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英語外部試験で大学入試を有利に!種類・メリット・注意点まで完全ガイド

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大学受験
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「英語外部試験って何?大学受験に関係あるの?」

英語外部試験とは、英検・TOEFL・IELTSなど、民間団体が主催する英語能力測定試験のことです。近年、多くの大学がこれらの試験結果を入試に活用する制度を導入しています。スコアによっては出願資格を得られたり、英語の得点換算や試験免除が受けられたりと、受験を有利に進めるチャンスになります。

しかし、試験ごとに特徴や難易度が異なり、大学によって扱い方もさまざまなため、どの試験を選ぶべきか悩む受験生も多いでしょう。

この記事では、英語外部試験の主な種類とメリットや注意点、実際に英語外部試験を利用して大学に合格した人の声を紹介します。英語外部試験について詳しく知りたいという方はぜひご覧ください。

塾選ジャーナル編集部

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目次

英語外部試験とは?

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英語外部試験とは、英検®・TOEFL・IELTSなどの民間団体が主催する英語資格・検定試験のことです。大学入試において、その結果を出願資格や得点換算などに活用できる制度が広がっています。

従来の大学入試の英語試験は、主に「読む・聞く」の2技能を測るものでした。一方、英語外部試験は「読む・聞く・書く・話す」の4技能を総合的に評価します。実践的なコミュニケーション能力を測れる点が、大きな特徴です。

また、英語外部試験には「CEFR(セファール)」という共通の指標があります。CEFRとは、欧州評議会が2001年に発表した外国語能力の国際標準です。A1からC2までの6段階で英語力を示します。試験の種類が異なっても、CEFRを使えば英語力を同じ基準で比較・評価できます。

CEFRレベル レベルの目安 英検® GTE
(Advanced/Basic/Core/CBT)※2023年4月受験から
TEAP
(PBT)
TEAP
CBT
TOEFL
iBT
IELTS
C2 最上級の熟練した使用者 1級 9.0〜8.5
C1 熟練した使用者 1級 CBT:1350〜1400 375〜400 795〜800 120〜95 8.0〜7.0
B2 自立した使用者(上) 準1級 Advanced:930〜1280
Basic:1180〜1349
Core:680〜929
CBT:1180〜1349
309〜374 600〜795 94〜72 6.5〜5.5
B1 自立した使用者(下) 2級 Advanced:680〜929
Basic:930〜1179
Core:420〜679
CBT:930〜1179
225〜308 420〜595 71〜42 5.0〜4.0
A2 基礎段階の使用者(上) 準2級 Advanced:260〜679
Basic:420〜929
Core:260〜419
135〜224 235〜415
A1 基礎段階の使用者(下) 3級 Basic:260〜419
Core:260未満

※GTECスコアは2023年4月受験分から変更された閾値スコア(ベネッセコーポレーション公表)。
※出典:文部科学省「各資格・検定試験とCEFRとの対照表」(平成30年3月)、ベネッセコーポレーション「CEFR・CEFR-J閾値スコア変更のお知らせ」(2023年)

英語外部試験の主な試験と特徴を比較!

主な英語外部試験の特徴を一覧で確認しましょう。試験選びの参考にしてください。

英語外部試験の主な試験と特徴

試験名 大学受験への活用 CEFRレベル 測定技能 スコア/級 受験形式 受験頻度 有効期限 難易度の目安 運営
英検
多くの大学で活用可。合格は生涯有効
A1〜C1 4技能 1級〜5級 筆記 /CBT 年3回 / 毎(CBT) なし(合格) 5級〜1級(幅広い) 日本英語検定協会
GTEC
入試活用大学あり。主に高校の学校単位受験
A1〜C1 4技能 270〜1400点 筆記 年2〜3回 なし 中学〜高校生向け ベネッセコーポレーション
TEAP
大学受験専用設計。上智・早慶など難関大で活用
A2〜B2 4技能 200〜400点 筆記 年2〜3回 なし 大学受験レベル 日本英語検定協会・上智大学
TOEFL iBT
海外大・国内難関大で活用。留学にも有効
A2〜C1 4技能 0〜120点 CBTのみ 年複数回 2年 高め(アカデミック) ETS(米国)
IELTS
海外大・国内一部大で活用。留学にも有効
A1〜C2 4技能 0〜9.0(バンドスコア) 筆記 /CBT 月複数回 2年 高め(英国系大学向け) ブリティッシュ・カウンシルほか
ケンブリッジ英語検定
活用大学は限定的。海外進学・留学で強み
A2〜C2 4技能 A2〜C2(レベル別試験) 筆記 /CBT 年複数回 なし(生涯有効) B1〜B2が大学受験の目安 ケンブリッジ大学(英国)
TOEIC L&R
大学入試での活用はあるが少ない。就職・昇進向け
A1〜C1 2技能(L・R) 10〜990点 筆記 /CBT 月複数回 2年 ビジネス英語寄り IIBC

