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子どもにあう塾の選び方!小中高生別の押さえるべきポイントも紹介

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編集部

塾選(ジュクセン)編集部

本記事では塾の選び方について徹底解説します。塾選びの重要性や小学生・中学生・高校生別に塾選びのポイントなども紹介。また授業形式ごとのメリットやデメリットもまとめているので参考にしてください。

目次

「子どもを塾に通わせようと考えているが、よい塾の選び方がわからない」
「子どもにあう塾を選ぶためには、どんなポイントで塾を探したらよいのだろうか?」

子どもにあう塾を選ぶためには、塾に通う目的をはっきりさせて子どもの学年にあった選び方をする必要があります。

例えば、小学生は中学受験をする子どもとしない子どもでは通塾すべき塾が異なります。高校生は、推薦入試や一般入試など、大学合格を目指す選抜方法によって通うべき塾やカリキュラムが全く違います。

勉強や受験合格は、子どもにとって成功体験ができる機会です。しかし塾選びを失敗すると目標達成ができないだけでなく、勉強を通じた成長機会が失われて、子どもの成長に影響を与える可能性すらあります。

勉強を通じて子どもが成長でき、目標に向かって努力できる塾を選ぶために、この記事では下記の内容について解説します。

この記事のまとめ

・子どもにあう塾選び8つのポイント
・小中高別で押さえておくべき塾選びのポイント
・おすすめしない塾の選び方
・授業形式(集団指導・個別指導・オンライン塾)ごとのメリット・デメリット

最後には、塾選びに迷っている人からよくあげられる質問に対する解説もあります。

この記事を読めば、塾選びのポイントがわかります。そして、ポイントを押さえて塾を選べば、子どもにぴったりの塾が探せるはずです。

子どもが成長できる塾を探している方は、ぜひ本記事を塾選びの参考にしてください。

塾選びが子どもの成長に重要な理由

どんな塾に通い、どんな講師から勉強を教わるかは、子どもの将来に大きく影響を与えます。そのため、塾選びはとても重要です。

特に小中学生の子どもにとっては、塾の講師から勉強面以外にも大きな影響を受けるでしょう。子どもは塾での勉強を通じて、学力だけでなく非認知能力を高める機会も得ています。非認知能力とは、自己肯定感や主体性、知的好奇心、自制心などです。

できなかった問題ができたり、目標を達成できたりしたときに、大げさなほど褒める講師から勉強を学べれば、自己肯定感を高める体験の一つとなるでしょう。

生徒が理解できるまで勉強を教える塾であれば、子どもが「学習内容を理解できた」という経験ができます。経験が生かされれば、子どもの勉強に対する知的好奇心や主体性が育まれるきっかけとなるでしょう。

またしっかりと目標を持って勉強し、目標達成まで講師が伴走するシステムの塾では、子どもが目標を達成するために自制する心を育んだり、目標を達成するために必要なスキルを身につけられたりします。

塾は学力を向上させるだけでなく、子どもの非認知能力を伸ばす場所です。合格実績やブランドだけでなく、教育理念や実際の授業をチェックして、子どもが将来生きるうえで必要となる力を育める塾を選ぶ必要があります。

子どもにあう塾の選び方!まず見るべき8つのポイント 

通う塾によって子どもの成長に与える影響が違うなら、子どもにあう塾を選びたいと思うのが必然でしょう。子どもにあう塾を選ぶために、最初に見るべき8つのポイントは次のとおりです。

  • 通塾目的
  • 授業形式やカリキュラム
  • トータルでかかる料金
  • 塾の雰囲気や講師との相性
  • 通塾時間や通いやすさ
  • 授業外のサポート体制
  • 合格実績
  • 口コミや評判

