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内申点とは?上げ方のコツから高校受験の仕組みまで現役塾講師が徹底解説【47都道府県対応】

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高校受験
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内申点とは、通知表の評定を点数化したもので、高校受験の合否に直結する指標です。テストの点数だけでなく、授業態度や提出物も評価されます。都道府県によって計算方法が異なり、副教科が2倍換算される地域もあるため、早めに仕組みを把握しておくことが大切です。

この記事では、ダーウィン進学教室・若井雄司先生の監修のもと、47都道府県の計算方法・上げ方・公立私立の違いまで解説します。今日から実践できる内容をまとめました。

塾選ジャーナル編集部

編集部

塾選ジャーナル編集部

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

若井雄司

監修者

若井雄司

海城高校から早稲田大学理工学部に入学。卒業後は大手ゼネコン勤務を経て進学塾の講師となる。多くの家庭と接点をもつ中で、生活環境や親子関係が学力へ及ぼす影響を痛感し、地域の教育を支えたいという熱い想いから独立。2017年にダーウィン進学教室を設立。学生時代から続けているブレイクダンスで世界1位となった経験を持つ。愛車はLEXUSで二児の父。監修書籍『最強の内申対策 中学実技(シグマベスト)』

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目次

内申点とは? まず知っておきたいキホン

内申点とは?高校受験の仕組みから評価の上げ方まで現役塾講師が徹底解説【47都道府県対応】

内申点とは、中学校の通知表に記載された各教科の評定を点数化したもので、高校受験の合否判定に使われる指標です。 正式には「調査書点」とも呼ばれ、中学校の校長が作成する「内申書(調査書)」をもとに算出されます。

高校受験では、この内申点と当日の学力検査(入試本番の点数)を合算して合否が判定されます。 つまり、どれだけ入試当日に実力を発揮できても、内申点が低ければ合格が遠のくことも。 テストの点数だけ頑張ればいい、というわけではないのです。

内申点の計算方法は、一般的に「9教科×5段階評価」をベースにしています。 国語・数学・英語・理科・社会の主要5教科に加え、音楽・美術・技術家庭・保健体育の副教科4教科を合わせた9教科が対象。 すべての教科を5段階で評価した場合、満点は9×5=45点になります。

ただし、この計算方法はあくまで一般的な仕組み。 実際の計算式や主要教科・副教科の配点の重みづけは都道府県ごとに異なり、たとえば副教科を2倍換算する地域もあります。 同じ通知表の評定でも、住んでいる地域によって内申点が変わることがあるため、自分の地域の計算方法は必ず確認しておきたいところです。

内申点はどれくらい重要?公立高校・私立高校の違い

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内申点がどれくらい重要かは、志望校が公立か私立かによって大きく変わります。 一口に「内申点が大事」といっても、その重みは学校の種類によってまったく異なるため、まずはそれぞれの仕組みを押さえておきましょう。

公立高校は内申点が合否を大きく左右する

公立高校の入試では、内申点の影響が特に大きくなります。 多くの都道府県で「内申点+当日の学力検査」によって合否が決まる仕組みになっており、内申点が一定の基準を下回ると、当日どれだけ高得点を取っても合格が難しいケースも少なくありません。

内申点と学力検査の配点比率は都道府県によって異なりますが、内申点が3〜5割を占めることも珍しくなく、「当日勝負」だけでは乗り越えられない壁になることがあります。 特に人気の高い公立校ほど内申点の基準が高くなりやすいため、早い段階から意識しておくことが大切です。

若井先生のアドバイス

私立高に比べ、公立高は理社の2教科の勉強が必要な上、内申点も満遍なく上げていくという、いわゆるトータル・コーディネートを求められます。

私立高校では「内申基準」を満たすことが重要になる

私立高校特有の入試制度

私立高校では、公立ほど内申点が合否を直接左右するわけではありません。 ただし、「内申点がまったく関係ない」かというと、そうでもないのが実情です。 私立特有の入試制度として、併願優遇と単願推薦を理解しておくことが重要です。

私立高校特有の入試制度 特徴
併願優遇 ・私立高校→「すべり止め」第一志望の公立高校も受けられる
・内申点が足りないとそもそも利用できない
単願推薦 ・私立を第一志望として推薦入試で受験する
・内申基準さえクリアしていれば合格の可能性が高くなる

併願優遇とは、私立高校を「すべり止め」として受験しつつ、第一志望の公立高校も受けられる制度です。 ただし、学校が定める内申基準を満たしていることが出願の条件となるため、内申点が足りないとそもそも利用できません。

単願推薦は、その学校を第一志望として推薦入試で受験する制度です。 合格した場合は入学が前提となりますが、内申基準さえクリアしていれば合格の可能性が高くなるため、学力検査が苦手な生徒にとっては有力な選択肢になります。

いずれの制度も、学校ごとに設定された内申基準が出願の前提条件になっている点がポイントです。 「オール3以上」「9教科合計27以上」など、基準の設け方は学校によってさまざま。 私立を検討している場合は、早めに各校の基準を調べておくと安心です。

