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総合型選抜で評定がいらない大学|国公立・私立を地域別で紹介【2027年度受験】

更新日:
大学受験
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「評定平均が足りない……自分でも出願できる総合型選抜の大学はないのか」と不安に感じている人もいるかもしれません。しかし、総合型選抜を実施している大学の中には、評定平均を出願条件にしていない大学・学部もあります。評定が低くても、出願できる可能性は十分にあります。

ただし、「評定いらない」は「成績を一切見ない」という意味ではありません。評定条件がない大学でも、調査書の提出が求められたり、志望理由書・面接・小論文・活動実績などで総合的に評価されたりするケースがほとんどです。

この記事では、評定条件なしの総合型選抜を実施している大学を、国公立・私立に分けて地域別に紹介します。注意点や評定が低い人向けの対策も解説しますので、総合型選抜を考えている人はぜひ最後までご覧ください。

塾選ジャーナル編集部

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目次

総合型選抜で評定がいらない大学はある?

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総合型選抜の出願条件は、大学・学部・入試方式によってさまざまです。まずは「評定がいらない大学は存在するのか」という疑問に答えながら、「評定いらない」という言葉の正しい意味を整理します。

評定平均が足りなくても出願できる大学・学部はある

評定平均が足りない場合でも、総合型選抜を諦める必要はありません。大学や学部によっては、出願資格に評定平均の基準を設けていない場合があります。

総合型選抜の中には、「評定平均3.5以上」「全体の学習成績の状況3.8以上」といった数値基準を設けず、志望理由書や面接・小論文・活動実績などを重視して選考を行う方式もあります。評定が低い人でも、出願先の選び方次第でチャンスはあります。

ただし、同じ大学でも学部や入試方式によって評定条件が異なるケースは少なくありません。出願前には必ず最新の募集要項を確認することが重要です。

「評定いらない」は評定をまったく見ないという意味ではない

この記事で紹介する「評定がいらない大学」とは、基本的に「出願条件として評定平均の基準が設けられていない大学・方式」を指します。成績を一切確認されないという意味ではないため、注意しましょう。

多くの大学では、評定条件がない場合でも、出願時に調査書の提出を求めています。調査書には評定平均だけでなく、出欠状況や学校での活動記録なども含まれます。

評定条件がない大学でも、志望理由書・面接・小論文・活動実績などによって総合的に評価されるため、準備が不要というわけではありません。大学一覧を確認する前に、この点をしっかり押さえておきましょう。

総合型選抜で評定いらない大学一覧【国公立大学】

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ここでは、総合型選抜で評定条件なしの国公立大学を地域別に一覧で紹介します。

掲載している情報は、2026年6月18日時点の募集要項をもとに作成しています。以下のいずれかに該当する総合型選抜を「評定不要」と判断しています。

  • 2026年度総合型選抜の募集要項に評定に関する記載がない場合
  • 2026年度総合型選抜の募集要項に「評定不要」と明記されている場合

大学の募集要項は年度によって変更される場合があります。掲載情報はあくまで参考としてご活用いただき、最新年度の募集要項については必ずご自身の目で確かめるようにしてください。

北海道・東北

大学名 対象学部 入試方式 主な選考内容 注意点(備考)
北海道大学 医学部医学科・歯学部を除く全学部 フロンティア入試(TypeⅠ・TypeⅡ) 調査書、自己推薦書、課題論文、面接、大学入学共通テスト 専願制。学部・コースによって英語資格や履修科目の条件あり
弘前大学 全学部 総合型選抜Ⅰ・Ⅱ 小論文、レポート、実技、面接、集団討論、出願書類 専願制。総合型選抜Ⅱは大学入学共通テストが必要。学部・学科によって選考内容が異なる

