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【将来の夢がないと悩む高校生へ】夢を見つける方法と進路の考え方

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「将来の夢がないままで大丈夫なのかな」「周りはやりたいことが決まっているのに、自分だけ取り残されている気がする」

そんな不安を感じていませんか。夢を持たなければいけないとわかっていても、何が好きなのか、何をしたいのかがわからず、手が止まってしまう人は少なくありません。

まず安心してほしいのが、高校生の時点で将来の夢がなくても、問題ないということです。「高校生の半数以上が明確な夢を持っていない」という塾選ジャーナル独自の調査結果からもわかるように、やりたいことがわからないのはごく普通のことです。

この記事ではなぜ将来の夢が見つからないのか、理由を整理してからやりたいことの見つけ方、夢がない状態での志望理由の考え方や、答え方のヒントも解説します。

塾選ジャーナル編集部

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塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

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目次

高校生なのに将来の夢がないのはおかしい?

高校生の段階で、将来の夢がないことはまったく問題ありません。「夢がないのは自分だけでは?」と不安になるかもしれませんが、同じように感じている高校生はたくさんいます。

では、実際にどのくらいの高校生が夢を持っていないのでしょうか。

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2026年4月、塾選ジャーナルが22~30歳の社会人・男女100人を対象にアンケート調査を行ったところ、高校生の頃に将来の夢(具体的な職業)があったと答えた人は45%にとどまり、夢がなかったと答えた人が55%を占めました。

つまり、半分以上の人が高校生のとき、明確な夢(職業像)を持っていなかったということになります。

このデータが示すように、高校生の時点で夢がないのはごく普通のことで「自分だけが遅れている」と感じる必要はなさそうです。

H3 夢はもっとあとに見つかることが多い

高校生の段階で将来の夢が決まっていなくても、大学や社会での経験を通じてやりたいことが見えてくることも十分にあり得ます。仮に高校時代に思い描いていた夢があったとしても、実際に就いた仕事が違うというケースも珍しくありません。

今回のアンケート調査では、「夢がなかった」と答えた55%の人に「将来の夢が具体的に決まったのはいつか」も聞いてみました。

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回答では「21~25歳で将来の夢が具体的になった」と答えた人が43.6%で最も多く、次いで多かったのは「まだ決まっていない」の34.5%でした。将来何になりたいかを模索・検討しながら、日々を過ごしている大人が少なくないことが伺えます。

H3 夢がない=ダメではないと言える理由

たとえば「やりたいことを見つけなさい」と言われると、夢がない自分がダメに思えてくることがあります。しかし、そもそも高校生の段階で明確な夢を持っていなければならないという決まりはありません。

同時に高校生の時に明確な夢があったとしても、必ずしも思い通りに事が進むわけでもありません。今回のアンケートでは、「高校生の時に将来の夢が具体的にあった」と答えた45%の人に「現在、高校生のときに夢みた職業に就いていますか?」という質問もしてみました。

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「就いていない」の64.4%という数字は、夢を持っていた人もその後の経験や出会いの中で、進む道が変わっていくことを示しています。これは決してネガティブなことではなく、人生において夢や目標は更新されていくものだということのあらわれとも言えます。

つまり、高校生の時点での夢が「正解」である必要はなく、その後いくらでも見つけ直せるということです。将来の夢がないことを責めるよりも、「まだ出会っていないだけ」と捉えるほうが自然な見方ではないでしょうか。

将来の夢がないのはなぜ? その理由を整理しよう

なぜ自分には夢がないんだろうと悩んでいる人は、まずその理由を整理してみましょう。原因がわかるだけでも、気持ちはずいぶん楽になるはずです。

夢が見つからない背景には、いくつかの共通したパターンがあります。アンケート結果も見ながら、自分に当てはまるものがないか確認してみてください。原因が見えてくると、次に何をすべきか見えてくるかもしれません。