参考:文部科学省「各資格・検定試験とCEFRとの対照表」(平成30年3月)、ベネッセ「「GTEC」Advanced・Basic・Core・CBT タイプCEFR・CEFR-J 閾値スコア変更のお知らせ

英検®

英検®は、公益財団法人日本英語検定協会が主催する英語資格試験です。国内で最も認知度が高く、受験者数も多い試験のひとつです。

試験形式は大きく2種類に分かれます。それぞれの違いは以下の表の通りです。

英検の概要

  従来型 CBT
受験形式 筆記・面接(対面) パソコン・タブレット
実施回数 年3回 原則毎週土日
会場 全国47都道府県・学校での団体受験も可 全国の指定テストセンター
スピーキング 面接官との対面形式 マイクに向かって録音形式
結果確認 約1〜2ヶ月後 約1〜3週間後

参考:英検について英検S-CBTについて|公益財団法人 日本英語検定協会

全国47都道府県に試験会場が設けられており、学校での団体受験にも対応しています。受験機会が多く、身近な場所で受けやすい点が大きな魅力です。

英検は国内の多くの大学で、出願資格・得点換算・英語科目の免除といった形で活用できます。取得級ごとの目安は以下の通りです。

英検取得級ごとの目安

目標級 活用できる場面
準2級 優遇措置を受けられる最低ライン
2級 優遇大学が大幅に増える。共通テスト換算や加点を受けやすくなる
準1級以上 難関大・国際系学部の出願資格や英語科目免除に対応できる

取得時期は高校3年生の夏(6月の第1回試験)までが目安です。ただし大学によっては「出願時から過去2年以内のスコアのみ有効」と定めている場合があったり、取得時期を問わなかったりする大学もあるため、志望校の入試要項で有効期限を確認しましょう。

GTEC

GTECは、株式会社ベネッセコーポレーションが提供するスコア型の英語4技能検定です。正式名称は「Global Test of English Communication」といいます。

英検®のように「合否」で結果が出るのではなく、スコアで現在の英語力が数値として示される点が大きな特徴です。技能ごとにスコアが出るため、自分の得意・不得意を客観的に把握できます。

試験のタイプは、対象年齢や目的に応じて大きく3種類に分かれます。

GTECのタイプ

種類 対象 特徴
GTEC Junior 小学生〜中学1年生 タブレット受検の入門版
GTEC(中高生向け) 中学2年生〜高校生 学校受検型が基本。検定版のスコアは大学入試に活用可能
GTEC(大学生・社会人向け) 大学生・社会人 ビジネス・アカデミック英語を測定

大学入試を目指す高校生が受検するのは、主に中高生向けGTECです。さらに英語レベルに応じて4つのタイプに分かれています。

中高生向けGTECのタイプ

タイプ 対象の目安 満点 形式
Core 中学2〜3年生 840点 ペーパー型
Basic 高校1〜2年生 1,080点 ペーパー型。検定版は大学入試に活用可
Advanced 高校2〜3年生 1,400点 ペーパー型。検定版は大学入試に活用可
CBT 高校生〜 1,400点 コンピューター受検型。2025年度をもって終了

大学入試にスコアを活用したい場合は、BasicまたはAdvancedの「検定版」を受検する必要があります。学校の実力テストとして受ける「アセスメント版」は、入試証明書として認められないため注意が必要です。

