保護者が知っておきたい受験・進路情報まるわかり!

保護者が知っておきたい受験・進路情報まるわかり!

メニュー

2教科で受験できる大学まとめ!入試方式・科目の組み合わせ・選び方を解説

更新日:
大学受験
アイキャッチ画像

「2教科で受験できる大学はあるのだろうか」「得意な2教科だけに絞っても大丈夫なのだろうか」と悩んでいる受験生も多いのではないでしょうか。

私立大学を中心に、2教科で受験できる入試方式は確かに存在します。ただし、その中身は一つではありません。大学独自の試験を2教科受ける方式もあれば、共通テストの科目を使う方式、3教科以上から高得点の2教科を採用する方式など、仕組みはさまざまです。

「2教科だから簡単」とは限らず、配点や募集人数、出題範囲まで確認しないと、思わぬ落とし穴にはまることもあります。この記事では、2教科受験の主な仕組みから科目別の探し方、向いている人の特徴、大学選びと併願のポイントまで順番に解説します。

塾選ジャーナル編集部

編集部

塾選ジャーナル編集部

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

目的や性格について回答するだけ!簡単10秒!ぴったりの塾を診断
目次

2教科で受験できる大学はある?主な入試方式を確認しよう

Image Etc

「2教科で受験できる」と一口に言っても、その中身は大学や入試方式によって大きく異なります。大学名を確認する前に、まずは入試方式の種類を正しく区別しておくことが大切です。区別せずに大学を探すと、実際には3教科の対策が必要だったというケースも起こりえます。

下の表は、2教科受験に関わる主な入試方式をまとめたものです。

方式 受験内容 注意点
独自試験2教科型 大学独自の2教科を受験する 必須科目と選択科目を確認する
共通テスト2教科型 共通テストの指定2教科・科目を使う 指定科目や換算方法を確認する
高得点2教科型 3教科以上を受験し、上位2教科を採用する 実際には3教科以上の対策が必要
資格利用・追加選考型 英語資格+1教科、または2教科に小論文・面接などが加わる 教科以外の条件も確認する

表からわかるように、同じ「2教科」でも、実際に勉強すべき範囲は方式によって違います。次の項目から、それぞれの方式を詳しく見ていきましょう。

大学独自の試験を2教科受ける方式

私立大学に多く見られるのが、大学独自の試験を2教科だけ受ける方式です。「英語+国語」「英語+数学」など、学部や方式ごとに指定された2教科を受験する仕組みが基本になります。英語必須で、もう1教科を選択できる方式もあれば、学部別入試や全学部統一入試といった形で科目が設定されている場合もあります。

同じ大学であっても、学部や入試方式が変われば科目構成も変わることが少なくありません。「この大学は2教科で受けられる」とひとくくりにせず、学部・方式ごとに確認する意識を持ちましょう。

共通テストの2教科を利用する方式

共通テスト利用入試で、指定された2教科・科目を使って合否判定する方式もあります。この方式では、大学独自の試験を受けずに共通テストの得点だけで合否が決まるケースが多いのが特徴です。

一方で、共通テストと大学独自試験を併用する方式もあるため、どちらのタイプかを見極める必要があります。また、英語のリーディングとリスニングの配点比率が大学によって異なる点にも注意が必要です。

「共通テスト利用だから必ず2教科で受けられる」というわけではなく、大学ごとに指定科目数を確認することが欠かせません。

複数教科を受験して高得点の2教科を使う方式

3教科以上を受験したうえで、得点の高い2教科を合否判定に使う方式です。判定に使われるのは2教科でも、実際の受験そのものは3教科以上になる点が、この方式の大きな特徴です。得意教科が万が一失敗しても、ほかの教科でカバーできる可能性が残るという安心感があります。

ただし、勉強量そのものを2教科分に絞れるわけではありません。「2教科判定」と「2教科だけ勉強すればよい受験」は別物だと理解しておくと、方式選びで迷いにくくなります。

英語資格や小論文・面接が加わる方式

学力試験そのものは2教科でも、それ以外の選考が組み合わされているケースもあります。英検®などの英語資格、小論文、総合問題、面接、書類審査、実技試験などが加わる方式は珍しくありません。