各項目において、どんなポイントに注目すべきなのかを具体的に解説します。

通塾目的

塾を選ぶときに最も重要となるのは、通塾目的です。小学生から高校生までの子どもが塾に通う目的を大きく分けると次の6つです。

  • 学習習慣の定着
  • 苦手克服などの補習
  • 中学受験
  • 高校受験
  • 大学受験
  • 内申点対策

何を目的にするのかで、通うべき塾の種類や授業形式などが異なります。まずは塾に通って得たい成果や目標を具体的にしてから、学習塾選びを始めましょう。

授業形式やカリキュラム 

子どもにあう塾を選ぶためには、授業形式やカリキュラムもチェックしておくべきポイントです。

塾の主な授業形式は、次の4つがあります。

授業形式 代表的な塾・予備校
集団指導塾 臨海セミナー、エディック・創造学園
個別指導塾 個別教室のトライ、明光義塾
オンライン塾 スタディコーチ、オンライン個別指導塾 Fit NET STUDY
映像授業の塾 東進ハイスクール/東進衛星予備校

塾の授業形式は、子どもの性格やライフスタイルなどを考慮して決めるとよいでしょう。

例えば、受け身がちな性格の子どもは、生徒の理解度を確認しながら授業が進む個別指導塾のほうがあっているといえます。またほかの習い事や部活などで忙しく、決まった曜日での通塾が難しい子どもは、オンライン塾や映像授業の塾などがおすすめです。

授業形式と一緒にチェックしておきたいポイントは、カリキュラムです。予習型のカリキュラム復習型のカリキュラムがあるため、通塾目的にあわせて選ぶようにしてください。また予習型のカリキュラムの中でも、学校の授業の先取りをする塾と、受験に向けて塾独自のカリキュラムで学習範囲を進めていく塾があります。

独自のカリキュラムで予習型の授業をする塾には学力が高い生徒が通う傾向にあるので、現段階の学力や志望校の偏差値なども、塾を選ぶときに参考にするとよいでしょう。

また生徒一人ひとりにあわせてオーダーメイドのカリキュラムを作成し、授業ではなく学習サポートを中心に行う塾もあります。

子どもの性格やライフスタイル、通塾目的にあう塾を選ぶためには、授業形式やカリキュラムは確認すべき項目です。

トータルでかかる料金 

年間でかかるトータルの料金は、入塾前に確認しておきましょう。

塾では、月謝以外に必要な費用の代表例は下記のとおりです。

  • 季節講習費
  • 教材費
  • 模試代
  • 設備維持費
  • 特別講座の受講費

年間でかかる総額をパンフレットに記載している塾もありますが、そうではない塾もあります。必ず年間でかかるトータルの料金を確認しましょう。

また受験のために受講する場合、受験学年の授業料はほかの学年と比較すると高額になる傾向があります。受験目的で学習塾を選ぶ人は、受験学年の料金の概算も入塾前に確認すると安心です。

塾の雰囲気や講師との相性 

塾の雰囲気や講師との相性は、学力の向上だけでなく子どもの成長にも重要な要素です。

「どんな雰囲気の教室で、講師はどのように生徒と接しているのか」という点は、塾を見学するときに必ずチェックしてください。また子どもの将来を第一に考えて教育に携わっている塾なのかという観点で、塾の教育理念を確認しておきましょう。

講師との相性を見るためには、無料体験授業の受講がおすすめです。1ヶ月無料体験や複数回の体験授業を受けられる塾もあります。講師との相性は学力を伸ばすために最も重要なポイントといっても過言ではないため、体験授業があればぜひ受講してください。

通塾時間や通いやすさ 

通塾までにかかる時間や通いやすさなども、塾を選ぶうえで一つの決め手になります。

特に小学生のうちは、安全に通塾できることも大事なポイントです。自宅から塾までの所要時間や通塾経路なども判断材料にしてください。

また勉強が苦手な子どもも、通いやすい塾のほうがメリットがあります。自宅と塾が自転車で5分ほどの距離だと、わからない問題の質問がてら自習室を使おうと塾に行く子どももいるでしょう。塾が子どもの生活圏内にあるほうが、通塾に対するハードルがぐっと下がる可能性があります。

複数候補の中から学習塾を選ぶ場合、勉強が苦手な子どもは通塾時間や通いやすさを優先するのも一つの選び方です。

授業外のサポート体制 

目に見える勉強の成果を得たり、目標を達成したりするには、授業外のサポート体制の充実度もポイントになります。

例えば、授業を欠席したときのフォロー体制。集団指導塾の中には、映像コンテンツの視聴やほかのクラスでの補講などのフォローを実施する塾もあります。個別指導塾では振替授業に対応しているケースもあるので、どの程度フォローしてもらえるのかを確認しておきましょう。

