TEAPとは?大学入試での使い方や英検®との違い、難易度から対策まで完全解説
「TEAPって英検®とどう違うの?」「自分の実力で受ける価値はある?」と迷っていませんか?
TEAP(ティープ)は、大学入試に特化した英語4技能試験です。英検®準2級〜準1級レベルが目安で 、「MARCHや上智などの入試で英語免除・得点換算に使える」「年3回受けられ、一番良かった回のスコアを提出できる」という受験上の大きなメリットがあります。
一方で、英検3級レベルなど基礎が未定着の段階で受けると「難しすぎて解けない」と感じやすいため注意が必要です。
この記事では、英検®との違いや難易度、使える大学一覧、2026年度の最新日程、効果的な対策手順まで徹底解説します。
編集部
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目次
TEAPとは?どんな試験なのかをわかりやすく解説

TEAP(ティープ)とは、上智大学と公益財団法人日本英語検定協会が共同で開発した、大学入試向けの英語試験です。大学で学習・研究する際に必要な、アカデミックな場面での英語運用力を測定します。英検®やTOEICとは異なり、大学入試での活用を前提に設計されている点が特徴です。まずは、TEAPの満点や技能構成といった基本情報を確認しましょう。
TEAPは何点満点?試験の基本情報を一覧で確認
TEAPの基本情報を、以下の表にまとめました。
TEAP(ティープ)の基本情報一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | Test of English for Academic Purposes |
| 開発・運営 | 上智大学、公益財団法人日本英語検定協会 |
| 満点 | 400点(リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング 各100点) |
| 測定技能 | リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能 |
| 受験資格 | 高校1年生以上(受験年度に高校1年生となる生年月日以前に生まれた方) |
| 実施回数 | 年3回 |
| スコアの有効期間 | 取得した年度とその翌年度の2年度間 |
| 実施都道府県 | 21都道府県(2026年度) |
| その他 | コンピューターで受験する「TEAP CBT」は2024年度で実施終了 |
TEAPは全国どこでも受けられるわけではなく、実施都道府県は21都道府県に限られます。地域によって実施される回数も異なるため、志望校の出願スケジュールに間に合うよう、お住まいから最寄りの地域の日程を事前に公式サイトで確認しておく必要があります。
TEAPを受験するメリット

TEAPを受験するメリットは、大きく3つあります。志望大学によっては入試を有利に進められること、4技能をバランスよく伸ばせること、そして大学で通用する実践的な英語力を測れることです。ここでは、それぞれのメリットを詳しく解説します。
志望大学によっては入試を有利に進められる
TEAPスコアを取得しておくと、対象大学の入試で英語試験が免除されたり、得点として加算されたりする場合があります(活用方法の詳細は後の章で解説します)。入試本番で英語に不安がある受験生でも、事前に取得したスコアを活用できれば、他の科目の対策に時間を割きやすくなります。
年に3回受験できるため、複数回チャレンジし、最も結果の良かった回のスコアをまとめて提出できる点も、TEAPならではのメリットです。ただし提出できるのは同じ回に受験した技能のスコアの組み合わせのみで、異なる回のスコアを技能ごとに組み合わせて提出することはできません。共通テストや個別試験の英語対策と並行して、TEAPのスコアを戦略的に活用することが、志望校合格への近道になるでしょう。
4技能をバランスよく伸ばせる
TEAPはリーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能をすべて測定する試験です。そのため、TEAPの対策を通じて4技能をバランスよく鍛えられることも大きなメリットのひとつです。
共通テストの英語はリーディングとリスニングの2技能のみですが、TEAPで4技能を鍛えることは、英語の総合的な基礎力の底上げにもつながります。特にリーディングでは長文読解力、リスニングでは素早く情報を処理する力が問われるため、TEAPの対策は共通テスト対策にも生かしやすい内容です。
