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【2025年最新】中学受験で学校を休む人は3割!「罪悪感」なしの後悔しない選択とは

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「中学受験のために学校を休むべきか…」「周りの目が気になって、なかなか決断できない」——そんな不安を抱えている保護者は、決して少なくありません。

試験直前の感染症リスクや、最後の追い込み学習。そうした焦りを抱えるのは、親として自然な気持ちです。しかし同時に、「ずるいと思われないか心配」「先生にどう伝えればいいの?」といった罪悪感から、踏み切れずにいる人も多いでしょう。

大切なのは、子どもにとって何がベストなのか、一度立ち止まって情報を整理してみることです。この記事では、実際にどれくらいの家庭が学校を休ませているのか休ませるメリット・デメリット、そして先生への具体的な連絡方法まで、丁寧に解説していきます。

塾選ジャーナル編集部

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目次

実際に休ませた家庭はどれくらい?

中学受験の入試直前期、学校を休ませた?

中学受験を経験した家庭を対象としたアンケート調査によると、入試直前期に学校を休ませたことがある家庭は32%という結果が出ています。一方で、休ませなかった家庭は68%でした。

この数字を見て、どう感じるでしょうか。「意外と休ませている家庭が多い」と感じる人もいれば、「やっぱり多数派は休ませていないんだ」と感じる人もいるかもしれません。

ここで注目したいのは、約3人に1人は休ませる選択をしているという事実です。決して特別なことではなく、多くの家庭が真剣に悩み、それぞれの事情や考え方に基づいて判断しているということがわかります。

休ませることには賛成?反対?それぞれの理由は?

では、先輩保護者たちはどのように考えているのでしょうか。

中学受験で学校を休ませることには賛成?反対?

アンケートでは賛成43%、反対57%と、意見はほぼ半々。この問題に絶対的な正解はなく、それぞれの立場に納得できる理由があるのです。実際の声を見ていきましょう。

賛成派の主な理由

受験直前期の小学校は、授業が進まない上にインフルエンザなどの感染症リスクが非常に高いから。(宮城県在住・Dさん)
中学受験直前は、学校に通うことで疲れてしまうと学習効率が落ちることがあります。休校により、家庭で弱点の補強や過去問演習に集中でき、体調管理もしやすくなります。息子も余裕を持って取り組めたため、結果的に本番でも落ち着いて試験に臨むことができました。(鹿児島県在住・Yさん)
学校の授業内容と受験対策のズレが大きく、本人も『学校より塾の方が効率的』と感じていたため、無理なく休ませました。先生にも事前に相談し、理解を得られたので精神的な負担も少なく、結果的に志望校合格につながったと思います。(北海道在住・Hさん)

反対派の主な理由

わが家では中学受験前もできる限り通常通り登校させました。確かに受験勉強に集中したい気持ちはありましたが、学校生活も大切な学びの場だと考えています。友だちとの関わりや授業のリズムが、子どもの心の安定につながっていたように感じます。実際、学校での何気ない会話や体育の時間が良い気分転換になり、勉強への集中力も保てました。(滋賀県在住・Sさん)
学校は教科を学習するだけでなく人間性も磨くところだから。(東京都在住・Tさん)
学校は勉強だけではなく社会性や協調性も学ぶ場でもありますし、子供にとって行くことは必要だと考えています。休むことで生活のリズムが変わり、逆に体調がおかしくなることも不安だと思ったので休ませることはしませんでした。(北海道在住・Rさん)

賛成派も反対派も、根底にあるのは子どもにとって何がベストかを真剣に考える親心です。学校生活を大切にしたい気持ちも、体調管理を優先したい気持ちも、どちらも間違いではありません。

大切なのは、わが家にとっての最適解を見つけることです。

みんな「いつから」「どのくらい」休ませている?

休ませると決めた場合、気になるのが「いつから休ませるのか」です。アンケートでは、次のような結果となりました。

中学受験直前、いつから学校を休ませた?