若井先生のアドバイス

単願・併願以外にも、内申基準を満たす場合に当日点へ加点される制度を設けている私立高校もあります。 たとえば法政大学高校では、内申点が40以上の場合に当日点へ30点が加算されるなど、内申点が高いほど有利になる仕組みを採用している学校もあるので注意しておきましょう。 志望校の入試要項は、加点制度の有無も含めて細かく確認することをおすすめします。

内申点が低い場合の進路選択

内申点が思うように上がらなかった場合でも、進路の選択肢がなくなるわけではありません。 大切なのは、自分の状況に合った戦略を早めに立てることです。

項目 公立高校 私立高校
内申点の影響 大きい(合否に直結) 制度による(推薦は必須・一般は不問が多い)
内申点が低い場合の戦略 学力検査重視型の選抜枠を狙う 一般入試で当日点勝負
メリット 個性に重きを置いた自由な校風 内申基準を気にせず受験できる学校もある
注意点 内申点の比重が高い学校は不利になりやすい 一般入試は競争が激しくなりやすい

内申点が低いことを「もう手遅れ」と捉えるのではなく、「どのルートで受験するか」を考えるきっかけにしてみてください。 状況を正しく把握したうえで動けば、まだまだ十分に間に合います。

若井先生のアドバイス

私立高無償化により、費用面のメリットは薄くはなりました。 学校の特色にもよりますが、個性に重きを置いた自由な校風がメリットとなる公立高が多いです。

内申点にかかわるの? 「内申書」に書かれる評価項目

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内申書(調査書)に記載されるのは、教科ごとの5段階評定だけではありません。 日常の学校生活全体が記録される公文書であり、そのすべてが受験校に届きます。 「テストさえ良ければ大丈夫」と思っていると、思わぬところで足を引っ張られることも。 内申書に何が書かれるのかを正確に把握しておきましょう。

主な記載内容は以下の通りです。

  • 教科ごとの5段階評定
  • 「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3観点別評価(A・B・C)
  • 欠席・遅刻・早退の日数
  • 学校行事や委員会・部活動などの特別活動の記録
  • 学校外での資格・検定・表彰の実績
  • 担任教師による総合所見

また、内申書は校長が最終決裁を行う公文書であり、原則として生徒・保護者への事前開示はされません。 内申書の詳細については、以下の記事で詳しく解説しています。

合否を左右する「欠席日数」と「行動の記録」

内申書には、3年間の欠席・遅刻・早退の日数がそのまま記載されます。 病気や事故など、やむを得ない理由であっても数字として残るため、高校側がどう判断するかは学校によって異なります。 特に公立高校では、欠席日数が一定の基準を超えると審査の対象になるケースもあるため、注意が必要です。

また、「行動の記録」として、基本的な生活習慣・自主性・協調性・責任感といった項目について「十分満足できる」「おおむね満足できる」といった段階で評価が記載されます。 これはテストの点数とは無関係に、日常の言動や学校生活への取り組み姿勢が評価対象になるということです。 授業中の態度や学校行事への参加姿勢が、思わぬ形で合否に影響することを覚えておきましょう。

部活動や委員会は「加点」になるのか?

結論からいうと、部活動や委員会活動が内申点(評定)に直接加点されることはありません。 ただし、内申書の「特別活動の記録」欄に、所属した部活動・委員会・学校行事での役割などが記載されます。

この記録が合否に与える影響は都道府県・高校によってまちまちです。 公立高校の一般選抜では評定や学力検査が中心で、特別活動の記録が直接点数に換算されることは少ない傾向があります。

一方、推薦入試や私立高校の審査では、リーダーシップや継続力を示す材料として評価されることも。 なお、私立高校の中には部活動の実績(特にスポーツ・文化活動での受賞歴など)を内申基準への加点対象としているケースもあります。 「加点にはならないが、プラスの印象を与える可能性がある」という認識が現実に近いでしょう。

英検3級で「+1点」? 検定の優遇制度と具体例

英検・漢検・数検などの資格・検定の取得が入試に有利に働く制度は、都道府県・学校によって大きく異なります。

公立高校では、埼玉県のように調査書の「特別活動等の記録」として英検の取得級が点数化され、加点対象となる学校が多い都道府県がある一方、東京都・神奈川県・兵庫県など直接の加点制度がなく、調査書への記載や参考資料としての活用にとどまる地域もあります。

特に大阪府では、英検2級取得者の英語の学力検査得点を80%保証、準1級以上で満点(100%)として読み替える制度を府教育委員会が公式に定めており、全国でも特に手厚い優遇制度として知られています。

参考:令和6年度大阪府公立高等学校入学者選抜実施要項(PDF) | 大阪府教育委員会、令和8年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における各高等学校の選抜基準埼玉県教育委員会

