英検®準2級プラスとは?難易度・試験内容・合格点・大学受験での生かし方を解説
「英検®準2級に合格したけれど、準2級プラスってどんな級?何が違うの?」
2025年度から新しく導入された英検®準2級プラスは、準2級と2級の間に設けられた、高校上級程度レベルの級です。準2級に合格した高校生が2級へ進む前のステップとして活用しやすい一方、大学受験で使う場合は志望校が準2級プラスを評価対象にしているかを確認する必要があります。
参考:準2級プラスの過去問・試験内容|公益財団法人 日本英語検定協会
この記事では、難易度・試験内容・合格点・大学受験での使い方・対策方法まで、準2級プラスについて必要な情報をまとめています。準2級プラスを受けるべきかどうか、ぜひこの記事で判断してください。
編集部
塾選ジャーナル編集部
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目次
英検®準2級プラスとは?2025年度から始まった新しい級

英検®準2級プラスは、2025年度に新たに加わった級です。準2級と2級の間に位置づけられており、どちらの級なのか迷っている高校生にとって、まず押さえておきたい基本情報をここで整理します。
英検®準2級プラスは2025年度第1回から開始
英検®準2級プラスは、2025年度第1回検定から始まった新しい級です。
準2級と2級の間に位置づけられており、準2級に合格したあと2級へ進む前の中間ステップとして活用できます。いきなり2級に挑戦するのが不安な高校生にとって、実力を確かめながらステップアップできる目標級として設計されています。
準2級合格後の「次の一手」として、まず候補に挙がる級です。
次の試験日程・申込方法や合格発表の見方については、以下の記事をご覧ください。
英検®準2級プラスが新設された理由
英検®準2級プラスが新設された背景には、準2級と2級の間にある難易度の差があります。
公益財団法人 日本英語検定協会のデータによると、5級から準2級までの各級は合格までにおよそ1年かかるのに対し、準2級合格後に2級へ合格するまでには約2年近くかかっていたことが分かっています。受験者や教員からも「2級は全然別物」という声が多く寄せられており、このギャップを埋めるために準2級プラスが設けられました。
準2級プラスは「2級への橋渡し」として、段階的な英語力の底上げを目的に作られた級です。
参考:準2級プラス特設サイト|公益財団法人 日本英語検定協会
準2級・準2級プラス・2級の位置づけ
3つの級がそれぞれどのような位置づけにあるのかを、以下の表で整理します。
準2級・準2級プラス・2級の位置づけ
| 級 | レベル感 | 位置づけ |
|---|---|---|
| 準2級 | 高校中級程度 | 高校英語の基礎固め |
| 準2級プラス | 高校上級程度 | 2級への橋渡し |
| 2級 | 高校卒業程度 | 大学受験利用で求められやすい級 |
準2級プラスは準2級より難しく、2級より取り組みやすい位置にあります。大学受験で英検®を利用する場合、志望校によっては2級以上を求めるケースもあるため、準2級プラスで十分かどうかは志望校の出願条件を事前に確認することが重要です。
大学受験での活用を考えるなら、準2級プラスと2級のどちらが必要かを早めに確認しておきましょう。
なお、英検®2級を取得した場合は、大学受験でより幅広い活用が見込めます。詳しくは以下の記事をご覧ください。
英検®準2級プラスの難易度は?準2級より難しく2級より取り組みやすい

「準2級には合格できたけれど、自分に準2級プラスは難しすぎないか」と心配している方も多いでしょう。このH2では、準2級プラスの難易度を準2級・2級と比べながら整理します。
英検®準2級プラスは準2級と2級の中間レベル
英検®準2級プラスは、準2級よりも語彙・読解・ライティングの負荷が上がります。
ただし、2級ほどの難しさではありません。準2級に合格している人であれば、次の目標として十分現実的なレベルです。「準2級の少し上」ではなく、「2級に向けた準備段階」として取り組む意識が大切です。
準2級プラスは、2級合格を見据えた土台づくりの級として位置づけられています。
高校1年生・高校2年生でも十分に狙える
英検®準2級プラスは、準2級に合格している高校1・2年生であれば十分に狙える級です。
早めに取得しておくと高2後半から高3にかけて2級対策へスムーズに移行でき、受験勉強が本格化する時期に英語の基盤が整った状態で臨めます。ただし、準2級にギリギリで合格したばかりの場合は、準2級レベルの語彙・文法をしっかり固めてから臨むことをおすすめします。