関東

大学名 対象学部 入試方式 主な選考内容 注意点(備考)
筑波大学 人文・文化学群、生命環境学群(生物学類)、情報学群、体育専門学群 アドミッションセンター入試(AC入試) 自己推薦書、志願理由書、面接・口述試験 専願制。大学入学共通テスト不要
千葉大学 国際教養学部、文学部、法政経学部、教育学部、理学部、工学部、園芸学部 総合型選抜 書類審査、面接、適性検査(学部による) 学部・方式によって大学入学共通テストの要否が異なる。英語外部試験が必要な学部あり
埼玉大学 経済学部(昼間コース)、理学部、工学部 総合型選抜 講義・レポート、面接、小論文 専願制。経済学部は大学入学共通テストあり。理学部・工学部は不要
東京科学大学 理学院、工学院、物質理工学院、情報理工学院、生命理工学院、環境・社会理工学院 総合型選抜(一般枠・女子枠) 志望理由書、面接、筆記(学院による)、大学入学共通テスト 専願制。大学入学共通テスト必須。女子枠あり
横浜国立大学 経済学部、理工学部(機械・材料・海洋系学科)、都市科学部 総合型選抜 自己推薦書、面接、書類選考 専願制。大学入学共通テスト必須。英語外部試験が必要な学部あり。教育学部は評定3.5以上の条件あり(対象外)

北陸

大学名 対象学部 入試方式 主な選考内容 注意点(備考)
富山大学 教育学部、理学部、薬学部、都市デザイン学部 総合型選抜Ⅰ・Ⅱ 書類審査、面接、プレゼンテーション、総合問題、実技(学部による) 専願制。総合型選抜Ⅱは大学入学共通テストが必要。学部・入試区分によって選考内容が異なる

中部

大学名 対象学部 入試方式 主な選考内容 注意点(備考)
名古屋大学 理学部(化学科・生命理学科ほか) 総合型選抜Ⅰ(共通テストなし)・総合型選抜Ⅱ(共通テストあり) 書類審査、小論文、面接(口頭試問) 専願制。学科ごとに選考内容が異なる

近畿

大学名 対象学部 入試方式 主な選考内容 注意点(備考)
大阪大学 文学部、人間科学部、外国語学部、法学部、経済学部、理学部 総合型選抜 書類審査、小論文・口頭試問、面接 専願制。大学入学共通テスト必須。学部によって選考内容が異なる。学校推薦型選抜との混同注意

中四国

大学名 対象学部 入試方式 主な選考内容 注意点(備考)
鳥取大学 地域学部、農学部ほか全学部 総合型選抜Ⅰ(共通テストなし)・総合型選抜Ⅱ(共通テストあり) 書類審査、面接、小論文、課題論文、グループディスカッション(学部による) 専願制。総合型選抜Ⅱは大学入学共通テストが必要
高知工科大学 全学群(システム工学群・理工学群・情報学群・データ&イノベーション学群・経済・マネジメント学群) 総合型選抜 学群適性検査、面接、書類審査 大学入学共通テスト不要

九州・沖縄

大学名 対象学部 入試方式 主な選考内容 注意点(備考)
九州大学 共創学部・教育学部・文学部・法学部・経済学部・理学部・医学部保健学科・歯学部・工学部・芸術工学部・農学部 総合型選抜Ⅰ(共通テストなし)・総合型選抜Ⅱ(共通テストあり) 書類審査、小論文、面接、討論(学部による) 専願制。総合型選抜Ⅱは大学入学共通テスト必須。学部によって選考内容が異なる

総合型選抜で評定いらない大学一覧【私立大学】

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ここでは、総合型選抜で評定条件なしの私立大学を地域別に一覧で紹介します。

掲載している情報は、2026年6月18日時点の募集要項をもとに作成しています。以下のいずれかに該当する総合型選抜を「評定不要」と判断しています。

  • 2026年度総合型選抜の募集要項に評定に関する記載がない場合
  • 2026年度総合型選抜の募集要項に「評定不要」と明記されている場合

大学の募集要項は年度によって変更される場合があります。掲載情報はあくまで参考としてご活用いただき、最新年度の募集要項については必ずご自身の目で確かめるようにしてください。

ここで紹介する大学・入試方式はあくまでも一部であり、ほかにも評定不問の総合型選抜を実施している大学は多数あります。

北海道・東北

大学名 対象学部 入試方式 主な選考内容 注意点(備考)
北海道科学大学 工学部、情報科学部、薬学部、保健医療学部、未来デザイン学部 総合型選抜 カタライズ 志望理由書、調査書、基礎学力試験(数学)、面接、プレゼンテーション 専願制(本学第1志望者)。全3回のプログラムへの参加が必要