受験対策で通塾する場合は「進路についての指導や面談を受けられるのか」「集中して勉強できる自習室があるのか」「授業外の質問に対応してもらえるか」なども一緒にチェックしておきたいポイントです。

合格実績 

受験目的で塾を選ぶ場合は、志望校の合格実績もチェックすべき項目です。

特に中学受験や大学受験では、志望校の出題傾向を把握したうえで受験対策をすることが重要となります。子どもの志望校に多くの合格者を輩出している塾は、志望校対策がきちんとできている裏付けといえるでしょう。

とはいえ、自宅から離れている学校を志望している場合など、子どもの志望校の合格実績がないケースもあるはずです。その場合には、ほかの学校の合格実績も一つの判断材料になります。志望校と同じレベルの学校に合格者を輩出していれば、子どもの志望校レベルの受験対策も可能と考えて問題ないでしょう。

口コミや評判 

実際に塾に通った生徒や通わせた保護者の口コミ・評判は、塾選びに迷ったときに参考になるはずです。

塾の雰囲気やサポート体制は、同じ塾でも校舎の責任者や働いている講師によって異なる場合もあります。子どもにマッチする塾を選ぶために、入塾を検討している塾に子どもを通わせている知り合いに評価を聞いたり、Webサイトで口コミ・評判をチェックしたりするとよいでしょう。

「塾選」でも、塾の口コミや評判を確認できます。通塾したい塾の名前を入力するだけで口コミがチェックできるので、ぜひ下記URLから確認してみてください。

塾選で口コミをチェックするにはこちら

小中高生別!押さえておきたい塾選びのポイント

解説した8つのポイントのほかにも、小学生・中学生・高校生別に押さえておくべき塾選びのポイントがあります。

塾に通う目的や学力、子どもの性格にあわせて塾を選ぶことが重要ですが、本項では小中高別に2点ずつ塾選びのポイントを紹介します。

学年 塾選びのポイント
小学生 ・通塾目的にあっているか
・通塾時間や通塾方法
中学生 ・志望校レベルや現在の学力
・定期テスト対策の有無
高校生 ・入試方式
・現在の学力

小学生の塾の選び方 

小学生が通う塾を選ぶときは、次の2点を重視するとよいでしょう。

①通塾目的にあっているか

小学生の通塾目的は、中学受験や補習目的、公立中学校の先取り学習など多岐にわたります。小学生の塾選びでは、通塾目的をはっきりさせて、子どもにあった授業形式の塾を選ぶのがポイントです。

通塾目的別の最適な塾の種類は、下表のとおりです。

通塾目的 塾の種類
中学受験 中学受験専門塾
苦手克服をはじめとした、学校の授業の補習 個別指導塾
公立中学校の先取り学習 高校受験塾(集団指導)の
小学部/個別指導塾
学習習慣の習得 個別指導塾

子どもの性格や学力によって最適な学習塾は異なるため、体験授業や見学を通じて選ぶようにしてください。

②通塾時間や通塾方法

小学生の塾選びでは、通塾にかかる時間や通塾方法も重視したいポイントです。通塾が負担にならないよう、長くても片道30分ほどで通える範囲の塾を選びましょう。

小学生のうちは、保護者の送迎で塾に通う子どももいます。授業が終わる時間帯に、路上駐車をした塾の送迎車がほかの車両の通行の妨げになってしまうケースがあるため、塾や塾の近くに駐車場があるかどうかも車で塾に通う場合にはチェックしたい項目です。

電車や徒歩で通塾する場合には、塾までの経路が安全かどうかも事前にチェックして塾を選ぶようにしましょう。

小学生の授業は、学校の下校時刻以降の夕方にスタートします。冬場になれば、帰宅時間にすでに日が沈んでおり、暗い中を一人で帰宅しなければならない子どももいるでしょう。塾から安全に帰れるかという点は、小学生の塾選びでは優先したい項目の一つです。