例えば英語資格のスコアを得点化する方式では、学力試験は実質1教科に絞られる一方、資格取得のための準備が別途必要になります。

「2教科で受験できる」という情報だけで判断せず、選考方法全体を見たうえで対策を考えることが大切です。

私立大学と国公立大学では「2教科」の意味が異なる

私立大学と国公立大学とでは、「2教科で受験できる」という言葉の意味合いが変わってきます。国公立大学では、個別試験(二次試験)が2教科以下であっても、共通テストで複数教科・科目を課されるのが一般的です。

つまり、「個別試験が2教科」であることと、「大学受験全体を2教科で終えられる」こととは、まったく別の意味になります。

「国語と英語だけ」「数学と理科だけ」で受けたいと考えている場合は、二次試験の科目数だけでなく、共通テストで必要な教科数まで必ず確認しておきましょう。

【科目別】2教科で受験できる大学の探し方

Image Etc (2)

ここからは、科目の組み合わせごとに、候補になりやすい学部や確認しておきたいポイントを紹介します。

※大学の募集要項では「教科」と「科目」が区別されています。この記事では検索時に一般的に使われる「2教科受験」という表記を中心に使いますが、出願時には必要な教科数・科目数の両方を確認してください。

使いたい教科 候補になりやすい分野 主な確認点
国語+英語 文学部・法学部・経済学部・国際系学部など 古文・漢文の有無
数学+理科 理学部・工学部・農学部・医療系学部など 数学・理科の指定範囲
英語+数学など 文系学部の一部・情報系学部など 必須科目と選択方法

表からもわかるように、組み合わせによって候補になりやすい分野は異なります。まずは自分の得意教科がどの分野と結びつきやすいかを把握しておくと、大学選びがスムーズになります。

国語と英語で受験できる大学

国語と英語の組み合わせは、私立文系を中心に比較的見つけやすい2教科受験のパターンです。文学部・法学部・経済学部・経営学部・国際系学部・教育系学部などで、この組み合わせが設定されているケースが多く見られます。

ただし、同じ「国語」でも大学によって出題範囲は異なります。現代文のみか、古文を含むか、漢文まで含むかによって、必要な勉強量は大きく変わってきます。加えて、英語資格を利用できるかどうか、小論文などが追加されるかどうかも確認しておきたいポイントです。

大学名・学部・方式の詳しい一覧は、以下の記事で紹介しています。

※記事によって対象年度が異なります。最新年度を確認したうえでご覧ください。

数学と理科で受験できる大学

理系受験生が検討することが多いのが、数学と理科の組み合わせです。ただし、国公立大学では、数学と理科だけで受験できる方式は非常に限られています。英語を加えた3教科型もあわせて検討すると、選択肢を広げやすくなります。

確認しておきたいのは、数学が数学Ⅰ・Aまでか、数学Ⅱ・B・Cや数学Ⅲまで含むかという点です。理科についても、基礎科目か専門科目か、物理・化学・生物のうちどれが指定されているかを確認しましょう。さらに、共通テストで英語や国語が必要になるかどうか、面接や実技が加わるかどうかも見ておく必要があります。

詳しい大学や方式については、以下の記事で解説しています。

※記事によって対象年度が異なります。最新年度を確認したうえでご覧ください。

英語と数学など、そのほかの組み合わせで受験できる大学

英語+数学、英語+地歴公民、国語+地歴公民など、そのほかの組み合わせも一部の大学で採用されています。例えば武蔵大学の「一般方式 2科目型」では、「英語」「選択」「国語」の中から2科目を選んで受験する仕組みがあります。3科目とも受験した場合は、高得点の2科目が合否判定に採用されます。

大学によって、指定された2科目だけを受験する方式と、3科目を受験して高得点の2科目を判定に使う方式があります。武蔵大学のように受験科目数を選べるケースもあるため、志望する学科ごとに判定方法まで確認しておきましょう。