 

最も多いのは「1月から休ませた」家庭で、全体の42%です。この時期は、多くの中学入試が本格的に始まる直前であり、感染症も流行のピークを迎える時期です。ここからは、体調管理が最優先と判断する家庭が多いことがわかります。

次に多いのが「12月から休ませた」家庭で、29%でした。冬休み明けから受験本番まで、一貫して家庭学習に集中させたいという考え方のようです。学校の授業内容が受験対策とずれてくる時期でもあり、効率を重視した選択といえるでしょう。

また、「1週間前だけ」という短期間の休みも23%います。「できるだけ学校生活は続けたいけれど、最後の1週間だけは万全の体調で臨みたい」という、バランスを取った判断でしょう。

ただし、この結果はその期間ずっと休ませていたということではありません。たとえば「1月から」と答えた家庭の中にも、毎日連続で休ませたケースもあれば、体調や予定に合わせて週に何日か登校したり、大切な学校行事の日だけは参加したりと、断続的に休ませたケースも含まれています。

休ませる時期や期間は家庭によってさまざまです。志望校の入試日程、子どもの体調や性格、学校と塾のスケジュールなど、それぞれの事情に合わせて柔軟に判断されていることがわかります。

「早くから休ませなければいけない」ということはありません。子どもの状況をよく見て、必要な時期に必要な期間だけ休ませるという考え方で十分なのです。

学校を休ませるメリットとデメリットを整理しよう

学校を休ませるメリットとデメリットを整理しよう

「休ませたい気持ちはあるけれど、本当にそれでいいのか不安……」そんな迷いを抱えている人も多いのではないでしょうか。ここでは、よい面と注意すべき面を客観的に整理していきます。両方を理解したうえで、納得できる判断をしていきましょう。

学校を休ませるメリット|感染症リスクを減らし、集中できる時間を確保

学校を休ませることの最も大きなメリットは、感染症のリスクを減らせることです。

入試が集中する1月から2月は感染症の流行期と重なり、学校へ行くとどうしてもリスクが高くなります。

「せっかく何年も頑張ってきたのに、試験当日に体調を崩してしまったら…」という不安は、多くの保護者が抱える最大の心配事ではないでしょうか。学校を休ませることで、この不安を大きく軽減できるのは確かです。

集中して勉強できる時間を確保できる

家庭で集中して勉強する時間を確保できるのも、大きなメリットです。

学校に通っていると、朝の準備から登下校、授業、給食、休み時間と、一日の大半の時間を使います。疲れて帰宅してから塾に行き、夜遅くまで勉強…という生活では、体力的にも精神的にも負担が大きくなります。

家庭学習に切り替えることで、子どもの集中力が最も高い午前中の時間を、苦手分野の克服や過去問演習に充てることができます。移動時間がなくなる分、休憩や睡眠の時間もしっかり確保でき、メリハリのある生活リズムを作りやすくなります。

家での学習効率を上げるコツ

ただし、学校を休む=自由時間が増える、というわけではありません。家での学習効率を上げるためには、いくつかのポイントがあります。

  • 毎日の時間割を決める:学校に行っているときと同じように、起床時間や学習時間を決めて生活リズムを保ちましょう。
  • 学習する場所を固定する:リビングや子ども部屋など、集中できる場所を決めて、勉強モードに切り替えやすくします。
  • 適度な休憩を取り入れる:長時間座りっぱなしではなく、軽いストレッチや散歩など、体を動かす時間も大切です。
  • 塾の講師と連携する:家庭学習の進め方について、塾の講師にアドバイスをもらうのも効果的です。

学校を休ませるデメリット|友人関係・生活リズムの乱れ

一方で、学校を休ませることには注意すべき点もあります。

友人関係への影響

小学校最後の時期は、卒業に向けた行事や準備も多く、友達との思い出作りの大切な時間でもあります。休んでいる間に、クラスでの出来事や会話についていけなくなり、子どもが疎外感を感じてしまうこともあります。