私立高校では、多くの学校が英検・漢検・数検の取得に応じた加点制度を設けており、内申基準に数ポイント届かない場合でも、英検準2級取得などで加点を受けて基準をクリアできるケースがあります。 加点の幅や対象となる資格・級は学校ごとに異なるため、志望校の募集要項で個別に確認することが必須です。

制度は年度ごとに変わる可能性があるため、必ず各都道府県の教育委員会公式サイトおよび志望校の最新募集要項でご確認ください。

都道府県別! 内申点の仕組みといつから計算されるか一覧

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内申点の仕組みは、都道府県によって大きく異なります。 「どの学年の成績が使われるか」「副教科の倍率はいくつか」「満点は何点か」この3点を自分の地域で把握しておくことが、受験戦略の第一歩です。

高校受験における内申点の計算方法は、一般的には以下のとおりです。

内申点の計算方法
評価される対象学年の教科×5段階評価
=内申点

なお、2026年度入試から制度が変わる都道府県もあります。 この表はあくまで参考情報です。 必ずお住まいの都道府県・市区町村の教育委員会公式サイトで最新情報をご確認ください。

北海道・東北

都道府県 対象学年 / 副教科の倍率 計算方法・満点 備考
北海道 中1〜中3 / なし(全教科均等) 中1・中2:各×2(各90点)、中3:×3(135点)=315点満点 推薦も同じ計算方法
青森県 中1〜中3 / なし 9教科×5段階×3学年=135点満点(一般選抜) 特色化選抜では学校ごとに傾斜配点あり
岩手県 中1〜中3 / 副教科は主要5教科の1.5倍 主要5教科:中1×2・中2×4・中3×6、副教科:中1×3・中2×6・中3×9、合計660点を圧縮し500点満点 中3の評定は12月31日現在
宮城県 中1〜中3 / 副教科×2(共通選抜) 5教科の評定+副教科×2の各学年合計=195点満点(共通選抜) 5教科に0.25〜2.0倍、副教科に0.5〜4.0倍の換算率
秋田県 中1〜中3 / 副教科×2 各学年:主要5教科+副教科×2=65点、3学年合計=195点満点 2023年度入試から3年間全て対象に変更
山形県 中3のみ / なし 9教科×5段階=45点満点(一般選抜) 中1・2の成績は参考資料として考慮
福島県 中1〜中3 / 副教科×2 各学年:主要5教科+副教科×2の合計、3学年計=195点満点(一般選抜) 特別活動等を55点満点で加点する学校あり

関東

都道府県 対象学年 / 副教科の倍率 計算方法・満点 備考
茨城県 中1〜中3 / なし 9教科×5段階×3学年=135点満点 中3は1月末までの成績が反映
栃木県 中1〜中3 / なし(基本) 9教科×5段階×3学年を500点満点に換算 各高校・学科が換算方法を設定
群馬県 中1〜中3 / なし(基本) 9教科×5段階×3学年=135点満点(基本) 学校・学科により調査書の影響度が異なる
埼玉県 中1〜中3 / なし 各学年45点満点、学年比は学校により「1:1:2」「1:1:3」「1:2:3」など 中3を重視する高校が多い。特別活動等も点数化
千葉県 中1〜中3 / なし 9教科×5段階×3学年=135点満点×K値(K値は0.5〜2で各校設定) 特別活動等は最大50点加点
東京都 中3のみ / 副教科×2 主要5教科+副教科×2=65点満点(一般選抜)※3教科入試校は75点満点 推薦は9教科合計45点満点。ESAT-Jも加算
神奈川県 中2〜中3 / なし(基本) 中2:45点、中3:×2(90点)=135点満点 一部高校・学科で3教科以内×2倍の傾斜配点あり

中部・北陸

都道府県 対象学年 / 副教科の倍率 計算方法・満点 備考
新潟県 中1〜中3 / なし 9教科×5段階×3学年=135点満点 -
富山県 中2〜中3 / なし(学年で倍率差) 中2:45点、中3:×2(90点)+特別活動等15点=150点満点 特別活動等を含む
石川県 中1〜中3 / なし 9教科×5段階×3学年=135点満点(参考資料) 具体的な換算方法は各高校により異なる場合あり
福井県 中3のみ / なし 9教科×5段階=45点満点 中1・2の成績も調査書に記載されるが合否判定には不使用
山梨県 中1〜中3 / 主要5教科×2・副教科×3 3学年分の合計(後期募集)+特別活動等30点 前期募集は学校・コースにより異なる
長野県 中3のみ / なし 9教科×5段階=45点満点(後期選抜) 総合学習・特別活動の記録も資料として使用
岐阜県 中1〜中3 / なし 中1・中2:各45点、中3:×2(90点)=180点満点 -
静岡県 中3のみ / なし 9教科×5段階=45点満点 中3の2学期末(12月末)までが対象
愛知県 中3のみ(一般) / なし(基本) 9教科×5段階×2=90点満点(一般選抜) 美術科・音楽科等は傾斜配点あり。推薦は中2も参照
三重県 中3のみ / なし 9教科×5段階=45点満点(基本) 学校により傾斜配点あり