参考:一般選抜入試「一般方式 2科目型」|武蔵大学

2教科受験はどんな人に向いている?選ぶ前の注意点

Image Etc

2教科受験にはメリットとデメリットの両方があります。ここでは、単純に良し悪しを並べるのではなく、「自分が選んでよいかどうか」を判断するための視点を紹介します。

以下のような条件に当てはまる人ほど、2教科受験との相性がよいといえます。

  • 使う2教科で安定して得点できる
  • 学びたい学部・分野が決まっている
  • 2教科型を含めて複数の受験校を確保できる
  • 配点や出題範囲との相性がよい
  • 3教科型も含めた併願計画を立てている

得意な2教科で安定して得点できる人に向いている

2教科受験に向いているのは、単に「2教科が好き」という人ではありません。模試や過去問で安定して合格最低点を狙える2教科を持っている人こそ、2教科受験との相性が良いといえます。

どちらか一方の教科だけに得点を依存していないか、本番形式の問題でも得点が安定しているかを確認しましょう。偏差値だけでなく、過去問の得点率で判断することをおすすめします。

受験勉強の開始が遅れた人にも選択肢になる

受験勉強のスタートが遅れてしまった人にとって、科目を絞ることは現実的な選択肢の一つになります。科目数を絞れば、1教科あたりにかけられる勉強時間が増え、基礎から過去問まで進めやすくなります。

ただし、「2教科に減らせば必ず間に合う」わけではありません。残りの期間、現在の得点、志望校の合格最低点を照らし合わせ、現実的に届くかどうかを冷静に判断する必要があります。

苦手科目を避けたいだけの人は慎重に判断する

「地歴が苦手だから」「英語を使いたくないから」という理由だけで方式を決めてしまうと、思わぬリスクにつながることがあります。科目を絞ることで受験できる大学・学部の幅が狭くなり、志望校を変更しにくくなる点には注意が必要です。

進学したい学部より科目条件を優先してしまうと、本来学びたかった分野から離れてしまう可能性もあります。まず学びたい分野を決め、そのなかから2教科型を探す順番を意識しましょう。

2教科型は高得点勝負になりやすい

2教科型は、科目数が少ない分だけ簡単になるとは限りません。

得意科目を持つ受験生が集まりやすく、高得点勝負になる場合があります。1教科の失敗を他教科でカバーしにくいことに加え、募集人数が少ない方式や後期日程に限られる方式もあります。

倍率の数字だけを見て難易度を判断しないよう気をつけましょう。

2教科で受験する大学の選び方と併願戦略

Image Etc (8)

ここからは、実際に受験校を決めるための具体的な手順を紹介します。大学一覧を眺めたあとに「どう選ぶか」「どう組み合わせるか」を整理していきましょう。

受験科目より先に学びたい学部・分野を決める

大学を選ぶときは、科目から入るのではなく、学びたい分野から決めることが基本です。「2教科で受けられる大学の中から選ぶ」のではなく、「進学したい大学に使える2教科型があるか」を確認する順番が大切です。

学びたい分野を決め、該当する大学・学部を探し、2教科型の有無を確認し、配点や日程を比較するという流れを意識しましょう。

教科名だけでなく出題範囲を確認する

教科名が同じでも、実際に必要な勉強量は大学によって異なります。「国語+英語で受けられる」とわかっても、古文や漢文が必要かどうかで対策の中身は大きく変わります。

下の表は、教科ごとに確認しておきたい出題範囲の項目をまとめたものです。

教科 確認する内容
国語 現代文・古文・漢文
数学 数学Ⅰ・A、Ⅱ・B・C、Ⅲ
理科 基礎科目・専門科目・指定科目
地歴公民 選択できる科目
英語 リスニング・英語資格・共通テスト利用

この表からわかるように、同じ教科名であっても確認すべき項目は多岐にわたります。募集要項の科目詳細まで目を通す習慣をつけておきましょう。

配点と得意教科の相性を確認する

同じ2教科であっても、配点の組み方によって有利不利は変わってきます。均等配点なのか、英語重視なのか、外部検定の換算があるのかによって、同じ得点力でも合否判定への影響は変わります。