「友達と過ごす時間を大切にしたい」「学校に行きたい」と子どもが言っているのであれば、その気持ちを尊重してあげることも一つの選択です。親としては体調管理が心配でも、子どもにとっては友達との最後の小学校生活がかけがえのない時間かもしれません

生活リズムが乱れやすい

家にいると、つい夜更かしをしてしまったり、朝起きる時間が遅くなったりと、生活リズムが乱れがちです。受験本番は朝から試験が始まるため、朝型の生活リズムを保つことはとても重要です。

学校を休ませる場合でも、いつも通りの時間に起床し、学校に行くときと同じように朝の支度をするなど、規則正しい生活を心がけましょう。生活リズムの乱れは、体調不良やメンタルの不安定にもつながりやすいため、特に注意が必要です。

「ずるい」と言われたくない…休ませる罪悪感との向き合い方

「ずるい」と言われたくない…休ませる罪悪感との向き合い方

「ほかの子は学校に通っているのに、うちだけ休ませていいのかな」「ずるいと思われないだろうか」——学校を休ませることを検討していても、このような罪悪感や周囲の目が気になって、なかなか決断できない保護者は多いものです。ここでは、そんな気持ちとどう向き合えばよいのかを考えていきましょう。

「うちはうち」と割り切る

学校を休ませるかどうかは、各家庭の状況や子どもの個性によって答えが違います。周りの家庭と比べて「うちだけ」と不安になる必要はありません。

SNSやママ友との比較で悩まないコツ

SNSやママ友の会話で、「うちは最後まで学校に通わせた」「毎日塾に通いながら皆勤賞だった」という話を聞くと、つい自分の判断に自信が持てなくなることもあります。

しかしアンケートを見てもわかる通り、賛成派と反対派はほぼ半々に分かれており、休ませる時期も1月からという家庭もあれば、1週間前だけという家庭もあるなど、判断は本当にさまざまです。正解はなく、それぞれの家庭が自分たちの状況に合わせて選んでいるのが実態なのです。

「わが子の本番を守るための決断」と考える

「学校を休ませる」という選択は、決して楽な道を選んでいるわけではありません。これは、子どもがこれまで積み重ねてきた努力を無駄にしないための、親としての責任ある判断です。

「ずるい」と感じる人がいたとしても、それは価値観の違いに過ぎません。大切なのは、あなたの子どもにとって何がベストかということです。周りの目を気にして流されるのではなく、「うちはうち」と割り切る勇気を持ちましょう。

子どもにも罪悪感を持たせない声かけ

親が罪悪感を抱えていると、その気持ちは子どもにも伝わってしまいます。学校を休ませると決めたなら、子ども自身も前向きな気持ちで過ごせるような声かけを心がけましょう。

「休んで悪いことをしているわけじゃない」と伝える

子どもが「みんなは学校に行っているのに、自分だけ休んでいいのかな」と不安そうにしていたら、これまで頑張ってきた努力を最高の形で発揮するための大切な準備期間であることを伝えてあげましょう。

体調を万全にして、本番で力を出し切るための時間なのだと理解できれば、子どもも安心して家庭学習に集中できます。受験のために休むことはサボりではなく、準備であるというメッセージが伝わることが大切です。

子どもの気持ちを尊重することも忘れずに

ただし、親の判断だけで一方的に休ませるのではなく、子どもの気持ちも聞いてあげましょう。「友達と過ごしたい」「学校に行きたい」という思いがあるなら、それも大切にしてあげてください。

親子でしっかり話し合い、納得したうえで決めることが、子どもが前向きな気持ちで受験に向かえる秘訣です。

先生への連絡はどうすればいい?【連絡帳・電話・メール例文付き】

ここでは、具体的な連絡方法と実用的な例文をご紹介します。

連絡帳の書き方・例文

【例文1】感染症予防のためにお休みします

いつもお世話になっております。
中学受験を控えており、感染症が流行する時期でもありますので、体調管理を優先させていただきたく、○月○日から○月○日まで欠席させていただきます。
受験後は通常通り登校させますので、何卒ご理解いただけますと幸いです。
ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