また、TEAPが測定するのは大学でのアカデミックな場面を想定した英語力であり、これはTOEFLが求める力と方向性が近いとされています。そのため、TEAPは大学入試のためだけでなく、大学入学後の留学準備や英語学習の土台としても活用できるでしょう。
実践的な英語力を測ることができる
TEAPの出題テーマは学術的・社会的な内容が中心です。講義を聞いて要点をまとめる、資料を読んで自分の意見を英語で述べるといった、大学の授業で日常的に求められる場面を想定して設計されています。
英検®やTOEICが幅広い場面での英語力を測るのに対し、TEAPは「大学での学び」にフォーカスしている点が特徴です。また、長文読解・英作文・面接形式のスピーキングといった試験形式は、上智大学をはじめとした難関私立大学の入試問題と方向性が一致しています。そのため、TEAPの対策に取り組むことが、そのまま大学入試対策につながるといえるでしょう。
TEAPの難易度は?英検®との違い・レベルを比較

TEAPの難易度は、英検®準2級から準1級程度が目安です。英検®2級の実力があれば対策の土台は十分ですが、英検®3級レベルなど基礎力が定着していない段階では、TEAPの英文を難しく感じやすい点には注意が必要です。
ただし、両者は出題内容や試験形式が大きく異なるため、難易度だけで比較するのは適切ではありません。ここでは、TEAPと英検®の違いやレベル、どちらを受けるべきかを詳しく解説します。
TEAPと英検®の違いは?試験内容を比較
TEAPと英検®は、どちらも英語力を測る試験ですが、目的や形式に違いがあります。
TEAPと英検®の試験内容比較
| 比較項目 | 英検® | TEAP |
|---|---|---|
| 主催・運営 | 公益財団法人日本英語検定協会 | 上智大学、公益財団法人日本英語検定協会 |
| 出題内容 | 日常会話からアカデミックな内容まで幅広く出題 | アカデミックな英語に特化 |
| 試験形式 | 一次試験(筆記・リスニング)の合格者のみ、二次試験(面接)に進む | 4技能を1日ですべて受験 |
| 難易度 | 5級〜1級まで幅広く、目標の級を選んで受験できる | 英検®準2級〜準1級程度の範囲を、全員が同じ問題で受験 |
| スコア形式 | 合否判定+英検®CSEスコア | スコア制(400点満点) |
| 受験回数 | 年3回 | 年3回 |
| 受験料(本会場、2026年度) | 級により異なる(例:2級9,000円、準1級10,400円) | 4技能15,000円、2技能6,000円 |
| 有効期限 | 大学により異なる(多くは取得後2年以内) | 取得年度とその翌年度の2年度間 |
参照:公益財団法人日本英語検定協会「TEAPの特徴とメリット」「検定料」「受験案内」
受験料や試験形式の違いからも分かるとおり、英検®は幅広い受験者層に対応した資格試験です。一方、TEAPは大学入試での活用を前提に設計されています。次の項目では、両者の難易度の違いを詳しく見ていきましょう。
TEAPと英検®どちらが難しい?
英検®とTEAPで大きく違うのは、評価の仕組みです。英検®は級ごとに合格基準が定められており、目標の級を選んで対策を進められます。一方でTEAPには合格・不合格の概念がなく、受験者全員が同じ問題に取り組み、スコアで実力を示す仕組みです。
そのため、英検®2級レベルの実力にまだ届いていない受験者にとっては、TEAPの英文をより難しく感じる場合があります。TEAPと英検®のレベル対応については、次の項目でCEFR基準の換算表をもとに詳しく解説します。
参照:公益財団法人日本英語検定協会「TEAPの特徴とメリット」
TEAPは英検®何級レベル?CEFRで比較
TEAPと英検®のレベルは、文部科学省が公表するCEFR対照表をもとに比較できます。なおCEFRとは、言語の運用能力を国際的な基準で示す指標のことです。
CEFRを基準にしたTEAPと英検®の対照表
| CEFRレベル | 英検® | TEAPスコア |
|---|---|---|
| C1 | 1級(2600〜3299点) | 375〜400点 |
| B2 | 準1級(2300〜2599点) | 309〜374点 |
| B1 | 2級(1950〜2299点) | 225〜308点 |
| A2 | 準2級(1700〜1949点) | 135〜224点 |
参照:文部科学省「各資格・検定試験とCEFRとの対照表」
英検®2級を取得している場合、CEFRでB1レベルに相当し、TEAPでは225〜308点のスコア帯が同程度の英語力の目安です。より多くの大学で活用したい場合は、英検®準1級相当のB2レベル(309点以上)を目標にするとよいでしょう。
TEAP310点はどのくらいのレベル?