GTECのスコアは、MARCHや地方国公立をはじめ多くの大学で入試に活用できます。英語科目の得点換算や出願資格として使われるケースが一般的です。

目標スコア(Advanced) 活用できる場面の目安
960点以上(CEFR B1) 一部大学で外部試験利用入試の対象に
1,120点以上 法政大学など、英語外部試験利用入試で英語1科目免除
1,190点以上(CEFR B2) 難関大・国際系学部での活用に対応しやすくなる

なお、GTECは英検と異なり合格・不合格がないため、スコアの有効期限は大学ごとに異なります。志望校の入試要項で「何点以上が必要か」「いつのスコアまで有効か」を必ず確認しましょう。

TEAP

TEAPは、上智大学と公益財団法人日本英語検定協会が共同で開発した英語試験です。正式名称は「Test of English for Academic Purposes」といいます。大学での学習・研究に必要なアカデミックな英語力を測ることに特化しており、「大学入試での活用」を強く意識して設計されているのが特徴です。

4技能(リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング)を各100点・合計400点で測定します。難易度の目安は英検®準2級〜準1級程度で、年3回実施されています。

目標スコアは以下の通りです。

TEAP目標スコアの目安

目標スコア(4技能合計) 活用できる場面の目安
135~224点(CEFR A2) 一部大学で出願資格・加点の対象に
225~308点(CEFR B1) MARCH各学部で外部試験利用入試の対象に
309~374点(CEFR B2) 上智大学・難関私大の出願・換算に対応しやすくなる

スコアの有効期間は取得した年度とその翌年度の2年度間です。志望校がTEAPを採用しているか、必要スコアとあわせて入試要項で確認しましょう。

TOEFL iBT

TOEFL iBTは、アメリカの非営利教育団体ETS(Educational Testing Service)が開発・運営する国際的な英語能力試験です。大学の講義や学術論文など、高等教育機関で必要とされるアカデミックな英語力を測ることに特化しており、世界160カ国以上・13,000以上の大学・大学院がスコアを認めています。

2026年1月の改訂により、スコアは各セクション1〜6のバンドスコア方式に変更されました。CEFRと対応しており、スコアの解釈がわかりやすくなっています。

セクション 試験時間 問題数 主な出題内容
リーディング 30分 50問 アカデミックな長文の読解
リスニング 29分 47問 講義・会話の聞き取り
ライティング 23分 12問 メール作成・アカデミックな意見記述
スピーキング 8分 11問 聞いて繰り返す・インタビュー形式
合計 約2時間

国内大学への入試では、主に難関国公立・国際系学部での得点換算や出願資格として活用されています。海外大学への出願や留学を視野に入れている場合は必須に近い試験です。

受験は年間を通じてほぼ毎週可能で、スコアの有効期限は試験日から2年間です。受験料はUS$195(為替により変動)と高めのため、国内大学のみ志望の場合は志望校の採用状況を確認してから受験を検討しましょう。

IELTS

IELTS(アイエルツ)は、ブリティッシュ・カウンシル、IDP Education、ケンブリッジ大学英語検定機構の3機関が共同で開発・運営する英語能力試験です。年間約350万人以上が受験する世界最大規模の英語試験のひとつで、スコアは各技能0〜9のバンドスコアで表示されます。

試験は目的に応じて2つのモジュールに分かれており、大学入試では主にAcademicモジュールのスコアが活用されます。

  Academic General Training
対象者 大学・大学院への進学希望者 移住・就職・職業訓練希望者
主な用途 海外大学・大学院への出願 英語圏への移住申請・ビザ取得

スピーキングが試験官との1対1の対面式で行われる点が大きな特徴です。受験形式はペーパー版とコンピューター版から選べ、コンピューター版は結果が1〜5営業日以内に出るため、出願スケジュールが迫っている場合に有利です。受験料は27,500円(税込)です。

海外留学向けのイメージが強いですが、早稲田大学・明治大学・立命館大学など、国内の多くの大学でも入試に活用できます。スコアによっては英語試験が免除されるケースもあります。