小学生の塾選びで失敗しないための選び方を徹底解説

中学生の塾の選び方

塾に通うほとんどの中学生は、最終的に高校受験を見据えて通塾するはずです。そのため、中学生が塾を選ぶときには①志望校レベルと現在の学力②定期テスト対策の有無を考慮して塾を選ぶとよいでしょう。

①志望校レベルと現在の学力

志望高校の偏差値は、中学生の塾選びをするうえで一つの指針になります。偏差値50以上の高校を志望している子どもは、集団指導の高校受験塾への通塾を検討するとよいでしょう。

一方で偏差値が50を下回る高校を志望していたり、通知表に2がついていたりする子どもは個別指導塾を選択肢に入れることをおすすめします。個別指導塾では、生徒の理解度を確認しながら授業を進めるため、勉強が苦手な子どもや初めて塾に通う子どもでも、自分のペースで勉強に取り組めます。

②定期テスト対策の有無

中学生の塾選びでは、定期テスト対策の有無も判断材料になります。高校受験では内申点が合否に関わるケースも多いです。

そのため、定期テストで高得点を収めることも高校受験対策では重要になります。特に自分一人で定期テスト対策ができない子どもは、定期テスト対策を実施している学習塾を選ぶほうがよいでしょう。

反対に定期テスト対策は自分でできたり、地域のトップ高校を志望していたりする子どもは、定期テスト対策をしない進学塾を選択肢に入れるのもおすすめです。

【2024年】中学生におすすめの学習塾28選!塾選びの方法や特徴を徹底解説

高校生の塾の選び方

大学進学を目指して塾に通う高校生は、どんな選抜方式で受験をするのかを見据えて塾を選ぶことが重要です。高校生の塾選びで重要な2つのポイントを紹介します。

①入試方式

大学入試は一般入試だけでなく、学校推薦型選抜(指定校推薦)や総合型選抜などがあり、中学・高校入試と比較すると選抜方式の種類が豊富な点が特徴です。高校生の塾選びでは、希望する入試方式で合格するためにどんな対策が必要かの見極めが重要になります。

大学入試の選抜方式ごとに必要な対策と、最適な塾の種類は下表のとおりです。

選抜方式 必要な対策 塾の種類
一般入試 偏差値アップ 集団指導塾
個別指導塾
映像授業の塾
自立型学習指導の塾
学校推薦型選抜
(指定校推薦)
内申点アップ 個別指導塾
総合型選抜 志望理由書や
活動報告書などの書類作成
面接や小論文対策
総合型選抜専門塾

学校推薦型選抜では、校内推薦を突破するために高い内申点が必要となります。内申点を決める要素は、定期テストの点数の比重が大きいため、個別指導塾で普段の授業の予習・復習や定期テスト対策を行うのがベストです。

学力だけでなく、大学の志望理由や高校時代の活動事例などが選抜基準となる総合型選抜。総合型選抜では、ほかの入試とは異なる対策が必要となるため、専門塾を選ぶのがよいでしょう。

一般入試で大学進学を目指す高校生は、偏差値のアップが最重要です。大学受験のノウハウを持ちあわせた集団指導塾やプロ講師の授業で勉強できる映像授業の塾など、学力や子どもの性格によって選びましょう。

一般入試を受ける高校生の中には、自立して学習する習慣づくりのサポートに重点を置いて指導する「自立型学習指導の塾」に通う子どももいます。集団で授業を受けるよりも、参考書や問題集を使って自学自習をする習慣を身につけたい子どもには自立型学習指導の塾もおすすめです。

②現在の学力

現在の学力も、塾選びで大切な基準になります。高校生の場合は、基礎的な問題が解けるどうかを判断基準にするとよいでしょう。

大学受験では特に、基礎学力の養成が重要なポイントになります。基礎学力がないと、いくら時間をかけて勉強しても、成績は伸び悩む可能性があります。

学校の問題集で標準レベルの問題が解ければ、自分のレベルにあった集団授業や映像授業の内容を理解できるでしょう。

しかし、基礎的な問題が解けない子どもは、まずは基礎学力アップを図る必要があります。基礎学力の向上には、一人ひとりの学力にあわせた授業を受けられる個別指導塾がおすすめです。また自学自習のスキルを身につけたければ、自立型学習をサポートする塾もおすすめです。