近畿

都道府県 対象学年 / 副教科の倍率 計算方法・満点 備考
滋賀県 中1〜中3 / なし 9教科×5段階×3学年=135点満点(基本) 学校により傾斜配点あり
京都府 中1〜中3 / 副教科×2(中期選抜) 前期:135点満点、中期:主要5教科+副教科×2の3学年合計=195点満点 前期は学校ごとに独自設定
大阪府 中1〜中3 / なし(学年で倍率差) 中2:45点、中3:×2(90点)=135点満点。換算時は中1×2・中2×2・中3×6の計450点に換算 学力検査と調査書活用方法が複雑
兵庫県 中3のみ(一般) / 副教科×1.875 主要5教科の合計×4+副教科の合計×7.5=250点満点(一般選抜) 内申点の比重が全国でも高い。中1・中2も参考資料に
奈良県 中2〜中3(現行) / なし(現行) 現行:中2 45点・中3×2で135点満点。2026年度から制度変更 2026年度から大幅変更予定。公式サイトを確認
和歌山県 中1〜中3 / なし 中1・中2 各45点、中3×2で180点満点 -

中国・四国

都道府県 対象学年 / 副教科の倍率 計算方法・満点 備考
鳥取県 中3のみ / なし 5教科+副教科×2=65点満点 学校により加点や傾斜配点あり
島根県 中1〜中3 / なし(学年で倍率差) 中1・中2各45点+中3×2(90点)の計180点を圧縮(51点)+特別活動9点=60点満点 特殊な圧縮計算を用いる珍しい制度
岡山県 中1〜中3 / なし(基本) 中1・中2各45点、中3は5教科×2+副教科×3で200点満点 学校間格差調整のための独自補正あり
広島県 中1〜中3 / なし 中1・中2各45点、中3は9教科×3で225点満点(学年比1:1:3) 学校により傾斜配点あり
山口県 中1〜中3 / なし 9教科×5段階×3学年=135点満点(基本) -
徳島県 中1〜中3 / 各学年の副教科×2 中1・中2・中3 5教科+副教科×2で195点満点 -
香川県 中1〜中3 / 中3の副教科×2(実質×4) 中1・中2:各45点、中3:主要5教科×2+副教科×4(130点)=220点満点 中3の成績は1月15日までが対象
愛媛県 中1〜中3 / なし 中1・中2・中3 各45点×3=135点満点 第2選抜では特別活動等も点数化
高知県 中1〜中3 / 副教科×2(各学年) 中1・中2:各65点、中3:10段階評価で130点=260点満点 中3に10段階評価を使う全国でも珍しい制度

九州・沖縄

都道府県 対象学年 / 副教科の倍率 計算方法・満点 備考
福岡県 中3のみ / なし(基本) 9教科×5段階=45点満点(基本) 学校ごとに独自の換算方法を設定
佐賀県 中1〜中3 / なし 9教科×5段階×3学年=135点満点 特別活動等の記録も点数化
長崎県 中1〜中3 / なし 中1・中2・中3 各45点×3=135点満点 -
熊本県 中1〜中3 / なし 中1・中2 45点、中3×2で180点満点 学力検査5教科は当日点で補正した数値を使用
大分県 中1〜中3 / 非公開 中1・中2各65点、中3 130点の合計260点満点(一般的) 中3は12月末日までの成績が反映
宮崎県 中3のみ / なし(基本) 9教科×5段階×3学年=135点満点 学科により特定教科の傾斜配点あり
鹿児島県 中3のみ / 副教科×20倍 主要5教科×2+副教科×20=450点満点 実技教科の比重が極めて高い県独自の制度
沖縄県 中1〜中3 / 副教科×1.5 各学年:主要5教科+副教科×1.5=55点×3学年=165点満点 特色選抜では独自の計算方法を用いる学校あり

内申点を上げる方法10選【今日からできる具体行動】

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内申点は「生まれつきの評価」ではなく、正しい行動を積み重ねることで着実に上げられるものです。 ただし、「なんとなく頑張る」だけでは変わりません。 評価される行動を具体的に把握して、意識的に実践することが大切です。

  • 観点別評価を把握して弱い観点を集中的に補う
  • 定期テストは2週間前から計画的に取り組む
  • 提出物やノートは丁寧に!
  • 小テスト・授業内課題を手を抜かずに取り組む
  • 授業では積極性を示す
  • 生徒会・部活動・ボランティアは「記録」として内申書に残す
  • 英検・漢検・数検を計画的に取得して出願を有利にする
  • 学期末の前に担当の先生へ相談する
  • 副教科こそ全力で取り組む
  • 塾・家庭教師で弱点を効率よく補う

①観点別評価を把握して弱い観点を集中的に補う

内申点が上がらない原因の多くは、「どの観点が低いか」を把握できていないことにあります。通知表には「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3観点がABC評価で記載されています。まずここを確認してください。