アンケート調査では「高校生の時、将来の夢がなかった理由」についても聞きました。

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夢がない理由① 自分の得意や興味を言語化できていない

アンケートで最も多かった理由が「自分の得意なことがわからなかった」で76.4%。次いで「好きなことがわからなかった」が58.2%と、どちらも過半数を大きく超えています。

やりたいことを見つけるには、まず自分を知ることが前提になりますが、それ自体が難しいと感じている人が多いようです。自由記述でも「自分に合う職業がわからなかった」「考える暇がなかった」という声が挙がり、自己理解の難しさが夢を持てない最大の壁になっていることがわかります。

<アンケートで得られた回答>

高校生のときは社会経験が少なく、職業について具体的にイメージする機会が限られていた。また、自分の得意分野や興味がまだ明確でなく、将来の選択肢を絞りきれなかったため、具体的な夢を持てなかった。 (あんさん・20代後半・女性)
目の前の出来事に必死だった。勉強、試験など忙しかったからタスク消費に時間をかけ過ぎてしまい、なかなか自分の夢まで考える心理的余裕がなかった。 (れもんさん・20代・女性)

夢がない理由② 失敗したくない気持ちが強くて決められない

「失敗が怖かった」と答えた人は、夢がなかった55人のうち5人(9.1%)

数字としては多くないものの、実際には「なんとなく諦めていた」「考えないようにしていた」という形で、失敗への恐れが夢を持つこと自体を遠ざけているケースも少なくありません。

やりたいことを口にして、うまくいかなかったときのことを想像すると、最初から決めないほうが楽に感じてしまう。そんな心理が、夢を曖昧なままにしておく一因かもしれません。

<アンケートで得られた回答>

高校生になると現実味を考えてしまって、失敗や責任感が怖くなってしまった。また、好きなことややりたいことが見つけられなかった。 (らぴさん・20代後半・女性)
考えようとしてなかったです。考える必要性と当時は見つからず何もせずとりあえずでいいやで生きてきました。 (アダムさん・男性・20代)

H3 夢がない理由③ 周りと比べて焦り、自分の気持ちが見えていない

「周りと比べてしまった」と回答したのは55人中9人(16.4%)。

自由記述でも「夢をはっきりと言っている人が羨ましかった」という声がありました。友人や同級生がやりたいことを語っているのを見ると、「自分は遅れている」という焦りが生まれます。

その焦りが強くなるほど、自分の本音よりも「それっぽい答え」を探すことに意識が向いてしまい、かえって自分の気持ちが見えにくくなっていきます。

大学に行きたいっていうのはあったけど、具体的に何をしたいかが全くわからなかった。みている世界が狭かった。夢をはっきりと言っている人が羨ましかった。 (コスモスさん・20代後半)

H3 夢がない理由④ 選択肢が多くて決められない

「選択肢が多かった」を理由に挙げた人は55人中10人(18.2%)。

自由記述でも「なりたいものが複数あり、どれが最適かピンとこなかった」という声がありました。選択肢が少なければ迷いも少ないですが、現代は職業の種類も進路のルートも多様で、かえって“自分らしい進路”がわからなくなりがちです。可能性が広がっているほど、決断のハードルも上がってしまうのです。

<アンケートで得られた回答>

なりたいものが複数あったので、どれが自分にとって最適で、やりたいことだったのかが当時はピンとこなくて迷っていたと思います。 (のんさん・女性・20代後半)

夢がない理由⑤ どんな仕事や職業があるのかわからない

将来の夢がなかった理由で「その他」と答えた20%の中には、「どんな仕事があるのかよくわからなくて…」という声もありました。

アンケートの自由記述でも、「職業の名前や仕事内容を知らなかったため、目指すものがわからなかった」「社会経験が少なく、職業を具体的にイメージする機会が限られていた」といった回答が寄せられています。

高校生が日常で触れられる職業の情報は限られており、知らない職業には「なりたい」という気持ちも生まれません。夢がないのではなく、選択肢をまだ知らないだけかもしれません。