塾に通って勉強の成果を出すには、現在の学力を基準にすることも大切なポイントです。

【2024年】大学受験におすすめの学習塾19選を徹底解説

後悔しないために!おすすめしない塾の選び方 

ここまで塾を選ぶときのポイントを解説しましたが、塾選びでおすすめしない選び方もあります。

塾を選ぶときに、判断基準にすべきではないポイントは次の3つです。

  • 友だちがいる
  • 料金の安さ
  • 体験授業を受けず資料請求だけで決める

もちろん、友だちと一緒の塾に通って成績を伸ばす子どもや、料金が安い塾で成果を出す子どももいます。一方で子どもの性格、塾で受けたいサポート内容によっては、これらのポイントで判断をすると勉強の成果が得られず、目標が達成できない恐れがあります。

3つのポイントをそれぞれ説明するので、塾選びで判断基準にすべきかどうかを確認しながらご覧ください。

友だちがいるという理由だけで選ぶ

友だちがいるという理由だけで塾を選ぶのは、あまりおすすめしません。

親しい友だちと切磋琢磨できれば、お互いの学力が向上する子どももいるでしょう。しかし、友だちがいることで、勉強に集中できない子どもがいるのも事実です。

友だちがいる塾に入塾する場合には「しっかりとメリハリをつけて勉強できるか?」を見極める必要があります。

また、どんなに仲のよい友だちでも志望校や学力、塾に通う目的は異なるはずです。友だちにとってあっている塾が、子どもにあうとは限りません。

「友だちが一緒だから」という理由だけで塾を選ぶと学習の成果が出ないだけでなく、メリハリをつけて勉強できなければ、友だちや周りの生徒のモチベーションにも悪い影響を及ぼす恐れがあります。

塾を選ぶときには「友だちがいるから」という理由だけでは選ばず、友だちがいる塾を選ぶ場合には「子どもと友だちは切磋琢磨して勉強できる関係なのか?」「子どもにもあっている塾なのか?」という点を踏まえて選ぶようにしてください。

料金が安いというだけで決める

料金の安さだけで塾を選ぶのも、避けたほうが無難です。

授業料が相場よりも圧倒的に安い塾では、講師1人に対する生徒数がほかの塾よりも多い傾向にあり、十分なサポートが受けられない恐れがあります。また欠席したときに視聴可能な動画コンテンツや保護者面談、自習室の利用など授業以外のサービス面で充実していないケースも。

下表の料金相場を参考に、費用対効果を意識して塾を選ぶことをおすすめします。

【塾の授業形式別の料金相場(小学6年生・中学3年生・高校3年生の通塾を想定)】

授業形式 小学生の費用相場 中学生の費用相場 高校生の費用相場
個別指導塾 約9,720~13,000円
(1科目受講の場合)
約25,000~70,000円 約20,000円
(1科目受講の場合)
集団指導塾 約36,000~55,000円
(中学受験塾)
約20,000~40,000円 約40,000~100,000円
(5講座受講の場合)
約10,000~40,000円

オンライン塾の授業料は、サービス内容によって大きな差があります。学習指導のみを行う「そら塾」では、月額5,400円~受講できますが、学習指導とコーチングが受けられる「現論会」の授業料は月額53,350円~となります。

オンライン塾のサービス内容や料金はこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

オンライン塾のおすすめ21選!小中高生別に人気塾を紹介

そして料金が安い塾でも、コツコツと主体的に勉強に取り組み成果を出す子どもがいる一方で、そもそも勉強への取り組み方がわからない子どもは十分なサポートが受けられず成績が伸び悩んでしまうかもしれません。

プロの塾講師にサポートをしてもらいたいと考えている保護者は、不満が募る一方となるでしょう。

塾を選ぶときには、授業料に対する指導の手厚さやサービスの充実度をチェックして塾を選ぶようにしましょう。

※学年別の料金相場は以下を参照

【小学生】集団指導塾の費用は?大人数/少人数の違い、個別指導と徹底比較!