関東

大学名 対象学部 入試方式 主な選考内容 注意点(備考)
慶應義塾大学 総合政策学部、環境情報学部、法学部 AO入試(SFC)、FIT入試(法学部) 志望理由書、自己アピール、書類選考、面接・グループ討論 SFCは春・夏秋・冬の複数回実施。法学部FITは法律学科・政治学科で実施
早稲田大学 国際教養学部、文化構想学部、創造理工学部、先進理工学部、法学部、教育学部、文学部、人間科学部、スポーツ科学部 AO入試・地域探究・貢献入試ほか(学部による) 書類審査、筆記試験、面接(学部による) 入試方式は学部ごとに異なる。英語資格が必要な学部あり。創造理工学部は数学・理科の履修条件あり。先進理工学部は指定大会の実績が必要
明治大学 文学部、理工学部、農学部、国際日本学部、総合数理学部、政治経済学部 自己推薦特別入学試験・グローバル型特別入学試験(学部による) 書類審査、小論文、口頭試問・面接(学部による) 他大学との併願可。農学部は自己推薦と地域農業振興の2方式あり
立教大学 文学部(ドイツ文学専修・フランス文学専修)、経済学部、社会学部、異文化コミュニケーション学部 自由選抜入試 志望理由書、課題作文・自由研究、面接(学部による) 英語資格の提出が必要な学部あり。学部・方式によって選考内容が異なる
中央大学 法学部、経済学部、商学部、文学部、国際経営学部、理工3学部(基幹理工・社会理工・先進理工) チャレンジ入学試験・高大接続入学試験・特別入学試験・自己推薦入学試験(学部による) 書類審査、小論文、面接(学部による) 他大学との併願可。英語・外国語資格が必要な学部あり。国際経営学部は課外活動実績での出願も可(評定3.8未満でも出願できる場合がある)
青山学院大学 文学部(英米文学科・史学科・比較芸術学科)、地球社会共生学部、コミュニティ人間科学部 自己推薦入学者選抜 書類審査、面接(学部による) 英米文学科は英語資格の提出が必須。他大学との併願可
法政大学 法学部(国際政治学科)、文学部(英文学科)、グローバル教養学部 英語外部試験利用自己推薦入学試験・自己推薦入学試験(GIS) 書類審査、面接(学部による) 英語外部試験の提出が必須。GISは国際資格(IBなど)の取得が必要
日本女子大学 家政学部、文学部、人間社会学部、理学部、国際文化学部、建築デザイン学部、食科学部 総合型選抜 書類審査(調査書)、小論文、口述試験(学科による) 女子のみ出願可。学科によって英語外部試験の提出が必要。外国語検定不要の学科もある
東京家政大学 全学環・学部 英語外部試験利用入試・知識技能総合入試・自主自律探究入試・総合型選抜(面接型) 書類審査、面接、筆記試験(入試方式による) 女子のみ出願可。英語外部試験利用入試は英語資格の提出が必須
大正大学 全学部 総合型選抜(専願・併願) 書類審査(調査書・セルフポートレート・志望理由書)、学科別課題、面接 専願と併願で入試内容が異なる

北陸

大学名 対象学部 入試方式 主な選考内容 注意点(備考)
長岡大学 経済経営学部 総合型選抜 個人面接、レポート、入学希望理由書、調査書 専願制
新潟産業大学 経済学部 総合型選抜 面接(口頭試問含む)、調査書 評定平均値不問と公式サイトに明記

中部

大学名 対象学部 入試方式 主な選考内容 注意点(備考)
中部大学 工学部、経営情報学部、国際関係学部、人文学部、応用生物学部、生命健康科学部、現代教育学部、理工学部 夢探究入試(総合型選抜)適性検査型 適性検査(2科目)、書類審査 他大学との併願可。
日本福祉大学 社会福祉学部、教育・心理学部、スポーツ科学部、健康科学部(作業療法学専攻)、工学部、経済学部、国際学部 総合型選抜(AO入試) 書類審査、面接、小論文(学部による) 専願制