目標スコア(Overall) 活用できる場面の目安
4.0-5.0(CEFR B1) MARCH各学部で外部試験利用入試の対象に
5.5-6.5(CEFR B2) 難関大・国際系学部での換算・免除に対応しやすくなる

スコアの有効期限は試験日から2年間です。国内大学のみ志望の場合はまず志望校の採用状況を確認し、海外進学・留学も視野に入れているならTOEFLと並んで優先的に取得を検討したい試験です。

ケンブリッジ英語検定

ケンブリッジ英語検定は、Cambridge University Press & Assessmentが運営する英語資格試験で、100年以上の歴史を持ちます。世界130カ国以上で通用する国際資格で、CEFRに完全準拠したレベル別の試験体系が特徴です。

試験名 CEFRレベル 目安
A2 Key(KET) A2 英語学習の基礎固め
B1 Preliminary(PET) B1 日常的な英語を使えるレベル
B2 First(FCE) B2 大学入試・就職活動に活用できるレベル
C1 Advanced(CAE) C1 高度な英語運用能力
C2 Proficiency(CPE) C2 ネイティブに近い最上級レベル

国内での採用大学は限定的ですが、海外大学・大学院への出願では広く認められています。

最大の強みは合格証明書に有効期限がない点で、一度取得すれば大学入試だけでなく就職・キャリアアップでも長く使えます。TOEICやTOEFLのように2年ごとの再受験が不要です。海外進学・留学も視野に入れている場合に取得を検討したい試験です。

TOEIC

TOEICは、一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が運営する英語試験です。試験はスキルごとに分かれており、大学入試で活用される主な試験は以下の2種類です。

試験名 測定技能 満点 試験時間
TOEIC® L&Rテスト リスニング・リーディング 990点 約2時間
TOEIC® S&Wテスト スピーキング・ライティング 400点 約80分

TOEICは大学入試での採用校が英検®やTEAPより少なく、ビジネス・日常会話寄りの出題のため受験勉強との親和性もそこまで高くありません。まず志望校がTOEICを採用しているかどうかを確認したうえで受験を検討するのが基本です。

採用している場合、国公立大学では出願資格・出願要件、私立大学では加点や試験免除として使われるケースが一般的です。スコアの有効期限は試験日から2年間となっています。

英語外部試験のメリット!

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英語外部試験を大学入試に活用する方法は、主に4つのパターンに分けられます。

  • スコアが出願の条件になる「出願資格」
  • 試験の点数に換算される「得点換算」
  • 総合点に上乗せされる「加点」
  • 合否の判定で優遇される「合否判定での優遇」

ここでは、それぞれの特徴を詳しく解説します。

出願資格として使える

英語外部試験のスコアや級が、入試への出願条件として設定されているパターンです。一定の基準を満たしていなければそもそも出願できないため、スコア取得が受験の第一関門となります。

このパターンは、学校推薦型選抜・総合型選抜(AO入試)に多く見られます。一般選抜でも、英語外部試験利用方式として設定している大学があります。出願資格を満たすと英語試験が免除になるケースも多く、他の科目の対策に集中できるという利点があります。

以下は、2026年度入試における出願資格活用の具体例です。

大学 学部・入試方式 必要スコア
(英検の場合)
活用内容
早稲田大学 文学部・文化構想学部
一般選抜(英語4技能テスト利用方式)
英検CSE 2200点以上 出願要件。基準を満たした上で国語・地歴2教科の合計点で判定※各技能にスコア制限あり
津田塾大学 全学部
一般選抜A方式(英語外部試験利用型)
英検CSE 1950点以上(2級以上) 出願要件。基準を満たすと英語試験が免除され、スコアに応じて加点も
東京電機大学 全学科
一般選抜(前期・英語外部試験利用)
英検CSE 1728点以上(準2級以上受検) 出願要件として利用。英語受験が不要になり、数学・理科または国語の2科目で受験

参考: 2026年度入学試験要項|早稲田大学一般選抜A方式(英語外部試験利用型)|津田塾大学一般選抜(前期・英語外部試験利用)|東京電機大学

出願資格として使う場合、スコアの有効期限にも注意が必要です。多くの大学では「出願締切日から遡って2年以内」に受験したスコアのみ有効としています。高校2年生のうちにスコアを取得しておくと、受験本番に向けて余裕を持って準備できます。

