対して講師が1人付く個別指導スタイルです。講師による解説と一人で問題に取り組む時間がバランス良く配置されているため、解答力も身に付けられるでしょう。また段階別学習指導の導入も大きな特徴の一つ。一人ひとりの学力を分析した上で、いま必要な学習を段階的に進めていきます。
1コマ1,000円から通塾可能です。個別指導の中ではリーズナブルなので、コマ数も気軽に増やせるでしょう。こちらの記事でも料金について解説していますので、参考にしてみてください。
参考記事:『個別指導学院Hero 's』の授業料を徹底解説!他塾と比べて料金は?
1科目プラス20点の成績保証制度があります。入塾してから2学期以内に「学校のテストの点数が60点未満の場合は、プラス20点以上」「学校の点数が60点以上の場合は、80点以上」をうたっていることから、成績が確実にアップすることが分かります。
勉強がどんどん難しくなってくる中学生になると、「勉強が楽しくない」「勉強が嫌い」と思う子どもも出てきます。勉強が嫌いと感じている中学生にピッタリなのが、個別指導塾スタンダードです。心理学理論をベースとして子どもを褒める指導法を取り入れており、たくさん褒めることで子どものやる気をグンと引き出してくれますよ。
授業時間中は常に講師が側にいるので、分からないところはすぐに質問をして解消できるでしょう。スモールステップで授業目標を設定し、できるところから成功体験を多く積むことで、子どものやる気を大きくしてくれます。また一人ひとりの課題に合わせた個別カリキュラムを作成してくれるので、幅広い学習ニーズへの対応が可能です。
入会金は無料です。中学生の場合月約11,800円から通塾可能です。具体的な料金は学年やコースなどで異なるため、直接問い合わせてみましょう。また、こちらの記事でも料金について解説していますので、参考にしてみてください。
参考記事:『個別指導塾スタンダード』の授業料を徹底解説!他塾と比べて料金は?
年3回にわたって三者面談が実施されます。普段の学習状況や勉強方法の他、進路相談なども可能です。またMy Standardと呼ばれるアプリを使用して担当者とチャットでやり取りをしたり、授業スケジュールを確認したりもできます。他にも、無料の自習スペースも準備されているため、自宅では勉強に集中できない中学生にもおすすめです。
東京を中心とした首都圏に教室を持つ、個別指導をしてくれる学習塾となっています。開成高校や日比谷高校、お茶の水女子大学付属高校などの難関高校への合格実績も豊富です。
進学個別指導のTOMASの個別指導は、1対1の完全マンツーマンスタイルです。生徒1人のためだけに講師が1人付き、ホワイトボードを活用して学校の授業のような雰囲気で学習指導が進んで行きます。
生徒ごとの学習ニーズや目的に合わせて個人別カリキュラムを作成。日々の授業はカリキュラムを元にして進められ、さらに定期的にカリキュラムは修正されていきます。また授業は生徒との議論を豊富に取り入れており、考える力を養えるのも特徴です。
中学3年生が週1回通う場合、月の授業料目安は約38,000円となっています。こちらの記事でも料金について解説していますので、参考にしてみてください。
参考記事:『進学個別指導のTOMAS』の授業料を徹底解説!他塾と比べて料金は?
進学個別指導のTOMASでは授業を行う講師とは別に、担任が付きます。生徒と保護者、そして講師の間に入って連絡調整や各種のマネジメントを行ってくれます。また定期的に生徒面談・保護者面談が実施され、勉強や進路に関する相談ができるのはうれしいですね。
対話式の授業で中学生の学習理解をしっかり深められるのが、対話式進学塾 1対1ネッツです。塾生満足度が97.1%と高く、人気の高さが分かります。授業は生徒との対話を重視し、子どもが学んだ内容を自分の言葉で伝える時間を確保しています。
授業は1対1の完全マンツーマンスタイル。授業時間中は講師を独占できるため、密の濃い学習指導を受けられるでしょう。苦手科目の克服だけでなく、難関高校受験対策もOKです。また毎回の授業開始時に確認テストが実施されます。前回学んだ内容を理解できているかチェックできるので、理解もれを防いで先に進めますよ。
中学生の場合、月約19,400円から通塾可能です。具体的な料金は学年やコースなどで異なるため、直接問い合わせてみましょう。こちらの記事でも料金について解説していますので、参考にしてみてください。
参考記事:『対話式進学塾 1対1ネッツ』の授業料を徹底解説!他塾と比べて料金は?