<アンケートで得られた回答>

職業の名前や仕事内容、働いている場所など具体的な部分を知らなかったため、目指すものがわからなかった。 (みみさん・20代後半・女性)

将来の夢・やりたいことの見つけ方

夢が見つからない理由にアタリを付けることができたら、次は実際にアクションしてみましょう。ここで紹介するのは、どれも今日から気軽に始められることばかりです。

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① 好き・苦手をスマホのメモに書き出す

まずは自分の「好き」と「苦手」を、スマホのメモアプリに書き出してみましょう。ノートでも構いませんが、スマホのメモ機能なら思いついたときにすぐ書けるのでおすすめです。

このとき、名詞ではなく動詞で書くのがコツです。「音楽」ではなく「洋楽を聴きながら訳詞を読むのが好き」というように、自分が何をしているときに心が動くかを意識してみましょう。動詞で書くことで、やりたいことのヒントが見つかりやすくなります。

  • 好き:動画で海外情報を効率よく得る/音楽を聴きながら作業に没頭する
  • 苦手:人前で即興で話すこと/長時間同じ作業を繰り返すこと

思いつくまま並べるだけでOKです。5個でも10個でも、数が増えるほど自分の傾向が見えてきます。好きなことだけでなく、苦手なことがわかると、避けた方がいい分野の判断材料になります。消去法も進路選びで有効な方法です。

② 好きを深掘りしてやりたいことのヒントを探す

書き出した好きなことを、もう一段階掘り下げてみましょう。

たとえば、動画を見るのが好きという場合、なぜ好きなのかを考えてみます。映像の世界観に引き込まれるのが好きなのか、情報を効率よく得られるのが好きなのか、によって向いている仕事や分野は変わってきます。

好きの理由を言葉にしていくと、自分が何に価値を感じているのかが少しずつ見えてきます。完璧な答えは出なくて構いません。なんとなく「こういうことが好きかも」という輪郭が見えれば十分です。

③ 適性・適職診断をヒントにしてみる

適職診断や性格診断をやってみたことがある人も多いのではないでしょうか。こうした診断ツールはネットでも多数公開されていて、手軽で便利です。しかし結果を答えとして、そのまま受け取るのはおすすめしません。

診断はあくまで、自分の傾向を知るためのヒントです。大切なのは、結果を見て「たしかにそうかも……」「違うと思うけどな……」と意識することです。先ほどのメモと照らし合わせて、もし一致する部分があれば、それがあなたの傾向かもしれません。

一つの診断に頼りすぎず、複数の結果をヒントの一つとして活用するのがコツです。

④「興味のきっかけ表」から直感で選ぶ

「やりたいことが浮かばない」のは、単にどんな仕事があるかを知らないだけかもしれません。まずは深く考えず、次の表をパラパラと眺めて「これなら嫌いじゃないかも」「ちょっと気になる」と思うものを直感で探してみましょう。

<【完全版】直感で選ぶ!「興味のきっかけ」引き出し表>

あなたの「好き・気になる・本音」は? 具体的な職業・進路の例
大好きな動物に囲まれて働きたい! 獣医師、動物看護師、トリマー、飼育員、ドッグトレーナー、ペットショップ店員
世界を舞台に、海外とかかわりたい! 客室乗務員(CA)、通訳、商社マン、日本語教師、外交官、海外NGOスタッフ
「ありがとう」が原動力!誰かの支えになりたい 看護師、介護福祉士、保育士、心理カウンセラー、消防士、救急救命士
自分のセンスで、世界を美しく彩りたい! 美容師、ネイリスト、ファッションデザイナー、メイクアップアーティスト、スタイリスト
快適な空間や、理想の家を作りたい! 建築士、インテリアコーディネーター、空間デザイナー、大工、家具職人
最新技術やAIを使いこなしたい! AIエンジニア、データサイエンティスト、ホワイトハッカー、ドローンパイロット
SNSや動画、ネットの世界が好き! 動画クリエイター、SNSマーケター、WEBデザイナー、インフルエンサーマネージャー
家やカフェで、静かに自分のペースで働きたい プログラマー、WEBライター、翻訳家、イラストレーター、校正・校閲
「夢は社長!」将来はお金持ちになりたい! 起業家、経営コンサルタント、公認会計士、投資家、営業職
体を動かすこと、スポーツが大好き! スポーツトレーナー、体育教師、インストラクター、プロ選手、審判