近畿

大学名 対象学部 入試方式 主な選考内容 注意点(備考)
関西大学 法学部(Ⅱ型・Ⅲ型)、政策創造学部、環境都市工学部、化学生命工学部 AO入試 書類審査(志望理由書・課題論文・活動実績等)、小論文・面接(学部による) 他大学との併願不可。学部・方式によって指定図書の小論文や活動実績の証明資料、探究成果物の提出が必須
立命館大学 文学部、国際関係学部、デザイン・アート学部、経営学部、政策科学部、映像学部、経済学部、スポーツ健康科学部、食マネジメント学部、生命科学部 AO入試(方式は学部による) 書類審査(課題論文・エントリーシート等)、小論文・面接・実技(学部による) 学部・方式によって英語資格または探究活動成果物の提出が必須
帝塚山大学 全学部(文学部、経済経営学部、法学部、心理学部、現代生活学部、教育学部) 総合型選抜(自由応募型) 志望理由書、調査書、面接 専願制
関西国際大学 グローバル学部、情報学部、心理学部、教育学部、経営学部、保健医療学部 総合型選抜(前期・中期・後期) 志望理由書、面接(保健医療学部は適性検査) 前期は専願制。中期・後期は併願可

中四国

大学名 対象学部 入試方式 主な選考内容 注意点(備考)
安田女子大学 全学部(文学部、教育学部、心理学部、現代ビジネス学部、家政学部、薬学部、看護学部、理工学部) 自己表現型選抜 面接、自己推薦書、調査書 女子のみ出願可。専願制
徳島文理大学 全学部(薬学部、人間生活学部、保健福祉学部、総合政策学部、音楽学部、香川薬学部、理工学部、文学部) 総合型選抜 課題・作文、面接(学部による) 専願制

九州・沖縄

大学名 対象学部 入試方式 主な選考内容 注意点(備考)
福岡大学 法学部、経済学部、商学部・商学部第二部、理学部、工学部、スポーツ科学部 総合型選抜 書類審査(自己推薦書・志望理由書・調査書)、面接(学部による) 専願制

評定条件なしの総合型選抜を選ぶときの注意点

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評定条件なしの大学を見つけると、「自分でも合格できるかもしれない」と感じる人も多いでしょう。しかし、出願できることと合格しやすいことは別の話です。ここでは、大学選びの前に押さえておきたい注意点を整理します。

評定条件なしでも調査書の提出が必要な場合がある

評定平均の基準がない大学でも、出願時に調査書の提出を求めるケースは少なくありません。調査書には、評定平均・出欠状況・特別活動の記録などが記載されており、選考の参考資料として扱われる場合があります。

評定が低い場合や欠席日数が多い場合、面接の場で理由を問われる可能性があります。「なぜ成績が振るわなかったのか」「今後どう改善するのか」を自分の言葉で説明できるよう、事前に準備しておくことが大切です。

英語資格・活動実績・履修科目など別条件がある場合がある

評定条件がない代わりに、別の出願要件が設けられている大学・学部もあります。英検・TEAP・TOEFL・IELTSなどの英語資格スコアの提出を求めるケースは、その代表例です。

そのほかにも、特定科目の履修履歴、活動実績やポートフォリオの提出、オープンキャンパスへの参加や事前面談の受講を条件としている場合もあります。評定条件だけに注目せず、募集要項に記載されている出願資格の全項目を確認することが必要です。

評定条件なしでも合格しやすいとは限らない

出願のハードルが低いことと、合格の難易度は別物です。評定条件がない大学・学部でも、人気の高い大学や学部では倍率が高くなる傾向があります。

選考では、志望理由書・面接・小論文・プレゼンテーションの完成度が重視されます。評定条件なしは「誰でも合格できる」という意味ではありません。評定が低い人ほど、書類や面接などの選考内容に合わせた丁寧な対策が求められます。

専願・併願の条件を必ず確認する

総合型選抜には、専願制(合格後は入学を前提とする方式)を採用している大学があります。専願制の場合、他大学との併願ができないため、出願前に条件をしっかり確認する必要があります。

総合型選抜・学校推薦型選抜・一般選抜をどのように組み合わせるか、早めに併願計画を立てておくことも重要です。総合型選抜は出願時期が一般選抜より早いため、準備スケジュールの確認も合わせて行いましょう。

評定が低い人向け|出願できる大学の判断フロー

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大学一覧を見て気になる大学が見つかっても、「自分は本当に出願できるのか」を正しく判断することが重要です。ここでは、募集要項の確認から出願戦略の立て方まで、5つのステップで解説します。