英検®でいえば、準1級に相当する実力の入り口です。前の表で示したとおり、TEAPでB2レベルの下限は309点であるため、310点はその1点上にあたります。
B2レベルは、専門的でない話題であれば複雑な文章の要点をつかみ、ある程度流暢にやり取りができる段階とされています。大学の講義や資料にも、部分的にはついていけるようになる目安といえるでしょう。志望大学ごとの具体的な必要スコアについては、後の章で詳しく解説します。
TEAPと英検®はどちらを受けるべき
結論からいうと、志望大学の入試でTEAPを利用できるなら、TEAPを優先して対策を進めるとよいでしょう。一方、英検®は級ごとに段階を踏んで挑戦できる試験です。英語資格に初めて取り組む方や、単位認定・推薦入試の出願資格など、大学入試以外の場面でも幅広く活用したい方には英検®が向いています。
すでに英検®準2級以上を取得している場合、TEAP対策への切り替えもスムーズに進められるでしょう。両方の対応が求められる入試方式もあるため、最終的には志望校の入試要項で確認しておく必要があります。
TEAPが使える大学は?大学別スコア目安と活用方法

TEAPは、上智大学をはじめ多くの私立大学の入試で活用できます。ただし活用方法は大学ごとに異なり、出願の条件として使われる場合もあれば、英語の得点に換算される場合もあります。志望大学によって必要なスコアも変わるため、事前の確認が欠かせません。ここでは、TEAPが大学入試でどのように使われるのか、主な大学のスコア目安とあわせて解説します。
TEAPは大学入試でどう使われる?
TEAPの大学入試での使われ方は、主に次の2パターンに分かれます。
TEAPの大学入試における主な活用パターン
| 活用パターン | 内容 |
|---|---|
| 出願資格型 | 所定のスコアを満たすことで、その入試方式への出願が可能になる |
| 得点換算型 | 入試当日の英語試験が免除され、TEAPスコアに応じた得点が「英語」の得点として付与される |
たとえば明治大学の全学部統一入学試験(農学部・経営学部・国際日本学部・総合数理学部が対象)では、TEAPスコアに応じて基礎得点が3段階に換算されます。225点で満点の8割、253点で9割、309点で満点相当という仕組みです。ただし実際に加算される点数は学部ごとの配点比率によって異なるため、志望学部の要項で必ず確認しましょう。
参照:明治大学「2026年度 一般選抜要項」
TEAPが使える主な大学とスコア目安
TEAPを活用する主な大学と方式の例
| 大学 | 活用方法の例 |
|---|---|
| 上智大学 | TEAPスコア利用方式(全学統一日程入試)で、英語の配点に応じてスコアを換算し合否判定に利用 |
| 早稲田大学 | 文化構想学部・文学部の「英語4技能テスト利用方式」で出願資格として活用(国語・地歴の2科目で合否判定)。国際教養学部では加点方式もある |
| 明治大学 | 全学部統一入学試験(農・経営・国際日本・総合数理学部)で、225点・253点・309点を境に基礎得点を3段階換算 |
| 青山学院大学 | 総合文化政策学部などで、英語資格・検定試験を出願資格として活用し独自問題で受験する方式がある |
| 立教大学 | 全学部で英語資格・検定試験の活用制度あり。方式によって「出願資格型」と「得点換算型」がある |
| 中央大学 | 学部別選抜「英語外部試験利用方式」でTEAPを含む外部試験を活用(TEAP CBTは2025年度から対象外) |
| 法政大学 | 英語外部試験利用入試で、大半の学部は出願資格として、GIS(グローバル教養学部)のみ得点換算として活用 |
| 学習院大学 | 一般選抜「プラス試験」で、理学部物理学科はTEAP210点以上を出願資格に、国際社会科学部はTEAPスコアを英語の得点に換算して活用 |
| 東洋大学 | 一般入試・共通テスト利用入試(前期、全学部対象)で、TEAP225点以上から英語科目のみなし得点に換算 |
| 日本大学 | A方式・AN方式・N方式など多数の入試方式で、TEAP225点以上を基準に3段階で得点換算(学部ごとに換算点は異なる) |
参照:各大学の入試要項(表内リンク)
対象学部やスコア基準は大学・年度によって変わることがあるため、詳細は各大学の最新の入試要項で確認してください。
上智大学に合格するにはTEAPで何点必要?