⑤ 気になる仕事を5つ調べる

上の表で少しでも気になる仕事を5つ調べてみましょう。調べ方はシンプルで構いません。「〜の仕事 1日の流れ」「~の仕事に向いている人」などで検索するだけでも、仕事のイメージがつかめます。

このとき大切なのは、これに決めようと思わなくていいということです。調べた結果「なんか違うな」と感じたら、それも立派な収穫です。合わないものがわかれば、やりたいことを絞る材料になります。

また図書館や書店に行けば職業をテーマにした辞典仕立ての書籍も売られています。イラスト付きで浅く広く、わかりやすく解説している本も多いので、手始めに読んでみましょう。

⑥ 気になる仕事や学校を体験・見学してみる

ネットで調べるだけでは限界があるので、実際に足を運んでみましょう。気になる学校であれば体験入学やオープンキャンパス、気になる仕事であれば学校のキャリア担当の先生に相談して、見学や体験に参加できる場合があります。

実際に現場の雰囲気や働いている人の様子を見ると、「自分に合うかも」「ちょっと違うな」という感覚が生まれます。


この感覚は意外と大切です。パンフレットやWebサイトでは好印象だったのに、実際に行ってみたらピンとこなかったというケースもあります。逆に、あまり期待していなかった場所が意外としっくりくることもあります。

将来の夢がなくても進路は決められる

将来の夢を探しながらも、進路を決めるタイミングが迫ってきて焦っている人もいるかもしれません。ただ、将来の夢がなくても進路は決められます。ここでは、将来の夢がない段階でも使える進路の考え方を紹介します。

高校生が選べる進路の種類

高校卒業後の進路は、大学進学だけではありません。大学・短大・専門学校への進学、就職、留学など、さまざまな選択肢があります。それぞれ学べる内容や期間、費用が異なります。

まずは自分がどんな分野にに興味があるかを大まかに把握しておきましょう。そしてその興味と重なる面が、進路先にどれくらいあるのか把握するだけでも、選択の基準が増えるはずです。

興味があることから進路を選ぶ

進路選びは、将来なりたい職業から逆算して決めるだけではありません。「なんとなく気になる」「嫌いじゃない」くらいの感覚から、進む分野を検討するケースも一般的です。

日常のなかで「少し面白いかも」と感じることや、「つい時間を使ってしまう」ことを手がかりに、進路の方向性を探ってみましょう。

選択肢の広さで進路を選ぶ

それでも迷うときは、将来の選択肢がより広がる進路を判断基準にしてみてください。今の段階でやりたいことが見つかっていなくても、将来の選択肢が広い進路を選んでおけば、あとから方向修正しやすくなります。

今正解がわからないなら、あとから選び直せる道を選ぶこと。これが、夢がない段階での進路選びの一つの考え方です。

将来の夢がないときの志望理由の考え方

進路がある程度絞れてきたとき、次にぶつかりやすいのが志望理由です。志望理由は大学や専門学校の出願書類、就職であればES(エントリーシート)や面接など、多くの場面で問われます。

「将来の夢もないのに、志望した理由なんて書けない」と感じている人も多いのではないでしょうか。しかし志望理由とは、「将来こうなりたいから」という夢の宣言ではなく、「なぜここを選んだのか」という選択の理由です。