準2級に自信を持って合格できているなら、準2級プラスへの挑戦を早めに検討しましょう。
英検®準2級プラスに必要な単語レベル
英検®準2級プラスに合格するには、まず準2級レベルの単語を確実に固めることが前提です。
準2級プラスの合格に必要な語彙数は公式には公表されていませんが、準2級(約3,600語)と2級(約5,100語)の中間程度が目安とされています。長文やリスニングでは抽象的なテーマが増えるため、準2級の単語を固めたうえで、2級の基礎語彙にも少しずつ触れておくと読解の負担が大きく変わります。
詳しい単語数の目安や単語帳の選び方は、関連記事で解説しています。
まず準2級レベルの単語を完成させることが、準2級プラス合格の最初のステップです。
参考:準2級プラスの過去問・試験内容|公益財団法人 日本英語検定協会
英検®準2級プラスの試験内容

受験前に試験の全体像を把握しておくことは、対策の優先順位を決めるうえで欠かせません。ここでは一次試験・二次試験それぞれの形式と、準2級プラスならではの注意点を整理します。
一次試験の内容|リーディング・ライティング・リスニング
一次試験はリーディング・ライティング(85分)とリスニング(約25分)で構成されます。
英検®準2級プラスの一次試験の構成
| 技能 | 大問 | 内容 | 問題数 |
|---|---|---|---|
| リーディング | 大問1 | 短文の語句空所補充 | 17問 |
| リーディング | 大問2 | 長文の語句空所補充 | 6問 |
| リーディング | 大問3 | 長文の内容一致選択 | 8問 |
| ライティング | 大問4 | 英文要約(25〜35語) | 1問 |
| ライティング | 大問5 | 英作文(意見論述) | 1問 |
| リスニング | 大問1〜2 | 会話・説明文の聞き取り | 30問 |
リーディング・ライティング・リスニングの各技能はいずれも満点625点で、均等に評価されます。
特に注意したいのはライティングで、英文要約と英作文の2問が出題されます。準2級にはなかった英文要約が加わっており、書く力の比重が大きくなっています。対策なしで本番に臨むと時間が足りなくなりやすいため、早めに取り組む必要があります。
参考:準2級プラスの試験内容|公益財団法人 日本英語検定協会
二次試験の内容|スピーキング面接
二次試験は英語での面接で、試験時間は約7分です。一次試験に合格した人だけが受験できます。
面接では、パッセージの音読・内容に関する質問・イラストの説明・自分の意見を述べる問題が出題されます。準2級と同様の流れですが、準2級プラスでは理由を添えて意見を述べる力がより重視されます。
形式そのものは準2級と近いため、流れに慣れれば対策しやすいパートです。「自分の考えを英語で伝える」という経験を積んでおくことが、本番の安心感につながります。
面接の流れは2級にも共通する部分が多く、準2級プラスでの経験が2級対策にも直結します。
準2級プラスで特に注意したい問題形式
準2級プラスで準2級から上がるときにつまずきやすいのは、主にライティングとリスニングです。
ライティングの英文要約は、準2級にはなかった問題形式です。与えられた英文を25〜35語の英語でまとめる力が問われます。型を覚えないまま臨むと、85分の筆記時間内で処理しきれなくなる可能性があります。英作文と合わせて、早めに形式に慣れておくことが重要です。
長文読解は文章の流れや論旨をつかむ力が求められ、リスニングも準2級より音声が長くなる傾向があります。
準2級プラスでは「形式を知っているかどうか」が得点に直結しやすいため、過去問や公式サンプル問題で形式確認を最優先にしましょう。
準2級・2級との出題形式の違い
準2級・準2級プラス・2級の形式の違いを以下の表で整理します。
準2級・準2級プラス・2級の形式の違い
| 項目 | 準2級 | 準2級プラス | 2級 |
|---|---|---|---|
| 筆記時間 | 80分 | 85分 | 85分 |
| リスニング | 約25分 | 約25分 | 約25分 |
| 二次試験 | 約6分 | 約7分 | 約7分 |
| ライティング | 英作文のみ | 要約+英作文 | 要約+英作文 |
| 語彙問題数 | 20問 | 17問 | 17問 |
表を見ると分かるとおり、準2級プラスの出題形式は準2級よりも2級に近い構成です。試験時間・ライティング形式・二次試験の長さは2級と同じで、準2級より難易度が一段上がっています。
受験前には必ず公式サイトの過去問やサンプル問題で形式を確認しておきましょう。
参考:準2級プラスの試験内容|公益財団法人 日本英語検定協会
英検®準2級プラスの合格点・CSEスコアはどれくらい?