得点換算される

英語外部試験のスコアを、共通テストや個別試験の英語の得点に換算して合否判定に使えるパターンです。スコアが高いほど換算得点も上がり、一定水準を超えると英語が満点とみなされることもあります。一般選抜で最も広く採用されている活用方法です。

多くの大学では、換算得点と実際に受験した英語の得点を比べ、高い方を採用する仕組みになっています。そのため、外部試験スコアを提出することで不利になることはなく、うまく活用できれば英語の負担を大きく軽減できます。

以下は、2026年度入試における得点換算活用の具体例です。

2026年度入試における得点換算活用の具体例

大学 入試方式 必要スコアの目安 換算内容
上智大学 共通テスト利用方式
(3教科型・4教科型)
CEFR B2以上(英検準1級相当など) 共通テストの外国語をみなし得点として利用。共通テストの得点とどちらか高い方を採用(英語受験は必須)
上智大学 学部学科試験・共通テスト
併用方式
CEFR A2以上(英検®2級相当など) CEFRレベルに応じて共通テストの外国語の得点に加点。加点後は満点が上限
東京都立大学 一般選抜
(外部英語検定試験利用)
最低スコア基準なし(英検®は除く) 独自の換算表で共通テスト「外国語」200点満点に換算。共通テストの得点とどちらか高い方を採用
佐賀大学 一般選抜
(英語外部検定試験利用)
英検CSE 2050点以上(2級以上) 換算表に基づき共通テスト「英語」の得点に換算。共通テストの得点より高い場合に換算点を採用

参考: 共通テスト利用方式|上智大学 入試情報学部学科試験・共通テスト併用方式|上智大学 入試情報外部英語検定試験の利用について|東京都立大学英語外部検定試験の利用|佐賀大学 入試ナビ

加点される

英語外部試験のスコアに応じて、合計点に一定の点数が上乗せされるパターンです。英語の試験自体は受験しながら、外部試験のスコアが一定基準を満たすと、さらに加点されます。スコアの水準が複数段階に分かれており、高いスコアほど多く加点される仕組みになっている大学が多いです。

得点換算とは異なり、英語試験の点数と加点が別々に計算される点が特徴です。英語の試験でも得点しつつ、外部試験スコアで上積みを狙えるため、両方で頑張ることが受験生にとって合格への近道になります。

以下は、2026年度入試における加点活用の具体例です。

大学 学部・入試方式 スコア基準(英検の場合) 加点内容
千葉大学 文・法政経・理・工ほか
一般選抜(前期日程)
英検CSE 2180点以上
(学部・スコア段階により異なる)
個別学力検査「外国語」に5〜30点を加点。学部・スコア段階により加点幅が異なる。なお、国際教養学部では一定スコア以上で外国語を満点換算
津田塾大学 全学部
一般選抜A方式(英語外部試験利用型)
加点基準Ⅰ:英検CSE 2124点以上
加点基準Ⅱ:英検CSE 2300点以上
総合点に20点または40点を加点(学科により異なる。国際関係学科・数学科は加点なし)
明治大学 経営学部
一般選抜(英語4技能試験活用方式)
英検CSE 2200点以上
(スコア段階により異なる)
スコアの水準に応じて個別試験の英語の得点に加点。出願要件を兼ねる※各技能にスコア制限あり

参考: 令和7年度入学者選抜要項|千葉大学一般選抜A方式(英語外部試験利用型)|津田塾大学経営学部入試情報|明治大学

合否判定で優遇される

大学入試では英語外部試験のスコアや資格が、合否判定において参考資料・評価要素として加味される制度があります。点数として数値化されるわけではありませんが、書類審査・面接・総合評価などの場面でプラスに評価されることがあります。