【例文2】体調を整えるための休養としてお休みします

いつもお世話になっております。 中学受験が近づいており、本人の体調を万全に整えたいと考えております。
つきましては、○月○日から○月○日まで、家庭で休養を取らせていただきたく存じます。
ご配慮いただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

【例文3】受験準備のための家庭学習期間としてお休みします

いつもお世話になっております。
中学受験に向けた最終準備として、○月○日から○月○日まで、家庭学習に専念させていただきたく存じます。
急なお願いで申し訳ございませんが、ご理解いただけますと幸いです。
日頃から温かくご指導いただき、心より感謝しております。

連絡帳を書く際の共通ポイント

  • 期間を明確に伝える:いつからいつまで休むのかをはっきり書きましょう。
  • 感謝の気持ちを忘れずに:日頃の指導への感謝を一言添えると、印象がよくなります。
  • 受験後のことも触れる:「受験後は通常通り登校します」と伝えることで、計画的な欠席であることがわかります。

先生に理解してもらうためのコツ

連絡帳だけでなく、可能であれば事前に電話や面談で直接伝えると、より丁寧な印象になります。先生に理解してもらうためのポイントを押さえておきましょう。

誠実さと感謝の気持ちを忘れずに

先生に伝える際は、まず日頃の指導への感謝を述べることから始めましょう。「いつも温かくご指導いただき、ありがとうございます」という一言があるだけで、先生も気持ちよく話を聞いてくれます。そして、休ませる理由を正直に、誠実に伝えることが大切です。曖昧な言い方ではなく、「中学受験の準備のため」「感染症対策のため」と明確に理由を述べましょう。

「無断欠席」ではなく「計画的な休み」であることを伝える

先生が最も心配するのは、突然連絡もなく休まれることです。事前に相談し、いつからいつまで休むのかを明確に伝えることで、「計画的な欠席」であることがわかります。また、「受験が終わったら、また元気に登校します」と伝えることで、学校生活を軽視しているわけではないという姿勢を示すことができます。

先生も受験に理解がある場合が多い

多くの先生が中学受験の大変さを理解しています。特に受験が盛んな地域では、毎年同じように休む子どもがいるため、先生も慣れているケースが多いのです。必要以上に恐縮したり、申し訳なく思いすぎたりする必要はありません。誠実に伝えれば、きっと理解してもらえるはずです。

学校を休む期間の過ごし方【生活リズムと心の安定がカギ】

学校を休ませることを決めたら、次に考えるべきは、どう過ごすかです。休む期間を有意義なものにするためには、生活リズムを保ちながら、子どもの心の安定を第一に考えることが重要です。ここでは、実践的な過ごし方のポイントをご紹介します。

1日のスケジュール例

学校を休ませる期間、どのように過ごせばよいのか悩む保護者も多いでしょう。ここでは、実際に休ませた家庭の具体的なスケジュール例をご紹介します。

事例1:生活リズムを崩さず、バランスよく学習(12月頃から休ませた)

中学受験で学校を休ませる日の1日のスケジュール例

朝7時に起床し、朝食後に1時間半ほど勉強。午前中は塾の自習課題を中心に取り組み、昼食後に休憩をはさみつつ午後は過去問演習や弱点補強の勉強を2時間行いました。夕方は軽く運動を取り入れ、夜は20時半までに勉強を終え、21時には就寝するリズムを徹底しました。休校日でも生活リズムは崩さないようにしました。(鹿児島県在住・Yさん/小6の12月頃から休ませた)

事例2:科目ごとに時間配分を決めて効率的に(1月頃から休ませた)