観点 評価が低い場合の原因 対策の方向性
知識・技能 定期テストの点数が課題 インプット量を増やし、ワーク反復で定着させる
思考・判断・表現 授業中の発言・記述問題の質が課題 発言・質問の機会を増やし、記述答案を丁寧に書く
主体的に学習に取り組む態度 提出物・ノート・授業態度が課題 提出物を期限内に丁寧に仕上げ、授業中の姿勢を改善する

3観点すべてをまんべんなく上げようとするより、最も低い1観点に集中して改善するほうが評定が上がりやすくなります。まず自分の通知表を開いて、どの観点が「B」または「C」かを確認することから始めましょう。

②定期テストは2週間前から計画的に取り組む

定期テストの点数は、内申点に直結する最大の要素です。 「前日に詰め込む」スタイルでは得点が安定しないため、2週間前からスケジュールを立て、教科ごとに優先順位をつけて動き出すのが基本。 1週目で全範囲をインプットし、2週目で問題演習と弱点補強に集中する2段階の流れを意識するだけで、取り組みの質がぐっと変わります。

特に効果的なのがワークの反復です。 1周目は理解確認、2周目で定着、3周目で解けなかった箇所だけを潰す、という流れを習慣にすると、得点が安定してきます。 「1回やった」で満足せず、自力で解けるかどうかを確認することが大切です。

③提出物は期限内・丁寧に、ノートは「見せる意識」で書く

ワークやレポートなどの提出物は、「主体的に学習に取り組む態度」の評価に直結します。 期限を守ることはもちろん、答えを写しただけの提出物は見抜かれることも多く、自力で取り組んだ痕跡があるかどうかが評価のポイントになります。

ノートも同様です。 「自分があとで見返すため」だけでなく、先生に見せることを意識した書き方を心がけましょう。 具体的には、板書はそのまま写しつつ、先生が口頭で補足した重要な言葉は別の色(例:青)でメモする、箇条書きにまとめられる内容はリスト化する、因果関係や構造を理解すべき内容は図解や矢印で整理するといった工夫が効果的です。

「きれいに書く」より「思考の痕跡が見える」ノートのほうが、授業への取り組み姿勢として評価されやすい傾向があります。 テスト後のやり直しをノートに残しておくのも、好印象につながります。

若井先生のアドバイス

提出するワークを自己採点する場合、赤字で正解を書くだけではなく、なぜ間違えたのか?どう考えるべきだったか? ポイントは何か?など、振り返って分かったことを書き込んでいくとグッと評価が上がります。

④小テスト・授業内課題を手を抜かずに取り組む

授業中に実施される小テストや確認プリントは、「主体的に学習に取り組む態度」と「知識・技能」の両観点で評価される場合があります。定期テストほど意識されませんが、積み重ねが評定に影響します。

小テスト前日に5分だけ見直す習慣をつけるだけで、満点率が大きく変わります。授業内ワークは空欄をつくらず、わからない問題は「わからなかったが調べた」痕跡を書き込むだけでも先生の印象が変わります。「どうせ小テストだから」と手を抜かず、毎回の授業を評価の機会と捉えることが、積み上げ型の内申点対策の基本です。

⑤授業では発言・発表・うなずきで積極性を示す

近年の内申評価では「思考力・判断力・表現力」と「主体的に学習に取り組む態度」が独立した評価軸として重視されています。 これらを示せる最大の場が、日々の授業です。

完璧な答えでなくても、自分の考えを言葉にしようとする姿勢が評価につながります。 発言や発表が苦手な場合は、先生の話にうなずく、グループ活動で積極的に意見を出すといった小さな行動から始めるだけでも変わってきます。 「目立ちたくない」と消極的になりすぎるのは、実はもったいない行動のひとつです。

なかでも特に効果的なのが、授業中・授業後の質問です。 「ここがわからなかった」「こう考えたのですが合っていますか?」といった質問は、内容を深く理解しようとする姿勢の表れとして先生の印象に残りやすく、「主体的に学習に取り組む態度」の評価に直結します。 質問は答えられなかったことへのフォローではなく、積極性を示す最も手軽な行動のひとつです。

若井先生のアドバイス

真面目に取り組むのはカッコ悪い、恥ずかしいと感じる年頃ではありますが、社会人になった時の同じような場面のための練習だと思って、前向きに取り組んでみて下さい。

⑥生徒会・部活動・ボランティアは「記録」として内申書に残される

部活動や生徒会活動が内申点(評定)に直接加点されることは、ほとんどの地域ではありません。ただし、内申書の「特別活動の記録」欄に活動実績が記載され、推薦入試や同点時の合否判定で参考にされる可能性があります。