夢がなくても、「なんとなく興味がある」「調べてみたら面白そうだった」「この環境で学んでみたい」という気持ちは誰にでもあるはずです。志望理由はそこから出発できます。

志望理由に具体的な「将来の夢」は必須じゃない

面接官や採用担当者が知りたいのは「なぜここを選んだのか」「入学・入社後に何をしたいのか」という動機と意欲です。具体的な職業名が答えられるかどうかよりも、自分なりの興味や関心、学びたい理由が自分の言葉で伝わるかどうかのほうが、志望理由としての説得力につながります。

※ただし総合型選抜など一部の入試方式では、明確な将来のビジョンが評価の重要な対象となる場合があります。将来のビジョンの考え方を知りたい人には「総合型選抜の個別指導塾・洋々の監修記事一覧」がおすすめです。

出発点は、日常の小さな気づきや授業での発見、身近な出来事への関心で十分です。「なんとなく気になっていた」「調べたら面白かった」という入口でも、そこに「だからこの学校・仕事を選んだ」という文脈が加われば、立派な志望理由になります。

大切なのは「夢があるかどうか」ではなく「自分の言葉で語れるかどうか」です。

自分らしい志望理由、そのきっかけの見つけ方

ステップ④の表で気になる分野は見つかりましたか? 次はその「気になる」を、あなただけの『志望理由』に変えていきましょう。

志望理由に必要なのは、立派な夢ではなく「心が動いた小さな瞬間」です。それは違和感でもいいです。例えば、次のような経験に心当たりはありませんか?

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 最近、気になったニュースや出来事はあるか?

環境問題、テクノロジーの進化、ファッションニュースなど、少しでも引っかかりを感じたニュースが、あなたの興味の入り口です。

例) AIや生成ツールの急速な普及と、仕事への影響 インバウンドの増加と地域経済の盛り上がり 地域医療・介護現場での人手不足問題 プロスポーツ・トレーナーによる仕事の流儀 人気ドラマや映画のファンマーケティング SNSでバズったコンテンツの企画・制作の仕組み eスポーツの競技化と大会運営の広がり 好きなファッションブランドのサステナブルな取り組み

ニュースや時事の話題は、志望理由のきっかけになります。

例) AIや生成ツールの普及への関心 ➡ 情報工学やビジネス系の大学・学部 医療・介護の人手不足への関心 ➡ 医療・福祉系の専門学校 ファンマーケティングへの関心 ➡ メディアやマーケティング・広報系の仕事

「なんとなく気になる」という感心を、関わりたい分野につなげてみましょう。

授業や学校生活で、「面白い」「うれしい」と感じた瞬間はあったか?

好きな教科でなくても構いません。「なぜそうなる?」と疑問を感じた瞬間や、「もっと知りたい!」と思った場面が、志望理由のきっかけになります。

例)

  • 数学の授業で統計を分析したら、社会の動きと完全一致していて驚いた
  •  国語の授業で自分なりの解釈を答えたら「新しい視点だね」と先生に褒められた
  • 英語の授業でALTと会話し、意図がきちんと伝わったのがうれしかった
  • 美術の制作作品を友人に褒められ、表現することがもっと好きになった
  •  文化祭の企画を提案したら採用され、当日お客さんに喜んでもらえた
  • プログラミングの授業で作ったコードが、IT企業のプロググラマーに褒められた
  • 調理実習で栄養バランスを考えたメニューを考案し、実際に採用された
  • 生徒会活動で提案した改善策が実際に採用され、学校の校則が変わった

授業や学校生活での体験が、志望理由のきっかけになります。

例)

  • データ分析に面白さを感じた➡ 統計や経済が学べる大学・学部 
  • 表現で人に喜ばれた経験がある ➡ デザインやメディア系の大学・学部
  • 企画や提案が形になった達成感 ➡ 経営やマーケティングができる仕事

「褒められた」「採用された」「喜んでもらえた」という小さな成功体験は、「得意」「好き」を見つけるヒントになります。

日常生活のなかで、不便だと感じたことや解決したいと思ったことはあるか?