「何点取れば合格できるのか」は多くの受験者が気になるポイントです。英検®の合否はCSEスコアという独自の基準で決まるため、まず仕組みを理解したうえで目標設定をしましょう。
英検®準2級プラスの合格基準スコア
英検®準2級プラスの合否は、「英検CSEスコア」と呼ばれるスコアで判定されます。
準2級プラスの合格基準スコア(英検CSEスコア)は1829です。このスコアは、一次試験と二次試験のスコアを合算したものです。
英検CSEスコアは、正答数をそのまま集計する「素点」とは異なります。受験者全体の正答率や問題の難易度などをもとに統計的に算出されるため、「何問正解すれば合格」と単純に計算することはできません。合格基準スコアは毎回変わらず固定されていますが、同じ素点でも回によってCSEスコアが変わる可能性があります。
まず「合格基準スコア1829」という数字を基準として頭に入れておきましょう。
参考:準2級プラス特設サイト|公益財団法人 日本英語検定協会
一次試験・二次試験それぞれの合格目安
一次試験と二次試験は別々に合否が判定されます。一次試験に合格しなければ、二次試験へは進めません。
一次試験・二次試験それぞれの満点スコアと合格基準スコア
| 試験 | 技能 | 満点スコア | 合格基準スコア |
|---|---|---|---|
| 一次試験 | リーディング・ライティング・リスニング合算 | 1875点 | 1402点 |
| 二次試験 | スピーキング | 625点 | 427点 |
| 合計 | 4技能 | 2500点 | 1829点 |
一次試験では3技能の合算スコアで合否が判定されます。1つの技能だけが極端に低いと、他の技能で高得点を取っていても合格基準に届かないリスクがあります。
特定の技能に大きな苦手を作らないことが、合格への基本戦略です。
参考:準2級プラス特設サイト|公益財団法人 日本英語検定協会
素点で何点取れば合格できる?
CSEスコアは統計的に算出されるため、「素点で何点取れば絶対に合格」と断言することはできません。
目安として、一次試験では各技能で極端な苦手を作らず、全体的に6割程度の正答率を目指すことが基本とされています。ただし、これはあくまでも参考値であり、回によって変動する可能性があります。過去問に取り組んで「どの技能がどれくらい取れているか」を把握しておくことは、対策の精度を上げるうえで有効です。
素点で一喜一憂するより、技能ごとのバランスを確認する材料として使いましょう。
合格点だけでなく技能バランスも重要
合格基準スコアはあくまで「ゴールの数字」です。大切なのは、どの技能が自分の弱点かを早めに把握することです。
リーディング・ライティング・リスニングは各技能625点満点で均等に評価されます。ライティングは対策をすれば比較的得点を伸ばしやすい技能で、英文要約と英作文の型を早めに覚えておくことで安定した得点源にできます。語彙力が不足していると、リーディングとリスニングの両方に影響が出るため、単語力の底上げは優先度が高い対策です。
まず過去問を1回分解いて、自分の技能バランスを確認するところから始めましょう。
英検®準2級プラスは大学受験で使える?入試要項で確認すべきポイント

「準2級プラスを取れば大学受験で有利になれる」と考えている方も多いでしょう。ただし、英検®が大学受験で使えるかどうかは、志望校の入試方式によって大きく異なります。ここでは正しい確認の仕方を整理します。
大学受験で英検®を使う方法は主に3つ
大学受験で英検®を活用できる方法は、主に以下の3つです。
大学受験で英検®を活用できる方法
| 利用方法 | 内容 |
|---|---|
| 出願資格 | 一定の級・スコアがないと出願できない条件として使われる |
| 加点・得点換算 | 取得した級やCSEスコアに応じて、英語の得点に加点・換算される |
| みなし得点 | 英語試験の得点を英検®のスコアで代替できる |