【小学生】個別指導塾の費用は?メリット・デメリットも解説!

中学受験にかかる塾費用は?トータル料金や私立学費について徹底解説!

【2024年最新】中学生向け授業料金が安いおすすめ学習塾21選!塾ごとの費用や特徴も比較

【2024年最新】大学受験の大手塾・予備校費用を徹底比較|おすすめ塾の料金情報も紹介

体験授業を受けず決めてしまう

体験授業を受けずに塾を決めてしまうと、入塾後にギャップを感じたり、不満を抱いたりしやすい傾向にあります。

塾選が独自に行った調査では、塾の比較検討を全くしなかった人と体験授業を受けた人では、塾に不満を抱えている人の割合が27%も異なることがわかりました。

また体験授業を受けた人の半数以上が2校以上の授業を体験し、比較検討をしたうえで入塾を決定しています。

パンフレットやホームページからも塾の雰囲気や教育理念などは調べられますが、子どもへの講師の接し方や教室の雰囲気などの細かい部分は実際に体験をしないとイメージが難しいでしょう。

入塾後のギャップや不満をなくすためにも、体験授業を受講してから塾を選ぶようにしてください。

なお体験授業で見るべきポイントはこちらの記事で解説しているので、ぜひご覧ください。

約40%の保護者が後悔している中学・高校・大学受験の塾選び。失敗しないために重要な体験授業の活かし方を徹底解説!

塾の授業形式ごとのメリット&デメリットや向いている子どもの特徴

本項では、子どもにあう塾を選ぶために押さえておくべき授業形式ごとのメリットやデメリットを紹介します。

まず、塾の授業形式を大きく分けると次の3つです。

授業形式 授業で受けられる指導内容
個別指導塾 予習型授業
補習型授業
受験対策
集団指導塾 予習型授業
受験対策
オンライン塾 予習型授業
補習型授業
受験対策
自立型学習指導

それぞれの授業形式ごとに授業で受けられる指導内容が異なるため、向いている子どもの特徴もそれぞれ異なります。子どもにぴったりあう塾を選ぶために、塾に通う目的と照らしあわせながらメリットやデメリットをチェックしていきましょう。

個別指導塾のメリットやデメリット 

個別指導塾のメリットとデメリット、個別指導塾が向いている子どもの特徴を解説します。

個別指導塾のメリット

個別指導塾は、生徒一人ひとりにあわせて授業ができる点が最大のメリット。学校の先取りや苦手科目の克服など、一人ひとりの学習ニーズに対応できるのは、個別指導ならではのポイントです。

また個別指導塾は講師と生徒の距離が近いため、質問しやすい環境といえます。受け身がちな性格の子どもや、集団指導では自分から質問できない子どもには個別指導塾が向いています

個別指導塾のデメリット

講師1人に対して生徒1~3人で授業を受ける個別指導では、仲間と切磋琢磨しにくい点がデメリットです。一緒に授業を受ける生徒は学年が違うケースもあるため、競争心は生まれにくいでしょう。

そして、講師1人で担当できる生徒の人数が集団指導よりも少ないため、授業料が割高となる傾向にあります。

集団指導塾のメリットやデメリット

次に集団指導塾のメリットとデメリット、集団指導塾が向いている子どもの特徴を解説します。

集団指導塾のメリット

集団指導塾では指導経験が豊富な講師が授業を担当するケースが多いため、レベルの高い授業を受けたい子どもに向いています

生徒の学力レベルでクラス分けをしている集団指導塾もあるため、同じくらいの学力の生徒と切磋琢磨しながら勉強に励める点も集団指導塾の魅力です。

そして、講師1人が1回の授業で担当できる人数が約12~20人と個別指導よりも多いため、集団指導塾の授業料はリーズナブルな傾向にあります。

集団指導塾はリーズナブルな料金でレベルの高い授業を受けられるため、高い費用対効果が望める指導方式といえるでしょう。

集団指導塾のデメリット

集団指導塾では年間のカリキュラムが決まっているケースも多く、一人ひとりにあわせた指導を受けるのは難しいです。勉強が苦手な子どもや苦手克服をしたい子どもなど、丁寧な指導を必要とする場合には集団指導はあまり向いていません。