年に3回、三者面談が行われます。学習状況の確認や進路相談の他、課題や希望に合わせて学習カリキュラムを再構築してもらえる機会です。また365DAYS合格ノートと呼ばれるノートを子どもに配布し、毎日の学習を子ども自身が記録。保護者が学習状況を確認できるツールとなっています。
埼玉県立の御三家高校を始めとする、難関高校受験対策をしたい中学生におすすめなのがスクール21です。40年以上にわたる受験指導実績をベースとして、難関高校受験に必要なノウハウを網羅しています。
スクール21では科学に基づいた450段階システムを導入しています。学習項目を450のステップに細分化し、一人ひとりの学力に合わせた段階からの学習をスタート。学習項目と目標が細分化されることで、効率的に成績アップが望めるでしょう。また入試直結オリジナルテキストや月1回の全国規模のテストなど、高校入試対策に特化したカリキュラムも充実しています。
授業料は学年や受講するコースによって大きく異なります。中学3年生を対象とした開成・国立大付合格コースは、週3日の通塾で月26,500円からです。こちらの記事でも料金について解説していますので、参考にしてみてください。
参考記事:『スクール21』の授業料を徹底解説!他塾と比べて料金は?
定期的に三者面談や保護者面談が開催され、学習相談や進路相談が可能です。また授業理解が不十分な生徒に対して、土日・祝日を利用した無料の補習が行われます。
個別指導塾サクラサクセスは、リーズナブルに個別指導を受けられる学習塾です。1対2の個別指導なら月8,436円~、そして受け放題の個別指導コースでも月11,636円~と、個別指導塾の中でもリーズナブルな価格設定となっています。
個別指導塾サクラサクセスでは1対1、または1対2の個別指導から好きな方を選択できます。苦手科目の克服など徹底的にマンツーマン指導を受けたい人は1対1を、講師の解説を受けながら問題演習の時間も確保したい人は1対2を選ぶと良いでしょう。
どちらの指導形態もカウンセリングに基づいた学習カリキュラムを導入しているため、効率良く成績アップが期待できます。
授業料は1対2の指導を週1回で、月8,436円~となっています。こちらの記事でも料金について解説していますので、参考にしてみてください。
参考記事:『個別指導塾サクラサクセス』の授業料を徹底解説!他塾と比べて料金は?
学校の定期テスト前には直前対策講習会が開催されます。テスト出題範囲に沿った内容のため、テスト本番対策ができるでしょう。またLINEを活用して塾での様子や学習状況、入退室の有無が分かるサービスも導入しています。
個別指導と聞くと「授業料が高そう」とイメージする人も多いのではないでしょうか。そのような人におすすめなのが、個別指導アップ学習会です。中学生の場合、月額8,800円から個別指導を受けられ、さらに授業時間内であれば何教科受けても料金は変わりません。
授業は個別指導スタイルです。生徒2~3人に対して講師が1人付き、生徒ごとに学習指導をしてくれます。苦手科目の克服や入試問題演習など、それぞれのニーズに合わせて勉強を進めていけるでしょう。また入塾時の面談を元にして学習プランが作成されるため、効率的・効果的に成績アップを目指せます。
中学生の場合、個別指導が月8,800円から受けられます。こちらの記事でも料金について解説していますので、参照してみてください。
参考記事:『個別指導アップ学習会』の授業料を徹底解説!他塾と比べて料金は?