どの方式が採用されているかによって、必要な級やCSEスコアの基準が変わります。「英検®を持っている=必ず有利」ではなく、自分の志望校がどの方式を採用しているかをまず確認することが出発点です。
まずは英検®公式の入試活用・単位認定の検索ページや、志望校の公式サイトで確認しましょう。
どの利用方法に該当するかによって、必要な級・スコアの基準がまったく変わります。
参考:英検成績を入試で利用される際の確認事項|公益財団法人 日本英語検定協会
準2級プラスが対象になるかは大学・学部・入試方式によって異なる
英検®準2級プラスが大学受験で評価対象になるかは、大学ごと・学部ごと・入試方式ごとに異なります。
2025年度から始まった新しい級であるため、まだ対応していない大学や、2級以上を条件としている大学もあります。同じ大学でも、学部や入試方式によって条件が違うケースも珍しくありません。準2級プラスを取得しても志望校が「2級以上」を条件にしている場合は、そのままでは出願資格を満たせません。
「準2級プラスで出願資格を満たせるか」は、必ず最新の入試要項で確認しましょう。
合格級だけでなくCSEスコア指定にも注意
大学入試では、「英検®◯級合格」という条件だけでなく、CSEスコアで基準が定められているケースがあります。
準2級プラスに合格していても、大学が指定するCSEスコアに届いていなければ利用できません。一方で、級ではなくスコア条件のみの大学であれば、準2級プラスで取得したCSEスコアが活用できる可能性もあります。
また、CEFRレベル(A2・B1など)を条件にしている大学もあります。準2級プラスのCEFR算出範囲は「A1〜A2」のため、B1以上が条件の場合は対象外になることがある点にも注意が必要です。
合格級だけでなく、CSEスコアとCEFRの両方を確認することが正確な判断につながります。
英検®利用で確認すべきチェックリスト
入試要項を確認するとき、何を見ればよいか分からないという方も多いでしょう。志望校の入試要項を開いたら、以下の項目を確認してください。
英検®利用で確認すべきチェックリスト
| 確認項目 | 見るべきポイント |
|---|---|
| 対象級 | 準2級プラスが対象か、2級以上が必要か |
| CSEスコア | 合格級ではなくスコア指定があるか |
| CEFR | A2以上・B1以上などの指定があるか |
| 利用方法 | 出願資格・加点・得点換算・英語試験免除のどれか |
| 有効期限 | 取得から何年以内の成績が使えるか(多くは2年以内) |
| 受験方式 | 従来型・S-CBTが利用可能か |
| 提出期限 | 出願時に成績が間に合うか |
有効期限については、多くの大学で「出願日から2年以内」としているケースが見られます。取得時期が早すぎると有効期限を超えてしまう可能性があるため、いつ受験するかを逆算して計画を立てることが大切です。
このチェックリストを使って入試要項を確認すれば、準2級プラスが自分の受験で使えるかどうかを漏れなく判断できます。
英検®準2級プラスの対策方法

準2級プラスの対策では、準2級の勉強をそのまま延長するだけでは不十分です。どの技能でつまずきやすいかを把握したうえで、優先順位をつけて取り組むことが合格への近道です。
準2級の復習だけでなく、2級の基礎に入る意識が必要
準2級プラスは、準2級レベルの知識を土台にしながら、2級の基礎にも足を踏み入れる必要がある級です。
長文で扱われるテーマや語彙は、準2級より一段抽象度が上がります。「準2級の復習を完璧にしてから次へ」ではなく、準2級の基礎を確認しながら並行して2級の入り口に進む意識で学習を進めると、対策のスピードが上がります。
準2級プラスの学習は「2級への準備」と位置づけると、取り組む方向性がブレにくくなります。
英文要約と英作文は早めに型を覚える
準2級プラスの対策では、ライティングを最優先に近い位置づけで取り組むことをおすすめします。
英文要約と英作文は、慣れていないと85分の筆記時間内で処理しきれなくなりやすい問題形式です。英文要約は「各段落の要点を拾い、25〜35語にまとめる」という手順を体に染み込ませることが重要です。