模試や過去問の点数を、実際の配点に当てはめて比較してみましょう。例えば英語が得意な場合、英語の配点が高い方式のほうが有利になる可能性があります。

募集人数と実施時期を確認する

2教科型がどの入試日程に設定されているかも、必ず確認しておきたいポイントです。一般的な前期日程なのか、全学部統一入試なのか、後期や3月入試なのかによって、募集人数や難易度の傾向は変わります。

ほかの方式と併願できるか、試験日が重ならないかもあわせて確認しましょう。募集人数の少ない2教科型だけに受験校を依存させないことが大切です。

2教科型だけに絞らず3教科型も組み合わせる

2教科型だけに受験校を限定せず、3教科型も組み合わせて併願先を確保する方法もあります。

例えば英語・国語が得意な私立文系受験生であれば、第一志望を3教科型、併願校を2教科型にするといった組み合わせが考えられます。

理系の場合も、数学+理科だけに絞るのではなく、英語を加えた3教科型を残しておくことで、受験できる大学の幅を広げられます。

併願の考え方については、以下の記事も参考にしてください。

出願前に最新の募集要項を確認する

この記事はあくまで候補を探すための入り口として活用し、出願前には必ず大学公式の募集要項を確認しましょう。入試方式は年度によって変更されることがあるため、記事内の情報だけで出願を最終決定するのは避けてください。

対象学部・学科、入試方式名、必須教科と選択教科、出題範囲、配点、共通テストの必要科目、英語資格の条件、小論文や面接の有無、募集人数、試験日まで、一つずつ公式サイトで確認する習慣をつけておくと安心です。

2教科で受験できる大学に関するよくある質問

Image_etc

ここでは、2教科受験に関してよく寄せられる質問をまとめて紹介します。

2教科で受験できるのは偏差値が低い大学だけですか?

いいえ、難易度だけで決まるわけではありません。難関大学や中堅大学でも、一部の学部・入試方式に2教科型が設定されている例があります。

ただし、「大学全体」ではなく「特定の学部・方式」に限定されている場合が多いため、志望校の中でどの学部・方式が対象かを確認する必要があります。

いつから2教科に絞って勉強してもよいですか?

時期だけで一律に判断できるものではありません。志望校と併願校がある程度固まり、必要教科が確認でき、過去問で合格圏が見えてきた段階で判断するのが望ましいでしょう。

出願校が固まる前に3教科目を完全に手放してしまうと、後から志望校を変更しにくくなる点には注意が必要です。

英検®を利用すれば実質1教科で受験できますか?

英検®などの資格を得点換算や出願資格として使うことで、独自試験が実質1教科になる方式は存在します。

ただし、級の合否で判定するのかCSEスコアで換算するのか、得点換算なのか加点なのかによって仕組みは異なります。小論文や面接が別途加わるケースもあるため、資格を使う方式であっても選考全体を確認しておく必要がある点に留意しておきましょう。

英検®を活用できる大学については、以下の記事でも詳しく紹介しています。

まとめ 2教科受験は入試方式と併願方法まで確認しよう

Image Etc (1)

2教科で受験できる大学や入試方式は、確かに存在します。ただし、大学独自試験を2教科受ける方式、共通テストを利用する方式、高得点の2教科を採用する方式など、仕組みは一つではありません。

国語+英語や数学+理科といった具体的な大学名は、それぞれの関連記事で確認できます。大切なのは、「2教科だから簡単」と考えず、出題範囲や配点、募集人数、試験日まで比較したうえで志望校を選ぶことです。

科目だけで進学先を決めるのではなく、まずは学びたい分野を優先し、その中から自分に合った2教科型を探しましょう。2教科型と3教科型を組み合わせて併願先を確保したうえで、出題範囲や配点、募集人数、試験日を比較し、最終的には大学公式の募集要項を確認して出願を決めることが大切です。

まずは自分が使いたい2教科を整理し、該当する大学・学部を確認しましょう。

執筆者プロフィール

塾選ジャーナル編集部のサムネイル画像
編集部
塾選ジャーナル編集部

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

最大12,000円分プレゼント
目的や性格について回答するだけ!簡単10秒!ぴったりの塾を診断
塾選で塾を探す