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共通テストと一般入試の違いとは?どっちが向いてる?併願のコツも解説【2026年度対応】

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大学受験
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塾選ジャーナル編集部

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塾選ジャーナル編集部

「共通テストと一般入試って、何がどう違うの?」と疑問を持つ受験生や保護者がいます。

私立大学を受験する際には、共通テスト利用入試と一般入試)の2つの方式があります。2つの方式には、制度、出願方法、試験内容、科目数などにさまざまな違いがあり、注意が必要です。

本記事では、共通テストと一般入試の違いを徹底解説します。どちらの方式が自分に向いているか、併願の組み立て方についても具体的に紹介します。2026年度入試に向けて受験戦略を立てる際の参考にしてください。

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目次

共通テストと一般入試の違いとは?|まずは全体像をつかもう

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共通テストと一般入試には、制度、出願方法、試験内容、科目数などの面で多くの違いがあります。

まずはそれぞれの入試方式について押さえておきましょう。

共通テスト利用入試:共通テストの成績も重要になる方式

共通テスト利用入試とは、大学入学共通テストの得点を活用して私立大学に出願できる入試方式です。一般選抜とは異なり、大学独自の個別試験が不要な場合もあり、共通テストの結果だけで合否判定が完結する大学もあります。

この方式は「単独型」と「併用型」の2種類に分かれ、共通テストの関与度合いによって異なります。

単独型:共通テストの成績のみで合否判定

単独型とは、共通テストの成績のみで合否を決定する方式です。大学独自の試験は課されず、試験当日に別会場に行く必要もありません。受験生にとっては、時間的・体力的な負担を抑えつつ、多くの大学に出願できる柔軟な入試形式といえるでしょう。

ただし、出願時点では共通テストの点数がまだ発表されていないため、「得点を見てから出願先を決める」といった柔軟な対応はできません。このため、事前に各大学の配点や必要な得点率、募集人員などをリサーチしておくことが不可欠です。

また、共通テスト利用は国公立大学志望者が併願先として多く利用する形式でもあるため、合格最低点は高めに設定される傾向があります。特に人気大学や人気学部では、一般入試よりも難易度が高くなる場合もあるため、注意が必要です。

併用型:共通テストの成績+大学の独自試験の結果で合否判定

共通テスト利用入試の併用型とは、共通テストの得点に加え、大学独自の個別試験の成績も活用して合否を決定する方式です。単独型とは異なり、共通テストの得点だけで合格が決まるわけではありません。

大学によっては、共通テストと個別試験のいずれか高得点の方を採用する方式も存在します。どちらかの得点が伸び悩んでも、もう一方の得点でカバーしやすいという点がメリットです。

例えば、共通テストで安定した点数が取れれば、個別試験の不得意分野を補える可能性があります。逆に、共通テストの失敗を個別試験で挽回する「逆転合格」も狙える方式です。

ただし、大学ごとに使用される共通テスト科目や個別試験の内容は異なります。受験科目の組み合わせや配点、試験方式(記述式・マーク式など)にも差があるため、募集要項や入試ガイドをしっかり確認したうえで出願することが重要です。

一般入試:大学が独自に用意する個別試験(=いわゆる一般選抜)

私立大学の一般入試(いわゆる一般選抜)とは、各大学が独自に実施する個別学力試験で合否を判定する入試方式です。大学入試共通テストを利用せず、大学ごとに異なる問題に挑む点が最大の特徴です。

私立大学の一般入試では、英語・国語・地歴・数学・理科などの教科から2〜3科目が出題されます。

文系では「英語・国語+地歴または数学」、理系では「英語・数学・理科」が標準的な組み合わせです。

出題傾向や問題形式、配点は学部や学科によって異なります。英語を重視して高配点にする大学もあるため、過去問で傾向をつかみ、対策を練ることが重要です。

最近は2教科型や、「英語だけ」といった1教科重視型の試験方式を導入する私立大学も増加傾向にあります。英語だけで受験できる大学については、以下の記事をご覧ください。

英語だけで受験できる大学一覧|入試方式・英検®活用・対応学部全まとめ【2026年対応】英語だけで受験できる大学一覧|入試方式・英検®活用・対応学部全まとめ【2026年対応】

「共通テスト利用」と「一般入試」の違いを徹底比較!制度・出願・判定・試験内容まで

共通テストと一般入試の違いの表

ここでは、私立大学の共通テスト利用入試と一般入試選抜の違いについて、解説します。

出願スケジュールの違いは?先に動くのは共通テスト!