英作文(意見論述)は「意見→理由→具体例→まとめ」の構成を型として練習しておくと、本番でも時間内にまとめやすくなります。
ライティングは「型の習得→反復練習」の順で進めると、短期間でも得点が安定しやすくなります。
長文は「内容一致」だけでなく話の流れをつかむ練習をする
準2級プラスの長文は、準2級に比べてテーマが抽象的になり、単語を個別に拾うだけでは内容を取り違えやすくなります。
段落ごとに「この段落は何を言っているか」を一言でまとめる練習が有効です。筆者の主張がどこにあるか、話の流れがどう展開しているかを意識しながら読む習慣をつけることで、内容一致問題の正答率が上がります。
長文読解は「何が書いてあるか」だけでなく「なぜそう言えるか」まで追う練習が、準2級プラスの突破につながります。
リスニングは準2級より長い会話・説明に慣れる
準2級プラスのリスニングは、準2級より音声が長く、1問あたりに含まれる情報量が増えます。
会話や説明文全体の流れを追いながら、どこに答えが含まれているかを判断する力が必要です。選択肢を音声が流れる前に先読みしておく練習も有効で、聞くべきポイントを絞ることができます。
毎日短時間でも英語を聞く習慣を作り、自然なスピードの英語に耳を慣らしておくことも大切です。
準2級プラスのリスニング対策では「長い音声の流れを追う練習」を中心に据えましょう。
二次試験は2級につながる「自分の意見を言う練習」をしておく
二次試験(面接)では、質問に答えるだけでなく、自分の考えを簡単な英語で伝える力が求められます。
難しい表現を覚える必要はありません。"I think〜, because〜."のように、意見に理由を1つ添える練習を繰り返すことが基本です。よく使う表現をいくつか身につけておくと、本番でも落ち着いて話しやすくなります。準2級プラスの面接形式は2級の面接にも共通する部分が多く、ここでの練習が2級のスピーキング対策にも直結します。
丸暗記ではなく、使い回せる表現を増やす練習を積み重ねることが、面接突破への近道です。
英検®準2級プラスに関するよくある質問

準2級プラスについて、多くの方が気になる疑問をまとめました。「受けるべきかどうか」の判断に役立ててください。
英検®準2級プラスは意味ないって本当?
英検®準2級プラスが「意味ない」と断言することはできません。
志望校が準2級プラスを評価対象にしている場合や、CSEスコアで条件を満たせる場合は大学受験でも活用できます。一方、志望校が「2級以上」を条件にしている場合は、準2級プラスだけでは不十分なこともあります。受ける意味があるかどうかは、志望校の入試要項を確認してから判断しましょう。
「意味があるかどうか」は志望校の条件次第です。入試要項を確認する前に決めつけないようにしましょう。
準2級プラスと2級、大学受験ではどちらを受けるべき?
志望校の条件と自分の英語力によって、どちらを優先するかが変わります。以下の表を参考に、自分の状況に近いものを確認してください。
準2級プラスと2級、どちらを受けるべきかの考え方
| 状況 | おすすめ |
|---|---|
| 志望校が2級以上を条件にしている | 2級を優先 |
| 志望校がCSEスコア指定で準2級プラスでも届く可能性がある | 準2級プラスも選択肢 |
| 高1・高2で準2級に合格済み | 準2級プラスから2級へ順番に進む |
| 2級の過去問で合格点に届かない | 準2級プラスで実力を固める |
| 英語が得意で2級合格が見えている | 準2級プラスを挟まず2級でもよい |
| 高3で出願まで時間が少ない | 志望校条件に必要な級へ絞る |
どちらを受けるかを迷っている場合、まず志望校の入試要項で必要な級・スコアを確認することが先決です。条件が分かれば、どちらを優先すべきかの答えは自然と見えてきます。
志望校の条件を確認せずに受験級を決めると、後から取り直しが必要になるリスクがあります。
大学受験で使うなら英検®準2級プラスはいつ取るべき?