また集団指導では、個別指導よりも主体的に勉強に取り組む必要があります。個別指導では生徒の理解度を確認しながら講師が授業を進めます。

しかし、集団指導では理解がゆっくりな生徒はすべての内容を理解できないまま授業が終わってしまう場合もあるでしょう。積極的に講師に質問できる生徒でないと、理解が不十分な内容がどんどん増えてしまう可能性がある点は集団指導塾のデメリットです。

オンライン塾のメリットやデメリット 

最後にオンライン塾のメリットとデメリットを解説します。

オンライン塾は、対面でも受けられる個別指導や集団指導、自立型学習指導をオンラインで受けられる塾です。映像授業とは異なり、Web会議システムを使ってライブで授業や学習指導を受けられる指導方式です。

オンライン塾のメリット

オンライン塾は校舎に通う必要がなく、どこでも授業が受けられる点が大きなメリットです。地方に住んでいて通える塾の選択肢が少ない子どもでも、塾の選択肢を大きく広げられます。

また完全個別のカリキュラム作成や質問対応サポートなど、授業以外の学習サポートが充実しているオンライン塾もあります。

オンライン塾は、校舎を構える必要がない点も特徴。そのため、対面授業よりも比較的リーズナブルな料金で授業や学習サポートを受けられるのもオンライン塾の魅力です。

地方に住んでいる子どもや、手厚い学習サポートをリーズナブルな金額で受けさせたい場合はオンライン塾が向いているといえます。

オンライン塾のデメリット

オンライン塾の授業を受けるためには、通信環境や通信機器の準備をする必要があります。入塾時に授業料のほかにコストや労力を要する点は、オンライン塾ゆえのデメリットです。

また講師とマンツーマンの授業だとしても、生徒の様子を直接は伺えません。そのため「わかる」「わからない」など、子どもが明確に意思表示をして自主的に学習に取り組む必要があります。

入塾時点で、ある程度の学習習慣を身につけている必要もあるでしょう。その点を踏まえると、勉強に慣れていない子どもにとっては、ほかの授業形式よりも学習効果を出すのが難しい可能性があります。

オンライン塾をはじめ、今やオンライン教育が一般的になっているものの「本当に効果があるのだろうか?」と不安を感じる人もいるでしょう。

オンライン塾のメリットやデメリットはこちらの記事で詳しく解説しているので、オンライン塾を検討したい人はぜひご覧ください。

オンライン塾のデメリットとは?メリットや向き不向きの子どもの特徴も

塾選びに迷っている方のよくある質問

子どもを通わせたい・本人が通いたい塾の候補まで絞れても「本当にこの塾でよいのだろうか?」と迷う人もいるでしょう。

最後に塾選びに迷っている人からよくある質問の答えを解説します。

よくある質問は、次の3つです。

  • 塾選びで失敗したと思うことは?
  • いつから塾に通うべき?
  • 結局どこの塾がおすすめ?

塾を決めるときに、解説する内容をぜひ参考にしてください。

塾選びで失敗したと思うことは? 

塾選の独自調査で、中学・高校・大学受験のために塾に子どもを通わせた保護者の約40%が塾選びに後悔していることがわかりました。塾選びで失敗したと思った人からは、次のような声が挙げられました。

・「担当講師の教え方に若干不満」「担当の講師がすべて大学生だった」「受験対策で通っているのに講師が熱心ではない」など講師に対する不満

・「とにかく追加料金が高い」のような料金に対する不満

・「自習室がうるさかった」「連絡が遅かったり、返事がないことがある」のような授業以外のサポート体制に対する不満

・「思ったよりも気合で押し切る形の塾だった」「名門〇〇高校に〇名が合格!とホームページや広告に載っているが、子どもの体感を聞くと、周りの受講生の偏差値レベルはやや低く感じるとのこと」などの周りの雰囲気に対する不満

教室の雰囲気や講師の教え方、熱心さなどは体験授業を受けてみないとわかりません。この記事で紹介したポイントを押さえつつ、候補の塾で体験授業を受けたうえで比較検討すれば、塾選びで失敗する可能性をかなり低くできるでしょう。

いつから塾に通うべき? 