一般入試(一般選抜)は1月〜2月にかけて出願・受験が行われるのに対し、共通テスト利用入試はその前に「共通テスト本体」の出願と受験が必要です。

さらに、共通テスト利用は大学によって「事前出願型」か「事後出願型」のいずれかに分かれるため、スケジュール管理がより複雑になるのが特徴です。

▶共通テスト利用入試の出願スケジュール

共通テスト利用入試の場合は、まず大学入学共通テストへの出願が必要です。この出願は例年、9月下旬〜10月上旬に行われます。

その後、共通テストの成績を使って私立大学に出願するという流れが一般的です。

私立大学の共通テスト利用入試の出願期間は、12月下旬〜3月にかけて幅広く設定されています。

多くの大学では、複数の出願期間(前期・中期・後期など)を用意しており、チャンスを分散して受験できる仕組みになっている点を押さえておきましょう。

また、出願のタイミングには以下の2パターンがあります。

  • 事前出願型:共通テストの実施前に出願締切(テスト結果を見てからの出願は不可)
  • 事後出願型:共通テストの結果を確認してから出願可能

▶一般入試の出願スケジュール

私立大学の一般入試は、各大学が独自に行う入試です。

出願時期は大学により異なりますが、多くの大学で1月上旬から2月上旬にかけて出願受付が行われます。

早い大学では12月下旬から出願開始となることもあるので注意しましょう。

試験日は例年、1月下旬〜2月中旬ごろに設定されており、大学ごとに日程が異なります。

このため、日程の重なりに注意しつつ、併願計画を立てることが大切です。

このように、大学ごとにスケジュールや出願方式が異なるため、事前に各大学の募集要項を必ず確認することが重要です。

試験内容・科目数・配点の違い

「共通テスト利用入試」と「一般入試」とでは、試験の形式や科目数、対策方法が大きく異なります。自分の得意・不得意や学習スタイルに応じて、最適な方式を選びましょう。

▶共通テスト利用入試の試験内容・科目数・配点

共通テスト利用入試では、大学入学共通テストの結果が選考の基準になります。

国公立大学のように5教科7科目が必須というわけではなく、私立大学では以下のように柔軟な科目設定が多く見られます。

  • 文系:英語・国語・地歴公民(3教科型が主流)
  • 理系:英語・数学・理科(3教科型が主流)

大学によっては1教科1科目から受験可能な場合もあり、最大で5教科7科目まで幅広いパターンが存在します。ただし、併用型(共通テスト+個別試験)を選ぶ場合は、さらに大学独自の試験科目にも対応しなければなりません。その分、試験対策の負担が増えることには注意が必要です。

▶一般入試の試験内容・科目数・配点

私立大学の一般入試では、大学が独自に作成する個別試験を受けます。科目数は2〜3科目が中心です。

  • 文系学部:英語・国語+地歴 or 数学
  • 理系学部:英語・数学・理科

出題範囲や難易度、問題形式は大学・学部によって異なるため、志望校の過去問で出題傾向をつかむことが不可欠です。例えば、英語の配点が高い学部では、英語の得点力が合否を左右することもあります。

近年は、2教科型や1教科重視型(例:英語のみ)といった選択肢も拡大中です。少ない科目で受験できる私立大学も増えており、受験生の負担軽減を意識した方式が注目されています。

試験会場や受験負担の違い

「共通テスト利用入試」と「一般入試」では、試験会場の場所や受験時の負担に大きな違いがあります。どちらを選ぶかで移動距離や当日の緊張感、準備の量にも差が出てきます。

▶共通テスト利用入試の試験会場や受験負担

共通テスト利用入試の単独型では、大学独自の試験が課されないため、大学に行かずに受験が完結します。共通テストの受験会場は、自宅の所在地や在学高校をもとに最寄りの会場が自動的に割り当てられるため、移動距離が短く、体力的な負担も軽減されます。

また、共通テストの得点を複数大学に出願時に使い回すことができ、一度の受験で多くの大学に出願できる点も大きなメリットです。共通テスト利用入試の方が、一般的に受験費用も安く済みます。

ただし、共通テスト利用の併用型では、共通テストの成績に加えて大学独自の試験(個別試験)を受ける必要がある場合があるので注意しましょう。この場合、一般入試 と同様に大学会場に行く必要があるため、スケジュール管理や移動手段の確保が求められます。