特に意識したいのは以下の点です。

ポイント 内容
役職があると評価されやすい 部長・生徒会長・委員長など責任ある立場での経験は記録に残りやすく、推薦入試では評価の対象になることがあります
運動系は大会実績、文化系はコンクール実績が重要 県大会ベスト4・全国大会出場、あるいは県・全国規模のコンクールでの入賞などが評価されやすい実績です
県大会以上の実績は公立一般入試でも加点対象になる地域がある 埼玉県・千葉県・群馬県・佐賀県など、一部の都道府県では部活動の顕著な成績を点数化している高校があります
学校外活動も忘れず先生に伝える 習い事のコンクール入賞やボランティア活動などは先生が把握しにくいため、自分から担任に伝えることが大切です

「参加しているだけ」ではなく、具体的にどんな役割を果たしたか・どんな実績を残したかを意識して活動することが、内申書をより充実させることにつながります。

⑦英検・漢検・数検を計画的に取得して出願を有利にする

英検・漢検・数検などの検定資格は、取得しておくことで高校受験でさまざまな場面に活用できま す。 ただし、その効果は入試方式・都道府県・学校によって大きく異なるため、仕組みを理解したうえで計画的に取り組むことが重要です。

推薦入試・私立高校の併願優遇・単願推薦では、多くの学校が検定取得を加点対象としていま す。 内申基準にわずかに届かない場合でも、英検準2級取得などで加点されて基準をクリアできるケースがあります。 志望校の募集要項で加点項目を必ず確認しましょう。

公立高校の一般入試では、東京都・神奈川県など直接の加点制度がない地域も多い一方、埼玉県では調査書の得点として明確に点数化している高校があります。 また大阪府では英検2級以上の取得者に英語の学力検査得点を最大100%保証する制度を設けており、公立高校でも資格が大きなアドバンテージになります。

参考:令和6年度大阪府公立高等学校入学者選抜実施要項(PDF) | 大阪府教育委員会、令和8年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における各高等学校の選抜基準|埼玉県教育委員会

基本的に入試で有利になるのは3級以上で、準2級以上になるとさらに評価されやすくなります。 複数の検定を取得しても「1つ取得」とみなされる地域もあるため、まずは1つの検定で準2級以上を目指すのが効率的です。 推薦入試は一般入試より1〜2か月早いため、中学2年生のうちから取得スケジュールを逆算して動き始めましょう。

⑧学期末の前に担当の先生へ相談する

内申点の評定は学期末に確定しますが、その直前に担当の先生へ相談することは決してマイナスになりません。「今学期の自分の評価はどのあたりですか。改善できる点を教えてください」と声をかけるだけで、先生側の記憶に残り、次の評価への取り組み意欲として前向きに評価されます。

また、提出物の追加提出が可能な場合もあるため、「まだ間に合うことがあるか」を早めに確認する価値があります。相談のタイミングは定期テスト返却後から学期末の2〜3週間前が最適です。「自分から動く姿勢」そのものが、主体的に学習に取り組む態度の評価につながります。

⑨副教科こそ全力で取り組み、実技・提出物で差をつける

音楽・美術・技術家庭・保健体育の副教科は、都道府県によって2倍以上に換算される地域も多 く、内申点への影響が主要5教科に劣らないケースもあります。それにもかかわらず「どうせ苦手だから」と手を抜いてしまう生徒が多いのが実情で、ここが差をつける大きなチャンスです。

副教科の評価は、上手い・下手よりも「まじめに取り組んでいるか」が重視されます。 実技は一生懸命取り組む姿勢を見せ、提出物(鑑賞レポートや製作記録など)は丁寧に仕上げることを意識しましょう。 忘れ物や授業中の無気力な態度は、それだけで評価を下げるリスクがあります。

若井先生のアドバイス

手先が不器用だ、絵や歌は自信がないという場合は、どう工夫すればうまくなるか?を先生に聞きにいくと良いです。 それだけでも前向きな姿勢だ! と評価が上がります。

さらに一歩踏み込むなら、提出したレポートや作品にS・A・Bといったランクがつくことがありますが、Aだった場合に「あと何があればSになりますか?」と担当の先生に聞きに行くことも非常に効果的です。 上を目指す姿勢を見せること自体が評価につながりますし、次の提出物や実技で何を改善すればよいかが明確になるため、一石二鳥の行動といえます。

⑩塾・家庭教師で弱点を効率よく補う

独学では改善が難しい教科や、評定が「3」から上がらない科目がある場合は、塾や家庭教師の活用を検討することも有効な手段です。内申点対策に強い塾では学校の定期テストのスケジュールに合わせた指導をおこなっており、どの観点を強化すれば評定が上がるかをアドバイスしてもらえます。