大学受験で英検®を使うなら、高1・高2のうちに余裕を持って取得しておくことをおすすめします。
有効期限の観点から、高1の第3回検定以降が大学受験で使う英検®取得のスタートラインになりやすいです。高1で準2級プラスを取得し、高2で2級に挑戦できると理想的なスケジュールになります。高3でも受験できる回はありますが、模試・授業・推薦準備と重なりやすく、英検®対策に十分な時間を確保しにくい時期です。
「まだ間に合う」と考えるより、受験勉強が本格化する前に英検®を済ませておくことが理想です。
大学受験における英検®の有効期限・スコア換算については、以下の記事をご覧ください。
英検®準2級プラスの過去問が少ない場合はどうすればいい?
準2級プラスは新しい級のため、専用の過去問や教材がまだ少ない状況です。
まず公式サイトのサンプル問題や過去問で形式を確認することを最優先にしてください。そのうえで、準2級の教材で語彙・文法の基礎を固めながら、2級の教材で少し難しい長文・語彙・ライティングに慣れていくという組み合わせが有効です。準2級教材は基礎固め、2級教材はレベルアップ用として使い分けるイメージで進めましょう。
形式対策は準2級プラスの公式問題を最優先に使い、準2級・2級の教材はレベル補完として活用しましょう。
参考:準2級プラスの過去問・試験内容|公益財団法人 日本英語検定協会
英検®準2級プラスで特に対策すべき技能は何ですか?
優先度が高いのはライティングと語彙力です。
ライティングは英文要約と英作文の2問があり、型を覚えることで得点につながりやすい技能といえます。
語彙力はリーディングとリスニング両方の土台になるため、準2級レベルの単語を固めながら2級の基礎語彙にも触れておくことが大切です。
リスニングと長文は形式への慣れが得点に直結し、二次試験は直前対策でも伸ばしやすいですが、意見を英語で伝える練習は早めに始めておくと安心でしょう。
まずライティングの型を固め、語彙力を伸ばしながらリーディング・リスニングの形式慣れを並行して進めるのが効率のよい対策の順番です。
高3から英検®準2級プラスを受けても間に合いますか?
スケジュール上、間に合う回はあります。ただし、高3は模試・授業・推薦準備・一般入試対策が重なる時期で、英検®対策だけに時間を割きにくい状況です。
出願に間に合うかどうかは、志望校の出願期限と照らし合わせた確認も必要です。取得してから成績証明書の準備までの時間が短すぎると、提出が間に合わないケースもあります。
「高3からでも間に合うか」を考えるより、「高1・高2のうちに取得しておく」ことを基本方針にするほうが、受験全体のスケジュールに余裕が生まれます。
英検®の取得は、受験勉強が本格化する前に済ませておくことが理想です。
まとめ 英検®準2級プラスは大学受験から逆算して受けるか判断しよう

英検®準2級プラスは、準2級と2級の間に新設された高校上級程度の級です。準2級に合格した高校生が2級へ進む前のステップとして活用しやすく、試験内容・合格点・対策方法いずれも、2級を見据えた学習の土台づくりとして位置づけられています。
ただし、大学受験で活用するかどうかは、準2級プラスを取ること自体を目標にするのではなく、志望校の条件を満たせるかどうかを軸に判断することが大切です。志望校によっては2級以上が必要なケースもあり、入試要項を確認せずに受験級を決めると、後から取り直しが必要になる可能性があります。
まず志望校の入試要項で、対象級・CSEスコア・有効期限を確認してください。そのうえで、準2級プラスで条件を満たせるなら余裕のある時期に取得し、2級が必要なら準2級プラスを足がかりにして2級へ進む流れを早めに作りましょう。
英検®対策に使える時間が多い高1・高2のうちに行動しておくことが、受験本番で余裕を持つための最短ルートです。準2級プラスはゴールではなく、2級合格と大学受験への通過点として活用してください。
執筆者プロフィール
塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。
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