▶一般入試の試験会場や受験負担

私立大学の一般入試では、大学キャンパスや指定された学外会場での受験が一般的です。多くの場合、実際に大学のキャンパスへ足を運ぶ必要があります。

大学によっては、受験生の負担を考慮して東京・大阪・名古屋などの主要都市に外部試験会場(サテライト会場)を設けていることもありますが、それでも交通費や宿泊費などの出費がかかる可能性が高いでしょう。

難易度と対策の違い

「共通テスト利用入試」と「一般入試」とでは、難易度と対策方法にも大きな違いがあります。

▶共通テスト利用入試の難易度や対策

共通テスト利用入試では、マークシート方式に対応した精度の高い解答力が求められます。国語では文章量が多く、英語ではリーディングとリスニングがそれぞれ100点ずつなど、スピードと読解力、設問処理力が合格の鍵です。

さらに、国公立志望者の滑り止めとしての受験も多く、結果として合格最低点が高くなる傾向があります。特に難関私大では、共通テストで9割近く必要なケースもあるため、共通テスト特有の問題形式に慣れる訓練が必要不可欠です。

共通テスト対策については、以下の記事をご覧ください。

共通テスト対策【2026年度対応】科目別の勉強法を東大卒ライターが徹底解説共通テスト対策【2026年度対応】科目別の勉強法を東大卒ライターが徹底解説

▶一般入試の難易度や対策

私立大学の一般入試は、科目数が少ない分、出題内容が深く、独自色が強いのが特徴です。大学ごとに問題の傾向が異なるため、過去問演習による形式把握と対策の最適化が不可欠です。

特に英語・国語・選択科目の2~3教科に絞って対策できる場合が多く、科目別に重点的な学習を進めやすいのがメリットです。その一方で、基礎知識だけでなく応用力や処理速度も問われるため、バランスの取れた実力をつける必要があります。

向き不向きの違い

「共通テスト利用入試」と「一般入試」は、出題形式や科目数が異なるため、受験生の特性に応じた向き不向きがあります。自分に合った入試形式を選ぶことが、合格の可能性を高めるポイントです。

▶共通テスト利用入試に向いている人

共通テスト利用入試に向いている人は、以下のような特徴があります。

  • 幅広く平均点以上を取りやすい人:多教科に対応でき、極端な苦手科目がない人は、共通テストの安定感を活かして合格を狙えます。
  • 国公立志望で私立は滑り止めにしたい人:共通テストの結果を活用して複数校に出願できるため、効率的な併願戦略に向いています。
  • 時間や移動の負担を減らしたい人:単独型なら大学の個別試験がないため、地方在住で移動が難しい受験生にも好まれます。

▶一般入試に向いている人

一般入試に向いている人は、以下のような特徴があります。

  • 特定科目に強みがある人:出題科目が2〜3教科に絞られるため、得意科目で高得点を狙いたい人に向いています。
  • 過去問演習に慣れている人:大学ごとの出題傾向に対する分析力と対応力が求められるため、演習を重ねて自信を深められる人に適しています。
  • 学習のペースを自分で調整したい人:共通テストの日程に縛られず、自分のスケジュールで受験日を選べる点にメリットを感じる人におすすめです。

「共通テスト利用」と「一般入試」は併願できる?戦略的なスケジュール

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私立大学の入試では、「共通テスト利用入試」と一般入試(一般選抜)の併願が可能です。それぞれの方式の特性を理解し、出願方法を戦略的に組み合わせることで、合格の可能性を最大化できます。

ここでは、併願の際に意識すべきポイントと、効率的なスケジューリング方法を解説します。

出願方式の併用が合格チャンスを広げる

「共通テスト利用入試」と「一般入試」は、出願方式を併用することで合格の可能性を広げられるのが大きなメリットです。

共通テスト利用入試は、共通テストの結果を複数校に使い回せるため、1回の受験で多くの大学にエントリーできるのが特長です。
一方で、一般入試は、大学独自の個別試験によって実力を評価される方式です。自分の得意科目を生かして高得点を狙える人に向いています。