身近な課題への関心が、学びたい分野や職業への興味につながることがあります。

例)

  • 祖母がスマートフォンの操作に困っているのを見て、UI設計に関心を持った
  • 家族が病気になったとき、医療費や手続きの複雑さに疑問を感じた 
  • 食品ロスの多さに気づき、無駄をなくす仕組みを考えるようになった
  • 外国人旅行者が道に迷っているのを見て、言語の壁をなくす方法に興味を持った
  • アルバイト先の非効率な作業を見て、業務改善や自動化に関心を持った
  • SNSで誤情報が拡散されるのを見て、正確な情報を届ける仕組みに興味を持った
  • 好きなゲームをもっと流行らせたくて、プロモーションや広報に興味を持った
  • 音楽や映画に感動した経験から、人の心に届くコンテンツを作りたいと思った

日常生活での気づきや不満も、志望理由のきっかけになります。

例)

  • 身近な人の困りごとを何とかしたい➡ IT・福祉・医療系の仕事
  • 食品ロスやフェイクニュースを何とかしたい➡ 環境・メディア系の大学・学部
  • ゲームや音楽・映画に関わりたい➡ クリエイティブ系の専門学校

「なんとかしたい」「もっとよくなればいいのに」「関わりたい」という気持ちが、志望理由のきっかけになります

志望理由のきっかけは、日常のなかにあることが多いです。特別な体験や感動的なエピソードがなくても、次のような問いに答えることで、志望理由の原点になる言葉が見つかります。

3つの問いを通じて出てきた言葉や気持ちが志望理由の「きっかけ」です。そのきっかけをもとに、「なぜこの学校・仕事を選んだのか」「ここで何を叶えたいのか」を順番に言葉にしていきましょう。

なにか特別な「将来の夢」がなくても、日常の気づきや体験に志望理由のきっかけが潜んでいます。

きっかけを志望理由に変える3つのステップ

きっかけを3ステップで志望理由に整えましょう。

STEP1 きっかけを一言で言葉にする
・〇〇を見て気になった
・〇〇の経験から興味を持った
 ➡切り口を一文にまとめる

STEP2 この学校・仕事を選んだ理由をつなげる
・その関心を深めるために、〇〇が学べるこの学校を選んだ
➡きっかけと志望先の特徴を結びつける

STEP3 ここで叶えたいことを添える
・入学後は〇〇を学び、〇〇に活かしたい
➡方向性を加えるだけで、志望理由になる

ステップ1~3で志望理由の軸ができたら、あとは必要なフォーマット(提出様式・伝達方法)に合う形にブラッシュアップしていきましょう。

\詳しい志望理由の書き方はこちら/

250730 Eye001 志望理由書

まとめ まだ将来の夢がなくても大丈夫。時間をかけて少しずつイメージしていこう

高校生の時点で将来の夢がないことは、まったく問題ありません。アンケート調査で55%もの人が「高校生のとき、将来の夢がなかった」と回答したように、今の段階でやりたいことがわからないのはごく普通のことです。

また将来の夢がなくても、興味や選択肢の広さを軸にすれば進路は決められます。将来の夢が見つからない背景には、失敗への不安や周りとの比較、選択肢の多さなどがありますが、それも自然なことです。好き・苦手を書き出したり、気になる進路を調べたり、できることを少しずつ始めて方向性を具体的にしていきましょう。

進路を選ぶ際に一番避けたいのは、正解にこだわりすぎて何も動けなくなることです。完璧な答えは最初から見つかりません。まずはスマホでメモを書く、気になる仕事をひとつ調べる、選択肢の広さを意識するなど、今日できることから少しずつ始めてみてください。

その積み重ねが、将来の自分につながる道をきっと広げてくれます。

執筆者プロフィール

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