結論からいうと、上智大学は合格に必要なTEAPの最低点を公表していません。そのため「何点あれば確実に合格できる」とは言い切れません。ただし、受験生の間では300点を目指し、余裕を持って320点(8割)以上を狙うのが目安とされることが多いです。
上智大学に合格する目安
| 目標ライン | スコア(400点満点) | 目安 |
|---|---|---|
| まず目指すライン | 300点 | 全体の75%以上 |
| より安心できるライン | 320点以上 | 全体の80%以上 |
なお、2028年度入試からはTEAPスコアに代えて英検®CSEスコア(準1級・1級)も提出できるようになる予定です。制度が変わる可能性があるため、出願時は必ず最新の要項を確認してください。
TEAPの試験概要|問題構成・日程・費用・申し込み

TEAPは、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能で構成された試験です。試験は年3回実施され、受験パターンによって受験料が異なります。申し込みはすべてインターネットで完結し、TEAP IDの取得から始まります。ここでは、TEAPの問題構成から最新の日程、費用、申し込み方法までまとめて解説します。
TEAPの問題構成
TEAPは4技能それぞれで問題形式が異なります。各技能の構成を事前に把握しておくことで、対策の方向性が明確になります。
リーディング(100点満点・70分・60問)
| パート | 問題形式 |
|---|---|
| Part 1(20問) | 語彙・語法 |
| Part 2A(5問) | 図表の読み取り |
| Part 2B(5問) | 掲示・Eメールなどの読み取り |
| Part 2C(10問) | 短い英文の読み取り |
| Part 3A(8問) | 長い英文の読み取り |
| Part 3B(12問) | 長い英文の読み取り(図表含む) |
リスニング(100点満点・約50分・50問)
| パート | 問題形式 |
|---|---|
| Part 1A(10問) | 短い会話の聞き取り |
| Part 1B(10問) | 短い英文の聞き取り(講義・報道など) |
| Part 1C(5問) | 図表と組み合わせた英文の聞き取り |
| Part 2A(9問) | 長い会話の聞き取り |
| Part 2B(16問) | 長い英文の聞き取り(授業・講義など) |
※リーディングとリスニングは同時受験となります。
ライティング(100点満点・70分・2問)
| パート | 問題形式 |
|---|---|
| Task A(1問) | 課題文の要約(70語程度) |
| Task B(1問) | 図表を含む複数の情報をもとにしたエッセイ(200語程度) |
スピーキング(100点満点・約10分・4問)
| パート | 問題形式 |
|---|---|
| Part 1(1問) | 受験者自身の生活に関する質問 |
| Part 2(1問) | 受験者がExaminerにインタビューするロールプレイ |
| Part 3(1問) | 与えられたテーマに沿ったスピーチ |
| Part 4(1問) | テーマに関するQ&A |
スピーキングは1対1の面接形式で行われ、試験内容は録音されます。問題の指示文はすべて英語で書かれているため、英語の指示文に慣れておくことも対策のひとつです。
参照:公益財団法人日本英語検定協会「問題構成・見本問題」
2026年度のTEAP試験日程
TEAPは年に3回実施されます。2026年度の試験日程は以下のとおりです。
2026年度TEAP試験日程
| 回 | 試験日 | 申込期間(クレジットカード) |
|---|---|---|
| 第1回 | 7月19日(日) | 5月18日(月)〜6月17日(水) |
| 第2回 | 9月13日(日) | 7月13日(月)〜8月12日(水) |
| 第3回 | 11月22日(日) | 9月18日(金)〜10月21日(水) |
コンビニ・郵便局ATMでの支払いは、クレジットカードより申込締切日が早くなります。詳細は公式サイトでご確認ください。
大学入試で出願にTEAPスコアを使用する場合、スコアの有効期間は取得した年度とその翌年度の2年度間です。高校2年生のうちに受験しておけば、大学入試本番でも有効なスコアとして活用できるでしょう。
参照:公益財団法人日本英語検定協会「TEAP」