  • 第一志望校を一般入試で受験する
  • 滑り止めや併願校を共通テスト利用で複数出願しておく
  • 共通テストの成績次第で受験校の追加・変更に柔軟に対応する

このように、出願形式の併用によって受験リスクを分散し、チャンスを広げられます。

同じ大学・学部でも方式ごとに配点や合格ラインが違うことも

私立大学の入試では、同じ大学や学部であっても、、共通テスト利用入試と一般入試では配点や評価基準が異なることがあります。

例えば、共通テスト利用では満遍なく各科目を評価するといったケースも存在する一方で、一般入試では英語を重視し高配点に設定することもあるのです。

また、共通テスト利用入試は国公立志望者との併願先になることが多く、必然的に倍率が高くなる傾向にあります。合格ラインも相対的に上がりやすいため、事前に過去の合格最低点や倍率を調べておくと安心です。

同じ大学や学部であっても、方式によって難易度や合格の可能性が変わることを理解し、受験戦略に反映させましょう。

「共通テスト利用」と一般入試のおすすめ併願スケジュール

おすすめスケジュールは以下の通りです。

  • 9月下旬~10月上旬:共通テスト出願
  • 10月〜1月まで:共通テストの苦手をつぶしつつ一般入試対策。一般入試に出願
  • 1月中旬共通テスト受験
  • 1月下旬~2月:一般入試対策
  • 2月:一般入試受験

共通テスト利用入試を活用する場合は、共通テスト本体の受験が必須です。そのため、まずは例年9月下旬〜10月上旬に設けられる共通テストの出願を忘れずに申請しましょう。

そのうえで、各私立大学の共通テスト利用入試に備えて、大学ごとの出願締切や日程も個別に確認しておく必要があります。大学によっては、共通テスト前に出願を締め切る「事前出願型」もあるため、注意が必要です。

一方、一般入試は1月以降に出願受付が始まり、2月を中心に試験が行われます。スケジュール上、「共通テスト利用→一般選抜」の順に出願・受験する形になるため、前後の流れを把握して計画を立てておくと安心です。

併願戦略を立てる際は、試験日が重複しないよう事前にカレンダーを作成するのがおすすめです。出願日・試験日・発表日などを可視化すれば、効率的な受験準備につながります。

共通テスト対策【2026年度対応】科目別の勉強法を東大卒ライターが徹底解説共通テスト対策【2026年度対応】科目別の勉強法を東大卒ライターが徹底解説

共通テストと一般入試の違いでよくある質問(FAQ)

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ここでは、共通テストと一般入試(一般選抜)に関して、受験生が持つ疑問とその回答を紹介します。

「共通テスト利用」と「一般入試」のそれぞれのメリット・デメリットは何ですか?

共通テスト利用入試のメリットは、一度の試験結果で複数の大学に出願できる点です。時間や移動の負担が少なく、費用も抑えやすくなります。

デメリットは、共通テストの得点がすべてという点です。結果によっては調整が効かず、出願戦略に幅が出にくくなります。

また、共通テスト利用は難関大学や国公立志望の併願先としても活用されるため、倍率が高くなる傾向があります。

一方、一般入試のメリットは、得意科目に絞って対策できることです。2〜3科目で受験できる大学も多く、集中して学習できる点が魅力です。

デメリットは、試験日が重なる可能性があることです。複数校を受験したい場合、スケジュール調整が必要になります。

私立大学志望の場合は、共通テストを受けなくてもよいですか?

私立大学のみを志望している場合でも、大学入学共通テストの受験は非常に有利に働く可能性があります。

共通テスト利用入試を実施している私立大学は多く、個別試験なしで出願・合格できるケースも少なくありません。

特に、共通テストの高得点を生かせば、複数の大学や学部へ出願できるため、合格のチャンスを最大限に広げられます。

また、日程の分散が図れるので、一般入試の個別試験と重ならず、精神的・体力的負担も軽減できます。

「私立大学を目指すから共通テストは不要」と考えるのではなく、出願方式の選択肢を増やす手段として、共通テストの受験も検討すると、志望校合格のチャンスを広げることが可能です。

共通テスト利用入試と一般入試、どちらが難しいですか?

共通テスト利用入試と一般入試のどちらが難しいかは、受験生の特性や対策状況によって異なります。明確に「こちらの方が難しい」とは断定できません。

共通テスト利用入試では、マークシート形式で問われる基礎力とスピード処理力が重視されます。国語は文章量が多く、英語はリーディングとリスニングが各100点でバランスよく勉強することが重要です。

一方で、私立大学の一般入試では大学独自の出題傾向や応用問題への対応力が求められます。科目数が少ない分、1科目あたりの難度が上がる傾向もあります。

また、共通テストは全国統一形式であるため、出題の安定性と比較のしやすさが魅力ですが、一般入試は過去問を使ったピンポイントの対策が有効です。

どちらが向いているかは、得意科目・時間配分・学習のスタイルによって異なります。まずは自分に合う方式を見極めたうえで、適切な戦略を立てましょう。選択肢を広げる意味でも、併願受験を視野に入れるのがおすすめです。

共通テスト利用では受かって一般入試では落ちる人もいるのは本当ですか?