年に3回、保護者との懇談会があります。学習状況や進路のことなど、勉強や受験に関する悩みを相談できる機会です。また自習スペースも完備しているので、自宅では勉強に集中できない中学生にピッタリですね。
なるべく早く成績アップを実感したい人にピッタリなのが、英才個別学院です。1科目プラス20点以上の成績保証制度があり、もし達成できなかった場合は1学期分の授業料が無料となります。
授業は個別指導で、生徒1~2人に対して講師が1人付きます。講師との距離が近いため、子どもが学習項目を確実に理解するまでしっかり指導を受けられるでしょう。質問をするのが苦手な中学生でも、講師の方から声をかけてくれるので安心ですね。
学習が始まる前に面談を行い、これまでの学習状況や課題、目標などを聞き取ります。聞き取った内容をベースにして学習プランが設定され、一人ひとりのニーズに合った学習指導が可能です。
中学生の場合、月約14,600円から通塾可能です。具体的な料金は学年やコースなどで異なるため、直接問い合わせてみましょう。こちらの記事でも料金について解説していますので、参照してみてください。
参考記事:『英才個別学院』の授業料を徹底解説!他塾と比べて料金は?
無料の定期テスト対策があります。過去問を元にした予想問題を解き、テスト本番での得点アップを目指します。また担任制を採用しており、学習相談や進路相談、日々の生活に関する相談を受けるなど、子どもの学習・生活をトータルサポートしているのも特徴です。
森塾は、小中高生を対象とした個別指導に特化した塾で、関東圏を中心に200教室以上展開しています。学校の授業を前倒しで指導し、定期テスト対策を有利に進めることを得意としています。また中3になると受験対策に力を入れるなど、生徒が必要とするあらゆる面での学習支援を提供しています。
個別指導塾の多くが1対3の指導というのがスタンダードですが、森塾は生徒1人に対して先生は2人までとなっています。他の個別塾ではどちらかといえば復習に力を入れる塾が多い中、森塾は予習を基本としています。授業を先取りして進めていくため定期テスト対策を得意としています。それ以外に特徴的な点は「成績保証制度」です。
学校の定期テストにおいて、60点以下で入塾の生徒には+20点を、60点以上の生徒には80点以上を保証しています。また、定期テスト前には無料で補講を行っていたり、森塾独自の進学情報「高校入試データブック」や「入試情報動画」を保護者に無料で配布しています。さらに、「5科目対応システム」を採用しており、テスト前はお笑いタレントを起用した楽しくてわかりやすい授業動画を追加料金なしで視聴することもできるため、通常授業で理科や社会をとっていない方も安心です。
中学3年生が週1回通う場合、月の授業料目安は約18,600円です。こちらの記事でも料金について解説していますので、参考にしてみてください。
【参考記事】『個人指導なら森塾』の料金を徹底解説!他塾と比べて授業料は?
「生徒1人に対して先生は2人まで」の個別指導ですが、2人の生徒に対して同じ授業を行うのではなく一人ひとりの理解度に応じて一人ひとりに授業を行います。また授業で理解できていないのに先に進むことがないように「クリアテスト(理解度テスト)」を毎回の授業で行っています。
テストで合格できない場合は、「特訓部屋」に来て、できるようになるまで無料でとことん指導を受けることができます。クリアテストの結果や特訓部屋の日程については保護者の方に逐一メールが送られるため安心です。
今なら無料で4日間の体験授業も行っているため気になる方は以下から教室へお問い合わせください。
中学生向けの塾を探す場合、まずは塾に通う目的をはっきりさせましょう。授業理解なのか定期テスト対策なのか、それとも高校受験対策なのかによって、ピッタリな学習塾が変わってくるためです。
今回は、中学生におすすめの学習塾と中学生向け学習塾の選び方をご紹介しました。気になった塾を比較しながら、目的に合った一つを見つけてくださいね。
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この記事を執筆した執筆者
塾選(ジュクセン)編集部です。実際に学習塾の運営経験がある者や大手メディアの編集経験がある者などで構成されています。塾選びにお悩みの保護者や学生の方に向けて有益な情報をお届けします。
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