特に国公立大学の総合型選抜(AO入試)や推薦入試で多く見られる形式です。英語外部試験の取得が合否を左右する可能性があります。

大学・学部・方式 対象となる試験 優遇の内容
東北大学 全学部
AO入試Ⅱ期・Ⅲ期(総合型選抜)
英検®・TOEFL・TOEIC・IELTS・GTEC など(任意提出) 活動報告書に英語外部試験スコアを記載・添付でき、出願書類の評価(合五判定の一部)に加味される
名古屋大学 全学部・学科
学校推薦型選抜
英検®・TOEFL·IELTS·TOEIC など(任意提出) 自己評価一覧への英語外部試験スコアの任意記載が認められており、多面的・総合的な評価の参考資料として使用される
東北大学 工学部
グローバル入試Ⅰ期(総合型選抜)
英検・GTEC CBT など(CEFR B2以上が出願要件) CEFR B2以上のスコアが出願要件を兼ね、合否判定の総合評価において英語力が重視される

参考:東北大学 令和8年度AO入試Ⅱ期 学生募集要項(PDF)東北大学 令和8年度AO入試Ⅲ期 学生募集要項(PDF)名古屋大学 令和8年度入学者選抜要項(PDF)

英語外部試験を利用するときの注意点

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英語外部試験のスコアを大学入試で活用するには、いくつかの落とし穴に注意が必要です。せっかく取得したスコアが使えなかった、という事態を防ぐために、出願前に必ず以下の点を確認しておきましょう。

有効期限に注意

英語外部試験のスコアには、大学入試での利用に際して有効期限が設けられていることがほとんどです。多くの大学では「出願時点から2年以内に取得したスコア」を条件としており、それ以前に取得したスコアは利用できません。

なお、ケンブリッジ英語検定は合格すれば生涯有効ですが、大学によっては独自に取得期間を制限している場合もあるため、同様に募集要項の確認が必要です。

また、スコアの有効期限とは別に、「〇年〇月以降に受験した成績に限る」といった受験日の下限を設けている大学もあります。

高校1年・2年時に受験したスコアが3年時の出願に使えないケースもあるため、取得のタイミングには十分注意しましょう。スコアを入試に活用したい場合は、高校2年生の後半〜3年生の早い時期を目安に受験するのがおすすめです。

外部試験対策に集中しすぎない

英語外部試験のスコアが大学入試で有利に働くのは確かですが、あくまでも「プラスアルファの優遇」であることを忘れてはいけません。得点換算・加点・合否参考のいずれの制度も、英語以外の科目の得点がベースになっています。

外部試験対策に時間をかけすぎて国語・数学・理科・社会などの学習が疎かになると、本末転倒になりかねません。

外部試験のスコアを最大限に生かすためにも、まずは一般入試の科目全体をバランスよく仕上げることが大前提です。英語外部試験の対策は、英語力の底上げを通じて入試本番の英語得点にもつながるため、「英語の実力強化の一環」として位置づけるのが理想的な取り組み方といえるでしょう。

大学によって扱いが異なる

英語外部試験の活用方法は、大学・学部・入試方式によって大きく異なります。ある大学では「出願資格」として設定されており、スコアを持っていないとそもそも出願すらできません。

別の大学では「加点」や「得点換算」として使われるため、スコアがなくても受験自体は可能です。同じ試験・同じスコアでも、志望校によって受けられる恩恵がまったく異なります。

さらに、同じ大学内でも学部や入試方式が違えば、利用できる試験の種類・スコアの基準・優遇の内容がそれぞれ異なるケースも多くあります。「この試験を持っていればどこでも使える」という思い込みは禁物です。

志望校の最新の募集要項を必ず確認し、自分が受験する入試方式でどの試験が・どのスコアで・どのように使えるのかを事前にしっかり把握しておきましょう。

制度変更のリスクも

英語外部試験の活用制度は、大学側の方針によって年度ごとに変更されることがあります。

昨年度まで加点制度があった大学が翌年度に廃止するケースや、逆に新たに外部試験利用を導入するケース、スコアの基準値が引き上げられるケースなど、変更内容はさまざまです。

必ず受験年度の最新の募集要項を各大学の公式サイトから確認するようにしましょう。特に志望校が複数ある場合は、それぞれの大学の制度を個別にチェックすることが重要です。