TEAPの受験費用
TEAPの受験料は、受験するパターンによって異なります。
TEAPの受験パターンと受験料
| 受験パターン | 測定技能 | 受験料(税込) |
|---|---|---|
| 4技能パターン | リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング | 15,000円 |
| 2技能パターン | リーディング・リスニング | 6,000円 |
参照:公益財団法人日本英語検定協会「受験案内」
大学入試でTEAPスコアを活用する場合、多くの大学では4技能パターンのスコアが必要です。出願予定の大学が2技能・4技能のどちらを求めているかを、事前に入試要項で確認しておく必要があります。
4技能パターンの受験料は15,000円と、英検®などと比べてやや高めに感じるかもしれません。ただし1回のスコアが2年度間有効なため、高校2年生のうちに受験しておけば、大学入試本番まで使い続けることができます。
TEAPの申し込みの流れ
TEAPの申し込みはオンラインで完結します。初めて受験する場合、申込期間前にTEAP IDを準備しておくとスムーズです。
TEAP申し込みのステップ
| STEP | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 1 | TEAP IDを新規登録 | 氏名・生年月日は変更不可。カラー証明写真データ(6か月以内)を準備 |
| 2 | TEAP IDでログイン | 英検IDは使用不可。必ずTEAP IDを使用すること |
| 3 | 条件の選択 | 志望校が求めるパターン(2技能・4技能)を事前に確認 |
| 4 | 試験会場を選択 | 座席数に限りがあるため、申込開始後は早めに手続きを |
| 5 | 受験料を支払う | コンビニ・郵便局ATM払いは締切が早い。支払い忘れに注意 |
| 6 | 申し込み完了 | 完了メールは大切に保管しておく |
| 7 | 受験票を印刷 | 郵送されないため、自分でWebサイトからA4印刷すること |
| 8 | 試験当日 | 受験票・身分証・HB鉛筆・消しゴムを持参(スマホ提示は無効) |
| 9 | 試験結果の確認 | リーディング・リスニングは約2週間後、ライティング・スピーキングは約3週間後にWebサイト上で公開 |
参照:公益財団法人日本英語検定協会「お申し込み」
紙の成績表は約5週間後に郵送されるため、出願スケジュールと照らし合わせながら、余裕を持って受験日を選ぶようにしましょう。
TEAP対策はいつから?スコアを伸ばす勉強法

TEAP対策は、闇雲に取り組むのではなく、目標スコアの設定から実力診断、弱点克服、実戦練習まで、順序立てて進めることが大切です。ここでは、TEAP対策を4つのステップに分けて解説するとともに、対策を始めるべき時期やおすすめの参考書についても紹介します。
TEAP対策はいつから始める?
TEAP対策は、できれば高校1年生や2年生のうちから始めるのがおすすめです。TEAPは直前の詰め込みで対応しきれる試験ではなく、アカデミックな語彙や読解力を段階的に積み上げる必要があるためです。
TEAPのスコアは取得後2年度間有効なため、高校2年生のうちに一度受験しておけば、そこから複数回チャレンジしながらスコアを伸ばし、高校3年生の入試本番までにベストスコアを提出できます。英語力は短期間で大きく伸びる科目ではないため、直前対策に頼るよりも、早めに一度受験して自分の実力を把握しておくことが有効です。
すでに英検®準2級以上の実力がある場合は、高校2年生からの受験でも十分に間に合います。一方、目標スコアと現状の差が大きい場合や英語に苦手意識がある場合は、高校1年生のうちから語彙力や読解力といった基礎を固めておくと、後の対策がスムーズに進みます。

STEP1 志望大学から目標スコアを決める
TEAP対策の第一歩は、やみくもに勉強を始めるのではなく、志望大学から逆算して目標スコアを決めることです。TEAPの活用方法は大学によって「出願資格型」と「得点換算型」に分かれ、必要なスコアも大学ごとに異なります(詳しくは前章で解説したとおりです)。
まずは志望大学の入試要項でTEAPの活用有無とスコア基準を確認し、出願できる最低ラインを把握しましょう。そのうえで、得点換算型の大学を志望する場合は、より高いスコアほど有利になる仕組みが多いため、最低ラインより少し高めの目標を設定するのがおすすめです。複数の大学を併願する場合は、その中でもっとも高いスコアを要求する大学に合わせて目標を決めておくと、対策の方向性に迷いが生じません。