独学で伸び悩んでいる場合は、早めにプロに相談することが、結果として最も効率的な内申点アップの近道になります。

内申点を上げる方法10選まとめ

# 行動 効く観点 難易度
観点別評価を把握して弱い観点を補う 全観点 ★☆☆
定期テストを2週間前から計画的に取り組む 知識・技能 ★★★
提出物・ノートを期限内に丁寧に仕上げる 主体的に取り組む態度 ★☆☆
小テスト・授業内課題を手を抜かない 知識・技能/主体的態度 ★☆☆
授業中の発言・発表・うなずきで積極性を示す 思考・判断・表現 ★★☆
生徒会・部活動・ボランティアを記録として残す 特別活動の記録 ★★☆
英検・漢検・数検を計画的に取得する 出願加点 ★★☆
学期末前に担当の先生へ相談する 主体的に取り組む態度 ★☆☆
副教科こそ全力で取り組み実技・提出物で差をつける 知識・技能/主体的態度 ★★☆
塾・家庭教師で弱点を効率よく補う 全観点 ★★☆

気を付けよう! 内申点が下がるNG行動

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内申点を上げる行動がある一方で、知らず知らずのうちに評価を下げている行動もあります。 「特別悪いことをしているわけじゃない」と思っていても、日常のちょっとした習慣が積み重なって評価に響くことがあります。

若井先生のアドバイス

学校でのトラブルは、内申書の「行動の記録」や担任の所見欄に影響することがあります。 例えば、友人とのケンカや授業中の問題行動、SNSでのトラブルなどは、先生の目に留まりやすく、評価に響くおそれも。

「自分は悪くない」という場面でも、トラブルに巻き込まれること自体がリスクになることもあります。 問題が起きそうな場面や人間関係には、意識的に距離を置くことが賢明です。

提出物の提出期限を1日でも過ぎてしまう

提出物の遅れは、「主体的に学習に取り組む態度」の評価を直接下げる行動です。 内容がどれだけ丁寧でも、期限を守れない時点でマイナス評価になるケースがほとんど。

「明日出せばいい」という感覚が習慣になると、複数教科にわたって評定を落とすことになりかねません。 万が一遅れそうなときは、提出前に先生へひと言伝えるだけでも印象が変わります。

授業中にぼーっとする・私語をする

授業態度は「主体的に学習に取り組む態度」の評価に直結しますが、マイナス方向にも同じように影響します。 スマホの操作、居眠り、隣の人との私語、先生の話への無反応といった行動は、やる気のなさとして評価されます。

テストの点数がよくても、授業態度が悪いと評定が上がりにくい教科があることも覚えておきましょう。

副教科の授業を「休む日」にする

体育着を忘れる、音楽の歌唱テストを適当に済ませる、美術の制作をさぼる。 副教科をなんとなく「楽な時間」として過ごしてしまうのは、内申点の観点から見ると非常にリスクの高い行動です。

副教科の換算倍率が高い地域では、副教科の評定ひとつが主要教科以上に合否を左右することもあります。

振り返りシートや自己評価を雑に済ませる

授業の終わりに書く振り返りシートや自己評価カードを「めんどくさい作業」として適当に済ませていませんか。 これらは「主体的に学習に取り組む態度」を評価するための重要な資料として、先生がしっかり確認しています。

「わかった」 「難しかった」といった一言だけでなく、何を学んだか・次にどう活かすかを自分の言葉で書くだけで、評価に大きな差が出ることがあります。 テストの点数がよくても、こうした細かい積み重ねを怠ると評定が伸び悩む原因になりかねません。

学年別!内申点の対策と戦略

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内申点への取り組みは、学年によって意識すべきポイントが変わります。 「中3になってから頑張ればいい」と思っていると手遅れになることも。 自分の学年に合った戦略を早めに把握しておきましょう。

中1は「まだ大丈夫」が一番危ない

中1の時点で内申点を意識している生徒は多くありません。 しかし、北海道・岩手・秋田・埼玉・千葉など、中1からの成績を受験に使う都道府県は少なくなく、「あの時ちゃんとやっておけば」と後悔するケースが毎年あとを絶ちません。

中1の成績が直接受験に使われなかったとしても、勉強習慣や授業への姿勢は中1から積み上げていくものです。 中3になってから急に「提出物を出す・授業に集中する」に切り替えようとしても、習慣がないまま受験勉強と両立するのは簡単ではありません。 中1の今こそ、内申点の土台を作る絶好のタイミングです。

中2は「巻き返せる最後のチャンス」と心得る

中1の内申点が思わしくなかった場合、中2は現実的に巻き返すことができる最後の学年です。 中3になると受験勉強本番が始まり、内申点の対策に割ける時間とエネルギーが限られてきます。

中2で意識したいのは、苦手教科の底上げと提出物の徹底です。 特に、中1で「なんとなく乗り越えた」教科は中2で内容が難しくなるため、早めに手を打っておくことが重要。 副教科も含めて全教科を均等に意識し、オール4を目標に据えて動けると理想的です。

若井先生のアドバイス

理社は中2から本格的な内容になります。 苦手とする生徒が多い単元を得意にしておくと、入試でも強みになります。

中3は「いつの成績が使われるか」を把握する

中3は内申点の対策と受験勉強を同時に進める必要があるため、効率が特に重要になります。 まず確認すべきは、自分の都道府県で「中3のどの時点までの成績が使われるか」です。 多くの地域では中3の1・2学期の成績が対象になりますが、1学期末までで締め切られる地域もあります。