実際に共通テスト利用入試では合格し、一般入試では不合格になるというケースは少なくありません。これは決して珍しいことではなく、複数の理由が考えられます。

例えば、共通テスト形式に慣れていた受験生が、本番で実力を発揮できたというパターンです。マークシート方式に強い人は、共通テストで安定した得点が取れる傾向があります。

一方で、一般入試では記述問題や大学ごとのクセのある出題形式に苦戦することも。過去問演習が不十分だったり、当日の体調や緊張などで本来の力を出し切れないケースもあります。

つまり、同じ大学を受験していても、受験方式の違いによって結果が変わることは珍しくないのです。そのため、どちらか一方に絞るのではなく、複数の入試方式を併願することが合格のチャンスを広げるカギとなります。

共通テストとセンター試験はどのような違いがありますか?

共通テストとセンター試験の最大の違いは、「問われ方の変化」にあります。出題形式の変更により、知識だけでなく、その活用力や思考力が重視されるようになりました。

センター試験では、知識を直接問う正誤問題や計算問題が中心でした。暗記中心の対策でも一定の点数を取ることができたのが特徴です。

一方、共通テストでは、資料や会話文、図表などを読み取ったうえで答える出題形式が増加しました。思考力や判断力、表現力といった「活用する力」が問われます。

問題の難易度そのものは、センター試験と比べて大幅に上がっているわけではありません。ただし、スピード感や処理力、読解力が求められるため、慣れが必要です。

つまり、共通テストは従来の「知識重視」から「活用型試験」へとシフトしたといえます。早期からの対策が得点力アップのポイントです。

私立大学受験に塾は必要ですか?

私立大学の合格を目指すうえで、塾の活用は大きなメリットがあります。必須ではありませんが、効率よく合格力を高めたい場合は、塾を利用することが有効な選択肢です。

塾に通うことで、以下のような利点があります。

志望校の出題傾向に沿った受験対策ができる

私立大学は大学ごとに入試問題の傾向が異なります。塾では過去問分析に基づいた指導が受けられるため、合格に直結する対策が可能です。

苦手科目や弱点を効率的に克服できる

独学では見落としがちなミスや理解の浅い箇所も、講師の指導により早期に改善できます。特に2教科や1教科型の私立大学では、1教科の完成度が合否に直結します。

志望校選びや併願プランのアドバイスが受けられる

学校では対応しきれない個別の進路相談やスケジュール設計にも強く、受験戦略を一緒に立ててもらえるのは大きなメリットです。

一方で、学校の授業や自習だけで合格する受験生もいます。大切なのは、自分の学力状況や志望校の難易度を踏まえ、必要なサポートを見極めることです。

大学受験に強い塾の選び方やおすすめ塾については、以下の記事もぜひ参考にしてください。

【2025年最新版】大学受験に強い塾26選!タイプ別の選び方が合格への近道【2025年最新版】大学受験に強い塾26選!タイプ別の選び方が合格への近道

まとめ|自分に合った受験方法で志望校合格を勝ち取ろう

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私立大学の入試には、と「共通テスト利用入試」と「一般入試」という異なる受験方式が存在します。それぞれに出願時期や試験内容、科目数、合格までの流れに違いがあり、対策の方法や受験負担も大きく変わります。

どちらの方式が自分に合っているかを見極めるには、次のような点を踏まえて検討することが重要です。

  • 得意・不得意科目
  • 志望校の配点や入試形式
  • 共通テスト対策への慣れや実力
  • 出願時期や受験スケジュールの都合

共通テストを受けることで出願可能な大学の幅が広がるため、共通テスト利用入試と一般入試の併願も視野に入れて戦略を立てるのがおすすめです。

どの方式を選ぶにせよ、早めの情報収集と対策開始が合格のカギとなります。自分に合った受験方法を選び、無理のない学習計画を立てて、志望校合格を確実に手に入れましょう。

執筆者プロフィール

塾選ジャーナル編集部
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塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

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