STEP1|募集要項の「出願資格」を確認する

出願できるかどうかを判断するために、まず確認すべきは募集要項の「出願資格」の項目です。「学習成績の状況〇〇以上」「評定平均〇〇以上」といった記載があれば、評定条件が設けられていることを意味します。

注意したいのは、同じ大学でも学部・学科・入試方式ごとに条件が異なる点です。大学全体の条件ではなく、自分が受けたい学部・学科・方式の条件を個別に確認することが必要です。

STEP2|自分の評定平均が条件を満たしているか確認する

出願資格に評定条件がある場合は、自分の評定平均と照らし合わせます。条件を満たしていない場合は、出願できない可能性が高いため注意が必要です。

なお、募集要項では「評定平均」ではなく「全体の学習成績の状況」と表記されることもあります。評定の計算方法や出願可否の判断は、自己判断せず学校の先生に確認するようにしましょう。条件にわずかに届いていない場合でも、自己判断で出願することは避けてください。

STEP3|評定条件がない場合は、選考内容を見る

評定条件がない大学を見つけたら、次は選考内容を確認します。面接・小論文・志望理由書・活動報告書・プレゼンテーション・課題提出など、大学によって選考方法はさまざまです。

選考内容を確認したうえで、自分が対策できる方式かどうか、評定以外でアピールできる材料があるかどうかを考えましょう。「出願できる大学」ではなく「自分が勝負できる大学」を選ぶ視点が、合格に近づくためには重要です。

STEP4|評定2台・3.0前後の人は現実的な出願戦略を立てる

評定が低い人ほど、出願戦略を明確にすることが合否を分けます。以下の表は、評定の目安ごとに推奨される出願戦略をまとめたものです。

評定の目安 出願戦略
3.5以上 評定条件ありの大学も含めて検討しやすい
3.0〜3.4 評定条件なし・条件が緩やかな大学を中心に探す
2.7〜2.9 書類・面接・活動実績・小論文重視の方式を優先する
2.6以下 評定以外の強みが明確に出せる大学・方式に絞る

評定が2台でも出願できる大学はありますが、合格するためには評定以外の強みが必要になります。英語資格・探究活動・部活動・面接力・小論文力など、自分がアピールできる材料を整理しましょう。評定が低い人ほど出願先を広げすぎず、選考内容との相性を見て絞り込むことが大切です。

STEP5|専願・併願・出願時期を確認する

出願する大学が絞れてきたら、最後に専願・併願の条件と出願時期を必ず確認しましょう。専願制の場合は合格後に入学する前提となるため、合格後に辞退できるかどうかも事前に確認しておく必要があります。

総合型選抜は一般選抜よりも出願時期が早く、準備にかかる時間も想定以上になることがあります。一般選抜や学校推薦型選抜との併願も視野に入れながら、出願スケジュールを逆算して、余裕を持った準備計画を立てるようにしましょう。

評定が足りない人が総合型選抜で合格に近づくための対策

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評定条件なしの大学を見つけ、出願資格を確認したら、次は選考に向けた準備です。評定が低い分、書類・面接・小論文などの選考内容で差をつける必要があります。

ここでは、評定が足りない人が取り組むべき対策を4つに分けて解説します。

志望理由書で「なぜその大学・学部なのか」を明確にする

志望理由書は、評定では伝えられない学ぶ意欲や適性を示せる重要な書類です。評定が低い人ほど、志望理由書の完成度が合否に直結します。

書く際には、「その大学・学部でなければならない理由」を具体的に示すことが大切です。自分のこれまでの経験・将来の目標・大学で学べる内容を一本の線でつなぎ、読んだ人が「この学生に学ぶ意欲がある」と感じられる内容にまとめましょう。抽象的な志望理由ではなく、自分の経験と大学の学びを具体的に結びつけることが、評定の低さをカバーするうえで重要です。

面接で学ぶ意欲と改善姿勢を伝える

面接では、評定が低かった事実を隠すよりも、正直に向き合う姿勢が評価につながります。評定の低さを言い訳にするのではなく、高校生活での反省点と、そこからどう行動を変えたかを自分の言葉で伝えましょう。

あわせて、大学でどのように学びたいかを具体的に話すことも重要です。志望理由書と面接の内容に一貫性を持たせることで、説得力が増します。評定以外で努力してきた経験も事前に整理しておくと、面接での受け答えに厚みが出ます。