中学受験で学校を休ませる日の1日のスケジュール例

朝は7時頃に起き、朝食後すぐ過去問演習に取り組んでいました。午前中は主に算数と国語、昼食後に理科と社会を2時間ずつ。夕方は軽い運動をして気分を切り替え、夜は塾のオンライン授業を受けました。就寝は22時頃。体調を崩さないように食事と睡眠のリズムは崩さないよう気をつけていました。学校を休んだ分、時間をしっかり使えたので、苦手分野の見直しができたのは大きかったです。(大阪府在住・Mさん/小6の1月頃から休ませた)

事例3:短期間の休みでも工夫次第で充実(受験の1週間前から休ませた)

中学受験で学校を休ませる日の1日のスケジュール例

受験1週間前から学校を休ませ、朝7時に起床。朝食後すぐに1時間ほど算数の過去問に取り組み、9時頃からはオンライン授業や塾の課題を中心に勉強しました。昼食後は少し休憩して、13時~16時までは国語や理科など苦手科目の復習。夕方は軽く散歩して気分転換し、夕食後に1時間だけ見直し勉強をして21時半には就寝していました。学校の代わりに家庭内で小テストを取り入れ、規則正しいリズムを崩さないよう意識していました。(大阪府在住・Mさん/受験の1週間前から休ませた)

共通するポイント

これらの事例に共通しているのは、学校に通っているときと同じように規則正しい生活リズムを保っていることです。大切なのは、「休む=自由時間」ではなく、計画的に時間を使うことです。

プレッシャーを感じすぎない過ごし方

学校を休ませて家庭学習に集中させると、つい「休んだ分、結果を出さなきゃ」とプレッシャーを感じてしまいがちです。しかし、焦りや過度なプレッシャーは、かえって逆効果になることもあります。

家族でリラックスする時間も大切に

一日中勉強漬けにするのではなく、家族で食事を楽しんだり、ちょっとした会話をしたりする時間も大切にしましょう。子どもにとって、親がそばにいて安心できる環境こそが、心の支えになります。「もっと勉強しなきゃ」と追い詰めるのではなく、「今日もよく頑張ったね」と声をかけてあげることで、子どもは前向きな気持ちで次の日も頑張れるのです。

軽い運動と早寝早起きを習慣に

体を動かすことは、気分転換になるだけでなく、夜の良質な睡眠にもつながります。散歩やストレッチなど、軽い運動を毎日の習慣に取り入れましょう。

また、受験本番は朝から試験が始まります。休んでいる間も、早寝早起きの生活リズムを崩さないことが、試験当日のパフォーマンスに直結します。学校を休ませた期間を、子どもが心身ともに万全の状態で本番を迎えられる準備期間にしていきましょう。

中学受験のために学校を休むのはOK?よくある質問

中学受験のために学校を休むのはOK?よくある質問

学校を休むと内申に響きますか?

私立中学受験においては、小学校の内申が合否に影響することは、ほとんどありません。中学入試は、当日の試験結果で合否が決まる学校がほとんどです。小学校の成績表や欠席日数が合否判定に使われることは、一般的にはないため、入試直前の数週間程度の欠席であれば、内申面での心配は不要と考えてよいでしょう。

一方で、公立中高一貫校を受験する場合は注意が必要です。公立中高一貫校の選抜では、適性検査の結果に加えて、小学校の調査書(内申書)が選考資料として使われることがあります。調査書には、学習の記録だけでなく、出席状況や学校生活の様子なども記載されます。そのため、欠席日数が多すぎると、選考に影響する可能性があります。

公立中高一貫校を志望している場合は、事前に募集要項をしっかり確認し、欠席がどの程度評価に影響するのかを把握しておくことが大切です。

また、私立・公立に関わらず、卒業式などの重要な学校行事に参加できないほど長期間休むと、学校生活の締めくくりに影響が出る可能性もあります。休ませる期間は、志望校の選抜方法を考慮しながら、必要最小限に留めることも一つの考え方です。

休ませて後悔することはある?