STEP2 見本問題で現在の実力を確認する
目標スコアを決めたら、次は見本問題を使って現在の実力を確認しましょう。
公益財団法人日本英語検定協会の公式サイトでは、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングすべての見本問題が無料で公開されています。まずはこちらに目を通し、出題形式や英文の難易度感を掴むところから始めるとよいでしょう。実際に解いてみることで、目標スコアと現在の実力とのギャップが技能ごとに見えてきます。差が大きい技能があれば、それが次のステップで重点的に対策すべきポイントです。
STEP3 4技能ごとに弱点を対策する
STEP2で見えた弱点は、技能に応じた対策を行うことで効率よく克服できます。
TEAP 4技能ごとの対策ポイント
| 技能 | 対策のポイント |
|---|---|
| リーディング | アカデミックな語彙を重点的に覚え、段落ごとの主張を把握する練習をする |
| リスニング | 英語のニュースや講義動画を聞き、メモを取りながら要点をつかむ習慣をつける |
| ライティング | 「主張・理由・具体例・結論」の型を身につけ、時間内に書き切る練習をする |
| スピーキング | よく出るテーマについて自分の意見を英語で話す練習を重ね、面接形式に慣れる |
TEAPは大学の講義レベルの内容が扱われるため、日常英会話より高度な語彙や表現が求められます。英字新聞やニュースサイトを読む習慣をつけると、語彙力と読解力を同時に鍛えられるでしょう。英語が難しく感じる場合は、まず日本語でSDGsや環境問題などのテーマを理解しておくだけでも、英文の読みやすさが変わってきます。
リスニングでは、日常会話だけでなく大学の講義を想定した長い英文が出題されます。聞き流すのではなく、話の構成を意識しながら聞く練習を重ねることが効果的です。
STEP4 見本問題・予想問題集で実戦練習する
TEAPは試験終了後に問題冊子がすべて回収されるため、過去に出題された問題(いわゆる過去問)は公開されていません。過去問の代わりに活用したいのが、公式サイトの見本問題と、市販の予想問題集です。
見本問題は出題形式をつかむ入り口として有効ですが、数が限られているため、STEP4では時間を計って本番形式で解く「実戦練習」に重点を置きましょう。市販の予想問題集(次の項目で紹介します)を使い、本番と同じ制限時間で通しで解く練習を重ねることが効果的です。
解きっぱなしにせず、間違えた問題の原因を分析することも欠かせません。リーディング・リスニングでは「なぜ間違えたのか」を確認し、設問タイプごとの弱点を把握しましょう。ライティング・スピーキングは、模範解答や評価基準と照らし合わせ、自分の回答の改善点を明確にすることが大切です。
TEAP対策におすすめの参考書・問題集
TEAP対策の問題集は、旺文社と教学社から発売されています。目的や学習段階に応じて使い分けるとよいでしょう。
TEAP対策におすすめの問題集
| 書名 | 出版社 | 特徴 |
|---|---|---|
| TEAP実践問題集 | 旺文社 | 予想問題2回分を収録した模試形式の問題集。CDと語彙ハンドブック付きで、本番形式の演習に向く |
| TEAP技能別問題集 | 旺文社 | 技能ごとに集中して演習できる問題集。苦手分野を絞って対策したい場合に向く |
| TEAP攻略問題集 | 教学社 | スピーキング対策も含め、TEAP全体の攻略法を解説した問題集 |
STEP4の実戦練習にはTEAP実践問題集、STEP3で見つけた苦手分野をピンポイントで補強したい場合は技能別問題集を選ぶなど、目的に合わせて選ぶことが大切です。問題集は改訂されることがあるため、購入前に最新版かどうかを出版社の公式サイトで確認しておきましょう。
TEAPのスコアを伸ばす対策塾の選び方

TEAP対策塾を選ぶ際は、料金や立地だけでなく、TEAPに特化した指導力があるかどうかを見極めることが大切です。ここでは、対策塾選びで確認しておきたい3つのポイントを解説します。
TEAPに特化した指導実績があるか確認する
英語の塾や予備校は数多くありますが、TEAPはアカデミックな英語に特化した試験であるため、一般的な英会話指導とは対策の方向性が異なります。入塾前には、TEAPや大学入試の英語外部試験に対応した指導実績があるかどうかを必ず確認しましょう。