塾に通い始めるべき時期は、目的や学年によって異なります。苦手克服や学校の補習目的で塾に通う場合は、入塾を検討し始めたタイミングがベストな時期でしょう。

受験対策を目的に塾に通う場合は、早めに通い始めるのがベターです。しかし、予算やほかの習い事との兼ねあいですぐに塾に入るのが難しい人もいるでしょう。受験対策を目的に塾に通うときは、次の学年を目安に塾に通い始める時期を検討してください。

中学受験

中学受験目的で塾に通い始める子どもは、小学3年生の2月~小学4年生の4月を目安に通い始めるとよいでしょう。

中学受験専門塾では、小学4年生のコースから設置されているケースがほとんど。小学4年生のコースの春期講習がスタートする小学3年生の2月もしくは、1学期がスタートする小学4年生の4月からの入塾がベストです。

中学受験では、小学校で習う学習内容ではカバーしきれない問題が出題されるケースがあるため、なるべく早めに塾に通い始めるほうがよいですが、遅くとも小学5年生の4月には通塾をスタートさせるようにしてください。

中学受験は小学6年生の夏からでも間に合う?合格のために何からやるべき?

高校受験

高校受験目的で塾に通い始める子どもは、遅くとも中学2年生の3月を目安に通い始めるのがおすすめです。

中学2年生の3月には、中学3年生の春期講習がスタートします。春期講習では、次の学年の学習内容の先取りをする塾が多いため、本格的な受験勉強のスタートには春期講習からの受講がおすすめです。

しかし、高校受験目的の通塾でも志望高校によってはもっと早く通い始めるほうがよいケースもあります。例えば、地域のトップ高校を目指す子どもは小学6年生の3月、つまり中学1年生の春期講習から通塾して高校受験対策を始めるのがよいでしょう。

高校受験におすすめの春期講習を紹介!

大学受験

さまざまな入試方式がある大学受験では、通塾目的によって通塾を始めるべき時期が異なります。

推薦入試で早めに合格したい人や、一般入試で国公立大・難関私大への合格を目標にする人は高校1年生のうちから通塾をスタートすべきでしょう。

一方で私立大学文系や、受験科目が小論文だけの大学を志望する人は高校3年生の4月から通塾しても受験に間にあう可能性があります。

大学受験で通塾を始めるべき時期は、目的や学力などから総合的に判断するのがおすすめです。

結局どこの塾がおすすめ? 

おすすめの塾は通塾目的や生徒の学力によって異なるため、一概にはいえません。

中学受験・高校受験・大学受験対策におすすめの塾を下記の記事で紹介しているので、受験対策目的の塾を探している人はぜひ参考にご覧ください。

中学受験におすすめの塾20選!大手4大塾から中小規模の塾まで一挙に紹介!

【2024年最新】高校受験におすすめの塾18選!

【2024年】大学受験におすすめの学習塾19選を徹底解説

【2024年最新】総合型選抜(旧AO入試)に強いおすすめの塾14選

まとめ

子どもにあう塾を選ぶには、ポイントを押さえて塾を選び、体験授業を受けてから比較検討して決めることが重要です。

塾ごとに教え方や教育理念の違いがあるのはもちろん、同じ塾でも校舎・教室ごとに雰囲気が若干異なる場合も珍しくありません。

また、授業形式が子どもにマッチするかどうかも実際に授業を受けてみないと判断が難しいでしょう。子どもの成長につながる学習指導を受けられるのかを、この記事のポイントを踏まえながらパンフレットや公式ホームページを参照して選んでみてください。

その中から2~3つほどの塾の体験授業を受けてから、子どもにあう塾を決めるとよいでしょう。

執筆者プロフィール

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塾選(ジュクセン)編集部
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塾選(ジュクセン)編集部です。実際に学習塾の運営経験がある者や大手メディアの編集経験がある者などで構成されています。塾選びにお悩みの保護者や学生の方に向けて有益な情報をお届けします。

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