英語外部試験に強い塾の選び方

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英語外部試験のスコアアップを目指すなら、塾・予備校選びも重要なポイントです。ただし、「英語に強い塾」と「英語外部試験に強い塾」は必ずしも同じではありません。志望試験に合わせた専門的な対策ができる塾を選ぶことで、効率よくスコアアップを狙えます。

ここでは、塾選びで確認すべき主なポイントを紹介します。

試験別対策実績があるか

英検®・TOEFL・IELTS・TEAPなど、試験ごとに出題形式・問題の傾向・求められるスキルは異なります。そのため、塾が「英語外部試験対策」を謳っていても、対応している試験の種類や指導の深さには差があります。

自分が受験予定の試験に特化した指導実績があるかどうかを、入塾前に必ず確認しましょう。

CEFRからの目標設計ができるか

英語外部試験のスコアは、多くの大学でCEFRレベルを基準に換算・判定されます。そのため、単に「英検®準1級を取る」「TOEFLで80点を目指す」というゴール設定だけでなく、「志望校が求めるCEFRレベルから逆算して今何をすべきか」を設計できる塾かどうかが重要なポイントになります。

CEFRに基づいた目標設計ができる塾であれば、現在の英語力を客的に把握したうえで、どの試験を、いつまでに、どのレベルで取得するかという具体的なロードマップを示してもらえます。入塾相談の際に「CEFRで現状と目標を提示してもらえるか」を確認しおくと、塾の指導力の目安になるでしょう。

CBT・スピーキング対策が可能か

近年、英検S-CBTやTOEFL iBT、IELTSなど、コンピューター上での受験やスピーキングを含む4技能試験も主流になっています。

しかし、塾によってはリーディング・リスニング・ライティングの指導に特化しており、スピーキングやCBT形式への対応が十分でないところも少なくありません。

スピーキングは独学での改善が難しく、適切なフィードバックなしには伸びにくい技能であるため、対応できる環境が整っているかは特に重要な確認ポイントです。

入塾前に、スピーキング指導の具体的な方法(対面練習・オンライン模擬面接・録音フィードバックなど)やCBT形式の演習環境が用意されているかを確認しましょう。4技能すべてに対応した指導ができる塾を選ぶことが、スコアアップへの近道です。

おすすめ英語塾

ここでは、おすすめの英語に強い塾を紹介します。

英会話イーオン

Aeon Logo

英会話イーオンは、大学受験に必要な英語力を総合的に高められる環境が整っています。厳選された外国人講師と日本人講師による文法・読解の丁寧な指導を組み合わせることで、「聞く・話す・読む・書く」の4技能をバランスよく強化できます。

お近くの教室を選択し、お問合せください。

無料料金を知りたい英会話イーオンの紹介ページはこちら

坪田塾

Tsubota

坪田塾は、心理学を用いた指導で学力アップを図れる学習塾です。子どもの性格を9種類に分け、それぞれの特性に合わせた言葉選びで勉強に対するモチベーションを上げていきます。

お近くの教室を選択し、お問合せください。

無料料金を知りたい坪田塾の紹介ページはこちら

以下の記事では、おすすめの英語塾について紹介していますので、あわせてご覧ください。

まとめ 英語外部試験を知って受験を有利に進めよう!

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英語外部試験には英検®・GTEC・TEAP・TOEIC・TOEFL iBT・IELTS・ケンブリッジ英語検定など、目的やレベルに応じた多様な試験があります。そして大学入試においては、出願資格・得点換算・加点・合否判定での優遇など、スコアを持っていることで受けられる恩恵は非常に大きいです。

一方で、有効期限や制度変更リスク、大学ごとの扱いの違いなど、事前に把握しておくべき注意点も多くあります。スコアを取得すれば自動的に有利になるわけではなく、志望校の最新の募集要項をしっかり確認したうえで戦略的に活用することが大切です。

英語外部試験のスコアアップを目指すなら、試験別の対策実績やCEFRに基づく目標設計、スピーキング・CBT対応など、自分の目標に合った塾・予備校を選ぶことも合格への重要なステップです。早めに準備をスタートして、英語外部試験を受験の強い味方にしていきましょう。

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