塾のウェブサイトや体験授業で、TEAP専門のカリキュラムが組まれているか、スコアアップの実績が公開されているかもチェックしておくと安心です。
4技能すべてに対応しているか確認する
独学での対策が特に難しいのが、ライティングとスピーキングです。明確な模範解答がなく、自分では良し悪しを判断しにくい技能でもあります。添削指導や模擬面接など、客観的なフィードバックを受けられる体制が整っているかどうかを確認しておきましょう。
塾によっては一部の技能にしか対応していない場合もあるため、4技能すべてをサポートしてもらえるかどうかも入塾前のチェックポイントです。
志望大学の入試情報に詳しいか確認する
TEAPの活用方法や必要なスコアは、志望大学や学部によって異なります。単にスコアを伸ばすだけでなく、志望校の入試戦略を踏まえたアドバイスをもらえるかどうかも、塾選びの重要なポイントです。個別相談や説明会などを通じて、担当講師が志望校の入試情報にどれだけ詳しいかを確認しておくとよいでしょう。
おすすめの英語塾
ここでは、おすすめの英語に強い塾を紹介します。
トフルゼミナール

上智大学受験の王道とも言える英語教育に特化した専門塾です。最大の強みは、上智入試の合否を分けるTEAP対策の圧倒的なノウハウにあります。
一般的な予備校では手薄になりがちなスピーキングやライティングも、ネイティブ講師やプロ講師が徹底指導し、生きた英語力を養うことで、短期間で出願ライン(スコア300点以上)の突破を目指せます。
また、少人数制のグループレッスンと個別指導を組み合わせることで、一人ひとりの弱点を効率的に克服可能です。「英語だけで上智を勝ち取りたい」「TEAPのスコアがどうしても伸びない」という受験生にとって、有力な選択肢となるでしょう。
| トフルゼミナールの基本情報 | |
|---|---|
| 塾タイプ | 英語専門塾 |
| 指導形式・スタイル | ・個別指導(1対1) ・集団指導 |
| 料金 | お問い合わせください |
| 特徴 | 上智大学の入試英語から資格試験対策までをカバー |
| 上智大学対策 | あり |
| 合格実績 | 323名 |
| 講師の質 | お問い合わせください |
坪田塾

『ビリギャル』のモデルとなった、逆転合格専門の個別指導塾です。心理学をベースにした指導で、生徒のモチベーションを高めながら学習習慣を定着を促します。
単に勉強を教えるだけでなく、「なぜ勉強するのか」という目的意識から共有するため、E判定で心が折れそうな時でも支えになります。上智大学に必要な英語力や小論文対策も、講師との対話を通じて「自分で考える力」を養うスタイルで指導。
「勉強が大嫌いだけど、上智には行きたい」という受験生が、自分から机に向かうようになる塾です。
| 坪田塾の基本情報 | |
|---|---|
| 塾タイプ | 管理型塾 |
| 指導形式・スタイル | 個別指導(1対複数) |
| 料金 | 1時間1,640〜2,910円 |
| 特徴 | 自分で学習を進める力を身につけられる“子”別指導 |
| 上智大学対策 | あり |
| 合格実績 | 非公開(要問合せ) |
| 講師の質 | 各校舎とも6~7割の指導を正社員の講師が担当 |
以下の記事では、おすすめの英語塾について紹介していますので、あわせてご覧ください。
まとめ TEAPは知っておきたい大学入試向け英語試験の一つ

TEAPは、大学入学後に求められるアカデミックな英語力を測るために開発された試験です。英検®ほど広く知られてはいませんが、上智大学をはじめ全国の多くの私立大学、さらには一部の国公立大学でも入試に活用されており、選択肢として価値のある試験だといえます。
英検®との違いや難易度、使える大学、対策のステップまで理解できれば、やみくもに不安を抱える必要はありません。志望大学でTEAPを活用できるなら、早めに一度受験し、複数回のチャンスを生かしてスコアを伸ばしていくのが現実的な戦略です。まずは公式サイトの見本問題に目を通し、対策の第一歩を踏み出してみてください。
執筆者プロフィール
塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。
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