小論文・課題・プレゼン対策を早めに始める

小論文・課題レポート・プレゼンテーションは、短期間で仕上げることが難しい選考内容です。評定条件なしの方式では、これらの完成度が合否を大きく左右するため、早めに準備を始めることが欠かせません。

まず志望校の過去問や出題傾向を確認し、志望分野に関連するニュースや書籍にも日頃から触れておくとよいでしょう。学校の先生や塾・予備校で添削・模擬練習を受けることで、客観的なフィードバックをもとに完成度を高めることができます。

活動実績が少ない人は「経験の深掘り」で補う

「大きな大会実績や受賞歴がないから、アピールできることがない」と感じている人もいるかもしれません。しかし、特別な実績がなくても、これまでの経験を丁寧に振り返ることでアピール材料は見つかります。

部活動・委員会活動・学校行事・探究学習・アルバイト・ボランティア・趣味など、日常の経験を幅広く棚卸ししてみましょう。重要なのは「何をしたか」よりも「そこから何を学んだか」です。志望学部とつながる経験を見つけ、志望理由書や面接で使える形に整理することが、実績の少なさを補う最も現実的な方法です。

総合型選抜で評定がいらない大学を探すときによくある質問

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ここでは、評定条件なしの総合型選抜を調べるなかで生まれやすい疑問に答えます。

評定平均が3.0未満でも総合型選抜は受けられますか?

評定条件が設けられていない総合型選抜であれば、評定平均が3.0未満でも出願できる可能性はあります。ただし、評定条件がない大学でも、調査書の提出が求められたり、面接で学習状況について質問されたりするケースがあります。

評定が低い場合は、志望理由書・面接・小論文・活動実績など、評定以外の選考要素で補う準備が必要です。出願前には必ず最新の募集要項を確認し、出願資格を満たしているかどうかを学校の先生と一緒に確認しましょう。

評定条件なしの大学は入りやすいですか?

評定条件なしは、出願のハードルが低いという意味であり、合格しやすいという意味ではありません。評定条件がない分、多くの受験生が出願しやすく、人気の大学・学部では倍率が高くなるケースもあります。

また、評定条件がない方式ほど、面接・小論文・志望理由書・プレゼンテーションなどの選考内容が重視される傾向があります。「出願できる」と「合格できる」は別物であるため、評定条件なしの大学ほど選考内容に合わせた対策が重要です。

評定が低い理由を面接で聞かれたらどう答えればいいですか?

評定が低い理由を聞かれた場合、言い訳で終わらせず、反省点と改善行動をセットで伝えることが大切です。ネガティブな内容だけで終わらせず、評定以外で努力してきたことや、大学入学後の学びへの意欲につなげて話しましょう。

以下は回答例の一つです。参考にしながら、自分の言葉に置き換えて準備してみてください。

高校前半は定期テストへの取り組みが不十分で、評定に課題が残りました。ただ、その経験から計画的に学ぶ必要性を感じ、現在は志望分野に関する本を読んだり、小論文対策に取り組んだりしています。大学入学後は、授業ごとに復習時間を確保し、学びを積み重ねたいと考えています。

面接では、過去の反省を率直に認めたうえで、現在の行動と将来への意欲を具体的に伝えることを意識してみてください。

まとめ 評定が足りなくても出願できる大学はあるが、選び方が重要

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評定平均が足りなくても、総合型選抜で出願できる大学・学部はあります。しかし、「評定条件なし」は「成績を一切見ない」という意味ではなく、志望理由書・面接・小論文・活動実績などによって総合的に評価されるケースがほとんどです。出願できることと合格できることは別物であることを、改めて押さえておきましょう。

大切なのは、評定条件がないからといって安易に大学を選ぶのではなく、選考内容との相性や出願資格の全体像をしっかり確認したうえで出願先を絞ることです。募集要項を丁寧に読み、自分がアピールできる選考方式の大学を選ぶことが、合格に近づく最も現実的な方法です。

評定が低い人ほど、志望理由書の完成度・面接での伝え方・小論文や課題への準備が合否を左右します。まずはこの記事で紹介した判断フローをもとに、自分が出願できる大学を整理することから始めてみてください。

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塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

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