学校を休ませた保護者の中には、「休ませてよかった」と感じる人がいる一方で、少し後悔の気持ちを持つ人もいます。

小学校生活も最後が近づいていたので、普通に友達と過ごす最後の小学校生活を楽しんで欲しかった。家にいるとだらだら時間も多くなってしまい、無駄に思えた。(埼玉県在住・Yさん)

後悔しないための判断ポイント

休ませたことを後悔しないためには、次のポイントを意識するとよいでしょう。

  • 子ども自身の気持ちを最優先する:親の判断だけでなく、子ども本人が納得しているかが大切です。
  • 休ませる目的を明確にする:感染症対策なのか、勉強時間の確保なのか、目的がはっきりしていれば迷いが減ります。
  • 家での過ごし方を事前に計画する:だらだら過ごす時間が増えないよう、メリハリのあるスケジュールを作りましょう。
  • 重要な学校行事だけは参加する:卒業式の練習など、思い出に残る行事は参加させてあげましょう。

どんな選択をしても、完璧な答えはありません。大切なのは、親子で話し合い、納得したうえで決めることです。

休んでいる間の勉強ペースはどうすればいい?

学校を休ませて家庭学習に切り替えた場合、どのくらいのペースで勉強させればよいのか悩む保護者も多いでしょう。

「詰め込みすぎ」は逆効果

「せっかく休んだのだから」と、朝から晩まで勉強漬けにしてしまうのは逆効果です。子どもの集中力には限界があり、無理をさせすぎると、かえって体調を崩したり、やる気を失ったりすることもあります。

適度な休憩とメリハリが大切

ポイントは、長時間ダラダラと勉強するのではなく、集中する時間と休憩の時間をしっかり分けることです。午前中に3時間、午後に3時間、夜に1〜2時間というように、区切りをつけて取り組むことで、効率よく学習できます。

塾の講師と相談しながら進める

家庭学習のペース配分に迷ったら、塾の講師に相談するのもおすすめです。子どもの学力や志望校に合わせて、優先すべき学習内容や時間配分をアドバイスしてもらえます。

何より大切なのは、子どもの様子をよく見ながら調整することです。疲れが見えたら休ませる、集中できているときは見守る——柔軟な対応が、最後まで走り切る力につながります。

中学受験のために学校を休ませる?あなたと子どもにとってベストな選択を

中学受験のために学校を休ませる?あなたと子どもにとってベストな選択を

ここまで、中学受験のために学校を休ませることについて、実態やメリット・デメリット、具体的な対応方法まで詳しく見てきました。アンケート結果からもわかる通り、休ませた家庭は約3人に1人おり、決して特別なことではありません。一方で、反対派と賛成派はほぼ半々に分かれており、休ませる時期も家庭によってさまざまです。つまり、この問題に絶対的な正解はないのです。

大切なのは、周りの目や「普通はこうするべき」という固定観念にとらわれず、あなたの子どもにとって何がベストなのかを考えることです。

  • 子どもの体力や性格はどうか
  • 志望校の入試日程はいつか
  • 感染症の流行状況はどうか
  • 子ども自身はどう感じているか

これらを総合的に考え、親子でしっかり話し合ったうえで決めた選択が、あなたの家庭にとっての「正解」です。

もし学校を休ませると決めたなら、罪悪感を持つ必要はありません。それは、子どもがこれまで積み重ねてきた努力を守るための、親としての責任ある判断です。逆に、最後まで学校に通わせると決めたなら、それもまた素晴らしい選択です。

どんな道を選んでも、あなたと子どもが納得して前に進めることが何より大切です。この記事が、あなたの判断の助けになれば幸いです。

子どもが笑顔で受験当日を迎えられますように。心から応援しています。

アンケート調査概要
調査対象:子どもを持つ保護者(有効回答数100名)
調査時期:2025年11月
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:「中学受験」についての調査
※掲載しているグラフや内容を引用する場合は「塾選ジャーナル調べ:中学受験についての調査」と明記し、『塾選ジャーナル』(https://bestjuku.com/shingaku/s-article/37778/)へのリンク設置をお願いします。

執筆者プロフィール

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塾選ジャーナル編集部

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

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