また、2学期制(前期・後期制)を採用している学校では、前期の成績のみ、または前後期両方が対象になるケースがあります。 3学期制か2学期制かによって締め切りのタイミングが変わるため、自分の学校の制度も合わせて確認しておきましょう。

締め切りを把握したうえで、内申点が確定するまでの期間は定期テスト・提出物・授業態度の3点を最優先に。 内申点が固まった後は、当日の学力検査対策に集中するというメリハリのある動き方が、中3の受験戦略の基本です。

内申点についてよくある質問(FAQ)

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内申点にまつわる疑問は、受験生・保護者ともに共通するものが多くあります。 ここではよく聞かれる質問を解説します。

内申点が低くても高校に受かりますか?

内申点が低いからといって高校に合格できないということはありません。 ただし、戦略が必要です。

公立高校の場合、内申点と当日の学力検査を合算して合否を判定しますが、その配分比率は都道府県・学校によって異なります。 内申点の比重が低く、学力検査を重視している高校を選べば、当日点で内申点の不足を補える可能性があります。

私立高校の一般入試であれば、内申点を問わず当日点のみで合否を判定する学校も多くあります。 内申点に自信がない場合でも、学力検査対策に集中することで十分に合格を狙えるルートは残されています。

内申点がオール3だと偏差値はどれくらいですか?

オール3の偏差値の目安は、40〜45程度とされています。 「3が平均だから偏差値50では?」と思いがちですが、現在の成績は「絶対評価」で付けられているため、4や5を取る生徒の割合が1や2を大きく上回っています。 その結果、内申点の実質的な平均は3よりも高く、オール3は平均以下に位置することになります。

ただし、内申点と偏差値は直接イコールではありません。 内申点が低いても当日の学力検査で高得点を取れれば、偏差値50以上の高校を目指せるケースも十分あります。 また、主要5教科がオール3でも副教科が高い場合など、教科の内訳によっても実際の学力との乖離が生まれます。

※偏差値との対応はあくまで目安であり、地域・学校・年度によって異なります。

偏差値50は内申点だと何点くらいですか?

これも地域によって大きく異なるため、一概には言えません。 たとえば東京都の都立高校(一般選抜)では内申点と学力検査の比率が3:7で、内申点の影響が比較的小さいため、内申点がやや低くても当日点で巻き返しやすい構造です。 一方、兵庫県のように内申点の比重が高い地域では、内申点が合否を大きく左右します。

目安として、偏差値50前後の公立高校を狙う場合、内申点はオール3以上・できればオール3と4の真ん中(平均3.5前後)程度を確保しておくと、当日点との兼ね合いで現実的な選択肢が広がります。 志望校が決まったら、その高校の内申点と当日点の比率・合格者の内申点の目安を個別に調べることを強くおすすめします。

まとめ 内申点は「仕組み理解+行動」で変えられる

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内申点は、テストの点数だけで決まるものでも、生まれつきの評価でもありません。 仕組みを正しく理解したうえで、日々の行動を少しずつ変えていくことで、着実に上げられるものです。

大切なのは、「なんとなく頑張る」ではなく「何が評価されているかを知って動く」こと。 定期テストの準備、提出物の丁寧さ、授業への姿勢、副教科への向き合い方――どれも特別なことではなく、今日から始められる行動ばかりです。

また、内申点の仕組みは都道府県によって異なります。 対象学年・計算方法・副教科の倍率は地域差が大きいため、まず自分の地域のルールを把握することが、受験戦略の出発点になります。

「内申点が低いから無理」と諦める必要はありません。 仕組みを知り、自分の状況に合った戦略を立てれば、まだまだ動ける余地は十分にあります。 この記事を読んだ今日が、そのスタートラインです。

若井先生のアドバイス

内申を上げるための行動は、「何でもできる優等生になれ」とか「真面目な生徒になれ」ということではないです。自分の興味関心、向上心や努力を内部に留めておくのではなく、「他者から見える形にする」工夫や几帳面さを求められているのです。

社会に出たら「給与の額」という評価に変わります。今からできる、社会人になるための訓練だと思って、
楽しみながら取り組んでいきましょう。

執筆者プロフィール

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編集部
塾選ジャーナル編集部

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

監修者プロフィール

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ダーウィン進学教室代表
若井雄司

海城高校から早稲田大学理工学部に入学。卒業後は大手ゼネコン勤務を経て進学塾の講師となる。多くの家庭と接点をもつ中で、生活環境や親子関係が学力へ及ぼす影響を痛感し、地域の教育を支えたいという熱い想いから独立。2017年にダーウィン進学教室を設立。学生時代から続けているブレイクダンスで世界1位となった経験を持つ。愛車はLEXUSで二児の父。監修書籍『最強の内申対策 中学実技(シグマベスト)』

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